JP6215584B2 - 柵部材支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、好適には高速道路や高架橋、橋梁等に沿って設けられる、車両からの落下物や投物等が道路の外側に落下するのを防止する落下防止用のフェンス等を構成する柵部材や、道路を走行する車両の騒音を吸収、又は反射する防音壁を構成する柵部材等を支柱に固定するようにした柵部材支持構造に関するものである。
高速道路や高架橋、橋梁等に沿って設けられ、車両の積荷が車両から落下したり、空き缶等が車両等から投げ捨てられた場合に、当該落下物や投物等が道路の外側に、すなわち高速道路や高架橋、橋梁等から落下するのを防止するための落下防止用のフェンス等を構成する柵部材や、道路を走行する車両の騒音を吸収、又は反射する防音壁を構成する柵部材等を支柱に固定する柵部材支持構造については、防音パネル本体と、この防音パネル本体の両側部に沿って設けられて施工時にH型支柱の溝内に挿入される側枠とからなり、防音パネル本体は有孔前面板と遮音背面板を有する箱体内に吸音材が挿入され、箱体の両側部背面に取付用凹部が設けられ、側枠は背面側に上記取付用凹部に適合する取付用凸部を有する断面略L形状の中空体となされ、内部に落下防止ワイヤーが挿通されるようになされ、上記取付用凹部に取付用凸部が嵌合され、防音パネル本体の前面板を介して箱体内に埋入されたボルトにより防音パネル本体と側枠の上記嵌合部が着脱自在に取付けられた防音パネルを支柱に固定するようにした柵部材支持構造が、開示されている。(例えば、特許文献1)
特開2007−31935号公報
上記の如き柵部材支持構造においては、柵部材が防音パネルを前面から取り付け可能な前面着脱式の防音パネルであるため、側枠である左右の枠体の幅がある程度広くなるのは容認されるものの、柵部材によっては左右の枠体の幅を狭くしなければならないものもあり、それを断面H型支柱の溝内に挿入し、前記左右の枠体と支柱のフランジとの隙間にばね部材を嵌着して支柱に固定するため、ばね部材と当接する幅を柵部材に具備する必要があり、それに加えて、万が一、柵部材が支柱から外れた場合に、落下を防ぐための落下防止ワイヤーを装着する必要がある。
本発明は、ばね部材を用いて支柱に柵部材を固定するための部位を備えるとともに、柵部材の落下を防ぐための落下防止具を挿通する部位を兼用する柵部材支持構造を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る柵部材支持構造は、上下方向に沿って凹溝が形成された複数の支柱が間隔をあけかつ前記凹溝を相対向させて立設されるとともに、前記凹溝に左右の端部がそれぞれ挿入されて、柵部材が支柱に支持されるようになされた柵部材支持構造であって、前記柵部材の左右の端面の少なくともいずれか一方の端面より凹溝の奥方向に向けて水平板部が突出され、前記凹溝のいずれか一方の側板部と柵部材の前記端部との間に装着されたばね部材により、その前記端部を前記凹溝の他方の側板部の方向に押圧するに際して、前記ばね部材が前記柵部材の端部と一緒に前記水平板部の側面も直接押圧するようになされていることを特徴とするものである。
前記発明に係る柵部材支持構造によれば、前記柵部材の左右の端面の少なくともいずれか一方の端面より凹溝の奥方向に向けて水平板部を突出し、前記凹溝のいずれか一方の側板部と柵部材の前記端部との間に装着したばね部材により、その前記端部を前記凹溝の他方の側板部の方向に押圧するに際して、前記ばね部材が前記柵部材の端部と一緒に前記水平板部の側面も直接押圧するようにしているので、柵部材の前記端部に加え、前記水平板部の側面もばね部材により押圧されて、柵部材を確実に支柱に支持することができる。
また本発明に係る柵部材支持構造は、前記柵部材は、左右の縦枠と上下の横枠とにより、矩形の面状部材の四辺が枠組みされて形成され、かつ前記縦枠の上端および下端と横枠の左端および右端とが連結板の縦板部で連結固定されるとともに、前記縦板部の端部が凹溝の奥方向に向けて折り曲げられて、前記水平板部が形成されていることを特徴とするものである。
前記発明に係る柵部材支持構造によれば、前記柵部材を、左右の縦枠と上下の横枠とにより、矩形の面状部材の四辺が枠組みされて形成し、かつ前記縦枠の上端および下端と横枠の左端および右端とを連結板の縦板部で連結固定するとともに、前記縦板部の端部を凹溝の奥方向に向けて折り曲げて、前記水平板部を形成し、すなわち縦枠および横枠を連結固定する縦板部に加えて、連結板に水平板部も形成されているので、別体の水平板部を設ける必要がなく、水平板部を設ける手間が省ける。
