JP2008004160A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェイル終了するであろう全ビット書き込み終了判定動作のオーバヘッドをなくし、不揮発性半導体メモリにおけるデータの書き込み時間を大幅に短縮する。
【解決手段】書き込み1回目で書き込み対象のメモリセルに書き込みバイアスを印加した後、書き込みベリファイを行う。CPU19は、判定省略回数設定レジスタ18に設定された回数分まで、全ビット書き込み完了を判定する全ビット書き込み終了判定動作を省略する。全ビット書き込み終了判定動作を3回省略する場合、3回目の書き込みまでは、メモリセルへの書き込みバイアスの印加、書き込みベリファイを繰り返し、4回目にメモリセルへの書き込みバイアスの印加、書き込みベリファイの後、全ビット書き込み終了判定動作を行う。判定がNGの際にはメモリセルへの書き込みバイアスの印加、書き込みベリファイ、および全ビット書き込み終了判定動作をOKとなるまで繰り返し行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体メモリにおける高速動作技術に関し、特に、不揮発性半導体メモリにおけるデータ書き込み時間の短縮に有効な技術に関する。
電気的に書き換え、および消去が可能な半導体メモリとして、フラッシュメモリに例示される不揮発性半導体メモリがある。この種の不揮発性半導体メモリの書き込み動作には、書き込み対象となるメモリセルのしきい値電圧が書き込み状態になったかどうかを検証するベリファイを伴う。
このベリファイでは、まず、対象となるメモリセルに書き込みバイアスを印加する。続いて、書き込みベリファイを行い、すべてのメモリセルの電気的状態が書き込み電圧レベルに相当する所定の値に達しているか否かを判定する。
そして、すべてのビット書き込みが完了したか否かを判定する全ビット書き込み終了判定動作を行い、すべてのメモリセルの電気的状態が書き込み電圧レベルに相当する所定の値に達するまで、ベリファイ動作が繰り返し行われる。
ところが、上記のような不揮発性半導体メモリのベリファイ技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
前述したように、ベリファイ動作において、全ビット書き込み終了判定を行っているが、個々のメモリセルには、書き込み速度のバラツキがあるため、複数回の書き込み、ベリファイ動作を繰り返す必要がある。
このばらつきのために、初めの数回の書き込みベリファイ動作では、通常全ビット書き込みが終了することはなく、この時の全ビット書き込み終了判定動作はフェイルで終わることになる。
よって、全ビット書き込み終了判定動作の時間だけオーバヘッドが生じてしまい、書き込み時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、フェイル終了するであろう全ビット書き込み終了判定動作のオーバヘッドをなくし、不揮発性半導体メモリにおけるデータの書き込み時間を大幅に短縮することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、複数の不揮発性メモリセルを有するメモリアレイと、不揮発性メモリセルに情報を格納する書き込み動作、不揮発性メモリセルに格納した情報を読み出す読み出し動作、不揮発性メモリセルに格納した情報を消去する消去動作の各動作を制御する制御部とを有した半導体集積回路装置であって、該制御部は、書き込み動作において、書き込みベリファイ後のすべてのメモリセルのビット書き込みが完了したか否かを判定する全ビット書き込み終了判定動作を任意の回数行わないように設定する書き込み終了判定動作制御部を備えたものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明は、前記書き込み終了判定動作制御部が、全ビット書き込み終了判定動作を任意の回数行わない回数を設定する回数設定部と、該回数設定部と外部端子とがそれぞれ接続され、選択信号に基づいて、該回数設定部に設定された設定信号、または外部端子を介して入力された設定信号いずれか一方の信号を選択して出力する選択部と、該選択部から出力された設定信号を記憶する設定信号記憶部と、外部入力されるコマンドに基づいて、選択部に選択信号を出力し、設定信号記憶部に記憶された設定信号に基づいて、書き込み動作の際に、設定された回数となるまで全ビット書き込み終了判定動作を行わないように制御を行う全ビット書き込み終了判定動作制御部とを備えたものである。
また、本発明は、前記回数設定部が、切断することにより設定データを設定するヒューズ、配線経路を切り替えて設定データを設定するメタルスイッチ、またはメモリアレイの一部領域における不揮発性メモリセルに設定データを設定するメモリセルヒューズのいずれか1つ、あるいは2以上の組み合わせから構成されているものである。
さらに、本発明は、前記メモリアレイに設けられた不揮発性メモリセルが、ある電圧レベルのしきい値電圧が複数設定され、2ビット以上のデータを記憶するものである。
また、本発明は、前記設定信号記憶部が、不揮発性メモリセルのしきい値電圧分布を第1〜第Nの書き込み電圧レベル以上とする第1〜第Nの書き込み動作において、第1〜第Nの書き込み動作毎に全ビット書き込み終了判定動作を行わない回数を個別に設定可能なものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)半導体集積回路装置におけるデータ書き込み処理の時間を短縮することができる。
