JP5052326B2 - チップ部品型led及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表面実装用のチップ部品型LED及びその製造方法に関し、各種表示パネル、液晶表示装置のバックライト、照光スイッチ等の光源として利用される。
各種表示パネル、液晶表示装置のバックライト、照光スイッチ等の光源として、従来からチップ部品型LEDが利用されている。
図12は、このような従来のチップ部品型LEDの構造の一例を示している。
従来のチップ部品型LEDは、絶縁基板81,82を2層構造としたもので、上部の絶縁基板82に貫通穴83を形成し、この貫通穴83内の底部(すなわち、下層の絶縁基板81の上面)まで延設して一方の配線パターン84を形成し、貫通穴83内の前記配線パターン84上にLEDチップ85を実装し、このLEDチップ85と、他方の配線パターン86とを金属細線(Au線等)87で接続し、さらにLEDチップ85と金属細線87とを含む絶縁基板82の表面を透明樹脂88で封止した構造となっている。因みに、このような構造のチップ部品型LEDとして、例えば特許文献1,2記載のものがある。
しかし、上記従来構造のチップ部品型LEDによれば、2枚の絶縁基板81,82を必要とし、かつ、LEDチップ85を下層の絶縁基板82上に実装することから、絶縁基板82は実装可能な最低限度の厚みが必要であるため、薄型化が困難であるとともに、コスト的にも高くなるといった問題があった。
この問題を解決するものとして、特許文献3に示す半導体装置の配線構造及びその形成方法がある。この特許文献3によれば、半導体装置は、薄い銅板を絶縁樹脂基板の裏表に張り合わせて形成された全体の厚みの薄い銅張り合わせ基板に一方の表面側から貫通孔を形成し、貫通孔内に表面を露出させた下側の銅板上にLEDチップを搭載し、貫通孔を覆うように1層の樹脂層で封止されて形成されている。
特開2001−160629号公報 特開2006−190764号公報 特開平07−235696号公報
特許文献3に記載された薄型の半導体装置においては、白色に発光させるための技術に関して記載されていない。白色発光させるためには、上記の1層の封止樹脂層に黄色蛍光体を含有させればよく、その封止樹脂形成方法として、半硬化のタブレット樹脂(トランスファモールド用樹脂)の中に蛍光体を入れトランスファモールドを行い白色チップLEDを得るというものがある。これは、作業性が非常によく、大量生産に向いている。
しかし、トランスファモールドの特性上、どうしても場所により蛍光体の濃度の高低が顕著に現れ、白色LEDとして非常に重要な特性の色度のばらつきを避けられない。
また、タブレット樹脂は作製方法の制約(1度に作製する量が大きいという制約)から蛍光体の配合比を柔軟に変更することができない。
また、一般にLEDチップ近傍に蛍光体を配置することが最も発光効率を高められることが知られているが、トランスファモールドを実施すると、近傍のみでなく成型樹脂全体に蛍光体が拡散し、蛍光体の使用量に対し、発光効率を落とすことになる。蛍光体の沈降のばらつきなどで、色むらが生じやすい。
また、封止樹脂材料としては、耐熱性の良好なシリコーン樹脂が使用されることが多いが、トランスファモールドでは半硬化状態となる樹脂を使用するため、シリコーン樹脂でのモールドは不可能であった。シリコーン樹脂のように未硬化の状態では液状である樹脂をトランスファモールドすることは可能であるが、粘度の低い液状樹脂では、気泡を巻き込みやすく、それを防ぐような手立てを配備した専用装置が必要であるなど非常に難しい技術となる。
さらに、シリコーン樹脂はエポキシ樹脂と比較して硬度が低いため、封止樹脂の周囲に反射材等封止樹脂を保護する部材のないチップ型LEDの構造の場合には、封止樹脂にきずがついたり、形状が変形するため、シリコーン樹脂を封止樹脂に使用することは向いていない(例えば、上面がそのまま実装機にあたるなど)。
しかし、チップ近傍の樹脂は、蛍光体によって変換される前のチップから放出される光(紫外、近紫外〜青色光)による劣化が大きいので、エポキシ樹脂よりも耐光性の良好なシリコーン樹脂でチップ近傍を封止すべきである。
本発明はこのような問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、基板に貫通孔が形成され、貫通孔内にLEDチップが搭載された薄型のチップ部品型LEDで、発光むらの小さい発光装置を提供することにある。
また、本発明のチップ部品型LEDは、LEDチップ搭載用の第1凹穴と金属細線接続用の第2凹穴とが形成された絶縁基板の前記第1凹穴を含む部分に第1配線パターンとなる金属薄板が形成され、前記第2凹穴を含む部分に第2配線パターンとなる金属薄板が形成され、前記第1凹穴内の金属薄板上にLEDチップが実装され、このLEDチップが金属細線を介して前記第2凹穴内の金属薄板に電気的に接続され、前記第1凹穴を含むLEDチップと前記金属細線の一部とが、ポッティング法により形成された蛍光体を含むシリコーン系樹脂である第1透明樹脂にて封止され、前記第2凹穴と前記金属細線の一部とが、ポッティング法により形成されたシリコーン系樹脂である第3透明樹脂にて封止され、前記第1透明樹脂及び前記第3透明樹脂を含む前記絶縁基板の表面が、トランスファーモールドにより形成されたエポキシ系樹脂である第2透明樹脂にて封止されていることを特徴としている。
