JP2008140438A - 不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット - Google Patents

不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2008140438A
JP2008140438A JP2006323664A JP2006323664A JP2008140438A JP 2008140438 A JP2008140438 A JP 2008140438A JP 2006323664 A JP2006323664 A JP 2006323664A JP 2006323664 A JP2006323664 A JP 2006323664A JP 2008140438 A JP2008140438 A JP 2008140438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
circuit
trimming
data
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006323664A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Miyawaki
靖治 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2006323664A priority Critical patent/JP2008140438A/ja
Publication of JP2008140438A publication Critical patent/JP2008140438A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】 チップ/モジュールの面積を小さくして、製品単価を低くすること。
【解決手段】 不揮発性メモリ・モジュール(100A)は、メモリセル(102)と、外部クロック信号(SCLK)に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路(500)で生成された昇圧回路(VPP)に基づいてトリミング情報をメモリセル(102)に書き込む書込制御回路(110A)とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、EEPROM等のような不揮発性メモリ・モジュール、その不揮発性メモリ・モジュールを用いた半導体集積回路チップ、その半導体集積回路チップを用いた電子回路ユニットに関する。
不揮発性メモリ・モジュールは、ROM(read only memory)として知られている。
この技術分野において周知のように、ROM(read only memory)は、内容の書込みが半導体メーカでの製造工程で行われるマスクROMと、ユーザが電気的にプログラムを書き込むことができるプログラマブルROM(PROM)とに大別される。
マスクROMは、原理的には半導体メモリのなかで最も安価に製造できる。このため、マスクROMとしてメモリ容量が大きな品種が製品化されている。これに対して、プログラマブルROMは、プログラムの書込みがユーザの手元でできるという特徴がある。プログラマブルROMは、ユーザが一度だけプログラムのできる狭義のPROMと、電気的にプログラムし、紫外線等で消去が可能なEPROM(erasable and programmable ROM)と、電気的に消去可能なEEPROM(electrically erasable programmable ROM)とに分類される。
EPROMでは、ユーザがプログラムできる上、紫外線を照射してデータを全て消去し再書込みができる。紫外線消去用のガラス窓を必要とするため、EPROMは、通常、セラミック・パッケージに入っている。狭義のPROMとしてOTP(one time programmable ROM)がある。OTPは、それに内蔵されている半導体チップがEPROMと同じだが、パッケージに窓がないため紫外線で消去できない。ユーザは通常のEPROMプログラマを使って、OTPの各メモリ・セルに一度だけ情報を書き込むことができる。OTPのコストはマスクROMより高くEPROMよりは安い。EEPROMの一種にフラッシュEEPROMがある。フラッシュEEPROMは、フラッシュメモリとも呼ばれ、書き換え可能な読出し専用メモリであるPROMのうち、電気的に全ビット内容(ブロック単位も可能)を消して、内容を書き直せるものをいう。
従来、EEPROMのメモリセルへのデータの書き込みは、次のように行われている。すなわち、外部からの開始信号をトリガーとして、EEPROM内で内部クロック信号を発生させ、その内部クロック信号を基に、データの書込みに必要な昇圧電圧の発生及び制御回路の動作を行っている。
図1を参照して、EEPROMのメモリセルにデータを書き込む場合の動作について説明する。図1は、従来のEEPROM100とアナログ部200とを含む、従来の半導体集積回路チップ300を示すブロック図である。