(2)また、データの書き込み速度のばらつきを小さくすることが可能となり、半導体集積回路装置の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による不揮発性半導体メモリのブロック図、図2は、図1の不揮発性半導体メモリに設けられたコントローラの構成例を示すブロック図、図3は、図1の不揮発性半導体メモリにおける書き込み動作の一例を示す説明図、図4は、本発明の実施の形態1におけるデータの書き込み速度のばらつき分布比較の説明図である。
本実施の形態1において、フラッシュメモリに例示される不揮発性半導体メモリ(半導体集積回路装置)1は、図1に示すように、制御信号バッファ2、制御部となるコントローラ3、マルチプレクサ4、データ入力バッファ5、ページアドレスバッファ6、入力データコントローラ7、カラムアドレスカウンタ8、データ出力バッファ9、およびメモリ回路10から構成されている。
メモリ回路10は、Xデコーダ11、Yデコーダ12、Yゲート13、データレジスタ14、およびメモリアレイ15から構成されている。
メモリアレイ15は、記憶の最小単位である不揮発性メモリセルが規則正しくアレイ状に並べられている。マルチプレクサ4には、各データ入出力端子I/Oを通じてデータが入出力される。このマルチプレクサ4で入力または出力が切り替えられる。
データ入力バッファ5は、マルチプレクサ4を介した入力データを一時的に格納し、入力データコントローラ7に出力する。制御信号バッファ2には、各入力端子を介して、チップイネーブル/CE、リードイネーブル/RE、ライトイネーブル/WE、ライトプロテクト/WP、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブルALE、パワーオンオートリードイネーブルPRE、リセット/RESなどの各制御信号が入力され、該制御信号バッファ2に一時的に格納され、コントローラ3に出力される。
また、コントローラ3から直接、制御信号出力端子R/B(レディ/ビジー)を通じて制御信号が出力される。なお、これらの各制御信号において、/CE,/RE,/WE,/WP,/RES,/Bは、図1においてスラッシュ(/)を付している通り反転信号である。
ページアドレスバッファ6には、マルチプレクサ4、コントローラ3からの制御信号が入力され、ページアドレスの制御信号がメモリ回路10のXデコーダ11にそれぞれ出力される。
入力データコントローラ7には、データ入力バッファ5からのデータと、コントローラ3からの制御信号がそれぞれ入力され、入力データの制御信号がメモリ回路10のYゲート13にそれぞれ出力される。
カラムアドレスカウンタ8には、コントローラ3から制御信号が入力され、カラムアドレスがメモリ回路10のYデコーダ12にそれぞれ出力される。コントローラ3には、マルチプレクサ4、および制御信号バッファ2から制御信号がそれぞれ入力され、各制御信号が、マルチプレクサ4、データ入力バッファ5、ページアドレスバッファ6、入力データコントローラ7、カラムアドレスカウンタ8、制御信号バッファ2、およびデータ出力バッファ9などに出力される。
メモリ回路10において、メモリアレイ15には、1メモリセルに1ビットのデータを格納する不揮発性メモリセルが、ワード線とビット線との交点にアレイ状に配置されている。このメモリアレイ15内の各メモリセルは、Xデコーダ11、Yデコーダ12、Yゲート13により任意に選択される。
選択されたメモリセルに対するデータの読み出し、データの書き込み、データの消去が行われる。これらの読み出し、書き込み、消去のデータは、データレジスタ14に一時的に格納され、また読み出しデータはデータ出力バッファ9に一時的に格納されて出力される。
コントローラ3は、図2に示すように、回数設定部となるスイッチ部16、選択部となるセレクタ17、設定信号記憶部となる判定省略回数設定レジスタ18を含み、終了判定動作制御部となるCPU19、データコントローラ20、アドレスコントローラ21、電源コントローラ22、およびコマンドデコーダ23から構成されている。
スイッチ部16は、たとえば、メタルヒューズ、メタルスイッチ、または不揮発性メモリヒューズとなるフラッシュヒューズの少なくともいずれかのスイッチから構成されている。ここで、フラッシュヒューズとは、メモリアレイ15における一部領域のメモリセルを設定データとして記録するものをいう。
セレクタ17には、スイッチ部16、および外部入力ピンPが接続されている。セレクタ17は、CPU19から出力される選択信号に基づいて、スイッチ部16、または外部入力ピンPのいずれかに接続を切り替えて、CPU19に接続する。
判定省略回数設定レジスタ18は、外部入力ピンPを介して入力された設定データ、あるいはスイッチ部16に記憶された設定データの記憶を行う。CPU19は、コントローラ3のすべての制御を司るとともに、判定省略回数設定レジスタ18に設定された設定データに基づいて、書き込みベリファイ動作毎に行われる全ビット書き込み終了判定動作を任意の回数省略する。
そして、これらスイッチ部16、セレクタ17、ならびに判定省略回数設定レジスタ18を含むCPU19により、書き込み終了判定動作制御部が構成されている。
