JP6218870B2 - ジンセノサイドf2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ジンセノサイドF2の非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防、改善若しくは治療用医薬組成物、健康機能食品、及び飼料組成物に関する。
肝臓は、人体で各種の代謝作用、解毒、分解、合成、及び分泌を担当する非常に重要な臓器であり、その機能を詳しく調べてみると、次の通りである。第一に、肝臓は、エネルギー代謝を管理する機能があり、食物から吸収されたすべての栄養素を、エネルギーを生産する物質として代謝させ、全身に供給したり、貯蔵する。第二に、肝臓は約2,000種余りの酵素、アルブミン、凝固因子の血清蛋白、胆汁酸、リン脂質、コレステロールなどの脂肪を合成して貯蔵し、分配する機能がある。第三に、肝臓は、各種の代謝産物を胆管を介して十二指腸に排泄する機能があり、免疫機能があるので、人体の生命維持に重要な役割を果たす。最後に、肝臓は解毒及び分解機能があり、薬物、毒性物質、アルコールなどを解毒する。しかし、このような肝臓の解毒機能は、肝臓細胞を損傷させやすいため、薬物性、毒性、非アルコール性肝疾患などを誘発させうる。
一方、ジンセノサイドF2は、乳癌幹細胞(CSCs)においてオートファジ(autophagy)と共にアポトーシスを誘導して乳癌における抗癌効果を示し(非特許文献1)、SDラットのゼノグラフトモデルにおいてジンセノサイドF2がグリオブラストーマ(glioblastoma)に対して抗癌効果を示すことが報告されている(非特許文献2)。また、ジンセノサイドF2をシワ改善、皮膚美白又はニキビ改善用化粧料組成物として使用できることが知られている(特許文献1)。しかし、ジンセノサイドF2の非アルコール性肝疾患の治療効果については明らかにされていない。
こうした背景の下、本発明者らは、非アルコール性肝疾患及びインスリン抵抗性を治療する方法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、高麗人参から抽出できるジンセノサイドF2がインスリン抵抗性を緩和させ、非アルコール性肝損傷を保護するだけでなく、 肝臓内における中性脂肪の形成、蓄積及び炎症を抑制し、様々な非アルコール性肝損傷又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療の目的で使用できることを確認し、本発明を完成するに至った。
韓国公開特許第2014−0013795号公報 韓国公開特許第2013−0134930号公報
Mai TT et al., 2012; 28; 321(2):144-53 Shin JY et al., 2012; 36(1):86-92
本発明の一つの目的は、ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療用医薬組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは改善用健康機能食品を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは改善用飼料組成物を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、前記医薬組成物を個体に投与するステップを含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療用医薬組成物を提供する。
ジンセノサイドF2は、下記一般式(1)で表される四環系PPD(protopanaxadiol)サポニンであり、メジャーサポニンに比べて相対的に吸収及び薬効に優れたマイナーサポニンの一種である。
(1)
本発明におけるジンセノサイドF2は、商業的に販売されているものを購入するか、自然栽培もしくは採取した高麗人参から分離するか、又は分離したジンセノサイドから変換したものを用いることができる。あるいは、合成方法で合成されたジンセノサイドF2を用いることができるが、本発明の非アルコール性肝疾患の予防又は治療効果を示すジンセノサイドF2であれば、制限なく用いることができる。
前記非アルコール性肝疾患とは、過度の飲酒が原因で発生するアルコール性肝疾患を除いた肝疾患を意味する。本発明において、非アルコール性肝疾患は、非アルコール性脂肪肝、非アルコール性肝炎、又は非アルコール性肝硬変症、好ましくは、非アルコール性脂肪肝を含むが、これらに限定されない。
肝炎とは、肝細胞及び肝組織の炎症を意味し、慢性肝炎により長期間にわたって肝細胞の破壊と再生の過程が繰り返されると、肝臓の線維組織と再生結節が増加して肝硬変又は肝障害へと進行しうる。 肝硬変が一定レベル以上進行すると、肝性脳症(Hepatic encephalopathy)、食道静脈瘤(Esophageal varix)などの合併症を引き起こすことがある。