本発明のチップ部品型LEDによれば、LEDチップの実装面と、このLEDチップに一端部が接続された金属細線の他端部の接続面とが金属薄板上に形成されているため、金属細線の高さを低くすることができる。また、LEDチップを直接金属薄板(第1配線パターン)上に実装することから、従来の基板が不要となり、その分薄型化が可能になるとともに、金属細線の高さも従来より低くなり、さらに薄型化が可能となる。また、金属薄板を除去することにより、LEDチップを実装した第1配線パターンと金属細線の他端部が接続された第2配線パターンとを容易に電気的に分離することが可能である。さらに、それぞれの凹穴内に形成された配線パターンと底面の金属薄板とが電気的に直接接続されているため、絶縁基板の外周部に配線パターン等を形成する必要がなく、従来のチップ部品型LEDの製造方法に比べて製造方法が容易である。そのため、製造コストも低減することが可能である。
また、本発明のチップ部品型LEDによれば、第1透明樹脂は蛍光体を含有されてポッティング法により形成され、第2透明樹脂はトランスファーモールドにて形成されている。これにより、第1透明樹脂ではトランスファーモールドで欠点となる蛍光体のばらつきをポッティング法で形成することで回避することができ、光の取り出しに影響を与える第2透明樹脂の外面形状は、安定して形成できるトランスファーモールドにより形成することで、良好なチップ部品型LEDを得ることができる。
この場合、前記LEDチップが実装される前記第1凹穴の底面と、前記LEDチップからの金属細線が電気的に接続される前記第2凹穴の底面との高さ位置は、略同一高さに形成されている。これにより、加工時のレーザ出力などの調整を必要としないので、凹穴加工が容易となる。
また、前記LEDチップからの金属細線が電気的に接続される前記第2凹穴は、少なくとも2箇所以上に形成されていてもよい。2箇所以上に形成することで、LEDチップの電極構造が、表面側にアノード、カソード電極が形成された場合等でLEDチップの搭載面をLEDチップの電極の引き出しに使用せずに金属細線を用いたより複雑な配線に対しても薄型化に対応することが可能となる。
また、本発明のチップ部品型LEDは、前記第1凹穴と前記第2凹穴との間の壁体の表面に、前記金属細線を配線するための溝部が形成された構造であってもよい。このように溝部を形成し、この溝部に金属細線を通して配線することで、金属細線の配置高さをさらに低くすることができ、その分チップ部品型LEDのさらなる薄型化を実現することができる。
また、本発明では、前記透明樹脂に蛍光体を含有させた構造としてもよい。さらに、前記凹穴の内周面は、前記絶縁基板の裏面側から表面側に向かって漸次拡開する傾斜面に形成されていることが好ましい。これにより、本チップ部品型LEDを各種表示パネル、液晶表示装置のバックライト、照光スイッチ等の光源として利用したときの点灯時、側面に向かう光は傾斜面で反射されて上方に向かうことから、上方への反射効率を向上させることができる。
ここで、本発明では、前記第1透明樹脂をシリコーン系樹脂とし、前記第2透明樹脂をエポキシ系樹脂としている。第1透明樹脂をシリコーン系樹脂とすることにより、熱応力が緩和されてLEDチップと金属細線との断線不良が少なくなり、また、金属細線接続用の第2凹穴の金属表面と金属細線との断線不良も少なくなる。LEDチップ、金属細線及び金属細線接続部である第2凹穴を覆うように形成された第1透明樹脂上を、エポキシ系樹脂である第2透明樹脂で覆うことが好ましい。ここで、エポキシ系樹脂は、粘性、透明性、耐候性、強度に優れ、封止樹脂として適したものである。
また、本発明では、第3透明樹脂をシリコーン系樹脂で形成することにより、熱膨張係数が小さいことから金属細線の接続部の断線不良を低減することができる。さらに、LEDチップ搭載用の第1凹穴、金属細線接続用の第2凹穴、及び絶縁基板表面の領域においてそれぞれ異なった封止樹脂を使用できるため、樹脂の選択度が十分にあるパッケージ構造とすることができる。
また、本発明のチップ部品型LEDの製造方法は、絶縁基板の表面と裏面に金属薄板を形成する工程と、前記絶縁基板表面側のLEDチップ搭載位置と金属細線接続位置との金属薄板を除去する工程と、前記金属薄板を除去した領域に第1及び第2の凹穴を、前記絶縁基板の裏面側の金属薄板まで到達する深さに形成する工程と、前記凹穴の側面と前記金属薄板上の底面とに延設するように導電層を形成する工程と、前記導電層の表面にAuを含む層を蒸着で形成する工程と、絶縁領域を形成する工程と、前記第1凹穴の底面にLEDチップを実装する工程と、前記LEDチップと前記第2凹穴の底面とを金属細線を用いて電気的に接続する工程と、蛍光体を含むシリコーン系樹脂である第1透明樹脂により、前記LEDチップを覆うように前記第1凹穴と前記金属細線の一部とをポッティング法にて封止する第1の封止工程と、前記第2凹穴と前記金属細線の一部シリコーン系樹脂である第3透明樹脂にてポッティング法により封止する第の封止工程と、エポキシ系樹脂である第2透明樹脂により、前記第1透明樹脂と前記第3透明樹脂とを覆うようにトランスファーモールド法にて封止する第の封止工程と、を含むことを特徴としている。
