JP5053357B2 - デジタルデータ送信装置およびデジタルデータ受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルデータの伝送技術に係り、特に、フレーム構造を構成してデータ伝送を行う送信装置、および、フレーム構造を認識してデータの受信を行う受信装置に関する。
まず、BSデジタル放送の伝送方式について説明する。図1は、BSデジタル放送の多重フレームの構成を示す図である。図1において、BSデジタル放送の多重フレームにおいては、8つのフレーム#1〜#8により1チャンネルのスーパーフレームが構成される。フレーム#1〜#8は、それぞれ48個のスロット#1〜#48により構成される。ここで、「スロット」は、MPEG−2 TS(トランスポートストリーム)のパケット(188バイト)のうち先頭の同期バイト(1バイト)を除いた部分、およびRS(リードソロモン)符号のパリティ(16バイト)をデータとして格納できるメモリ上の領域である。また、各スロットの先頭バイトには、フレーム同期信号、TMCC(Transmission & Multiplexing Configuration Control:伝送多重構成制御)信号、スーパーフレーム同期信号等が付加される。
TMCC信号には、伝送の制御を行う情報等が書き込まれており、1つのスーパーフレームに多重されたTMCC信号を1まとまりとして1セットの制御内容が書き込まれている。この制御内容によって、時間軸において2つ後のスーパーフレームの伝送制御が行われる。伝送制御の一つとして、BSデジタル放送のTMCC信号では、各スロットに対し、表1に示す伝送モードを指定することができる。「値」は、TMCC信号のうちの伝送モードを指定するビットの値を示している。また「伝送モード」は、変調方式と内符号符号化率との組み合わせを意味しており、BPSK、QPSKおよびTC8PSKの変調方式と、1/2〜7/8の符号化率rの内符号とを組み合わせた7通りの伝送が可能となっている。
Figure 0005053357
図2は、スロットの割り当ての規則を示す図である。TMCC信号により指定される伝送モードは、表1に示したように、変調方式自体の周波数利用効率と内符号の符号化率との積で計算される周波数利用効率が単純な整数比になるように構成されている。すなわち、8PSK、QPSKおよびBPSKの周波数利用効率は、それぞれ3[bps/Hz]、2[bps/Hz]および1[bps/Hz]であるから、BPSK(r=1/2)、QPSK(r=1/2)、QPSK(r=2/3)、QPSK(r=3/4)、QPSK(r=5/6)、QPSK(r=7/8)およびTC8PSK(r=2/3)の周波数利用効率は、それぞれ1/2、1、4/3、3/2、5/3、7/4および2となっている。このような整数比があるため、TC8PSKに対し、周波数利用効率の低い伝送モードを利用する場合には、効率の下がった分だけダミースロットを配置することにより、多重フレームのクロックレートを一定にし、ハードウェア化を容易にしている。
図3は、従来の送信装置の構成を示すブロック図である。この送信装置100は、フレーム生成部110、エネルギー拡散部120、インターリーブ部130、畳み込み符号化部140、マッピング部150、RS[68,48]符号化部170およびエネルギー拡散部180を備え、データストリームを送信する場合に、図1に示した1つのスーパーフレームを構成する多重フレームの信号を生成してから変調波信号を生成するまでの一連の処理を行う。
フレーム生成部110は、各スロットのデータ部分に対しRS[204,188]の符号化を行った後、第n番目のスーパーフレームに対応する第n−2番目(2つ手前)のTMCC信号として、各信号の変調方式および内符号符号化率等を指定してフレームを生成し、スーパーフレームを生成する。図3に示した例では、スロット#1〜#46にはTC8PSK変調(内符号符号化率r=2/3)が指定され、スロット#47にはQPSK変調(内符号符号化率r=1/2)が指定されている。また、TC8PSK変調とQPSK変調とを比較すると、同じ変調シンボル数を使った場合に伝送できるビット数は、QPSK変調がTC8PSK変調の半分しかない。このため、図2を用いて説明したように、スロット#48をダミースロットとして、フレームを多重伝送する規則になっている。このように、フレーム生成部110は、使用する変調方式と内符号符号化率との組み合わせの効率に応じて、ダミースロットを挿入する。
また、フレーム生成部110は、生成したフレーム#1〜#8におけるスロットのうち、データおよびRS符号のパリティ部分をエネルギー拡散部120に出力し、各スロットの先頭バイトに多重されている同期とTMCC信号をRS符号化部170に出力する。
エネルギー拡散部120は、フレーム生成部110により生成されたフレーム#1〜#8におけるスロットのうち、データおよびRS符号のパリティ部分が入力され、スーパーフレームにおけるこれらのデータ等全体に対して、エネルギー拡散(ビットランダム化)を行う。これは、擬似ランダムな「1」および「0」のパターンをM系列を使って発生させ、これとスロット内のデータとでMOD2加算することにより実現する。これにより、「1」または「0」が連続することがなくなることから、後述する受信装置において、同期再生の安定化を図ることができる。
インターリーブ部130は、エネルギー拡散部120によりエネルギー拡散されたデータ等が入力され、スロット毎にインターリーブを行う。これは、ビットの並び順を擬似ランダムに入れ替えるものであり、各スロットの左から右に書き込まれたデータを、奥行き方向(フレームが並んでいる方向)に読み出すことにより実現する。これにより、伝送中に連続したビット誤りが発生しても、後述する受信装置が、元の順番に並び替えるデインターリーブ処理を行うことで、ランダムなビット誤りに変換するため、誤り訂正符号の効果を高めることができる。
畳み込み符号化部140は、インターリーブ部130によりインターリーブされたデータ等に対し、各スロットに指定された符号化率で、畳み込み符号(内符号)により符号化を行う。マッピング部150は、畳み込み符号化部140により畳み込み符号化されたデータ等に対し、指定された変調方式によるマッピングを行い、時分割多重/直交変調部160は、時分割多重および直交変調を行い、変調波信号を生成する。
一方、RS符号化部170は、フレーム生成部110により生成されたフレーム#1〜#8におけるスロットのうち先頭バイトに多重された同期とTMCC信号が入力され、TMCC信号部分についてリードソロモン符号(RS[64,48])で誤り訂正符号パリティを付加する。エネルギー拡散部180は、RS符号化部170により誤り符号パリティが付加されたTMCC信号に対し、エネルギー拡散を行い、畳み込み符号化部140は畳み込み符号により符号化率r=1/2で符号化し、マッピング部はBPSKマッピングを行い、時分割多重/直交変調部160は直交変調を行い、変調波信号を生成する。そして、送信装置100は、このように生成した変調波信号を伝送する。
図4は、図3に示した送信装置100により伝送される変調波信号の例を示す図である。図4に示すように、変調波信号は、フレーム単位に、各フレームに対して、まずフレーム同期W1(32シンボル)、TMCC信号(またはその誤り訂正パリティ/128シンボル)、スーパーフレーム同期(先頭フレームではW2、それ以外のフレームではW2の反転パターンW3/32シンボル)の計192シンボルがBPSK変調されて伝送される。その後、TMCC信号で指定されたデジタル変調方式により、映像・音声・データ放送等が多重された主信号が伝送される。主信号の伝送に際しては、周期的に同期補強用のバースト信号(ランダムなデジタル信号をBPSK変調したもの)が多重される。このような処理を8フレーム分繰り返して行うことにより、TMCC信号に書き込まれた情報が後述する受信装置に伝送される。受信装置は、TMCC信号の情報を絶えず監視することにより、送信装置100において様々な伝送制御が行われたとしても、それに追従して受信方式等を切り替えることができる。
図5は、従来の受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置200は、チャンネル選択部210、直交検波部220、伝送制御信号復号部230、内符号復号部240、デインターリーブ部250、エネルギー逆拡散部260および外符号復号部270を備え、図1に示した送信装置100により伝送された変調波信号を受信し、TMCC信号の情報に基づいて伝送方式等を切り替え、元のデータストリームを生成する。
チャンネル選択部210は、送信装置100からの変調波信号である放送波がBSアンテナおよびBSアンテナに内蔵されている周波数変換部(図示せず)を介してBS−IF信号(第1IF)として入力され、チャンネルを選択し、そのチャンネルの信号を第2IF周波数に変換して出力する。なお、上記の周波数変換部では、12GHz帯の放送波が1GHz帯のBS−IF信号に変換される。
