JP5054499B2 - 脂質代謝改善剤 - Google Patents

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本発明は、血糖値上昇抑制剤、高レプチン血症予防・改善剤、高インスリン血症予防・改善剤、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPAR:Peroxisome Proliferator Activated Receptor)依存的遺伝子転写活性化剤、脂肪代謝促進剤に関する。
日本人の糖尿病患者は近年増加の一途をたどっており、大きな社会問題となってきている。糖尿病の90%以上を占める2型糖尿病は、膵β細胞からのインスリンの分泌低下とインスリン標的臓器である骨格筋、肝臓、脂肪組織でのインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)が様々な程度合わさってインスリン作用の低下が起こり、高血糖をきたした状態と言える。インスリン分泌低下は主に遺伝的に規定されている可能性が高く、インスリン抵抗性には遺伝素因と共に過食、高脂肪食、運動不足などの環境因子に起因する肥満、特に内臓に脂肪が多く蓄積した内臓脂肪型肥満が大きく関与すると考えられている。
肥満に伴うインスリン抵抗性の存在は、その代償として高インスリン血症を招くことになる。生体は肥満によって生じるインスリン抵抗性に対してインスリンを過剰分泌することにより対応するが、インスリン抵抗性が持続すると膵β細胞が疲弊し、インスリン分泌能が徐々に低下し、糖尿病状態に進行する。高血糖状態が持続すると、ブドウ糖自身が膵β細胞のインスリン分泌、末梢でのインスリン抵抗性を増大させ、ブドウ糖毒性が発揮される。ここに悪循環が形成され、障害の程度が更に悪化する。
従って、インスリン抵抗性を改善する薬剤は糖尿病の治療薬として極めて有用であると考えられる(非特許文献1〜4)。
一方、レプチンは脂肪細胞から分泌されるペプチドホルモンで、食欲調節やエネルギー代謝に深く関与する事が明らかになりつつある。ヒトでは一般に肥満者ほど血中レプチン値が高く、体格指数(Body mass index; BMI)や体脂肪率と正の相関を示す。従って、ヒトにおける肥満の病態はレプチンの分泌不全ではなく、中枢あるいは末梢におけるレプチン感受性の低下(レプチン抵抗性)であり、それにより代償的に血中レプチン濃度が上昇するものと考えられている(非特許文献5及び6)。
PPAR(Peroxisome Proliferator Activated Receptor:ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体)は核内受容体の1種であり、1990年に脂肪分解に関与する細胞内小器官であるペルオキシソームを増加させる作用を仲介する蛋白として同定され、ペルオキシソーム増殖剤により活性化を受けるレセプターという意味でPeroxisome Proliferator Activated Receptorα(ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体:PPARα)と名付けられた。
その後α型と構造上類似したアイソフォーム遺伝子としてβ/δ型及びγ型が同定され、合計3つのサブタイプから成ることが知られている。ヒトとマウスのγ型遺伝子には2つのプロモーターが存在するため、スプライシングの違いによってN末端の異なるPPARγ1とPPARγ2の2種類の蛋白質がある。PPARの各サブタイプはリガンド依存的に活性化され、9−シスレチノイン酸をリガンドとするRXR(Retinoid X Receptor)とヘテロ2量体を形成することで、プロモーター領域(転写制御領域)にPPAR応答配列(PPAR responsive element; PPRE)を有する種々の遺伝子の発現を制御している。近年PPARは非常に多くの生理、病理現象に関わっていることが明らかになってきた。
中でもPPARαの機能は脂肪酸の合成・輸送・分泌、脂肪消費臓器におけるATP産生、細胞周期の調節等幅広く生体のエネルギー代謝や恒常性の維持に関わるものと考えられている。特にβ-酸化など脂肪酸代謝に重要な酵素(Acyl-CoA oxidase, HMG-CoA synthase, Acyl-CoA synthase, Medium chain acyl dehydrogenase, Fatty acid binding protein, Lipoprotein lipase等)の遺伝子発現はPPARの活性化に強く依存していることが明らかになってきている。
