JP2009032313A - 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置のテスト方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリセルアレイ内のROM−FUSE領域にテストデータを記憶しておき、このテストデータを用いてメモリセルアレイの動作テストを実行する不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを接続したメモリブロックを複数含み、所定のメモリブロック内にテストデータを記憶するメモリセルアレイと、前記テストデータを用いて前記メモリセルアレイの動作テストを実行する動作テスト部と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の一実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを接続したメモリブロックを複数含み、所定のメモリブロック内にテストデータを記憶するメモリセルアレイと、前記テストデータを用いて前記メモリセルアレイの動作テストを実行する動作テスト部と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特にROM−FUSEを備えた不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置のテスト方法に関する。
下記特許文献1に開示された半導体集積回路では、テスト用制御信号に応じてメモリアレイ領域を、テストデータを格納するテスト対象メモリ領域とテストプログラムを格納するテストプログラム領域に分割するアドレス変換回路を設けて、セルフテストの実行を可能にしている。
また、下記特許文献2に開示された不揮発性メモリ装置では、テストデータを内部のバッファに貯蔵し、貯蔵されたテストデータをページバッファに選択的にローディングした後、このテストデータを反復的に用いてメモリセルのテストを実行している。
特開2003−303499号公報
特開2006−79809号公報
本発明は、メモリセルアレイ内のROM−FUSE領域にテストデータを記憶しておき、このテストデータを用いてメモリセルアレイの動作テストを実行することができる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
本発明の一実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを接続したメモリブロックを複数含み、所定のメモリブロック内にテストデータを記憶するメモリセルアレイと、前記テストデータを用いて前記メモリセルアレイの動作テストを実行する動作テスト部と、を備える。
本発明の一実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のテスト方法は、複数のメモリセルを接続したメモリブロックを複数含むメモリセルアレイ内の一部の前記メモリブロック内にテストデータを記憶し、前記テストデータを用いて前記メモリセルアレイの動作テストを実行する。
本発明よれば、メモリセルアレイの動作テストのテスト時間を短縮する不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ、説明する。実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置はここではNAND型フラッシュメモリを例に取って説明する。なお、実施の形態において、同一構成要素には同一符号を付け、実施の形態の間において重複する説明は省略する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るNAND型フラッシュメモリ1は、外部のテスタ30と接続される。図2は、NAND型フラッシュメモリ1の機能ブロック構成を示す図である。図2に示すようにNAND型フラッシュメモリ1は、I/Oコントロール回路12、ロジックコントロール回路13、ステータスレジスタ14、アドレスレジスタ15、コマンドレジスタ16、制御回路17、電圧発生回路18、ロウデコーダ19、ロウアドレスバッファ20、メモリセルアレイ21、センスアンプ回路22、データレジスタ23、カラムデコーダ24、及びカラムバッファ25を備える。