民間規格ARIB STD−B21においては、この第2IF周波数を「402.78MHz、479.5MHzまたはダイレクトコンバージョン」としている。
直交検波部220は、チャンネル選択部210により選択されたチャンネルのBS−IF信号(第2IF)が入力され、同期ベースバンド信号に変換する。伝送制御信号復号部230は、直交検波部220により変換された同期ベースバンド信号が入力され、まずTMCC信号の同期バイトを検出し、それを基準として、周期的に多重されているBPSK変調波である位相基準バースト信号の位置も検出する。TMCC信号により伝送される変調方式・誤り訂正の情報についての検出もここで行う。伝送制御信号復号部230により復号された情報は、内符号復号部240、デインターリーブ部250、エネルギー逆拡散部260および外符号復号部270に入力される。
図6は、図5に示した直交検波部220の内部構成を示した図である。この直交検波部220は、複素乗算器221、ルートロールオフフィルタ(RRF)222−1,222−2、位相誤差テーブル223、ループフィルタ(LF)224および数値制御発振器(NCO)225を備えている。図6では、チャンネル選択部210が、近年主流となっているダイレクトコンバージョン・準同期検波方式の場合を想定し、入力信号線は2本(I信号、Q信号)となっている。この信号線には、チャンネル選択部210から、完全な同期検波が行われない状態で検波された信号点が出力されており、受信信号点が低速で回転したような状態で出力されている。複素乗算器221は、この回転を止めて静止した信号点を得るために、数値制御発振器225により生成された、この回転速度と同じ大きさの逆向きの回転の信号と、チャンネル選択部210から入力した信号とを複素乗算して出力する。このようにして得られたI信号およびQ信号は静止した信号点となる。ルートロールオフフィルタ222−1,222−2は、このI信号およびQ信号を周波数制限する。これにより直交検波出力が得られ、内符号復号部240へ出力される。
数値制御発振器225において周波数制御を行うため、この直交検波出力は分岐され、位相誤差テーブル223に入力される。この位相誤差テーブルは、受信された信号点と理想的な信号点との位相差を求めるためのテーブルである。位相誤差テーブル223には、伝送制御信号復号部230から変調方式・符号化率選択信号が入力され、直交検波出力の変調方式・符号化率が告知される。位相誤差テーブル223は、この変調方式・符号化率に対応した信号点の理想値と直交検波出力から得られた信号点との位相比較を行い、その位相誤差量に比例した値を出力する。位相誤差テーブル223の出力は、ループフィルタ224により平滑化され、数値制御発振器225の周波数制御端子に入力される。数値制御発振器225は、周波数制御端子の入力値に比例した周波数の正弦波および余弦波を複素乗算器221に出力する。これらの動作により、複素乗算器221の出力は、静止した信号点のI信号およびQ信号となる。
内符号復号部240は、直交検波部220から直交検波出力である同期ベースバンド信号が入力されると共に、伝送制御信号復号部230により検出された変調方式・誤り訂正の情報が入力され、TC8PSK変調部分についてはTC8PSK復号を行い、QPSKまたはBPSK変調部分についても、それに合わせた復号を行う。
図7は、図5に示した内符号復号部240の内部構成を示した図である。この内符号復号部240は、復号器241および尤度テーブル242を備えている。この尤度テーブル242は、受信された信号点から、シンボルを構成する各ビットが1または0である確率(尤度)を求めるためのテーブルである。直交検波部220から入力されたI信号およびQ信号は、復号器241に入力される。復号器241は、このI信号およびQ信号に対して、内符号の復号を行う。その際、伝送制御信号復号部230から入力される変調方式・誤り訂正の情報における変調方式・符号化率選択信号で指定された尤度テーブルを参照する。復号器241は、まず、I信号およびQ信号を尤度テーブル242に渡し、尤度テーブル242は、シンボルを構成する各ビット(32APSKの場合は5ビット分)に対する尤度を復号器241に出力する。復号器241は、この尤度情報を使って、内符号の復号を行う。
デインターリーブ部250は、内符号復号部240により内符号復号された信号に対し、送信装置100のインターリーブ部130において疑似ランダムに入れ替えられたビットの並び順を元に戻す。エネルギー逆拡散部260は、デインターリーブ部250によりデインターリーブされた信号に対し、送信装置100のエネルギー拡散部120において擬似ランダム符号がMOD2により加算された処理を元に戻すため、再度同じ擬似ランダム符号をMOD2により加算し、エネルギー逆拡散処理を行う。外符号復号部270は、エネルギー逆拡散部260によりエネルギー逆拡散された信号に対し、リードソロモン復号を行う。
このように、現在BSデジタル放送では、48のスロットからなる多重したフレームを構成し、スロットに多重されたMPEG−2のTSパケットに対し、変調方式や誤り訂正符号の符号化率をTMCC信号を使って指定することにより、複数の変調方式を柔軟に時分割多重して伝送することができる。
なお、このような伝送システムに用いる送信装置および受信装置の例として、特許文献1,2に記載のものが知られている。
特開2003−179657号公報 特開2006−254273号公報
このように、MPEG−2のTSパケットをさらに多重化するフレームを構成し、TMCC信号を使用することにより、現在運用中のBSデジタル放送では、柔軟な伝送制御を行うことができ、複数の変調方式を柔軟に時分割多重して伝送することができる。また、このような多重フレームを受信する受信装置では、予め設定された位相誤差テーブルを用いて位相誤差を検出し、同期検波を行うと共に、予め設定された尤度テーブルを用いて尤度を検出し、内符号復号を行っている。
しかしながら、衛星中継器の経年変化やバックオフ量の変更に伴い、伝送路特性が変化した場合には、最適な位相誤差を検出することができないことから、安定した同期検波を行うことができないという問題があった。また、伝送路特性が変化した場合には、安定した符号復号を行うことができず、C/Nを効果的に低減することができないという問題もあった。この場合、伝送路特性の変化に対応できるように、受信特性を改善することが望ましい。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、中継器の経年変化等により伝送路特性が変化した場合であっても、その変化に追従して受信特性の改善を図ることが可能なデジタルデータ送信装置およびデジタルデータ受信装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による送信装置は、振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる送信装置において、送信データを、前記変調方式の各信号点に対応するシンボルあたりのビット数毎に、信号点にマッピングを行う手段と、前記変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルすべてについて、既知の順序で信号点マッピングを行う手段と、前記送信データからマッピングして生成した信号点信号に、前記既知の順序でマッピングして生成した信号点信号を周期的に時分割多重して時分割多重信号を生成する手段と、前記生成した時分割多重信号に直交変調を行って送信する手段とを備え、前記デジタル変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルをパイロット信号として、既知の順序で周期的に時分割多重し、直交変調して送信することを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる送信装置において、送信データを、前記変調方式の各信号点に対応するシンボルあたりのビット数毎に、信号点にマッピングを行う手段と、前記変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルのうち各同心円上の信号点の少なくとも1つについて、既知の順序で信号点マッピングを行う手段と、前記送信データからマッピングして生成した信号点信号に、前記既知の順序でマッピングして生成した信号点信号を周期的に時分割多重して時分割多重信号を生成する手段と、前記生成した時分割多重信号に直交変調を行って送信する手段とを備え、前記デジタル変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルをパイロット信号として、既知の順序で周期的に時分割多重し、直交変調