データコントローラ20は、ホストから入出力されるデータの入出力を制御する。アドレスコントローラ21は、ホストから入出力されるカラムアドレスなどの入出力を制御し、電源コントローラ22は、電源回路が生成した各種電源電圧の切り替えを行う。コマンドデコーダ23は、外部から入力される各種の制御信号をデコードしてCPU19に出力する。
次に、本実施の形態による不揮発性半導体メモリ1に設けられた書き込み終了判定動作制御部の作用について説明する。
図3は、不揮発性半導体メモリ1における書き込み動作の一例を示す説明図である。
この図3では、メモリセルの書き込み動作(メモリセルのしきい値電圧Vth分布が所望の書き込み電圧レベル以上に達する)が、たとえば、4回の書き込みバイアス印加で終了する場合を示しており、左から右にかけて、1回目〜4回目の書き込み処理を示している。また、図3の上方は、書き込み動作における状態遷移を示し、下方には、各状態におけるメモリセルのしきい値電圧Vthの分布を示している。
この書き込み終了までの書き込みバイアスの印加回数は、個々のメモリセルの特性のばらつきによって異なる。書き込み動作は、メモリセルへの書き込みバイアス印加と、書き込みベリファイ動作、および全選択されたメモリセル書き込み終了判定からなる。
まず、書き込み1回目において、書き込み対象のメモリセルに書き込みバイアスを印加(状態J101)した後、書き込み電圧レベルよりもメモリセルのしきい値電圧が大きいかを判定する書き込みベリファイを行う(状態J102)。ここで、判定省略回数設定レジスタ18には、データ’3’が設定されており、3回目の書き込みまでは、全ビット書き込み終了判定動作が省略される。
続いて、2回目の書き込みにおいて、書き込み対象のメモリセルに書き込みバイアスを印加(状態J103)した後、書き込みベリファイを行い(状態J104)、3回目の書き込みにおいても、同様に、書き込み対象のメモリセルに書き込みバイアスを印加(状態J105)した後、書き込みベリファイを行う(状態J106)。
その後、4回目の書き込みにおいて、書き込み対象のメモリセルに書き込みバイアスを印加(状態J107)し、書き込みベリファイを行う(状態J108)。この書き込みベリファイの終了後、すべてのビット書き込みが完了したか否かを判定する全ビット書き込み終了判定動作を行い(状態J109)、選択された全メモリセルが書き込まれたと判定されると終了となる。
また、J109の処理において、全ビット書き込み終了判定がNGの場合には、それ以降、4回目の書き込みと同様に、書き込み対象のメモリセルへの書き込みバイアスの印加、書き込みベリファイ、および全ビット書き込み終了判定動作を行い、選択された全メモリセルが書き込まれたと判定されるまで繰り返し行われる。
これにより、1回目から3回目の書き込み処理の間では、全ビット書き込み終了判定動作を行わないので、その動作処理に有する時間の分だけ書き込み時間の短縮を図ることができる。
また、1回目から3回目の書き込み処理において、全ビット書き込み終了判定動作を省略することにより、全ビット書き込み終了判定のタイミングを均一化することできる。
それにより、図4右側に示すように、図4左側に示した書き込みベリファイを行う毎にすべてのビット書き込みが完了したか判定する全ビット書き込み終了判定動作を行う場合に比べて不揮発性半導体メモリ1におけるデータの書き込み速度のばらつき(速度分布)を小さすることができ、不揮発性半導体メモリ1を用いて構成されたカードシステムなどの設計の容易化を図ることが可能となる。
ここで、図3では、全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数を3回としたが、この回数は任意に設定することができる。
次に、全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数の設定技術について説明する。
まず、判定省略回数設定レジスタ18に設定される設定データのデフォルト値を決定する。この場合、外部入力ピンP、およびセレクタ17を介して、全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数を設定する設定データを入力し、判定省略回数設定レジスタ18に設定する。設定データのデフォルト値の決定は、たとえば、プローブ検査時などに行う。
デフォルト値の決定の際、データ設定は、たとえば、0回から任意の回数まで行われ、各々の設定データにおいて書き込み処理のテストを行い、短縮時間が最適となる省略回数を設定データのデフォルト値とする。
たとえば、全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数が3回で最適となる場合には、設定データのデフォルト値は’3’となる。
設定データのデフォルト値が決定されると、その設定データ’3’がスイッチ部16に設定される。以降、たとえば、不揮発性半導体メモリ1のパワーオンリセット時などにスイッチ部16に設定された設定データ’3’がセレクタ17を介して判定省略回数設定レジスタ18にロードされて設定される。
また、スイッチ部16の構成を、たとえば、メタルヒューズとメタルスイッチを組み合わせた構成としてもよい。そして、デフォルト値をメタルヒューズで設定することで、半導体の製造過程においてメモリセルの特性ばらつきが収束してきた場合などに、最適な全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数がデフォルト値と異なるようになってしまっても、メタルスイッチにより設定データを容易に変更することができる。