すなわち、本発明の製造方法によれば、絶縁基板の外周部に配線パターン等を形成する必要がないため、その分、製造方法が容易であり、製造コストも低減することが可能である。また、第1及び第2の凹穴を、例えばレーザ光を絶縁基板のLEDチップ実装部分に照射して、裏面の金属薄板まで達するように形成すると、レーザ光で絶縁基板の対象エリアを除去する際、レーザ光は中心部から広がるように絶縁部を除去していくため、形成された第1及び第2の凹穴の内周面を同時に傾斜面(湾曲面)に形成することができる。つまり、レーザ光を照射するだけで、第1及び第2の凹穴の形成と内周壁の傾斜面の形成とを同時に行うことができる。また、本発明の製造方法によれば、第1透明樹脂は蛍光体を含有されてポッティング法により形成され、第2透明樹脂はトランスファーモールドにて形成されている。これにより、第1透明樹脂ではトランスファーモールドで欠点となる蛍光体のばらつきをポッティング法で形成することで回避することができ、光の取り出しに影響を与える第2透明樹脂の外面形状は、安定して形成できるトランスファーモールドにより形成することで、良好なチップ部品型LEDを得ることができる。
また、本発明の製造方法によれば、前記第の封止工程では、第2透明樹脂で前記絶縁基板表面を覆うように構成してもよい。このように第2透明樹脂で絶縁基板表面を覆うことにより、基板表面の導電層を保護することができる。さらに、前記第の封止工程では、第2透明樹脂で前記第2凹穴を覆わない構成としてもよい。
ここで、前記第1透明樹脂はポッティング法にて形成され、前記第2透明樹脂はトランスファーモールド法にて形成されていることが好ましい。すなわち、LEDチップが搭載された第1凹穴には、蛍光体が均一に入り難いため、ポッティング法で第1透明樹脂を形成することが好ましい。また、第2透明樹脂をトランスファーモールド法を用いて、一括封止樹脂とすることにより、生産性コストの低減、及びパッケージごとの特性の均一化を図ることができる。
本発明によれば、基板を貫通して設けられた凹部にLEDチップを搭載したチップ部品型LEDにおいて、LEDチップの樹脂封止構造を2層構造とし、LEDチップを覆う第1透明樹脂と第1透明樹脂を覆う第2透明樹脂を異なる製造方法により封止することで、蛍光体の沈降ばらつきを抑制し、色むらの少ない白色光や可視光を発するチップ部品型LEDを得ることができる。また、本発明によれば、第1透明樹脂は蛍光体を含有されてポッティング法により形成され、第2透明樹脂はトランスファーモールドにて形成されている。これにより、第1透明樹脂ではトランスファーモールドで欠点となる蛍光体のばらつきをポッティング法で形成することで回避することができ、光の取り出しに影響を与える第2透明樹脂の外面形状は、安定して形成できるトランスファーモールドにより形成することで、良好なチップ部品型LEDを得ることができる。また、本発明によれば、第1透明樹脂はシリコーン系樹脂で形成されており、第2透明樹脂はエポキシ系樹脂で形成されており、第3透明樹脂はシリコーン系樹脂で形成されている。第3透明樹脂をシリコーン系樹脂で形成することにより、熱膨張係数が小さいことから金属細線の接続部の断線不良を低減することができる。また、LEDチップ搭載用の第1凹穴、金属細線接続用の第2凹穴、及び絶縁基板表面の各領域においてそれぞれ異なった封止樹脂を使用できるため、樹脂の選択度が十分にあるパッケージ構造とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
基本構成例1>
図1は、本発明に係るチップ部品型LED10の基本構成例1を示す断面図である。
このチップ部品型LED10は、LEDチップ搭載用の第1凹穴(貫通穴)3aと、金属細線接続用の第2凹穴(貫通穴)3bとが形成された絶縁基板1の裏面側に、それぞれの凹穴に対応した配線パターンとなる金属(Cu)薄板2a,2bが電気的に分離された状態で形成されている。また、絶縁基板1の表面側には、第1凹穴3aを含む部分に第1配線パターンとなる金属薄板4aが形成され、第2凹穴3bを含む部分に第2配線パターンとなる金属薄板4bが形成されている。そして、このような配線構造において、第1凹穴3aの底面部分の金属薄板4a上にLEDチップ5が実装され、このLEDチップ5が金属細線6を介して第2凹穴3bの底面部分の金属薄板4bに電気的に接続され、この状態において、LEDチップ5及び金属細線6を含む絶縁基板1の表面全体が透明樹脂7により封止された構造となっている。
ここで、本基本構成例1では、この透明樹脂7は、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と第2凹穴3bを含む金属細線6の全体を封止する第1透明樹脂71と、この第1透明樹脂71を含む絶縁基板1の表面全体を封止する第2透明樹脂72とで構成されている。後の製造方法で詳細を説明するが、第1透明樹脂71は黄色蛍光体(例えば、α-SIALON等)を含有され、ポッティングで形成され、第2透明樹脂72は透明樹脂のみであり、トランスファー成形にて形成される。このような構成及び製造方法とする理由は、トランスファー成形で欠点となる蛍光体のばらつきを回避するためであり、蛍光体を含有する層をポッティングで形成し、光の取り出しに影響を与える透明樹脂7の外面形状、すなわち第2透明樹脂の外形形状は、安定して形成できるトランスファー成形により封止するものである。
基本構成例1では、第1透明樹脂71はシリコーン系樹脂により形成されており、第2透明樹脂72はエポキシ系樹脂にて形成されている。また、絶縁基板1は、ガラスエポキシ樹脂により形成されており、その厚みは約50μmとなっている。また、裏面側に形成された金属(Cu)薄板2a,2bは、約20μmの厚みに形成されている。さらに、基本構成例1では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3aの内径をφ470μm、金属細線接続用の第2凹穴3bの内径をφ180μmとした。