して送信することを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる受信装置において、受信信号に直交検波を行う手段と、受信信号に既知の順序で周期的に時分割多重されているパイロット信号のシンボルについて、これらのシンボルによって変調された前記変調方式の全信号点を抽出するパイロット信号抽出手段とを備え、送信データと、送信データとは異なる既知のパイロット信号のシンボルとが周期的に時分割多重された信号を、前記直交検波手段により直交検波し、さらに、前記既知のパイロット信号のシンボルに対応する信号点位置情報を、前記パイロット信号抽出手段により検出し、該信号点位置情報に基づいて前記送信データの受信を行うことを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる受信装置において、受信信号に直交検波を行う手段と、受信信号に前記変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルのうち各同心円上の信号点の少なくとも1つが既知の順序で周期的に時分割多重されているパイロット信号のシンボルについて、これらのシンボルによって変調された信号点を抽出するパイロット信号抽出手段と、パイロット信号で送信されたシンボルから、パイロット信号で送信されないシンボルの信号点を推定する信号点位置推定手段とを備え、送信データと、送信データとは異なる既知のパイロット信号のシンボルとが周期的に時分割多重された信号を、前記直交検波手段により直交検波し、さらに、前記既知のパイロット信号のシンボルに対応する信号点位置情報を、前記パイロット信号抽出手段により検出し、該信号点位置情報から、パイロット信号で送信されないシンボルの信号点位置情報を、前記信号点位置推定手段により取得し、これらの信号点位置情報に基づいて前記送信データの受信を行うことを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式を、16APSK、16QAM、32APSKまたは32QAMとしたことを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式を、16APSK、16QAM、32APSKまたは32QAMとしたことを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、さらに、LDPC符号化手段を備え、送信データに対してLDPC符号による符号化を行うことを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、前記パイロット信号の信号点位置をシンボル毎に平均化するパイロット信号平均化手段と、前記パイロット信号の平均化結果に基づいて、変調方式および符号化率に対応した信号点位置で位相誤差を検出するための位相誤差テーブルを生成する位相誤差テーブル生成手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
また、本発明による受信装置は、前記パイロット信号の信号点位置をシンボル毎に平均化するパイロット信号平均化手段と、前記パイロット信号の平均化結果に基づいて、変調方式および符号化率に対応した信号点位置で内符号復号処理を行うための尤度テーブルを生成する尤度テーブル生成手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、さらに、LDPC復号手段を備え、前記尤度テーブル生成手段により生成した尤度テーブルを用いてLDPC復号を行うことを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、前記システムを、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送するデータ伝送システムとすることを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、前記システムを、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送するデータ伝送システムとすることを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、前記デジタル変調方式として、32APSK、16APSK、32QAMまたは16QAMのいずれか1つ以上を含むことを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、前記デジタル変調方式として、32APSK、16APSK、32QAMまたは16QAMのいずれか1つ以上を含むことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、中継器の経年変化等により伝送路特性が変化した場合であっても、その変化に追従して受信特性の改善を図ることが可能なデジタルデータ送信装置およびデジタルデータ受信装置を実現することができる。
BSデジタル放送の多重フレーム構成を示す図である。 スロットの割り当ての規則を示す図である。 従来技術による送信装置の構成を示す図である。 変調波信号の例を示す図である。 従来技術による受信装置の構成を示す図である。 従来技術による受信装置の直交検波部の構成を示す図である。 従来技術による受信装置の内符号復号部の構成を示す図である。 本発明実施の形態による送信装置の構成を示す図である。 本発明実施の形態による送信装置が送信する変調波信号の例を示す図である。 本発明の実施の形態による受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態による受信装置の直交検波部の構成を示す図である。 32APSKの各シンボルの信号点位置の平均値の例を示す図である。 信号点位置の平均値から生成した位相誤差テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態による受信装置の内符号復号部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に用いる多重フレームの構成を示す図である。 本発明の実施の形態による受信装置の直交検波部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態による受信装置の内符号復号部の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔送信装置〕
まず、本発明の実施の形態による送信装置について説明する。図8は、本発明の実施の形態による送信装置の構成を示す図である。この送信装置1は、変調方式毎に、予め決められた順に全ての信号点に対して割り当てられたシンボルを、パイロット信号として送信するものである。これにより、受信装置は、各シンボルに対応する信号点を知ることができ、その信号点により受信特性の改善を図ることができる。ただし、信号点配置が図12に示す信号点配置のように、同心円上に複数の信号点をもつ場合、同心円上の各信号点が伝送路の非線形特性により振幅および位相に受ける影響は等しいので、各同心円上の信号点に対応するシンボル1つ以上をパイロット信号として伝送しても良い。その場合、受信機側ではパイロット信号で伝送されなかったシンボルの信号点を、パイロット信号で伝送された同心円上のシンボルの信号点位置から推定すればよい。すなわち、パイロット信号で伝送された同心円上のシンボルの信号点位置からの相対角度が、送信に用いた信号点位置と等しいという条件から推定することができる。
この送信装置1は、フレーム生成部10、LDPC(Low Density Parity Check)符号化部11−1,11−2、BCH符号化部11−3,11−4、エネルギー拡散部12,13、スイッチ14、マッピング部15および時分割多重/直交変調部16を備え、データストリームを送信する場合に、後述する図8中に示す多重フレームの信号を生成してから変調波信号を生成するまでの一連の処理を行う。
図3に示した従来の送信装置100とこの送信装置1とを比較すると、両装置とも、エネルギー拡散部、マッピング部および時分割多重/直交変調部を備えている点で同一であるが、送信装置1において、従来の送信装置100のフレーム生成部110とは異なるフレーム生成部10を備えている点、内符号が畳み込み符号からLDPC符号に置換されている点、外符号がRS符号からBCH符号に置換されている点、マッピング部15が16APSKおよび32APSKにも対応している点、スーパーフレームを形成しない点、および、インターリーブ部を備えていない点で相違する。