このメタルスイッチによる省略回数を設定する設定データの変更は、メタルマスクの改定などで容易に再設定することが可能になる。
また、スイッチ部16の構成を、たとえば、メタルヒューズとフラッシュヒューズとを組み合わせた構成とし、デフォルト値をメタルヒューズで設定するようにしてもよい。この場合も、フラッシュヒューズを用いることで該省略回数を設定する設定データを容易に再設定することが可能になる。
それらの場合、セレクタ17は、メタルヒューズからの信号とメタルスイッチ(またはフラッシュヒューズ)からの信号とを選択してCPU19に出力する構成となる。
よって、製造プロセスのばらつきなどが生じても、容易に最適な全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数を再設定することができる。
さらに、スイッチ部16は、メタルヒューズ、メタルスイッチ、ならびにフラッシュヒューズのすべてを組み合わせた構成としてもよい。
それにより、本実施の形態1によれば、不揮発性半導体メモリ1における書き込み処理におけるオーバヘッドを少なくすることができるので、書き込み時間を短縮することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2による不揮発性半導体メモリに設けられたコントローラの構成例を示すブロック図、図6は、本発明の実施の形態2による不揮発性半導体メモリにおける書き込み電圧レベルの説明図である。
本実施の形態2においては、不揮発性半導体メモリ1(図1)が、1つのメモリセルに、ある電圧レベルのしきい値を複数設定し、1ビット以上の情報を記憶させる多値記憶技術が用いられたものである。
この場合、コントローラ3は、図5に示すように、スイッチ部16、セレクタ17、判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bを含むCPU19、データコントローラ20、アドレスコントローラ21、電源コントローラ22、およびコマンドデコーダ23から構成されている。
そして、スイッチ部16、セレクタ17、ならびに判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bを含むCPU19により、書き込み終了判定動作制御部が構成されている。
たとえば、2ビットのデータを記憶するメモリセルでは、図6に示すように、3つの書き込み電圧レベル(1)〜(3)を有することになり、メモリセルのしきい値電圧Vthの分布がそれら3つの書き込み電圧レベル(1)〜(3)よりも上になるように、3回の書き込み動作が行われる。
判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bは、これら書き込み電圧レベル(1)〜(3)に対応する設定データをそれぞれ個別に格納する。
この場合、スイッチ部16は、たとえば、メタルヒューズ、メタルスイッチ、またはフラッシュヒューズの少なくともいずれかのスイッチから構成されている。これらスイッチは、各判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bに対応するようにそれぞれ設けられている。
セレクタ17には、スイッチ部16、および外部入力ピンPが接続されている。セレクタ17は、CPU19から出力される選択信号に基づいて、スイッチ部16、または外部入力ピンPのいずれかに接続を切り替えて、CPU19に接続する。
判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bは、外部入力ピンPを介して入力された設定データ、あるいはスイッチ部16に記憶された設定データの記憶を行う。判定省略回数設定レジスタ18は、書き込み電圧レベル(1)の設定データを格納し、判定省略回数設定レジスタ18aは、書き込み電圧レベル(2)の設定データを格納する。判定省略回数設定レジスタ18bは、書き込み電圧レベル(3)の設定データを格納する。
全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数のデフォルト値設定は、初めに、外部入力ピンP、およびセレクタ17を介して、全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数を設定する設定データを入力し、判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bにそれぞれ設定する。
このデータ設定は、各書き込み電圧レベル(1)〜(3)毎に、0回から任意の回数まで行われ、各々の設定データにおいて書き込み処理のテストを行い、短縮時間が最適となる省略回数を設定データのデフォルト値とする。
たとえば、書き込み電圧レベル(1)における全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数が3回で最適となり、書き込み電圧レベル(2),(3)における全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数が4回で最適となる場合には、判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bに設定されるデフォルト値は、それぞれ’3’、’4’、’4’となる。