このように、基本構成例1によれば、LEDチップ5の実装面と、このLEDチップ5に一端部が接続された金属細線6の他端部の接続面とが、金属薄板2a,2b上に形成されているため、金属細線6の配置高さを低くすることができる。また、LEDチップ5を直接金属薄板4a,2a上に実装することから、従来の基板が不要となり、その分薄型化が可能になるとともに、金属細線6の高さも従来より低くでき、さらに薄型化が可能となる。
次に、上記構成のチップ部品型LED10の製造方法について、図2を参照して説明する。
最初の工程では、絶縁基板1の表面と裏面にそれぞれ金属薄板2,4を形成する(図2(a))。
次の工程では、絶縁基板1の表面側のLEDチップ搭載位置41と金属細線接続位置42との金属薄板4を除去する(図2(b))。
次の工程では、金属薄板4を除去した領域41,42にレーザ加工により傾斜面を持つ凹穴3a,3bを、絶縁基板1の裏面側の金属薄板2まで到達する深さに形成する(図2(c))。本実施形態1では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3aの内径をφ470μm、金属細線接続用の第2凹穴3bの内径をφ180μmとした。
次の工程では、各凹穴3a,3bの側面と底面の金属薄板2上とに延設するように、絶縁基板1の表面側から、厚さ20μmのCuメッキ層45をメッキにより形成する(図2(d))。ここで、Cuメッキが不要な箇所はレジストを用いて保護しておく。
次の工程では、このメッキ層45の表面に、湿気による錆、酸化など、表面の保護のため、厚さ10μmのNi/Au層を蒸着で形成する。
次の工程では、絶縁領域を形成するために、絶縁基板1表面の不要なNi/Au層及びCuメッキ層45と金属薄板4とを除去(符号46により示す)するとともに、絶縁基板1裏面の不要な金属薄板2を除去(符号22により示す)する(図2(e))。これにより、絶縁基板1の表面に、第1配線パターンとなる金属薄板4aと、第2配線パターンとなる金属薄板4bとが絶縁状態で形成され、絶縁基板1の裏面に、第1配線パターンの金属薄板4aに対向する金属薄板2aと、第2配線パターンの金属薄板4bに対向する金属薄板2bとが絶縁状態で形成される。
次の工程では、LEDチップ搭載用の凹穴3aの底面の金属薄板4aに、銀ペーストを用いてLEDチップ5を実装する(図2(f))。
次の工程では、実装されたLEDチップ5と金属細線接続用凹穴3bの底面の金属薄板4bとを金属細線6を用いてボンディングして電気的に接続する(図2(g))。
次の工程では、透明樹脂にて、LEDチップ5及び金属細線6を含む絶縁基板1の表面全体を封止する(図2(h))。具体的に説明すると、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と第2凹穴3bを含む金属細線6の全体を、蛍光体を含有させたシリコーン系樹脂を用いてポッティング法により封止して第1透明樹脂71を形成し、次に、この第1透明樹脂71を含む絶縁基板1の表面全体を、蛍光体を含まないエポキシ系樹脂を用いてトランスファーモールド法により封止して第2透明樹脂72を形成する。ここで、ポッティング法による第1透明樹脂71の硬化条件及びトランスファーモールド法による第2透明樹脂72の硬化条件をいずれも150℃、1時間とした。
第1透明樹脂71をシリコーン樹脂とするのは、蛍光体で変換された長波長化される前のチップから放出される直接光で劣化されるのを少しでも抑制するためであり、第2透明樹脂をエポキシ樹脂とするのは、その硬度により外形形状に安定化を図るためである。
また、絶縁基板に設けた配線パターン(Cu)は、Ni/Auで保護されているが、光反射率を高めるために少なくとも第1、第2凹穴を含めて絶縁基板の表面側をAgメッキをしてもよい、その場合、絶縁基板の表面全体を第2透明樹脂で覆うことが望ましい。第2透明樹脂は、エポキシ樹脂のようにガス遮断性がよく、吸湿性が低い樹脂を用いることで、Agメッキの腐食が防止される。
最後に、ダイシングにより幅1.6mm、厚さ0.8mm、高さ0.2mmの疑似白色チップ部品型LED10が作製される(図1参照)。
なお、基本構成例1では、第1透明樹脂71に黄色蛍光体を添加したが、黄色蛍光体の代わりに赤色蛍光体と緑色蛍光体を添加してもよく、この場合、擬似白色に比べて演色性が改善された高演色の白色光を発することが可能となる。これは、下記基本構成例及び実施形態においても同様である。
基本構成例1の変形例1)
図3は、基本構成例1に係るチップ部品型LED10の変形例1の構造を示す断面図である。
本変形例1では、第1透明樹脂71を、LEDチップ5及びLEDチップ5に接続されている金属細線6の一部分を含む第1凹穴3aの全体及びその周辺部分のみに形成し、第2凹穴3bまでは含まない構造としたものである。また、第1透明樹脂71は、黄色蛍光体を含有させたシリコーン系樹脂を用いて形成し、第2透明樹脂72は、蛍光体を含まないエポキシ系樹脂を用いて形成している。その他の構造は、上記基本構成例1に係る図1に示したチップ部品型LED10の構造と同様であるのでここでは説明を省略する。また、製造方法についても、図2を参照して説明した上記製造方法と同様であるのでここでは説明を省略する。
(実施形態
図4は、本実施形態1に係るチップ部品型LED10の構造を示す断面図である。