最初に、従来のEEPROM100の構成について説明する。従来のEEPROM100は、メモリセル102と、このメモリセル102に対して書き込むべきデータ又はメモリセルから読み出されたデータを一時的に保持する第1のレジスタ104と、メモリセル102から読み出されたデータを一時的に保持する第2のレジスタ106と、外部から供給されるクロック信号SCLKを受けて、外部から供給されるデータDATAを第1のレジスタ104に入力したり、第1のレジスタ104からのデータを外部へ出力するためのEEPROM通信部108と、メモリセル102へのデータの書き込みを制御する書込制御回路110と、書込期間を制御するためのカウンタ(書込期間制御回路)112とを有する。
従来のEEPROM100は、更に、後述するような、内部クロック信号を発生したり、データの書き込みに必要な昇圧電圧を発生したり、書込制御回路110を制御するための、書き込みに必要な回路を有している。即ち、EEPROM100は、リングオシレータ122と、リングオシレータトリミング回路124と、ツェナーダイオード126と、昇圧電圧トリミング回路128と、チャージポンプ132と、チャージポンプ制御回路134と、立上り制御回路136とを備える。
半導体集積回路チップ300は、外部クロック信号SCLKを入力するためのクロック入力用パッドPAD1と、EEPROM100に対して外部データDATAを入出力するためのデータ入出力用パッドPAD2と、アナログ部200から発振信号OCSOUTを出力するためのパッドPAD3と、検出温度信号や監視信号TMON/MONを出力するためのパッドPAD4とを持つ。
半導体集積回路チップ300は、更に、水晶振動子410のXTAL2端子、XTAL1端子に接続されるパッドPAD6、PAD7と、周波数可変範囲信号AFCが入力されるパッドPAD8と、電源電圧VCCが印加される電源入力用パッドPAD9と、接地電位GNDが供給される接地用パッドPAD10とを有する。
次に、図1に加えて図2をも参照して、EEPROM100のメモリセル102にデータを書き込む場合の動作について説明する。図2はEEPROM100のメモリセル102にデータを書き込む場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図2において、第1行目はクロック入力用パッドPAD1から入力される外部クロック信号SCLKを示し、第2行目はデータ入出力用パッドPAD2から入力される外部データDATAを示し、第3行目はリングオシレータ122から発振される内部クロック信号CLKを示す。第4行目はEEPROM通信部108から出力されるトリミング設定信号(書込開始信号)CRES1を示し、第5行目は昇圧電圧トリミング回路128からツェナーダイオード126に供給される昇圧電圧制御信号ZTR[0:4]を示し、第6行目はリングオシレータトリミング回路124からリングオシレータ122に供給されるクロック周波数制御信号RTR[0:4]を示し、第7行目はチャージポンプ132から出力される昇圧電圧VPPを示す。第8乃至第11行目は、それぞれ、チャージポンプ制御回路134からチャージポンプ132へ供給される第1乃至第4のチャージポンプ制御信号CPCK1〜CPCK4を示し、第12行目は、カウンタ(書込期間制御回路)112から書込制御回路110へ供給される書込開始制御信号EW4040Bを示し、第13行目は、書込制御回路110からチャージポンプ制御回路および立上り制御回路136へ供給される書込停止制御信号VPPSTOP、VPPSTOPBを示す。尚、第14行目に示されるように、パッドPAD3,4,6,7,8は使用されず、オープン状態になっている。
データ入出力用パッドPAD2を介して外部から開始信号がEEPROM通信部108に供給される。この開始信号をトリガとして、EEPROM通信部108は、リングオシレータトリミング回路124及び昇圧電圧トリミング回路128へトリミング設定信号CRES1を供給する。また、この開始信号をトリガとして、EEPROM通信部108は、書込制御回路110、リングオシレータ122、及びカウンタ112へ書込開始信号CRES1を供給する。
書込開始信号CRES1に応答して、リングオシレータ122は、チャージポンプ制御回路134およびカウンタ(書込期間制御回路)112へ内部クロック信号CLKを供給する。書込開始信号CRES1に応答して、カウンタ(書込期間制御回路)112は、内部クロック信号CLKをカウントし、書込制御回路110とチャージポンプ制御回路134へ書込開始制御信号EW4040Bを出力する。書込開始信号EW404Bに応答して、書込制御回路110は、チャージポンプ制御回路134及び立上り制御回路136へ書込停止制御信号VPPSTOP、VPPSTOPBを出力する。
トリミング設定信号CRES1に応答して、昇圧電圧トリミング回路128は、ツェナーダイオード126に昇圧電圧制御信号ZTR[0:4]を出力して、チャージポンプ132から出力される昇圧電圧VPPのレベルを設定する。トリミング設定信号CRES1に応答して、リングオシレータトリミング回路124は、リングオシレータ122にクロック周波数制御信号RTR[0:4]を出力して、内部クロック信号CLKの周波数を制御する。
