JP5060608B2 - アクセルペダル装置 - Google Patents
アクセルペダル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5060608B2 JP5060608B2 JP2010217665A JP2010217665A JP5060608B2 JP 5060608 B2 JP5060608 B2 JP 5060608B2 JP 2010217665 A JP2010217665 A JP 2010217665A JP 2010217665 A JP2010217665 A JP 2010217665A JP 5060608 B2 JP5060608 B2 JP 5060608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction member
- movable friction
- pedal
- accelerator pedal
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05G—CONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
- G05G1/00—Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
- G05G1/30—Controlling members actuated by foot
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K26/00—Arrangements or mounting of propulsion unit control devices in vehicles
- B60K26/02—Arrangements or mounting of propulsion unit control devices in vehicles of initiating means or elements
- B60K26/021—Arrangements or mounting of propulsion unit control devices in vehicles of initiating means or elements with means for providing feel, e.g. by changing pedal force characteristics
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/02—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by hand, foot, or like operator controlled initiation means
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20528—Foot operated
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20528—Foot operated
- Y10T74/20534—Accelerator
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20528—Foot operated
- Y10T74/2054—Signal
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20576—Elements
- Y10T74/20888—Pedals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
これにより、ペダル荷重の特性としては、休止位置で最小幅になりかつ最大踏み込み位置で最大幅となるヒステリシスが得られることになる。また、発生する摩擦力は、摺動案内路内の摺動面に対して作用し、ペダルアームが摩擦力発生機構に作用する方向に対して、ペダルアームの受ける反作用の方向が一致(180°反対の方向)するため、例えばペダルアームを支持するペダル軸等の構成部品に無理な力が加わることもなく、作動の信頼性が高まる。
特に、ペダルアームの踏み込み荷重により最大踏み込み位置に向けて可動摩擦部材が移動するとき、その移動量に応じて戻しスプリングの付勢力も大きくなるため、可動摩擦部材が摺動案内路(摺動面)に押し付けられる押付力、すなわち、摩擦力もその移動量に応じて増加し、一方、戻しスプリングの付勢力により休止位置に向けて可動摩擦部材が移動するとき、その移動量に応じて戻しスプリングの付勢力も小さくなるため、可動摩擦部材が摺動案内路(摺動面)に押し付けられる押付力、すなわち、摩擦力もその移動量に応じて減少する。具体的には、第1当接部材と第2当接部材との間に可動摩擦部材が挟持された状態で、ペダルアームから第1当接部材に踏み込み荷重が作用して最大踏み込み位置に向け移動するとき、戻しスプリングの付勢力に抗して可動摩擦部材が移動しつつ摩擦力を増加させ、一方、戻しスプリングから第2当接部材に付勢力が作用して休止位置に向け移動するとき、可動摩擦部材が移動しつつ摩擦力を減少させる。
この構成によれば、可動摩擦部材は円筒状の摺動案内路内を往復動し、可動摩擦部材が径方向外側に向けて押し付けられることで摩擦力を発生する。
この構成によれば、ペダルアームが休止位置に向けて戻る際に、仮に可動摩擦部材、第1当接部材、あるいは第2当接部材がスティックして元の位置に戻らない場合が生じても、ペダルアームは確実に休止位置に戻ることになる。
アクセルポジションセンサ30は、ブラケット10に固定されており、その回転軸に固着されたレバー31が、ペダルアーム12の一部に連結されている。そして、ペダルアーム12が揺動すると、この揺動変位がレバー31を介して回動変位に変換され、アクセルポジションセンサ30は、その回転軸の角度変位としてアクセルペダル13の踏み込み量を検知するようになっている。尚、アクセルポジションセンサ30は接触抵抗式のものであり、その構造は既知であるため、ここでの説明は省略する。
また、可動摩擦部材22は、図5に示すように、ハウジング21(摺動案内路21a)により案内される方向の両側において、その中央部に向けてお互いに近づくように傾斜する第1傾斜面22a及び第2傾斜面22bを有している。すなわち、第1傾斜面22a及び第2傾斜面22bは、円錐の表面のうち裾部のみからなる表面形状をなし、中心側から外側に向かうにつれて厚みが厚くなるような断面形状となっている。
尚、ここでは、環状の可動摩擦部材22は、2箇所を切断して2つの半円弧部材として構成したが、これに限定されるものではなく、1箇所を切断して1つの環状部材として構成しても良く、又、複数箇所を切断して複数の円弧部材により構成しても良い。また、ここでは、可動摩擦部材22として環状のものを示したが、これに限らず分割された角形(四角)のものでも良い。
