JP2001064172A - Apc遺伝子の変異に起因する疾患の予防・治療剤 - Google Patents
Apc遺伝子の変異に起因する疾患の予防・治療剤Info
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Abstract
腸腫瘍(大腸ポリープおよび大腸癌を含む)または脂質
の代謝異常の予防・治療剤を提供すること。 【解決手段】(1)ポリフェノールを有効成分とする、
APC遺伝子の変異に起因する疾患の予防・治療剤。 (2)ポリフェノールがプロアントシアニジンである、
(1)記載の予防・治療剤。 (3)APC遺伝子の変異に起因する疾患が大腸腫瘍で
ある、(1)または(2)記載の剤。 (4)APC遺伝子の変異に起因する疾患が脂質の代謝
異常である、(1)または(2)記載の予防・治療剤。
Description
起因する疾患の予防・治療剤に関する。
coli gene)は、大腸粘膜細胞の正常な増殖をコントロ
ールしている遺伝子である。しかし、APC遺伝子の塩
基配列に変異が生じると、APC遺伝子の持つコントロー
ル力は弱くなるかもしくは失われる。そのため、APC
遺伝子に変異が生じた場合、大腸粘膜細胞は無秩序な異
常増殖を開始し、前癌病変とも言うべき大腸ポリープを
形成する。実際、生まれつきAPC遺伝子に変異を持った
人は、一定の年齢に達すると大腸に無数のポリープが生
じることから、APC遺伝子は、家族性(遺伝性)大腸腺
腫症(familial adenomatous polyposis)の原因遺伝子
であることが明らかとなっている(Nishinoら, Scienc
e, 253, 665-669, 1991)。大腸に生じるポリープは良
性腫瘍だが、一定の確率で悪性の大腸癌へと移行する。
一方、家族性大腸腺腫症に関係しない大腸癌の場合で
も、高い確率でAPC遺伝子に変異が見出される。これら
のことから、APC遺伝子は、大腸癌の発生を抑制してい
るという意味で、大腸癌抑制遺伝子と呼ばれ、大腸癌発
生プロセスの初期段階において重要な役割を担っている
ことが知られている。
起こさせたマウス(Multiple Intestinal Neoplesia マ
ウス, 略してMinマウス)は、家族性大腸腺腫症患者と
同様に、腸管に多くのポリープや癌を発症する(Amy M.
M.ら, Science, 247, 322-324, 1990)。人の大腸癌に
対する予防剤および治療剤として知られているSulindac
(Sigma社製)などのサイクロオキシダーゼ阻害剤(Gia
rdiello F. M.ら, New England J. Med.)は、このMin
マウスにおいても同様な効果を示す。このことから、Mi
nマウスは、人と同じメカニズムやプロセスを経て大腸
ポリープや大腸癌を発症すると考えられている(Li-Kuo
Suら, Science, 256, 668-670, 1992 ; Yasmin B. B.
ら, Carcinogenesis,17, 1757-1760, 1996)。
的には高脂血症)も発症していることから、APC遺伝子
が脂質代謝にも関与していると考えられている。上記の
ようにAPC遺伝子の変異に起因する疾患としては、大
腸腫瘍あるいは脂質代謝異常が知られており、これらの
疾患に対する予防・治療剤を提供することは、特に医学
上重要である。
C遺伝子の変異に起因する疾患、特に大腸腫瘍または脂
質の代謝異常の予防・治療剤を提供することにある。
ノール(特にプロアントシアニジン)が、APC遺伝子
の変異に起因する疾患(特に大腸腫瘍または脂質の代謝
異常)の予防・治療剤として有用であることを見出し、
その知見に基づいて本発明を完成した。すなわち本発明
は、ポリフェノールを有効成分とする、APC遺伝子の
変異に起因する疾患の予防・治療剤を提供するものであ
る。本発明において、ポリフェノールはプロアントシア
ニジンであってもよく、また、プロアントシアニジンは
ブドウ由来であってもよい。また、本発明において、A
PC遺伝子の変異に起因する疾患とは、例えば、大腸腫
瘍あるいは脂質代謝異常である。
良性の腫瘍である大腸ポリープおよび悪性の腫瘍である
大腸癌が含まれるものとする。また、本発明でいう「予
防・治療剤」とは、上記疾患に対する予防及び/または
治療剤としての効果を有する剤を意味する。
る、APC遺伝子の変異に起因する疾患の予防・治療剤
について>本発明の予防・治療剤は、ポリフェノールを
