JP5056628B2 - 放射線撮影装置、およびその制御プログラム - Google Patents
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Description
すなわち、従来の構成によれば、検出器52における撮影範囲を変更させると、被検体の無用な放射線被曝を招来するという問題点がある。すなわち、オペレータが撮影範囲を広げようとして、放射線源51を天板53から離間させたり、コリメータ55を開けたりすると、確かに、オペレータの所望どおり放射線ビームBは幅広となる。しかし、これと同時に、放射線ビームBは、オペレータの予期せぬ方向にも広がってしまい、その分、被検体Mの無用な放射線被曝が招来される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、放射線を照射する放射線源と、放射線をコリメートして放射状の放射線ビームとする開閉自在のコリメータと、コリメータを駆動するコリメータ駆動手段と、放射線ビームを受光する放射線検出手段と、放射線源を回転させる放射線源回転手段とを備えた放射線撮影装置において、放射線検出手段の1部分である指定範囲を取得する指定範囲取得手段と、放射線ビームの中心が指定範囲の中心と一致するように放射線源を回転させる角度を割り出して、これを基に放射線源回転手段を制御する放射線源回転制御手段と、指定範囲を参照して、放射線検出手段に投影される放射線ビームの照射範囲と、指定範囲とが一致するようにコリメータの開度を割り出して、コリメータ駆動手段を制御するコリメータ駆動制御手段とを備えることを特徴とするものである。
まず、オペレータは、種々の検査種別から泌尿器検査を選択して、X線撮影装置1に検査種別を取得させる。具体的には、オペレータは、表示部19に表示された設定画像を通じて検査種別の設定を行うことになる。図4は、実施例1に係る設定画像の具体的な構成を説明している。図4に示すように、表示部19には、検査種別ごとのアイコン19aが表示されている。オペレータは、同じく表示部19に表示されたポインタ19pを移動させて、泌尿器検査を示すアイコン19aを選択する。すると、泌尿器検査に関する種々のプリセットモードが表示部19に表示される。オペレータは、この中から、例えば、尿管検査用、または膀胱検査用のプリセットモードを選択することになる。なお、表示部19におけるプリセットモードの表示方法としては、例えば、17inch×14inchなどのFPD3における撮影範囲が表示される。オペレータが、尿管検査用のプリセットモードKUGを選択すると、撮影範囲は、例えば、FPD3における17inch×14inchの一部分に限定される。この限定範囲のみにX線ビームが照射されるように、予めコリメータの開度を示す設定値が準備されており、コリメータ駆動制御部16は、この設定値に基づいてコリメータ14を駆動制御することができる。検査種別取得ステップS1が終了した時点で、支柱移動制御部9は、支柱7を被検体Mの体軸方向Aに移動させることにより、X線管4,およびFPD3を被検体Mの関心部位に隣接させる。いいかえれば、X線管4,およびFPD3を天板2の一端部2a側まで平行移動させる(図1参照)。
次に、被検体Mは、天板2に仰臥される。そして、被検体Mを開脚させ、その両脚を天板2の長手方向の一端部2aに設置された1対の脚置台20に載置させる。こうすることで、被検体Mに排尿させることが可能となる。
この時点で、オペレータは、この時点でFPD3の1部分である指定範囲を指定することで撮影範囲の大きさを再設定することができる。これにより、被検体Mの体格や、検査内容にあわせて、診断に好適なX線透視画像を得ることができるのである。具体的には、オペレータは、操作卓18に配置された選択ボタンを通じて、この設定を行うことになる。図5は、実施例1に係る操作卓の具体的な構成を説明している。図5に示すように、実施例1に係る操作卓18は、範囲選択ボタン18aと、SID選択ボタン18bと、コリメータ調節用のボリューム18cとを備えている。オペレータは、範囲選択ボタン18aのうちの1つを選択することで、撮影範囲の大きさを再設定することができる。このオペレータが指定した撮影範囲を便宜的に指定範囲と呼ぶ。なお、操作卓は、本発明の指定範囲取得手段、および指定距離取得手段に相当する。
また、被検体載置ステップS2が終了した時点で、オペレータは、FPD3とX線管4との鉛直方向に関する距離であるSID(source image distance)をも変更することが可能である。オペレータは、操作卓18に配置されたSID選択ボタン18bのうちの1つを選択することで、SIDを検査に好適なものへと再設定することができる。
次に、X線管移動制御部11は、X線管移動機構10を制御してSIDが指定距離となるようにX線管4をFPD3から離間・接近させる。この様にすることで、オペレータは、FPD3に写りこむ被検体Mの写像の大きさを変更することができる。なお、実施例1において、FPD3とX線管4との相対的な位置関係は、必ずしも、体軸方向A,または体側方向Sに関して変更される構成となっていなくともよい。実施例1においては、簡潔な説明のため、被検体Mの体軸方向AについてX線管4とFPD3との相対位置を変更できない汎用装置の構成を例示している。