実施形態1では、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と金属細線6の一部分とが、黄色蛍光体を含有させた第1透明樹脂71にて封止され、第2凹部3bと金属細線6の一部とが第3透明樹脂73にて封止され、第1透明樹脂71及び第3透明樹脂73を含む絶縁基板1の表面全体が第2透明樹脂72にて封止された構造となっている。ここで、実施形態1では、第1透明樹脂71はシリコーン系樹脂で形成されており、第2透明樹脂72はエポキシ系樹脂で形成されており、第3透明樹脂73はシリコーン系樹脂で形成されている。第3透明樹脂73をシリコーン系樹脂で形成することにより、熱膨張係数が小さいことから金属細線6の接続部の断線不良を低減することができる。また、実施形態1では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3a、金属細線接続用の第2凹穴3b、及び絶縁基板表面の各領域においてそれぞれ異なった封止樹脂を使用できるため、樹脂の選択度が十分にあるパッケージ構造とすることができる。
また、実施形態1では、透明樹脂にて、LEDチップ5及び金属細線6を含む絶縁基板1の表面全体を封止する工程が、図2を参照して説明した上記製造方法とは異なる。従って、ここではこの異なる工程のみについ説明する。
すなわち、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と金属細線6の一部分とを、黄色蛍光体を含有させたシリコーン系樹脂を用いてポッティング法により封止して第1透明樹脂71を形成し、次に、第2凹部3bと金属細線6の一部とを、シリコーン系樹脂を用いてポッティング法により封止して第3透明樹脂73を形成し、次に、第1透明樹脂71及び第3透明樹脂73を含む絶縁基板1の表面全体を、エポキシ系樹脂を用いてトランスファーモールド法により封止して第2透明樹脂72を形成する。ここで、ポッティング法による第1透明樹脂71及び第3透明樹脂73の硬化条件及びトランスファーモールド法による第2透明樹脂72の硬化条件をいずれも150℃、1時間とした。
基本構成例1の変形例
図5は、基本構成例1に係るチップ部品型LED10の変形例の構造を示す断面図である。
変形例では、第2透明樹脂72を、第1透明樹脂71の全体を含み、かつ、第1凹穴3aの全体及びその周辺部分のみに形成し、第2凹穴3bまでは含まない構造としたものである。その他の構造は、上記基本構成例1の変形例1に係る図3に示したチップ部品型LED10の構造と同様であるのでここでは説明を省略する。また、製造方法についても、図2を参照して説明した上記製造方法と同様であるのでここでは説明を省略する。
基本構成例2>
図6は、基本構成例2に係るチップ部品型LED20の断面図である。ただし、以下の説明において、上記基本構成例1と同じ(若しくは同じ機能を有する)部材には同符号を付している。
このチップ部品型LED20は、LEDチップ搭載用の第1凹穴(貫通穴)3aと、この第1凹穴3aを挟んで両側に金属細線接続用の第2凹穴(貫通穴)3b及び第3凹部(貫通穴)3cとが形成された絶縁基板1の裏面側に、それぞれの凹穴に対応した配線パターンとなる金属(Cu)薄板2a,2b,2cが電気的に分離された状態で形成されている。また、絶縁基板1の表面側には、第1凹穴3aを含む部分に第1配線パターンとなる金属薄板4aが形成され、第2凹穴3bを含む部分に第2配線パターンとなる金属薄板4bが形成され、第3凹穴3cを含む部分に第3配線パターンとなる金属薄板4cが形成されている。そして、このような配線構造において、第1凹穴3aの底面部分の金属薄板4a上にLEDチップ5が実装され、このLEDチップ5が金属細線6aを介して第2凹穴3bの底面部分の金属薄板4bに電気的に接続されるとともに、金属細線6bを介して第3凹穴3cの底面部分の金属薄板4cに電気的に接続され、この状態において、LEDチップ5及び金属細線6a,6bを含む絶縁基板1の表面全体が透明樹脂7により封止された構造となっている。
ここで、基本構成例2では、この透明樹脂7は、第1凹穴3aを含むLEDチップ5、第2凹穴3bを含む金属細線6a、及び第3凹穴部3cを含む金属細線6bの全体を封止する第1透明樹脂71と、この第1透明樹脂71を含む絶縁基板1の表面全体を封止する第2透明樹脂72とで構成されている。また、基本構成例2では、第1透明樹脂71は黄色蛍光体を含むシリコーン系樹脂により形成されており、第2透明樹脂72は蛍光体を含まないエポキシ系樹脂により形成されている。また、絶縁基板1は、ガラスエポキシ樹脂により形成されており、その厚みは約60μmとなっている。また、裏面側に形成された金属(Cu)薄板2a,2bは、約25μmの厚みに形成されている。さらに、基本構成例2では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3aの内径をφ500μm、金属細線接続用の第2凹穴3b及び第3凹穴3cの内径をそれぞれφ200μmとした。
このように、基本構成例2によれば、LEDチップ5の実装面と、このLEDチップ5に一端部が接続された金属細線6a,6bの他端部の接続面とが、金属薄板2a,2b,2c上に形成されているため、金属細線6a,6bの配置高さを低くすることができる。また、LEDチップ5を直接金属薄板4a,2a上に実装することから、従来の基板が不要となり、その分薄型化が可能になるとともに、金属細線6a,6bの高さも従来より低くでき、さらに薄型化が可能となる。
次に、上記構成のチップ部品型LED20の製造方法について、図7を参照して説明する。
最初の工程では、絶縁基板1の表面と裏面にそれぞれ金属薄板2,4を形成する(図7(a))。
次の工程では、絶縁基板1の表面側のLEDチップ搭載位置41と金属細線接続位置42,43との金属薄板4を除去する(図7(b))。