脂肪肝(fatty liver)とは、正常な肝臓において脂肪が占める割合(5%)より多量の脂肪が肝臓に蓄積されたことを意味し、非アルコール性脂肪肝(non-alcoholic fatty liver disease、NAFLD)は、有意なアルコール摂取がなくとも肝臓内に脂肪が沈着する疾患である。
前記非アルコール性脂肪肝は、肝細胞内における中性脂肪の蓄積による単純な脂肪肝(fatty liver)から炎症反応を伴う脂肪性肝炎(non-alcoholic steatohepatitis、NASH)、肝硬変までの広い進行過程を含む。例えば、肝臓内の様々な損傷過程の相互作用による炎症反応とそれにより現れる肝線維化が含まれる。このような肝臓損傷の原因としては、酸化的ストレス、サイトカインによる肝臓損傷、遊離脂肪酸による肝毒性、異常なコレステロールの増加、高インスリン血症、アポトーシスなどがある。前記脂肪肝は、特に糖尿病、高脂血症、又は薬物などによる非アルコール性脂肪肝であってもよい。
肝炎と肝硬変が混在して現れると、肝臓の合成及び解毒機能が低下した状態である肝不全が発生する。
前記肝疾患は、AST、ALT、ALP、GGT又はビリルビン(Bilirubin)により診断される疾患であってもよい。
本発明において、用語「インスリン抵抗性」とは、インスリンに対する細胞及び組織の敏感度の低下によりインスリンの効果が減少する状態を称するものであり、本発明のジンセノサイドF2を含む組成物は、前記インスリン抵抗性を予防、治療又は改善することができる。
本発明の具体的な一実施例では、ジンセノサイドF2が高脂肪食餌により増加した脂肪の合成遺伝子であるSREBP1cとFASの発現を肝臓細胞で抑制し、肝臓での脂肪の蓄積を抑制することを確認した(図2a〜図2d)。したがって、ジンセノサイドF2は、肝細胞、肝星細胞で脂肪の合成を抑制するのに優れた効果がある。具体的には、ジンセノサイドF2が非アルコール媒介エンドカンナビノイドの発生を抑制し、隣接する肝細胞内のCB1Rシグナル伝達を阻害することにより、肝臓における脂肪形成及び蓄積を抑制することを確認した。また、ジンセノサイドF2が高脂肪食餌を与えたマウスでインスリン抵抗性を改善させる効果を確認した(図3a及び図3b)。したがって、本発明のジンセノサイドF2を含む医薬組成物は、肝臓の脂肪形成又は蓄積による非アルコール性肝疾患及びインスリン抵抗性を効果的に予防、治療することができる。
本発明者らは、高脂肪食餌を12週間与えたマウスにおいて、実質的に肝臓のサイズ及び質量が減少したことを確認し(図1a及び図1b)、肝組織のH&E及びオイルレッドO(Oil Red O)染色により脂肪が減少したことを確認した(図2)。
また、肝細胞及び肝星細胞で脂肪を蓄積する経路を調節する転写因子であるSREBP1cとFAS、肝細胞内の脂肪の合成に重要であると知られているCB1R、脂肪の合成を誘導するエンドカンナビノイド合成酵素DAGL−α、βの発現が増加するのを抑制し、脂肪酸の加水分解酵素FAAH及び脂肪の合成に関与する遺伝子であるNAPE−PLDの発現を減少させることにより(図2及び図5)、ジンセノサイドF2が肝臓における脂肪形成及び蓄積を予防又は抑制し、肝疾患を効果的に予防又は治療することができることを確認した。
さらに、本発明者らは、ジンセノサイドF2を給与しないマウスに比べてジンセノサイドF2を給与したマウスでインスリン敏感度を向上させる効果を確認し(図3)、ジンセノサイドF2が長期間高脂肪食餌を与えたマウスの肝臓組織及び肝臓細胞でTNF−α、IL−1β、及びIL−6のような炎症性サイトカインの発現を減少させることを確認した(図4)。
したがって、ジンセノサイドF2は、インスリン抵抗性を改善させることができ、炎症性サイトカインの発現を減少させ、非アルコール性肝疾患及びこれによる肝臓損傷を緩和することができる。
例えば、前記ジンセノサイドF2は、医薬組成物の総重量に対して0.01〜100重量%、より好ましくは1〜80重量%で含むことができる。
本発明における「予防」とは、本発明によるジンセノサイドF2を個体に投与することにより、非アルコール性肝疾患の発症又はインスリン抵抗性を抑制又は遅延させるあらゆる行為を意味する。
本発明における「治療」とは、本発明の前記組成物を非アルコール性肝疾患の発症又はインスリン抵抗性の疑いのある個体に投与することにより、肝疾患の症状を好転させたり、好適に変更させるあらゆる行為を意味する。
本発明の医薬組成物は、単一製剤として用いてもよく、公認された非アルコール性肝疾患の治療効果を有することが知られている薬物をさらに含む複合製剤として製造して用いてもよく、薬学的に許容される担体又は賦形剤を用いて製剤化することにより単位用量形態に製造されてもよく、多用量容器内に収納して製造されてもよい。
