JP5045548B2 - 鉄筋結束機 - Google Patents

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Description

この発明は、配筋された鉄筋の回りにループ状に巻き回されたワイヤを捩って結束する結束装置を備えた鉄筋結束機に関するものである。
鉄筋コンクリート建築工事の鉄筋配設工程において、鉄筋の交差箇所等で鉄筋を結束するための工具として鉄筋結束機が知られている。この鉄筋結束機には鉄筋を結束するための結束装置が設けられている。これは、特許文献1に示されるように、結束機本体の内部に設けられて先端に鉄筋結束用のフックを回動自在に枢着したスリーブと、スリーブの内部に嵌合されてスリーブの前後進および回転の荷重を発生させる先端軸と、結束機本体に設けられた回転止めと協働して上記スリーブの回転を制御する係合手段(フィン)とを有し、モータによって上記先端軸を回転させることによってスリーブを前進させ、これによりフックを閉じ作動させて鉄筋結束用のワイヤを把持させ、さらにスリーブとともにフックを回転させてワイヤを捩って結束させるものである。
上記結束機構においては、スリーブは外スリーブ内スリーブの二重構造になっており、外側スリーブの前部はフックを回動自在に保持するとともに、後部は先端軸のネジ溝に係合したキーを外れないようにするものであり、内側スリーブの前部はフックを開閉させるガイドピンを保持する軸を取り付け、後部は上記キーを嵌合保持するものである。ところで、外側スリーブと内側スリーブとは一体として作動するから、両スリーブを一体化するため、図10に示されるように、外側スリーブ51から内側スリーブ52にイモネジ53をねじ込んでいた。
特許第3496463号公報
しかしながら、上記構成によれば、先端軸から実際にワイヤをつかんでねじるフックの間には、先端軸54、キー55、内側スリーブ52、イモネジ53、外側スリーブ51及びフック56の4部品が介在し、構造が複雑になっていた。
また、内側スリーブから外側スリーブにイモネジ53を介して荷重が伝達するが、小型化が優先されるため大型の止め具が使えず、繰り返し使用しているうちにイモネジ53が緩みやすくなるという問題があった。
外側スリーブ51は前端に1対のフック56(一方省略)が取り付けられ、後部でキー55を覆って外周方向に抜けるのを防いでいたため、内側スリーブ52の外側に前後に長く形成せざるを得ず、二重構造を避けることができなかったので、直径が大きく、重量も重くならざるを得なかった。
さらに、初期状態でフック56が所定の開き位置になるように内側スリーブ52と先端軸54との間に圧縮バネ57を入れ、その部品間にある程度の抵抗を発生させ、内側スリーブ52と先端軸54が一緒に回りやすくしているが、圧縮バネ57は内側スリーブの内部に配置した構造なので、バネ荷重を高くすることができなかった。
本発明は上記問題点を解決し、構造を単純にして小型化、軽量化を図るとともに、高荷重にも十分に耐えることができる結束装置を備えた鉄筋結束機を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、結束機本体の内部に設けられて先端に鉄筋結束用のフックを回動自在に枢着したスリーブと、スリーブの内部に嵌合されてスリーブの前後進および回転の荷重を発生させる先端軸と、スリーブに形成した開口部に嵌合して上記先端軸に形成された螺旋状のキー溝に係合するキーと、結束機本体と協働して上記スリーブの回転を制御する係合手段とを有し、上記先端軸の回転によってスリーブを先端軸に対して相対的に移動させてフックを閉じ作動させることにより結束用ワイヤを把持した後、スリーブを回転させることによりフックを回転させてワイヤを捩って結束させる鉄筋結束機において、上記スリーブを単一のメインスリーブによって構成し、該メインスリーブの先端に上記フックを回動自在に枢着し、該メインスリーブに貫通形成した嵌合口に上記キーを嵌合し、上記係合手段を上記メインスリーブのキーの外側を覆う位置の外周にのみ設けられたショートスリーブに形成し、ショートスリーブによって上記キーを覆うとともに、上記メインスリーブとショートスリーブとを一体的に係合させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記ショートスリーブによって上記キーを覆うことに代え、上記キーの外側を抜け止めスリーブで覆ったことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2において、上記抜け止めスリーブの前後端は、それぞれ上記メインスリーブの外周に形成されたリブと上記ショートスリーブに係合していることを特徴とする、請求項2に記載の鉄筋結束機。