JP5045278B2 - 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示素子を利用して映像表示を行う液晶表示装置およびその液晶表示装置の駆動方法に関する。
近年、液晶を表示素子として用いた液晶表示装置が広く用いられている。この液晶表示装置としては、例えば、大型のガラス基板上に液晶駆動回路を形成し、これとバックライトなどの光源、偏光板およびカラーフィルタ等を組み合わせたいわゆる直視型のものや、微小な基板上に画素を形成し、これを光学系と組み合わせて拡大投射するいわゆる投射型(プロジェクション型)のものなど、高精細な画像を提供可能な種々の方式のものが商品化されている。また、これらに用いられる液晶の駆動モードについても、垂直配向方式や、水平配向方式、強誘電性液晶、OCB(Optically Compensated Bend)方式など、各方式の特長を活かした種々のものが開発されている。
このような液晶表示装置では、通常、表示領域を構成する画素ごとに独立して基板の垂直方向に電圧を印加することで、液晶表示素子を駆動している。ところが、ある画素とその隣接画素との間で駆動電圧差が極端に大きい場合には、それらの画素間に横電界が発生し、液晶の配向が乱れてしまうことがある。このような隣接画素間の電圧差に起因した液晶の配向不良はディスクリネーションと呼ばれており、そのような配向不良が生じると、各画素の画素データに基づく正確な映像表示ができなくなる。すなわち、例えば輝度の低下やコントラストの劣化、微細な映像パターンの潰れなどが生じてしまい、また、例えば3原色を用いて色再現を行っている場合には、このうちの1色の輝度が変化することによって色付き等が発生しうることとなる。
このような問題は上記した液晶の種類や駆動方式にはよらず、ほとんどの液晶表示装置において発生するものであるが、特にその拡大率の高さに起因して、投射型の液晶表示装置において顕著にみられる。そこで従来の投射型液晶表示装置では、例えばディスクリネーションの発生する部分を黒マスクで覆うと共に開口部にマイクロレンズアレイを配置して拡大投影することで、ディスクリネーションの影響を抑えるなどの手法が用いられているが、光利用効率の低下などデメリットが多く、さらなる改善が求められている。
そこで、例えば非特許文献1では、反射型のマイクロディスプレイにおいて、液晶の配向方向および配向規制力とディスクリネーションの発生とについて、計算により最適化を行うようにしたものが提案されている。また、例えば特許文献1では、複数の液晶表示素子の配向方位を制御するようにしたものが提案されている。
D.Cuypers、他2名,「Fringe-field inducted disclinations in VAN LCos panels」,IDW’04 Proceedings of The 11th International Display Workshops,Society for information Display,2004年12月8日,発表番号LAD−3 特開2005−91527号公報
しかしながら、上記非特許文献1には、そのようなパラメータを実現する方法については具体的には示されていないことから、実際には実現することは困難である。一方、上記特許文献1の技術によれば、上記したような液晶の配向不良(ディスクリネーション)の発生に起因した色付き現象をある程度低減できると考えられる。しかしながら、刻々と変化する隣接画素同士の駆動状況に対応しつつ低減するという点において、まだ不十分なものであった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、表示映像の内容に係わらずに液晶の配向不良の発生を低減し、良好な画質による映像表示を可能とする液晶表示装置、および液晶表示装置の駆動方法を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、映像表示を行うための複数の画素を含むと共に、所定のプレティルト角を有する垂直配向液晶分子を用いて構成された液晶表示パネルと、一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように各画素の画素データを逐次補正しつつ、上記液晶表示パネルの表示駆動を行う駆動手段とを備えたものである。この駆動手段は、一の画素の画素データとその隣接画素の画素データとを比較する比較回路と、この比較回路による比較結果から上記電圧比が所定のしきい値よりも大きくなると判断された場合に、この電圧比が上記しきい値よりも小さくなるように各画素の画素データを逐次補正する補正回路と、この補正回路によって補正された画素データに基づいて表示駆動を行う駆動回路とを有すると共に、垂直配向液晶分子のプレティルト方向を示すベクトルの水平成分または垂直成分の方向に沿って白表示状態から黒表示状態へと遷移する各隣接画素対に対し、優先的に画素データの逐次補正を行う。
この場合において、上記液晶表示パネルが反射型の液晶表示パネルであるときには、上記駆動手段が、複数フレーム期間における画素の反射率の時間積分値に基づいて画素データの逐次補正を行うように構成可能である。なお、「複数フレーム期間」とは、複数の映像フレーム期間、または複数の映像フィールド期間を意味するものである。
また、光源と、この光源から発せられ上記液晶表示パネルにおいて変調された光をスクリーンに投射する投射手段とを備えた液晶プロジェクタとして構成することが可能である。
本発明の液晶表示装置では、一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように、各画素の画素データが逐次補正される。そしてこの補正された画素データに基づいて、液晶表示パネルの表示駆動がなされる。
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、映像表示を行うための複数の画素を含むと共に所定のプレティルト角を有する垂直配向液晶分子を用いて構成された液晶表示パネルを備えた液晶表示装置の駆動方法であって、一の画素の画素データとその隣接画素の画素データとを比較し、その比較結果から一の画素への印加電圧と隣接画素への印加電圧との電圧比が所定のしきい値よりも大きくなると判断された場合に上記電圧比がしきい値よりも小さくなるように各画素の画素データを逐次補正し、補正された画素データに基づいて表示駆動を行うようにしたものである。また、画素データの逐次補正の際に、垂直配向液晶分子のプレティルト方向を示すベクトルの水平成分または垂直成分の方向に沿って白表示状態から黒表示状態へと遷移する各隣接画素対に対し、優先的に上記逐次補正を行う。
本発明の液晶表示装置の駆動方法では、一の画素の画素データとその隣接画素の画素データとが比較され、一の画素への印加電圧と隣接画素への印加電圧との電圧比が所定のしきい値よりも大きくなると判断された場合には、その電圧比がしきい値よりも小さくなるように、各画素の画素データが逐次補正される。そしてこの補正された画素データに基づいて、表示駆動がなされる。