マッピング部15が16APSKおよび32APSKにも対応している点については、対応する変調方式を単純に増やしたことによるものである。内符号が畳み込み符号からLDPC符号に置換されている点、および外符号がRS符号からBCH符号に置換されている点については、最近の技術動向に適合できるようにしたことによるものである。また、スーパーフレームを形成しない点、およびインターリーブを行なわない点については、LDPC符号が、既に十分長いインターリーブをかけることと同等の性質を備えているためである。したがって、本質的な相違としては、フレーム生成部10が、後述する図8に示した構成のフレームを生成する点のみであり、その動作は、図3に示した従来の送信装置100と同様である。
すなわち、フレーム生成部10は、スロットSlビットについて、制御情報と、データと、BCH符号化部11−3により制御情報とデータが符号化された外符号パリティと、スタッフビットと、LDPC符号化部11−1により制御情報、データ、および外符号パリティおよびスタッフビットがLDPC符号化された内符号パリティとにより構成したスロット#1〜#Nから成るフレームを生成し、エネルギー拡散部12に出力する。また、フレーム生成部10は、TMCC信号について、BCH符号化部11−4によりBCHパリティを生成し、さらにLDPC符号化部11−2によりLDPCパリティを生成する。なお、フレーム生成部10により生成される多重フレームは、スロット数N、ダミーの量を規定するE、スロット長Sl、同期ビット長Sy、パイロットビット長Pl、並びにTMCCおよびパリティビット長Tが前述した数になるように生成される。
図9は、図8に示した送信装置1が送信する変調波信号の例を示す図である。この変調波信号は、後述する図8に示したフレームにおいて、最大効率の変調方式を32APSK(または32QAM)とし、N=120,E=5,Sl=44880,Sy=120,Pl=160,T=1320とした場合の信号であり、図8に示した時分割多重/直交変調部16が生成する。
図9に示すように、変調波信号は、1フレーム分の情報を#1〜#120の変調スロットに分割して伝送される。奇数番号の変調スロットは、まずBPSK変調されたスロット同期Sync1(24シンボル)および当該変調スロットの変調方式に対応したパイロット信号(32シンボル)が伝送される。続いて、TMCC信号により指定された変調方式で変調された、映像・音声・データ放送等が多重された主信号データ(136シンボル)と、BPSK変調されたTMCC信号(4シンボル)とが交互に66回伝送される。偶数番号の変調スロットは、まずBPSK変調されたスロット同期Sync2(24シンボル)またはその反転パターン!Sync2(24シンボル)および当該変調スロットの変調方式に対応したパイロット信号(32シンボル)が伝送される。続いて、TMCC信号により指定された変調方式で変調された、映像・音声・データ放送等が多重された主信号データ(136シンボル)と、BPSK変調されたTMCC信号(4シンボル)とが交互に66回伝送される。
上記の同期パターンSync1、Sync2、およびその反転パターン!Sync2は擬似同期を避けるために、それ自体が鋭い自己相関ピークを持つものであるとともに、互いに低い相互相関を持つものである必要がある。このような符号として、Sync1として、0x36715a=001101100111000101011010、Sync2として0x52f866=010100101111100001100110、そのビット反転パターン!Sync2として0xad0799=101011010000011110011001とすると擬似同期の少ない受信が可能となる。ただし、信号点配置が図12に示す信号点配置のように、同心円上に複数の信号点をもつ場合、前述の通り、各同心円上の信号点に対応するシンボル1つ以上をパイロット信号として伝送しても良い。
また、パイロット信号については、例えば、32APSK変調が多重されている変調スロットのパイロット信号として、32APSK変調の各信号点に割り当てられた5ビットからなるシンボル「00000」「00001」・・・「11110」「11111」を伝送することが考えられる。このように、予め決められた順にすべての信号点に対して割り当てられたシンボルを送信することで、受信側に各シンボルに対応する信号点を知らせることができる。特に、衛星中継器のような非線形特性をもつ伝送路を通過した信号の場合、その歪を受けた状態での各シンボルに対応する信号点が受信されるため、後述する方法により受信特性の改善を図ることが可能となる。
このような処理を120変調スロット分繰り返して行うことにより、変調方式毎の全ての信号点に対して割り当てられたシンボルが後述する受信装置へ伝送されると共に、TMCC信号に書き込まれた情報が伝送される。受信装置は、その信号点を用いることにより受信特性を改善することができる。また、TMCC信号の情報を絶えず監視することにより、送信装置1において様々な伝送制御が行われたとしても、それに追従して受信方式等を切り替えることができる。
〔受信装置〕
次に、本発明の実施の形態による受信装置について説明する。図10は、本発明の実施の形態による受信装置の構成を示す図である。この受信装置2は、チャンネル選択部20、直交検波部21、伝送制御信号復号部22、内符号復号部23、エネルギー逆拡散部24および外符号復号部25を備えている。ここで、チャンネル選択部20、直交検波部21、伝送制御信号復号部22、内符号復号部23、エネルギー逆拡散部24および外符号復号部25は、図5に示したチャンネル選択部210、直交検波部220、伝送制御信号復号部230、内符号復号部240、エネルギー逆拡散部260および外符号復号部270とそれぞれ同等の機能を有する。
図5に示した従来の受信装置200の構成とこの受信装置2とを比較すると、受信装置2にはデインターリーブ部250が無い点、直交検波部21により検波される変調方式には16APSKおよび32APSKが追加されている点、直交検波部21において検波する際、パイロット信号を参照して受信信号点の補正を行い特性を改善する点、内符号復号部23における内符号がLDPC符号に対応したものとなっている点、外符号復号部270における外符号がBCH符号に対応したものとなっている点、伝送制御信号復号部22により図8に示したフレーム構成に対応した制御が行われる点で相違する。
直交検波部21により検波される変調方式には16APSKおよび32APSKが追加されている点については、直交検波部21において対応する変調方式を単純に増やしたことによるものである。また、内符号復号部23における内符号がLDPC符号に対応したものとなっている点、および外符号復号部270における外符号がBCH符号に対応したものとなっている点については、最近の技術動向に適合できるようにしたことによるものである。また、デインターリーブを行わないのは、LDPC符号が、既に十分長いインターリーブをかけることと同等の性質を備えているためである。したがって、本質的な相違としては、伝送制御信号復号部22が、図8に示したフレーム構成に対応した制御を行う点およびパイロット信号を参照して受信を行う点のみであり、その他の動作は、図5に示した従来の受信装置200と同様である。
図11は、図10に示した直交検波部21の内部構成を示す図である。この直交検波部21は、複素乗算部221、ルートロールオフフィルタ(RRF)222−1,222−2、ループフィルタ(LF)224、数値制御発振器(NCO)225、パイロット信号抽出部211、パイロット信号平均化部212、位相誤差テーブル生成部213および位相誤差テーブル214を備えている。ここで、複素乗算部221、ルートロールオフフィルタ222−1,222−2、ループフィルタ224、数値制御発振器225は、図6に示したものとそれぞれ同等の機能を有する。
図6に示した従来の直交検波部220とこの直交検波部21とを比較すると、直交検波部21における位相誤差テーブル214の機能が、従来の直交検波部220における位相誤差テーブル223とは異なる点、直交検波部21が、パイロット信号抽出部211、パイロット信号平均化部212および位相誤差テーブル生成部213を備えている点で相違する。
複素乗算部221、ルートロールオフフィルタ222−1,222−2、ループフィルタ224、数値制御発振器225の機能については、図6に示したものと同一であるので、ここでは説明を省略する。パイロット信号抽出部211は、図10に示した伝送制御信号復号部22から入力したパイロットタイミング信号を使い、ルートロールオフフィルタ222−1,222−2の出力からパイロット信号部分を抽出する。尚、伝送制御信号復号部22は、直交検波部21により変換された同期ベースバンド信号が入力され、変調方式・符号化率を検出して変調方式・符号化率選択信号を出力すると共に、パイロット信号を検出してパイロットタイミング信号を出力する。