上述した動作により、書込制御回路110には所望の昇圧電圧VPP、所望の書込期間の信号EW4040Bが入力される。その結果、書込制御回路110は、第1のレジスタ104にメモリセル102へのデータ転送を指示すると共に、メモリセル102へはデータ書込みに必要な昇圧電圧VPPを供給して、メモリセル102へデータの書き込みを行う。
このような半導体集積回路チップ300は、例えば、水晶発振器の発振周波数を温度に依存せずに安定させるための温度補償用回路として使用される。すなわち、水晶振動子410は、温度依存性のある発振周波数を持つので、水晶振動子410を上記アナログ部200に接続して、上記アナログ部200によって水晶振動子410の発振周波数を温度補償する。この場合、EEPROM100からアナログ部200へトリミングデータが供給され、アナログ部200は、このトリミングデータに基づいて、水晶振動子410の発振周波数を温度補償する。
詳述すると、アナログ部200は、温度センサを内蔵しており、この温度センサで検出された温度と上記トリミングデータとに基づいて、各種ゲインを調整して、水晶振動子410に印加する両端電圧を調整することにより、水晶振動子410の発振周波数を安定化させている。なお、チップ300は、電子回路ユニットとして自動温度補償型水晶発振器(ATCXO)を制御するだめだけに適用されるものではなく、他の電子回路ユニットとして温度依存性のある回路(例えば、発振器を内蔵したA/D変換器やD/A変換器、電池パックの電池残量ゲージ用ICなど)にも適用され得る。
上記EEPROM100を内蔵したチップ300は、前述したように、自動温度補償型水晶発振器(ATCXO)等の電子回路ユニットに適用される。このような電子回路ユニットは、エンドユーザにおいては、EEPROM100へのデータ(トリミング情報)の書き込み動作が不要な製品である。換言すれば、エンドユーザにおいては、EEPROM100における、昇圧電圧の発生や内部クロック信号の発生に関する回路(122,124,126,128,132,134)は不要である。その為、チップ300や不揮発性メモリ・モジュールであるEEPROM100の面積が増加し、製品単価が高くなってしまうという問題がある。
したがって、本発明の課題は、チップ/モジュールの面積を小さくして、製品単価を低くすることができる、不揮発性メモリ・モジュール、それを備えた半導体集積回路チップ、それを備えた電子回路ユニットを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、メモリセル(102)と、外部クロック信号(SCLK)に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路(500)で生成された昇圧電圧(VPP)に基づいてトリミング情報を前記メモリセルに書き込む書込制御回路(110A)とを有する不揮発性メモリ・モジュール(100A)が得られる。
本発明の第2の態様によれば、被制御部(410)用のトリミング情報を記憶するための電気的に書込み可能な不揮発性記憶部(100A)と、前記トリミング情報に応じて前記被制御部(410)を制御するアナログ部(200)とから構成された半導体集積回路チップ(300A)であって、前記不揮発性記憶部(100A)は、メモリセル(102)と、外部クロック信号(SCLK)に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路(500)で生成された昇圧電圧(VPP)に基づいて前記トリミング情報を前記メモリセルに書き込む書込制御回路(110A)とを有することを特徴とする半導体集積回路チップ(300A)が得られる。
上記本発明の第2の態様に係る半導体集積回路チップにおいて、前記被制御部は水晶振動子(410)であって良い。この場合、前記アナログ部(200)は前記トリミング情報に応じて前記水晶振動子(410)を所望の周波数特性で動作させる。
本発明の第3の態様によれば、被制御部(410)と、該被制御部のトリミング情報を記憶するための電気的に書き込み可能な不揮発性記憶部(100A)と前記トリミング情報に応じて前記被制御部を制御するアナログ部からなる半導体集積回路チップ(300A)と、を有する電子回路ユニット(400)であって、前記不揮発性記憶部(100A)は、メモリセル(102)と、外部クロック信号(SCLK)に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路(500)で生成された昇圧電圧(VPP)に基づいて前記トリミング情報を前記メモリセルに書き込む書込制御回路(110A)とを有することを特徴とする電子回路ユニットが得られる。