第2当接部材25は、図5に示すように、略キャップ状に形成されると共にその一側部において、可動摩擦部材22の第2傾斜面22bと適合(当接)するように、円錐の表面のうち裾部のみからなる表面形状をなす傾斜面25aが形成され、その他側部において戻しスプリング23の一端側を収容する凹部25bが形成されている。すなわち、第2当接部材25の傾斜面25aが第2傾斜面22bに当接されて押し付けられると、傾斜面25aのくさび作用により、環状の可動摩擦部材22は径方向外側に向かって押し広げられることになる。
第1当接部材24及び第2当接部材25は、図5中の二点鎖線にて及び図6にて示すように、可動摩擦部材22を両側から挟持する状態で組み付けられ、両者は可動摩擦部材22から離れることなく当接した状態で移動することになる。
ここで、上記第1傾斜面22a及び傾斜面24aの法線と可動摩擦部材22の移動方向とのなす角度がθ1、上記第2傾斜面22b及び傾斜面25aの法線と可動摩擦部材22の移動方向とのなす角度がθ2となるように設定されている。
したがって、アクセルペダル13(ペダルアーム12)が踏み込まれるとき、可動摩擦部材22は最大踏み込み位置に向けて(図6中の左側に向けて)移動することになり、このとき、可動摩擦部材22には、移動方向と直交する方向に変位させるべく押し付ける(ハウジング21の内周面(内壁面)21aに向けて押し付ける)押付力として、N1=Ftanθ1、N2=Ftanθ2が作用する。すなわち、アクセルペダル13が踏み込まれて、可動摩擦部材22が最大踏み込み位置に(図6中の左側に)向けて移動する際に、摺動面の動摩擦係数をμとすると、移動方向と反対の向きに(図6中の右向きに)摩擦力f1=μN1+μN2が作用することになる。
一方、アクセルペダル13(ペダルアーム12)が踏み込む前の休止位置に向けて戻されるとき、可動摩擦部材22は休止位置に向けて(図6中の右側に向けて)移動することになり、このとき、可動摩擦部材22には、移動方向と直交する方向に変位させるべく押し付ける(ハウジング21の内周面(内壁面)21aに向けて押し付ける)押付力として、同様にN1=Ftanθ1、N2=Ftanθ2が作用する。
この力関係を図7に基づいて説明すると、踏み込み荷重F及び付勢力Fはアクセルペダル13の踏込み量(x)の1次関数として表されるため、休止位置から最大踏み込み位置に向かう際の摩擦力f1は、
f1=μF(x)(tanθ1+tanθ2)
で表される。したがって、休止位置(x=0)の時点では、
f1(0)=μF(0)(tanθ1+tanθ2)
の摩擦力が作用し、一方、最大踏み込み位置(x=max)に至る時点では、
f1(max)=μF(max)(tanθ1+tanθ2)
の摩擦力が作用することになる。このとき、
f1(max)>f1(0)
の関係にあるため、ペダルアーム12が最大踏み込み位置に向けて移動する際にその移動量(x)に応じて、発生する摩擦力f1は直線的に増加することになる。
一方、アクセルペダル13すなわちペダルアーム12が、最大踏み込み位置から休止位置に向かう際の摩擦力f2は、
f2=−μF(x)(tanθ1+tanθ2)
で表される。したがって、最大踏み込み位置(x=max)の時点では、
f2(max)=−μF(max)(tanθ1+tanθ2)
の摩擦力が作用し、一方、休止位置(x=0)に至る時点では、
f2(0)=−μF(0)(tanθ1+tanθ2)
の摩擦力が作用することになる。このとき、
│f2(max)│>│f2(0)│
の関係にあるため、ペダルアーム12が休止位置に向けて移動する際にその移動量(x)に応じて、発生する摩擦力f2は直線的に減少することになる。
したがって、従来のワイヤー付きアクセルペダル装置の場合と類似した踏力特性が得られ、これにより、好ましい操作フィーリング、レスポンス特性、車両の制御性等が得られる。
先ず、アクセルペダル13が踏み込まれていない状態で、ペダルアーム12(及びアクセルペダル13)は休止位置(スロットルバルブの全閉状態に対応する位置)に位置している。このとき、ペダルアーム12には、復帰スプリング14の付勢力及び戻しスプリング23の付勢力の合力F0(0)が休止位置に向けて作用している。
この休止位置にある状態から、アクセルペダル13が踏まれてペダルアーム12が最大踏み込み位置に向けて移動し始めると、ペダルアーム12の自由端部12a(12a´)から第1当接部材24に踏み込み荷重Fが作用すると共に、第2当接部材25に戻しスプリング23の付勢力Fが反力として作用する。と同時に、摩擦力f1が作用し始める。このとき、P1の位置における踏力(ペダル荷重)は、f1(0)+F0(0)となる。
続いて、アクセルペダル13がさらに踏み込まれると、踏力はf1+F0の線に沿って増加し、最大踏み込み位置P2に達した時点で、その踏力はf1(max)+F0(max)となり、最大値を示すことになる。
続いて、アクセルペダル13が戻され続けると、踏力はf2+F0の線に沿って減少し、休止位置P4に達した時点で、その踏力はf2(0)+F0(0)となり、最小値を示すことになる。
アクセルペダル13の踏み込み及び戻し動作が行なわれると、踏力は上記ヒステリシスに沿って変化することになる。
ところで、可動摩擦部材22、第1当接部材24、あるいは第2当接部材25が、仮にハウジング21内でスティックして戻らなくなった場合でも、ペダルアーム12の自由端部12a(12a´)は、第1当接部材24に対して係合及び離脱自在に構成されているため、復帰スプリング14の付勢力により、アクセルペダル13及びペダルアーム12は、必ず休止位置に戻されることになる。
したがって、アクセルポジションセンサ30によりアクセルペダル13の作動状態を検知する際のフェールセーフ機能が確保されることになる。
この実施形態に係るアクセルペダル装置は、図9に示すように、自動車等の車体49に固定されるブラケット50、ブラケット50に固定されたペダル軸51、ペダル軸51により揺動自在に支持されたペダルアーム52、運転者が踏力を及ぼすアクセルペダル53、ペダル軸51の周りに配置された復帰スプリング54、ペダル軸51よりも上方の領域においてペダルアーム52に固着されたレバー55、レバー55の上端部(ペダルアーム52の自由端部に相当する部分)55aの領域に配置された摩擦力発生機構60、アクセルペダル53の踏み込み量を検知するアクセルポジションセンサ(不図示)等を、その基本構成として備えている。
アクセルポジションセンサは、ブラケット50に固定されており、そのセンサ駆動ピン70が、図9ないし図11に示すように、当接部材56と共にレバー55の自由端部(上端部)55aに連結されている。そして、ペダルアーム52が揺動すると、この揺動変位がセンサ駆動ピン70を介してアクセルポジションセンサへ取り込まれ、アクセルペダル53の踏み込み量を検知するようになっている。尚、アクセルポジションセンサは接触抵抗式のものであり、その構造は既知であるため、ここでの説明は省略する。
したがって、ハウジング61の内壁面61cが摺動面として作用し、第1可動摩擦部材63及び第2可動摩擦部材64を摺動自在に案内する摺動案内路を形成している。また、ハウジング61の下側には、図10及び図11に示すように、長尺な切り欠き(スリット)61dが形成されており、切り欠き61dを通して、ペダルアーム52の自由端部、すなわち、レバー55の自由端部55a及び当接部材56がハウジング61の内部に往復動自在に挿入されている。尚、ハウジング61の側壁には、センサ駆動ピン70の取り付け及び移動を許容するための切り欠き(不図示)が形成されている。