有効成分とすることを特徴とする。
性水酸基を2個以上有する化合物の総称である。ポリフ
ェノールは、単量体ポリフェノールと多量体ポリフェノ
ールとに分類することができる。単量体ポリフェノール
には、フラボノイド類(例えば、カテキン、フラボン、
イソフラボン、アントシアニジン)、クロロゲン酸、没
食子酸、エラグ酸等が含まれる。また、多量体ポリフェ
ノールには、縮合型タンニン類(例えば、プロアントシ
アニジン)と加水分解型タンニン類(例えば、ガロカテ
キン、エラギタンニン)等が含まれる。
にフェノール性水酸基を2個以上有する化合物であっ
て、かつAPC遺伝子の変異に起因する疾患、特に大腸
腫瘍または脂質の代謝異常の予防・治療剤としての効果
を有する化合物を意味する。
方法により合成された合成品でも、茶、リンゴ、ブド
ウ、大豆、カカオ、柑橘類等の植物体から抽出された天
然物であってもよい。 また、天然物を用いる場合は、
必ずしも純品にまで精製する必要はなく、本発明の効果
を損なわない限りは、粗精製物、種々のポリフェノール
の混合物等であってもよい。また、上記ポリフェノール
の利用可能な誘導体、例えば、ポリフェノールの塩、エ
ステル、配糖体等も本発明に使用することができる。
できる化合物としては、プロアントシアニジンが挙げら
れる。プロアントシアニジンは、各種植物体中に存在す
る縮合型タンニン、すなわちフラバン−3−オールまた
はフラバン−3,4−ジオールを構成単位として縮合も
しくは重合により結合した化合物群であって、酸処理に
よりシアニジン、デルフィニジン、ペラルゴニジン等の
アントシアニジンを生成する。本発明のプロアントシア
ニジンは、前記構成単位の2〜10量体、さらにはそれ
以上の高分子プロシアニジン、プロデルフィニジン、プ
ロペラルゴニジン等のプロアントシアニジンおよびそれ
らの立体異性がすべて含まれるが、このうち、溶解性等
の優れている次の式
独立して水素、水酸基またはメトキシル基、R5は水
素、ガロイル基またはグリコピラノシル基である)で表
されるフラバン−3−オールまたはフラバン−3,4−
ジオールを構成単位とした2〜10量体、特に2〜4量
体のプロアントシアニジンを好適に使用することができ
る。
公知の方法により合成された合成品でも、各種植物から
抽出された天然物であってもよい。プロアントシアニジ
ンは多くの植物、例えば、ブドウ、リンゴ、茶の樹皮や
果皮、種子等に含まれている。特にブドウ果実の搾汁粕
又は種子の抽出物には、プロアントシアニジンが高濃度
で含まれている。このため、ブドウ抽出物は、最も経済
的なプロアントシアニジン源であり、かつ本発明の予防
・治療剤の有効成分として非常に有用であるということ
ができる。プロアントシアニジンを含むブドウ抽出物
は、例えば以下の方法により得られる。
原料を抽出溶媒に浸漬し、室温または加温下でプロアン
トシアニジンを抽出した後、抽出液を濾過する。抽出溶
媒としては、水、メチルアルコール、エチルアルコール
等の1級アルコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチ
ルエステル等の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキ
サン等の炭化水素、エチルエーテル、アセトン等の公知
の溶媒を用いることができ、これら溶媒は一種または二
種以上を組合せて使用することができる。 好ましい抽
出溶媒としては、水と混和する有機溶媒の水溶液、特
に、エチルアルコール、メチルアルコール、アセトン等
の水溶液が挙げられる。
そのまま用いても良いが、更に必要により濃縮したもの
を用いても良い。 また、これらの抽出物を常法、例え
ば向流分配法、液体クロマトグラフィー等により精製し
て用いることもできる。ブドウ抽出物としては、上記の
方法で調製したものの他、市販品を使用してもよい。ブ
ドウ種子抽出物を主成分とする市販品としては、例え
ば、キッコーマン社製「グラヴィノール(商標)」が挙
げられる。
から明らかな通り、ポリフェノール、特に特にプロアン
トシアニジンは、APC遺伝子の変異に起因する疾患の
予防・治療剤として有用である。APC遺伝子の変異に
起因する疾患とは、例えば、大腸腫瘍、脂質の代謝異常
である。また、脂質の代謝異常とは、具体的には高脂血
症である。
腫瘍のサイズを小さくし、また生じる腫瘍の数を少なく
するという薬理効果を有する。ポリフェノール、特にプ
ロアントシアニジンが、大腸腫瘍の予防および治療効果