次に、X線ビームが斜め方向に照射されるように、X線管4を検査に好適な傾斜角度まで回転させる。実施例1の構成では、X線管4の回転角度を指定範囲と指定距離から割り出す構成となっている。図6は、実施例1に係るX線管の回転制御を説明する模式図である。線分Vは、X線管4とFPD3における鉛直方向の離間距離であり、これが指定距離である。この指定距離は、オペレータが指定したSとなっているものとする。そして、オペレータが入力した指定範囲は、被検体Mの体軸方向AにおけるFPD3の全長2Lよりも短い2Dであるものとする。この指定範囲2Dは、天板2の一端部2aを撮影する目的で、天板2の一端部2aに隣接したFPD3における一端部3aを含むように設定される。なお、一端部3aについては、図1も参照されたい。
tanθ=(L−D)/S ……(1)
θ=arctan{(L−D)/S}……(2)
そして、今度は、コリメータ14の開度を調節する。具体的には、コリメータ14の開度は、FPD3におけるX線ビームの照射範囲が指定範囲2Dとなるように設定される。具体的には、1対の第1リーフ14aは、中心軸Cを基準として鏡像対称に駆動される。図7は、実施例1に係るコリメータの制御を説明する模式図である。コリメータ14を駆動制御するのに先立って、まず、図7に示すように、FPD3における指定範囲2Dの中心と、X線管4との中心軸Cに沿った距離Tを算出する。この距離Tは、次式のような簡単な幾何学計算により求められる。
T=S/cosθ ……(3)
そして、オペレータがX線照射の開始を指示すると、X線管制御部6は、X線管4に電流を供給し、X線ビームが被検体Mに向けて照射される。なお、このX線ビームは、パルス状となっている。こうして、被検体Mが排尿中のX線透視画像がFPD3に写りこむ。最後に、得られたX線透視画像、または動画が表示部19に表示され、検査は終了となる。
S4 指定距離取得ステップ
S5 X線管移動制御ステップ(放射線源移動制御ステップ)
S6 X線管回転制御ステップ(放射線源回転制御ステップ)
S7 コリメータ駆動制御ステップ
1 X線撮影装置(放射線撮影装置)
3 FPD(放射線検出手段)
4 X線管(放射線源)
10 X線管移動機構(放射線源移動手段)
11 X線管移動制御部(放射線源移動制御手段)
12 X線管回転機構(放射線源回転手段)
13 X線管回転制御部(放射線源回転制御手段)
14 コリメータ
15 コリメータ駆動機構(コリメータ駆動手段)
16 コリメータ駆動制御部(コリメータ駆動制御手段)
18 操作卓(指定範囲取得手段、指定距離取得手段)
Claims (4)
- 放射線を照射する放射線源と、前記放射線をコリメートして放射状の放射線ビームとする開閉自在のコリメータと、前記コリメータを駆動するコリメータ駆動手段と、前記放射線ビームを受光する放射線検出手段と、前記放射線源を回転させる放射線源回転手段とを備えた放射線撮影装置において、
前記放射線検出手段の1部分である指定範囲を取得する指定範囲取得手段と、
前記放射線ビームの中心が前記指定範囲の中心と一致するように放射線源を回転させる角度を割り出して、これを基に放射線源回転手段を制御する放射線源回転制御手段と、
前記指定範囲を参照して、前記放射線検出手段に投影される前記放射線ビームの照射範囲と、前記指定範囲とが一致するように前記コリメータの開度を割り出して、前記コリメータ駆動手段を制御するコリメータ駆動制御手段とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。 - 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
前記放射線源を移動させる放射線源移動手段と、
前記放射線検出手段と前記放射線源との距離である指定距離を取得する指定距離取得手段と、
前記放射線源と前記放射線検出手段との距離が前記指定距離となるように前記放射線源移動手段を制御する放射線源移動制御手段とを更に備え、
前記放射線源回転制御手段は、前記指定範囲に加えて前記指定距離を参照して前記角度を割り出し、
前記コリメータ駆動制御手段は、前記指定範囲に加えて、前記角度と、前記指定距離とを参照して前記コリメータの開度を割り出すことを特徴とする放射線撮影装置。 - 放射線を照射する放射線源と、前記放射線をコリメートして放射状の放射線ビームとする開閉自在のコリメータと、前記コリメータを駆動するコリメータ駆動手段と、前記放射線ビームを受光する放射線検出手段と、前記放射線源を回転させる放射線源回転手段とを備えた放射線撮影装置の制御プログラムにおいて、
前記放射線検出手段の1部分である指定範囲を取得する指定範囲取得ステップと、
前記放射線ビームの中心が前記指定範囲の中心と一致するように放射線源を回転させる角度を割り出して、これを基に放射線源回転手段を制御する放射線源回転制御ステップと、
前記指定範囲を参照して、前記放射線検出手段に投影される前記放射線ビームの照射範囲と、前記指定範囲とが一致するように前記コリメータの開度を割り出して、前記コリメータ駆動手段を制御するコリメータ駆動制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする放射線撮影装置の制御プログラム。 - 請求項3に記載の放射線撮影装置の制御プログラムにおいて、
前記放射線検出手段と前記放射線源との距離である指定距離を取得する指定距離取得ステップと、
前記放射線源と前記放射線検出手段との距離が前記指定距離となるように前記放射線源移動手段を制御する放射線源移動制御ステップとを更にコンピュータに実行させ、
前記放射線源回転制御手段ステップにおいては、前記指定範囲に加えて前記指定距離を参照して前記角度を割り出し、
前記コリメータ駆動制御ステップにおいては、前記指定範囲に加えて、前記角度と、前記指定距離とを参照して前記コリメータの開度を割り出すことを特徴とする放射線撮影装置の制御プログラム。
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