JP5046900B2 - 防護柵 - Google Patents

防護柵 Download PDF

Info

Publication number
JP5046900B2
JP5046900B2 JP2007320271A JP2007320271A JP5046900B2 JP 5046900 B2 JP5046900 B2 JP 5046900B2 JP 2007320271 A JP2007320271 A JP 2007320271A JP 2007320271 A JP2007320271 A JP 2007320271A JP 5046900 B2 JP5046900 B2 JP 5046900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh panel
flange
attached
web
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007320271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009144352A (ja
Inventor
圭祐 中野
健嗣 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP2007320271A priority Critical patent/JP5046900B2/ja
Publication of JP2009144352A publication Critical patent/JP2009144352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5046900B2 publication Critical patent/JP5046900B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

本発明は、高欄等の防護柵において、上下複数段架設されたビームの間からのすり抜け防止や転落防止機能が付加された防護柵に関するものである。
一般に、橋梁に設置される高欄等の防護柵においては、支柱間に上下に複数段のビームを架設されており、橋梁やその路側帯を通行する通行人や子供が上下のビームの隙間を通り抜けて落下しないようにする方法が提案されている。例えば、実開昭63−181612には、上梁と下梁との間に多数の板状の立貫が渡設されると共に、立貫の板面が道路側に面するように取付けられた防護柵が提案されている。又、実用新案3068483号には、支柱間に架設された手摺やレール等の間に配置されるように、支柱のウェブの間に補助レールを取付けた防護柵の補助レール取り付け機構が提案されている。
実開昭63−181612号公報 実用新案3068483号公報
特許文献1に示された防護柵は、上梁と下梁との間に渡設された立貫によりすり抜け防止機能を付加することができるが、一般的に立貫が溶接されているため、上梁、下梁及び立貫とが一体化され重量が重くなり、持ち運びにくく、施工負荷が大きくなる点や、すり抜け機能を重視すると立貫の間隔が狭くなり視界の妨げとなる点があり、これらが問題であった。
又、特許文献2に示された防護柵の補助レール取り付け機構は、補助レールにより、すり抜け防止機能は付加されるが、補助レールに体重を掛けると撓んで隙間が広がり、広がった隙間からすり抜ける恐れがあり、その点が問題であった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、施工負荷を低減させると共に、透過性や眺望性を確保した、すり抜け防止、転落防止機能を備えた防護柵を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち、この発明に係る防護柵は、間隔をおいて立設された支柱間に縦横線材からなるメッシュパネルが取付けられた防護柵であって、前記支柱は幅広の前面フランジと幅狭の背面フランジと両フランジの間に取付けられるウェブとを備え、前面フランジの前面にはビームが取付けられると共に、前記メッシュパネルの上端部に設けられた胴縁が該ウェブから側方に向けて突設された接続金具に係止され、且つ該メッシュパネルの幅寸法は、隣合う支柱の背面フランジ間の離間寸法より短くなされ、前記接続金具は、ウェブの側面に当接される固定片と、背面フランジの前面に当接される支持片とを備え、前記固定片は、ウェブを横方向に貫通するボルトによって固定されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、メッシュパネルを利用することにより透過性や眺望性を確保することが可能となり、又メッシュパネルの幅寸法は、隣合う支柱の背面フランジ間の離間寸法より短くなされているので、支柱の前面側から隣合う支柱の前面フランジの間を通して、支柱の間にメッシュパネルを配置することができる。加えて、メッシュパネルの上端部に設けられた胴縁がウェブに取付けられた接続金具に係止されるので、メッシュパネルを支柱の間に取付ける時は、胴縁が接続部材の上方に位置する程度までメッシュパネルを持ち上げればよく、施工性を高めることができる。そして、ウェブと接続金具との取付箇所は前フランジにより隠されるので景観性や意匠性を高めることができる。