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記メインスリーブとショートスリーブとをキー結合により係合させたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、上記先端軸の外周に上記ワイヤのカッターを作動させるカッタリングを嵌合させ、該カッタリングを上記ショートスリーブと先端軸に取り付けた止め輪とによって挟持固定したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、上記先端軸の後端と結合して駆動モータの減速機構を構成するプラネットギアを回転自在に支持するプラネットケージと上記メインスリーブの後端との間には圧縮バネを配置し、該圧縮バネを上記先端軸に嵌合したバネカラーの外側に係合させたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6において、上記プラネットケージと先端軸とを平行ピンで結合し、該平行ピンを上記プラネットケージの軸受によって抜け止めさせることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7において、上記プラネットケージと後部バネカラーとの間にはバンパを設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、先端軸を嵌合したメインスリーブの前端にフックを枢着し、後部のキーの抜け止めはショートスリーブが行うようにしたので、従来のように外側スリーブを長く形成する必要がなく、長いのは単一のメインスリーブだけで済むようになった。このため、構造が単純になり、スリムになるから、小型化、軽量化を図ることができる。
また、先端軸からフックまでの荷重の伝達を、先端軸→キー→メインスリーブ→フックのように行うことができるから、2部品の介在で済む。しかも、メインスリーブとショートスリーブとは一体的に係合させればよく、従来のように止め具で固定する必要がないので、従来のように内外側の2つのスリーブ間に介在していた止め具が不要になり、単純な構造で高い荷重が伝達できるようになる。
請求項2に係る発明によれば、キーの外側を専用の抜け止めスリーブで覆う構成であるから、スリーブは単なる環状体でよい。
請求項3に係る発明によれば、上記抜け止めスリーブの前後端は、それぞれ上記メインスリーブの外周に形成されたリブと上記ショートスリーブに係合しているから、メインスリーブの回転は抜け止めスリーブを介して間接的にショートスリーブに伝達することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記メインスリーブとショートスリーブとをキー結合により係合させたので、メインスリーブの回転は直接にショートスリーブに伝達することができる。
請求項5に係る発明によれば、上記先端軸の外周に上記ワイヤのカッターを作動させるカッタリングを嵌合させ、該カッタリングを上記ショートスリーブと先端軸に取り付けた止め輪とによって挟持固定したので、カッタリングを簡単に取り付けることができる。
請求項6に係る発明によれば、上記先端軸の後端と結合して駆動モータの減速機構を構成するプラネットギアを回転自在に支持するプラネットケージと上記メインスリーブの後端との間には圧縮バネを配置し、該圧縮バネを上記先端軸に嵌合したバネカラーの外側に係合させたから、圧縮バネの太さを自由に変えて最適なバネ力にすることができる。