本発明の液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法によれば、一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように各画素の画素データを逐次補正すると共に、この補正された画素データに基づいて液晶表示パネルの表示駆動を行うようにしたので、隣接画素間の印加電圧比に起因する液晶の配向不良(ディスクリネーション)の発生を逐次低減し、画像再現性の劣化を抑えることができる。よって、表示映像の内容に係わらず、良好な画質による映像表示を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<液晶表示装置の構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の構成を表すものである。この液晶表示装置は、外部からの入力画像信号Dinに対して所定の補正を行う画像信号補正部5と、この画像信号補正部5によって補正された画像信号(出力画像信号Dout)に基づいて映像表示を行う液晶表示部1とを備えており、後述するように反射型の液晶表示装置である。
液晶表示部1は、複数の画素11がマトリクス状に配置されてなる表示領域10と、映像表示用のドライバであるデータドライバ12および走査ドライバ13とを有している。
各画素11内には画素駆動回路14が形成され、表示領域10の周辺には、上記したデータドライバ12および走査ドライバ13が配置されている。データドライバ12には、信号線15を介して画像信号補正部5からの出力画像信号Doutが入力される。画素駆動回路14は、後述する各反射型画素電極42の下層に形成され、一般にスイッチングトランジスタT1と、液晶2に電圧を供給する補助容量C1とを有して構成されている。
画素駆動回路14において、列方向にはデータ線12Aが複数配置され、行方向には走査線13Aが複数位置されている。各データ線12Aと各走査線13Aとの交差点が、1画素に対応している。各トランジスタT1のソース電極はデータ線12Aに接続され、ゲート電極は走査線13Aに接続されている。各トランジスタT1のドレイン電極は、各反射型画素電極42と補助容量C1とに接続されている。各データ線12Aは、データドライバ12に接続され、このデータドライバ12から画像信号が供給される。各走査線13Aは走査ドライバ13に接続され、この走査ドライバ13から走査信号が順次供給される。
図2は、液晶表示部1の断面構成を表したものである。この液晶表示部1では、互いに対向配置された一対の対向基板30および画素電極基板40と、これらの基板間に注入された垂直配向液晶2とを備えている。
対向基板30は、ガラス基板31と、このガラス基板31上に積層された透明電極32とを備えている。透明電極32の垂直配向液晶2に接する面側にはさらに、配向膜33が全面的に積層されている。透明電極32は、光の透過作用のある電極材料、一般に、酸化すず(SnO)と酸化インジウム(In)との固溶体物質であるITO(Indium Tin Oxide;インジウムすず酸化物膜)が用いられる。透明電極32には、全画素領域で共通の電位(例えば接地電位)が印加されるようになっている。
画素電極基板40は、例えば単結晶のシリコン基板41上に、反射型画素電極42をマトリクス状に配置形成したものである。シリコン基板41には、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)やNMOS(negative Metal-Oxide Semiconductor)などのトランジスタT1とキャパシタ(補助容量)C1とからなるアクティブ型の駆動回路が形成されている。画素電極基板40の垂直配向液晶2に接する面側にはさらに、配向膜43が全面的に積層されている。
反射型画素電極42は、アルミニウム(Al)や銀(Ag)に代表される金属膜で構成されている。反射型画素電極42としてアルミニウム電極等を用いた場合は、光の反射膜の機能と液晶に電圧を印加する電極として機能との両方を兼ねている。さらに反射率を上げるために誘電体ミラーのような多層膜による反射層をアルミニウム電極の上に形成してもよい。
この反射型液晶表示素子で用いられる垂直配向液晶2は、その分子長軸が、印加電圧がゼロの時にほぼ各基板面に対して垂直方向に配向し、電圧を印加すると面内に傾くことで偏光状態が変化するものである。駆動時に液晶分子の傾斜する方向が一様でないと明暗のむらが生じてしまうため、これを避けるために、あらかじめわずかなプレティルト角を一定方向(一般にはデバイスの対角方向)に与えて垂直配向させる必要がある。プレティルト角があまり大きいと垂直配向性が劣化し、黒レベルが上昇してコントラストを低下させてしまうため、一般には1°〜7°くらいの間にプレティルト角を制御する。
配向膜33,43としては、例えば二酸化珪素(SiO)に代表される酸化珪素膜の斜め蒸着膜が用いられる。この場合、斜め蒸着時の蒸着角度を変えることにより、上記した垂直配向液晶2のプレティルト角がコントロールされる。配向膜33,43としてはまた、例えばポリイミド系の有機化合物をラビング(配向)処理した膜を用いることができる。この場合、ラビングの条件を変えることにより、プレティルト角がコントロールされる。
ここで、図3および図4を参照して、従来の液晶表示素子において発生する配向不良(ディスクリネーション)について説明する。図3および図4は、この配向不良の発生態様を表したものであり、(A)は液晶表示部内の位置と光の反射強度との関係を表し、(B)は液晶表示部内の位置と垂直配向液晶102の配向方向との関係を表したものである。なお、図中の符号R10,R20は理想的な反射強度特性を表し、符号R11,R21は実際の反射強度特性をそれぞれ表している。また、図中の矢印P1,P4は垂直配向液晶102のプレティルト方向(各画素への電圧印加時における垂直配向液晶分子の傾斜方向であり、プレティルト方向によって定まる)を表しており、符号142W,142W1,142W2は白レベルの電圧が印加されている画素、すなわち第1の所定レベルより高い輝度で表示される画素(白表示画素)を、符号142B,142B1,142B2は黒レベルの電圧が印加されている画素、すなわち第1の所定レベルより低い第2の所定レベルよりさらに低い輝度で表示される画素(黒表示画素)を、それぞれ模式的に表している。
図3(B)および図4(B)から分かるように、白表示画素142Wと黒表示画素142B1との境界付近、および白表示画素142W1と黒表示画素142Bとの境界付近では、互いに隣接する白レベルの印加電圧と黒レベル印加電圧との電圧差が極端に大きくなるため、それらの画素間に横電界が発生し、符号P2,P5でそれぞれ示したように、液晶102の配向が乱れてしまっている。すなわち、白表示画素142W1,142Wでは、本来水平方向に液晶が配向するはずであるが、画素間に発生する横電界に起因して、垂直方向に配向してしまっている。よって、このような液晶102の配向不良によって、図中の符号P3,P6でそれぞれ示したように、その部分において光の反射強度が局所的に低下してしまい、液晶表示部上に黒スジが発生してしまうこととなる。また、その他に、例えば輝度の低下やコントラストの劣化、微細な映像パターンの潰れなどが生じてしまい、例えば3原色を用いて色再現を行っている場合には、このうちの1色の輝度が変化することによって色付き等が発生しうることとなる。
