JP2009275026A - 膵臓リパーゼ活性阻害作用を有する組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】生薬であるコウジュ、特にホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの薬理作用の検討に基づき、その抽出エキスが有する膵リパーゼ活性阻害作用による膵リパーゼ阻害剤、並びに該阻害剤による抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制等の脂肪蓄積を防止する組成物の提供。
【解決手段】コウジュの溶媒抽出エキスを有効成分とすることを特徴とする膵リパーゼ活性阻害剤、それを含む抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制等の脂肪蓄積を防止する組成物であり、抽出対象となるコウジュがホソバヤマジソ又はナギナタコウジュであり、抽出溶媒が、水である脂肪蓄積防止組成物である。脂肪蓄積防止組成物として、食品、なかでも特定保健用食品、医薬等である。
【選択図】図1

Description

本発明は、膵リパーゼ阻害剤及び該阻害剤を含有する脂肪蓄積防止組成物に関し、詳細にはコウジュ、なかでもホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの溶媒抽出エキスを含有する膵リパーゼ阻害剤、及び、該膵リパーゼ阻害剤を含有し、膵リパーゼ活性阻害作用を有し、抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制等の脂肪蓄積を防止する組成物としての有用な食品、医薬品等に関する。
近年、我が国においては食生活の欧米化が進行し、食事における脂肪摂取の割合が著しく増加してきている。それに加えて、モータリゼーション等の発達により、運動不足が加わり、高脂血症、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が増え、過食、糖分・脂肪摂取過多、或いは運動不足などが原因となり、メタボリックシンドローム症候群(内臓脂肪型肥満)に悩まされている人が急増している。
厚生労働省の推定では、日本人の40歳から74歳の男性にあっては二人に一人、女性にあっては五人に一人の割合でメタボリックシンドロームの疑いがあるか、或いはその予備軍であり、その数は約2,000万人にも及んでいるといわれている。
メタボリックシンドロームは、高脂血症・高血圧・高血糖などの生活習慣病の原因となり、大きな社会問題となっている。特に、内臓脂肪蓄積状態、或いはインスリン抵抗性病態においては、これら病態を重複し易く、動脈硬化性疾患への危険性がさらに増大し、心筋梗塞などの心疾患、脳卒中などの脳血管障害など、命に関わる疾患につながるリスクを高めることとなる。さらにメタボリックシンドロームは、高齢化と少子化の影響に加え、増え続ける国民医療費の主要因ともなっている。
したがって、メタボリックシンドロームへの対策は、国民の健康維持の推進のみならず、国民医療費の増大の抑制にもつながるなど、その効果は計り知れないものである。
メタボリックシンドロームに代表される肥満治療の原則は、適切な食事療法及び適度の運動であることは明らかであるが、最近の肥満研究の進歩に伴い、中枢性食欲抑制剤、熱代謝促進剤、消化吸収抑制剤など、様々な面から抗肥満に対する薬理学的アプローチがなされてきている。
例えば、食事により摂取した脂肪は腸管において胆汁酸により乳化され、膵臓から分泌されるリパーゼの作用を受けて脂肪とグリセリンに分解され、吸収された後、小腸上皮細胞においてトリグリセライドに再合成され、カイロミクロンと呼ばれるリポタンパク粒子に取り込まれ、リンパを通じて血中に放出される。その後、筋肉などでエネルギーとして消費されるが、余分な脂肪は脂肪細胞に蓄積される。したがって、食後の急激な血中中性脂肪の上昇は、組織での脂肪蓄積を起こし易い。
かかる観点からみれば、食後の高脂血症を抑えることは脂肪蓄積を抑制するために非常に重要であり、食後高脂血症(食後高中性脂肪血症)を抑制する薬剤としては、膵リパーゼ阻害剤が開発され、脂肪の吸収を遅らせるため、海外においては肥満患者を対象としてその有用性が確認されている。