第2可動摩擦部材64は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、図13に示すように、略矩形形状をなす本体部64a、本体部64aの上側に一体的に形成されてハウジング61の内壁面61cに沿う方向に伸長する2本の接触アーム64b、接触アーム64bの伸長方向に対してその法線のなす角度がθとなるように形成された第2傾斜面64c、本体部64aの略中央部において先端が閉鎖するように形成された筒状部64d等により形成されている。
戻しスプリング65は、図10及び図11に示すように、圧縮型のコイルスプリングで直径の大きい第1戻しスプリング65a、同様に圧縮型のコイルスプリングで直径の小さい第2戻しスプリング65bにより構成され、第2可動摩擦部材64とエンドプレート62との間に配置されている。このように、戻しスプリング65を、二つのコイルスプリングにより構成することで、付勢力を設定する際の自由度が増加し、又、装置の小型化も行なうことができる。
したがって、アクセルペダル13(ペダルアーム12)が踏み込まれるとき、第1可動摩擦部材63及び第2可動摩擦部材64は最大踏み込み位置に向けて(図14中の右側に向けて)移動することになり、このとき、第1可動摩擦部材63を下向きにかつ第2可動摩擦部材64を上向きに、お互いを遠ざけるようにハウジング61の内壁面61cに向けて押し付ける押付力として、N=Ftanθが作用する。
すなわち、アクセルペダル53が踏み込まれて、第1可動摩擦部材63及び第2可動摩擦部材64が最大踏み込み位置に(図14中の右側に)向けて移動する際に、第1可動摩擦部材63及び第2可動摩擦部材64と摺動案内路(内壁面)61cとの間には、摺動面の動摩擦係数をμとすると、移動方向と反対の向きに(図14中の左向きに)摩擦力f1=μN、すなわち、f1=μFtanθが作用することになる。
一方、アクセルペダル53(ペダルアーム52)が踏み込む前の休止位置に向けて戻されるとき、第1可動摩擦部材63及び第2可動摩擦部材64は、戻しスプリング65の付勢力Fにより休止位置に向けて(図14中の左側に向けて)移動することになり、このとき、前述同様に第1可動摩擦部材63を下向きにかつ第2可動摩擦部材64を上向きに、それぞれを押し付ける押付力として、N=Ftanθが作用する。
この力関係を説明すると、ペダルアーム52の荷重F及び戻しスプリング65の付勢力(反力)Fはアクセルペダル53の踏み込み量(x)の1次関数として表されるため、休止位置から最大踏み込み位置に向かう際の摩擦力f1は、
f1=μF(x)tanθ
で表される。したがって、休止位置(x=0)の時点では、
f1(0)=μF(0)tanθ
の摩擦力が作用し、一方、最大踏み込み位置(x=max)に至る時点では、
f1(max)=μF(max)tanθ
の摩擦力が作用することになる。このとき、
f1(max)>f1(0)
の関係にあるため、ペダルアーム52が最大踏み込み位置に向けて移動する際にその移動量(x)に応じて、発生する摩擦力f1は直線的に増加することになる。
一方、アクセルペダル53すなわちペダルアーム52が、最大踏み込み位置から休止位置に向かう際の摩擦力f2は、
f2=−μF1(x)tanθ
で表される。
したがって、最大踏み込み位置(x=max)の時点では、
f2(max)=−μF(max)tanθ
の摩擦力が作用し、一方、休止位置(x=0)に至る時点では、
f2(0)=−μF(0)tanθ
の摩擦力が作用することになる。このとき、
│f2(max)│>│f2(0)│
の関係にあるため、ペダルアーム52が休止位置に向けて移動する際にその移動量(x)に応じて、発生する摩擦力f2は直線的に減少することになる。すなわち、前述の図7に示すものと同様の摩擦力が得られることになる。
さらに、上記摩擦力可変手段により得られる摩擦力f1,f2と、復帰スプリング54の付勢力、遊び荷重用スプリング66の付勢力、及び戻しスプリング65の付勢力とを重ね合わせると、アクセルペダル53の踏力(ペダル荷重)特性は、図15に示すようなヒステリシスとして得られることになる。すなわち、最大踏み込み位置に向かう往路と休止位置に戻る復路とにおいて、休止位置側ではヒステリシスが小さく(幅狭)なり、レスポンス、操作フィーリング等が良好になり、又、アクセルペダル53の戻り不良に対する余裕代を大きくすることができる。一方、最大踏み込み位置側ではヒステリシスが大きく(幅広)になり、車両(エンジン)の制御性が良好になる。
先ず、アクセルペダル53が踏み込まれていない状態で、ペダルアーム52(及びアクセルペダル53)は休止位置(スロットルバルブの全閉状態に対応する位置)に位置している。このとき、ペダルアーム52には、復帰スプリング54及び遊び荷重用スプリング66の付勢力が作用し、図10に示すように、当接部材56がハウジング61の閉鎖壁部61aに当接し、休止位置に停止している。
また、図10に示すように、第2可動摩擦部材64は、戻しスプリング65の付勢力により付勢されて、その腕部64bの一端部がハウジング61の閉鎖壁部61aに形成されたストッパ61a´に当接し、休止位置に停止している。さらに、第1可動摩擦部材63は、遊び荷重用スプリング66により付勢されて、第2可動摩擦部材64から離脱すると共に当接部材56に当接し、休止位置に停止している。
この移動行程においては、第1可動摩擦部材63はハウジング61の摺動案内路(内壁面)61cを摺動するが、この摺動による摩擦力は極力小さくなるように設定されている。
さらに、アクセルペダル53が踏み込まれると、第1可動摩擦部材63及び第2可動摩擦部材64は、図11中右向きに移動し始めると共に、第1可動摩擦部材63の第1傾斜面63cと第2可動摩擦部材64の第2傾斜面64cとのくさび作用により、第1可動摩擦部材63の腕部63b及び第2可動摩擦部材64の腕部64bとハウジング61の摺動案内路(内壁面)61cとの間には、図11中左向きに摩擦力f1が作用し始める。そして、アクセルペダル53の踏力は、f1+F0の線に沿って増加し、最大踏み込み位置P2に達した時点で、その踏力はf1(max)+F0(max)となり、最大値を示すことになる。
アクセルペダル53の踏み込み及び戻し動作が行なわれると、踏力は図15に示すヒステリシスに沿って変化することになる。
ところで、第2可動摩擦部材64あるいは第1可動摩擦部材63が、仮にハウジング61内でスティックして戻らなくなった場合でも、ペダルアーム52の自由端部52aすなわちレバー55の上端部55aに取り付けられた当接部材56は、第1可動摩擦部材63に対して係合及び離脱自在に構成されているため、復帰スプリング54の付勢力により、アクセルペダル53及びペダルアーム52は、必ず休止位置に戻されることになる。
したがって、アクセルポジションセンサによりアクセルペダル53の作動状態を検知する際のフェールセーフ機能が確保されることになる。