言い換えれば、PPAR活性化剤は生体の脂質代謝を活性化する作用を有することが明らかになってきている。生体脂質代謝の活性化は高脂血症の改善や抗肥満にもつながる有用な作用である。
また、PPARγ、特にPPARγ2は脂肪細胞に比較的強い特異性を持って発現しており、脂肪細胞分化の中心的役割を果たしていることが明らかになっている。(非特許文献7〜9)
高脂血症治療薬であるフィブラート系化合物がPPARαのアゴニストであること、糖尿病治療薬として知られるチアゾリジン誘導体がPPARγのアゴニストであることが明らかにされて以来、これらの化合物に続くPPARアゴニストの探索が進められ、高脂血症やインスリン抵抗性、糖尿病の改善薬として開発が試みられている。
そしてこれまでにPPARアゴニストとして、チアゾリジン誘導体、フィブラート系化合物の他、脂肪酸、ロイコトリエンB4、インドメタシン、イブプロフェン、フェノプロフェン、15-deoxy-Δ-12,14-PGJ2 など(非特許文献10〜14)が報告されている。
生化学:71巻11号,pp1281-1298, 1999 化学と生物:37巻2号,pp120-125 臨床検査:42巻4号,pp395-403, 1998 Mebio別冊:Multiple risk factor syndrome 2, 1999 Diabetes& Metabolism,23,16-24,1997 別冊医学の歩み:脂肪細胞:49-53, 199 細胞:31(6), 218-234, 1999 J.Lipid Res. 37,907-925, 1996 Curr.Opin.Lipidol. 10, 151-159, 1999 Cell.83,813-819,1995 J.Biol.Chem. 272(6),3406-3410, 1997 Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 94,4321-,1997 J.Biol.Chem. 274(10),6718-6725,1999 Mebio別冊;Multiple Risk Factor Syndrome 2,88-96, 1999
しかしこれらの化合物には長期摂取による副作用などの問題がある。上記のような状況に鑑み、抗糖尿病、抗インスリン抵抗性薬剤の探索が進められ、これまでにトログリタゾンやピオグリタゾンなどのいわゆるチアゾリジン系薬剤が開発され、その有効性が確認されている。その一方で、死亡例を伴う重篤な肝障害も報告されており、安全性に優れた薬剤の開発が望まれている。
水溶性物質の抗肥満効果に関しては、カワラヨモギ、ヤマヨモギからの抽出物およびその中に含まれるカフェ酸、クロロゲン酸、3,5-ジカフェオイルキナ酸、4,5-ジカフェオイルキナ酸、クロロゲニン酸メチルについて、抗肥満効果および脂質代謝に関する効果が報告されている(特開昭61-40763)しかしながら、味、臭いの関係から、ヨモギ由来のものを連用することは難しい。
本発明の目的は、一度に大量の摂取が可能で、日常的に摂取しても負担にならず、かつ安全性に優れ、より高い血糖値上昇抑制効果、高レプチン血症予防・改善効果、高インスリン血症予防・改善効果、脂質代謝改善効果を有する薬剤、食品等を提供することにある。
本発明者は、クロロゲン酸類を食餌依存的に肥満・2型糖尿病を発症するC57Bl/6Jマウスに投与すると、肥満を抑制し、血糖値の上昇を抑制して糖尿病の予防・改善に有効であって、更に血中インスリン及びレプチン量の増加抑制作用を有することを見出した。
また、本発明者は、クロロゲン酸類はPPAR依存的遺伝子転写活性化作用、脂質代謝関連遺伝子転写活性作用を有し、特定物質と併用すると優れた脂質代謝促進効果が得られることを見出した。
本発明は、クロロゲン酸類からなる血糖値上昇抑制剤、高レプチン血症予防・改善剤、高インスリン血症予防・改善剤、PPAR依存的遺伝子転写活性化剤を提供するものである。
また、本発明は、モノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸の重量比が120/1〜1/1であるクロロゲン酸類からなる脂質代謝促進剤を提供するものである。
更に、本発明は、クロロゲン酸類及びカフェインからなりクロロゲン酸類/カフェインの重量比が4/1〜2/5である脂質代謝促進剤を提供するものである。