また、図3(B)および図4(B)から、このような配向不良は、垂直配向液晶102のプレティルト方向P1,P4に沿って白表示画素から黒表示画素の順に並ぶ隣接画素同士において、白表示画素の位置に発生していることが分かる。よって、後述する画像信号補正部5による画像信号の逐次補正をより効率的に行うには、このような隣接画素同士に対して選択的(優先的に)に行うのが望ましい。なお、詳細については後述する(図8)。
図1の説明に戻り、画像信号補正部5は、外部からの入力画像信号Dinに対して、所定の逐次補正を行うものである。
図5は、画像信号補正部5の機能ブロック構成を表したものである。この画像信号補正部5は、ガンマ補正部51と、記憶部52と、比較部53と、補正量決定部54と、ディスクリ用補正部55とを有している。
ガンマ補正部51は、外部からの入力画像信号Dinに対して、所定のガンマ補正を行うものである。このガンマ補正とは、各素子ごとの液晶層の厚みや出力光波長などにより異なる、いわゆるV−Tカーブ(駆動電圧−光出力曲線)に対応して各画素ごとになされる補正である。
記憶部52は、ガンマ補正部51によってガンマ補正がなされた各画素の画像信号(画素データ)を、比較部53において必要な画素数分、すなわち下記のように隣接画素の画素データとの比較に必要な分、記憶する部分であり、例えばSRAM(Static Random Access Memory)などにより構成される。
比較部53は、記憶部52に記憶されている画素データを参照して、各画素の画素データとその隣接画素の画素データとを比較するものである。具体的には、一の画素への印加電圧(駆動電圧)と、その隣接画素への印加電圧との電位差を比較するものである。
補正量決定部54は、比較部53による比較結果に応じて、一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比が所定のしきい値と比べて大きいか否かを判断すると共に、この電圧比が所定のしきい値よりも大きいと判断した場合には、電圧比がより小さくなるような各画素の画素データの補正量を、所定の補正テーブルを用いて決定するものである。
図6は、補正テーブルの一例として、互いに隣接する画素11A,11Bにおける補正量を規定する補正テーブル7の一例を表したものであり、図6(A)は、補正前の画素11A,11Bの画素データVinA,VinBの値と補正後の画素11A,11Bの画素データVoutA,VoutBの値との関係を表している。また、図6(B)は、この補正テーブル7のうちの、VinA=40の場合におけるVinBとVoutA,VoutBとの関係を規定する補正テーブル71を表したものである。なお、これらの図において、VinA,VinB,VoutA,VoutBの値である「0」〜「100」はそれぞれ、画素11A,11Bへの印加電圧(駆動電圧)の大きさを表し、「0」を黒表示レベル、「100」を白レベルとした場合の百分率で表している。また、図6(B)中の符号A1,B1はそれぞれVinAとVinBの特性を表し、符号A2,B2はそれぞれVoutAとVoutBの特性を表している。
図6(A),図6(B)の補正テーブル7,71によると、例えば、比較部53による比較結果から、画素11Aの画素データVinA=40および画素11Bの画素データVinB=0であると分かった場合には、補正量決定部54は、補正後の画素11Aの画素データVoutA=60および画素11Bの画素データVoutB=5となるように、画素データVinA,VinBの補正量を逐次決定するようになっている。
また、図6(B)中に示したデータ範囲W1は、このような画素データの逐次補正を行うか否かを判断する際のしきい値を規定している。すなわち、この補正テーブル71では、一例として画素11A,11Bのうちの画素データが大きいほうの値と小さいほうの値との比が2倍以上のとき、具体的にはVinA=40に対してVinB=20以下またはVinB=80以上の場合(データ範囲W1の外側)に、画素データの逐次補正を行うようになっている。
より具体的には、例えば図7(A)に示したように、VinA=40およびVinB=100のときは、補正量決定部54は補正テーブル71により、図6(B)および図7(A)中の矢印P72,P71でそれぞれ示したように、VoutA=45およびVoutB=90となるように、画素データVinA,VinBの補正量を逐次決定する。すなわち、画素データの比が、VinB/VinA=100/40からVoutB/VoutA=90/45と、より小さくなるように、補正量を決定する。
また、例えば図7(B)に示したように、VinA=40およびVinB=0のときは、補正量決定部54は補正テーブル71により、図6(B)および図7(B)中の矢印P73,P74でそれぞれ示したように、VoutA=60およびVoutB=5となるように、画素データVinA,VinBの補正量を逐次決定する。すなわち、画素データの比が、VinA/VinB=40/0からVoutB/VoutA=60/5と、より小さくなるように、補正量を決定する。また、このように一方の画素データが黒レベル(または黒レベル付近)の場合には、この黒レベルの画素データの値を優先的に大きくする、すなわち黒表示画素の印加電圧がより高くなるようにするのが望ましい。そのようにすれば、画素データの値をあまり変化させなくとも、画素データの比を小さくする効果が大きくなる(この場合、無限大(∞)から15へと減少している)からである。
なお、例えば図8に示したように、VinA=40およびVinB=0の場合において、補正量決定部54が、VoutA=40およびVoutB=5となるように、画素データVinA,VinBの補正量を逐次決定してもよい。このように、前述したプレティルト方向に白表示画素から黒表示画素の順に並ぶ隣接画素同士を選択的に(優先して)補正した場合、画素データの比がVinA/VinB=40/0からVoutB/VoutA=40/5へとさらに小さくなるため、より望ましい。
このようにして、補正量決定部54によって補正テーブル7を用いて画素データの補正量が逐次決定され、その補正量はディスクリ用補正部55へ出力される。
図5の説明に戻り、ディスクリ用補正部55は、記憶部52に記憶されている画素データに対し、補正量決定部54により決定された補正量を加算することにより、補正後の画像信号である出力画像データDoutを生成し、液晶表示部1内のデータドライバ12へ出
力するものである。
次に、本実施の形態の液晶表示装置の作用について説明する。
この反射型液晶表示装置では、図2に示したように、対向基板30側から入射し、垂直配向液晶2を通過した入射光L1を、反射型画素電極42の反射機能により反射させる。反射型画素電極42において反射された光L1は、入射時とは逆方向に、垂直配向液晶2および対向基板30を通過して出射される。このとき、垂直配向液晶2は、対向する電極間の電位差に応じて、その光学的な特性が変化し、通過する光L1を変調させる。この光変調により階調表現が可能となり、その変調された光L2が映像表示に利用される。