また本発明に係る柵部材支持構造は、前記水平板部には貫通孔が設けられ、支柱からの柵部材の離脱を防止する落下防止具が前記貫通孔に挿通されるようになされていることを特徴とするものである。
前記発明に係る柵部材支持構造によれば、前記水平板部に貫通孔を設け、支柱からの柵部材の離脱を防止する落下防止具を前記貫通孔に挿通するようにしているので、柵部材の上下にわたる部材に落下防止具を挿通するのではなく、水平板部の貫通孔に落下防止具を挿通するのみでよいため、柵部材の施工を簡単に行うことができる。
本発明に係る柵部材支持構造によれば、柵部材の前記端部に加え、前記水平板部の側面もばね部材により押圧されて、柵部材を確実に支柱に支持することができる。
本発明に係る柵部材支持構造を備えた防護柵の実施形態を示す正面図である。 図1の概略の側面図である。 図2のB部の要部を示す一部切欠きの正面図である。 図2のA−A部の断面図である。 図4のB−B矢視図において、下部を示す概略の側面図である。 図4のB−B矢視図において、上部を示す概略の側面図である。 本発明に係る柵部材支持構造を構成する下段の柵部材の正面図である。 図7に示す柵部材の左下端部の、(イ)は側面図、(ロ)は正面図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照し、具体的に説明する。
1は本発明に係る柵部材支持構造を備えた防護柵であって、後述する第一の柵体2と第二の柵体3とを前後に有するものである。
2は第一の柵体であって、第二の柵体3の前部に設けられて、その下部を基礎である地覆コンクリートKから上方に突設したアンカーボルトNに固定して地覆コンクリートK上に立設された第一の支柱21間に、横ビーム22が3段に差し渡されて支持されているものである。なお第一の柵体2は、3段に差し渡された横ビーム22に限定されるものではなく、縦格子状のパネル体や、後述する第二の柵体3の様に、面状部材の外周に枠材が取付けられたパネル体等であってもよく、またこれらが横ビーム22に付設されたものであってもよい。
3は第一の柵体2の背後に設けられた第二の柵体であって、第二の柵体3は、当該防護柵1が高速道路や高架橋、橋梁等に沿って設置された場合に、車両の積荷が車両から落下したり、空き缶等が車両等から投げ捨てられた場合に、当該落下物や投物等が道路の外側に、すなわち高速道路や高架橋、橋梁等から落下するのを防止するための落下防止用として設けられており、前記第一の支柱21の背後に間隔をあけて立設された第二の支柱31に、パネル体からなる下段の柵部材32bの上に上段の柵部材32aが上下に2段積み重ねられた柵部材32が支持されたものである。前記第二の支柱31は、第一の支柱21と異なり、その下部をアンカーボルトN等で地覆コンクリートKに固定しておらず、前記第一の支柱21との間で後述する連結手段4により連結されて、第一の支柱21に支持されているとともに、第二の支柱31は、底板部313と2個の相対向する側板部312とを備えて断面がコ字状となされた2個の柱体から構成され、前記2個の柱体が、その各開口部が外側になるようにして、両底板部313が相対向されて互いに連結されてなり、また前記両側板部312と底板部313により、凹溝311が形成されている。
4は前記第一の支柱21と第二の支柱31とを連結する連結手段であって、第一の支柱21に設けられた第一の連結部41と、第二の支柱31に設けられた第二の連結部42と、第三の連結部43とを備えて構成されるものであって、前記第三の連結部43の第一の端部431が左右方向に延びる軸部材5である第一の軸部材51により第一の支柱21に設けられた第一の連結部41に連結されるとともに、第二の端部432が左右方向に延びる軸部材5である第二の軸部材52により第二の支柱31に設けられた第二の連結部42に連結されている。そして前記連結手段4のうち、第二の連結部42は平板状の連結金具から形成されており、前記連結金具である第二の連結部42は第二の支柱31を構成する2個の柱体の両底板部313間に挟まれるようにして取付けられている。
これをさらに詳細に述べると、第一の支柱21は、横ビーム22が取付けられる支柱本体211と、該支柱本体211の下端が固定される平板状のベース部212とを備え、支柱本体211は水平断面H型で、横ビーム22が取付けられる前フランジ213と、それに対向する後フランジ214と、前フランジ213と後フランジ214とを連接するウェブ215とを備え、これらが溶接によって一体化されている。そして、ベース部212に穿設された4個のボルト孔に地覆コンクリートKに埋設されたアンカーボルトNのネジ部を通し、ナットで固定されるようになされている。