次の工程では、金属薄板4を除去した領域41,42,43にレーザ加工により傾斜面を持つ凹穴3a,3b,3cを、絶縁基板1の裏面側の金属薄板2まで到達する深さに形成する(図7(c))。本実施形態2では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3aの内径をφ500μm、金属細線接続用の第2凹穴3b及び第3凹穴3cの内径をそれぞれφ200μmとした。
次の工程では、各凹穴3a,3b,3cの側面と底面の金属薄板2上とに延設するように、絶縁基板1の表面側から、厚さ15μmのCuメッキ層45をメッキにより形成する(図7(d))。ここで、Cuメッキが不要な箇所はレジストを用いて保護しておく。
次の工程では、このメッキ層45の表面に、厚さ15μmのNi/Au層を蒸着で形成する。
次の工程では、絶縁領域を形成するために、絶縁基板1表面の不要なNi/Au層及びCuメッキ層45と金属薄板4とを除去(符号46,47により示す)するとともに、絶縁基板1裏面の不要な金属薄板2を除去(符号22,23により示す)する(図7(e))。これにより、絶縁基板1の表面に、第1配線パターンとなる金属薄板4aと、第2配線パターンとなる金属薄板4bと、第3配線パターンとなる金属薄板4cとが絶縁状態で形成され、絶縁基板1の裏面に、第1配線パターンの金属薄板4aに対向する金属薄板2aと、第2配線パターンの金属薄板4bに対向する金属薄板2bと、第3配線パターンの金属薄板4cに対向する金属薄板2cとが絶縁状態で形成される。
次の工程では、LEDチップ搭載用の凹穴3aの底面の金属薄板4aに、シリコーン樹脂を用いてLEDチップ5を実装する(図7(f))。
次の工程では、実装されたLEDチップ5と金属細線接続用凹穴3bの底面の金属薄板4bとを金属細線6aを用いてボンディングして電気的に接続するとともに、LEDチップ5と金属細線接続用凹穴3cの底面の金属薄板4cとを金属細線6bを用いてボンディングして電気的に接続する(図7(g))。
次の工程では、透明樹脂にて、LEDチップ5及び金属細線6a,6bを含む絶縁基板1の表面全体を封止する(図7(h))。具体的に説明すると、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と第2凹穴3b及び第3凹穴3cを含む両金属細線6a,6bの全体を、蛍光体を含有させたシリコーン系樹脂を用いてポッティング法により封止して第1透明樹脂71を形成し、次に、この第1透明樹脂71を含む絶縁基板1の表面全体を、蛍光体を含まないエポキシ系樹脂を用いてトランスファーモールド法により封止して第2透明樹脂72を形成する。ここで、ポッティング法による第1透明樹脂71の硬化条件を150℃、3時間とし、トランスファーモールド法による第2透明樹脂72の硬化条件を120℃、1時間とした。
最後に、ダイシングにより幅1.5mm、厚さ0.8mm、高さ0.18mmの青色チップ部品型LED20が作製される(図7参照)。
基本構成例3>
図8及び図9は、基本構成例3に係るチップ部品型LED30の断面図及び平面図である。ただし、以下の説明において、上記基本構成例1と同じ(若しくは同じ機能を有する)部材には同符号を付している。
このチップ部品型LED30は、LEDチップ搭載用の第1凹穴(貫通穴)3aと、金属細線接続用の第2凹穴(貫通穴)3bとが形成された絶縁基板1の裏面側に、それぞれの凹穴に対応した配線パターンとなる金属(Cu)薄板2a,2bが電気的に分離された状態で形成されている。また、絶縁基板1の表面側には、第1凹穴3aを含む部分に第1配線パターンとなる金属薄板4aが形成され、第2凹穴3bを含む部分に第2配線パターンとなる金属薄板4bが形成されている。これら金属薄板4a,4bは、第1凹穴3aと第2凹穴3bとを仕切る仕切壁部1aの表面中央部に金属薄板4を除去した一定幅の切欠き部48を形成することで絶縁されている。また、仕切壁部1aの表面には、この切欠き部48と直交する方向に、すなわち第1凹穴3aと第2凹穴3bとに跨がるようにして、所定深さの凹溝部11が形成されている。
そして、このような配線構造において、第1凹穴3aの底面部分の金属薄板4a上にLEDチップ5が実装され、このLEDチップ5が金属細線6を介して第2凹穴3bの底面部分の金属薄板4bに電気的に接続されている。このとき、金属細線6は、仕切壁部1aの凹溝部11内を通って配線されている。すなわち、絶縁基板1の表面より上方に出ないように配線されている。そして、この状態において、LEDチップ5及び金属細線6を含む絶縁基板1の表面全体が透明樹脂7により封止された構造となっている。
ここで、基本構成例3では、この透明樹脂7は、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と第2凹穴3bを含む金属細線6の全体を封止する第1透明樹脂71と、この第1透明樹脂71を含む絶縁基板1の表面全体を封止する第2透明樹脂72とで構成されている。また、基本構成例3では、第1透明樹脂71は、蛍光体(例えば、CaAlSiN3:Eu、Ca3(Sc・Mg)2Si3O12:Ce等)を含有させたシリコーン系の透明樹脂により形成されており、第2透明樹脂72は、蛍光体を含まないエポキシ系の透明樹脂により形成されている。
基本構成例3では、絶縁基板1は、ガラスエポキシ樹脂により形成されており、その厚みは約55μmとなっている。また、裏面側に形成された金属(Cu)薄板2a,2bは、約18μmの厚みに形成されている。また、基本構成例3では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3aの内径をφ400μm、金属細線接続用の第2凹穴3bの内径をφ150μmとした。さらに、凹溝部11の深さは25μmとした。