その後、決定された書き込み電圧レベル(1)〜(3)のデフォルト値がスイッチ部16に設定される。以降、たとえば、不揮発性半導体メモリ1のパワーオンリセット時などにスイッチ部16に設定された設定データがセレクタ17を介して判定省略回数設定レジスタ18,18a,18bにロードされて設定される。
それにより、本実施の形態2では、多値記憶技術が用いられた不揮発性半導体メモリ1であっても、各書き込み電圧レベル(1)〜(3)に見合った最適な全ビット書き込み終了判定動作を省略する回数を設定することができるので、書き込み処理におけるオーバヘッドを少なくすることができるので、該不揮発性半導体メモリ1の書き込み時間を短縮することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、不揮発性半導体メモリにおける書き込み処理時間を短縮する技術に適している。
本発明の実施の形態1による不揮発性半導体メモリのブロック図である。 図1の不揮発性半導体メモリに設けられたコントローラの構成例を示すブロック図である。 図1の不揮発性半導体メモリにおける書き込み動作の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1におけるデータの書き込み速度のばらつき分布比較の説明図である。 本発明の実施の形態2による不揮発性半導体メモリに設けられたコントローラの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による不揮発性半導体メモリにおける書き込み電圧レベルの説明図である。
符号の説明
1 不揮発性半導体メモリ(半導体集積回路装置)
2 制御信号バッファ
3 コントローラ
4 マルチプレクサ
5 データ入力バッファ
6 ページアドレスバッファ
7 入力データコントローラ
8 カラムアドレスカウンタ
9 データ出力バッファ
10 メモリ回路
11 Xデコーダ
12 Yデコーダ
13 Yゲート
14 データレジスタ
15 メモリアレイ
16 スイッチ部
17 セレクタ
18 判定省略回数設定レジスタ
18a 判定省略回数設定レジスタ
18b 判定省略回数設定レジスタ
19 CPU
20 データコントローラ
21 アドレスコントローラ
22 電源コントローラ
23 コマンドデコーダ
P 外部入力ピン

Claims (5)

  1. 複数の不揮発性メモリセルを有するメモリアレイと、前記不揮発性メモリセルに情報を格納する書き込み動作、前記不揮発性メモリセルに格納した情報を読み出す読み出し動作、前記不揮発性メモリセルに格納した情報を消去する消去動作の各動作を制御する制御部とを有した半導体集積回路装置であって、
    前記制御部は、
    書き込み動作に、書き込みベリファイ後のすべてのメモリセルのビット書き込みが完了したか否かを判定する全ビット書き込み終了判定動作を任意の回数行わないように設定する書き込み終了判定動作制御部を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記書き込み終了判定動作制御部は、
    全ビット書き込み終了判定動作を任意の回数行わない回数を設定する回数設定部と、
    前記回数設定部と外部端子とがそれぞれ接続され、選択信号に基づいて、前記回数設定部に設定された設定信号、または前記外部端子を介して入力された設定信号いずれか一方の信号を選択して出力する選択部と、
    前記選択部から出力された設定信号を記憶する設定信号記憶部と、
    外部入力されるコマンドに基づいて、前記選択部に選択信号を出力し、前記設定信号記憶部に記憶された設定信号に基づいて、書き込み動作の際に、設定された回数となるまで全ビット書き込み終了判定動作を行わないように制御を行う全ビット書き込み終了判定動作制御部とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項2記載の半導体集積回路装置において、
    前記回数設定部は、
    切断することにより設定データを設定するヒューズ、配線経路を切り替えて設定データを設定するメタルスイッチ、または前記メモリアレイの一部領域における不揮発性メモリセルに設定データを設定するメモリセルヒューズのいずれか1つ、あるいは2以上の組み合わせから構成されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記メモリアレイに設けられた不揮発性メモリセルは、
    ある電圧レベルのしきい値電圧が複数設定され、2ビット以上のデータを記憶することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項4記載の半導体集積回路装置において、
    前記設定信号記憶部は、
    前記不揮発性メモリセルのしきい値電圧分布を第1〜第Nの書き込み電圧レベル以上とする第1〜第Nの書き込み動作において、前記第1〜第Nの書き込み動作毎に全ビット書き込み終了判定動作を行わない回数を個別に設定可能なことを特徴とする半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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