本発明における「薬学的に許容される担体」とは、生物体を刺激することなく、注入される化合物の生物学的活性及び特性を阻害しない担体又は希釈剤を意味する。本発明に使用される前記担体の種類は特に限定されるものではなく、当該技術分野において通常用いられ、薬学的に許容される担体であれば、いかなるものでも用いることができる。前記担体の非限定的な例としては、 食塩水、滅菌水、リンゲル液、緩衝食塩水、アルブミン注射液、デキストロース溶液、マルトデキストリン溶液、グリセロール、エタノールなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。前記担体は、非自然担体(non-naturally occuring carrier)を含むことができる。また、必要に応じて、抗酸化剤、緩衝液及び/又は静菌剤などの他の通常の添加剤を添加して用いてもよく、希釈剤、分散剤、界面活性剤、結合剤、潤滑剤などをさらに添加して水溶液、懸濁液、乳濁液などの注射用剤形、丸薬、カプセル、顆粒、錠剤などに製剤化して用いてもよい。
また、本発明の医薬組成物は、薬学的に有効な量のジンセノサイドF2を含むことができる。本発明における「薬学的に有効な量」とは、医学的治療に適用できる合理的な利益/リスク比で疾患を治療するのに十分な量を意味し、一般に0.001〜1000mg/kg、好ましくは0.05〜200mg/kg、より好ましくは0.1〜100mg/kgの量を一日1回〜数回に分けて投与することができる。しかし、発明の目的上、特定の患者に対する具体的な治療的有効量は、達成しようとする反応の種類と程度、場合によっては他の製剤が用いられるか否かをはじめとする具体的な組成物、患者の年齢、体重、一般的健康状態、性別及び食餌、投与時間、投与経路、組成物の分泌率、治療期間、具体的な組成物と併用又は同時投与される薬物をはじめとする様々な因子と医薬分野で周知の類似因子に応じて異なる量を適用することが好ましい。
本発明の医薬組成物は、単独の治療剤として投与したり、他の治療剤と併用して投与することができ、従来の治療剤と順次又は同時に投与することができる。また、単一又は多重投与することができる。上記要素を全て考慮して副作用を誘発することなく最小限の量で最大限の効果が得られる量を投与することが重要であり、これは当業者により容易に決定されうる。
本発明における「投与」とは、任意の適切な方法で患者に本発明の医薬組成物を導入することを意味し、本発明の組成物の投与経路は、標的組織に送達できるものであれば、経口又は非経口の様々な経路で投与することができる。
本発明による医薬組成物の投与方法は特に限定されるものではなく、当該技術分野において通常用いる方法を採用することができる。前記投与方式の非限定的な例として、組成物を経口投与又は非経口投与方法で投与することができる。本発明による医薬組成物は、目的とする投与方法に応じて様々な剤形に製造することができる。
本発明の組成物の投与頻度は、特にこれらに限定されるものではないが、1日1回投与してもよく、用量を数回に分けて投与してもよい。
本発明は、もう一つの態様として、前記組成物を非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の疑いのある個体に投与するステップを含む、非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療方法を提供する。例えば、前記組成物をヒトを除く非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の疑いのある個体に投与するステップを含む、非アルコール性肝疾患の予防若しくは治療方法を提供する。
ジンセノサイドF2、非アルコール性肝疾患及びインスリン抵抗性は、前述した通りである。
本発明における「個体」とは、非アルコール性肝疾患を発症しているか、或いは発症する可能性のあるヒトを含むあらゆる動物を意味する。前記動物は、ヒトだけでなく、それに類似する症状の治療を必要とするウシ、ウマ、ヤギ、ブタ、ヤギ、ラクダ、カモシカ、イヌ、ネコなどの哺乳動物であってもよいが、これらに限定されるものではない。
本発明の前記予防又は治療の方法は、具体的には、非アルコール性肝疾患を 発症しているか、或いは発症する危険性のある個体に前記組成物を薬学的に有効な量で投与するステップを含んでもよい。
本発明は、もう一つの様態として、ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは改善用健康機能食品を提供する。
ジンセノサイドF2、非アルコール性肝疾患及びインスリン抵抗性は、前述した通りである。
前記ジンセノサイドF2は、高麗人参、白参、山参などから抽出可能な天然物質であり、長期間の使用により安全性が立証されているので、常食できて非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防又は改善を図ることのできる食品の形態に製造して摂取することができる。