本発明に係る防護柵において、メッシュパネルの幅寸法は、隣合う支柱の前面フランジ間の離間寸法より長くなされれば、メッシュパネルの両端部が支柱の前面フランジにより隠されるので、景観性や意匠性をより高めることができる。
又、本発明に係る防護柵において、接続金具は、ウェブの側面に当接される固定片と、背面フランジの前面に当接される支持片とを備え、前記固定片は、ウェブを横方向に貫通するボルトによって固定されるようになされれば、係止されたメッシュパネルにより、ボルトを中心に接続金具が下方に回動するように付勢されても、支持片が背面フランジの前面に当接されているので前記回動が抑えられ、メッシュパネルの位置ずれ等の不具合は起こりにくくなる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
すなわち、図1は本発明に係る防護柵の実施の第一形態を示す正面図、図2は図1の背面図、図3は図1の支柱の部分分解側面図、図4は図1の支柱の側面図、図5は図4の主要部を示す拡大説明図、図6は図1のメッシュパネルの一形態を示す拡大側面図、図7は図2の主要部の部分拡大図、図8は図2の主要部の部分拡大説明図、図9は図4の主要部の変形を示す説明図、図10は本発明に係る防護柵の実施の第二形態を示す正面図、図11は図4の主要部の他の実施形態を示す拡大横断面図である。
図面において、1は支柱、2は支柱1の前方に位置する前面フランジ、3は支柱2の後方に位置する背面フランジ、4は前面フランジ2と背面フランジ3との間に取付けられるウェブ、5は前面フランジに取付けられるビーム、6はウェブ4に取付けられる接続金具、7はメッシュパネルであり、本発明に係る防護柵Pは、支柱1、ビーム5、接続金具6、及びメッシュパネル7とから主に構成され、支柱1のウェブ4に取付けられた接続金具を介してメッシュパネル7が支柱1の間に取付けられたものである。
先ず、図1は、本発明に係る防護柵Pの実施の第一形態を示す正面図、図2は図1の背面図、図3は図1の支柱の説明図であり(a)は側面図、A−A断面における横端面図である、支柱1は、地覆に固定される底板部11と、この底板部11上に立設される前面フランジ2、背面フランジ3、及びウェブ4とを備えている。
底板部11は、地覆に埋設されたアンカーボルト(図示せず)の螺子部が貫通され、この螺子部にナットが締結されることにより地覆に固定されるものである。
前面フランジ2は、支柱1の前側に位置し、縦長平板状の鋼板であり横幅は略一定となされ、底板部11から略垂直に立ち上がった垂直面21と、垂直面21の上端が後方に傾斜した傾斜面22と、更に傾斜面22の上端から略垂直に立ち上がった垂直面23とを備えている。そして、垂直面23の一部は後方に凹んで部分的な円筒面が形成され、この円筒面に沿ってビーム5がボルトにより固定されている。この構造により、前面フランジ2の前方から自動車等が衝突した場合、垂直面23が傾斜面22との境界である折れ部を軸として後方に向けて変形しやすく、又上下方向に延びやすくなるため、垂直面21から底板部11が上方に引っ張られる荷重が抑えられ、そして支柱1を支える地覆のアンカーボルトに掛かる荷重を抑えられ、前記衝突によって支柱1に掛かる荷重を効果的に吸収することができる。又、垂直面21を形成することにより、底板部11を貫通するアンカーボルトの取付空間を確保することができ、取付け作業が容易になされる。
ビーム5は、鋼管で隣合う支柱1の前面フランジ2の間に架設されたものであり、上段は大径、下段は小径となされている。尚、図1〜3に示すように、上段のビーム5より更に上方に同様なビーム5を架設してもよい。
背面フランジ3は、図2〜3に示すように、支柱1の背面側に位置し、前面フランジ2と同様に縦長平板状の鋼板で、横幅は略一定となされている。そして、前面フランジ2と背面フランジ3とは互いに略平行に配置されている。