前記連結手段4において、第一の連結部41は、第一の支柱21の後フランジ214の背面側上部から後方に向けて突設されたものであって、平板がその表裏面を左右方向に向けてその基端面が接合されて形成されるとともに、第一の軸部材51を通すための円形状の通孔がその表裏面を貫通して設けられている。また、平板状の連結金具から形成されている第二の連結部42は、前記第一の連結部41に相対向するように、第二の支柱31を構成する2個の柱体の両底板部313間に挟まれるようにして、第二の支柱31の前面側に前方に向けて突設されたものであって、第二の軸部材52を通すための円形状の通孔が表裏面を貫通して設けられている。また、第三の連結部43は、側面視において、四隅が面取りされた横長の平板からなるものであって、表裏面を左右方向に向けて配置されるとともに、その第一の端部431と第二の端部432にも円形状の通孔が表裏面を貫通して設けられており、第一の連結部41と第一の端部431とが左右に重ねられ、また第二の連結部42と第二の端部432とが左右に重ねられて、それぞれの通孔に左右方向に延びるボルトからなる第一の軸部材51と第二の軸部材52が挿通されナットで固定されて、第一の連結部41と第二の連結部42と第三の連結部43とがそれぞれ、前記第一の軸部材51と第二の軸部材52とにより、それぞれが相対的に回動可能となるようにして連結されている。
前記第二の連結部42は、第一の支柱21の方向に延びる連結板部421の基端側から上方に向けて取付板部422が延設され、側面視においてL字状に形成されている。そして連結板部421には、この第二の連結部42が第三の連結部43の第二の端部432と連結される際に、第二の軸部材52が挿通される円形の通孔423が設けられている。また取付板部422には、この第二の連結部42が第二の支柱31を構成する2個の柱体の両底板部313間に挟まれた状態で、ボルト・ナットBNを挿通される円形の貫通孔が上下に2個設けられている。
なお、連結手段4は第一の支柱21と第二の支柱31の下部にも設けられている。この連結手段4は、第一の支柱21の後フランジ214の背面側上部から後方に向けて突設された第一の連結部41と、第二の支柱31の前面側に前方に向けて突設された第二の連結部42とが軸部材5により相対的に回動可能となるようにして直接連結されて形成されており、第一の支柱21の上部に設けられている連結手段4とは異なり、その間に第三の連結部43は介されていない。
上述のように第二の支柱31は、底板部313と2個の相対向する側板部312とを備えて断面がコ字状となされた2個の柱体から構成され、前記2個の柱体が、その各開口部が外側になるようにして、両底板部313が相対向されて配置され、その両底板部313間に平板状の連結金具である第二の連結部42が挟まれ、上下に2個のボルト・ナットBNで固定することにより、両底板部313が連結されて、第二の支柱31が形成されている。そして、第二の支柱31は、上述のように第三の連結部43を介して、第一の支柱21に連結されている。そして、該第二の支柱31が間隔を開けかつ前記凹溝311を相対向させて立設されるとともに、前記上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bが前記凹溝311の側板部312間にその左右の端部321がそれぞれ挿入されて、該凹溝311の背面側の側板部312とこの挿入された上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bの双方の端部又はいずれか一方の端部321の背面側との間に、ばね部材Sが装着されて、上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bの双方又はいずれか一方の端部321が前記凹溝311の前面側の側板部312の方向に押圧され、前面側の側板部312に上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bの双方又はいずれか一方の端部321の前面側が当接されて、上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bが上下に2段積み重ねられて第二の支柱31に支持されて、第二の柵体3が形成されている。