例えば、米国では、脂肪代謝に係わる酵素である膵リパーゼの阻害薬としてオリルスタット(商品名:ゼニカル/販売会社:ロッシュ社)が開発され、臨床的に使用されている。しかしながらオリルスタットの服用は突然の便意、放尿、脂肪便などの副作用等を生じさせ、時には日常生活に支障をきたす場合も多い問題点がある。
一方、植物等の天然物は、一般に副作用が少ないという利点を有していることから、かかる天然物を利用した膵リパーゼ阻害作用を持つ物質の検索についても種々の研究が行われている。例えば、香辛料の一種であるクローブのエタノール抽出物(特許文献1)、ヒノキチオール(特許文献2)、ネジレフサマメノキの鞘部分より抽出されるエキス(特許文献3)、或いは栗皮抽出物を有効成分とするもの(特許文献4)、桂皮の抽出エキス(特許文献5)、グアバ葉の抽出エキス(特許文献6)、或いは杜仲葉の抽出エキス(特許文献7)等を有効成分とするものなど、多くの報告がなされている。また、実際の飲食物として、特定保健用食品としての「黒烏龍茶」(販売会社:サントリー)なども登場してきている。
そこで本発明者も、食経験豊富な安全性の高い天然物について、広くスクリーニングを行った。その結果、コウジュのアルコール抽出エキスに優れた抗アレルギー作用があることを見出し、その点については既に特許出願を完了している。
今回、本発明者は、コウジュのアルコール抽出エキスとは異なり、水抽出エキスについてその薬理作用を検討したところ、かかる水抽出物には優れた膵リパーゼ活性阻害作用があることを新規に見出した。この膵リパーゼ活性阻害作用は、コウジュのアルコール抽出エキスにはみられない、特異的な作用であった。
コウジュ(生薬名)は、ホソバヤマジソの全草をいい、ホソバヤマジソ(学名:Mosla chinensis Maxim.)は、シソ科(Labiatae)のイヌコウジュ(Mosla)属に属する一年草であり、わが国においては中国地方から九州北部に僅かに確認されているのみであるが、朝鮮半島及び中国大陸などでは広い範囲で分布する植物である。
コウジュ(Xiangru)は、中国においては、夏風邪、発熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状に対して用いられている(非特許文献1)。
このホソバヤマジソの揮発性成分に対する報告は、これまで多くあり、チモ−ルやカルバクロールなどの成分を多く含んでおり、その強い抗菌作用が報告されている(非特許文献2、特許文献8)。
一方、ホソバヤマジソの非揮発成分に関する報告は少なく、僅かにその成分として数種類のフラボノイドを同定しているに過ぎない(非特許文献3)。
今回本発明者は、このコウジュとして知られているホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの抽出エキス、特に水抽出エキスに優れた膵リパーゼ阻害活性があり、したがって、優れた抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制等の脂肪蓄積防止組成物になることを新規に見出し、本発明を完成させるに至った。
特許第3559482号公報 特許第3832871号公報 特開2006−290806号公報 特開2007−145802号公報 特開2001−120237号公報 特開2001−226274号公報 特開2005−289951号公報 特開2001−342106号公報 中華人民共和国葯典、2005年版、182−183頁 中葯大辞典、1985、1421−1422頁、小学館 Indian Journal of Chemistry, 35:392-294, 1996
なお、中国葯典ではホソバヤマジソの全草をコウジュ(生薬名)として記載しており、また、流通生薬のコウジュもホソバヤマジソが一般的である。しかしながら、古い葯典においては、ホソバヤマジソに似たナギナタコウジュ(シソ科ナギナタコウジュ属、学名:Elsholtzia ciliata Hylander, Elsholtzia splendens Nakai ex F. Maekawa)をコウジュとして記載していた経緯もあり、中国では地域によってはナギナタコウジュをコウジュとして用いている場合もある。また、本邦においても、ナギナタコウジュ、或いはイヌコウジュ(シソ科イヌコウジュ属、学名:Mosla punctulata)をコウジュとして扱う場合もある。
したがって、本明細書においては、コウジュとは一般的にはホソバヤマジソ(Mosla chinensis Maxim.)のことを意味するが、特に断らない限り、広くはナギナタコウジュ、イヌコウジュも包含してコウジュと称する。