本発明のクロロゲン酸類は優れたPPAR依存的遺伝子転写活性化作用を有し、遺伝子の転写調節領域にPPAR responsive element (PPRE)を有する遺伝子を活性化することにより、特に脂質代謝を活性化し、それにより種々の生活習慣病に対する効果を有する。
特に、クロロゲン酸を摂取することにより肥満の予防・改善、血糖上昇抑制あるいは血糖低下、高レプチン血症予防・改善、高インスリン血症予防・改善効果が得られ、その結果、糖尿病の予防・改善効果が得られる。
また、クロロゲン酸類は長年にわたり日常的に食品として摂取しているものであり安全性も高いので、飲食品又は薬剤として摂取しても副作用の心配は少ない。
本発明で使用するクロロゲン酸類としては、3−カフェオイルキナ酸(ネオクロロゲン酸)、4−カフェオイルキナ酸(クリプトクロロゲン酸)、5−カフェオイルキナ酸、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸、4,5−ジカフェオイルキナ酸、3−フェルロイルキナ酸、4−フェルロイルキナ酸、5−フェルロイルキナ酸、3−フェルロイル−4−カフェオイルキナ酸等が挙げられる。
また、他の植物体からの抽出されるこれらの物質及びそれら誘導体を使用してもよく、その抽出物として、カフェ酸ジメチルエーテル、2−O−カフェオイル−アルブチン、カフェオイル−カレリヤニン、3−O−カフェオイル−シキミ酸、カフェ酸ドコサノールエステル、カフェ酸エイコサノールエステル、カフェ酸ヘネイコサノールエステル、カフェ酸トリコサノールエステル、カフェ酸テトラコサノールエステル、カフェ酸ペンタコサノールエステル、カフェ酸ヘキサコサノールエステル、フェルラ酸ドコサノールエステル、フェルラ酸エイコサノールエステル、フェルラ酸ヘネイコサノールエステル、フェルラ酸トリコサノールエステル、フェルラ酸テトラコサノールエステル、フェルラ酸ペンタコサノールエステル、フェルラ酸ヘキサコサノールエステル、エイコシル−フェルラ酸エステル、フキノール酸、エキナコシド(Echinacoside)、1,3−ジカフェオイルキナ酸、シコリック酸(Cichoric acid)、コニフェリルアルコール、クルクミン、リグナン類、リグニン等が挙げられる。
これらを含有する植物抽出物としては、例えば、コーヒー、リンゴ、ブドウ、タマネギ、ダイコン、レモン、センキュウ、トウキ、マツ、オウレン、ウコン、アギ、カンショ、ヒマワリの葉、ヒマワリの種子、モロヘイヤ、トウモロコシ、大麦、小麦、コメ等が好ましく、特にコメが好ましい。ここで、コメとは、イネ科イネ(Oryza sativa LINNE)の種実等の生又は乾燥物を意味する。特に、コーヒー生豆、南天の葉、リンゴ未熟果などのクロロゲン酸を多く含む植物体から抽出したものでもよく、例えば、アカネ科コーヒー(Coffea arabica LINNE)の種子より、温時アスコルビン酸又はクエン酸酸性水溶液で抽出して得られる生コーヒー豆の抽出物をこれらに置き換えて利用することができる。
植物抽出液中、好ましいものとしては、コーヒー、リンゴ、ブドウ、タマネギ、ダイコン、レモン、センキュウ、トウキ、マツ、オウレン、ウコン、アギ、カンショ、ヒマワリの葉、ヒマワリの種子、モロヘイヤ、トウモロコシ、大麦、小麦、コメ等が好ましく、特にコメが好ましい。ここで、コメとは、イネ科イネ(Oryza sativa LINNE)の種実等の生又は乾燥物が挙げられ、更に好ましくは、コーヒー、リンゴ、ブドウが挙げられる。
クロロゲン酸類の骨格であるフェルラ酸は、上記工程より得られたフェルラ酸エステルを加圧下熱時硫酸で加水分解し、精製して得るか、又は細菌(Pseudomonas)を、フトモモ科チョウジノキ(Syzygium aromaticum MERRILL et PERRY)のつぼみ及び葉より水蒸気蒸留で得られた丁子油、又は丁子油から精製して得られたオイゲノールを含む培養液で培養し、その培養液を、分離、精製して得ることができる。また、化学合成によってフェルラ酸を調製する場合は、例えば、バニリンとマロン酸との縮合反応による方法を挙げることができる(Journal of American Chemical Society,74,5346,1952)。なお、フェルラ酸等には立体異性体が存在するがいずれの異性体も使用することができ、また異性体の混合物であってもよい。
本発明で使用するクロロゲン酸類は、そのカルボキシル基が遊離のものの他に、ナトリウム塩、カリウム塩なような塩の状態の物及びその混合物でも良い。