次に、ウェブ4は、図3に示すように、前面フランジ2と背面フランジ3との間に取付けられ、これらフランジに対して垂直に位置し、縦長平板状の鋼板からなるものである。そして、ウェブ4の上部及び下部にはそれぞれ透孔41、42が設けられ、この透孔41、42を通じて接続金具6がウェブ4の側面に固着される。この構造により、防護柵Pの前方からは前面フランジ2によって接続金具6を固着する前記ボルトが隠されるので、景観性・意匠性を高めることができる。
図4は、支柱1に接続金具6が取付けられた一形態を示す説明図であり、(a)が側面図、(b)は背面図である。接続金具6は、ウェブ4の側面に当接される固定片61と、固定片61の一端が曲折され背面フランジ3の前面に当接される支持片62とを備え、背面フランジ3及びウェブ4に沿って略L字状に形成されたものである。固定片61には固定孔63が穿設され、図2に示すフランジ4に設けられた透孔41、42を挿通するボルトAとナットにより締結されている。
接続金具6の支持片62は、(b)に示すように、背面フランジ3の側端より更に側方に向けて突出したものであり、この突出部にメッシュパネル7が係止される。接続金具6の上下部には固定片61から支持片62の突出方向に沿って延びる横リブ64が形成されている。これにより、メッシュパネル7の荷重がかかる下方向の剛性を高めることができる。
メッシュパネル7は、亜鉛めっきが施された多数の縦線材71と横線材72とを格子状に組合せ、その格子の各交点を電気溶接により接合され、更に表面全体に塗装が施されて形成されたものである。そして、図6に示すように、メッシュパネル7の上下端部はそれぞれ横方向に亘って巻回された縦断面略円形の胴縁73、74が形成されている。この胴縁73が接続金具6の支持片62に係止されることにより、メッシュパネル7が接続金具6を介して支柱1に取付けられる。これにより、例えば、上下のビーム間に縦フランジを溶接した縦格子パネルを取付ける場合に比べると、メッシュパネル7の方が重量が軽いため、持ち運び等の施工負荷が低減でき、更に、取付け後は、縦フランジに比べ、透過性、眺望性が優れるため景観性が高められると共に、交差等においても、自動車等の運転者から見ると、防護柵の背面側を通行する子供等の視認、視界確保に繋がり、安全性が高まる。
又、図2には、支柱1とメッシュパネル7とにおいて横方向の寸法関係を示している。メッシュパネル7の横幅寸法をM1、隣合う支柱1における前面フランジ2間の離間寸法をF1、背面フランジ3間の離間寸法をF2とすると、本実施形態では、M1はF1より長くなされている。これにより、メッシュパネル7を前面フランジ2の後方に配置すれば、前面側から防護柵Pを見た時に、メッシュパネル7の両側端部が前面フランジ2の後方に隠されるので、景観性・意匠性を向上させることができる。更に、M1はF2より短くなされている。これにより、メッシュパネル7を支柱1の前面側から取付ける時は、メッシュパネル7の左右両端を前後にずらして斜めにして前面フランジ2の間を通し、前面フランジ2の後方でメッシュパネル7を支柱1の設置方向と平行に配置させることができる。この際、メッシュパネル7を支柱1より高く持ち上げなくても、前面フランジ2の前方から後方に移動させることができるので、クレーン、リフト等の作業車を用いる必要はなく、作業が容易となる。
図7は、接続金具6の支持片62に対するメッシュパネル7の胴縁73の係止の一形態を示す説明図である。まず、胴縁73の両端部には、支持片62を所定の位置に支持するための胴縁金具8がそれぞれ配置されている。胴縁金具8は、鋼板を折曲して側面視略方形状となされ、上辺が山形に突出され、上辺内面に逆V字状の溝81が形成されている。又、下辺は鋼板の両縁部が内方に曲折され、適宜間隔で壁面82が相対して立設され間隙が設けられてスリット83となされている。そして、接続金具6の支持片62が、胴縁73内に配置された胴縁金具8の内側に挿入されると共に、支持片62の上端部が溝81内に収納され、支持片62の下部の横リブ64がスリット83内において両側の壁面82を外側に拡開するようにして配置される。これにより、胴縁73が支持片62に係止された状態となる。
図8は、支持片62に対する胴縁73の係止方法の一形態を示す部分分解図である。(a)に示すように、胴縁73の巻回した先端とメッシュパネル7本体との間には隙間75が設けられている。支持金具6をこの隙間75の下方から挿入し、胴縁73内の胴縁金具8のスリット83から内側に挿入し胴縁金具8の内部に配置する。これにより、支持金具6の取付高さより上方に胴縁73を配置すれば、胴縁73を支持片62に係止させる作業ができるので、支持金具6の取付高さが作業者の身長程度あるいはそれ以下であれば、作業者ひとりでも係止作業が可能となり施工性を高めることができる。そして、これらの構造により、支柱1の側面に差込枠等と特別な構造を設けなくても、メッシュパネル7を支柱1に取付けることができる。