請求項7に係る発明によれば、上記プラネットケージと先端軸とを平行ピンで結合し、該平行ピンを上記プラネットケージの軸受によって抜け止めさせたので、簡単かつ確実に先端軸を固定することができる。
請求項8に係る発明によれば、上記プラネットケージと後部バネカラーとの間にはバンパを設けたので、メインスリーブが後退移動したときの衝撃を効率的に吸収することができる。
図1は鉄筋結束機本体の内部状態を示す斜視図で、この鉄筋結束機本体1はハウジング2に鉄筋結束用ワイヤ送り装置3とワイヤ結束装置4を内蔵し、ハウジング2の後部側面には、ワイヤリール(図示せず)が回転自在に枢着されている。
ワイヤ送り装置3は、ワイヤwを図示しない送りローラによってワイヤリールに巻き回されたワイヤwをガイドチューブ5からワイヤガイド6に送り、ここで巻き癖を付けて下部ガイド7との間で鉄筋(図示せず)の回りにループ状に巻き回すものであり、ワイヤ結束装置5はループ状のワイヤwの一部を把持して捩り結束するもので、上記ワイヤwのループの終端部は結束装置4が作動する途中で切断される。
ワイヤ送り装置3とワイヤ結束装置4は、制御回路(図示せず)によってシーケンス制御され、ハウジング2のグリップ部2aに配置したトリガ19を引くことにより、ワイヤ送り工程と捩り工程とからなる1サイクルの動作を実行する。
ところで、ワイヤ結束装置4は、図2及び図3(a)(b)に示されるように、結束機本体1の内部に設けられて先端に鉄筋結束用のフック10を回動自在に枢着したメインスリーブ11と、メインスリーブ11の内部に嵌合されてメインスリーブ11の前後進および回転の荷重を発生させる先端軸12と、メインスリーブ11に貫通形成した嵌合口13に嵌合して上記先端軸12のキー溝14に係合するキー15と、結束機本体1と協働して上記メインスリーブ11の回転を制御するショートスリーブ16とを備え、上記先端軸12を図1のように駆動モータ17の出力軸の回転を減速させる減速装置18と連結させたものである。
すなわち、メインスリーブ11の前部のすり割り11aの先端部近傍には、一対のフック10が軸体21を挟んで両側に枢着されて対向配置されている。そして、メインスリーブ11の中間よりやや後部には2個のキー15の嵌合口13が嵌合している。キー15にはメインスリーブ11の内側に突出して次に示す先端軸12のネジ溝14に係合するキー部15aと、メインスリーブ11の外側に突出する凸部15bとが形成されている。
先端軸12には螺旋状のネジ溝14が形成されている。先端軸12の前方には軸体21が設けられている。軸体21の前部にはガイドピン22が固定され、後部には筒部23が一体に形成され、筒部23の内側には先端軸12の前端に形成された膨突部24が嵌合している。膨突部24は抜け止めピン25によって抜け出さないようになっている。また、上記ガイドピン22は上記フック10のガイド溝26に係合している。
先端軸12の後端はプラネットケージ27の中心に嵌合し、平行ピン28によってプラネットケージ27と一体に結合している。平行ピン28はプラネットケージ27の軸受30によって抜け止めされている。プラネットケージ27は減速装置18を構成するもので、図示しないがプラネットギアを回転自在に支持し、プラネットギアはサンギアと噛合し、サンギアは駆動モータ17の出力軸と連結している。20はプラネットギアと噛合するアウターギアである。
次に、ショートスリーブ16は、キー15の外側を覆う位置で、上記先端軸12の外周に嵌合し、内周面には上記キー15の凸部15bに係合する係合溝31が形成されている。これにより、キー15はショートスリーブ16によって覆われ、メインスリーブ11からの抜けが防止される。なお、係合溝31の溝端は凸部15bに当接し(図3(a)参照)、これによりショートスリーブ16は前方に移動することができない。
また、ショートスリーブ16の後部にはカッタリング32が嵌合され、カッタリング32の後部にはC形止め輪29がメインスリーブ11に取り付けられている。これにより、カッタリング32はメインスリーブ11の後端から嵌合してスライドさせ、C形止め輪29で止めればよいので、簡単に取り付けることができる。ショートスリーブ16の後部はカッタリング32に当接してそれよりも後方には移動できないようになっている。カッタリング32もショートスリーブ16とC形止め輪29との間に挟まれて前後移動できない。