パイロット信号抽出部211により抽出されたパイロット信号は、例えば32APSKの場合、シンボルが「00000」「00001」「00010」・・・「11110」「11111」の順番で伝送されてくるので、パイロット信号平均化部212は、周期的に伝送されてくるパイロット信号の信号点を各シンボル毎に集積し、そのI−Q平面上の信号点位置の平均値を求める。例えば、シンボル「00000」に対応するパイロット信号の信号点が、{I1,}{I,Q}{I,Q}・・・{I,Q}であった場合、
Figure 0005053357
を求める。同様に、シンボル「00001」・・・「11111」の各シンボルについても、その平均値を求め、その値を出力する。位相誤差テーブル生成部213は、この値を使い、位相誤差テーブル214を生成する。すなわち、各シンボルの信号点位置の平均値が、同一円周上にある信号点を抽出し、各円周半径毎にまとめ、その中で位相誤差テーブルを生成する。
図12は、各シンボルの信号点位置の平均値の例を示す図である。この場合、位相誤差テーブル生成部213は、図13に示す位相誤差テーブル値を生成し、位相誤差テーブル214の対応する変調方式・符号化率のアドレスに上書きする。この位相誤差テーブル値は、各シンボルにおける平均値の信号点位置を結んだ3つの同心円の中間に2つの同心円を描き、さらにその2つの同心円の内側が重なる内側部分、2つの同心円の間の中側部分、および、2つの同心円の外側が重なる外側部分に対して、I軸とQ軸の交点から各信号点および信号点と信号点の中間に向けて直線を描き、その直線と同心円で囲われた領域に+または−の符号を割り当てている。例えば、図13のP点の位置に受信信号点が存在する場合、そのP点が属する領域の符号は+なので、位相誤差テーブル214は、正の値を出力する。
なお、信号点配置が図12に示す信号点配置のように、同心円上に複数の信号点をもつ場合で、各同心円上の信号点に対応するシンボル1つ以上をパイロット信号として伝送する場合、直交検波部21の内部構成を示す図は図16のようになる。図11の直交検波部との違いは、パイロット信号で送信されたシンボルから、パイロット信号で送信されないシンボルの信号点を推定する信号点推定部215を備えたことのみである。信号点推定部215では、パイロット信号で伝送されなかったシンボルの信号点を、パイロット信号で伝送された同心円上のシンボルの信号点位置から推定する。すなわち、パイロット信号で伝送された同心円上のシンボルの信号点位置からの相対角度が、送信に用いた信号点位置と等しいという条件から、パイロット信号で伝送されなかったシンボルの信号点位置を推定する。これにより、すべてのシンボルの信号点位置が取得でき、位相誤差テーブル生成部213以降の処理は図11と全く同じなので、ここでは説明を割愛する。
図6に示した従来技術による位相誤差テーブル223は、固定のテーブル値を予め書き込んで使用していたが、位相誤差テーブル214ではテーブル値を位相誤差テーブル生成部213により書き換えられるようにしたため、衛星中継器の経年変化やバックオフ量の変更などにより伝送路特性が変化した場合であっても、受信装置2はそれに追従して、常に最適な位相誤差検出が行なえるようになり、サイクルスリップが発生しにくい安定した同期検波が可能となる。
図14は、図10に示した内符号復号部23の内部構成を示す図である。この内符号復号部23は、復号器231、パイロット信号抽出部232、パイロット信号平均化部233、尤度テーブル生成部234および尤度テーブル235を備えている。ここで、復号器231は、図7に示した復号器241と同等の機能を有する。
図7に示した従来の内符号復号部240とこの内符号復号部23とを比較すると、内符号復号部23が、パイロット信号抽出部232、パイロット信号平均化部233、尤度テーブル生成部234、および、図7に示した尤度テーブル242とは異なる機能を有する尤度テーブル235を備えている点で相違する。
復号器231の機能は図7に示した復号器241と同一であるので、ここでは説明を省略する。また、パイロット信号抽出部232、パイロット信号平均化部233の機能については、それぞれ図11に示した直交検波部21のパイロット信号抽出部211、パイロット信号平均化部212と同一であるので、ここでは説明を省略する。なお、これらを直交検波部21と内符号復号部23とで共用するようにしてもよい。したがって、例えば、パイロット信号が32APSKであった場合、パイロット信号平均化部233の出力は、図12に示したものと同様となる。
尤度テーブル生成部234は、シンボルを構成する各ビットについて尤度テーブル値を生成する。尤度テーブル値を図示するのは困難なので、ここではその一例として、最上位ビットの尤度テーブル値の生成手順を説明する。
図12において、受信信号点が点Pであった場合、ゼロが送信された事後確率、および1が送信された事後確率は、それぞれ以下の数式1および数式2により求めることができる。
Figure 0005053357
Figure 0005053357
但し、dist(P:S)は、点Pから値iのシンボル(i=1ならシンボル00001)の信号点までの距離を示す。また、σはガウス雑音の標準偏差を示す。
一般に、これらの事後確率の値からさらに、対数尤度比(LLR:Log−Lilelihood Ratio)を求めたものを尤度テーブル235の値とする。その場合、以下の数式3を用いて点Pのテーブル値とする。
Figure 0005053357
このテーブル値を、I−Q平面上の全ての点にPを設定して、LLRを求めることにより、最上位ビットに対する尤度テーブル値を生成する。また、同様に、第2〜第5ビットそれぞれについてもLLRを求めてテーブル値とすることにより、尤度テーブル235に出力する全てのテーブル値を求めることができる。尤度テーブル生成部234は、これらのテーブル値を尤度テーブル235の対応する変調方式・符号化率のアドレスに上書きする。
なお、信号点配置が図12に示す信号点配置のように、同心円上に複数の信号点をもつ場合で、各同心円上の信号点に対応するシンボル1つ以上をパイロット信号として伝送する場合、内符号復号部23の内部構成を示す図は図17のようになる。図14の内符号復号部との違いは、パイロット信号で送信されたシンボルから、パイロット信号で送信されないシンボルの信号点を推定する信号点推定部236を備えたことのみである。信号点推定部236では、パイロット信号で伝送されなかったシンボルの信号点を、パイロット信号で伝送された同心円上のシンボルの信号点位置から推定する。すなわち、パイロット信号で伝送された同心円上のシンボルの信号点位置からの相対角度が、送信に用いた信号点位置と等しいという条件から、パイロット信号で伝送されなかったシンボルの信号点位置を推定する。これにより、すべてのシンボルの信号点位置が取得できるので、尤度テーブル生成部234以降の処理は図14と全く同じなので、ここでは説明を割愛する。
図7に示した従来技術による尤度テーブル242は、固定のテーブル値を予め書き込んで使用していたが、尤度テーブル235ではテーブル値を尤度テーブル生成部234により書き換えられるようにしたため、衛星中継器の経年変化やバックオフ量の変更などにより伝送路特性が変化した場合であっても、受信装置2はそれに追従して、常に最適な符号復号が行なえるようになり、所要C/Nの低減が可能となる。
なお、図11に示した直交検波部21および図14に示した内符号復号部23の構成と動作については、32APSKを例にして説明したが、その他のデジタル変調、例えば16APSK、32QAM、16QAMなどの変調方式についても同様に構成し、動作させることができる。
〔多重フレーム構成〕
次に、図8に示した送信装置1および図10に示した受信装置2に用いる多重フレームの構成について説明する。図15は、本発明の実施の形態に用いる多重フレームの構成を示す図である。図8に示した送信装置1は、図15に示す多重フレーム構成を用いることにより、伝送方式および符号化率の指定を行う。そして、図10に示した受信装置2は、このフレーム構成に基づいて、復調および誤り訂正符号の復号を行う。
この多重フレーム構成において、スロットは制御情報、データ、外符号パリティ、スタッフビットおよび内符号パリティにより構成され、その長さはSlビット、1フレームを構成するスロット数はN本となっている。また、スロットとは別に、同期、パイロット、およびTMCCとその誤り訂正パリティも備えており、その長さは、それぞれSyビット、PlビットおよびTビットとなっており、スロット#1〜#N/Eでは、それぞれSy×N/E、Pl×N/EおよびT×N/Eのビット数が割り当てられている。
ここで、スタッフビットは、バイト単位での処理をしやすくするために必要な場合のみ挿入されるビットである。このため、バイト単位での処理をしやすくする必要がない場合には挿入されない。例えば、制御情報として確保できるビット数が182ビットだったとし、その後にデータがXバイト後続したとする。この場合、制御情報は182ビット=22バイト+6ビットとなるため、バイト単位を基本として処理しようとすると、後続するバイト単位のデータをわざわざ2ビットシフトして、制御情報末尾の6ビットと接続して書き込む必要が生じ、受信装置2ではこの接続を元に戻し、元のバイト単位のデータに復元する必要が生じる。このような場合、制御情報に使えるビット数のうち、6ビットは情報伝送に使わないスタッフビットとする方がハードウェア化の点でメリットが大きい。