垂直配向液晶2への電圧印加は、図1に示した画素駆動回路14によって行われる。データドライバ12は、画像信号補正部5から信号線15を介して入力された出力画像信号Doutに応じて、データ線12Aに画像信号を供給する。走査ドライバ13は、所定のタイミングで各走査線13Aに走査信号を順次供給する。これにより、走査線13Aからの走査信号によって走査され、かつデータ線12Aからの画像信号が印加された部分の画素が、選択的に駆動される。
ここで、図5に示した画像信号補正部5では、外部からの入力画像データDinに基づいて、表示領域10内の各画素11について、一の画素への印加電圧(駆動電圧)とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように、各画素11の画素データが逐次補正される。具体的には、ガンマ補正部51によってガンマ補正された画素データが記憶部52へ記録され、その記憶された画素データについて、比較部53により一の画素の画素データとその隣接画素の画素データとが比較される。そしてその比較結果に基づき、補正量決定部54では、例えば図6に示したような補正テーブル7,71を用いて、一の画素への印加電圧と隣接画素への印加電圧との電圧比が所定のしきい値よりも大きくなると判断された場合には、例えば図6〜図8に示したように、その電圧比がより小さくなり、各画素11の表示階調や階調比が所望の値に近くなるように、各画素の画素データが逐次補正される。そしてこの補正された画素データ(出力画像信号Dout)に基づいて、液晶表示部1において上記したような表示駆動がなされる。
以上のように、本実施の形態の液晶表示装置では、画像信号補正部5において、一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように各画素11の画素データ(入力画像信号Din)を逐次補正すると共に、この補正された画素データ(出力画像信号Dout)に基づいて液晶表示部1の表示駆動を行うようにしたので、隣接画素間の印加電圧差に起因する液晶の配向不良(ディスクリネーション)の発生を逐次低減し、画質再現性の劣化を抑えることができる。よって、表示映像の内容(入力画像信号Dinの値)に係わらず、良好な画質による映像表示を実現することが可能となる。
さらに、画像信号補正部5内の補正量決定部54が、例えば図6に示したような所定の補正テーブルを用いて補正量を決定するようにしたので、あらかじめ規定された補正量を選択するだけでよいので、簡易かつ高速に補正を行うことが可能となる。
また、一方の画素データが黒レベル(または黒レベル付近)のとき、この黒レベルの画素データの値を優先的に大きくする、すなわち黒表示画素の印加電圧がより高くなるようにした場合には画素データの値をあまり変化させなくとも、画素駆動電圧の比をより効果的に小さくすることができる。よって、より容易に液晶の配向不良を低減することが可能となる。
さらに、垂直配向液晶2のプレティルト方向に沿って白表示画素から黒表示画素の順に並ぶ隣接画素同士に対して選択的(優先的に)に補正を行うようにした場合には、液晶の配向不良の起きやすい部分について行うこととなるため、画像信号の逐次補正をより効率的に行うことが可能となる。また、補正の優先順位を決めて補正するため、補正処理に破綻をきたすのを回避することができる。なお、垂直配向液晶2のプレティルト方向が、例えば画素の対角方向(画素が正方形である場合は水平方向または垂直方向に対して45度の方向)である場合は、液晶分子のプレティルト方向を示すベクトルの水平または垂直成分の方向に沿って白表示画素を表示する状態から黒表示画素を表示する状態へと遷移する各隣接画素対に対して選択的(優先的に)に補正を行うようにする。具体的には、各画素が黒表示画素、白表示画素であるか否かを比較部53が検出できるように構成する。そして、画素に対して右下から左上に液晶分子が傾斜するように配向膜が画素電極上に形成されている場合は、隣接画素対が左側に黒表示画素、右側に白表示画素の順に並ぶ状態を比較部53が検出したとき、補正量決定部54が選択的(優先的に)に補正を行うように構成する。
なお、例えば図9にタイミング図で示したように、所定の複数フレーム期間(または複数フィールド期間における、タイミングt10〜t13までの3水平期間(1水平期間=1H))での各画素11の反射率の時間積分を判断指標として、例えば図中の矢印P75,P76のように、画素データの逐次補正を行うようにしてもよい。このように構成した場合、複数フレーム期間にわたって画素信号が変化しないような場合に、効果的にディスクリネーションの発生による画質再現性の劣化を抑えることが可能となる。
<液晶表示装置の適用例
次に、図1に示した構成の液晶表示装置の適用例について説明する。ここでは、図10に示したように、反射型の液晶表示装置をライトバルブとして使用した反射型液晶プロジェクタ(液晶プロジェクタ8)の例について説明する。
この液晶プロジェクタ8は、赤、青および緑の各色用の液晶ライトバルブ8R,8G,8Bを3枚用いてカラー画像表示を行う、いわゆる3板方式のものである。この反射型液晶プロジェクタは、光軸LOに沿って、光源81と、ダイクロイックミラー82,83と、全反射ミラー84とを備えている。この液晶プロジェクタ8は、また、偏光ビームスプリッタ85,86,87と、合成プリズム88と、投射レンズ89と、スクリーン80とを備えている。
光源81は、カラー画像表示に必要とされる、赤色光(R)、青色光(B)および緑色光(G)を含んだ白色光を発するものであり、例えばハロゲンランプ、メタルハライドランプまたはキセノンランプなどにより構成されている。
ダイクロイックミラー82は、光源81からの光を、青色光とその他の色光とに分離する機能を有している。ダイクロイックミラー83は、ダイクロイックミラー82を通過した光を、赤色光と緑色光とに分離する機能を有している。全反射ミラー84は、ダイクロイックミラー82によって分離された青色光を、偏光ビームスプリッタ87に向けて反射するようになっている。
偏光ビームスプリッタ85,86,87は、それぞれ、赤色光、緑色光および青色光の光路に沿って設けられている。これらの偏光ビームスプリッタ85,86,87は、それぞれ、偏光分離面85A,86A,87Aを有し、この偏光分離面85A,86A,87Aにおいて、入射した各色光を互いに直交する2つの偏光成分に分離する機能を有している。偏光分離面85A,86A,87Aは、一方の偏光成分(例えばS偏光成分)を反射し、他方の偏光成分(例えばP偏光成分)は透過するようになっている。