を発揮する際の詳細なメカニズムは不明であるが、以下
のようなことが考えられる。 1.APC遺伝子の変異を誘発させる物質(誘発物質)の
生成の防止。 2.食品や環境中などにある誘発物質が体内に吸収され
る際の吸収阻害。 3.誘導物質が代謝活性化して遺伝子に変異を誘発する
際の活性化防止。 4.APC遺伝子を含む複数遺伝子の変異によって細胞が
増殖してポリープを形成する際の、それら遺伝子の変異
防止。 5.大腸ポリープ形成の抑制、およびポリープから癌へ
の移行の抑制 6.免疫系を活性化やアポトーシスなどのメカニズムに
よって、ポリープや癌に直接作用して縮小および消滅さ
せる。
剤は、コレステロール、トリグリセライド、リン脂質や
遊離脂肪酸などを含む血中総脂質濃度の異常高値を低下
もしくは正常値にするという薬理効果を有する。この場
合、ポリフェノールは、コレステロール、トリグリセラ
イド、リン脂質や遊離脂肪酸などの脂質成分の吸収、生
成、排泄などの代謝を調節しているものと考えられる。
て)本発明の予防・治療剤の形状は特に限定されない。
従って、該予防・治療剤は、例えば、ポリフェノールを
含有する植物を由来とする、溶液状または粉末状の粗精
製物・精製物であればよい。ただし、薬剤としての操作
性、あるいは生体に投与された際の吸収性等を向上させ
るためには、上記のポリフェノールを、常法にしたがっ
て適当な医薬品用担体と組合せて製剤化することが好ま
しい。本発明の予防・治療剤は、種々の剤型での投与が
可能であり、例えば経口投与剤としては、カプセル剤、
錠剤、顆粒剤、細粒剤、シロップ剤、ドライシロップ剤
等が例示される。また、非経口投与剤としては、注射剤
の他、坐薬、膣坐薬、噴霧剤等の経鼻投与剤、軟膏、経
皮吸収性テープ等の経皮吸収剤が例示できる。上記の剤
の人に対する投与量は、患者の年齢、症状等により適宜
増減すればよい。例えば、有効成分であるポリフェノー
ルの合計として、通常成人1日当たり50〜300m
g、好ましくは5〜50mgを1〜3回に分けて経口ま
たは非経口で投与すればよい。
品について)本発明の予防・治療剤は飲食品に添加して
使用することができる。該予防・治療剤が添加された飲
食品は、健康食品として、APC遺伝子の変異に起因す
る疾患を予防または治療するために摂食することができ
る。上記健康食品を製造する場合は、例えば、ポリフェ
ノールの粗精製物あるいは精製物を、任意の食品、例え
ば、菓子、パン、うどん、そば、パスタ、米飯、調味
料、香辛料、惣菜、油脂含有食品、酒類、清涼飲料に添
加すればよい。なお、上記健康食品は、ポリフェノール
の粗精製物あるいは精製物を主成分とし、必要により賦
形剤等を含む、粉末状、錠剤型あるいはカプセル型の食
品であってもよい。そのような健康食品としては、市販
品、例えば、キッコーマン社製「ヴィノパワー(商
標)」、「ヴィノプロテイン(商標)」が挙げられる。
治療剤は、人以外の動物、例えば哺乳動物や鳥類に使用
することも可能である。特に、家畜や愛玩動物(ペッ
ト)において、APC遺伝子の変異に起因する疾患を予
防或いは治療することは、産業上重要な課題である。本
発明の予防・治療剤をヒト以外の動物に使用する際は、
上記と同様の方法で製剤化して投与するか、飼料に添加
して摂食させればよい。
るが、本発明はこれらの実施例になんら制約されるもの
ではない。
ェノールとして、プロアントシアニジンを主成分とする
ブドウ種子抽出物を、以下の方法により調製した。得ら
れたブドウ種子抽出物を使用して、実施例1,2に記載
の試験を行なった。まず、ブドウ種子20重量部に30
%(v/v)エタノール80重量部を加え、室温で時々撹
拌しながら2週間抽出し、濾過して粗抽出液を得た。こ
れを1/10量まで減圧濃縮し、得られた濃縮液にエタ
ノールを5倍量加え、再び濾過した。ついで、濾液を減
圧濃縮した後に限外濾過を行ない、得られた液を凍結乾
燥してブドウ種子抽出物(以下「GSE」という)を得
た。濃縮条件等の違いにより、以下の2種類のGSEが
得られた。 (1)GSE38:ポリフェノールを40%(プロアント
シアニジンが38%、その他のポリフェノールが2%)
含有するGSE (2)GSE83:ポリフェノールを95%(プロアント
シアニジンが83%、その他のポリフェノールが12
%)含有するGSE
る大腸腫瘍に対するポリフェノールの効果 <方法>GSE38またはGSE83を、配合飼料(AIN-93
G:日本クレア社製)に1%配合し、4週齢のAPC遺伝子
変異マウス(Minマウス)に6週間摂取させ、直径0.5mm