機能性食品(functional food)とは、特定保健用食品(food for special health use, FoSHU)と同義であり、栄養供給以外に生体調節機能を効率的に示すように加工された医学、医療的効果の高い食品を意味し、前記食品は非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防又は改善に有用な効果を得るために、錠剤、カプセル、粉末、顆粒、液状、丸剤などの様々な形態に製造することができる。
この時、前記健康機能食品に含まれるジンセノサイドF2の含有量は、特にこれに限定されないが、健康機能食品の総重量に対して0.01〜100重量%、より好ましくは1〜80重量%で含むことができる。
本発明の食品組成物は、食品学的に許容される担体をさらに含むものであってもよい。
本発明のジンセノサイドF2を含む組成物を添加できる食品の種類には特に制限がなく、例えば各種飲料、ガム、茶、ビタミン複合剤、健康補助食品類などが挙げられる。前記食品組成物には非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは改善効果の妨げとならない他の成分を追加することができ、その種類は特に限定されるものではない。例えば、通常の食品と同様に様々な生薬抽出物、食品学的に許容される食品補助添加剤又は天然炭水化物などを追加成分として含有してもよい。
前記食品補助添加剤は、各剤形の機能性食品を製造する際に添加されるものであり、当業者が適宜選択して用いることができる。例えば、様々な栄養剤、ビタミン、ミネラル(電解質)、合成風味剤や天然風味剤などの風味剤、着色剤及び充填剤、ペクチン酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護コロイド、増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に用いられる炭酸化剤などが含まれるが、前記例にその種類が限定されるものではない。
ここで、前記食品に含まれるジンセノサイドF2の含有量は、特にこれらに限定されるものではないが、食品組成物の総重量に対して0.01〜100重量%、より好ましくは1〜80重量%の量で含まれる。
食品が飲料の場合は、100mlに対して1〜30g、好ましくは3〜20gの割合で含まれる。また、前記組成物は、食品組成物に常用されて香り、味、味覚などを向上させることのできる追加成分を含んでもよい。例えば、ビタミンA、C、D、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン(niacin)、ビオチン(biotin)、葉酸(folate)、パントテン酸(panthotenic acid)などを含んでもよい。また、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、クロム(Cr)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、銅(Cu)などのミネラルを含んでもよい。また、リシン、トリプトファン、システイン、バリンなどのアミノ酸を含んでもよい。また、防腐剤(ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、デヒドロ酢酸ナトリウムなど)、殺菌剤(サラシ粉と高度サラシ粉、次亜塩素酸ナトリウムなど)、酸化防止剤(ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)など)、着色剤(タール色素など)、発色剤(亜硝酸ナトリウム、亜酢酸ナトリウムなど)、漂白剤(亜硫酸ナトリウム)、調味料(グルタミン酸ナトリウム(MSG)など)、甘味料(ズルチン、チクロ、サッカリン、ナトリウムなど)、香料(バニリン、ラクトン類など)、膨張剤(ミョウバン、D−酒石酸水素カリウムなど)、強化剤、乳化剤、増粘剤(糊料)、被膜剤、ガムベース、泡抑制剤、溶剤、改良剤などの食品添加物(food additives)を添加することができる。前記添加物は、食品の種類によって選別されて適切な量で用いられる。
本発明の機能性食品は、当業界で通常用いられる方法で製造することができ、前記製造の際に当業界で通常添加する原料及び成分を添加して製造することができる。また、一般の薬品とは異なり、食品を原料とするので、薬品の長期服用時に発生し得る副作用などがないという利点があり、携帯性に優れる。
もう一つの態様として、本発明は、ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防又は改善のための飼料用組成物を提供する。
ジンセノサイドF2、非アルコール性肝疾患及びインスリン抵抗性は、前述した通りである。