したがって本発明は、上記現状に鑑み、生薬であるコウジュ、特にホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの薬理作用の検討に基づき、その抽出エキスが有する、優れた膵リパーゼ活性阻害作用に基づく膵リパーゼ阻害剤、及び抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制等の脂肪蓄積を防止する組成物を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するための本発明は、その基本的態様として、コウジュの溶媒抽出エキスを有効成分とすることを特徴とする膵リパーゼ阻害剤である。
より詳細には、本発明は、コウジュが、ホソバヤマジソ又はナギナタコウジュである膵リパーゼ阻害剤である。
したがって、本発明は具体的には、コウジュの溶媒抽出エキス、特にホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの溶媒抽出エキスを有効成分とする膵リパーゼ阻害剤であり、さらに具体的には、コウジュの溶媒抽出エキスがホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの水〜熱水抽出エキスである膵リパーゼ阻害剤である。
また本発明は、別の態様として上記の膵リパーゼ阻害剤を含有する抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制及び脂肪蓄積防止組成物であり、より詳細には、生薬であるコウジュの溶媒抽出エキスを有効成分とすることを特徴とし、特に、コウジュがホソバヤマジソ又はナギナタコウジュである脂肪蓄積防止組成物である。
また本発明は別の態様として、上記した抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制及び脂肪蓄積防止組成物を含有する食品、なかでも特定保健用食品であり、また、上記した脂肪蓄積防止組成物を含有する医薬、或いは飼料でもある。
本発明が提供するホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの溶媒抽出エキス、特に水〜熱水抽出エキス(以下、広く、コウジュの溶媒抽出エキスを含め、単に「抽出エキス」と記す場合もある)を有効成分とする膵リパーゼ阻害剤は、脂肪分解を抑制することから、脂肪の吸収を抑え、その結果肥満を予防でき、結果的には、メタボリックシンドロームの発症を抑えることができる。
具体的には、本発明の膵リパーゼ阻害剤は、中性脂肪であるトリグリセライドに対して強い阻害作用を示し、経口摂取した脂肪の吸収を抑制することができる。
しかも本発明の膵リパーゼ阻害剤は、天然由来の成分であることから、安全であり、日々摂取して利用するために非常に優れている。
このような本発明が提供する膵リパーゼ阻害剤は、様々な食品、加工食品、さらには医薬品等に添加して利用可能である。
したがって、本発明の抽出エキスを含有する脂肪蓄積防止組成物を応用して、日常生活の中で気軽に摂取できる安全性の高い、膵リパーゼ活性阻害作用を持ち、肥満症、高脂血症等の食後の高脂血症を予防、治療する組成物(医薬品、健康食品)を提供できる利点を有している。
本発明において、有効成分である抽出エキスを構成するホソバヤマジソ(Mosla chinensis Maxim.)は、上記したように、シソ科(Labiatae)のイヌコウジュ(Mosla)属に属する一年草である。わが国では中国地方から九州北部に僅かに確認されているのみであるが、朝鮮半島及び中国大陸などでは広い範囲で分布する植物である。
このホソバヤマジソは、その乾燥生薬名はコウジュ(Xiangru)と呼ばれ、中国においては、夏風邪、発熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状に対して用いられている漢方薬成分の一つである。
また、ナギナタコウジュ(シソ科ナギナタコウジュ属、学名:Elsholtzia ciliata Hylander, Elsholtzia splendens Nakai ex F. Maekawa)については、これをコウジュとして記載していた経緯もあり、中国では地域によってはナギナタコウジュをコウジュとして用いている場合もある。また、本邦においても、ナギナタコウジュ、或いはイヌコウジュ(シソ科イヌコウジュ属、学名:Mosla punctulata)をコウジュとして扱う場合もある。
このホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの溶媒抽出エキスに膵リパーゼ活性阻害作用があることは、今まで知られておらず、その点で本発明は特異的なものである。
本発明において、その有効成分である抽出エキスを調製するに当たって、そのホソバヤマジソ又はナギナタコウジュとしては、例えば、茎、葉、花、果実等の各部分の乾燥物、或いはこれらを含めた全草乾燥物であり、好ましくは全草乾燥物を使用するのがよい。
抽出に当たっては、当該乾燥物を適当に裁断し、溶媒抽出を行うのがよい。抽出に使用する溶媒として、水〜熱水がよく、特に50〜80℃程度の熱水を使用して抽出するのが好ましい。
なお、本発明者の検討によれば、コウジュの抽出エキスとして低級アルコール抽出エキス、或いは低級アルコールと水との混合溶媒を用いた抽出エキスには目的とする膵リパーゼ活性阻害作用は認められないものであり、特に水〜熱水を用いて抽出する点にまた一つの特徴がある。
抽出の具体的手法としては、一般的に使用されている抽出手段が採用され、例えば、ホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの全草乾燥物を適当に裁断した後、その全重量に対して1〜50倍、好ましくは10〜20倍量の水を用い、1〜24時間程度、室温〜熱水の範囲で浸漬・加熱抽出を行い、得られた抽出液を減圧濃縮し、使用した抽出溶媒を除去し、目的とするホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの溶媒抽出エキスを調製することができる。
かくして本発明の有効成分であるホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの抽出エキスを調製することができ、本発明者等の検討の結果、得られた抽出エキスには、優れた膵リパーゼ活性阻害作用があることが判明した。
したがって、本発明はかかるホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの抽出エキスを有効成分として含有する膵リパーゼ阻害剤であり、また、該膵リパーゼ阻害剤を含有する抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制等の脂肪蓄積を防止する組成物である。
本発明が提供する膵リパーゼ阻害剤は、汎用されている賦形剤、添加剤等を用いて、通常の方法により種々の形態の製剤として調製することができる。
また、本発明の脂肪蓄積防止組成物は、上記の膵リパーゼ阻害剤を用いて、通常の方法により各種の形態に加工することで製造できる。例えば、固体状物、液状物、乳化状物、ペースト状物、ゼリー状物等の形態に加工して、医薬品として、また食品として製造することができる。
すなわち、本発明が提供する脂肪蓄積防止組成物は、医薬品の他に、食品として有効に適用することができる。本発明の脂肪蓄積防止組成物には、そのまま直ちに食品として摂取し得るものとして、また、その他調理して摂取し得るもの、あるいは食品製造用のプレミックスされた材料として提供することができる。
本発明の脂肪蓄積防止組成物を含有する食品としては、固形状、粉末状、顆粒状のいずれの形態であってもよい。具体的には、例えば、ビスケット、クッキー、ケーキ、スナック、煎餅などの各種の菓子類、パン、粉末飲料(粉末コーヒー、粉末ココアなど)、飴、キャラメル等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
また、液状、乳化状、ペースト状、ゼリー状のものとしては、ジュース、炭酸飲料、乳酸菌飲料などの各種の飲料を挙げることができ、これらに限定されるものではない。そのなかでも、好ましくはペースト状、ゼリー状、液状のものである
本発明の脂肪蓄積防止組成物を、特に医薬品として使用する場合には、錠剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、液剤等の形態である通常の製剤とすることができる。これらの製剤は、適宜製剤学的に許容される他の添加剤、例えば、賦形剤、結合剤、滑沢剤等の担体と共に、常法にしたがって、製剤化することができる。