ところで、ショートスリーブ16の外周には長短2種類の係合爪(係合手段)33、34が放射状に形成されている。長い係合爪33はショートスリーブ16の互いに正反対の位置に設けられている。これに対し、図4に示されるように、結束機本体1には、上記係合爪33、34に対応する位置に1対の回転止め35、35が上下に対向配置されている。各回転止め35、35は軸36を中心に回動可能に構成されている。これにより、ショートスリーブ16が回転して係合爪33、34が一方の回転止めに当たると、その回転止めは係合爪33、34に干渉しないように回動するが、係合爪33、34がさらに回転すると、他方の回転止めに当たる。この回転止めは回動できないので、ショートスリーブ16の回転は強制的に停止させられる。なお、回転止め35、35はメインスリーブ11とともに一体となって移動するショートスリーブ16の移動範囲の前半部に設けられている。したがって、待機位置では長い係合爪33が回転止め35、35の間に挟みこまれてショートスリーブ16は回転することができず、2つのフック10が水平状態になるように保持されている。
次に、ショートスリーブ16とプラネットケージ27との間には圧縮バネ37が配置されている。すなわち、プラネットケージ27の前部には凹部38が形成され、メインスリーブ11と凹部38との間には前後2個のバネカラー40、41がメインスリーブ11に嵌合された状態で配置されている。そして、これらのバネカラー40、41の外側には圧縮バネ37が配置されている。また、後部バネカラー41とプラネットケージ27の凹部38との間には、リング状のバンパ42がメインスリーブ11の周囲に嵌合状態で配置されている。なお、バネカラー40、41は先端軸12とメインスリーブ11の間に接触抵抗が発生するように圧縮バネ37を入れているがそれをガイドする役割も兼ねている。また、39はメインスリーブ11を摺動自在に保持するガイドスリーブで、結束機本体1側に固定されている。
次に、上記構成のワイヤ結束装置の作動態様について説明する。まず、トリガ19を引くと、上述のようにワイヤ送り装置3によりワイヤwの種類に応じて所定量だけ送り出される。送り出されたワイヤwは、ワイヤガイド6と下部ガイド7によりループ状に巻き回される。その後、ワイヤ結束装置4の駆動モータ17が回転し、その回転は減速装置18を介してプラネットケージ27から先端軸12に伝達される。先端軸12は回転するが、同時にプラネットケージ27と圧縮バネ37を介して接続しているメインスリーブ11も回転しようとする。ところが、メインスリーブ11と一体的に結合しているショートスリーブ16は、上述のように待機位置にあるときキー15は長い係合爪33が回転止め35に係合しており、回転することができない。このため、図5に示されるように、メインスリーブ11のキー15は回転する先端軸12のネジ溝14によって前方に送られるから、メインスリーブ11は前進移動する。メインスリーブ11のみが前進すると、フック10はワイヤ部分の両側まで移動していくが、これに対し、メインスリーブ11内の軸体は相対的に後方に移動する。そのため、軸体21のガイドピン22がフック10を閉じ作動させ、フック10のガイド溝26に沿って移動し、ワイヤループの一部wを把持する。
なお、メインスリーブ11が前進する途中で、カッタリング32はカッタレバー43を押しまわすので、カッタ(図示せず)が作動してワイヤを切断する。この段階まで前進移動すると、ショートスリーブ16の長い係合爪33は図4の回転止め35から外れ、またキー15もネジ溝14の端部に達するので、先端軸12とショートスリーブ16とは一体になって所定の回転数だけ回転し、把持したワイヤを捩るように作動する。