このように、基本構成例3によれば、LEDチップ5の実装面と、このLEDチップ5に一端部が接続された金属細線6の他端部の接続面とが、金属薄板2a,2b上に形成され、かつ、金属細線6は凹溝部11内を通って配線されるため、金属細線6の配置高さを上記基本構成例1,2よりもさらに低くすることができる。また、LEDチップ5を直接金属薄板4a,2a上に実装することから、従来の基板が不要となり、その分薄型化が可能になる。
次に、上記構成のチップ部品型LED30の製造方法について、図10を参照して説明する。
最初の工程では、絶縁基板1の表面と裏面にそれぞれ金属薄板2,4を形成する(図10(a))。
次の工程では、絶縁基板1の表面側のLEDチップ搭載位置41と、金属細線接続位置42と、金属細線6の配線位置(凹溝部11となる位置)との金属薄板4を除去する(図10(b))。
次の工程では、金属薄板4を除去した領域41,42にレーザ加工により傾斜面を持つ凹穴3a,3bを、絶縁基板1の裏面側の金属薄板2まで到達する深さに形成する。このとき、形成される凹穴3a,3bを仕切ることになる仕切壁部1aの表面に、これら凹穴3a,3b間を跨ぐように、所定深さの凹溝部11を同じレーザ加工により形成する。(図10(c))。基本構成例3では、LEDチップ搭載用の第1凹穴3aの内径をφ500μm、金属細線接続用の第2凹穴3bの内径をφ200μmとし、凹溝部11の深さを25μmとした。
次の工程では、各凹穴3a,3bの側面と底面の金属薄板2上とに延設するように、絶縁基板1の表面側から、厚さ25μmのCuメッキ層45をメッキにより形成する(図10(d))。ここで、Cuメッキが不要な箇所はレジストを用いて保護しておく。
次の工程では、このメッキ層45の表面に、厚さ10μmのNi/Au層を蒸着で形成する。
次の工程では、絶縁領域を形成するために、絶縁基板1表面の不要なNi/Au層及びCuメッキ層45と金属薄板4とを除去(符号46により示す)するとともに、絶縁基板1裏面の不要な金属薄板2を除去(符号22により示す)する(図10(e))。これにより、絶縁基板1の表面に、第1配線パターンとなる金属薄板4aと、第2配線パターンとなる金属薄板4bとが絶縁状態で形成され、絶縁基板1の裏面に、第1配線パターンの金属薄板4aに対向する金属薄板2aと、第2配線パターンの金属薄板4bに対向する金属薄板2bとが絶縁状態で形成される。なお、基本構成例3では、この工程において、金属細線6を配線するための凹溝部11表面のNi/Au層及びCuメッキ層45も除去している。すなわち、凹溝部11表面は絶縁基板1が露出した状態となっている。
次の工程では、LEDチップ搭載用の凹穴3aの底面の金属薄板4aに、エポキシ樹脂を用いてLEDチップ5を実装する(図10(f))。
次の工程では、実装されたLEDチップ5と金属細線接続用凹穴3bの底面の金属薄板4bとを金属細線6を用いてボンディングして電気的に接続する(図10(g))。
次の工程では、透明樹脂にて、LEDチップ5及び金属細線6を含む絶縁基板1の表面全体を封止する(図10(h))。具体的に説明すると、第1凹穴3aを含むLEDチップ5と第2凹穴3bを含む金属細線6とこれら凹穴3a,3bを連通する凹溝部11の全体を、蛍光体(CaAlSiN3:Eu、Ca3(Sc・Mg)2Si3O12:Ce)を含有させたシリコーン系樹脂を用いてポッティング法により封止して第1透明樹脂71を形成し、次に、この第1透明樹脂71を含む絶縁基板1の表面全体を、蛍光体を含まないエポキシ系樹脂を用いてトランスファーモールド法により封止して第2透明樹脂72を形成する。ここで、ポッティング法による第1透明樹脂71の硬化条件を150℃、1時間とし、トランスファーモールド法による第2透明樹脂72の硬化条件を150℃、3時間とした。
最後に、ダイシングにより幅1.65mm、厚さ0.75mm、高さ0.15mmの高演色チップ部品型LED30が作製される(図8参照)。
基本構成例3によれば、金属細線6がLEDチップ搭載用凹穴3aと金属細線接続用凹穴3bとの間に形成された凹溝部11内を通るように形成できるため、さらに高さの低い0.15mmのチップ部品型LED30が作製できる。
基本構成例3の変形例1)
図11は、基本構成例3に係るチップ部品型LED30の変形例1の構造を示す断面図である。
本変形例1では、第1透明樹脂71を、LEDチップ5及びLEDチップ5に接続されている金属細線6の一部分を含む第1凹穴3aの全体及びその周辺部分のみに形成し、第2凹穴3bまでは含まない構造としたものである。その他の構造は、上記基本構成例3に係る図8に示したチップ部品型LED10の構造と同様であるのでここでは説明を省略する。また、製造方法についても、図10を参照して説明した上記基本構成例3の製造方法と同様であるのでここでは説明を省略する。
なお、上記実施形態1及び基本構成例1〜3では、絶縁基板に対して1対のパターンを有する1チップLEDランプとしたが、同手法で複数のパターンを形成し、複数個のLEDチップを接続させると、容易に多色(複数LEDチップ)発光のLEDランプを構成することが可能である。また、LEDチップ5としては、青色LEDチップの他、赤色、黄色、緑色等の各LEDチップを用いることができる。
また、本願は、白色光を発する発明について記載したが、LEDチップを紫外から青色光までの範囲でいずれかの波長を発するものを選定し、同LEDチップにより励起されて、青〜赤色の可視光までの範囲で所定の色の光を発するような蛍光体を選定することで、所定の可視光を発するチップ部品型LEDを提供できる。例えば、青色LEDチップと赤色蛍光体CaAlSiN3:Euを選定すれば赤色光を発する単色光源となる。