I/Oコントロール回路12は、データ読み出し時又はデータ書き込み時に、外部入出力端子I/O1〜I/O16とデータレジスタ23との間でデータを授受する。また、I/Oコントロール回路12は、データ読み出し時又はデータ書き込み時に、外部入出力端子I/O1〜I/O16から入力されるアドレスデータをアドレスレジスタ15に出力する。また、I/Oコントロール回路12は、外部入出力端子I/O1〜I/O16から供給されるコマンドをコマンドレジスタ16に出力する。また、I/Oコントロール回路12は、ステータスレジスタ14から入力されるステータスデータ(チップ内部の種々の状態を外部に知らせるためのデータ)を外部入出力端子I/O1〜I/O16を介して外部に出力する。
ロジックコントロール回路13は、外部から入力されるチップイネーブル信号CE、ライトイネーブル信号WE、リードイネーブル信号RE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、ライトプロテクト信号WP等の外部制御信号を制御回路7に出力する。
ステータスレジスタ14は、チップ内部の種々の状態を外部に知らせるためのものであって、チップがレディ/ビジー状態のいずれにあるかを示すデータを保持するレディ/ビジーレジスタ、書き込みのパス/フェイルを示すデータを保持する書き込みステータスレジスタ、誤書き込み状態の有無(誤書き込みベリファイのパス/フェイル)を示すデータを保持する誤書き込みステータスレジスタ、過書き込み状態の有無(過書き込みベリファイのパス/フェイル)を示すデータを保持する過書き込みステータスレジスタなどを有する。
アドレスレジスタ15は、I/Oコントロール回路12から入力されるアドレスデータをデコードして、ロウアドレスをロウアドレスバッファ20に出力し、カラムアドレスをカラムバッファ25に出力する。
コマンドレジスタ16は、I/Oコントロール回路12から入力されるコマンドを制御回路17に出力する。
制御回路17は、コマンドレジスタ16から入力されるコマンドをデコードして電圧発生回路18に出力する。また、制御回路17は、動作モードに応じてロジックコントロール回路13から入力される外部制御信号及びコマンドレジスタ16から入力されるコマンドに基づいて、データ書き込み、データ書き込み及びデータ消去のシーケンス制御等を行う。また、制御回路17は、後述する動作テストにおいてメモリセルアレイ21内の動作テストを実行するためのBIST回路17aを備える。BIST回路17aは、メモリセルアレイ21内の動作テストにおいてメモリセルアレイ21内のROM−FUSE21aに記憶されたテストデータを用いて動作テストを実行するように制御する。
電圧発生回路18は、動作モードに応じて種々の高電圧Vpp(書き込み電圧Vpgm、ベリファイ電圧Vr、書き込みパス電圧Vpass、読み出し電圧Vread等)を発生する回路である。この電圧発生回路18は、制御回路17により制御される。
ロウデコーダ19は、ロウアドレスバッファ20に記憶されたロウアドレス(ページアドレス)に基づいて、メモリセル21のワード線選択とワード線の駆動を行うワード線駆動回路を含む。
ロウアドレスバッファ20は、アドレスレジスタ15から入力されるロウアドレスを記憶する。
メモリセルアレイ21は、複数のNANDセルユニット(図示せず)を配列して構成される。各NANDセルユニットは、複数個の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルと、その両端をそれぞれビット線とソース線に接続するための選択ゲートトランジスタを有する。メモリセルの制御ゲートは、それぞれ異なるワード線に接続される。選択ゲートトランジスタのゲートは、ワード線と並行する選択ゲート線に接続される。ワード線を共有するNANDセルユニットの集合は、データ消去の単位となるメモリブロックを構成する。このメモリブロックは、メモリセルアレイ21内に複数含まれる。複数のメモリブロックのうち1つのメモリブロックをROM−FUSE21aとしている。ROM−FUSE21aは、メモリセルアレイ21の一部であり、NAND型フラッシュメモリ1の動作条件等が不揮発に記録されている領域である。例えば、ROM−FUSE21aには、メモリセルアレイ2の動作を制御するパラメータ(データ書き込み、データ読み出し、消去等の動作に伴う電圧値やメモリチップ内部のクロック値等)が記憶される。
センスアンプ回路22は、データ読み出し時、ロウデコーダ19及びカラムデコーダ24により選択された不揮発性メモリセルに記憶されたデータを読み出してデータレジスタ23に出力する。