このような塩の塩形成用の塩基物質としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物;水酸化アンモニウム等の無機塩基、アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機塩基が用いられるが、特にアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物が好ましい。
更にクロロゲン酸類を血糖値上昇抑制剤、高レプチン血症予防・改善剤、高インスリン血症予防・改善剤、PPAR依存的遺伝子転写活性剤として使用する場合、クロロゲン酸類中の、モノカフェオイルキナ酸とジカフェオイルキナ酸の含有重量比率モノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸が120/1〜1/1であることが好ましい。更に、好ましくは100/1〜2/1、特に好ましくは100/1〜5/1である。モノカフェオイルキナ酸としては、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸、5−カフェオイルキナ酸また、ジカフェオイルキナ酸としては、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸、4,5−ジカフェオイルキナ酸、3−フェルロイルキナ酸、4−フェルロイルキナ酸、5−フェルロイルキナ酸、3−フェルロイル−4−カフェオイルキナ酸が挙げられる。
クロロゲン酸類中のモノカフェオイルキナ酸とジカフェオイルキナ酸の含有量の重量比モノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸が120/1〜1/1の範囲で摂取すると脂質代謝促進効果が優れ好ましい。またこのモノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸の重量比は、更に好ましくは25/1〜1/1、特に25/1〜2/1が好ましい。
また、クロロゲン酸類は、一定量比でカフェインと組み合せて摂取すると優れた脂質代謝改質効果が得られる。
クロロゲン酸類とカフェインの含有量の重量比率クロロゲン酸類/カフェインが20/1〜1/10、更に好ましくは10/1〜2/5、特に4/1〜2/5が好ましい。この場合のクロロゲン酸類中のモノカフェオイルキナ酸とジカフェオイルキナ酸の含有量の重量比率は、モノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸が120/1〜1/1、更に好ましくは100/1〜2/1、特に25/1〜2/1であるのが好ましい。
本発明のクロロゲン酸類は賦形剤及びその他の添加剤とともに任意の形態に製剤化される。かかる賦形剤、添加剤の例として、固形状のものとしては乳糖、カオリン、ショ糖、結晶セルロース、コーンスターチ、タルク、寒天、ペクチン、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、レシチン、塩化ナトリウム等が挙げられ、液状のものとしてはグリセリン、落花生油、ポリビニルピロリドン、オリーブ油、エタノール、ベンジルアルコール、プロピレングリコール、水等が挙げられる。
本発明のクロロゲン酸及びそれを含有する組成物は、その剤型に応じて経口、経腸、注射、経粘膜、経皮等いずれの経路によってもヒトに投与あるいは摂取することができる。
またその量は、年齢、体重、性別、投与方法等の種々の要因によって異なるが、経口投与の場合は通常大人1人当たり1回に100〜5000mgが望ましい。
血糖値上昇抑制剤として使用する場合には、300〜5000mg、特に400〜1000mgの範囲を1日1回〜数回に分けて投与することが好ましい。
また、高レプチン血症予防・改善剤、高インスリン血症予防・改善剤として使用する場合には、300〜5000mg、特に400〜1000mgの範囲を1日1回〜数回に分けて投与することが好ましい。
PPAR依存的遺伝子転写活性剤として、使用する場合にも、300〜5000mg、特に400〜1000mgの範囲を1日1回〜数回に分けて投与することが好ましい。
脂肪代謝促進剤として、使用する場合には、300〜5000mg、特に400〜1000mgの範囲を1日1回〜数回に分けて投与することが好ましい。