上記本発明の第3の態様に係る電子回路ユニットは、前記被制御部として水晶振動子(410)を有する水晶発振器(400)であって良い。この場合、前記アナログ部(200)は前記トリミング情報に応じて前記水晶振動子を所望の周波数特性で動作させる。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、従来の不揮発性メモリ・モジュールから、データの書込み時に必要であった、チャージポンプ、チャージポンプ制御回路、立上り制御回路、ツェナーダイオード、昇圧トリミング回路、リングオシレータ、およびリングオシレータトリミング回路を省略して、それらを不揮発性メモリ・モジュールとは別体の外付け回路として構成したので、面積の小さい不揮発性メモリ・モジュールを提供することができる。また、データ書込み時に必要なクロック信号として外部クロック信号を使用しているので、リングオシレータやリングオシレータトリミング回路を省略でき、チップ/モジュールの面積を小さくできる。その結果、製品単価を安くすることができる。
図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る不揮発性メモリ・モジュール100Aを含む電子回路ユニット400について説明する。図示の電子回路ユニット400は、被制御部として水晶振動子410を含む自動温度補償型水晶発振器(ATCXO)である。
図示の水晶発振器400は、上記水晶振動子410と半導体集積回路チップ300Aとから構成されている。半導体集積回路チップ300Aは、不揮発性メモリ・モジュールであるEEPROM100Aと、アナログ部200とから構成されている。水晶発振器400には、トリミングデータ書込み装置500が接続される。トリミングデータ書込み装置500は、後述するように、EEPROM100Aに対してトリミングデータを書込むために必要な昇圧電圧VPPを生成する装置である。
半導体集積回路チップ300Aは、外部クロック信号SCLKを入力するためのクロック入力用パッドPAD1と、EEPROM100に対して外部データDATAを入出力するためのデータ入出力用パッドPAD2と、アナログ部200から発振信号OCSOUTを出力するためのパッドPAD3と、検出温度信号や監視信号TMON/MONを出力するためのパッドPAD4とを持つ。
半導体集積回路チップ300Aは、更に、後述する昇圧電圧VPPを入力するための昇圧電圧入力用パッドPAD5と、水晶振動子410のXTAL2端子、XTAL1端子に接続されるパッドPAD6、PAD7と、周波数可変範囲信号AFCが入力されるパッドPAD8と、電源電圧VCCが印加される電源入力用パッドPAD9と、接地電位GNDが供給される接地用パッドPAD10とを有する。
アナログ部200は、基準電圧生成回路202と、温度センサ204と、発振回路0次成分ゲイン調整回路206と、発振回路3次成分ゲイン調整回路208と、発振回路1次成分ゲイン調整回路210と、XTAL1端子出力電圧ゲイン調整回路212と、水晶制御部214と、低周波数変換器216と、第1の選択回路218と、第2の選択回路220とを有する。
基準電圧生成回路202には、電源入力用パッドPAD9から電源電圧VCCが供給されている。基準電圧生成回路202は、電源電圧VCCから基準電圧を生成して、その基準電圧を発振回路0次成分ゲイン調整回路206に供給する。発振回路0次成分ゲイン調整回路206には、EEPROM100Aから0次成分ゲイン調整用のトリミングデータが供給される。発振回路0次成分ゲイン調整回路206は、このトリミングデータと上記基準電圧とに基づいて0次成分ゲインを調整し、調整した0次成分ゲインを表す調整0次成分ゲイン信号を水晶制御部214へ供給する。
温度センサ204は、半導体集積回路チップ300Aでの温度を検出して、検出した温度を表す検出温度信号を出力する。この検出温度信号は、発振回路3次成分ゲイン調整回路208と発振回路1次成分ゲイン調整回路210とに供給される。発振回路3次成分ゲイン調整回路208には、EEPROM100Aから3次成分ゲイン調整用のトリミングデータが供給される。発振回路3次成分ゲイン調整回路208は、このトリミングデータと上記検出温度信号とに基づいて3次成分ゲインを調整し、調整した3次成分ゲインを表す調整3次成分ゲイン信号を水晶制御部214へ供給する。発振回路1次成分ゲイン調整回路210には、EEPROM100Aから1次成分ゲイン調整用のトリミングデータが供給される。発振回路1次成分ゲイン調整回路210は、このトリミングデータと上記検出温度信号とに基づいて1次成分ゲインを調整し、調整した1次成分ゲインを表す調整1次成分ゲイン信号を水晶制御部214へ供給する。
XTAL1端子出力電圧ゲイン調整回路212には、パッドPAD8から周波数可変範囲信号AFCが供給される。また、XTAL1端子出力電圧ゲイン調整回路212には、EEPROM100Aから出力電圧ゲイン調整用のトリミングデータが供給される。XTAL1端子出力電圧ゲイン調整回路212は、このトリミングデータと周波数可変範囲信号AFCとに基づいて出力電圧ゲインを調整し、調整した出力電圧ゲインを表す調整出力電圧ゲイン信号を水晶制御部214へ供給する。