データレジスタ23は、I/Oコントロール回路12との間をI/Oバス26により接続されている。データレジスタ23は、データ読み出し時、センスアンプ回路22により読み出されたデータを、I/Oコントロール回路12を介して入出力端子I/O1〜I/O16に出力する。また、データレジスタ23は、データ書き込み時、外部コントローラ2から入出力端子I/O1〜I/O16及びI/Oコントロール回路12を介してロードされる書き込みデータをセンスアンプ回路22に出力する。さらに、データレジスタ23は、メモリセルアレイ21の動作を制御するパラメータを求める際に用いるトリミングデータ(動作電圧調整用の電圧値設定データやメモリチップ内部のクロック調整用のクロックデータ等)を記憶するためのトリミングデータレジスタ(図示せず)と、上記動作テストの結果として検出された不良メモリブロックのアドレスデータを記憶する不良ブロックアドレスレジスタ(図示せず)と、を有する。
カラムデコーダ24は、カラムバッファ25に記憶されたカラムアドレスに基づいて、メモリセル21のビット線選択を行う。カラムバッファ25は、アドレスレジスタ15から入力されるカラムアドレスを記憶する。I/Oバス26は、I/Oコントロール回路12とデータレジスタ23間を接続するバスである。
次に、メモリセルアレイ21内に含まれるメモリブロックの構成について図3を参照して説明する。図3は、メモリセルアレイ21内に含まれるメモリブロック及び周辺回路の構成を示す図である。
図3において、メモリセルアレイ21は、複数のメモリブロックBlock0〜BlockNと、ROM−FUSE Blockを有する。各メモリブロックBlock0〜BlockNは、複数のメモリセルを接続して構成され、ページ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われる。図3では、各メモリブロックBlock0〜BlockNは、複数のページPage0〜PageM分の記憶領域を有するものとする。ROM−FUSE Block21aは、他のメモリブロックと同様に複数のメモリセルを接続して構成され、同様にページ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われる。本実施の形態のROM−FUSE Block21aは、図3に示すように、製品データ、Trimmingデータ及び不良ブロックアドレスデータを記憶するパラメータ領域と、テストパターンpattern0〜5,・・・,patternM−6〜M−1を記憶するテストパターン領域とを有する。
製品データは、NAND型フラッシュメモリ1の製品毎に決定されるデータである。このデータは、例えば、書き込み時(プログラム時)の書込電圧(プログラム電圧)の印加時間Tprogram等のパラメータである。NAND型フラッシュメモリ1では、設計フェーズが終了し、実際にチップを製造し、チップを評価するフェーズに移行すると、パラメータの条件を変更して動作テストを実施して、パラメータをチップに最適な値に調整する。そして、パラメータの調整が終了し、チップを量産する量産段階に移行すると、パラメータは全て同一の値が設定されて出荷される。例えば、チップ毎に印加時間Tprogramの設定が異なっていた場合、チップ毎に書込時間が異なることになるため、同一製品でスペックが異なるものになってしまう。すなわち、同一製品では全て同一値のパラメータが登録される。本実施の形態では、このようなパラメータを製品設定データと呼ぶことにする。
Trimmingデータは、BIST(Built-In Self Testing)等のチップ内部の動作テストによって決定されるパラメータである。例えば、書込電圧(プログラム電圧)の印加時間Tprogram等のパラメータは、チップ内部で生成される基本クロック信号の何周期分かといった設定が行われる。このため、チップ内部で生成され基本クロック信号が、チップ間でばらついていると、上記製品設定データとして印加時間Tprogram等のパラメータを同一値に設定したが、実際のチップでは動作時間が異なることになり、製品としてのスペックを満たしていないチップが製造される可能性がある。したがって、チップ内部の基本クロック信号は、同一製品で全て同一値に設定するのではなく、チップ毎に調整(トリミング)を実施することにより、チップ間で動作時間にバラツキが発生しないように調整し、その調整時のTrimmingデータをROM−FUSE21aに登録する必要がある。パラメータとしては、書込電圧(プログラム電圧)VPGMも同様である。この書込電圧(プログラム電圧)VPGMのスペックを満たすためには、同じ時間(書き込み電圧の印加及びベリファイのループ回数)で書き込み動作が完了することが必要である。このため、同じ時間(書き込み電圧の印加及びベリファイのループ回数)で書き込み動作が完了するような書込電圧(プログラム電圧)VPGMを、チップ毎に調整(トリミング)を実施して見つけ出し、それぞれのチップに最適な書込電圧(プログラム電圧)VPGMの値をROM−FUSE21aに登録する必要がある。本実施の形態では、このような調整(トリミング)後のデータをTrimmingデータと呼ぶことにする。