また、甘味剤、着色剤等を添加して服用させることもできる。これらの製剤化にあたっては、日本薬局方の製剤総則に記載の方法によって行うことができる。
本発明の脂肪蓄積防止組成物において、有効成分として使用する抽出エキスは、その膵リパーゼ阻害活性作用を標準として、1日約1〜20g程度、好ましくは、2〜10g程度を摂取するのがよく、一般的には、1日1〜3回、好ましくは1日3回毎食直後に服用する有効成分の含有量を設定し、その用量を摂取する製剤として設計すればよい。
また、抽出エキスそのものを含有する場合には、抽出エキスを適当な溶媒で希釈し、液状組成物とし調製することもできる。また、抽出エキスそのものを適当な担体、好ましくは脂肪酸トリグリセライドと混合し、液状のままソフトカプセル等に充填し、調製することもできる。
上記の製剤化においては、通常使用されている賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、界面活性剤、溶解補助剤、還元剤、緩衝剤、吸着剤、流動化剤、帯電防止剤、抗酸化剤、甘味剤、矯味剤、清涼化剤、遮光剤、着香剤、香料、芳香剤、コーティング剤、可塑剤等の製剤添加物の一種または二種以上を適宜選択して添加してもよいことはいうまでもない。
そのような製剤添加物としては、具体的には、例えば、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、マルトデキストリン、エチルセルロース、乳糖、ソルビトール、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸、オレイン酸、流動パラフィン、第二リン酸カルシウム、セバチン酸ジブチル、マクロゴール、プロピレングリコール、コーンスターチ、デンプン、アルファー化デンプン、ゼラチン、ポピドン、クロスポピドン、グリセリン、ポリソルベート80、クエン酸、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、炭酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等を挙げることができる。
また、本発明の脂肪蓄積防止組成物としての製剤化にあたっては、有効成分である抽出エキスが有する膵リパーゼ活性阻害作用を損なわない程度の質及び量の範囲で、ビタミン、ミネラル等の他の成分を添加させることもできる。
さらに本発明は、上記で調製された抽出エキスを有効成分として含有する脂肪蓄積防止組成物であるが、かかる組成物を食品として使用することができる。すなわち、上記で調製された脂肪蓄積防止組成物をそのまま食品、また他の成分と共に混合し、特に特定保健用食品(特保)、または動物用の飼料の形態とすることができる。
以下、具体的実施例、試験例を説明することにより、本発明をより詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1:ホソバヤマジソの水抽出エキスの調製
ホソバヤマジソの全草乾燥物100gに1Lの水を加え、70℃で2時間加熱抽出し、これを濾過後、減圧下濃縮乾固して、10.1gの抽出エキスを得た。
実施例2:ナギナタコウジュの水抽出エキスの調製
ナギナタコウジュの水抽出エキスを上記実施例1と同様にして調製した。すなわち、ナギナタコウジュの全草乾燥物100gに1Lの水を加え、70℃で2時間加熱抽出し、これを濾過後、減圧下濃縮乾固して、18.5gの抽出エキスを得た。
上記で得られたホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの抽出エキスの膵リパーゼ活性阻害作用を、以下の試験例により実証する。
試験例1:リパーゼ活性阻害作用
リパーゼ阻害活性は、ブタ膵臓由来リパーゼ(シグマ アルドリッチ ジャパン社)及びリパーゼキットS(大日本住友製薬社)を用いて測定した。
測定方法は、キットの説明書に従って行った。すなわち、1試料について試験管A(サンプル測定用)と試験管B(サンプルブランク測定用)を用意し、遮光した両試験管A及びBに6μg/mLの濃度のリパーゼを添加した発色液1mLを入れ、0.0〜10.0mg/mLの濃度に希釈した試料100μLを入れて混和し、恒温漕に入れて30℃で5分間予熱した。予熱後、試験管Aのみに基質液100μLを添加して、30℃で30分間インキュベートした。インキュベートの後、両試験管A及びBに反応停止液を加え、試験管Bにのみ基質液100μLを加えて混和した後、412nmにおける吸光値を測定した。サンプル非添加の液における値を100%として、各サンプルの活性値を以下の式により算出した。