本発明の剤型としては、例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、トローチ剤、シロップ剤、乳液、軟ゼラチンカプセル、ゲル、ペースト、注射剤、クリーム、ジェル、ローション、貼付剤等が挙げられる。また、種々の形態の飲料、スナック類、乳製品、調味料、でんぷん加工製品、加工肉製品等あらゆる食品に適宜配合することができる。特に脂質代謝促進剤として使用する場合は、容器詰飲料とするのが好ましい。
本発明のクロロゲン酸類は、摂取、投与のしやすさから通常製剤中0.01〜100重量%であるのが好ましく、特に好ましくは、0.05〜95重量%、更に好ましくは、0.1〜90重量%である。
実施例1
食餌誘導性肥満・2型糖尿病モデルであるC57BL/6J系マウスを使用した肥満、血糖、血中インスリン、血中レプチンに対する効果試験
7週齢のC57BL/6J系雄性マウスを各群5匹ずつ3群に分け、表1記載の組成の各食餌で飼育する。4ヶ月後体重を測定するとともに、12時間絶食後エーテル麻酔下で腹部大動脈より採血を行い空腹時血清グルコース、インスリン、レプチン値を測定する。結果を表2に示す。
Figure 0005054499
Figure 0005054499
第2群では第1群に比較し、有意な体重の上昇が認められたのに対して、第3群においては第1群に対して体重の上昇は少なく、また第2群に対して体重は低値を示した。本発明のクロロゲン酸は抗肥満効果が優れていた。
第2群では第1群に比較し、有意な血糖値(グルコース)の上昇が認められたのに対して、第3群においては第1群に対しての血糖値上昇は少なく、また第2群に対して血糖値は低値を示した。本発明のクロロゲン酸は、血糖値上昇抑制効果に優れ、更に糖尿病に有効であった。
第2群では第1群に比較し、有意なインスリン値の上昇が認められたのに対して、第3群においては第1群に対してのインスリン値の上昇は少なく、また第2群に対してインスリン値は低値を示した。本発明のクロロゲン酸は、血中インスリン値上昇抑制に優れ、更にインスリン抵抗性に有効であった。
第2群では第1群に比較し、有意なレプチン値の上昇が認められたのに対して、第3群においては第1群に対してのレプチン値の上昇は少なく、また第2群に対してレプチン値は低値を示した。本発明のクロロゲン酸は、血中レプチン値上昇抑制に優れ、更にレプチン抵抗性に有効であった。
実施例2
PPAR依存的遺伝子転写活性化試験
小腸上皮細胞株IEC-6を12well plateにまき、DMEM(1%FCS)中で1日培養する。PPAR応答配列(下線)(AACgTgACCTTTgTCCTggTC AACgTgACCTTTgTCCTggTC AACgTgACCTTTgTCCTggTC)を含むDNA鎖、SV40プロモター遺伝子、蛍ルシフェラーゼ遺伝子を含むPPARレポータープラスミド(PPAR-Luc)及び、ウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子の上流にチミジンキナーゼプロモーター遺伝子を連結したコントロールプラスミド(TK-Luc:Promega)を同時に各々0.5μg/wellとなるようトランスフェクション試薬(Superfect transfection reagent; QIAGEN)を用いて導入した。その後培養液を被験物質を含むDMEM(-FCS)培地に交換し、さらに24時間培養した。PBSにて洗浄後デュアルルシフェラーゼアッセイシステム(Promega)を用いて細胞を溶解、溶解液にルシフェリンを含む基質溶液を加え、ルミノメーターにて蛍及びウミシイタケルシフェラーゼ活性を各々測定した。本実験系でPPAR依存的な遺伝子の転写活性(ルシフェラーゼ活性1)を測定することにより、PPAR活性能の評価を行った。尚、PPAR依存的な遺伝子の転写活性(ルシフェラーゼ活性1)は以下のように定義した。
PPAR依存的な遺伝子の転写活性(ルシフェラーゼ活性1)=(PPAR-Lucによる蛍ルシフェラーゼ活性)/(TK-Lucによるウミシイタケルシフェラーゼ活性)
IEC-6細胞における各被験物質によるPPAR活性化能を表3に示す。尚、コントロールにおけるPPAR依存的転写活性を100とし、それに対する相対値を示す。
Figure 0005054499
クロロゲン及びクロロゲン酸を含有するコーヒー抽出物はPPAR依存的遺伝子転写活性化に優れていた。
実施例3
HMG-CoA synthase遺伝子活性化試験