この実施形態に係るアクセルペダル装置は、図16ないし図18に示すように、自動車等の車体90に固定されるブラケット100、ブラケット100に一体的に形成されたハウジング110、ハウジング110を覆うカバー120、ハウジング110及びカバー120に回動自在に支持されたペダル軸130、ペダル軸130に固着されて揺動自在に支持されたペダルアーム140、運転者が踏力を及ぼすアクセルペダル150、ペダル軸130の周りに配置された復帰スプリング160、ペダルアーム140の自由端部141の領域に配置された摩擦力発生機構170、アクセルペダル150の踏み込み量を検知するアクセルポジションセンサ180、センサコネクタ190等を、その基本構成として備えている。
ここでは、円弧状溝115の中心をC点としたため、外側環状溝113にできるだけ近付けて形成でき、これにより、装置の小型化を行うことができる。尚、円弧状溝115の中心をペダル軸130と一致させることも可能であり、この場合、ペダルアーム140の自由端部141の移動軌跡が円弧状溝115の曲率と一致するため、より確実な係合動作が行われる。
また、円弧状溝115は、図17に示すように、略中間部分から左側が幅広くかつ右側が幅狭に形成されて、その境界部分において段差部115aが形成されている。外側環状溝113には、その一部から径方向外側に向かう掛止溝113aが形成されており、後述する戻しスプリング173の一端部173aを掛止できるようになっている。内側環状溝112には、その一部から径方向内側に向かう掛止溝112aが形成されており、復帰スプリング160の一端部161を掛止できるようになっている。
そして、アクセルペダル150の踏み込み量を調整することにより、ペダルアーム140がペダル軸130回りに揺動して、休止位置(図16中の実線にて示す位置)と最大踏み込み位置(図16中の二点鎖線にて示す位置)との間を移動し、摩擦力発生機構170に及ぼす荷重が調整されるようになっている。また、ペダルアーム140の自由端部141は、後述する第1可動摩擦部材171に当接するように配置されて、第1可動摩擦部材171に対する係合及び離脱が確実に行なわれるようになっており、又、ハウジング110に埋設されたゴム部材200に当接して、休止位置に停止するようになっている。
ここで、ハウジング110の円弧状溝115の内壁面は摺動面として作用し、第1可動摩擦部材171及び第2可動摩擦部材172を摺動自在に案内する摺動案内路を形成している。尚、ハウジング110の下側には、図18に示すように、長尺な切り欠き(スリット)110aが形成されており、ペダルアーム140に一体的に固着されたペダル軸130が取り付けられ、カバー120により覆われた状態で、切り欠き110aを通して、ペダルアーム140の下側連結部143がハウジング110の外部に露出するようになっている。
第2可動摩擦部材172は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、図22に示すように、円弧状溝115と同一の曲率をなす円弧面172a,172b、円弧面172a,172bの接線に対してその法線のなす角度がθとなるように形成された第2傾斜面172c、第2傾斜面172cと反対側に形成された背面172d、第2傾斜面172cに開口するように形成された筒状穴172e等により形成されている。
尚、遊び荷重用スプリング174の付勢力は、最も圧縮された状態において、最も伸びた状態にある戻しスプリング173の付勢力よりも小さいか若しくは同等となるように設定されている。
戻しスプリング173は、図23及び図24に示すように、ステンレス等の材料により形成された捩りスプリングであり、ハウジング110の外側環状溝113に収容された状態で、掛止溝113aに掛止される一端部173a、第2可動摩擦部材172の背面172dに掛止される他端部173bを備えている。そして、第2可動摩擦部材172を元の休止位置に向けて(図17に示す位置に向けて)復帰させるための付勢力を及ぼしている。
したがって、アクセルペダル150(ペダルアーム140)が踏み込まれるとき、第1可動摩擦部材171及び第2可動摩擦部材172は最大踏み込み位置に向けて(図25中の左側に向けて)移動することになり、このとき、第1可動摩擦部材171を下向きにかつ第2可動摩擦部材172を上向きに、お互いを遠ざけるように押し付ける(円弧状溝115の内壁面に向けて押し付ける)押付力として、N=Ftanθが作用する。
一方、アクセルペダル150(ペダルアーム140)が踏み込む前の休止位置に向けて戻されるとき、第1可動摩擦部材171及び第2可動摩擦部材172は、戻しスプリング173の付勢力Fにより休止位置に向けて(図25中の右側に向けて)移動することになり、このとき、前述同様に第1可動摩擦部材171を下向きにかつ第2可動摩擦部材172を上向きに、それぞれを押し付ける押付力として、N=Ftanθが作用する。
すなわち、アクセルペダル150の踏み込みが戻されて、第1可動摩擦部材171及び第2可動摩擦部材172が休止位置に(図25中の右側に)向けて移動する際に、第1可動摩擦部材171及び第2可動摩擦部材172と円弧状溝115の内壁面との間には、摺動面の動摩擦係数をμとすると、移動方向と反対の向きに(図25中の左向きに)摩擦力f2=−μN、すなわち、f2=−μFtanθが作用することになる。
f1=μF(x)tanθ
で表される。したがって、休止位置(x=0)の時点では、
f1(0)=μF(0)tanθ
の摩擦力が作用し、一方、最大踏み込み位置(x=max)に至る時点では、
f1(max)=μF(max)tanθ
の摩擦力が作用することになる。このとき、
f1(max)>f1(0)
の関係にあるため、ペダルアーム140が最大踏み込み位置に向けて移動する際にその移動量(x)に応じて、発生する摩擦力f1は直線的に増加することになる。
一方、アクセルペダル150すなわちペダルアーム140が、最大踏み込み位置から休止位置に向かう際の摩擦力f2は、
f2=−μF1(x)tanθ
で表される。したがって、最大踏込み位置(x=max)の時点では、
f2(max)=−μF(max)tanθ
の摩擦力が作用し、一方、休止位置(x=0)に至る時点では、
f2(0)=−μF(0)tanθ
の摩擦力が作用することになる。このとき、
│f2(max)│>│f2(0)│
の関係にあるため、ペダルアーム140が休止位置に向けて移動する際にその移動量(x)に応じて、発生する摩擦力f2は直線的に減少することになる。すなわち、前述の第7図に示すものと同様の摩擦力が得られることになる。
さらに、上記摩擦力可変手段により得られる摩擦力f1,f2と、復帰スプリング160の付勢力、遊び荷重用スプリング174の付勢力、及び戻しスプリング173の付勢力とを重ね合わせると、アクセルペダル150の踏力(ペダル荷重)特性は、前述の図15に示すようなヒステリシスとして得られることになる。すなわち、最大踏み込み位置に向かう往路と休止位置に戻る復路とにおいて、休止位置側ではヒステリシスが小さく(幅狭)なり、レスポンス、操作フィーリング等が良好になり、又、アクセルペダル150の戻り不良に対する余裕代を大きくすることができる。一方、最大踏み込み位置側ではヒステリシスが大きく(幅広)になり、車両(エンジン)の制御性が良好になる。