液晶ライトバルブ8R,8G,8Bは、上述した構成の反射型液晶表示装置(図1,図2)によって構成されている。これらの液晶ライトバルブ8R,8G,8Bには、偏光ビームスプリッタ85,86,87の偏光分離面85A,86A,87Aによって分離された所定の偏光成分(例えばS偏光成分)の色光が入射されるようになっている。液晶ライトバルブ8R,8G,8Bは、画像信号に基づいて与えられた駆動電圧に応じて駆動され、入射光を変調させると共に、その変調された光を偏光ビームスプリッタ85,86,87に向けて反射する機能を有している。
合成プリズム88は、液晶ライトバルブ8R,8G,8Bから出射され、偏光ビームスプリッタ85,86,87を通過した所定の偏光成分(例えばP偏光成分)の色光を、合成する機能を有している。投射レンズ89は、合成プリズム88から出射された合成光を、スクリーン80に向けて投射する投射手段としての機能を有している。
以上のように構成された反射型の液晶プロジェクタ8において、光源81から出射された白色光は、まず、ダイクロイックミラー82の機能によって青色光とその他の色光(赤色光および緑色光)とに分離される。このうち青色光は、全反射ミラー84の機能によって、偏光ビームスプリッタ87に向けて反射される。一方、赤色光および緑色光は、ダイクロイックミラー83の機能によって、さらに、赤色光と緑色光とに分離される。分離された赤色光および緑色光は、それぞれ、偏光ビームスプリッタ85,86に入射される。
偏光ビームスプリッタ85,86,87は、入射した各色光を、偏光分離面85A,86A,87Aにおいて、互いに直交する2つの偏光成分に分離する。このとき、偏光分離面85A,86A,87Aは、一方の偏光成分(例えばS偏光成分)を液晶ライトバルブ8R,8G,8Bに向けて反射する。
液晶ライトバルブ8R,8G,8Bは、画像信号に基づいて与えられた駆動電圧に応じて駆動され、入射した所定の偏光成分の色光を画素単位で変調させる。このとき、液晶ライトバルブ8R,8G,8Bは、図1,図2に示した反射型液晶表示装置によって構成されているので、コントラストなどの特性や画質に関して、良好な特性を実現できる。
液晶ライトバルブ8R,8G,8Bは、変調した各色光を偏光ビームスプリッタ85,86,87に向けて反射する。偏光ビームスプリッタ85,86,87は、液晶ライトバルブ8R,8G,8Bからの反射光(変調光)のうち、所定の偏光成分(例えばP偏光成分)のみを通過させ、合成プリズム88に向けて出射する。合成プリズム88は、偏光ビームスプリッタ85,86,87を通過した所定の偏光成分の色光を合成し、投射レンズ89に向けて出射する。投射レンズ89は、合成プリズム88から出射された合成光を、スクリーン80に向けて投射する。これにより、スクリーン80に、液晶ライトバルブ8R,8G,8Bによって変調された光に応じた映像が投影され、所望の映像表示がなされる。
以上のように、本実施の形態の液晶プロジェクタでは、図1,図2に示した反射型液晶表示装置を液晶ライトバルブ8R,8G,8Bとして用いるようにしたので、隣接画素間の印加電圧差に起因する液晶の配向不良(ディスクリネーション)の発生を逐次低減し、画質再現性の劣化を抑えることができる。よって、高品位で再現性の高い画質での映像表示を実現することが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、画素データに基づいて印加電圧(駆動電圧)を変化させるいわゆるアナログ方式のものについて説明したが、本実施の形態では、画素データに基づいてPWM(Pulse Width Modulation;パルス振幅変調)駆動を行ういわゆるディジタル方式のものについて説明する。
図11は、一般的なディジタル方式(この場合、2の7乗=128階調の7ビット駆動方式)である液晶表示素子の駆動方法についてタイミング図で表したものであり、(A)〜(H)はそれぞれ、1階調(=「0000001」の画素データ;黒レベル)、2階調(=「0000010」の画素データ)、4階調(=「0000100」の画素データ)、8階調(=「0001000」の画素データ)、16階調(=「0010000」の画素データ)、32階調(=「0100000」の画素データ)、64階調(=「1000000」の画素データ)および127階調(=「1111111」の画素データ;白レベル)を、それぞれ表している。
このようにディジタル方式の駆動方法では、画素データの各ビットに重み付けをすることにより、各画素11に電圧を印加する期間の幅を変化させ、階調表示をするようになっている。また、1フィールドの時間を128分割すると共に、そのうちの1〜64,64〜96,96〜112,112〜120,120〜124,124〜126,126〜127番目の分割領域の組み合わせでV100電圧またはV0電圧を印加するようになっている。したがって、本実施の形態の液晶表示素子では、隣接画素間の電圧比が大きい場合とは、「0(L;ロー)」レベルに対応する印加電圧と、「1(H;ハイ)」レベルに対応する印加電圧との電圧比に対応することとなる。
よって、本実施の形態では、例えば図12(A),(B)にタイミング図で示したように、「0(L;ロー)」レベルに対応する印加電圧をより高く設定(この場合、「0」から「10」へと変更)すると共に、「1(H;ハイ)」レベルに対応する印加電圧をより低く設定(この場合、「100」から「95」へと変更)するようになっている。
また、例えば図13(A),(B)にタイミング図で示したように、「0(L;ロー)」レベルに対応する印加電圧だけを設定変更(より高くなるように変更)するようにしてもよい。このようにした場合、第1の実施の形態で説明したのと同様に、設定値をそれほど変化させなくとも、電圧比を容易に小さくすることができるからである。
さらに、例えば図14(A),(B)にタイミング図で示したように、電圧の印加期間が隣接画素11A,11B同士でより長く一致することとなるように、電圧の印加期間を時間軸方向にシフトさせるようにしてもよい。なぜならば、図11に示したように従来のディジタル方式の駆動方法では、例えば1フィールドの時間を128分割すると共に、そのうちの1〜64,64〜96,96〜112,112〜120,120〜124,124〜126,126〜127番目の分割領域の組み合わせでV100電圧またはV0電圧を印加するようになっているため、電圧の印加期間が隣接画素同士で一致しない場合が多くなってしまっているからである。図14について具体的に説明すると、図中の矢印P77,P78でそれぞれ示したように、画素11Bにおける電圧印加期間を、各1水平期間ごとに、画素11Aにおける電圧印加期間と最大限一致するようにシフトさせる(電圧印加期間を、タイミングt53〜t54の間、およびタイミングt55〜t56の間となるように、時間軸方向にシフトさせる)。このように構成した場合、上記のように「0(L;ロー)」レベルに対応する印加電圧や「1(H;ハイ)」レベルに対応する印加電圧を変更することなく、隣接画素間で電圧比が大きくなる期間が最小限に抑えられる。
以上のように、本実施の形態の液晶表示素子においても、画像信号補正部5において、一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように逐次補正を行うようにしたので、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、隣接画素間の印加電圧差に起因する液晶の配向不良(ディスクリネーション)の発生を逐次低減し、画質再現性の劣化を抑えることができる。よって、表示映像の内容に係わらず、良好な画質による映像表示を実現することが可能となる。