この多重フレーム構成と、図1に示した従来の多重フレーム構成とを比較すると、図1では、1スロットの中には187バイトのデータおよび16バイトの外符号パリティのみが包含されていたのに対し、本発明の実施の形態に用いる多重フレーム構成では、内符号パリティをも包含している点で異なる。これにより、ダミースロットを挿入する規則は、変調方式自体の周波数利用効率のみを考慮すればよくなる。
表2および表3は、利用対象とする変調方式のうち最も周波数利用効率が高いものを32APSK(または32QAM)および16APSK(または16QAM)とした場合におけるダミースロットの割り当て規則を示している。図2に示した表と表2および表3とを比較すると、主に、ダミースロット数が符号化率に依存することなく決定される点で異なる。
Figure 0005053357
Figure 0005053357
図15において、Nはフレームあたりのスロット数を示している。実際のNの値としては、ISDB−Sでは1スロットあたりのビットレートを約1.1Mbpsとしていることから、この条件を満たすことが望ましい。
そのため、構成しようとする伝送システムで採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が、8PSK(3bps/Hz)、16APSK(または16QAM、4bps/Hz)および32APSK(または32QAM、5bps/Hz)の場合、それぞれ伝送効率が、ISDB−SのTC8PSK(r=2/3、2bps/Hz)に比べ、1.5倍、2倍および2.5倍となることから、スロット数Nはそれぞれ、48スロット×1.5=72スロット、48スロット×2=96スロット、および48スロット×2.5=120スロットとすることが望ましい。
同期、パイロット並びにTMCCおよびその誤り訂正パリティの領域の下にダミー(Dummy)領域を設けているのは、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式で伝送される主信号に対しては、一般に効率の低い変調方式を採用することが多く、その分だけ余分に変調シンボルを占有することになるから、この時間領域を確保しておくためである。なお、ダミー領域は仮想的なものであり、この領域のデータは実際には伝送されないことから、これに対応するメモリ領域を装備する必要はない。また、ダミーの量を規定しているEの値は、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式の周波数利用効率に対する、これらの信号を伝送する変調方式の周波数利用効率の比である。例えば、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が32APSK(または32QAM、5bps/Hz)で、これらの信号を伝送する変調方式がBPSK(1bps/Hz)であった場合、Eの値は5となる。同様に、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が16APSK(または16QAM、4bps/Hz)で、これらの信号を伝送する変調方式がBPSK(1bps/Hz)であった場合、Eの値は4となる。
スロット長Slは、符号の長さに依存する。近年、規格化されたDVB−S2方式では、符号長64800ビットのLDPC符号が用いられており、このクラスの符号が今後主流になってくることが想定される。このため、スロット長Slとしてはこれと同程度とすることが望ましい(条件1)。
また、MPEG−2 TS(パケット長188バイト、先頭1バイトの同期符号を除くと187バイト=1496ビット)は今後もデジタル放送の主流になることから、これが過不足なく伝送できることが望ましい(条件2)。
また、複数の変調方式で1スロットのデータを過不足なく伝送するためには、各変調方式の変調シンボルあたりのビット数の最小公倍数である必要がある。例えば、伝送システムで採用する変調方式群を、BPSK(1ビット/シンボル)、QPSK(2ビット/シンボル)、8PSK(3ビット/シンボル)、16APSK(または16QAM、4ビット/シンボル)および32APSK(または32QAM、5ビット/シンボル)とした場合、上記最小公倍数は、22×3×5=60ビットとなり、スロット長Slはこの整数倍である必要がある。スロット長をバイト単位にする必要がある場合には、さらに8の倍数でもある必要があり、その場合、60と8の最小公倍数120の整数倍である必要がある(条件3)。
また、DVB−S2で採用されているような、周期性LDPC符号を内符号に利用する場合、その周期Mは符号の作り易さから360前後とする必要がある。またMを、送信しようとするデータ単位187バイト=23×11×17ビットの因数とすることで、データとLDPCパリティとの配分を柔軟に行なえるため、この条件を満たすことになり、M=374となり、スロット長Slは374=2×11×17の整数倍とすることが望ましい(条件4)。
以上の条件2、3および4を満たすためには、バイト単位で処理する必要がない場合、スロット長をLCM(374,60)=LCM(2×11×17,2×2×3×5)=2×2×3×5×11×17=11220ビットの整数倍にすればよい(LCM:最小公倍数)。さらに条件1を満たすためには、64800と同程度の数字として、11220×5=56100および11220×6=67320とすればよい。しかし、後者は16ビットで表現できる216−1=65535を超えるため、ハードウェアの規模が急増する恐れがあることから、望ましくない。したがって、スロット長Slは、56100ビットとすることが望ましい。また、データとしてLDPCパリティとの配分を柔軟に行うためには、制御情報と外符号パリティとスタッフビットのビット数の和(スタッフビットを使用しない場合は制御情報と外符号パリティのビット数の和、以下同じ)は、LDPCの周期M(=374)の整数倍とする必要がある。なお、伝送しようとするデータの単位が187バイトでない場合、例えば188バイト、189バイト、190バイト、および192バイトの場合、同様の計算でそれぞれLDPCの周期Mはそれぞれ376、378、380、および384とする必要があり、このときのスロット長はそれぞれ、62040、60480、63840および65280となる。
また、バイト単位で処理する必要がある場合、スロット長さをLCM(374,120)=LCM(2×11×17,2×2×2×3×5)=2×2×2×3×5×11×17=22440の整数倍にすればよい。また、条件1の64800と同程度の数字として、22440×2=44880および22440×3=67320があるが、後者は同様の理由で望ましくない。したがって、スロット長Slは44880とすることが望ましい。また、データとLDPCパリティとの配分を柔軟に行うためには、制御情報と外符号パリティとスタッフビットのビット数の和は、LDPCの周期M(=374)の整数倍とする必要がある。なお、伝送しようとするデータの単位が187バイトでない場合、例えば188バイト、189バイト、190バイト、および192バイトの場合、同様の計算でそれぞれLDPCの周期Mはそれぞれ376、378、380、および384とする必要があり、このときのスロット長はそれぞれ、62040、64260、64980および65280となる。
同期信号については、ISDB−Sでは、フレーム同期20シンボル、スーパーフレーム20シンボルが挿入されている。これらの同期信号は、BPSK(畳み込み符号r=1/2)が受信できるC/N=約0dBで安定に同期捕捉できることを目標に設計されている。しかしながら、LDPC符号を採用したシステムでは、同じ効率の変調方式、すなわちBPSK(LDPCr=1/2)でC/N=−2dB程度まで受信できることから、より長い同期符号とする必要がある。
また、1フレーム分の変調信号をスロット数と同じNの部分に分けて、それぞれにスロット同期またはフレーム同期を付加することを考えると、スロット同期およびフレーム同期を24シンボルとし、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が32APSK(または32QAM)とした場合、N=120となるので、24×120=2880シンボルが必要となる。同期信号を伝送する変調方式がBPSKであった場合、N/E=24となるので、2880シンボル分のデータを収容するためには、Syは120ビットとする必要がある。この場合、1フレームあたりの同期信号は120×24=2880ビットとなる。