胴縁73は、本実施形態では、メッシュパネル7の上端から後方に向けて巻回され、巻回し先端とメッシュパネル7本体との隙間75がメッシュパネル7の前面側に形成されている。又、支持金具6の支持片62は背面フランジ5の前面に当接されている。これらの構造により、背面フランジ3とメッシュパネル7の通りを合わせることができ、防護柵Pを背面側から見た時の景観性や意匠性を高めることができる。
次に、支持片62に対する胴縁73の固定方法について詳しく説明する。図2中の拡大図及び図8(b)に示すように、胴縁金具8が配置された胴縁73の外側から側面視U字型の押さえ金具9を外嵌させ、押さえ金具9、胴縁金具8、及び支持片62を支柱1の前後に貫通するボルトBにナットNを締結させ、押さえ金具9により胴縁73を構成する横線材72を内側に向けて押圧し、更にこの横線材72で胴縁金具8を挟持することにより支持片62が胴縁73内で固定される。
メッシュパネル7の下端部の胴縁74は、前記胴縁73と比べて、上下対称に形成されている点が異なるのみであり、支持金具6に対する胴縁74の取付構造は上下が逆になっている点を除いて上記と同様である。メッシュパネル7を支柱1の間に取付ける時は、本実施形態においては、胴縁73が係止される接続金具6の支持片62のみを支柱1のウェブ4に取付け、胴縁74が係止される支持片62を、予め胴縁74の内部に仮止めした状態で取付け続いて、胴縁73を支持片62に係止させるものである。そして、胴縁74に仮止めされた支持片62には横長孔65にボルトBが挿通された状態で仮止めされているので、横長穴65にボルトBが挿通された状態で支持片62を胴縁74から適宜引き出すことが可能となり、固定片61をウェブ4の側面に固着させることができる。これにより、特に支柱1の両側にメッシュパネル7が取付けられる場合は、支柱1の間にメッシュパネル7を配置した後に、ウェブ4の両側に接続金具6を固定することが可能となり、施工性を高めることができる。
これらの構造により、例えば、傾斜地に防護柵Pと取付ける時に、隣会う支柱1のウェブ4に固着された接続金具6の水平高さが異なる場合であっても、これら接続金具6を介してメッシュパネル7を支柱1の間に取付けることができる。尚、比較的傾斜が大きい傾斜地に防護柵Pを取付ける場合は、図4に示された接続金具6に対して、図9に示すように支持片62が上下方向に傾いた接続金具6を用いてもよい。
図10は、本発明に係る防護柵Pの実施の第二形態を示す正面図である。本形態に係る防護柵Pは、図1に示された防護柵Pと比べて、支柱1が上方に延設されたものであり、この延設箇所にメッシュパネル7が取付けられたものである。この構造により、メッシュパネル7によるすり抜け防止、転落防止機能に加えて、投物防止機構を付加する事ができる。図10に示すようにビーム5の取付高さとは無関係にメッシュフェンス7の取付位置を適宜設定することができる。尚、本形態では、メッシュパネル7は上下2段に取付けられたものであるが、3段以上の複数段に取付けられたものでもよい。
支柱1及び支柱1を構成する底板部11、前面フランジ2、背面フランジ3、ウェブ4は、防護柵の支柱としてビームを支える点を考慮すると、一般には、本形態のように各形状の鋼板を溶接に接合させて形成されるものであり、これらに防食処理や塗装を施したものを好適に用いることができる。尚前面フランジ2及び背面フランジ3の形状は本形態では、横幅が略一定となされたものであるが、防護柵の支柱としての性能を有するものであれば、上側に向かって幅狭となされたものでもよい。背面フランジ3は底板部から略垂直に形成されたものであるが、防護柵Pに自動車等が衝突した時に、その衝突エネルギーを特定部位で吸収させるために屈曲部等を設けてもよい。
ビーム5は、防護柵のビームとして必要な強度を考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等のパイプ、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、これらに、防食処理や塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