なお、本実施の形態の液晶表示素子も、第1の実施の形態と同様に、液晶プロジェクタなどの液晶表示装置に適用することが可能であり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることが出来る。
次に、上記実施の形態に係る液晶表示装置の具体的な特性を実施例として示す。以下、実施例を説明する前に、まず、従来の液晶表示装置の特性を比較例として示す。
[比較例1]
比較例となる反射型液晶表示装置の試料を以下のように作製した。まず,透明電極が成膜されたガラス基板と、シリコン基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜55°の範囲で斜め蒸着して形成した。配向膜の膜厚は25〜100nmとし、液晶のプレティルト角は約3°となるように配向制御した。その後、配向膜が形成された上記両基板の間に、約2μm径のガラスビーズを適当な数だけ散布して両者を貼り合わせ、メルク社製の誘電率異方性Δεが負で、屈折率異方性Δn=0.11の垂直配向液晶材料を注入し、これにより約2μmの液晶層厚を有する反射型液晶表示装置を作製した。上記シリコン基板には独立して駆動電圧を制御することの可能な画素電極が構築されており、これらは一辺6umの正方形からなり、各画素間およそ0.3μmの溝で隔てられ、またそれらの表面にはアルミ反射膜が形成されている。
作製後、これらの各画素に約60Hzの交流矩形波に相当する電圧を印加し、振幅電圧に対する反射率の関係を得た。また、最大反射率を示す電圧V100を求め、このときの透過率をT100とした。さらに、T100に対して反射率がx%となる透過率をTxとし、そのときの電圧を電圧Vxと定義した。
そしてこの反射型液晶表示装置を用いて、図15(A),(B)に示したような様々な画素パターン(それぞれ、2列ごとの白黒パターンおよび2×2画素の市松パターン)で映像表示を行い、互いに隣接する画素1,2および画素3,4において、反射率を測定した。また、隣接する画素それぞれの反射効率E(=各画素において期待される反射率に対する実際の積分反射率の比の平均値)、および一の画素とその隣接画素との間のコントラストC(=各画素において期待される反射率の比に対する、実際の積分反射率の比の比)をそれぞれ、第1および第2の指標として求めた。このようにして求めた透過率Tと反射効率EおよびコントラストCとの関係(隣接画素のうちの一方の補正前の電圧が、V40である場合)を、図16に示す。隣接画素間での電圧比が大きくなる(この場合、透過率TがT40から離れていくにつれて)、反射効率EおよびコントラストCの値がいずれも100から遠ざかっていき、期待値からの誤差が大きくなることが確認される。
[実施例1−1,1−2]
基本的には上記比較例1と同じ方法および仕様で、反射型液晶表示装置の試料を作製した。ただし、本実施例1−1,1−2では、上記比較例1とは異なり、それぞれ第1の実施の形態の図6〜図8または図9で説明したようにして、隣接画素間の電圧比ができるだけ小さくなるように逐次補正を行いつつ、図15(A),(B)に示したような画素パターンの映像表示を行った。
表1に、比較例1および実施例1−1,1−2における反射効率EおよびコントラストCの測定結果の一例(隣接画素のうちの一方の補正前の電圧が、V40である場合)を示す。ここで、反射効率Eが0.70以上であり、かつコントラストCが0.60以上であれば、表示映像画像はほぼ実用十分な品位を保つことができるといえる。比較例1では、一部においてこれらの値を下回っているのに対し、実施例1−1,1−2では、いずれもこれらの値を上回っていることが確認される。よって、隣接画素間の電圧比が比較例1と比べてより小さくなり、表示品質も向上することが分かる。また、実施例1−2と比べて実施例1−1のほうが若干値が高くなり、より表示品質が向上することも分かった。
Figure 0005045278
[比較例2]
基本的には上記比較例1と同じ方法および仕様で、反射型液晶表示装置の試料を作製した。ただし、この比較例2では、上記比較例1とは異なり、図11で説明したような一般的なディジタル方式の駆動方法、すなわち、1フィールドの時間を128分割すると共に、そのうちの1〜64,64〜96,96〜112,112〜120,120〜124,124〜126,126〜127番目の分割領域の組み合わせでV100電圧またはV0電圧を印加する7ビットのディジタル方式の駆動方法により、図15(A),(B)に示したような画素パターンの映像表示を行った。
[実施例2−1,2−2]
基本的には上記比較例1と同じ方法および仕様で、反射型液晶表示装置の試料を作製した。ただし、本実施例2−1,2−2では、上記比較例2とは異なり、第2の実施の形態の図12または図14で説明したような逐次補正を行いつつ、図15(A),(B)に示したような画素パターンの映像表示を行った。
表2に、比較例2および実施例2−1,2−2における反射効率EおよびコントラストCの測定結果の一例(隣接画素のうちの一方の補正前の階調が、(40/128)階調である場合)を示す。表1と同様に、比較例2では、一部においてこれらの値を下回っているのに対し、実施例2−1,2−2では、いずれもこれらの値を上回っていることが確認される。よって、隣接画素間の電圧比が比較例2と比べてより小さくなり、表示品質も向上することが分かる。また、実施例2−1と比べて実施例2−2のほうが若干値が高くなり、より表示品質が向上することも分かった。
Figure 0005045278
[比較例3]
基本的には上記比較例1と同じ方法および仕様で、反射型液晶表示装置の試料を作製した。ただし、この比較例3では、画素駆動電圧の異なる隣接画素(画素A,画素Bとする)同士の電圧差(=(画素Bの電圧VB−画素Aの電圧VA))を判断指標として、この電圧差がより小さくなるような補正を行っている。
[実施例3]
同様に、基本的には上記比較例1と同じ方法および仕様で、反射型液晶表示装置の試料を作製した。また、この実施例3では、上記実施例1−1,1−2,2−1,2−2と同様に、画素A,画素B同士の電圧比(=(VB/VA))を判断指標として、この電圧比がより小さくなるような補正を行っている。
図18(A)に、比較例3についての測定結果に基づく、隣接画素同士の電圧差と反射効率Eと相関関係の一例(VAをV1,V5,V20,V40,V60,V80,V95,V100と変化させた場合)を示す。また、図18(B)に、実施例3についての測定結果に基づく、隣接画素同士の電圧比と反射効率Eと相関関係の一例(VAをV1,V5,V20,V40,V60,V80,V95,V100と変化させた場合)を示す。