水晶制御部214には、上述した調整0次成分ゲイン信号、調整3次成分ゲイン信号、調整1次成分ゲイン信号、および調整出力電圧ゲイン信号が供給される。水晶制御部214は、パッドPAD6、PAD7に接続されている。水晶制御部214には、EEPROM100Aから制御用のトリミングデータが供給される。水晶制御部214は、このトリミングデータに基づいて上記調整0次成分ゲイン信号、調整3次成分ゲイン信号、調整1次成分ゲイン信号、および調整出力電圧ゲイン信号に応答して、水晶振動子410のXTAL1端子、XTAL2端子間に印加する電圧を調整して、温度に依存しない発振周波数を持つ原発振信号を出力する。
第1の選択回路218には、温度センサ204からの検出温度信号と水晶制御部214からの原発振信号とが供給される。第1の選択回路218は、検出温度信号と原発振信号とのどちらか一方を選択し、第1の選択信号をパッドPAD4へ送出する。
低周波数変換器216は、水晶制御部214から出力される原発振信号の発振周波数を分周して、分周した周波数を持つ分周発振信号を出力する。第2の選択回路220には、水晶制御部214からの原発振信号と低周波数変換器216からの分周発振信号とが供給される。第2の選択回路220は、原発振信号と分周発振信号とのどちらか一方を選択して、第2の選択信号をパッドPAD3へ送出する。
EEPROM100Aには、電源入力用パッドPAD9から電源電圧VCCが、昇圧電圧入力用パッドPAD5から昇圧電圧VPPが、クロック入力用パッドPAD1から外部クロック信号SCLKが、データ入出用パッドPAD2から外部データDATAが供給される。EEPROM100Aは、後述するように、外部クロック信号SCLKに同期して昇圧電圧VPPに基づいて外部データDATAをトリミングデータとして記憶し、この記憶したトリミングデータをアナログ部200へ供給する。
次に、図4を参照して、本発明の一実施の形態に係る不揮発性メモリ・モジュールであるEEPROM100Aについて説明する。
EEPROM100Aは、メモリセル102と、このメモリセル102に対して書き込むべきデータ又はメモリセル102から読み出されたデータを一時的に保持する第1のレジスタ104と、メモリセル102から読み出されたデータを一時的に保持する第2のレジスタ106と、外部から供給されるクロック信号を受けて、外部から供給されるデータを第1のレジスタ104に入力したり、第1のレジスタ104からのデータを外部へ出力するためのEEPROM通信部108と、メモリセル102へのデータの書き込みを制御する書込制御回路110Aと、書込期間を制御するためのカウンタ(書込期間制御回路)112Aとから構成されている。
従って、EEPROM100Aは、従来のEEPROM100が備えていた、リングオシレータ122と、リングオシレータトリミング回路124と、ツェナーダイオード126と、昇圧電圧トリミング回路128と、チャージポンプ132と、チャージポンプ制御回路134と、立上り制御回路136とを省略している。換言すれば、EEPROM100Aは、内部クロック信号を発生したり、データの書き込みに必要な昇圧電圧を発生したり、書込制御回路110Aを制御するための、書き込みに必要な回路を備えていない。
尚、従来のEEPROM100では、カウンタ(書込期間制御回路)112は、リングオシレータ122から供給される内部クロック信号に同期して動作しているが、本EEPROM100Aにおいては、カウンタ(書込期間制御回路)112Aは、パッドPAD1から供給される外部クロック信号SCLKに同期して動作する。また、従来のEEPROM100では、書込制御回路110は、チャージポンプ132及びツェナーダイオード126から供給される昇圧電圧VPPに基づいて書込み制御を行っているが、本EEPROM100Aにおいては、書込制御回路110Aは、後述するトリミングデータ書込み装置500から供給される昇圧電圧VPPに基づいて書込み制御を行う。
図5を参照して、トリミングデータ書込み装置500について説明する。トリミングデータ書込み装置500はテスタ600に接続される。テスタ600は、5V、+12V、−12Vの電圧をトリミングデータ書込み装置500に供給すると共に、後述するような入力電圧VINをトリミングデータ書込み装置500に供給する。入力電圧VINに応答して、トリミングデータ書込み装置500は後述するような昇圧電圧VPPを発生する。
トリミングデータ書込み装置500は、5Vを分圧して分圧電圧を出力するための第1及び第2の抵抗器R1、R2と、この分圧電圧と入力電圧VINとを受けて、入力電圧VINを反転して増幅し、反転増幅電圧を出力する反転増幅器510と、この反転増幅器510の出力端子に接続された、第3の抵抗器R3とコンデンサC1とから成るCR回路とから構成されている。
反転増幅器510は、演算増幅器OPと、この演算増幅器OPの非反転入力端子に接続された第4の抵抗器R4と、演算増幅器OPの反転入力端子に接続された第5の抵抗器R5と、演算増幅器OPに接続された抵抗器R6と、演算増幅器OPの出力端子と反転増幅器510の出力端子との間に接続された抵抗器R7と、演算増幅器OPの出力端子と反転入力端子との間に接続されたコンデンサC2と、反転増幅器510の出力端子と演算増幅器OPの反転入力端子との間に接続された可変抵抗器R8とから構成されている。
