JP5046042B2 - センターピラー上部構造 - Google Patents
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Description
ルーフサイドレールの長手方向に沿うように折り畳まれたカーテンエアバッグのバッグ本体を、カーテンエアバッグブラケット(カーテンエアバッグ装置に設けられた車体への取付ブラケット)を介してセンターピラーの上端部側の前記ルーフサイドレールに支持させてあるセンターピラー上部構造に関する。
ルーフサイドレールの長手方向に沿うように折り畳まれたカーテンエアバッグのバッグ本体を、カーテンエアバッグブラケットを介してセンターピラーの上端部側の前記ルーフサイドレールに支持させてあるセンターピラー上部構造であって、
前記ルーフサイドレールに形成した溶接作業用の開口を前記カーテンエアバッグブラケットで車内側から覆い隠してある点にある。(請求項1)
前記溶接作業用の開口は、車幅方向で重ね合わされたセンターピラーリンフォースの上端部とルーフサイドレールとを溶接接合する溶接ガンを挿入するための開口であると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記開口を覆い隠す前記カーテンエアバッグブラケットの覆い隠し部を、上端部側ほど車内側に位置する傾斜壁に構成して、前記折り畳まれたバッグ本体を前記覆い隠し部で車外側の斜め上方から受け止め自在に構成してあると、膨張展開するカーテンエアバッグのバッグ本体を覆い隠し部で車外側の斜め上方から受け止めて、車内側の斜め下方の乗員側に向かわせやすくすることができ、バッグ本体をより円滑に膨張展開させることができる。(請求項3)
前記覆い隠し部に、縦断面において前記折り畳まれたバッグ本体の外周縁に沿うくの字状部を設けてあると、膨張展開するカーテンエアバッグのバッグ本体をくの字状部で車外側の斜め上方から受け止めて、車内側の斜め下方の乗員側により向かわせやすくすることができ、バッグ本体をより円滑に膨張展開させることができる。また、くの字状部はプレス加工等により簡単に形成することができて、製作コストを低廉化することができる。(請求項4)
前記カーテンエアバッグブラケットは、前記ルーフサイドレールの長手方向に沿うカーテンエアバッグ受け部と、このカーテンエアバッグ受け部から上方に突出して前記ルーフサイドレールに取り付けられる取り付け部とから成り、
前記取り付け部は、前記開口よりも車両前方側に位置する前側取り付け板と、前記開口よりも車両後方側に位置する後側取り付け板とから成り、
前記開口を覆い隠す前記カーテンエアバッグブラケットの覆い隠し部を、前記前側取り付け板又は前記後側取り付け板に前記長手方向で連ならせるとともに、その連ならせた前記前側取り付け板又は後側取り付け板と前記覆い隠し部との境界部を車内側に屈曲させて、前記覆い隠し部を、前記連ならせた前側取り付け板又は後側取り付け板よりも車内側に位置させてあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記開口の周りに設けた溶接部を前記カーテンエアバッグブラケットで車内側から覆い隠してあると、バッグ本体が、膨張展開時に溶接部のバリに引っかかることがない。従って、この引っかかりの防止の手段として、例えば、溶接接合する二つの部材同士を溶接接合に換えて一枚の金属板で一体にプレス加工により成形するといった製作コストが高くなる手段をとらなくても済む。また、センターピラー上部にパネルの接合部を配置でき、さらに、溶接作業用の開口の周りに剛性のあるパネルの接合部を配置できるので、剛性のあるセンターピラー上部構造を提供することが出来る。(請求項6)
製作コストを高くすることなく、カーテンエアバッグのバッグ本体を円滑に膨張展開させることができ、剛性を向上させるセンターピラー上部構造を提供することができた。
図1,図3にサイドボディアウタパネル1とセンターピラーリンフォース2とセンターピラーインナパネル3とセンターピラートリム4とを備えた自動車のセンターピラー構造を示してある。図1は、車体右側のセンターピラーとその周りの構造の縦断面図であり、図3のB−B断面図である。図3は、車内側から見た車体右側のセンターピラー上部構造を示す図である。この図3にはセンターピラートリム4とルーフライニング11は描いてない。図1における符号80は断面H字形のルーフモールである。
前記サイドボディアウタパネル1とセンターピラーリンフォース2とセンターピラーインナパネル3は金属板から成り、センターピラートリム4は樹脂板から成る。サイドボディアウタパネル1のセンターピラー部分とセンターピラーリンフォース2はセンターピラーに沿って車両の上下方向に長く配置され車内側W1(車幅方向内側)に開放した断面ハット形状に形成され、センターピラーインナパネル3とセンターピラートリム4はセンターピラーに沿って車両の上下方向に長く配置され車外側W2(車幅方向外側)に開放した断面ハット形状に形成されている。
図8,図9に示すように、サイドボディアウタパネル1とフロントピラーリンフォース5は横断面において車外側W2に膨出した屈曲形状に形成され、フロントピラーインナパネル6とフロントピラートリム7は横断面において車内側W1に膨出した屈曲形状に形成されている。フロントピラーリンフォース5とフロントピラーインナパネル6は金属板から成り、フロントピラートリム7は樹脂板から成る。