同様に、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が16APSK(または16QAM)とした場合、N=96となるので、24×96=2304シンボルが必要となる。同期信号を伝送する変調方式がBPSKであった場合、N/E=24となるので、2304シンボル分のデータを収容するためには、Syは96ビットとする必要がある。この場合、1フレームあたりの同期信号は96×24=2304ビットとなる。
APSKやQAM変調が用いられる場合には、受信装置2で衛星中継器の非線形特性を補償し、受信性能を改善するためのパイロット信号の領域も用意されている。
ここでは、各スロットに32シンボルのパイロットを付加することを考え、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が32APSK(または32QAM)とした場合、N=120となるので、1フレームあたり32×120=3840シンボルが必要となる。パイロット信号を伝送する変調方式がBPSKであった場合、N/E=24となるので、3840シンボル分のデータを収容するためには、Plは160ビットとする必要がある。
同様に各スロットに16シンボルのパイロットを付加することを考え、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が16APSK(または16QAM)とした場合、N=96となるので、1フレームあたり16×96=1536シンボルが必要となる。パイロット信号を伝送する変調方式がBPSKであった場合、N/E=24となるので、1536シンボル分のデータを収容するためには、Plは64ビットとする必要がある。
ISDB−Sでは、TMCCに総シンボルの0.32%、位相同期バーストに1.92%、合計2.24%を割り当てている。何れもBPSK変調であるため同期補強に利用できるが、TMCCについては制御情報の伝送に寄与しているものの、位相同期バーストについては擬似ランダム符号で変調されているだけで、情報伝送に寄与していない。ここでは、TMCC信号を位相同期バースト状に周期的に伝送するものとし、TMCC信号に位相同期バーストの機能を兼備させる。
したがって、TMCC信号の総シンボルに占める割合は2.24%、また、より低C/Nまでの受信に対応することを考慮して、それ以上とする必要がある。また、全スロットで伝送されるシンボル数と単純な整数比になっている必要がある。
全スロットで伝送される1フレームあたりのシンボル数はSl=44880ビットとした場合、44880×120/5=1077120シンボルである。1フレーム分のTMCC信号をスロット数と同じN個に等分に分け、さらにX等分して、ISDB−S同様、204シンボル以下のシンボル群を作り、そのシンボル群に対して、4シンボルのTMCCを付加することを考える。
採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が32APSK(または32QAM)とした場合、N=120となるので、まず120等分したシンボルは1077120/120=8976シンボルとなる。さらにX等分する。この場合、整数比で割り切れる組み合わせとしては、X=48で187シンボル、X=51で176シンボル、X=66で136シンボル、およびX=68で132シンボル等がある。これらのシンボル群に4シンボルのTMCCを付加した場合、総シンボルに占めるTMCCの割合はそれぞれ、2.138%、2.273%、2.941%、および3.030%となる。このうち、2.24%以上を確保しているものが候補となるが、ここでは、X=66で136シンボル(TMCC割合2.941%)とする。この場合、TMCCは1フレームあたり4×66×120=31680シンボルが必要となる。TMCCを伝送する変調方式がBPSKであった場合、N/E=24となるので、31680シンボル分のデータを収容するためには、Tは1320ビットとする必要がある。
同様に、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が16APSK(または16QAM)とした場合、全スロットで伝送される1フレームあたりのシンボル数はSl=44880ビットとした場合、44880×96/4=1077120シンボルである。N=96となるので、まず96等分したシンボルは1077120/96=11220シンボルとなる。さらにX等分する。この場合、整数比で割り切れる組み合わせとしては、X=60で187シンボル、X=66で170シンボル、X=68で165シンボル、およびX=85で132シンボル等がある。これらのシンボル群に4シンボルのTMCCを付加した場合、総シンボルに占めるTMCCの割合はそれぞれ、2.1390%、2.3529%、2.4242%、および3.0303%となる。これら2.24%以上を確保しているもののうち、ここでは、X=85で132シンボル(TMCC割合3.0303%)とする。この場合、TMCCは1フレームあたり4×85×96=32640シンボル必要となる。TMCCを伝送する変調方式がBPSKであった場合、N/E=24となるので、32640シンボル分のデータを収容するためには、Tは1360ビットとする必要がある。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、送信装置1は、変調方式毎に、予め決められた順に全ての信号点に対して割り当てられたシンボルを、パイロット信号として送信するようにした。また、受信装置2は、受信した信号からパイロット信号を抽出し、そのパイロット信号により位相誤差テーブル214および尤度テーブル235を書き換えるようにした。これにより、受信装置2は、伝送路の歪みを反映したテーブルに基づいて同期検波および内符号復号を行うことができる。したがって、受信特性の改善を図ることができる。
一方、図1に示した従来のフレーム構成では、以下のような問題があった。すなわち、従来のフレーム構成は畳み込み符号を想定したものであり、例えばヨーロッパの放送規格であるDVB−S2等で近年利用されるようになった、長い符号長のLDPC符号等には適用することができないという問題があった。
また、TMCC信号により指定できる伝送モードは、表1に示したように、変調方式自体の周波数利用効率と内符号の符号化率との積で計算される周波数利用効率が、単純な整数比になるように構成されており、TC8PSKに対し周波数利用効率の低い伝送モードを利用する場合には、効率が下がった分だけダミースロットを配置することにより、多重フレームのクロックレートを一定にしている。このため、例えば、周波数利用効率が2を超える8PSK(r=3/4)の伝送モードを割り当てることができない、という問題があった。この点については、変調方式と符号化率とを自由に組み合わせてフレームを構成できることが望ましい。
そこで、本発明の実施の形態では、図8に示したフレーム構成を用いるようにしたから、送信装置1は、長い符号長をもつLDPCのような誤り訂正符号にも対応することができ、かつ、変調方式と符号化率とを自由に組み合わせることができる。したがって、MPEG−2 TSおよびその他のデジタルデータストリームを効率良く伝送することが可能となる。
具体的には、本発明の実施の形態によれば、送信装置1は、少なくともフレーム生成部10、LDPC符号化部11−1,11−2、BCH符号化部11−3,11−4、エネルギー拡散部12,13、スイッチ14、マッピング部15および時分割多重/直交変調部16を備え、少なくともデータ、外符号パリティおよび内符号パリティにより構成されるスロットを複数まとめたフレーム構成をもつ多重化データを、伝送制御信号に書き込まれた伝送制御情報に基づいて伝送する。この場合、スロット長を44880ビットとすることにより、MPEG−2 TSから除去した187バイトの情報を変調方式にかかわらず過不足なく伝送することが可能となる。また、伝送しようとするデータの単位が187バイトでない場合、例えば188バイト、189バイト、190バイトおよび192バイトの場合、このときのスロット長をそれぞれ、62040、64260、64980および65280とすることで、変調方式にかかわらず過不足無く伝送可能となる。また、符号長をバイト単位としたい場合には、それぞれ、62040、60480、63840および65280とすることで、変調方式にかかわらず過不足無く伝送可能となる。
最大効率の変調方式が32APSKまたは32QAMの場合、フレームを構成するスロット数を120とし、1フレームあたりの同期符号のビット数を2880ビットとし、該同期符号を24変調シンボル単位で奇数番目の変調スロットにおいては同一のパターンを伝送し、偶数番目の変調スロットにおいてはビット反転したパターンを交互に伝送する。また、1フレームあたりのパイロット信号のシンボル数を3840シンボルとし、該パイロット信号を32変調シンボル単位で伝送する。1フレームあたりの伝送制御信号のビット数を31680ビットとし、該伝送制御信号を4変調シンボル単位で伝送する。
