JP5056227B2 - イベントレコーダおよびイベントレコーダの時刻データ記録方法 - Google Patents

イベントレコーダおよびイベントレコーダの時刻データ記録方法 Download PDF

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本発明は、イベントレコーダおよびイベントレコーダの時刻データ記録方法に関するものである。
時刻データを内部メモリに記録する装置にはリアルタイムクロックがある。特許文献1に開示されたリアルタイムクロックは、計時回路、イベント検出回路およびイベント記憶メモリ等を備えている。計時回路は、秒、分、時、曜日、日および年を計時し、これらを時刻データとして記憶している。そしてリアルタイムクロックは、イベント検出回路でイベントの発生を検出すると、この固有のデータおよびイベントを検出した時点の時刻データをイベント記憶メモリに記憶している。
特開2003−132470号公報(5頁)
特許文献1に開示されたリアルタイムクロックは、計時している全ての桁(秒、分、時、曜日、日および年)をイベント記憶メモリに記憶している。このようなリアルタイムクロックでは、仮に、イベントの発生が殆どない状況、例えば、数日に1回程度しかイベント発生を検出しない状況があったときでも、計時している全ての桁を時刻データとして内部メモリに記録することになる。しかしながら、このときには、計時している全ての桁を記録する必要がない場合があり、例えば、数日に1回しか発生しないイベントを記録するのであれば、秒や分等の詳細な桁は必要としない場合がある。したがってリアルタイムクロックの用途に応じて、必要な桁のみを内部メモリに記録できればよく、計時している全ての桁を内部メモリに記録させると、この内部メモリの容量を多く使ってしまうという問題がある。
本発明は、メモリに記録される時刻のデータ量を減らして、メモリの容量を節約するイベントレコーダおよびイベントレコーダの時刻データ記録方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]計時を行って複数の桁からなる時刻データを生成する計時部と、前記時刻データを記録するメモリと、前記時刻データの前記複数の前記桁の一部の桁である記録桁を選択する記録桁設定手段と、前記計時部で計時した前記時刻データの前記複数の桁の中から前記記録桁設定手段で選択した前記記録桁を前記メモリに記録する制御を行う制御回路と、を備えたことを特徴とするイベントレコーダ。
これにより複数の時刻の桁の中から必要な時刻の桁のみを選択した時刻データ、すなわち分解能が調整された時刻データをメモリに記録できる。そしてメモリに記録される時刻データは、必要な桁のみを備えているので、データ容量を小さくできる。
[適用例2]適用例1に記載のイベントレコーダであって、前記制御回路の前段には、イベント発生を検出するイベント検出回路が接続されており、前記制御回路は、前記イベント発生の検出結果を前記イベント検出回路から入力して前記イベント発生を確認し、イ
ベントが発生した場合は前記記録桁設定手段で選択した前記記録桁のみを備えた前記時刻データと前記イベント発生とをメモリに記録してなる、ことを特徴とする記載のイベントレコーダ。
これによりイベント発生と、このイベント発生を検出した時刻のうち必要な桁のみを備えた時刻データとをイベント情報としてメモリに記録できる。また時刻データは分解能を調整してあるので、イベント情報のデータ容量を小さくできる。
[適用例3]適用例2に記載のイベントレコーダであって、前記イベント検出回路で検出された前記イベント発生を前記制御回路に入力する周期であるイベント検出周期を設定可能にしたことを特徴とするイベントレコーダ。
イベント検出回路はイベント発生を検出し、制御回路は、イベント検出回路で検出したイベント発生を入力する。この入力する周期(イベント検出周期)を設定できるようにしたので、このイベント検出周期とメモリに記録する時刻データの分解能を自由に設定でき、検出したいイベントに応じて時刻を最適な分解能に調整できる。
[適用例4]適用例2または3に記載のイベントレコーダであって、複数の周期と、前記メモリに記録する前記時刻データの前記記録桁の設定情報とを予め1対1に対応付けた周期対記録桁設定情報テーブルを有し、複数の前記周期の中からいずれか1つを選択し、選択した前記周期を前記イベント検出回路から前記制御回路に前記イベント発生を入力する周期として設定した場合、前記制御回路は選択した前記周期と1対1に対応した前記時刻データの前記記録桁を前記周期対記録桁設定情報テーブルに基づいて選択し設定してなる、ことを特徴とするイベントレコーダ。