前記飼料用組成物は、飼料添加剤を含んでもよい。本発明の飼料添加剤は、飼料管理法上の補助飼料に該当する。
本発明における「飼料」とは、動物が食べて摂取し、消化させるための、又はそれに適した任意の天然又は人工の規定食、一食など、又は前記一食の成分を意味する。
前記飼料の種類は特に限定されるものではなく、当該技術分野において通常用いられる飼料を用いることができる。前記飼料の非限定的な例としては、 穀物類、堅果類、食品加工副産物類、藻類、繊維質類、製薬副産物類、油脂類、デンプン類、ウリ科の植物類(ミール類)又は穀物副産物類などの植物性飼料;タンパク質類、無機物類、油脂類、ミネラル類、単細胞タンパク質類、動物性プランクトン類又は飲食物などの動物性飼料が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明によるジンセノサイドF2を含む医薬組成物は、肝臓における脂肪形成及び蓄積を抑制し、インスリン敏感度を向上させ、クッパー細胞でTNF−α、IL−1β、及びIL−6のような炎症性サイトカインの発現を抑制させ、エンドカンナビノイドの合成酵素の発現を抑制し、効果的に非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性を予防又は治療することができる。
ジンセノサイドF2の高脂肪食餌マウスに対する脂肪肝緩和効果を確認したものである。 ジンセノサイドF2の高脂肪食餌マウスに対する脂肪肝緩和効果を確認したものである。 高脂肪食餌マウス肝臓の脂肪形成の程度を確認したものである。 高脂肪食餌マウス肝臓の脂肪形成の程度を確認したものである。 高脂肪食餌マウス肝臓の脂肪形成の程度を確認したものである。 高脂肪食餌マウス肝臓の脂肪形成の程度を確認したものである。 ジンセノサイドF2のインスリン敏感度改善効果を確認したものである。 ジンセノサイドF2のインスリン敏感度改善効果を確認したものである。 ジンセノサイドF2の炎症性サイトカイン発現抑制効果を確認したものである。 ジンセノサイドF2の炎症性サイトカイン発現抑制効果を確認したものである。 肝星細胞においてNAPE−PLD、FAAH、DAGLα及びDAGLβの発現を抑制するジンセノサイドF2の効果を示したものである。 脂肪肝及びインスリン抵抗性に対するジンセノサイドF2の保護メカニズムを示したものである。
以下、実施例を通じて本発明をさらに詳しく説明する。これら実施例は、単に本発明を例示するためのものにすぎず、本発明の範囲がこれら実施例により限定されるものとは解釈されない。
実施例1.ジンセノサイドF2の製造
朝鮮人参、花旗参、竹節参などを含むその他の高麗人参の葉及び根に20倍の体積の80%エタノールを加えて2回以上抽出し、乾燥させて粗サポニンを得る。前記粗サポニンを水に再び溶解させてHP−20樹脂に吸着させ、その後100%水で洗浄して糖を除去し、次いで40%エタノールで一次洗浄してプロトパナキサトリオール(protopanaxatriol)系のジンセノサイドRe、Rg1を優先的に除去する。その後、80%エタノールで洗浄するとプロトパナキサジオール(protopanaxadiol)系のジンセノサイドRb1、Rb2、Rc、Rdが溶出して出てくるので、これを乾燥させて得る。前記プロトパナキサジオールジンセノサイド混合物を基質として用いて、特許文献2に記載の方法で反応させることにより、70%以上のジンセノサイドF2を得た。次いで、試料用に用いるジンセノサイドF2は、ODS樹脂を用いて吸着させ、その後適正濃度のエタノールを濃度勾配により連続して流出させると95%以上の高純度のジンセノサイドF2分画を得ることができ、これを乾燥させて用いた。
実施例2:脂肪肝の緩和効果の確認
ジンセノサイドF2の脂肪肝の緩和効果を確認するために、高脂肪食餌マウスモデルを用いた。8週齢の雄性マウス(体重25−28g)に高脂肪食餌を12週間 と、50mg/kgのジンセノサイドF2を週5日経口給与した。その結果、ジンセノサイドF2を給与したグループは、対照群と比較し、肝臓の大きさ(図1a)及び肝臓の重量(図1b)の差が顕著に減少することを確認した。前記結果によりジンセノサイドF2は高脂肪食餌を給与したにもかかわらず、脂肪肝の生成を抑制する効果があることが分かった。
実施例3:肝組織の分析
肝組織の変化を観察するために、H&E(Hematoxylin and eosin)染色を行い、オイルレッドO(Oil-red O)染色で肝細胞の中性脂質を染色し、前記の結果を×100の倍率で示した(図2a)。その結果、ジンセノサイドF2の投与により、肝細胞における脂肪蓄積が減少したことを再度確認することができた。
また、肝臓内の中性脂肪の数値が下がり(図2b)、脂肪の合成に重要な因子であるSREBP1c、FASのタンパク質の発現とCB1R、NAPE−PLD、SREBP1c、FAS遺伝子発現のレベルが減少することを確認した(図2c及び図2d)。したがって、ジンセノサイドF2が肝臓における脂肪形成を効果的に抑制することを確認することができた。