接続金具6は、メッシュパネル7を支える点を考慮すると、金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等の板材を適宜加工したものや、これらに防食処理や塗装を施したものを好適に用いることができる。接続金具7の形状は、防護柵Pの前方を通過する自動車等からメッシュフェンス7が受ける風圧を効率的に支える点、メッシュパネル7の自重を支える点を考慮すると、本実施形態のように、平面視L型に形成し、支持片62が背面フランジ3の前面に当接されることにより、固定片61が締結されるボルトを軸とした下方向への回動を抑制することができるので好ましい。但し、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、メッシュパネル7を前面フランジ2と背面フランジ3との間に配置したい場合は、図11(a)に示すように、固定片61の背面フランジ3側を側方に向けて曲折させて支持片62とは別に曲折片66を設けた平面視コ字状に形成し、この曲折片66にメッシュパネル7の胴縁73を係止させてもよい。更に、メッシュパネル7の自重をより効果的に支えるために、図11(b)に示すように、固定片61を前面フランジ2に向けて延設し、更に前面フランジ2の背面に当接する別の支持片67を設けてもよく、メッシュフェンス7の取付位置や重量等に合わせて適宜選択することができる。
メッシュパネル7は、主にすり抜け防止、落下防止が主な目的であり、加えて自動車等からの景観性にも配慮すると、格子の間隔は4〜15cm程度が好ましい。又、上下端部の胴縁73、74の形状は本実施形態の断面円形状に限定されるものではなく、楕円状でもよく、三角形、四角形、五角形等の多角形上に形成されたものでもよいが、メッシュパネル7の取付方法を考慮すると、胴縁73の下部には、メッシュパネル本体との間に接続金具6が挿入可能な隙間75を設けたものの方が好ましい。更に、メッシュパネル7が支柱1に接触しないように取付けることを考慮すると、支柱1の背面側からメッシュパネル7が取付可能となるように、本形態の如くメッシュパネル7の前面側に隙間75を形成したほうがよいが、メッシュパネル7を前面フランジ2側から係止できるように、隙間75をメッシュパネル7の背面側に形成したものを用いてもよい。又、メッシュパネル7を接続金具6に係止させる手順は、本形態のように、まず胴縁73を接続金具6に係止させると仮置き状態で取付作業ができるので施工性の点で好ましいが、例えば、胴縁73、74の一端を一方の支柱1の接続金具6に係止させ、その後他端を隣合う支柱1の接続金具6に係止するようにしてもよく、特に限定されるものではない。
本発明に係る防護柵は、支柱の前面側からパネルを容易に取付けることができるので、橋梁に取付けられる高欄ばかりでなく、立体交差における上側の道路や、道路の側面が下りの崖、傾斜面等となされ、道路側からしか作業できない場所や、クレーン等の大型重機が入れないような比較的狭い道路等に防護柵を取付ける場合等に好適に利用することができる。
図1は本発明に係る防護柵の実施の第一形態を示す正面図である 図1の背面図である。 図1の支柱の部分分解側面図である。 図1の支柱の説明図である。 図4の主要部を示す拡大説明図である。 図1のメッシュパネルの一形態を示す拡大側面図である。 図2の主要部の部分拡大図である。 図7の主要部の部分拡大説明図である。 図4の主要部の変形を示す説明図である。 本発明に係る防護柵の実施の第二形態を示す正面図である。 図4の主要部の他の実施形態を示す拡大横断面図である。
符号の説明
1 支柱
2 前面フランジ
3 背面フランジ
4 ウェブ
5 ビーム
6 接続金具
61 固定片
62 支持片
65 横長孔
7 メッシュパネル
73 胴縁
A ボルト
B ボルト
F1 前面フランジ間の離間寸法
F2 背面フランジ間の離間寸法
M1 メッシュパネルの横幅寸法
N ナット
P 防護柵

Claims (2)

  1. 間隔をおいて立設された支柱間に縦横線材からなるメッシュパネルが取付けられた防護柵であって、前記支柱は幅広の前面フランジと幅狭の背面フランジと両フランジの間に取付けられるウェブとを備え、前面フランジの前面にはビームが取付けられると共に、前記メッシュパネルの上端部に設けられた胴縁が該ウェブから側方に向けて突設された接続金具に係止され、且つ該メッシュパネルの幅寸法は、隣合う支柱の背面フランジ間の離間寸法より短くなされ、前記接続金具は、ウェブの側面に当接される固定片と、背面フランジの前面に当接される支持片とを備え、前記固定片は、ウェブを横方向に貫通するボルトによって固定されていることを特徴とする防護柵。
  2. 前記メッシュパネルの幅寸法は、隣合う支柱の前面フランジ間の離間寸法より長くなされていることを特徴とする請求項1に記載の防護柵。
JP2007320271A 2007-12-12 2007-12-12 防護柵 Active JP5046900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320271A JP5046900B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 防護柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320271A JP5046900B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 防護柵