図1,図4に示すように前記ルーフサイドレール8は、いずれも車両前後方向に長いルーフサイドリンフォース21とルーフサイドインナパネル22およびサイドボディアウタパネル1から成る。このうちのルーフサイドリンフォース21を車内側W1に開放する断面コの字状の膨出部21Bを備えた形状に形成し、ルーフサイドインナパネル22を下端側ほど車外側W2に位置する傾斜壁状に形成してある。
図11に示すように、前記カーテンエアバッグ10は、バッグ本体31と、バッグ本体31の車両前方側Frの端部から延出する帯状のテザー32と、バッグ本体31にガスを供給するインフレータ9とを備えている。
カーテンエアバッグ10の組み付け方法は次の通りである。
(1) カーテンエアバッグ10の製作
カーテンエアバッグ10のバッグ本体31をルーフサイドレール8の長手方向に沿うように折り畳み、バッグ本体31の固定片39を、前記固定板40と、第1カーテンエアバッグブラケット30の前側取り付け板37とで挟持固定し、複数のカーテンエアバッグ部分にそれぞれ結束テープ43を第1カーテンエアバッグブラケット30ごと巻回して、バッグ本体31を第1カーテンエアバッグブラケット30に固定する。
また図11に示すように、バッグ本体31の車両前方側Frの端部から延出するテザー32の固定片39を一対の固定板40で挟み込み、一対の固定板40同士をかしめ固定して固定片39を挟持固定する。このような挟持固定部42をバッグ本体31の長手方向の複数箇所に設ける(詳細については[カーテンエアバッグ10の取り付け構造]の欄を参照)。
(2) 前記バッグ本体31をルーフサイドレール8に第1カーテンエアバッグブラケット30と第2カーテンエアバッグブラケット34を介して支持させる。第1カーテンエアバッグブラケット30については、前側取り付け板37と後側取り付け板38のボルト挿通孔Hに挿通させた取り付けボルトで両取り付け板37,38をルーフサイドインナパネル22に車内側W1から取り付け固定する(前記複数の挟持固定部42の取り付けも同じようにして行う)。
(3) バッグ本体31の車両前方側Frの端部から延出するカーテンエアバッグ10のテザー32をルーフライニング11の保持部20に挿入して係合保持させる。そしてこのテザー32の先端部側に設けた一対の固定板40のボルト挿通孔Hに取付けボルトを挿通させて、両固定板40をフロントピラーインナパネル6に車内側W1から取り付け固定する。
(4) 上記(3)の工程の後に、フロントピラートリム7の取り付け部(ピン)16の先端膨出部16Sを、フロントピラーインナパネル6に形成した係合孔6Hにクリップ19を介して挿入係合させて、カーテンエアバッグ10のテザー32をフロントピラートリム7で覆う。
図10に示すように、前記ルーフライニング11の端部の車外側W2の面11Nとの間に車両後方側が開放したテザー収容溝67を形成する保持片51を前記ルーフライニング11の端部の車外側W2の面11Nに突設して前記保持部20を構成してあってもよい。
8 ルーフサイドレール
10 カーテンエアバッグ
25 溶接作業用の開口
27 溶接ガン
30 カーテンエアバッグブラケット
31 バッグ本体
35 カーテンエアバッグ受け部
36 取り付け部
37 前側取り付け板
38 後側取り付け板
48 覆い隠し部
49 傾斜面部
50 溶接部
70 くの字状部
100 センターピラー
Fr 車両前方側
W1 車内側(車幅方向内側)
Claims (6)
- ルーフサイドレールの長手方向に沿うように折り畳まれたカーテンエアバッグのバッグ本体を、カーテンエアバッグブラケットを介してセンターピラーの上端部側の前記ルーフサイドレールに支持させてあるセンターピラー上部構造であって、
前記ルーフサイドレールに形成した溶接作業用の開口を前記カーテンエアバッグブラケットで車内側から覆い隠してあるセンターピラー上部構造。 - 前記溶接作業用の開口は、車幅方向で重ね合わされたセンターピラーリンフォースの上端部とルーフサイドレールとを溶接接合する溶接ガンを挿入するための開口である請求項1記載のセンターピラー上部構造。
- 前記開口を覆い隠す前記カーテンエアバッグブラケットの覆い隠し部を、上端部側ほど車内側に位置する傾斜壁に構成して、前記折り畳まれたバッグ本体を前記覆い隠し部で車外側の斜め上方から受け止め自在に構成してある請求項1又は2記載のセンターピラー上部構造。
- 前記覆い隠し部に、縦断面において前記折り畳まれたバッグ本体の外周縁に沿うくの字状部を設けてある請求項3記載のセンターピラー上部構造。
- 前記カーテンエアバッグブラケットは、前記ルーフサイドレールの長手方向に沿うカーテンエアバッグ受け部と、このカーテンエアバッグ受け部から上方に突出して前記ルーフサイドレールに取り付けられる取り付け部とから成り、
前記取り付け部は、前記開口よりも車両前方側に位置する前側取り付け板と、前記開口よりも車両後方側に位置する後側取り付け板とから成り、
前記開口を覆い隠す前記カーテンエアバッグブラケットの覆い隠し部を、前記前側取り付け板又は前記後側取り付け板に前記長手方向で連ならせるとともに、その連ならせた前記前側取り付け板又は後側取り付け板と前記覆い隠し部との境界部を車内側に屈曲させて、前記覆い隠し部を、前記連ならせた前側取り付け板又は後側取り付け板よりも車内側に位置させてある請求項1〜4のいずれか一つに記載のセンターピラー上部構造。 - 前記開口の周りに設けた溶接部を前記カーテンエアバッグブラケットで車内側から覆い隠してある請求項1〜5のいずれか一つに記載のセンターピラー上部構造。
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