リパーゼ活性(%)=(a−b)/(c−d)×100
a:サンプル(+)の活性値(吸光値)
b:サンプル(+)ブランクの活性値(吸光値)
c:サンプル(−)の活性値(吸光値)
d:サンプル(−)ブランクの活性値(吸光値)
試料として上記実施例1及び実施例2で調製したホソバヤマジソ及びナギナタコウジュの抽出エキスを用いた。
比較対照例として、既にリパーゼ阻害活性を有すると報告されている桂皮(特許文献5)、グアバ葉(特許文献6)、及び杜仲葉(特許文献7)の同様の抽出エキスを用いた。
その結果を図1に示した。
図中に示した結果からも判明するように、ホソバヤマジソ及びナギナタコウジュの水抽出エキスは、良好なリパーゼ阻害活性を示した。
特にホソバヤマジソの水抽出エキスは、比較対照例の桂皮、グアバ葉、及び杜仲葉の抽出エキスのリパーゼ阻害活性よりも強く、優れたリパーゼ阻害活性を有するものであることが判明した。
なお、コウジュ(ホソバヤマジソ又はナギナタコウジュ)のアルコール(エタノール)抽出エキスにあっては、リパーゼ阻害活性を示さなかった。
試験例2:血中中性脂肪上昇抑制作用
上記実施例1で調整したホソバヤマジソの抽出エキスについて、ラットの脂肪負荷試験による血中中性脂肪上昇抑制作用を検討した。
[方法]
ウィスター系雄性ラット(6週齢)を1週間予備飼育して実験に用いた。
試験前日より18時間絶食させたラットに、実施例1で調製したホソバヤマジソの水抽出エキス(100及び400mg/5mL/kg)とコーン油1mLとの混合液を投与した。
対照群には蒸留水(5mL/kg)とコーン油1mLの混合物を投与した。
投与前(0時間)、投与2、4及び6時間後に鎖骨下静脈からヘパリン下で採血(0.15mL)を行い、血液を遠心分離(3000rpm、10分間)し、血漿を採取してトリグリセリド−E−Test Wako(和光純薬工業社)にて血漿中のトリグリセリド(TG)を測定し、標準液により作成した検量線から各血漿サンプル中のTG値(mg/dL)を算出した。
[データ処理]
対照群及びホソバヤマジソ投与群は、各群ともラット8匹のデータについての結果を平均値で示した(図3は平均値±標準偏差)。
統計処理は、ボンフェローニの多重比較検定を用いて行い、*:p<0.05で対照に対して統計学的有意差ありとした。
[結果]
図2に、投与後の時間の経緯に基づく血漿TG値(mg/dL)の変化を示し、図3に、投与4時間後における各投与群の血漿TG値(mg/dL)の対比を示した。
図中に示した結果からも判明するように、対照群においてコーン油投与4時間後に血漿のトリグリセリド(TG)は最高値を示した。
これに対してホソバヤマジソ水抽出エキスの400mg/5mL/kgの投与群において、投与4時間後に血漿TG値の上昇を有意に抑制していた。
このことから、本発明のホソバヤマジソの水抽出エキスには、脂肪の吸収を抑制する効果があることが示された。
試験例3:毒性試験
[方法]
ddyマウス(7週齢、雄性)を用いてホソバヤマジソ抽出エキスの単回大量投与による毒性試験を行った。
実施例1で得られたホソバヤマジソの水抽出エキスを0.5%CMC溶液に懸濁して経口投与に用いた。試験群は、0.5%CMCのみを投与した対照群、及びホソバヤマジソ抽出エキスを2500mg/kgの用量で投与した群(各群3匹)を設け、投与後14日間のマウスの状態を観察した。
[結果]
ホソバヤマジソ抽出エキス投与後14日間の一般症状、及び体重経過は、対照群と変わり無い状態を維持していた。また、投与後14日目に、開腹して各臓器(胸腺、心臓、肺、肝臓、脾臓、腎臓、精巣)を摘出し、臓器重量の測定、及び肉眼的観察を行ったが、いずれの臓器にも異常は見られなかった。
実施例3:コウジュ(ホソバヤマジソ又はナギナタコウジュ)抽出エキスを含有する医薬品
実施例1で得たホソバヤマジソ、または実施例2で得られたナギナタコウジュの水抽出エキス55.0gを、乳糖249.5gおよびステアリン酸マグネシウム0.5gとともに、単発式打錠機にて打錠することにより、直径10mm、重量300mgの錠剤を製造した。
(2)散剤:
上記実施例1で得たホソバヤマジソ、または実施例2で得られたナギナタコウジュの水抽出エキス100.0gにステアリン酸マグネシウム0.5gを加え、圧縮、粉砕、整粒、篩別して20〜50メッシュの顆粒剤を得た。