先ず、アクセルペダル150が踏み込まれていない状態で、ペダルアーム140(及びアクセルペダル150)は休止位置(スロットルバルブの全閉状態に対応する位置)に位置している。このとき、ペダルアーム140には、復帰スプリング160及び遊び荷重用スプリング174の付勢力が作用し、図17に示すように、その自由端部141がハウジング110に埋設されたゴム部材200に当接し、休止位置に停止している。
また、第2可動摩擦部材172は、戻しスプリング173の付勢力により付勢されて、その第2傾斜面172cの上端部が円弧状溝115の段差部115aに当接し、休止位置に停止している。さらに、第1可動摩擦部材171は、遊び荷重用スプリング174により付勢されて、第2可動摩擦部材172から離脱すると共にその背面171bがペダルアーム140の自由端部141に当接し、休止位置に停止している。
さらに、アクセルペダル150が踏み込まれると、第1可動摩擦部材171及び第2可動摩擦部材172は、図17中左向きに移動し始めると共に、第1可動摩擦部材171の第1傾斜面171cと第2可動摩擦部材172の第2傾斜面172cとのくさび作用により、第1可動摩擦部材171の円弧面171a及び第2可動摩擦部材172の円弧面172bと円弧状溝115の内壁面との間には、図17中右向きに摩擦力f1が作用し始める。そして、アクセルペダル150の踏力は、f1+F0の線に沿って増加し、最大踏み込み位置P2に達した時点で、その踏力はf1(max)+F0(max)となり、最大値を示すことになる。
尚、最大踏み込み位置に向けて移動する際に、第1可動摩擦部材171の外側の円弧面171bは、その一部が円弧状溝115の外側の内壁面から離れることになるが、くさび作用により円弧状溝115の内側の内壁面に向けて押し付けられているため、安定して移動することができる。
アクセルペダル150の踏み込み及び戻し動作が行なわれると、踏力は図15に示すヒステリシスに沿って変化することになる。
したがって、アクセルポジションセンサ180によりアクセルペダル150の作動状態を検知する際のフェールセーフ機能が確保されることになる。
この実施形態に係るアクセルペダル装置においては、図26及び図27に示すように、ハウジング110に形成された円弧状溝215が、略中央部よりも右寄りに位置において段差部215aを有し、段差部215aを境に、左側が幅広かつ右側が幅狭の溝に形成され、第1可動摩擦部材271及び第2可動摩擦部材272を摺動自在に案内する摺動案内路を形成している。
第2可動摩擦部材272は、含油ポリアセタール等の高摺動性材料により形成されており、図27に示すように、円弧状溝215と同一の曲率をなす円弧面272a,272b、円弧面272a,272bの接線に対してその法線のなす角度がθとなるように形成された第2傾斜面272c、第2傾斜面272cと反対側に形成された背面272d等により形成されている。
この休止位置にある状態から、アクセルペダル150が踏み込まれてペダルアーム140が最大踏込み位置に向けて移動し始めると、ペダルアーム140の自由端部141が、遊び荷重用スプリング174を圧縮させつつ(図26中左向きに)移動し始め、所定の距離だけ移動した時点で第1可動摩擦部材271の背面271dに当接する。
尚、最大踏み込み位置に向けて移動する際に、第1可動摩擦部材271の外側の円弧面271bは、常に円弧状溝215の外側の内壁面に沿って移動するため、より一層安定して移動することができる。
尚、その他の動作及び踏力ヒステリシスについては、前述の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上述べたように、本発明のアクセルペダル装置によれば、摩擦力発生機構として、摩擦力を発生する摺動面を画定する摺動案内路内において、ペダルアームが最大踏み込み位置に向けて移動する際に発生する摩擦力をその移動量に応じて増加させると共にペダルアームが休止位置に向けて移動する際に発生する摩擦力をその移動量に応じて減少させる摩擦力可変手段を設けたことにより、ペダル荷重の特性としては、休止位置側で小さく(幅狭)でかつ最大踏み込み位置側で大きく(幅広に)なるヒステリシスが得られる。
これにより、アクセルペダルのレスポンス、操作フィーリング、車両制御性等を向上させることができ、又、振動等を防止することができる。特に、発生する摩擦力は、摺動案内路内においてのみ作用するため、例えばペダルアームを支持するペダル軸等の如く摺動案内路の外部にある構成部品に対して負荷荷重として作用することはない。したがって、ペダル軸等に無理な力が加わることはなく、装置における作動の信頼性が向上する。
また、アクセルペダルの戻り不良に対する余裕代を大きくとることができ、これにより、確実な動作を保証することができる。
さらに、摩擦力可変手段を、円弧状に往復動自在な第1可動摩擦部材及び第2可動摩擦部材、円弧状の摺動案内路、捩りスプリング等からなる戻しスプリング等により構成することにより、構成部品の集約化が行なえ、より一層の装置の小型化を達成することができる。
等においても有用である。
11 ペダル軸
12 ペダルアーム
12a 上端部(自由端部)
13 アクセルペダル
14 復帰スプリング
20 摩擦力発生機構
21 ハウジング
22 可動摩擦部材
22a 第1傾斜面
22b 第2傾斜面
23 戻しスプリング
24 第1当接部材
24a 傾斜面
25 第2当接部材
25a 傾斜面
30 アクセルポジションセンサ
31 レバー
Claims (3)
- アクセルペダルから伝わる踏力により休止位置から最大踏み込み位置まで移動可能なペダルアームと、前記ペダルアームを揺動自在に支持するペダル軸と、前記ペダルアームを休止位置に向けて復帰させるべく付勢する復帰スプリングと、前記ペダルアームの移動に伴って摩擦力を発生する摩擦力発生機構とを備え、
前記摩擦力発生機構は、摩擦力を発生する摺動面を画定する摺動案内路と、前記ペダルアームが前記最大踏み込み位置に向けて移動する際に発生する摩擦力をその移動量に応じて増加させると共に前記ペダルアームが前記休止位置に向けて移動する際に発生する摩擦力をその移動量に応じて減少させるべく、前記摺動案内路内に配置されかつ前記ペダルアームの移動に応じて摩擦力を変化させる摩擦力可変手段を有し、
前記摩擦力可変手段は、前記ペダルアームから加えられる荷重により前記摺動案内路内を移動させられると共に前記荷重に応じてその移動方向と直交する方向に変位するべく前記摺動面に押し付けられる可動摩擦部材と、前記可動摩擦部材を前記ペダルアームの荷重と拮抗する向きに付勢する付勢力を発生すると共に前記付勢力に応じてその移動方向と直交する方向に変位させるべく前記摺動面に前記可動摩擦部材を押し付けつつ元の位置に戻す戻しスプリングを有し、
前記可動摩擦部材は、前記摺動案内路により案内される方向の両側において、その中央部に向けてお互いに近づくように傾斜する第1傾斜面及び第2傾斜面を有し、