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009144352A JP2009144352A (ja) 2009-07-02
JP5046900B2 true JP5046900B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=40915277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007320271A Active JP5046900B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 防護柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5046900B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5485768B2 (ja) * 2010-03-31 2014-05-07 積水樹脂株式会社 防護柵及び防護柵の改修方法
JP2014231697A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 大東金属株式会社 ガードパイプ用転落防止ネット
JP6356086B2 (ja) * 2015-03-26 2018-07-11 Jfe建材フェンス株式会社 発光体付き柵
JP2016183478A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 Jfe建材フェンス株式会社 発光体付き柵
CN110593164A (zh) * 2019-08-30 2019-12-20 浙江路通交通安全设施有限公司 一种公路移动护栏

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2889911B2 (ja) * 1995-11-29 1999-05-10 積水樹脂株式会社 投物防止フェンス付き防護柵
JP3020465B2 (ja) * 1997-09-10 2000-03-15 積水樹脂株式会社 メッシュフェンス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009144352A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5046900B2 (ja) 防護柵
JP4519015B2 (ja) 多孔板フェンス及びその構築方法
JP6652461B2 (ja) 橋梁用防護柵
KR100537227B1 (ko) 도로용 가드레일
JP5334880B2 (ja) 防護柵
JP2015045162A (ja) 防護柵
JP6211292B2 (ja) フェンス
JP6231853B2 (ja) 防護柵及びその組立方法
KR101838475B1 (ko) 가드레일 조립체
JP5334883B2 (ja) 防護柵
JP4829759B2 (ja) 防護柵
JP2012167462A (ja) 仕口部材とこれを用いた仕口構造、並びに鉄骨建築物
JP6215584B2 (ja) 柵部材支持構造
JP4464903B2 (ja) 防護柵用支柱および車両用防護柵
JP2005325561A (ja) ガードレール
JP4875972B2 (ja) 防護柵
KR200420405Y1 (ko) 조립식 안전 펜스
JP4889107B2 (ja) 落下物防止柵及び落下物防止柵の製造方法
JP5100320B2 (ja) 防護柵
JP4214473B2 (ja) 車両防護柵の支柱および車両防護柵
JP3183588U (ja) 欄干柵兼用車両防護柵
JP6013976B2 (ja) ばね部材及びそれを用いた柵部材支持構造
JP4675136B2 (ja) 多孔板フェンス及びその構築方法
JP3821285B2 (ja) 落下物防止柵
JP2015175202A (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120717

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5046900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150