捩りが終了すると、先端軸12は逆方向に回転する。これにより、メインスリーブ11も後方に移動しながら回転するので、図6に示されるように、フック10が開いてワイヤから外れる。その直後にショートスリーブ16の短い係合爪34が回転止め35に係合するので、メインスリーブ11はそれ以上回転できずに後退移動する。その途中で短い係合爪34は回転止め35から外れるので、メインスリーブ11は再び回転するが、長い係合爪33が回転止め35に当たって回転を停止して待機位置まで移動する。このとき、フック10は水平状態となる。また、カッタリング32も初期状態となる。
ところで、メインスリーブ11が前進移動するときに、圧縮バネ37も伸長するので、前部バネカラー40も前方に移動するが、図5に示すように、前部バネカラー40は先端軸12の段部44に係合してそれ以上は移動しない。したがって、圧縮バネ37がフリーになってふらつくことがない。これに対し、メインスリーブ11はなんらかの原因で急激に後退移動することがある。この場合、最初は圧縮バネ37が撓んでメインスリーブ11の速度にブレーキをかけ、さらに2つのバネカラー40、41が一体になって後方に移動したとき、図6に示されるように、最終的にはバンパ42に衝突するので、衝撃は緩和され、衝突音も小さい。
上述のように、上記捩り装置によれば、先端軸12を嵌合したスリーブは単一のメインスリーブ11だけで済むので、構造が単純になり、スリムになるので、小型化、軽量化を図ることができる。
また、先端軸12からフック10までの荷重の伝達を、先端軸12→キー15→メインスリーブ11→フック10のように行うことができるから、2部品の介在で済む。しかも、メインスリーブ11とショートスリーブ16とは一体的に係合させればよく、従来のように止め具で固定する必要がないので、従来のように内外側の2つのスリーブ間に介在していた止め具が不要になり、単純な構造で高い荷重が伝達できるようになる。
さらに、バンパ42はメインスリーブ11の外周に設けられ、またメインスリーブ11とはバネカラー40、41を介して接触するので、メインスリーブ11が後退するときにバンパ42とバネカラー40、41との接触面積を大きく確保することができるので、衝撃を良好に吸収することができる。
加えて、圧縮バネ37を先端軸12に嵌合したバネカラー40、41の外側に係合させる構成であるから、圧縮バネ37の太さを自由に変えて最適なバネ力にすることができる。
また、図3のような構造であれば前後進および回転するメインスリーブの軸受けとなるスリーブガイド39がメインスリーブの後方から挿入できるためリング状のものにでき、単純化できる。また、後方から挿入できるため、強度が必要なフック取り付け部をスリーブガイド内径より大きくすることができ、強度を確保しつつスリム化できる。
なお、上記実施形態では、キー15をショートスリーブ16が覆ってその抜け止め機能を果たしているが、キー15の抜け止めはこれに限定されない。例えば、図7に示されるように、キー15の外側を抜け止めスリーブ45で覆うように構成してもよい。
また、この場合、抜け止めスリーブ45の両端に突部47を形成し、これらの突部47をそれぞれメインスリーブ11の外周に形成したリブ48とショートスリーブ16の受け溝46とに係合させることにより、メインスリーブ11とショートスリーブ16とが一体に回転するようにするのが好ましい。
さらに、上記メインスリーブ11とショートスリーブ16とを一体的に係合させる構成は直接的でなくてもよい。上述のように抜け止めスリーブ45を介して係合させる構成であってもよい。
また、この場合、抜け止めスリーブ45の両端に突部47を形成し、これらの突部47をそれぞれメインスリーブ11の外周に形成したリブ48とショートスリーブ16の受け溝46とに係合させることにより、メインスリーブ11とショートスリーブ16とが一体に回転するようにしてもよい。
同様に、図8(a)(b)に示されるように、メインスリーブ11とショートスリーブ16とを一体的に係合させる構成として、キー15の凸部15bをショートスリーブ16の受け溝46に係合させる構成としてもよい。なお、ショートスリーブ16の受け溝46に対応する部分16aは肉厚として、強度を確保するのが好ましい。
さらに、図9に示されるように、上記メインスリーブ11の外周面にキー50を突出形成し、該キー50をショートスリーブ16の内面に形成したキー溝49に係合させることにより、メインスリーブ11とショートスリーブ16とを一体的に係合させて回転させるようにしてもよい。