実施例4:コウジュ(ホソバヤマジソ又はナギナタコウジュ)の抽出エキスを含有する各種飲食物
以下に示す組成にて、実施例1で得たホソバヤマジソ、または実施例2で得られたナギナタコウジュの水抽出エキス(以下、単に抽出エキスと記す)入りの各種飲食物を製造した。
(1)飴:
(組成) (重量部)
粉末ソルビトール 89.70
香料 0.25
抽出エキス 10.00
ソルビトールシード 0.05
全量 100.00
(2)ガム:
(組成) (重量部)
ガムベース 20.00
炭酸カルシウム 2.00
ステビオサイド 0.10
抽出エキス 10.00
乳糖 66.90
香料 1.00
全量 100.00
(3)キャラメル:
(組成) (重量部)
グラニュー糖 32.00
水飴 20.00
粉乳 30.00
硬化油 4.00
食塩 0.60
香料 0.03
水 3.37
抽出エキス 10.00
全量 100.00
(4)炭酸飲料:
(組成) (重量部)
グラニュー糖 8.00
濃縮レモン果汁 1.00
L−アスコルビン酸 0.10
クエン酸 0.09
クエン酸ナトリウム 0.05
着色料 0.05
炭酸水 80.71
抽出エキス 10.00
全量 100.00
(5)ジュース:
(組成) (重量部)
冷凍濃縮オレンジ果汁 5.00
果糖ブドウ糖液糖 1.00
クエン酸 0.10
L−アスコルビン酸 0.09
抽出エキス 10.00
香料 0.20
色素 0.10
水 83.51
全量 100.00
(6)乳酸菌飲料:
(組成) (重量部)
乳固形21%発酵乳 14.76
果糖ブドウ糖液糖 13.31
ペクチン 0.50
クエン酸 0.08
香料 0.15
水 61.20
抽出エキス 10.00
全量 100.00
(7)アルコール飲料:
(組成) (重量部)
50%エタノール 32.00
砂糖 8.60
果汁 2.40
抽出エキス 10.00
水 47.00
全量 100.00
以上記載のように、本発明は、天然植物であるコウジュ、具体的にはホソバヤマジソ並びにナギナタコウジュの薬理作用の検討に基づき、その抽出エキスが有する、優れた膵リパーゼ活性阻害作用による、脂肪蓄積予防組成物を提供するものであり、本発明のホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの抽出エキスを応用して、日常生活の中で気軽に摂取できる安全性の高い、肥満症、高脂血症等の食後の高脂血症を予防、治療する組成物(医薬品、健康食品)を提供できることから、その産業上の利用性は多大なものである。
試験例1におけるリパーゼ阻害活性を示す図である。 試験例2における血漿中性脂肪上昇抑制作用の結果を示す図である。 試験例2における血漿中性脂肪上昇抑制作用の結果を示す図であり、投与4時間後における結果を示した図である。

Claims (9)

  1. コウジュの溶媒抽出エキスを有効成分とすることを特徴とする膵リパーゼ阻害剤。
  2. コウジュが、ホソバヤマジソ又はナギナタコウジュである請求項1に記載の膵リパーゼ阻害剤。
  3. コウジュの溶媒抽出エキスがホソバヤマジソ又はナギナタコウジュの溶媒抽出エキスである請求項1又は2に記載の膵リパーゼ阻害剤。
  4. 抽出溶媒が、水〜熱水である請求項1、2又は3に記載の膵リパーゼ阻害剤。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の膵リパーゼ阻害剤を含有することを特徴とする抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制および脂肪蓄積防止組成物。
  6. 請求項5に記載の抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制および脂肪蓄積防止組成物を含有する食品。
  7. 食品が特定保健用食品である請求項6に記載の食品。
  8. 請求項5に記載の抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制および脂肪蓄積防止組成物を含有する医薬。
  9. 請求項5に記載の抗肥満、脂肪吸収抑制、血中中性脂肪上昇抑制および脂肪蓄積防止組成物を含有する飼料。
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