これら図18(A),(B)から、隣接画素の画素駆動電圧が異なることで発生するディスクリネーションによる反射効率Eの低下は、比較例3のような電圧差よりも実施例3のような電圧比に対して明確に依存していることが分かる。よって、補正を行う場合のしきい値や優先順位を決定する際には、隣接画素同士の電圧差よりも電圧比を判断指標として補正対象の画素を選択(決定)するほうが、より効率的な補正を行う可能となることが分かる。また、補正量に関しても、隣接画素同士の電圧差よりも電圧比の値がより小さくなるようにして補正を行うことで、より効果的な補正を行うことが可能となることが分かる。
以上、第1および第2の実施の形態ならびにそれらの実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、液晶表示部1内の液晶が垂直配向液晶2である場合について説明したが、本発明はこれ以外にも、例えば水平配向液晶や、強誘電性液晶、TN(Twisted Nematic)モードの液晶、OCB方式の液晶など、種々の方式の液晶モードに対して適用することが可能である。
また、上記実施の形態等では、反射型の液晶表示装置について説明したが、本発明はこれ以外にも、例えば透過型や半透過型の液晶表示装置にも適用することが可能である。ただし、反射型の場合、図2に示したように画素駆動回路14が画素電極42の下に形成されており、透過型よりも画素ピッチおよび画素間隙が狭くなる傾向にあることから、特に配向不良(ディスクリネーション)が発生しやすい。よって、特に反射型のものに適用した場合に、その効果が大きい。
また、本発明では、液晶表示装置の駆動を、例えば図17(A),(B)に示したように、フレームまたはフィールドごとに画素駆動電圧の印加方向を正方向(図17(A)において、各画素11での印加方向を「+」と模式的に表している)と負方向(図17(B)において、各画素11での印加方向を「−」と模式的に表している)とで反転させる、フレーム反転駆動またはフィールド反転駆動により行うのが望ましい。このような駆動をした場合、より配向不良(ディスクリネーション)の発生が低減されるからである。
さらに、上記実施の形態等では、本発明の液晶表示装置の適用例として、この液晶表示装置をライトバルブとして使用した反射型液晶プロジェクタ(液晶プロジェクタ8)の例について説明したが、本発明の液晶表示装置は、この他にもTV(TeleVision)装置や、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話などにも適用可能である。図19は、上記実施の形態で説明した液晶表示装置(液晶表示部1および画像信号補正部5)を、TV装置に適用した場合の回路構成の一例を表すものである。このTV装置9は、例えば、アナログ放送波信号を受信すると共に復調し、画像信号および音声信号をそれぞれベースバンド信号として出力するアナログチューナ91Aと、ディジタル放送波信号を受信すると共に復調し、MPEG−TSストリーム信号として出力するディジタルチューナ91Bと、外部入力データD1(MPEG−TSストリーム信号等)を入力するセレクタ91Cと、ディジタルチューナ91Bまたはセレクタ91Cから出力されるMPEG−TSストリーム信号を復調し、ディジタルコンポーネント信号として出力するMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ92Bと、画像のベースバンド信号を復調すると共にA/D(ディジタル/アナログ)変換を行い、ディジタルコンポーネント信号として出力する画像信号変換回路92Aと、アナログチューナ91Aから出力される音声のベースバンド信号に対してA/D変換を行い、ディジタル音声信号として出力する音声信号A/D(Analog/Digital)回路93Aと、音声信号A/D回路93Aまたは後述する音声・画像信号デコーダ98Dから出力されるディジタル音声信号に対して、例えばレベル調整、合成またはステレオ処理などの所定の音声信号処理を行う音声信号処理回路93Bと、音声信号を所望の音量となるように増幅する音声信号増幅回路93Cと、増幅された音声信号を外部に出力するスピーカ96と、画像信号変換回路92AまたはMPEGデコーダ92Bから出力されるディジタルコンポーネント信号に対して、例えばコントラスト調整、色の調整または明るさ調整などの所定の画像信号処理を行う画像信号処理回路94Bと、上記実施の形態で説明した画像信号補正部5および液晶表示部1と、リモコン(図示せず)からのリモコン信号S1を受信するリモコン受光部97Aと、例えば有線ローカルネットワーク(LAN;Local Area Network)などの外部ネットワーク(図示せず)を介して外部入力データD2(音声信号および画像信号)を入力するネットワーク端子部97Bと、このネットワーク端子97Bから入力された音声信号および画像信号のインタフェース部分であるネットワークI/F(インタフェース)97Cと、TV装置9全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)98Aと、CPU98Aによって使用される所定のソフトウェア等が格納されている不揮発性の記憶部であるフラッシュROM(Read Only Memory)98Bと、CPU98Aの実行領域に対応する記憶部であるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)98Cと、ネットワーク端子部97BおよびネットワークI/F97Cを介して外部から入力された映像信号および音声信号を復調し、それぞれディジタルコンポーネント信号およびディジタル音声信号として出力する音声・画像信号デコーダ98Dとを備えている。また、ネットワークI/F97C、CPU98A、フラッシュROM98B、SDRAM98Cおよび音声・画像信号デコーダ98Dは、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バスなどの内部バスB1によって、互いに共通接続されている。このような構成からなるTV装置9においても、上記実施の形態で説明した液晶表示装置を用いるようにしたので、上記実施の形態と同様の作用により、高いコントラストと良好な画質で映像表示を実現することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の構成を表す説明図である。 図1に示した液晶表示部の構成を表す断面図である。 従来の液晶表示装置において発生する配向不良について説明するための断面図である。 図3に続く配向不良について説明するための断面図である。 図1に示した画像信号補正部の詳細構成を表す機能ブロック図である。 補正テーブルについて説明するための図である。 第1の実施の形態に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 第1の実施の形態の変形例に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 第1の実施の形態の変形例に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 図1に示した液晶表示装置の適用例を表す構成図である。 ディジタル方式による液晶表示装置の駆動方法について説明するためのタイミング図である。 第2の実施の形態に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 第2の実施の形態の変形例に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 第2の実施の形態の変形例に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 実施例および比較例において使用した液晶表示装置の画素パターンを表す説明図である。 比較例に係る液晶表示装置の透過率と画素の反射効率およびコントラストとの関係を表す特性図である。 本発明の変形例に係る画像信号補正機能について説明するための図である。 比較例3および実施例3の反射効率を比較説明するための特性図である。 本発明に係る液晶表示装置の他の適用例を表す構成図である。