以上の大腸腫瘍の数とサイズを測定した(GSE投与
群)。同時に、飼料のみを摂取させたしたMinマウス
(対照群)の腫瘍数を測定した。なお、Minマウスは、
人の大腸腫瘍発症のモデル動物である。次いで、以下の
式により、大腸腫瘍形成の抑制率(%)を算出した。 100×{(対照群の腫瘍数−投与群の腫瘍数)/対照
群の腫瘍数}
抑制率は以下の通りであった。 GSE38投与群:35% GSE83投与群:44% プロアントシアニジンを主成分とするブドウ種子抽出物
が、濃度依存的に大腸腫瘍形成を抑制することが示され
た。また、大腸腫瘍のサイズに関し、投与群の腫瘍の平
均サイズは、対照群の平均サイズより小さいという傾向
が見られた。<結論>ポリフェノール、特にプロアント
シアニジンは、APC遺伝子の変異に起因する大腸腫瘍の
発生を抑制する効果、および腫瘍を縮小させる効果を示
すことから、該疾患の予防・治療剤として有用であるこ
とが明らかとなった。
る脂質の代謝異常に対するポリフェノールの効果 <方法>GSE83を1%含む飼料(AIN-93G)を、4週齢
のAPC遺伝子変異マウス(Minマウス)に6週間摂取さ
せ、血液中の総脂質(Total Lipids)濃度を測定した。
併せて、同週齢の野生型マウス(Wild mouse:C57BL/6
J)を用いて同様の実験を行った。なお、Minマウスは、
高脂血症を発症している。 <結果>血中総脂質濃度の測定結果を図1に示した。図
中、「control」は対照群を、「1%GSE」はGSE投与
群を意味する。野生型マウスでは、GSE投与群、対照群
の間に血中総脂質濃度の差はなかった。一方、飼料のみ
摂取したMinマウス(対照群)の血中総脂質濃度は52
6.7±101.1mg/dlであった。これに対し
て、GSE83を摂取したマウス(GSE投与群)の場合、3
81.3±63.2mg/dlとなり、血中総脂質濃度
の有意な減少がみられた(p<0.05)。図1に示す
通り、MinマウスのGSE投与群の血中総脂質濃度は、野生
型マウスのものとほぼ同等であった。
ウ種子抽出物が、血中総脂質濃度を減少させることが示
された。 <結論>ポリフェノール、特にプロアントシアニジン
は、APC遺伝子の変異に起因する脂質の代謝異常(特に
高脂血症)の予防・治療剤として有用であることが明ら
かとなった。
打錠機を用いて250mgの三角形の錠剤とした。錠剤1粒に
は、GSE38を132mg(プロアントシアニジンを50m
g)含むカプセル剤を製造した。 2.カプセル剤の製造 (1)GSE38 132 g (2)ラクトース 68 g (3)コーンスターチ 148.8 g (4)ステアリン酸マグネシウム 1.2 g 上記の粉末を混合し、20メッシュのふるいを通した後、
2号ゼラチンカプセルに入れ、1カプセルあたりGSE
38を132mg(プロアントシアニジンを50mg)含むカプ
セル剤を製造した。 3.注射剤の製造 (1)GSE38 26.4g (2)食塩 9.0g 上記の成分を蒸留水1000mlに溶解した後、不溶物を除去
した。次いで、溶液をアンプルに5mlずつ分注し、1
アンプルあたりGSE38を132mg(プロアントシアニ
ジンを50mg)含む注射剤を製造した。
ロアントシアニジンを有効成分とする、APC遺伝子の
変異に起因する疾患の予防・治療剤が提供された。本発
明の剤は、特に大腸腫瘍または脂質の代謝異常の予防・
治療剤として有用であり、人および人以外の動物に対し
て使用可能である。
ウス(Wild mouse)にブドウ種子抽出物を含む飼料を摂
取させた場合の、血液中の総脂質濃度を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】ポリフェノールを有効成分とする、APC
遺伝子の変異に起因する疾患の予防・治療剤。 - 【請求項2】ポリフェノールがプロアントシアニジンで
ある、請求項1記載の予防・治療剤。 - 【請求項3】プロアントシアニジンがブドウ由来であ
る、請求項2記載の予防・治療剤。 - 【請求項4】APC遺伝子の変異に起因する疾患が大腸
腫瘍である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の予防
・治療剤。 - 【請求項5】APC遺伝子の変異に起因する疾患が脂質
の代謝異常である、請求項1〜3のいずれか1項に記載
の予防・治療剤。
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