これによりイベント発生を入力する周期(制御回路がイベント発生を検出する周期)を設定すると、メモリに記録する時刻の桁(記録桁)を自動的に設定できる。よってイベント発生の検出周期とメモリに記録する時刻の桁の設定手続が容易になる。
[適用例5]イベント発生を検出し時刻データをメモリに記録するイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、計時を行って複数の桁からなる前記時刻データを生成し、前記時刻データの複数の前記桁の一部の桁である記録桁を選択して、この記録桁のみの時刻データを前記メモリに記録することを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
これにより複数の時刻の桁の中から必要な時刻の桁のみを選択できるので、メモリに記録する時刻データの分解能を調整できる。そして分解能が調整された時刻データをメモリに記録できる。よってメモリに記録される時刻データのデータ容量を小さくできる。
[適用例6]適用例5に記載のイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、前記イベントレコーダは、前記イベント発生を検出し検出結果を保持する検出回路と、前記検出回路の前記検出結果を所定の周期で確認することによって前記イベント発生を確認する制御回路であって、前記イベント発生が確認された場合は前記メモリに時刻データを記録する前記制御回路と、を備え、前記イベント発生を確認する前記周期と前記メモリに記録する前記時刻データの桁である前記記録桁とを設定可能にしてあることを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
これによりイベント発生の検出周期(イベント発生を検出したことを確認するように設定した周期)と、メモリに記録する時刻データの分解能とを自由に設定できるので、検出したいイベントに応じて最適な分解能に調整できる。
[適用例7]適用例6に記載のイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、前記イベントレコーダは、前記イベント発生を確認する周期と前記メモリに記録する前記時刻データの前記記録桁の設定情報とを予め1対1に対応づけた周期対記録桁設定情報テーブルを有し、前記イベント発生を確認する前記周期が設定された場合に、この設定された前記周期に対応する前記設定情報を前記周期対記録桁設定情報テーブルに基づいて設定することを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
これによりイベント発生を確認する周期を設定すると、メモリに記録する時刻の桁(記録桁)を自動的に設定できる。よってイベント発生を確認する周期とメモリに記録する時刻の桁の設定手続が容易になる。
[適用例8]適用例6記載のイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、前記イベントレコーダは、前記イベント発生を確認する周期と前記メモリに記録する前記時刻データの前記記録桁の設定情報とを予め1対1に対応づけた周期対記録桁設定情報テーブルを有し、前記メモリに記録する前記記録桁が設定された場合に、この設定された前記記録桁に対応する前記イベント発生を確認する前記周期を前記周期対記録桁設定情報テーブルに基づいて設定することを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
これによりメモリに記録する時刻の桁(記録桁)を設定すると、イベント発生を確認する周期を自動的に設定できる。よってイベント発生を確認する周期とメモリに記録する時刻の桁の設定手続が容易になる。
以下に、本発明に係るイベントレコーダの時刻データ記録方法およびイベントレコーダの実施形態について説明する。図1はイベントレコーダの構成を示すブロック図である。イベントレコーダ10は、計時部12、イベント検出回路20、制御回路26、メモリ28、設定レジスタ30および入出力処理回路36を主に備えている。