符号の説明
1…液晶表示部、10…表示領域、11…画素、12…データドライバ、12A…データ線、13…走査ドライバ、13A…走査線、14…画素駆動回路、15…信号線、2…液晶(垂直配向液晶)、30…対向基板、31…ガラス基板、32…透明電極、33,43…配向膜、40…画素電極基板、41…シリコン基板、42…反射型画素電極、5…画素信号補正部、51…ガンマ補正部、52…記憶部、53…比較部、54…補正量決定部、55…ディスクリ用補正部、7,71…補正テーブル、8…液晶プロジェクタ、8R,8G,8B…液晶ライトバルブ、80…スクリーン、81…光源、82,83…ダイクロイックミラー、84…全反射ミラー、85〜87…偏光ビームスプリッタ、88…合成プリズム、89…投射レンズ、9…TV装置、91A…アナログチューナ、91B…ディジタルチューナ、91C…セレクタ、92A…画像信号変換回路、92B…MPEGデコーダ、93A…音声信号A/D回路、93B…音声信号処理回路、93C…音声信号増幅回路、94B…画像信号処理回路、96…スピーカ、97A…リモコン受光部、97B…ネットワーク端子、97C…ネットワークI/F、98A…CPU、98B…フラッシュROM、98C…SDRAM、98D…音声・画像信号デコーダ。

Claims (10)

  1. 映像表示を行うための複数の画素を含むと共に、所定のプレティルト角を有する垂直配向液晶分子を用いて構成された液晶表示パネルと、
    一の画素への印加電圧とその隣接画素への印加電圧との電圧比がより小さくなるように各画素の画素データを逐次補正しつつ、前記液晶表示パネルの表示駆動を行う駆動手段と
    を備え
    前記駆動手段は、
    一の画素の画素データとその隣接画素の画素データとを比較する比較回路と、
    前記比較回路による比較結果から前記電圧比が所定のしきい値よりも大きくなると判断された場合に、この電圧比が前記しきい値よりも小さくなるように各画素の画素データを逐次補正する補正回路と、
    前記補正回路によって補正された画素データに基づいて表示駆動を行う駆動回路と
    を有すると共に、
    前記垂直配向液晶分子のプレティルト方向を示すベクトルの水平成分または垂直成分の方向に沿って白表示状態から黒表示状態へと遷移する各隣接画素対に対し、優先的に前記画素データの逐次補正を行う
    液晶表示装置
  2. 前記駆動手段は、
    一の画素およびその隣接画素のうちの一方の画素データが、黒レベルまたは黒レベル付近である場合には、
    その黒レベルまたは黒レベル付近の画素データとなっている画素側の印加電圧を優先的により高く設定することによって、前記電圧比がより小さくなるようにする
    請求項1に記載の液晶表示装置
  3. 前記駆動手段は、前記画素データに基づいてPWM駆動を行うものであり、PWMパルスの「L(ロー)」レベル電圧をより高く設定すると共に、PWMパルスの「H(ハイ)」レベル電圧をより低く設定することによって、前記電圧比がより小さくなるようにする
    請求項1に記載の液晶表示装置
  4. 前記駆動手段は、前記画素データに基づいてPWM駆動を行うものであり、電圧の印加期間が隣接画素同士で互いにより長くオーバーラップするように、電圧の印加期間を時間軸方向にシフトさせることによって、前記電圧比がより小さくなるようにする
    請求項1に記載の液晶表示装置
  5. 前記液晶表示パネルは反射型の液晶表示パネルであり、
    前記駆動手段は、複数フレーム期間における画素の反射率の時間積分値に基づいて、前記画素データの逐次補正を行
    求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液晶表示装置
  6. 前記駆動手段は、一の画素の画素データおよびその隣接画素の画素データの値とそれらの画素に対する補正量との関係を規定する補正テーブルを参照して、前記画素データの逐次補正を行
    求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液晶表示装置
  7. 前記駆動手段は、フィールド反転駆動方式またはフレーム反転駆動方式で前記表示駆動を行
    求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液晶表示装置
  8. 前記液晶表示パネルが、
    複数の反射型の画素電極を有する画素電極基板と、
    前記画素電極に対向する対向電極を有する対向基板と、
    前記画素電極基板と前記対向基板との間に注入された液晶とを有し、
    反射型の液晶表示装置として構成されてい
    求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の液晶表示装置
  9. 光源と、前記光源から発せられ、前記液晶表示パネルにおいて変調された光をスクリーンに投射する投射手段とを備えた液晶プロジェクタとして構成されてい
    求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  10. 映像表示を行うための複数の画素を含むと共に所定のプレティルト角を有する垂直配向液晶分子を用いて構成された液晶表示パネルを備えた液晶表示装置の駆動方法であって、
    一の画素の画素データとその隣接画素の画素データとを比較し、
    比較結果から、前記一の画素への印加電圧と前記隣接画素への印加電圧との電圧比が所定のしきい値よりも大きくなると判断された場合に、前記電圧比が前記しきい値よりも小さくなるように各画素の画素データを逐次補正し、
    補正された画素データに基づいて表示駆動を行うと共に、
    前記画素データの逐次補正の際に、前記垂直配向液晶分子のプレティルト方向を示すベクトルの水平成分または垂直成分の方向に沿って白表示状態から黒表示状態へと遷移する各隣接画素対に対し、優先的に前記逐次補正を行う
    液晶表示装置の駆動方法。
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