また前記第二の支柱31の凹溝311内の下端部には、当該凹溝311の開口に向けて下方に傾斜する傾斜面61を備えた支持板部6が設けられ、前記支持板部6の傾斜面61に前記下段の柵部材32bを支持させるようになされている。そして前記支持板部6は、前記凹溝311の内壁である底板部313に取付けられた取付板部7を介して、凹溝311に設けられている。さらに詳細に述べると、取付板部7には上下に2個の透孔が設けられ、第二の連結部42を2個の柱体の両底板部313で挟み、それらを貫通し固定しているボルト・ナットBNが前記透孔にも貫通されて、前記凹溝311の底板部313に取付板部7が固定され、該取付板部7の下端から、前記凹溝311の開口に向けて下方に傾斜する傾斜面61を備えた支持板部6が延設されている。また、前記支持板部6の背面側端縁から上方に向けて、係止板部62が立設されている。この係止板部62により、下段の柵部材32bが凹溝311内で背面側の側板部312の方向に移動するのを阻止するようになされている。なお本実施形態においては、取付板部7は第二の支柱31の底板部313に取付けられているが、側板部312に取付けるようにしてもよい。
次に、前記下段の柵部材32bについて、さらに詳細に述べると、前記下段の柵部材32bは、鋼線を縦横にメッシュ状に形成した矩形の面状部材322の四辺がアルミニウム押出形材からなる断面矩形の左右の縦枠323aと上下の横枠323bとにより枠組みされた柵部材本体324と、該柵部材本体324の下端部において凹溝311の奥方向に張出された張出片325とを備え、前記張出片325を前記支持板部6の傾斜面61に支持させるようになされている。そして、該張出片325に連続して、前記張出片325を柵部材本体324の下端部に取付ける取付片326が、柵部材本体324の下端部、すなわち下方の横枠323bの下部にその長手方向の全長に亘って取付けられるとともに、前記取付片326は、その前側部が下方に折り曲げられて、柵部材32の下端と当該柵部材32を設置する設置面である地覆コンクリートKとの間に形成される隙間を隠すカーテン部327が形成されている。また、前記張出片325及び取付片326の後側部は上方に折り曲げられて立上部328が形成され、柵部材本体324の下端部の横枠323bの背面側にほぼ当接されるようになされている。このような形状にすることにより、取付片326の強度が向上し、柵部材本体324の自重に耐えうるものとなされている。また、前記柵部材本体324の前記縦枠323aの上端および下端と横枠323bの左端および右端とが連結板8の縦板部83で連結固定されるとともに、前記連結板8には、その縦板部83の端部、本形態では縦板部83の上端部又は下端部が凹溝の奥方向に向けてL字状に折り曲げられて、水平板部81が形成されている。つまり、縦枠323aの左右の外側面から横枠323bの左右の端面に亘って、連結板8が配置され、それぞれ4本のねじCにより連結板8の縦板部83が螺着されて、縦枠323aと横枠323bとが固定され、前記柵部材本体324が形成されている。
なお、本実施形態において、前記上段の柵部材32aは、柵部材本体324の下端部に設けられている張出片325、取付片326、カーテン部327が具備されていない点において前記下段の柵部材32bと相違し、それ以外の点においては同一の構造となされている。
上述のように、前記凹溝311の背面側の側板部312と凹溝311に挿入された上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bの双方の端部又はいずれか一方の端部321の背面側との間に装着されたばね部材Sにより、上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bの双方又はいずれか一方の端部321が前記凹溝311の前面側の側板部312の方向に押圧され、前面側の側板部312に上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bの双方又はいずれか一方の端部321の前面側が当接されて、上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bが上下に2段積み重ねられて第二の支柱31に支持されているのであるが、この状態においては、前記柵部材32の左右の端面より凹溝311の奥方向に向けて水平板部81が突出されており、そして前記柵部材32の端部321に加え前記水平板部81の側面も、前記ばね部材Sにより押圧するようになされている。これにより、前記柵部材32の端部321に加え前記ばね部材Sの側面の分、前記ばね部材Sにより押圧される面積が増加し、前記柵部材32を第二の支柱31により強固に支持することができる。