前記可動摩擦部材と前記ペダルアームの自由端部との間には、前記第1傾斜面に当接する傾斜面を有する第1当接部材が配置され、
前記可動摩擦部材と前記戻しスプリングとの間には、前記第2傾斜面に当接する傾斜面を有する第2当接部材が配置されている、
ことを特徴とするアクセルペダル装置。 - 前記摺動案内路は、略円形の断面形状をなし、
前記可動摩擦部材は、前記摺動案内路の内周面に密接する略環状をなし、かつ、少なくとも一部が周方向を横切る向きに切断されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセルペダル装置。 - 前記ペダルアームの自由端部は、前記第1当接部材に対して係合及び離脱自在となっている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクセルペダル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010217665A JP5060608B2 (ja) | 1999-09-14 | 2010-09-28 | アクセルペダル装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26096799 | 1999-09-14 | ||
JP1999260967 | 1999-09-14 | ||
JP30521299 | 1999-10-27 | ||
JP1999305212 | 1999-10-27 | ||
JP2010217665A JP5060608B2 (ja) | 1999-09-14 | 2010-09-28 | アクセルペダル装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001523241A Division JP4724340B2 (ja) | 1999-09-14 | 2000-09-11 | アクセルペダル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011031884A JP2011031884A (ja) | 2011-02-17 |
JP5060608B2 true JP5060608B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=26544839
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001523241A Expired - Lifetime JP4724340B2 (ja) | 1999-09-14 | 2000-09-11 | アクセルペダル装置 |
JP2010217665A Expired - Fee Related JP5060608B2 (ja) | 1999-09-14 | 2010-09-28 | アクセルペダル装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001523241A Expired - Lifetime JP4724340B2 (ja) | 1999-09-14 | 2000-09-11 | アクセルペダル装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6745642B2 (ja) |
JP (2) | JP4724340B2 (ja) |
WO (1) | WO2001019638A1 (ja) |
Families Citing this family (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6622589B1 (en) * | 1999-11-19 | 2003-09-23 | Aptek Williams, Inc. | Manual control apparatus |
US6360631B1 (en) * | 2000-01-12 | 2002-03-26 | Dura Global Technologies, Inc. | Electronic throttle control accelerator pedal mechanism with mechanical hysteresis provider |
US8990367B2 (en) * | 2006-09-29 | 2015-03-24 | Dell Products L.P. | Consistent binding of shared storage across clustered servers |
EP1328420A4 (en) * | 2000-09-21 | 2009-03-04 | American Calcar Inc | TECHNIQUE FOR OPERATING A VEHICLE EFFECTIVELY AND SECURELY |
JP4743948B2 (ja) * | 2000-10-10 | 2011-08-10 | 株式会社ミクニ | アクセルペダル装置 |
JP2003237405A (ja) * | 2002-02-13 | 2003-08-27 | Mikuni Corp | アクセルペダルモジュール |
KR100471863B1 (ko) * | 2002-10-04 | 2005-03-08 | 현대자동차주식회사 | 답력 조절 기능을 갖춘 전자식 가속 페달 장치 |
CA2523860A1 (en) | 2003-05-29 | 2004-12-09 | Cts Corporation | Accelerator pedal for motorized vehicle |
US8528443B2 (en) * | 2004-05-27 | 2013-09-10 | Cts Corporation | Accelerator pedal for a vehicle and mounting rack therefor |
US8042430B2 (en) * | 2004-05-27 | 2011-10-25 | Cts Corporation | Accelerator pedal for a vehicle |
US20060179971A1 (en) * | 2005-01-18 | 2006-08-17 | Chuck Peniston | Pedal attachment apparatus and method |
US20060230875A1 (en) * | 2005-04-15 | 2006-10-19 | Jiyuan Ouyang | Pedal assembly having a hysteresis generating structure |
JP2007045286A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Denso Corp | アクセル装置 |
US7793566B2 (en) * | 2005-10-31 | 2010-09-14 | Grand Haven Stamped Products Company, Division Of Jsj Corporation | Pedal with hysteresis mechanism |