小腸上皮細胞株IEC-6を12well plateにまき、DMEM(1%FCS)中で1日培養する。ラットHMG-CoA synthase遺伝子の転写制御領域(-1081/+21)、SV40プロモター遺伝子、蛍ルシフェラーゼ遺伝子を含むPPARレポータープラスミド(HMGS-Luc)及び、ウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子の上流にチミジンキナーゼプロモーター遺伝子を連結したコントロールプラスミド(TK-Luc:Promega)を同時に各々0.5μg/wellとなるようトランスフェクション試薬(Superfect transfection reagent; QIAGEN)を用いて導入した。その後培養液を被験物質を含むDMEM(-FCS)培地に交換し、さらに24時間培養した。PBSにて洗浄後デュアルルシフェラーゼアッセイシステム(Promega)を用いて細胞を溶解、溶解液にルシフェリンを含む基質溶液を加え、ルミノメーターにて蛍及びウミシイタケルシフェラーゼ活性を各々測定した。本実験系でHMG-CoA synthaseの転写活性(ルシフェラーゼ活性2)を測定することにより、脂質代謝遺伝子活性能の評価を行った。尚、遺伝子の転写活性(ルシフェラーゼ活性2)は以下のように定義した。
遺伝子の転写活性(ルシフェラーゼ活性2)=(HMGS-Lucによる蛍ルシフェラーゼ活性)/(TK-Lucによるウミシイタケルシフェラーゼ活性)
IEC-6細胞における各被験物質によるHMG-CoA synthase遺伝子活性化能を表4に示す。尚、コントロールにおける転写活性を100とし、それに対する相対値を示す。
Figure 0005054499
クロロゲンは脂質代謝酵素遺伝子の転写活性化が優れていた。
実施例4
食餌誘導性肥満マウスを用いた体重及び内蔵脂肪に対する抗肥満効果試験/クロロゲン酸+カフェイン
7週齢のC57BL/6J系雄性マウスを各群5匹ずつ6群に分け、表5記載の組成の各食餌で飼育する。1ヶ月後体重を測定するとともに、内臓脂肪量(副睾丸脂肪、腸間膜脂肪、後腹膜脂肪および腎周囲脂肪)を測定した。
Figure 0005054499
Figure 0005054499
Figure 0005054499
第2群では第1群に比し、有意な体重の上昇及び内臓脂肪量増加が認められたのに対して、第3群では第2群に比し、体重増加量及び全内臓脂肪量は有意な低減を示した。さらに第4群では第3群に比し、クロロゲン酸単独よりもカフェインを添加することにより、クロロゲン酸の効力が増加し、体重増加抑制効果及び内臓脂肪量増加抑制効果は強くなった。
実施例5
食餌誘導性肥満マウスを用いた体重及び内蔵脂肪に対する抗肥満効果試験/クロロゲン酸単独とコーヒー豆抽出物の抗肥満効果試験
7週齢のC57BL/6J系雄性マウスを各群5匹ずつ4群に分け、表8記載の組成の各食餌で飼育する。5週間後体重を測定するとともに、内臓脂肪量(副睾丸脂肪、腸間膜脂肪、後腹膜脂肪および腎周囲脂肪)を測定した。
Figure 0005054499
Figure 0005054499
Figure 0005054499
第2群では第1群に比し、有意な体重の上昇及び内臓脂肪量増加が認められたのに対して、第3群及び第4群では第2群に比し、体重増加量及び全内臓脂肪量は低下した。
実施例6
生活習慣病予防・改善用カプセル剤
カプセル化剤中に下記組成物(400mg)を封入した。
クロロゲン酸 68重量%
コーンスターチ 10
セルロース 10
トコフェロール 2
乳糖 10
実施例7
次法によりコーヒー豆抽出物水を用いて容器詰飲料を製造し、その飲料中のモノカフェオイルキナ酸、ジカフェオイルキナ酸、クロロゲン酸類及びカフェインの分析を行った。
・モノカフェオイルキナ酸及びジカフェオイルキナ酸の分析
<分析機器>
HPLC(日立製作所製)を使用した。装置の構成ユニットの型番は次の通り。
プロッター:D−2500
ディテクター:L−4200
ポンプ:L−7100
オートサンプラー:L−7200
カラム:lnertsil ODS-2、内径2.1mm×長さ250mm
<分析条件>
サンプル注入量:10μL
流量:0.3mL/min
紫外部吸光光度計検出波長:325nm
溶離液A:0.05M酢酸3%アセトニトリル溶液
溶離液B:0.05M酢酸100%アセトニトリル溶液
濃度勾配条件
時間 溶離液A 溶離液B
0分 100% 0%
5分 100% 0%
20分 80% 20%
35分 80% 20%
45分 0% 100%