また第二の柵体3は、当該防護柵1が高速道路や高架橋、橋梁等に沿って設置された場合に、車両の積荷が車両から落下したり、空き缶等が車両等から投げ捨てられた場合に、当該落下物や投物等が道路の外側に、すなわち高速道路や高架橋、橋梁等から落下するのを防止するための落下防止用として設けられており、万一に備えて柵部材32自体が落下しないように、柵部材32に落下防止具が備え付けられているのが一般的であるが、本発明においては、前記連結板8の水平板部81に貫通孔82が設けられ、第二の支柱31からの柵部材32の離脱を防止する落下防止具9が前記貫通孔82に挿通されるようになされている。つまり、上段の柵部材32a及び下段の柵部材32bにおいては、上部と下部に配置されている水平板部81に設けられた貫通孔82に、落下防止具9である複数の鋼製線材がより合わせて形成されたワイヤーロープが挿通されている。
なお上段の柵部材32aと下段の柵部材32bは、いずれもが、鋼線を縦横にメッシュ状に形成した矩形の面状部材322の四辺がアルミニウム押出形材からなる断面矩形の左右の縦枠323aと上下の横枠323bとにより枠組みされてパネル体として形成されているが、これに限定されるものではなく、前記面状部材322がポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の樹脂板であってもよいし、上段の柵部材32aを下段の柵部材32bと同様の形態として、張出片325を備えたものとしてもよく、さらに上段の柵部材32aを複数段段積みしてもよい。また本実施形態においては、前記柵部材32の左右の端面より凹溝311の奥方向に向けて水平板部81が突出されているが、前記柵部材32の左右のいずれか一方の端面のみに水平板部81が突出されるようになされていてもよい。
1 防護柵
2 第一の柵体
21 第一の支柱
211 支柱本体
212 ベース部
213 前フランジ
214 後フランジ
215 ウェブ
22 横ビーム
3 第二の柵体
31 第二の支柱
311 凹溝
312 側板部
313 底板部
32 柵部材
32a 上段の柵部材
32b 下段の柵部材
321 端部
322 面状部材
323a 縦枠
323b 横枠
324 柵部材本体
325 張出片
326 取付片
327 カーテン部
328 立上部
4 連結手段
41 第一の連結部
42 第二の連結部
421 連結板部
422 取付板部
423 通孔
424 貫通孔
43 第三の連結部
431 第一の端部
432 第二の端部
5 軸部材
51 第一の軸部材
52 第二の軸部材
6 支持板部
61 傾斜面
62 係止板部
7 取付板部
8 連結板
81 水平板部
82 貫通孔
83 縦板部
9 落下防止具
N アンカーボルト
BN ボルト・ナット
K 地覆コンクリート
S ばね部材
C ねじ

Claims (3)

  1. 上下方向に沿って凹溝が形成された複数の支柱が間隔をあけかつ前記凹溝を相対向させて立設されるとともに、前記凹溝に左右の端部がそれぞれ挿入されて、柵部材が支柱に支持されるようになされた柵部材支持構造であって、前記柵部材の左右の端面の少なくともいずれか一方の端面より凹溝の奥方向に向けて水平板部が突出され、前記凹溝のいずれか一方の側板部と柵部材の前記端部との間に装着されたばね部材により、その前記端部を前記凹溝の他方の側板部の方向に押圧するに際して、前記ばね部材が前記柵部材の端部と一緒に前記水平板部の側面も直接押圧するようになされていることを特徴とする柵部材支持構造。
  2. 前記柵部材は、左右の縦枠と上下の横枠とにより、矩形の面状部材の四辺が枠組みされて形成され、かつ前記縦枠の上端および下端と横枠の左端および右端とが連結板の縦板部で連結固定されるとともに、前記縦板部の端部が凹溝の奥方向に向けて折り曲げられて、前記水平板部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柵部材支持構造。
  3. 前記水平板部には貫通孔が設けられ、支柱からの柵部材の離脱を防止する落下防止具が前記貫通孔に挿通されるようになされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の柵部材支持構造。
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