実施例4:インスリン敏感度の向上の確認
11週齢のマウスでグルコースとインスリンを投与した後、経時的に血糖値をチェックした。その結果、ジンセノサイドF2グループで時間が経過するにつれて、対照群に比べて糖数値が下がり、初期血糖値に比べて血糖値を下げる効果が優れていることが確認できた(図3)。結論としてジンセノサイドF2は、高脂肪食餌を与えたマウスにおいてインスリン敏感度を向上させる効果を有することが分かった。
実施例5:炎症性サイトカインの発現抑制の確認
高脂肪食餌とジンセノサイドF2を与えたマウスにおいて、ジンセノサイドF2は、各種の炎症性サイトカイン(TNF−α、IL−1β、及びIL−6)の発現を抑制させ、クッパー細胞においてもそれと同様の結果を示した(図4)。
したがって、ジンセノサイドF2が高脂肪食餌を与えたマウスにおいて、クッパー細胞の炎症性サイトカインの発現を抑制し、肝臓の炎症を軽減させることが分かった。
実施例6:肝星細胞におけるエンドカンナビノイドの合成酵素発現抑制の確認
肝星細胞にTNF−αを処理した後、ジンセノサイドF2を10、20、及び30μM処理し、24時間培養した。培養された肝星細胞で発現レベルの差を確認した結果、ジンセノサイドF2は、エンドカンナビノイドの一種である2−AGを合成するのに重要な酵素であるDAGLα及びDAGLβの発現を抑制し、それ以外にも、肝臓損傷に関連する因子であるNAPE−PLD、FAAHの発現を抑制することが確認することができた(図5)。
結論としてジンセノサイドF2は、肝星細胞においてエンドカンナビノイドの合成酵素の発現を抑制することが分かった。
前記実施例を総合すると、ジンセノサイドF2は、クッパー細胞において炎症性サイトカイン(TNF−α、IL−1β、及びIL−6)の発現を抑制し、肝星細胞では、エンドカンナビノイド(DAGLαとDAGLβ)の合成を抑制した。また、肝細胞の場合、ジンセノサイドF2により、SREBP1c、FAS、CB1R及びNAPE−PLDなど、脂肪合成に関与する遺伝子の発現を抑制し、肝臓損傷を軽減させた。これに対し、図6では、脂肪肝及びインスリン抵抗性に対するジンセノサイドF2の保護メカニズムを図式化して示した。したがって、本発明のジンセノサイドF2を含む組成物は、非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防、治療及び改善用途に効果的に使用することができる。
以上の説明から、本発明の属する技術分野の当業者であれば、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できることを理解するであろう。なお、以上で記述した実施例は、すべての面で例示的なものであり、限定的なものでないことを理解すべきである。本発明の範囲は、前記詳細な説明よりは、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導き出されるあらゆる変更や変形された形態を含むものであると解釈すべきである。


Claims (8)

  1. ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療用医薬組成物。
  2. 前記非アルコール性肝疾患は、非アルコール性脂肪肝、非アルコール性肝炎、又は非アルコール性肝硬変である、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 前記ジンセノサイドF2は、肝臓における脂肪形成又は脂肪の蓄積を抑制するものである、請求項1に記載の医薬組成物。
  4. ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは改善用健康機能食品。
  5. 前記健康機能食品は、粉末、顆粒、錠剤、カプセル、又は飲料形態である、請求項4に記載の健康機能食品。
  6. ジンセノサイドF2を含む非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは改善用飼料組成物。
  7. 請求項1〜3のいずれかの組成物を、ヒトを除く非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の疑いのある個体に投与するステップを含む、非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性の予防若しくは治療方法。
  8. 非アルコール性肝疾患又はインスリン抵抗性を予防若しくは治療するための医薬の製造におけるジンセノサイドF2の使用。
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