本発明の基本構成例1に係るチップ部品型LEDの断面図である。 本発明の基本構成例1に係るチップ部品型LEDの製造方法を示す説明図である。 本発明の基本構成例1に係るチップ部品型LEDの変形例1を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係るチップ部品型LEDを示す断面図である。 本発明の基本構成例1に係るチップ部品型LEDの変形例を示す断面図である。 本発明の基本構成例2に係るチップ部品型LEDの断面図である。 本発明の基本構成例2に係るチップ部品型LEDの製造方法を示す説明図である。 本発明の基本構成例3に係るチップ部品型LEDの断面図である。 本発明の基本構成例3に係るチップ部品型LEDの平面図である。 本発明の基本構成例3に係るチップ部品型LEDの製造方法を示す説明図である。 本発明の基本構成例3に係るチップ部品型LEDの変形例1の構造を示す断面図である。 従来のチップ部品型LEDの構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
2a 金属薄板(第1配線パターン)
2b 金属薄板(第2配線パターン)
2c 金属薄板(第3配線パターン)
3a 第1凹穴
3b 第2凹穴
3c 第3凹穴
4a,4b 金属薄板
5 LEDチップ
6,6a,6b 金属細線(ワイヤー)
7 透明樹脂
10,20,30 チップ部品型LED
11 凹溝部
41 LEDチップ搭載位置
42,43 金属細線接続位置
45 メッキ層
71 第1透明樹脂
72 第2透明樹脂
73 第3透明樹脂

Claims (7)

  1. LEDチップ搭載用の第1凹穴と金属細線接続用の第2凹穴とが形成された絶縁基板の前記第1凹穴を含む部分に第1配線パターンとなる金属薄板が形成され、
    前記第2凹穴を含む部分に第2配線パターンとなる金属薄板が形成され、
    前記第1凹穴内の金属薄板上にLEDチップが実装され、
    このLEDチップが金属細線を介して前記第2凹穴内の金属薄板に電気的に接続され、
    前記第1凹穴を含むLEDチップと前記金属細線の一部とが、ポッティング法により形成された蛍光体を含むシリコーン系樹脂である第1透明樹脂にて封止され、
    前記第2凹穴と前記金属細線の一部とが、ポッティング法により形成されたシリコーン系樹脂である第3透明樹脂にて封止され、
    前記第1透明樹脂及び前記第3透明樹脂を含む前記絶縁基板の表面が、トランスファーモールドにより形成されたエポキシ系樹脂である第2透明樹脂にて封止されていることを特徴とするチップ部品型LED。
  2. 請求項1に記載のチップ部品型LEDにおいて、前記LEDチップが実装される前記第1凹穴の底面と前記LEDチップからの金属細線が電気的に接続される前記第2凹穴の底面との高さ位置が略同一高さに形成されていることを特徴とするチップ部品型LED。
  3. 請求項1または請求項2に記載のチップ部品型LEDにおいて、前記LEDチップからの金属細線が電気的に接続される前記第2凹穴が少なくとも2箇所以上形成されていることを特徴とするチップ部品型LED。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のチップ部品型LEDにおいて、前記第1凹穴と前記第2凹穴との間の壁体の表面に、前記金属細線を配線するための溝部が形成されていることを特徴とするチップ部品型LED。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のチップ部品型LEDにおいて、前記凹穴の内周面が、前記絶縁基板の裏面側から表面側に向かって漸次拡開する傾斜面に形成されていることを特徴とするチップ部品型LED。
  6. 絶縁基板の表面と裏面に金属薄板を形成する工程と、
    前記絶縁基板表面側のLEDチップ搭載位置と金属細線接続位置との金属薄板を除去する工程と、
    前記金属薄板を除去した領域に第1及び第2の凹穴を、前記絶縁基板の裏面側の金属薄板まで到達する深さに形成する工程と、
    前記凹穴の側面と前記金属薄板上の底面とに延設するように導電層を形成する工程と、
    前記導電層の表面にAuを含む層を蒸着で形成する工程と、
    絶縁領域を形成する工程と、
    前記第1凹穴の底面にLEDチップを実装する工程と、
    前記LEDチップと前記第2凹穴の底面とを金属細線を用いて電気的に接続する工程と、
    蛍光体を含むシリコーン系樹脂である第1透明樹脂により、前記LEDチップを覆うように前記第1凹穴と前記金属細線の一部とをポッティング法にて封止する第1の封止工程と、
    前記第2凹穴と前記金属細線の一部シリコーン系樹脂である第3透明樹脂にてポッティング法により封止する第の封止工程と、
    エポキシ系樹脂である第2透明樹脂により、前記第1透明樹脂と前記第3透明樹脂とを覆うようにトランスファーモールド法にて封止する第の封止工程と、
    を含むことを特徴とするチップ部品型LEDの製造方法。
  7. 請求項6に記載のチップ部品型LEDの製造方法において、前記第の封止工程では、前記第2透明樹脂で前記絶縁基板表面を覆うことを特徴とするチップ部品型LEDの製造方法。
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