また、図7、図8、図9の場合は、スリーブガイド39は半円のものを組み合わせればメインスリーブをスリムにしたままガイドできる。
なお、このとキー50、ショートスリーブ16はメインスリーブ11の外周に形成されたリブとカッタリング32との間に挟まれ、前後動しないように保持されている。
また、圧縮バネ37は同図のようにメインスリーブ11の後端の座金40aと後部バネカラー41との間に支持してもよい。
本発明に係る鉄筋結束機本体の内部状態を示す斜視図 ワイヤ捩り装置の一部を断面で示した斜視図 (a)は上記捩り装置縦断面図、(b)は(a)のX−X線上の断面図 ショートスリーブと回転止めの正面図 フックがワイヤを把持した状態の断面図 ワイヤの捩り後にメインスリーブが後退した状態の断面図 キーの抜け止めの他の実施形態の断面図 (a)はキーの抜け止めのさらに他の実施形態の断面図、(b)は(a)の Y−Y線上の断面図 メインスリーブとショートスリーブとのキー結合状態の断面図 従来の捩り装置を示す断面図
10 フック
11 メインスリーブ
12 先端軸
14 ネジ溝
15 キー
16 ショートスリーブ

Claims (8)

  1. 結束機本体の内部に設けられて先端に鉄筋結束用のフックを回動自在に枢着したスリーブと、スリーブの内部に嵌合されてスリーブの前後進および回転の荷重を発生させる先端軸と、スリーブに形成した開口部に嵌合して上記先端軸に形成された螺旋状のキー溝に係合するキーと、結束機本体と協働して上記スリーブの回転を制御する係合手段とを有し、上記先端軸の回転によってスリーブを先端軸に対して相対的に移動させてフックを閉じ作動させることにより結束用ワイヤを把持した後、スリーブを回転させることによりフックを回転させてワイヤを捩って結束させる鉄筋結束機において、
    上記スリーブを単一のメインスリーブによって構成し、該メインスリーブの先端に上記フックを回動自在に枢着し、該メインスリーブに貫通形成した嵌合口に上記キーを嵌合し、上記係合手段を上記メインスリーブのキーの外側を覆う位置の外周にのみ設けられたショートスリーブに形成し、ショートスリーブによって上記キーを覆うとともに、上記メインスリーブとショートスリーブとを一体的に係合させることを特徴とする鉄筋結束機。
  2. 上記ショートスリーブによって上記キーを覆うことに代え、上記キーの外側を抜け止めスリーブで覆ったことを特徴とする、請求項1に記載の鉄筋結束機。
  3. 上記抜け止めスリーブの前後端は、それぞれ上記メインスリーブの外周に形成されたリブと上記ショートスリーブに係合していることを特徴とする、請求項2に記載の鉄筋結束機。
  4. 上記メインスリーブとショートスリーブとをキー結合により係合させたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の鉄筋結束機。
  5. 上記先端軸の外周に上記ワイヤのカッターを作動させるカッタリングを嵌合させ、該カッタリングを上記ショートスリーブと先端軸に取り付けた止め輪とによって挟持固定したことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の鉄筋結束機。
  6. 上記先端軸の後端と結合して駆動モータの減速機構を構成するプラネットギアを回転自在に支持するプラネットケージと上記メインスリーブの後端との間には圧縮バネを配置し、該圧縮バネを上記先端軸に嵌合したバネカラーの外側に係合させたことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の鉄筋結束機。
  7. 上記プラネットケージと先端軸とを平行ピンで結合し、該平行ピンを上記プラネットケージの軸受によって抜け止めさせることを特徴とする、請求項6に記載の鉄筋結束機。
  8. 上記プラネットケージと後部バネカラーとの間にはバンパを設けたことを特徴とする、請求項6又は7に記載の鉄筋結束機。
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