不良ブロックアドレスデータは、チップ出荷前の動作テストにおいて検出されるメモリセルアレイ21内の不良ブロックのアドレスデータである。本実施の形態では、NAND型フラッシュメモリ1内のBIST回路17aによる動作テストにより検出される不良ブロックのアドレスデータをチップ毎の固有データとしてROM−FUSE21aに登録する。
また、図3では、メモリセルアレイ21に関わる周辺回路としてセンスアンプ回路22とI/Oコントロール回路12を簡略化して示している。
次に、本実施の形態に係るNAND型フラッシュメモリ1における動作テストについて、図4に示すフローチャートと図5に示すNAND型フラッシュメモリ1の概略構成図を参照して説明する。
図4において、テスタ30は、NAND型フラッシュメモリ1に対して動作テストに用いる製品データをI/Oコントロール回路12に入力する(ステップS101)。この製品データは、データレジスタ23内の製品データレジスタ23a(図5参照)に書き込まれる。この場合、製品データは、NAND型フラッシュメモリ1が2ビット等の多値データに対応するメモリチップ(マルチレベルセル:MLC)製品の場合は、確実に動作確認が可能な1ビットに対応するメモリチップ(シングルレベルセル:SLC)製品を動作させる製品データを入力する。次に、TrimmingデータをI/Oコントロール回路12に入力する。このTrimmingデータは、データレジスタ23内のTrim dataレジスタ23b(図5参照)に書き込まれる。この段階では、未だトリミング処理を実施していないため、Trim dataレジスタ23bに書き込まれたTrimmingデータは暫定的なデータになる。しかし、Trimmingデータは、同様の製品に対して過去の動作テストにおいて調整した電圧値やクロック値に基づいて設定するデータである。
次に、テスタ30は、NAND型フラッシュメモリ1の動作テストに用いるテストパターンデータをROM−FUSE21a内の未使用ページに書き込む(ステップS102)。図3に示したROM−FUSE21aは、他のメモリブロックBlock0〜BlockNと同様に複数のページを有するが、パラメータ領域として用いるページは、通常1ページ分である。本実施の形態では、1ページ±1ページの計3ページ分をパラメータとトリミング用データを記憶するパラメータ領域として用いるものとする。±1ページの領域を確保する理由としては、ROM−FUSE21a内におけるパラメータとトリミング用データの信頼性を確保するためのダミーデータを登録しておくためである。また、ROM−FUSE21aにおいて、パラメータ領域以外の他のページには、all“1”,all“0”,チェッカーデータ(“1”と“0”を交互に繰り返すデータ),ランダムパターン(乱数等を用いて“1”と“0”がランダムに配置されたデータ)等の動作テストに必要なテストパターンを書き込む。
まず、ステップS101でデータレジスタ23に登録したSLC用の製品データ、Trimmingデータを登録しているレジスタをそれぞれリセットする。次に、テスタ30は、NAND型フラッシュメモリ1の製品設定データと、暫定的なTrimmingデータをI/Oコントロール回路12に入力する(ステップS103)。この場合、製品データは、本来のMLC用の製品データを入力する。I/Oコントロール回路12に入力された製品設定データと暫定Trimmingデータは、データレジスタ23内の製品データレジスタ23aとTrim dataレジスタ23b(図5参照)に書き込まれる。この段階では、未だトリミング処理を実施していないため、Trim dataレジスタ23bに書き込まれたTrimmingデータは暫定的なデータになる。しかし、Trimmingデータは、同様の製品に対して過去の動作テストにおいて調整した電圧値やクロック値に基づいて設定するデータである。