60分 0% 100%
70分 100% 0%
120分 100% 0%
<モノカフェオイルキナ酸及びジカフェオイルキナ酸のリテンションタイム>
(単位:分)
モノカフェオイルキナ酸 :19.7、22.4、23.5の計3点
ジカフェオイルキナ酸 :32.2、32.8の計2点
ここで求めたエリア%の合計値を求め、モノ体とジ体の比率を算出した。
・クロロゲン酸類の分析
分析機器、分析条件はモノ体及びジ体の場合と同様である。
<クロロゲン酸類のリテンションタイム>
(単位:分)
モノカフェオイルキナ酸 :19.7、22.4、23.5の計3点
ジカフェオイルキナ酸 :32.2、32.8の計2点
フェルラキナ酸 :26.4、27.1の計2点
ここで求めたエリア%から5位のカフェオイルキナ酸を標準物質とし、重量%を求めた。
・カフェイン分析方法及び定義
<分析機器>
モノ及びジカフェオイルキナ酸の分析の場合と同じ機器を用いた。
<分析条件>
サンプル注入量:10μL
流量:1.0mL/min
紫外部吸光光度計検出波長:280nm
溶離液A:0.1M酢酸水溶液
溶離液B:0.1M酢酸アセトニトリル溶液
濃度勾配条件(%は体積%)
時間 溶離液A 溶離液B
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
62分 97% 3%
<カフェインのリテンションタイム>
(単位:分)
カフェイン :27.2の計1点
ここで求めたエリア%から標準物質により、重量%を求めた。
容器詰飲料の製造:
(1)製造例1
タンザニアAA(ユニカフェ社製、L値26)のコーヒー豆200gに対し、抽出液200gを加え抽出液を得た。この時抽出液のブリックス値は9.95であった。
表11の組成の容器詰飲料を製造した。なお、飲料は190mLスチール缶に充填後、レトルト殺菌試験機(日阪製作所製)を用いて、123.5℃で25分間保持し、F値(殺菌指標)43となるような条件で熱処理を行った。F値3.1でボツリヌス菌を死滅できるレベルとなる。
(2)製造例2
タンザニアAA(ユニカフェ社製、L値26)のコーヒー豆200gに対し、抽出液2000gを加えたのち、更に200gを加えた最後の200gのみを採取し抽出液を得た。この時抽出液のブリックス値は0.38であった。
表11の組成の容器詰飲料を製造した。なお、飲料は190mLスチール缶に充填後、レトルト殺菌試験機(日阪製作所製)を用いて、121.5℃で10分間保持し、F値(殺菌指標)10となるような条件で熱処理を行った。尚、F値3.1でボツリヌス菌を死滅できるレベルとなる。
0.05M酢酸を用いて、滅菌後容器詰飲料の飲料濃度を15重量%に希釈した。次いで10000r/minで5分間、遠心分離機(久保田商事(株)KR−1500)にかけ、上澄液を採取し、注入量10μLでHPLCで分析を行った。結果を表11に示す。
Figure 0005054499
製造例1、2の飲料を飲用した結果、良好な味と共に脂質代謝が促進された。

Claims (2)

  1. 3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸から選ばれるモノカフェオイルキナ酸と、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸及び4,5−ジカフェオイルキナ酸から選ばれるジカフェオイルキナ酸を少なくとも含有し、モノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸の重量比が25/1〜2/1であるクロロゲン酸類、及びカフェインを有効成分とし、クロロゲン酸類とカフェインとの重量比が10/1〜20/1である抗肥満剤。
  2. 3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸から選ばれるモノカフェオイルキナ酸と、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸及び4,5−ジカフェオイルキナ酸から選ばれるジカフェオイルキナ酸を少なくとも含有し、モノカフェオイルキナ酸/ジカフェオイルキナ酸の重量比が25/1〜2/1であるクロロゲン酸類、及びカフェインを有効成分とし、クロロゲン酸類とカフェインとの重量比が10/1〜20/1である内臓脂肪蓄積抑制剤。
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