最大効率の変調方式が16APSKまたは16QAMの場合、フレームを構成するスロット数を96とし、1フレームあたりの同期符号のビット数を2304ビットとし、該同期符号を24変調シンボル単位で奇数番目の変調スロットにおいては同一のパターンを伝送し、奇数番目の変調スロットにおいてはビット反転したパターンを交互に伝送する。また、1フレームあたりのパイロット信号のビット数を1536ビットとし、該パイロット信号を16変調シンボル単位で伝送する。1フレームあたりの伝送制御信号のビット数を32640ビットとし、該伝送制御信号を4変調シンボル単位で伝送する。
また、受信装置2は、チャンネル選択部20、直交検波部21、伝送制御信号復号部22、内符号復号部23、エネルギー逆拡散部24および外符号復号部25を備え、伝送制御信号復号部22が、図8に示したフレーム構成に対応した制御を行うようにしたから、前記送信装置1により伝送された変調波信号に対して受信処理することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、図8に示した多重フレームの構成の配列により、メモリのアドレス上に収容される必要はなく、信号毎に別のメモリ素子を用意するようにしてもよい。また、受信装置2においては、図8に示した多重フレームの情報を全て収容する必要はなく、受信対象となるスロットのみを蓄積できるようにすればよい。

Claims (14)

  1. 振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる送信装置において、
    送信データを、前記変調方式の各信号点に対応するシンボルあたりのビット数毎に、信号点にマッピングを行う手段と、
    前記変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルすべてについて、既知の順序で信号点マッピングを行う手段と、
    前記送信データからマッピングして生成した信号点信号に、前記既知の順序でマッピングして生成した信号点信号を周期的に時分割多重して時分割多重信号を生成する手段と、
    前記生成した時分割多重信号に直交変調を行って送信する手段とを備え、
    前記デジタル変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルをパイロット信号として、既知の順序で周期的に時分割多重し、直交変調して送信することを特徴とする送信装置。
  2. 振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる送信装置において、
    送信データを、前記変調方式の各信号点に対応するシンボルあたりのビット数毎に、信号点にマッピングを行う手段と、
    前記変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルのうち各同心円上の信号点の少なくとも1つについて、既知の順序で信号点マッピングを行う手段と、
    前記送信データからマッピングして生成した信号点信号に、前記既知の順序でマッピングして生成した信号点信号を周期的に時分割多重して時分割多重信号を生成する手段と、
    前記生成した時分割多重信号に直交変調を行って送信する手段とを備え、
    前記デジタル変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルをパイロット信号として、既知の順序で周期的に時分割多重し、直交変調して送信することを特徴とする送信装置。
  3. 振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる受信装置において、
    受信信号に直交検波を行う手段と、
    受信信号に既知の順序で周期的に時分割多重されているパイロット信号のシンボルについて、これらのシンボルによって変調された前記変調方式の全信号点を抽出するパイロット信号抽出手段とを備え、
    送信データと、送信データとは異なる既知のパイロット信号のシンボルとが周期的に時分割多重された信号を、前記直交検波手段により直交検波し、さらに、前記既知のパイロット信号のシンボルに対応する信号点位置情報を、前記パイロット信号抽出手段により検出し、該信号点位置情報に基づいて前記送信データの受信を行うことを特徴とする受信装置。
  4. 振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式によってデータを伝送するシステムに用いる受信装置において、
    受信信号に直交検波を行う手段と、
    受信信号に前記変調方式の各信号点に割り当てられたシンボルのうち各同心円上の信号点の少なくとも1つが既知の順序で周期的に時分割多重されているパイロット信号のシンボルについて、これらのシンボルによって変調された信号点を抽出するパイロット信号抽出手段と、パイロット信号で送信されたシンボルから、パイロット信号で送信されないシンボルの信号点を推定する信号点位置推定手段とを備え、
    送信データと、送信データとは異なる既知のパイロット信号のシンボルとが周期的に時分割多重された信号を、前記直交検波手段により直交検波し、さらに、前記既知のパイロット信号のシンボルに対応する信号点位置情報を、前記パイロット信号抽出手段により検出し、該信号点位置情報から、パイロット信号で送信されないシンボルの信号点位置情報を、前記信号点位置推定手段により取得し、これらの信号点位置情報に基づいて前記送信データの受信を行うことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項1又は2に記載の送信装置において、
    振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式を、16APSK、16QAM、32APSKまたは32QAMとしたことを特徴とする送信装置。
  6. 請求項3又は4に記載の受信装置において、
    振幅および位相を偏移させるデジタル変調方式を、16APSK、16QAM、32APSKまたは32QAMとしたことを特徴とする受信装置。
  7. 請求項1または2に記載の送信装置において、
    さらに、LDPC符号化手段を備え、送信データに対してLDPC符号による符号化を行うことを特徴とする送信装置。
  8. 請求項3または4に記載の受信装置において、
    前記パイロット信号の信号点位置をシンボル毎に平均化するパイロット信号平均化手段と、
    前記パイロット信号の平均化結果に基づいて、変調方式および符号化率に対応した信号点位置で位相誤差を検出するための位相誤差テーブルを生成する位相誤差テーブル生成手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  9. 請求項3または4に記載の受信装置において、
    前記パイロット信号の信号点位置をシンボル毎に平均化するパイロット信号平均化手段と、前記パイロット信号の平均化結果に基づいて、変調方式および符号化率に対応した信号点位置で内符号復号処理を行うための尤度テーブルを生成する尤度テーブル生成手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  10. 請求項9に記載の受信装置において、
    さらに、LDPC復号手段を備え、前記尤度テーブル生成手段により生成した尤度テーブルを用いてLDPC復号を行うことを特徴とする受信装置。
  11. 請求項1又は2に記載の送信装置において、
    前記システムを、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送するデータ伝送システムとすることを特徴とする送信装置。
  12. 請求項3又は4に記載の受信装置において、
    前記システムを、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送するデータ伝送システムとすることを特徴とする受信装置。
  13. 請求項11に記載の送信装置において、
    前記デジタル変調方式として、32APSK、16APSK、32QAMまたは16QAMのいずれかひとつ以上を含むことを特徴とする送信装置。
  14. 請求項12に記載の受信装置において、
    前記デジタル変調方式として、32APSK、16APSK、32QAMまたは16QAMのいずれかひとつ以上を含むことを特徴とする受信装置。
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