次に、NAND型フラッシュメモリ1内のBIST回路17aは、ステップS103でデータレジスタ23内のTrim dataレジスタ23bに書き込まれたTrimmingデータを用いてメモリセルアレイ21内の各メモリブロックBlock0〜BlockNのデータ書き込み、データ読み出し、消去等の動作を行い、各動作におけるパラメータ(データ書き込み、データ読み出し、消去等の動作に伴う電圧値やメモリチップ内部のクロック値等)を調整して、Trimmingデータを確定する(ステップS104)。この場合、動作テストには、ステップS102でROM−FUSE21a内の未使用ページに書き込まれたテストパターンを使用する。また、Trimmingデータは、同様の製品の過去の動作テストにおいて調整済みの電圧値やクロック値に基づいて設定したものである。このため、データ書き込み、データ読み出し、消去ができないメモリブロックは、不良ブロックとして検出し、その不良ブロックのアドレスを不良ブロックアドレスレジスタ23c(図5参照)に登録する(ステップS105)。この不良ブロック検出テストに際しては、ステップS102でROM−FUSE21a内の未使用ページに書き込まれたテストパターンを使用する。
なお、動作電圧値の調整では、NAND型フラッシュメモリ1が仕様通りに動作するために必要な電圧値を求めることである。すなわち、重要なことは、動作電圧の絶対値を求めることではなく、動作速度に関連するメモリセルアレイ21内の動作が完了するまのでの速度が確保される電圧値を求めることである。例えば、NAND型フラッシュメモリ1のデータ書き込み動作では、上記Trimmingデータとして設定された電圧値を書き込み電圧の初期値として設定して、書き込み対象のメモリセルが書き込みレベルに到達したかどうかを確認するベリファイ(Verify)動作が実行される。書き込みレベルに到達したセルに対しては、オーバー書き込みを防ぐため、センスアンプ回路22により書き込み電圧が印加されないように制御される。また、書き込みレベルに到達していないセルに対しては、オフセット分の電圧を加えた初期値よりも僅かに高い書き込み電圧が印加される。そして、全てのメモリセルに対して、ベリファイ動作がパスしたかどうかを確認することにより、書き込み動作のパス(PASS)とフェイル(FAIL)が判定される。したがって、書き込み動作テストにでは、書き込み電圧印加及びベリファイの繰り返し回数が所望の回数(例えば、5回)で完了するようにトリミング用データを設定することが重要になる。
不良ブロックを検出するため、データ書き込み動作テストでは、全てのメモリブロックBlock0〜BlockNに対してROM−FUSE21a内のテストパターン(all“1”,all“0”,チェッカーデータ,ランダムパターン)を用いた書き込み動作テストを複数回実施する。具体的には、BIST回路17aは、ROM−FUSE21a内のページを選択してテストパターン(all“1”,all“0”,チェッカーデータ,ランダムパターン)を読み出し、読み出したテストパターンを用いてメモリブロックBlock0〜BlockN毎に書き込み動作テストを複数回実施する。
ステップS105においては、ROM−FUSE21a内のテストパターンを用いて動作テストを行うため、テスタ30からNAND型フラッシュメモリ1へのテストパターンの入力が不要になり、テスト時間の短縮を実現することが可能になる。
上記トリミング用データ及びテストパターンを用いた動作テストの結果として得られたパラメータは、Trim dataレジスタ23bに書き込まれる。次に、BIST回路17aは、製品データレジスタ23aに書き込まれた製品データと、Trim dataレジスタ23bに書き込まれパラメータと、不良ブロックアドレスレジスタ23cに登録された不良ブロックアドレスをセンスアンプ回路22に転送する(ステップS106)。センスアンプ回路22は、転送された製品データとパラメータと不良ブロックアドレスをROM−FUSE21aに書き込む。
そして、上記ROM−FUSE21a内のパラメータ領域に対するパラメータと不良ブロックアドレスの書き込みが終了したNAND型フラッシュメモリ1はパッケージングされる。このパッケージング後、再度出荷テストとして、BIST回路17aは、全てのメモリブロックBlock0〜BlockNに対してROM−FUSE21a内のテストパターン(all“1”,all“0”,チェッカーデータ,ランダムパターン)を用いた書き込み動作、読み出し動作及び消去動作を実施する。この場合、書き込み動作テストでは、上記と同様に、BIST回路17aは、ステップS102でROM−FUSE21a内の未使用ページに書き込まれたテストパターン(all“1”,all“0”,チェッカーデータ,ランダムパターン)を使用して動作テストを実行する。