JP2007253869A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Denso Corp | アクセルペダル装置 |
JP4720711B2 (ja) * | 2006-04-12 | 2011-07-13 | 株式会社デンソー | アクセルペダル装置 |
US20080053265A1 (en) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Bannon Sean A | Pedal assembly |
KR100844561B1 (ko) * | 2006-12-08 | 2008-07-08 | 현대자동차주식회사 | 가속 페달 시스템 |
WO2008140771A1 (en) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Cts Corporation | Accelerator pedal for a vehicle |
RU2422875C1 (ru) * | 2007-06-12 | 2011-06-27 | Тойота Дзидося Кабусики Кайся | Устройство с педальным управлением |
JP4877139B2 (ja) * | 2007-08-07 | 2012-02-15 | 株式会社デンソー | アクセル装置 |
ITTO20070740A1 (it) * | 2007-10-19 | 2009-04-20 | Sistemi Comandi Meccanici S C | Pedale di comando per il controllo elettrico od elettronico di un attuatore di un autoveicolo. |
US20110100153A1 (en) * | 2008-05-08 | 2011-05-05 | Murray Kaijala | Accelerator Pedal Assembly |
JP5452108B2 (ja) * | 2008-10-06 | 2014-03-26 | 株式会社ミクニ | アクセルペダル装置 |
KR101050775B1 (ko) * | 2009-02-19 | 2011-07-21 | (주)오앤케이테크 | 차량용 전자식 가속페달 장치 |
JP5371147B2 (ja) * | 2009-05-20 | 2013-12-18 | 株式会社ミクニ | アクセルペダル装置 |
KR100930662B1 (ko) * | 2009-10-27 | 2009-12-09 | 주식회사 동희산업 | 차량용 전자식 가속페달의 히스테리시스 발생장치 |
CN102656535B (zh) * | 2009-12-03 | 2014-08-20 | 丰田自动车株式会社 | 枢转臂型操作装置 |
CN102822020B (zh) * | 2010-02-04 | 2015-04-01 | Ksr智财控股公司 | 用于电子制动系统的踏板组件 |
US8534157B2 (en) * | 2010-02-17 | 2013-09-17 | Ksr Technologies Co. | Electronic throttle control pedal assembly with hysteresis |
EP2613217B1 (en) | 2010-08-31 | 2017-10-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Reaction force pedal device |
JP5743789B2 (ja) * | 2011-08-02 | 2015-07-01 | 株式会社ミクニ | アクセルペダル装置 |
CN103842927B (zh) * | 2011-10-07 | 2016-10-05 | Cts公司 | 具有迟滞总成的车辆踏板总成 |
CN104011614B (zh) | 2011-12-27 | 2016-02-17 | 本田技研工业株式会社 | 反力踏板装置 |
JP5641370B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2014-12-17 | 株式会社デンソー | アクセル装置 |
US9829908B2 (en) * | 2013-04-15 | 2017-11-28 | Kongsberg Power Products Systems Ltd. | Bidirectional pedal assembly |
WO2015049823A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 本田技研工業株式会社 | アクセルペダル反力制御装置 |
JP6158671B2 (ja) * | 2013-10-04 | 2017-07-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用アクセルペダル装置 |
CN106314145B (zh) * | 2015-06-29 | 2019-01-29 | 长城汽车股份有限公司 | 一种车辆及其踏板总成 |
DE102015113679A1 (de) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | Ab Elektronik Gmbh | Pedalvorrichtung mit Dämpfung der Betätigung |
DE112017000712A5 (de) * | 2016-02-09 | 2018-10-31 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Hystereseelement zur Erzeugung einer definierten Reibkraft und Vorrichtung zur Kraftsimulation an einem Betätigungselement eines Fahrzeuges |
SE540815C2 (en) * | 2016-05-17 | 2018-11-20 | Cj Automotive Ab | A pedal feel simulating system for a motor vehicle |
FR3052886B1 (fr) * | 2016-06-16 | 2019-06-21 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Systeme de pedale pour commande d’un actionneur automatise, comportant une hysteresis |
JP6948127B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-10-13 | 株式会社ミクニ | アクセルペダル装置 |