図示の例では、入力電圧VINは0Vと5Vとの間で遷移する電圧である。反転増幅器510は、入力電圧VINを−1.6倍して、0Vと−8Vとの間で遷移する反転増幅電圧を出力する。この反転増幅電圧は、第3の抵抗器R3の抵抗値とコンデンサC1の容量値とで規定される時定数を持つCR回路によって立上る(立下がる)波形を持つ昇圧電圧VPPに変換される。
図6にトリミングデータ書込み装置500から出力される昇圧電圧VPPの波形を示す。図6において、(A)は入力電圧VINが0Vから5Vにステップ状に立ち上がって遷移したときの昇圧電圧VPPの立下り波形図を示し、(B)は入力電圧VINが5Vから0Vにステップ状に立ち下がって遷移したときの昇圧電圧VPPの立上り波形図を示す。
図7は図3に示した半導体集積回路チップ300Aをその外付け回路であるトリミングデータ書込み装置500と共に示すブロック図である。図7に示す半導体集積回路チップ300Aでは、アナログ部200の内部構成を省略し、EEPROM100Aの内部構成のみを図示してある。
トリミングデータ書込み装置500からは、上述したような昇圧電圧VPPがパッドPAD5を介して書込制御回路110Aに供給される。クロック入力用パッドPAD1から入力された外部クロック信号SCLKは、EEPROM通信部108とカウンタ(書込期間制御回路)112Aとに供給される。データ入出力用パッドPAD2から入力される開始信号をトリガとして、EEPROM通信部108は、書込開始信号CRES1をカウンタ(書込期間制御回路)112Aと書込制御回路110Aへ供給する。カウンタ(書込期間制御回路)112Aは、外部クロック信号SCLKをカウントし、書込制御回路110Aへ書込開始制御信号EW4040Bを供給する。書込開始信号CRES1に応答し、書込開始制御信号EW4040Bに基づいて、書込制御回路110Aは、第1のレジスタ104にメモリセル102へのデータ転送を指示すると共に、メモリセル102へ書込みに必要な昇圧電圧VPPを供給して、メモリセル102にデータを書き込む。
次に、図7に加えて図8をも参照して、EEPROM100Aのメモリセル102にデータを書き込む場合の動作について説明する。図8はEEPROM100Aのメモリセル102にデータを書き込む場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図8において、第1行目はクロック入力用パッドPAD1から入力される外部クロック信号SCLKを示し、第2行目はデータ入出力用パッドPAD2から入力される外部データDATAを示し、第3行目はEEPROM通信部108から出力される書込開始信号CRES1を示す。第4行目はトリミングデータ書込み装置500に供給される入力電圧VINを示し、第5行目はトリミングデータ書込み装置500から半導体集積回路チップ300Aに供給される昇圧電圧VPPを示し、第6行目はカウンタ(書込期間制御回路)112Aから書込制御回路110Aへ供給される書込開始制御信号EW4040Bを示す。尚、第7行目に示されるように、パッドPAD3,4,6,7,8は使用されず、オープン状態になっている。
データ入出力用パッドPAD2を介して外部から開始信号がEEPROM通信部108に供給される。この開始信号をトリガとして、EEPROM通信部108は、書込制御回路110A及びカウンタ112Aへ書込開始信号CRES1を供給する。
書込開始信号CRES1に応答して、カウンタ(書込期間制御回路)112Aは、外部クロック信号SCLKをカウントし、書込制御回路110Aへ書込開始制御信号EW4040Bを出力する。
上述した動作により、書込制御回路110Aには所望の昇圧電圧VPPと所望の書込期間の信号EW4040Bが入力される。その結果、書込制御回路110Aは、第1のレジスタ104にメモリセル102へのデータ転送を指示すると共に、メモリセル102へはデータ書込みに必要が昇圧電圧VPPを供給して、メモリセル102へデータの書き込みを行う。
次に、図3に示された水晶発振器400を製造する工程について説明する。先ず、半導体製造メーカでは、水晶発振器400を組立てる前に(すなわち、ウエハ状態で)、ウエハ検査を実施し、アナログ部200とEEPROM100Aの動作チェックを行う。ウエハ検査後、半導体製造メーカは顧客へチップ300Aが形成されたウエハを出荷する。したがって、出荷形態はウエハ出荷となる。
水晶発振器を製造する顧客での製造工程にて、最初に、水晶発振器400のユニットにチップ300Aを搭載する。ここで、水晶発振器400のユニットのサイズは、事前に、顧客からの要求仕様で決まっている。水晶発振器400のユニットの側面には、EEPROM100A用の3端子(VPP端子、CLK端子、DATA IN/OUT端子)が出ているので、それら3端子を使用してトリミングデータ書込み装置500を使用してEEPROM100Aに仮りのトリミングデータを書き込む。尚、上記3端子は、顧客がエンドユーザに出荷後はオープン仕様となり、使用されない。
水晶発振器400のユニットを専用のソケットがついた治具に載せ、恒温槽等でデータを取得する。ここでデータを取得する際、RAM(EEPROM100A内の第2のレジスタ106)を用いて、高速に水晶発振器400の発振周波数の温度特性等を測定し、各々の水晶振動子410に対する最適なトリミング値を求める。データ取得後、最適なトリミング値をEEPROM100Aに書き込む。この書込み後、ベリファイチェックを行い、EEPROM100Aに書き込まれた内容をチェックする。ここで、ベリファイチェックとは、書き込んだ内容を読出し、チェックする工程のことをいう。内容チェック完了後、顧客は水晶発振器400をエンドユーザに出荷する。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、電子回路ユニットが、被制御部として水晶振動子を含む自動温度補償型水晶発振器(ATCXO)から成る場合を例に挙げて説明したが、それ以外の電子回路ユニットにも適用できるのは勿論である。
従来のEEPROMとアナログ部とを含む、従来の半導体集積回路チップの構成を示すブロック図である。 図1に示した半導体集積回路チップにおけるEEPROMのメモリセルにデータを書き込む場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の一実施の形態に係る不揮発性メモリ・モジュールを含む自動温度補償型水晶発振器(ATCXO)を示すブロック図である。 図3に示した自動温度補償型水晶発振器(ATCXO)に使用される、不揮発性メモリ・モジュール(EEPROM)の構成を示すブロック図である。 図3に示したトリミングデータ書込み装置の構成を示すブロック図である。 図5に示したトリミングデータ書込み装置の動作を説明するための波形図である。 図3に示した半導体集積回路チップをその外付け回路であるトリミングデータ書込み装置と共に示すブロック図である。 図7に示した半導体集積回路チップにおけるEEPROMのメモリセルにデータを書き込む場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
100A 不揮発性メモリ・モジュール(EEPROM)
102 メモリセル
104 第1のレジスタ
106 第2のレジスタ
108 EEPROM通信部
110A 書込制御回路
112A カウンタ(書込期間制御回路)
200 アナログ部
202 基準電圧生成回路
204 温度センサ
206 発振回路0次成分ゲイン調整回路
208 発振回路3次成分ゲイン調整回路
210 発振回路1次成分ゲイン調整回路
212 XTAL1端子出力電圧ゲイン調整回路
214 水晶制御部
216 低周波数変換器
218 第1の選択回路
220 第2の選択回路
300A 半導体集積回路チップ
400 水晶発振器(電子回路ユニット)
410 水晶振動子(被制御部)
500 トリミングデータ書込み装置

Claims (5)

  1. メモリセルと、外部クロック信号に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路で生成された昇圧電圧に基づいてトリミング情報を前記メモリセルに書き込む書込制御回路とを有する不揮発性メモリ・モジュール。
  2. 被制御部用のトリミング情報を記憶するための電気的に書込み可能な不揮発性記憶部と、前記トリミング情報に応じて前記被制御部を制御するアナログ部とから構成された半導体集積回路チップであって、
    前記不揮発性記憶部は、メモリセルと、外部クロック信号に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路で生成された昇圧電圧に基づいて前記トリミング情報を前記メモリセルに書き込む書込制御回路とを有することを特徴とする半導体集積回路チップ。
  3. 前記被制御部は水晶振動子であり、前記アナログ部は前記トリミング情報に応じて前記水晶振動子を所望の周波数特性で動作させるものである、請求項2に記載の半導体集積回路チップ。
  4. 被制御部と、該被制御部のトリミング情報を記憶するための電気的に書き込み可能な不揮発性記憶部と前記トリミング情報に応じて前記被制御部を制御するアナログ部からなる半導体集積回路チップと、を有する電子回路ユニットであって、
    前記不揮発性記憶部は、メモリセルと、外部クロック信号に同期して、外部のトリミングデータ書込み回路で生成された昇圧電圧に基づいて前記トリミング情報を前記メモリセルに書き込む書込制御回路とを有することを特徴とする電子回路ユニット。
  5. 前記電子回路ユニットは、前記被制御部として水晶振動子を有する水晶発振器であり、前記アナログ部は前記トリミング情報に応じて前記水晶振動子を所望の周波数特性で動作させるものである、請求項4に記載の電子回路ユニット。
JP2006323664A 2006-11-30 2006-11-30 不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット Withdrawn JP2008140438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323664A JP2008140438A (ja) 2006-11-30 2006-11-30 不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323664A JP2008140438A (ja) 2006-11-30 2006-11-30 不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008140438A true JP2008140438A (ja) 2008-06-19

Family

ID=39601746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006323664A Withdrawn JP2008140438A (ja) 2006-11-30 2006-11-30 不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008140438A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108446126A (zh) * 2018-05-14 2018-08-24 珠海市微半导体有限公司 一种efuse的烧写装置及烧写方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108446126A (zh) * 2018-05-14 2018-08-24 珠海市微半导体有限公司 一种efuse的烧写装置及烧写方法
CN108446126B (zh) * 2018-05-14 2023-05-05 珠海一微半导体股份有限公司 一种efuse的烧写装置及烧写方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084118B2 (ja) 半導体装置のクロック発振器
US7092308B2 (en) Portable data storage apparatus
KR101224919B1 (ko) 온도 변화에 따라 고전압 발생 회로의 출력 전압 레벨을조절하는 반도체 메모리 장치
JP3543493B2 (ja) 電子回路の動作特性補正装置
JP2010135035A (ja) 不揮発性半導体メモリ及びそのテスト方法
US7710788B2 (en) Flash memory device and method of testing a flash memory device
JP2553178B2 (ja) 測定誤差補正方法とその装置
US5793674A (en) Semiconductor integrated circuit device, manufacturing method thereof, and driving method for the same
JPH11288597A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP5328525B2 (ja) 半導体装置
JP2007256264A (ja) 半導体装置
JP2008108326A (ja) 記憶装置およびその自己テスト方法
JP5573781B2 (ja) Cr発振回路およびその周波数補正方法
US10297558B1 (en) Trimming method, trimming circuity, and trimming system for integrated circuit with memory usage reduction
JP2009164586A (ja) 電圧調整回路及びその電圧調整回路を用いた電圧調整方法
JP7419769B2 (ja) 半導体装置およびその試験方法
JP4683617B2 (ja) マイクロコンピュータおよびマイクロコンピュータの最適化方法
JP2008140438A (ja) 不揮発性メモリ・モジュール、半導体集積回路チップ、電子回路ユニット
JP2002310735A (ja) 半導体物理量センサ装置
JP2004220711A (ja) 半導体集積回路装置
JPH11297086A (ja) 不揮発性半導体メモリおよびそれを内蔵した半導体集積回路並びにメモリの書込み時間調整方法
US11676669B2 (en) Piecewise linear and trimmable temperature sensor
JP2007122766A (ja) 液晶ドライバ
JP2009032313A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置のテスト方法
CN110491436B (zh) 半导体元件

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100202