計時部12は、現在時刻を計時するために、圧電振動子14、発振回路16および計時回路18を備えている。圧電振動子14は、発振回路16と接続しており、この発振回路16から電気信号を入力すると、一定の周波数で振動する。そして発振回路16は、圧電振動子14との間で信号を増幅して発振することにより、圧電振動子14が振動している周波数と同一の周波数の信号を源振として出力する。計時回路18は、発振回路16の後段に接続している。計時回路18は、発振回路16から入力した源振を分周して1[Hz]の周波数を得ると、この1[Hz]の信号を利用して、年、月、日、時、分および秒の計時を各計時レジスタで行っている。これにより計時回路18は、年、月、日、時、分、秒の時刻を得て、これを内部に記憶している。なお計時回路18は、年、月、日、時、分および秒の計時に加えて、曜日も計時する構成にすることもできる。
イベント検出回路20は、イベントレコーダ10の外面に設けたイベント入力端子22と接続している。イベント検出回路20は、イベント入力端子22を介してイベント発生信号を入力すると、イベント発生フラグ24を立てるようになっている。これによりイベント検出回路20は、イベントの発生を検出している。
制御回路26は、計時部12およびイベント検出回路20の後段に接続している。制御回路26は、イベント検出回路20が検出したイベントの発生および計時回路18に記憶した時刻を読み出せるようになっている。また制御回路26は、設定レジスタ30およびメモリ28に接続している。そして制御回路26は、記録桁設定データ32およびイベント検出周期34を設定レジスタ30から入力するとともに、イベント発生および時刻デー
タをイベント情報としてメモリ28に記録するようになっている。
設定レジスタ30は、記録桁設定手段(図示せず)を備えるとともに、イベント検出周期34を記憶している。前記記録桁設定手段は、メモリ28に時刻を記録する場合、年、月、日、時、分および秒のうち必要な桁のみをメモリ28に記録するように、この必要な桁(記録桁)の設定を行っている。このように必要な桁を設定したデータ(記録桁設定データ32)は、例えば、記録桁設定データ32の各桁を1ビットで構成しておき、「0」を設定すると「記録しない」、「1」を設定すると「記録する」として、合計6ビットの記録桁設定データ32の各桁に「記録する」または「記録しない」の設定を行えばよい。より具体的な一例としては、計時回路18に記憶してある年、月、日、時、分および秒の時刻データの中から時桁および分桁のみをメモリ28に記録する場合、時桁および分桁を「1」と設定し、他の桁を「0」に設定すればよい。これにより時刻の分解能の調整を行っている。
またイベント検出周期34は、イベント検出回路20においてイベントの発生を検出したか否かを制御回路26が確認する間隔を設定している。このイベント検出周期34は、前述したメモリ28に記録する時刻の桁とともに、ユーザによって設定することもできる。すなわちユーザは、後述のデータ入出力端子38および入出力処理回路36を介して、メモリに記録する必要がある時刻の桁および制御回路26がイベント検出回路20でイベント発生を検出しているか否かを確認する間隔(所定の周期)を設定レジスタ30に設定できる。
入出力処理回路36は、入出力インターフェースとなっており、設定レジスタ30およびメモリ28に接続するとともに、イベントレコーダ10の外面に設けたデータ入出力端子38と接続している。そして入出力処理回路36は、データ入出力端子38を介してイベントレコーダ10の外部から設定レジスタ30の内容を書き換えるデータを入力して設定レジスタ30に出力し、またメモリ28に記録しているイベント情報をイベントレコーダ10の外部に出力する等の処理を行っている。
このようなイベントレコーダ10は、リアルタイムクロックで構成することができる。
次に、イベントレコーダ10の動作(イベントレコーダ10の時刻データ記録方法)について説明する。図2はイベントレコーダの動作を示すフローである。まずイベント入力端子22に接続するイベント発生デバイス(図示せず)は、例えばスイッチのオン/オフ等のイベントを生じると、イベント発生信号を出力する。イベントレコーダ10は、図1に示すイベント入力端子22を介して、前記イベント発生信号を入力する。そしてイベント検出回路20は、前記イベント発生信号を入力するとこれを検出して、イベント発生フラグ24を立てる。すなわちイベント検出回路20は、イベントの発生を検出していないことを示す「0」から、イベントの発生を検出したことを示す「1」に、イベント発生フラグ24を変更する。
制御回路26は、設定レジスタ30からイベント検出周期34を入力しているので、この入力した所定の周期に応じてイベント検出回路20でイベント発生を検出したか否かを判断する(S10)。すなわち制御回路26は、イベント発生フラグ24が「1」になっているか否かを確認する。S10の結果、イベント検出回路20がイベント発生を検出していなければ(Noの場合)、イベント発生の読み込み動作を中止し、次回のイベント発生を検出する周期が来た時にS10の確認を行う。
これに対し、制御回路26は、イベント検出回路20がイベント発生を検出していれば(Yesの場合)、イベント検出回路20からイベントが発生していることを読み込む。そして制御回路26は、イベント発生を入力すると、計時回路18で記憶している現在時
刻を読み込む。このとき制御回路26は、設定レジスタ30から記録桁設定データ32を入力しているので、時刻データを構成する複数の桁の中から記録桁設定データ32で設定されている必要な桁(メモリ28に記録する桁)のみを得る。
この後、制御回路26は、イベント発生および時刻データ(イベント情報)の書き込み処理を行う。まずメモリアドレスにイベント情報を書き込む処理を行う(S12)。この後、メモリ28におけるデータの記録領域へイベント情報を書き込む処理を行う(S14)。なおメモリ28に書き込みイベント情報は、イベント発生と、イベント発生を入力したときの前記必要な桁のみを備えた時刻データである。そして書き込み処理が終了すると、メモリ28の書き込みアドレスに「1」を加算する(S16)。なおイベント情報をメモリ28へ書き込むには、下位のメモリアドレスから上位のメモリアドレスへ順に書き込んでいってもよく、または上位のメモリアドレスから下位のメモリアドレスへ順に書き込んでいってもよい。
以上により、所望の桁のみを有する時刻データを含むイベント情報がメモリ28へ書き込まれ、イベント情報の書き込み処理が終了する。
このようなイベントレコーダ10によれば、計時部12で計時している複数の桁の中から必要な桁のみを選択した時刻データをメモリ28に記録しているので、メモリ28のデータ容量を節約できる。またイベントレコーダ10を使用するユーザは、データ入出力端子38および入出力処理回路36を介して、メモリ28に記録する桁を選択できるので、時刻の分解能とデータ容量とのバランスを調整できる。
またイベントレコーダ10は、メモリ28に記録する時刻の桁およびイベント検出周期34をユーザが自由に設定できるので、検出したいイベントに応じて最適な時刻の分解能およびデータ量に調整できる。
そして計時部12を構成している圧電振動子14として水晶振動子を用いていれば、温度に対する周波数の安定性等が良好になるので、時刻についての誤差が小さくなり、信頼性の高い時刻データをメモリ28に記録できる。
なおイベントレコーダ10は、メモリ28へ記録する時刻の桁の設定について、次のようにすることもできる。図3は第1変形例についての記録桁設定データの説明図である。なお図3において斜線で示す桁は、メモリ28へ記録しない時刻の桁を示している。第1変形例に係るイベントレコーダ10は、前述した実施形態で説明したものと同様の構成になっているが、メモリ28へ記録する時刻の桁について複数のパターンが設定レジスタ30に記憶してある点で異なっている。すなわち第1変形例に係るイベントレコーダ10は、メモリ28へ記録する時刻の桁を設定したものについて予め複数のパターンを備えており、この複数パターンのうちの1つを選択すると、この選択したパターンに設定されている桁に基づいて、時刻をメモリ28に記録する構成になっている。
この複数パターンの一例は、図3に示すようになっている。そして設定番号1では、計時を行っている年、月、日、時、分および秒の全ての桁をメモリ28に記録する設定になっており、例えば、メモリ28へ記録しないことを示す「0」を各桁に設定している。また設定番号2では、年、月、日、時および分の各桁をメモリ28へ記録する設定になっている。そしてメモリ28へ記録する桁については、例えば、メモリ28へ記録することを示す「1」が設定してあり、図において斜線で示す秒桁については、メモリ28へ記録しないことを示す「0」が設定してある。
そして設定番号3以降では、設定番号2と同様な設定が行われており、設定番号3では年、月、日および時の各桁をメモリ28へ記録する設定になっている。また設定番号4で
は年、月および日の各桁をメモリ28へ記録する設定になっている。また設定番号5では年および月の各桁をメモリ28へ記録する設定になっている。これ以降も同様の設定パターンが続いていき、図3に示す場合では最大で64通りのメモリ28へ記録する時刻の桁の設定がされている。
そしてユーザは、時刻を記録するのに必要な桁が設定されている番号をイベントレコーダ10に対して設定することにより、この設定番号に1対1に対応している記録桁設定データが制御回路26に読み出されて、必要な記録桁のみがメモリ28に記録される。一例としては、ユーザは、図3に示す設定番号2をイベントレコーダ10に対して指示すると、制御回路26は設定番号2の記録桁設定データを読み出し、イベント発生を検出すると年、月、日、時および分の時刻の桁をメモリ28に記録する。
これによりユーザは、イベントレコーダ10に記憶されている前記記録桁設定データの複数パターンの中から、必要とする時刻の桁に対応している設定番号を指定するだけで、メモリ28に記録する時刻の桁の設定ができるので、必要とする時刻の桁の設定手続が簡単になる。
またイベントレコーダ10は、メモリ28へ記録する時刻の桁の設定について、さらに次のようにすることもできる。図4は第2変形例についての記録桁設定データの説明図である。なお図4において斜線で示す桁は、メモリ28へ記録しない時刻の桁を示している。第2変形例に係るイベントレコーダ10は、前述した実施形態で説明したものと同様の構成になっているが、イベント検出周期34とメモリ28へ記録する時刻の桁とが予め1対1に対応付けて設定レジスタ30に記憶してある点で異なっている。すなわち第2変形例に係るイベントレコーダ10は、イベント検出周期34を設定すると、それに合わせてメモリ28へ記録する時刻の桁を自動的に決定する構成になっている。
より具体的には、記録桁設定データ32として、イベント検出回路20がイベント発生を検出したことを制御回路26が確認(入力)する複数の周期と、メモリ28に記録する時刻データの桁(記録桁)の設定情報とを1対1に対応付けた周期対記録桁設定情報テーブルを予め設けておく。このメモリ28へ記録する時刻の桁の設定の一例は図4に示すようになっており、あるイベント検出周期34を設定した場合に、イベント発生を検出する周期以上の時刻の桁をメモリ28に記録しつつ、このイベント発生を検出する周期に対応した時刻の桁よりも小さな桁を記録しないようになっている。この場合、イベント発生を検出する周期よりも遥かに大きな時刻の桁をメモリ28に記録しないようにすることもできる。
この図4に例示する場合では、イベント検出周期34として1秒を設定した場合は、この秒桁以上の時刻の桁をメモリ28に記録している。そして秒桁よりも遥かに大きな時刻の桁をメモリ28に記録しないようになっているから、計時部12において計時を行っている年、月、日、時、分および秒の各桁のうち、時、分および秒の各桁をメモリ28に記録するように設定してある。またイベント検出周期34として1分を設定した場合は、分桁よりも小さな時刻の桁および遥かに大きな時刻の桁をメモリ28に記録しないようになっているから、日、時および分の各桁をメモリ28に記録するように設定してある。さらにイベント検出周期34として1時間を設定した場合は、時桁よりも小さな時刻の桁および遥かに大きな時刻の桁をメモリ28に記録しないようになっているから、月、日および時の各桁をメモリ28に記録するように設定してある。そしてイベント検出周期34として1日、1ヶ月および1年をそれぞれ設定した場合でも、前述したものと同様に各時刻の桁の設定が行われていればよい。
そしてユーザは、イベント検出周期34を設定レジスタ30に設定するだけで、このイ
ベント検出周期34に1対1に対応している記録桁の設定情報を前記周期対記録桁設定情報テーブルから制御回路26が読み出して、必要な時刻の桁のみがメモリ28に記録される。一例としては、イベント検出周期34として1時間をユーザが設定すると、図4に示すときには、月、日および時の各桁をメモリ28に記録する記録桁を前記周期対記録桁設定情報テーブルから制御回路26が読み出して、イベント発生を検出すると計時部12から得た月、日および時の各桁をメモリ28に記録する。
これによりユーザは、イベント検出周期34を設定するだけで、メモリ28へ記録する現在時刻の桁を自動的に設定できるので、設定の手続を簡単にできる。
そして、例えばイベント検出周期34が1年になっているのに、時刻の桁として月以下を記録しても、その月以下の時刻データは、イベント検出されたときのものではないため、意味を成さないことがある。しかし第2の変形例のように、イベント検出周期34と同じ桁までの時刻データを自動的に記録するように前記周期対記録桁設定情報テーブルを設定しておけば、メモリ28の容量を無駄に使うことを防止できる。
なお第2変形例のイベントレコーダ10については、前記周期対記録桁設定情報テーブルに設定してある複数の記録桁の中からユーザが1つの記録桁の設定情報を選択すると、前記周期対記録桁設定情報テーブルを利用して、この選択した記録桁に1対1に対応したイベント検出周期34を制御回路26が読み出して自動的に設定する構成になっていてもよい。
イベントレコーダの構成を示すブロック図である。 イベントレコーダの動作を示すフローである。 第1変形例についての記録桁設定データの説明図である。 第2変形例についての記録桁設定データの説明図である。
符号の説明
10………イベントレコーダ、12………計時部、18………計時回路、20………イベント検出回路、24………イベント発生フラグ、26………制御回路、28………メモリ、30………設定レジスタ、32………記録桁設定データ、34………イベント検出周期。

Claims (6)

  1. 計時を行って複数の桁からなる時刻データを生成する計時部と、
    イベントの発生を検出し、前記イベント発生の検出結果を出力するイベント検出回路と、
    前記イベントが発生した時刻の前記時刻データにおける前記複数の桁のうち一部の桁である記録桁を選択する記録桁設定手段と、
    前記検出結果が入力され、該検出結果が前記イベントが発生した結果であるときに、前記イベントが発生したときの前記時刻データのうち前記記録桁に対応したデータをメモリに記録する制御を行う制御回路と、
    を備えたことを特徴とするイベントレコーダ。
  2. 請求項に記載のイベントレコーダであって、
    前記イベント検出回路で検出された前記イベント発生を前記制御回路に入力する周期であるイベント検出周期を設定可能にしたことを特徴とするイベントレコーダ。
  3. 請求項2に記載のイベントレコーダであって、
    複数の周期と、前記メモリに記録する前記時刻データの前記記録桁の設定情報とを予め1対1に対応付けた周期対記録桁設定情報テーブルを有し、
    複数の前記周期の中からいずれか1つを選択し、選択した前記周期を前記イベント検出回路から前記制御回路に前記イベント発生を入力する周期として設定した場合、前記制御回路は選択した前記周期と1対1に対応した前記時刻データの前記記録桁を前記周期対記録桁設定情報テーブルに基づいて選択し設定してなる、
    ことを特徴とするイベントレコーダ。
  4. イベントの発生の検出結果を保持する検出回路、
    イベントの発生の確認及びメモリに時刻データを記録する制御回路を備え、
    前記イベントの発生を確認する周期と、前記メモリに記憶する記録桁とを設定することが可能なイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、
    前記制御回路は、前記イベントの発生を確認した場合は、前記イベントが発生した時刻を計時して得られた時刻データの複数の桁のうち一部の桁である前記記録桁を選択し、該記録桁を前記メモリに記録することを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
  5. 請求項に記載のイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、
    前記イベントレコーダは、前記イベント発生を確認する周期と前記メモリに記録する前記時刻データの前記記録桁の設定情報とを予め1対1に対応づけた周期対記録桁設定情報テーブルを有し、
    前記イベント発生を確認する前記周期が設定された場合に、この設定された前記周期に対応する前記設定情報を前記周期対記録桁設定情報テーブルに基づいて設定することを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
  6. 請求項に記載のイベントレコーダの時刻データ記録方法であって、
    前記イベントレコーダは、前記イベント発生を確認する周期と前記メモリに記録する前記時刻データの前記記録桁の設定情報とを予め1対1に対応づけた周期対記録桁設定情報テーブルを有し、
    前記メモリに記録する前記記録桁が設定された場合に、この設定された前記記録桁に対応する前記イベント発生を確認する前記周期を前記周期対記録桁設定情報テーブルに基づいて設定することを特徴とするイベントレコーダの時刻データ記録方法。
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