すなわち、テストパターンを用いてメモリブロックBlock0〜BlockN毎に書き込み動作テストを複数回実施する。この出荷テストを終了した後、本動作テストは終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係るNAND型フラッシュメモリ1においては、出荷前のテスト動作前にROM−FUSE21a内のパラメータ領域以外の空き領域(テストパターン領域)にテストパターン(all“1”,all“0”,チェッカーデータ,ランダムパターン等)を記憶しおく。そして、テスト動作において、NAND型フラッシュメモリ1内のBIST回路17aがROM−FUSE21a内からテストパターンを読み出して全メモリブロックBlock0〜BlockNに対して書き込み動作テストを複数回実施して、不良ブロックの検出を行った。したがって、出荷前の動作テストにおいて、従来のように、テスタからテストパターンを入力する工数を削減することができ、テスト時間の短縮を実現することができる。
なお、上記実施の形態では、出荷前のテスト動作において、BIST回路17aがROM−FUSE21a内からテストパターンを読み出して全メモリブロックBlock0〜BlockNに対して書き込み動作テストを実施する場合を示したが、NAND型フラッシュメモリの出荷後に、ROM−FUSE21a内のテストパターン領域に記憶したテストパターンを利用するようにしてもよい。例えば、4ビットセルに対応するメモリチップに本発明を適用する場合、2ビットセルで動作させる場合の最適なテストパターン、1ビットセルで動作させる場合の最適なテストパターン等をROM−FUSE21a内のテストパターン領域に予め記憶させておき、I/Oからの動作モード設定等により2ビットセル動作、1ビットセル動作をユーザが任意に設定可能にするようにしてもよい。この場合、動作モードが変更された際に、NAND型フラッシュメモリ内のBIST回路がROM−FUSE21a内の2ビットセル動作用のテストパターン又は1ビットセル動作用のテストパターンを読み出して動作テストを実施するようにしてもよい。したがって、マルチレベルセルのメモリチップ製品に対して本発明を適用することにより、出荷後にユーザ側で動作モードを任意に切り替え可能なメモリチップ製品を提供することが可能になる。
1 NAND型フラッシュメモリ
12 I/Oコントロール回路
17 制御回路
17a BIST回路
21 メモリセルアレイ
21a ROM−FUSE
22 センスアンプ回路
23 データレジスタ
30 テスタ
12 I/Oコントロール回路
17 制御回路
17a BIST回路
21 メモリセルアレイ
21a ROM−FUSE
22 センスアンプ回路
23 データレジスタ
30 テスタ
Claims (5)
- 複数のメモリセルを接続したメモリブロックを複数含み、所定のメモリブロック内にテストデータを記憶するメモリセルアレイと、
前記テストデータを用いて前記メモリセルアレイの動作テストを実行する動作テスト部と、
を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記メモリセルアレイは、前記複数のメモリブロックのうち動作パラメータを記憶するメモリブロック内に前記テストデータを記憶することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記動作テスト部は、外部のテスト装置から入力される調整用パラメータと前記テストデータを用いて前記動作テストを実行し、該動作テストのテスト結果により取得した動作パラメータを前記所定のメモリブロックに記憶することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記テストデータを記憶するメモリブロックはROM−FUSEであり、該ROM−FUSE内にテストデータとして複数のテストパターンを記憶することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 複数のメモリセルを接続したメモリブロックを複数含むメモリセルアレイ内の一部の前記メモリブロック内にテストデータを記憶し、
前記テストデータを用いて前記メモリセルアレイの動作テストを実行することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のテスト方法。
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