DE102017104278A1 (de) * | 2017-03-01 | 2018-09-06 | HELLA GmbH & Co. KGaA | Pedalemulator für ein Kraftfahrzeug |
JP7197389B2 (ja) * | 2019-02-01 | 2022-12-27 | 株式会社ミクニ | アクセルペダル装置 |
CN117268778B (zh) * | 2023-08-23 | 2024-04-02 | 扬州东博电子科技有限公司 | 一种汽车加速踏板耐久度测试设备 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635385Y2 (ja) * | 1977-05-27 | 1981-08-20 | ||
DE4426549C2 (de) * | 1994-07-27 | 1999-05-20 | Mannesmann Vdo Ag | Fahrpedal mit Sollwertgeber |
US5768946A (en) * | 1994-10-11 | 1998-06-23 | Cts Corporation | Pedal with integrated position sensor |
GB9420957D0 (en) * | 1994-10-18 | 1994-12-07 | Lucas Ind Plc | Improvements in pedal assemblies for vehicle braking systems |
DE19536699A1 (de) * | 1995-09-30 | 1997-04-03 | Bosch Gmbh Robert | Fahrpedalmodul |
GB9604039D0 (en) * | 1996-02-26 | 1996-04-24 | Rearsby Automotive Ltd | Damped pedal mounting |
JPH1083224A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Denso Corp | 車両用アクセルペダル装置 |
DE19755098A1 (de) * | 1997-12-11 | 1999-06-17 | Mannesmann Vdo Ag | Pedal |
JP4148553B2 (ja) | 1998-02-20 | 2008-09-10 | 株式会社ミクニ | 車両用アクセルペダル機構 |
DE10020486A1 (de) * | 2000-04-26 | 2001-10-31 | Bosch Gmbh Robert | Fahrpedalmodul |
DE10212904A1 (de) * | 2001-03-23 | 2002-10-24 | Aisin Seiki | Beschleunigerpedalvorrichtung |
-
2000
- 2000-09-11 WO PCT/JP2000/006188 patent/WO2001019638A1/ja active Application Filing
- 2000-09-11 JP JP2001523241A patent/JP4724340B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-03-14 US US10/096,938 patent/US6745642B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2010
- 2010-09-28 JP JP2010217665A patent/JP5060608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011031884A (ja) | 2011-02-17 |
WO2001019638A1 (fr) | 2001-03-22 |
US20020100341A1 (en) | 2002-08-01 |
US6745642B2 (en) | 2004-06-08 |
JP4724340B2 (ja) | 2011-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5060608B2 (ja) | アクセルペダル装置 | |
EP0943835B1 (en) | pedal device for vehicle having a friction damper | |
KR100930662B1 (ko) | 차량용 전자식 가속페달의 히스테리시스 발생장치 | |
JP5466086B2 (ja) | アクセルペダル装置 | |
JP2008238908A (ja) | アクセルペダル装置 | |
KR101401403B1 (ko) | 히스테리시스 발생 페달 장치 | |
JP2002036904A (ja) | アクセルペダル装置 | |
US20060112931A1 (en) | Accelerator pedal device | |
JPH1083224A (ja) | 車両用アクセルペダル装置 | |
JP2004314677A (ja) | アクセル装置 | |
US8281682B2 (en) | Accelerator operating device | |
JP4465703B2 (ja) | アクセル装置 | |
JP4724382B2 (ja) | アクセルペダル装置 | |
US6332374B1 (en) | Accelerator position sensor | |
WO2016140262A1 (ja) | 反力出力装置 | |
JP2015120488A (ja) | アクセル装置 | |
WO2003068549A1 (fr) | Module de pedale d'accelerateur | |
JP5979170B2 (ja) | アクセル装置 | |
JP4877139B2 (ja) | アクセル装置 | |
JP2008183974A (ja) | アクセルペダル装置 | |
KR20190081295A (ko) | 차량 페달 장치 | |
JP2000326754A (ja) | 自動車用アクセルペダル装置 | |
JP3602295B2 (ja) | アクセル装置 | |
JP4078826B2 (ja) | ダンパ及びこのダンパを用いたアクセルペダル装置 | |
JP6376040B2 (ja) | 接合体、及び、その接合体を用いるアクセル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120629 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120703 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120803 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |