JP2000330084A - カラー液晶表示装置 - Google Patents

カラー液晶表示装置

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JP2000330084A
JP2000330084A JP11141779A JP14177999A JP2000330084A JP 2000330084 A JP2000330084 A JP 2000330084A JP 11141779 A JP11141779 A JP 11141779A JP 14177999 A JP14177999 A JP 14177999A JP 2000330084 A JP2000330084 A JP 2000330084A
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JP11141779A
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English (en)
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Masato Furuya
正人 古屋
Yuji Uchiyama
裕治 内山
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素部液晶応答の隣接画素の影響を低減し、
色再現性の優れた単板式のカラー液晶表示装置を実現す
る。 【解決手段】 入力端子1〜3に供給されたR,G,B
の各原色に対応する入力原色信号SR0〜SB0をそれ
ぞれ、極性反転回路4〜6にて極性反転し、K倍係数回
路7〜9にてK倍する。加算器11では極性反転してK
倍した信号SB0を信号SR0に加算し、加算器12で
は極性反転してK倍した信号SR0を信号SG0に加算
し、加算器13では極性反転してK倍した信号SG0を
信号SB0に加算する。各加算器11〜13の出力信号
をR,G,Bの各表示信号SR,SG,SBとする。こ
れにより、一の画素供給する所定の色に対応した表示信
号のレベルが、当該一の画素に隣接する画素に供給され
る他の色の信号レベルに応じて補正されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は、大画面プロジェ
クション表示装置等に好適な単板式のカラー液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆる単板式カラー液晶表示装
置の表示素子部の構成例を図5に示す。この図5におい
て、当該単板式カラー液晶表示装置の表示素子部は、複
数の画素電極をマトリクス状に配列したマトリクス基板
MSと、液晶層LCLと、透明共通電極CEを形成した
薄板ガラス層GPと、ホログラムフィルタ層HCFと、
ガラスベースBPとを積層した積層構成となっている。
マトリクス基板MS上に設けられるマトリクス電極は、
各々R(赤),G(緑),B(青)の原色信号に対応す
るように繰り返し配列されている。
【0003】一方、ホログラムフィルタ層HCFは、隣
接するR,G,B3つの画素電極に対して1つの割合で
配列された集光レンズとして機能し、R,G,B毎に入
射角度の異なる斜め入射光をマトリクス基板MSのR,
G,B各画素上に対応する色に分解して集光する。液晶
層LCLでは、R,G,B各画素に供給する信号電圧に
応じて入射光が変調され、各画素電極で反射したR,
G,Bの各出力光を適当な検出手段で強度情報に変換す
ることにより、カラー画像が表示される。
【0004】この図5に示す構成においては、ホログラ
ムフィルタ層HCFの機能により入射光のR,G,B各
々の成分の光を対応する色の画素位置に分けて入射させ
るため、画素毎に色フィルタを形成した単板方式と比較
して高い光利用率が得られ、高輝度のカラー液晶表示装
置の実現が可能であるという特徴がある。
【0005】次に、図6は、図5に示した表示素子部を
有する単板式カラー液晶表示装置を備えた単板式カラー
液晶プロジェクターの概略的な装置構成例である。この
図6において、白色光源LMPからは白色光が出射さ
れ、この白色光源LMPからの白色光は、R,G,B各
色光に各々に対応したダイクロイックミラーRDM,G
DM,BDMに順次入射する。
【0006】ダイクロイックミラーRDM,GDM,B
DMでは、入射された光をそれぞれ反射することによっ
て上記白色光をR,G,B各色光に色分解する。さらに
それら色分解されたR,G,B各色光はレンズFLを通
過することにより、R,G,B毎に角度の異なった光と
なされる。このレンズFLを通過したR,G,B毎に角
度の異なった光は、第1の光偏光子P1に入射する。
【0007】当該第1の光偏光子P1では、入射した
R,G,Bの光から、所定の偏光方向の成分を透過させ
る。この第1の光偏光子P1から出射されたR,G,B
毎の所定の偏光方向の成分は、カップリングプリズムC
Pに入射した後、前記図5に示した表示素子部である表
示素子DEVに導かれる。
【0008】表示素子DEVのR,G,B各画素の液晶
により変調を受けた光は、第2の偏光子P2で強度情報
に変換され、投射レンズPLに入射し、当該投射レンズ
PLによりスクリーン(図示せず)に投射される。
【0009】次に、図7は、図5の単板式カラー液晶表
示装置に適用されるマトリクス基板部MSの構成例であ
る。この図7において、マトリクス基板部MSには、複
数の列信号電極D1,D2,D3,・・・が並行して配
置され、これら各列信号電極Dと直交する方向に複数の
行走査電極G1,G2,G3,・・・が配置されてい
る。各列信号電極Dと行走査電極Gの交差部には、図8
に示すようなスイッチングトランジスタTr及び補助容
量Csを含んだ表示画素PXが形成されている。
【0010】列信号電極駆動回路100は、水平シフト
レジスタ101及びアナログスイッチS1,S2,・・
・で構成されている。アナログスイッチS1,S2,・
・・の入力側はR,G,B各表示信号入力に対応した配
線L1,L2,L3に順に接続され、出力側は各々対応
する列信号電極D1,D2,D3,・・・に接続されて
いる。また、アナログスイッチS1,S2,・・・の制
御端子には、(S1,S2,S3)、(S4,S5,S
6)、・・・の各組に順次水平シフトレジスタ101の
出力が接続される。
【0011】このような構成の列信号電極駆動回路10
0では、図示しない駆動タイミングパルス発生回路より
供給される水平スタート信号HST及び水平シフトクロ
ックHCKで水平シフトレジスタ101を駆動し、アナ
ログスイッチS1,S2,・・・を順次オンすることに
より、R,G,B各表示信号が列信号電極D1,D2,
D3,・・・にサンプリングされることになる。
【0012】一方、行走査電極駆動回路102は、全表
示行数に相当する段数を有する垂直シフトレジスタを含
んで構成されている。垂直シフトレジスタは、図示しな
い駆動タイミングパルス発生回路より供給される垂直ス
タート信号VST及び垂直シフトクロックVCKにより
駆動され、行走査電極G1,G2,G3,・・・に対し
て1水平期間毎に順次走査パルスを出力する。
【0013】その結果、行走査電極G1,G2,G3,
・・・に接続した画素スイッチングトランジスタTrが
1行ずつ順次オンとなり、前記列信号電極D1,D2,
D3,・・・にサンプリングしたR,G,B各表示信号
電圧が隣接する画素の補助容量Csに蓄積/保持され
る。これにより、各画素PXでは、画素電極と共通電極
間の電圧が液晶に印加され、それに応じて液晶の光変調
度が変化することになり、画像が表示されることにな
る。
【0014】次に、図9(a),(b),(c),
(d)に、従来のカラー液晶表示装置における液晶配向
の態様を表す。なお、図9(b)はカラー液晶表示装置
の表示素子部のうち、マトリクス基盤MS、液晶層LC
L、透明共通電極CEの部分の概略上面図、図9(c)
は概略右側面図、図9(d)は概略正面図を表し、ま
た、図9(a)はマトリクス基板MSの水平方向x、垂
直方向yに対する液晶分子lmの配向角度を表してい
る。
【0015】従来は、この図9に示すように反射型のカ
ラー液晶表示装置で高コントラストを実現するために、
液晶層LCL内で負の誘電異方性を有する液晶材料(液
晶分子lm)をマトリクス基板MSに対して略垂直に配
向させている。この配向層は、マトリクス基板MSの画
素電極表面及びそれに対向する共通電極CEの表面に形
成され、図9(a)に示すようにマトリクス基板MSの
水平方向x、垂直方向yに対して45度の方向に微小角
度αだけ傾けて配向される。このようにマトリクス基板
MSの法線方向zに対して予め微小角αだけ傾きを与え
ることにより、電界印加時に液晶分子lmが傾く方向を
一様に揃えることができる。
【0016】図10(a),(b)は、従来の単板式カ
ラー液晶表示装置における画素配列に対する液晶変調形
状を模式的に示したものである。図10(a)はR,
G,Bに対応する画素電極配置と液晶変調波形との関係
を、図10(b)は画素電極配置と画素部信号電圧との
関係を表している。なお、この図10(a),(b)で
は、一例として赤色表示時、すなわちR,G,B画素の
うちR画素に高い信号電圧が供給された状態を示してい
る。
【0017】この図10(a),(b)に示すように、
実際の液晶の応答形状には以下の(1),(2)の二つ
の特徴がある。
【0018】(1)リバースティルト・ディスクリネー
ション 図10(a)の液晶応答形状において、B画素側では、
液晶分子の配列方向が隣接画素間の横方向電界により乱
され、配向プレティルトの水平方向成分と逆向きに配列
する部分が生じる。この部分では液晶分子配列が本来の
配向方向と不連続となり、ディスクリネーションライン
と呼ばれる配向不良領域(図中矢印Pで示す部分)を生
じる。具体的には、反応画素領域の内側に侵入するよう
に配向乱れ部が発生するため、隣接画素より表示輝度の
高い画素の内部に黒いラインが発生する。
【0019】(2)隣接画素の浮き 図10(a)の液晶応答形状において、G画素側では前
記ディスクリネーションラインは発生しないが、その反
面、図中矢印Qに示すように、変調度の低い画素領域
が、隣接する高変調度の画素の影響を受け、傾斜状に浮
き上がった応答を示す。このように隣接画素の応答に影
響を受ける理由としては、以下の(1),(2)の2つ
の理由が挙げられる。
【0020】(1)電界分布MTF特性 図10(b)は、赤色表示時にR,G,B各画素電極に
供給される信号電圧レベルを図示したものであるが、画
素部液晶は、この画素信号電圧によって画素電極と共通
電極間に生じる電界分布に応じて応答する。図中破線波
形Eは、この電界分布の形状を模式的に示したものであ
り、分布形状は矩形ではなく、画素のサイズ及び液晶の
層厚に応じて裾の広がった形となる。従って、この分布
の裾が広がった範囲では、隣接画素の信号電圧の影響を
受け、本来変調を受けないはずの画素液晶が傾斜状に応
答する。
【0021】(2)液晶分子間の相互力 液晶層中の液晶分子は、各々が孤立して存在するのでは
なく、互いに力を及ぼし合う。従って、ある領域の液晶
分子が電界印加により配列を変えた場合、その周囲の液
晶分子も押され、或いは粘性により引かれ、それと同じ
方向に配列を変えようとする。その結果、液晶分子の配
列変化は空間的に連続的に分布する傾向がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように、実際のカ
ラー液晶表示装置における画素部液晶応答の空間分布
は、その画素に供給される信号電圧のみでなく、隣接画
素の影響でその形が変化する。特に、R,G,B画素配
列ピッチが微細になるに従い、隣接画素の影響はより大
きくなる。R,G,Bの各画素で各々異なる色を表示す
る単板式カラー液晶表示装置においては、このように隣
接画素間での液晶応答の影響が色再現性の劣化(混色)
となって現れる。
【0023】例えば、図10(a),(b)を用いて説
明したように、R(赤)単色表示時に隣接するG画素の
浮きがあると、出力光のR光成分にG画素からのG光成
分が混じる結果、赤色の色純度が低下する、という問題
がある。同様に、G(緑)、B(青)の純色表示時にお
いても隣接画素の液晶応答の影響が色純度の低下をもた
らし、これがカラー表示装置としての色再現性を著しく
低下させる。
【0024】さらに、この画素間の影響による液晶応答
空間分布形状の変化は、R,G,B純色表示時のみでは
なく、中間色表示においても色相ずれとして現れる。ま
た、R,G,B各信号レベル比に対応した色と実際の表
示色の色相にずれを生じ、これも色再現性能の劣化をも
たらす要因となる。
【0025】図11は、画素間の液晶応答による色再現
性能低下の様子を表しており、xy色度図上におけるA
の破線は前述の隣接画素の影響がない理想的な液晶応答
での色再現特性を表し、Bの実線は隣接画素影響がある
場合の特性を表している。この図11からわかるよう
に、隣接画素の影響があると混色成分が増加する結果、
カラー表示装置としての色再現範囲が狭くなる。
【0026】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、画素部液晶応答の隣接画素の影響を低減し、
色再現性の優れた単板式のカラー液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るカラー液晶表示装置は、上述の課題を解決するた
めに、複数の画素電極がマトリクス状に配列され、前記
複数の画素電極の内、少なくとも水平或いは垂直方向に
隣接する画素電極がR,G,B3原色信号に対応付けら
れた第1の基板と、共通電極を形成した透光性を有する
第2の基板と、前記第1及び第2の基板間に挟持された
液晶と、前記R,G,Bに対応付けられた各々の画素に
それぞれ対応する色の光を入射する手段とを備えた単板
式のカラー液晶表示装置において、一の画素に供給する
所定の色に対応した表示信号のレベルを、当該一の画素
に隣接する画素に供給される他の色の信号レベルに応じ
て補正する信号処理手段を備えている。
【0028】請求項2に記載の本発明に係るカラー液晶
表示装置は、上述の課題を解決するために、前記信号処
理手段では、前記一の画素に隣接する画素に対応した色
信号レベルが、当該一の画素に対応した色信号レベルよ
り大きい場合には、前記一の画素に対応した色信号のレ
ベルを抑制する方向に各色の表示信号レベルを補正す
る。
【0029】請求項3に記載の本発明に係るカラー液晶
表示装置は、上述の課題を解決するために、前記信号処
理手段は、入力されたR,G,B各原色信号をディジタ
ルデータに変換するアナログ/ディジタル変換器と、
R,G,B各色のディジタルデータの内の少なくとも2
色以上のデータの組み合わせから1色分の前記補正され
た原色データを出力するデータ変換手段と、前記データ
変換手段から出力されたR,G,Bの3つの原色データ
をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変換器
とを、少なくとも有する。
【0030】請求項4に記載の本発明に係るカラー液晶
表示装置は、上述の課題を解決するために、前記データ
変換手段では、入力された各R,G,B原色信号のレベ
ルの組み合わせに対して所定の色信号レベルに対応した
データを出力するデータテーブルを有してなり、前記
R,G,B各原色信号をそれぞれアナログ/ディジタル
変換したディジタルデータを、当該データテーブルの読
み出しアドレスとする。
【0031】すなわち、本発明のカラー液晶表示装置に
よれば、該画素に供給する所定の色に対応した表示信号
のレベルを、隣の画素に供給される他の色の信号レベル
に応じて変化させる信号処理手段を備えたにより、隣接
画素の影響による混色分及び色相ずれを補償し、色再現
性能の向上を実現している。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー液晶表
示装置の好ましい実施の形態について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。なお、本実施の形態において、画素
配列は前述した図5,図7,図9に示す通りR,G,B
の繰り返しとする。
【0033】〔第1の実施の形態〕まず、図1に本発明
の第1の実施の形態の単板式カラー液晶表示装置の色信
号処理部のブロック図を示す。この図1からわかるよう
に色信号処理部は、それぞれR,G,Bの入力原色信号
SR0,SG0,SB0に対応して、極性反転回路(I
NB)4,5,6と、K倍係数回路7,8,9、及び加
算回路(ADR)11,12,13を含んで構成されて
いる。
【0034】入力端子1,2,3には、R,G,Bに対
応する入力原色信号SR0,SG0,SB0が供給され
る。これら入力原色信号SR0,SG0,SB0は、そ
れぞれ対応する極性反転回路4,5,6と、加算回路1
1,12,13に供給される。
【0035】各極性反転回路4,5,6では、入力原色
信号SR0,SG0,SB0の極性を反転する。これら
各極性反転回路4,5,6にて極性反転がなされた信号
(−SR0,−SG0,−SB0)は、それぞれ対応す
るK倍係数回路7,8,9に供給される。
【0036】K倍係数回路7,8,9では、それぞれ極
性反転がなされた信号(−SR0,−SG0,−SB
0)にK倍の係数を乗算する。極性反転回路4にて極性
反転がなされた後にK倍係数回路7にてK倍の係数が乗
算された信号(−K・SR0)は、Gに対応して設けら
れている加算回路12に供給される。極性反転回路5に
て極性反転がなされた後にK倍係数回路8にてK倍の係
数が乗算された信号(−K・SG0)は、Bに対応して
設けられている加算回路13に供給される。極性反転回
路6にて極性反転がなされた後にK倍係数回路9にてK
倍の係数が乗算された信号(−K・SB0)は1サンプ
ル分のデータ遅延(入力信号の1サンプル時間前のデー
タを出力)する1サンプル遅延回路(T)10を介し
て、Rに対応して設けられている加算回路11に供給さ
れる。
【0037】加算回路11では、入力端子1からの入力
原色信号SR0と、入力端子3からの入力原色信号SB
0を極性反転してK倍係数を乗算し、さらに1サンプル
時間分遅延することにより得られた信号(−K・SB
0)を加算する。この加算回路11からの加算出力は、
R画素に供給する表示信号SR(=SR0−K・SB
0)として出力端子14から出力される。
【0038】また、加算回路12では、入力端子2から
の入力原色信号SG0と、入力端子1からの入力原色信
号SR0を極性反転してK倍係数を乗算した信号(−K
・SR0)とを加算する。この加算回路12からの加算
出力は、G画素に供給する表示信号SG(=SG0−K
・SR0)として出力端子15から出力される。
【0039】また、加算回路13では、入力端子3から
の入力原色信号SB0と、入力端子2からの入力原色信
号SG0を極性反転してK倍係数を乗算した信号(−K
・SG0)とを加算する。この加算回路13からの加算
出力は、B画素に供給する表示信号SB(=SB0−K
・SG0)として出力端子16から出力される。
【0040】すなわち、この図1の構成によれば、R,
G,Bの各画素に供給される表示信号SR,SG,SB
を、次式のような演算により求めている。
【0041】SR=SR0−K・SB0 SG=SG0−K・SR0 SB=SB0−K・SG0 ただし、0<K<1である。
【0042】これらの式から、例えば赤色純色表示時に
は入力原色信号SR0の信号レベルが白ピークレベルと
なり、また入力原色信号SG0,SB0は黒レベルとな
り、この図1の構成による信号処理の結果、G画素へ供
給されるSG信号は、原色信号SG0(黒レベル)から
K・SR0を減じるため、本来の黒レベルよりさらに低
い信号レベルとなる。
【0043】次に、図2を用いて、本発明実施の形態の
信号処理による色再現性改善の動作説明を行う。この図
2は、前述した図10と同様に表され、本実施の形態の
カラー液晶表示装置における画素配列に対する液晶変調
形状を模式的に示している。図2の(a)はR,G,B
に対応する画素電極配置と液晶変調波形との関係を、図
2の(b)は画素電極配置と画素部信号電圧との関係を
表している。なお、図2は、一例として赤色(R)純色
表示時、すなわちR,G,B画素のうちR画素に高い信
号電圧が供給されたときの、各画素の信号レベルと画素
部液晶応答形状を図示したものである。
【0044】この図2からわかるように、本実施の形態
の上述した図1の構成によって入力原色信号SR0,S
G0,SB0に信号処理を行った結果、R,G,B各画
素電極に供給される表示信号SR,SG,SBの信号電
圧レベルは、各々図2の(b)中のLR,LG,LBに
て示すレベルに補正されることになる。
【0045】なお、図2の(b)中の一点鎖線LR0,
LG0,LB0は、本実施の形態の信号処理を行わない
場合の表示信号の信号電圧レベルを表している。特に、
従来は、G画素の液晶応答は隣接するR画素の影響で浮
き上がる特性があったが、本実施の形態の場合は、上述
した図1の構成による信号処理の結果、G画素に供給す
る信号のレベルが、R画素の表示信号レベルに応じて、
従来のレベルより低いレベルに設定される。
【0046】従って、画素部液晶の電界分布形状は、本
実施の形態の信号処理の結果、図2の(b)中の破線波
形E1で示す従来の電界分布から、二点鎖線波形E2で
示す電界分布に変化し、この変化はG画素部の液晶応答
の浮き上がりを抑制する方向に作用する。その結果、図
2の(a)に示すように、本実施の形態の信号処理によ
り得られる液晶変調の分布は、図2の(a)中の矢印Q
1にて示す従来の液晶応答形状特性から、図2の(a)
中の矢印Q2にて示す液晶応答形状特性に改善され、R
純色に対するG成分混色が小さくなり、色再現性能の向
上を図ることができる。
【0047】〔第2の実施の形態〕次に、本発明の第2
の実施の形態の単板式カラー液晶表示装置の説明をす
る。図3は、この第2の実施の形態の単板式カラー液晶
表示装置の色信号処理部のブロック図である。この第2
の実施の形態の単板式カラー液晶表示装置は、R,G,
B各画素へ供給する各表示信号を、各画素の入力原色信
号とその画素に隣接する他の2色、すなわち3つの原色
入力信号全てを用いて補正する構成となっている。
【0048】この色信号処理部は、それぞれR,G,B
の入力原色信号SR0,SG0,SB0に対応して、極
性反転回路(INB)27,28,29,30と、K1
倍係数回路31,32,33、K2倍係数回路34,3
5,36、加算回路(ADR)38,39,40、及び
加算回路41,42,43を含んで構成されており、入
力端子21,22,23には、R,G,Bに対応する入
力原色信号SR0,SG0,SB0がそれぞれ供給され
る。
【0049】入力原色信号SR0,SG0は、それぞれ
対応して設けられた1サンプル遅延回路(T)24,2
5を介して極性反転回路27,28と、加算回路38,
39に供給され、入力原色信号SB0は、極性反転回路
29と、1サンプル遅延回路26を介して極性反転回路
30に供給される。
【0050】極性反転回路27,28,30では、それ
ぞれ対応する1サンプル遅延回路24,25,26によ
り1サンプル分のデータ遅延がなされた入力原色信号S
R0,SG0,SB0の極性を反転する。また、極性反
転回路29では、入力端子23からの入力原色信号SB
0の極性を反転する。極性反転回路27,28にて極性
反転がなされた信号(−SR0,−SG0)は、それぞ
れ対応するK1倍係数回路31,32とK2倍係数回路
34,35に供給され、極性反転回路29にて極性反転
がなされた信号(−SB0)はK1倍係数回路33に、
極性反転回路30にて極性反転がなされた信号(−SB
0)はK2倍係数回路36に供給される。
【0051】K1倍係数回路31,32,33では、そ
れぞれ極性反転がなされた信号(−SR0,−SG0,
−SB0)にK1倍の係数を乗算する。また、K2倍係
数回路34,35,36では、それぞれ極性反転がなさ
れた信号(−SR0,−SG0,−SB0)にK2倍の
係数を乗算する。
【0052】極性反転回路27にて極性反転がなされた
後にK1倍係数回路31にてK1倍の係数が乗算された
信号(−K1・SR0)は、Gに対応して設けられてい
る加算回路39に供給される。また、極性反転回路27
にて極性反転がなされた後にK2倍係数回路34にてK
2倍の係数が乗算された信号(−K2・SR0)は、1
サンプル遅延回路37を介して、Bに対応して設けられ
ている加算回路43に供給される。
【0053】極性反転回路28にて極性反転がなされた
後にK1倍係数回路32にてK1倍の係数が乗算された
信号(−K1・SG0)は、Bに対応して設けられてい
る加算回路40に供給される。また、極性反転回路28
にて極性反転がなされた後にK2倍係数回路35にてK
2倍の係数が乗算された信号(−K2・SG0)は、R
に対応して設けられている加算回路41に供給される。
【0054】極性反転回路29にて極性反転がなされた
後にK1倍係数回路33にてK1倍の係数が乗算された
信号(−K1・SB0)は、Rに対応して設けられてい
る加算回路38に供給される。また、極性反転回路30
にて極性反転がなされた後にK2倍係数回路36にてK
2倍の係数が乗算された信号(−K2・SB0)は、G
に対応して設けられている加算回路42に供給される。
【0055】加算回路38では、1サンプル遅延された
入力原色信号SR0と、入力端子3からの入力原色信号
SB0を極性反転した後にK1倍係数を乗算した信号
(−K1・SB0)とを加算する。この加算回路38か
らの加算出力(SR0−K1・SB0)は、加算回路4
1に供給される。
【0056】また、加算回路39では、1サンプル遅延
された入力原色信号SG0と、1サンプル遅延した入力
原色信号SR0を極性反転した後にK1倍係数を乗算し
た信号(−K1・SR0)とを加算する。この加算回路
39からの加算出力(SG0−K1・SR0)は、加算
回路42に供給される。
【0057】加算回路40では、1サンプル遅延された
入力原色信号SB0と、1サンプル遅延した入力原色信
号SG0を極性反転した後にK1倍係数を乗算した信号
(−K1・SG0)とを加算する。この加算回路40か
らの加算出力(SB0−K1・SG0)は、加算回路4
3に供給される。
【0058】加算回路41では、加算回路38からの加
算出力(SR0−K1・SB0)と、1サンプル遅延さ
れた入力原色信号SG0を極性反転した後にK2倍係数
を乗算した信号(−K2・SG0)とを加算する。この
加算回路41からの加算出力は、R画素に供給する表示
信号SR(=SR0−K1・SB0−K2・SG0)と
して出力端子44から出力される。
【0059】加算回路42では、加算回路39からの加
算出力(SG0−K1・SR0)と、1サンプル遅延さ
れた入力原色信号SB0を極性反転した後にK2倍係数
を乗算した信号(−K2・SB0)とを加算する。この
加算回路42からの加算出力は、G画素に供給する表示
信号SG(=SG0−K1・SR0−K2・SB0)と
して出力端子45から出力される。
【0060】加算回路43では、加算回路40からの加
算出力(SB0−K1・SG0)と、1サンプル遅延さ
れた入力原色信号SR0を極性反転した後にK2倍係数
を乗算し、さらに1サンプル遅延した信号(−K2・S
R0)とを加算する。この加算回路43からの加算出力
は、B画素に供給する表示信号SB(=SB0−K1・
SG0−K2・SR0)として出力端子46から出力さ
れる。
【0061】すなわち、この図3の構成によれば、R,
G,Bの各画素に供給される表示信号SR,SG,SB
を、次式のような演算により求めている。
【0062】 SR=SR0−K1・SB0−K2・SG0 SG=SG0−K1・SR0−K2・SB0 SB=SB0−K1・SG0−K2・SR0 ただし、0<K1<1、0<K2<1である。
【0063】このように、第2の実施の形態の単板式カ
ラー液晶表示装置の信号処理部によれば、補正係数とし
てのK1,K2が、隣接する両側の画素に対応して別個
に設定可能となっている。
【0064】すなわち、前述の図10にて説明した従来
の技術では、画素部の液晶応答形状が液晶に予め付与さ
れている初期配向(プレティルト)に起因して反応画素
に対して非対称な分布となり、その結果、純色表示での
他の2色の影響度合い(混色)に差が生じるが、これに
対して、図3に示した第2の実施の形態の信号処理部の
構成によれば、例えばR純色表示時のG成分、B成分の
混色を別個の係数設定により最適に補正することができ
る。
【0065】〔第3の実施の形態〕次に、本発明の第3
の実施の形態の単板式カラー液晶表示装置の説明をす
る。図4は、この第3の実施の形態の単板式カラー液晶
表示装置の色信号処理部のブロック図である。この図4
からわかるようにこの色信号処理部は、それぞれR,
G,Bの入力原色信号SR0,SG0,SB0に対応し
て、アナログ/ディジタル(A/D)変換器54,5
5,56と、ルックアップテーブル(L.U.T)を構
成するメモリ71,72,73と、ディジタル/アナロ
グ(D/A)変換回路74,75,76を含んで構成さ
れている。
【0066】入力端子51,52,53には、R,G,
Bに対応する入力原色信号SR0,SG0,SB0が供
給される。これら入力原色信号SR0,SG0,SB0
は、それぞれ対応するA/D変換器54,55,56に
供給される。A/D変換器54,55,56は、それぞ
れ入力した入力原色信号をディジタルデータに変換す
る。
【0067】A/D変換器54にてディジタル変換され
た入力原色データSR0は、1サンプル遅延回路57を
介してR用のL.U.Tを構成するメモリ71とG用の
L.U.Tを構成するメモリ72に、メモリアドレスと
して供給される。また、1サンプル遅延回路57を介し
た入力原色データSR0は、さらに1サンプル遅延回路
60を介してB用のL.U.Tを構成するメモリ73に
メモリアドレスとして供給される。
【0068】A/D変換器55にてディジタル変換され
た入力原色データSG0は、1サンプル遅延回路58を
介してR用のL.U.Tを構成するメモリ71とG用の
L.U.Tを構成するメモリ72とB用のL.U.Tを
構成するメモリ73に、メモリアドレスとして供給され
る。
【0069】A/D変換器56にてディジタル変換され
た入力原色データSB0は、R用のL.U.Tを構成す
るメモリ71にメモリアドレスとして供給される。ま
た、A/D変換器56にてディジタル変換された入力原
色データSB0は、1サンプル遅延回路59を介してG
用のL.U.Tを構成するメモリ72とB用のL.U.
Tを構成するメモリ73に、メモリアドレスとして供給
される。
【0070】各メモリ71,72,73からは、それぞ
れ入力されたメモリアドレスに対応するデータが読み出
される。これらメモリ71,72,73から読み出され
たデータは、それぞれ対応するD/A変換器74,7
5,76にてアナログ信号に変換され、これらアナログ
信号がR画素に供給する表示信号SR、G画素に供給す
る表示信号SG、B画素に供給する表示信号SBとし
て、それぞれ対応する出力端子77,78,79から出
力される。
【0071】ここで、R,G,B各色に対応したメモリ
71,72,73のルックアップテーブル(L.U.
T)は、各々入力される各原色データSR0,SG0,
SB0により表される信号レベルの組み合わせに対し
て、所定の色信号レベルに対応したデータを出力する。
【0072】すなわち、これらルックアップテーブル
(L.U.T)のメモリアドレスとデータとの関係は、
前述した画素部の液晶応答形状の隣接画素間干渉の特性
を考慮して予め決定されている。
【0073】例えば、Rの原色データにて表されるレベ
ルが、G,Bの原色データにより表されるレベルよりも
高い領域の色については、G画素の液晶反応がR画素と
の干渉の影響で浮き上がり、Rの色相がG方向にずれる
ため、これを考慮してG用のルックアップテーブルでは
G画素の表示信号のレベルを原色データSG0に対して
抑制する方向に表示データを変換して出力する。
【0074】このように、当該第3の実施の形態の単板
式カラー液晶表示装置の信号処理部によれば、R,G,
B各々のルックアップテーブルのアドレスには、3原色
のレベル情報がアドレスとして全て入力されているの
で、これらの組み合わせで表現される全ての色の色相、
彩度、明度を最適に補正するデータテーブルを予め作成
しておけば、従来の課題であった液晶応答特性に起因す
る色再現特性劣化(混色、色相ずれ)を良好に改善する
ことができる。
【0075】以上の説明から明らかなように本発明の各
実施の形態の単板式カラー液晶表示装置は、R,G,B
画素に供給する表示信号のレベルを、隣の画素に供給さ
れる他の色の信号レベルに応じて変化させる信号処理部
(図1,図3,図4の構成)を備え、画素部の液晶応答
形状の画素間干渉による色再現特性劣化を補正、改善し
ているため、高画質なカラー液晶表示装置の実現が可能
となる。特に、画素配列ピッチが微細で画素間の色干渉
が問題となる高精細単板式カラー液晶表示装置におい
て、優れた色再現特性を得ることができる。
【0076】最後に、上述した各実施の形態の説明は本
発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れることはない。このため、上述した各実施の形態以外
であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲
であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であること
は勿論である。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明に係るカラー液
晶表示装置においては、一の画素に供給する所定の色に
対応した表示信号のレベルを、当該一の画素に隣接する
画素に供給される他の色の信号レベルに応じて補正する
ことにより、画素部の液晶応答形状の画素間干渉による
色再現特性劣化を補正、改善することができ、高画質な
カラー液晶表示装置を実現可能とすることができる。特
に、画素配列ピッチが微細で画素間の色干渉が問題とな
る高精細単板式カラー液晶表示装置において、優れた色
再現特性を得ることができる。
【0078】請求項2に記載の本発明に係るカラー液晶
表示装置においては、一の画素に隣接する画素に対応し
た色信号レベルが、当該一の画素に対応した色信号レベ
ルより大きい場合には、その一の画素に対応した色信号
のレベルを抑制する方向に各色の表示信号レベルを補正
することにより、R,G,Bの混色を別個の最適に補正
することができ、色再現性の優れた単板式のカラー液晶
表示装置を実現可能とすることができる。
【0079】請求項3に記載の本発明に係るカラー液晶
表示装置においては、入力されたR,G,B各原色信号
をディジタルデータに変換し、R,G,B各色のディジ
タルデータの内の少なくとも2色以上のデータの組み合
わせから1色分の前記補正された原色データを出力し、
当該変換されたR,G,Bの3つの原色データをアナロ
グ信号に変換することにより、優れた色再現特性を実現
するだけでなく、色再現特性の補正量の制御も容易化す
ることができる。
【0080】請求項4に記載の本発明に係るカラー液晶
表示装置においては、入力された各R,G,B原色信号
のレベルの組み合わせに対して所定の色信号レベルに対
応したデータを出力するデータテーブルを用い、R,
G,B各原色信号をそれぞれアナログ/ディジタル変換
したディジタルデータを、当該データテーブルの読み出
しアドレスとしており、3原色のレベル情報がアドレス
として全て入力されているので、これらの組み合わせで
表現される全ての色の色相、彩度、明度を最適に補正す
るデータテーブルを予め作成しておくことで、従来の課
題であった液晶応答特性に起因する色再現特性劣化(混
色、色相ずれ)を良好に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の単板式カラー液晶
表示装置の主要部である信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施の形態による色再現改善効果の説
明に用いる図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の単板式カラー液晶
表示装置の主要部である信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の単板式カラー液晶
表示装置の主要部である信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】単板式カラー液晶表示装置の表示素子部の構成
例を示す図である。
【図6】図5に示した表示素子部を有する単板式カラー
液晶表示装置を備えた単板式カラー液晶プロジェクター
の概略的な装置構成例を示す図である。
【図7】図5の単板式カラー液晶表示装置に適用される
マトリクス基板部の構成例を示す図である。
【図8】マトリクス基板部の各列信号電極と行走査電極
の交差部に設けられるスイッチングトランジスタ及び補
助容量を含んだ表示画素の構成例を示す図である。
【図9】単板式カラー液晶表示装置における液晶配向の
態様の説明に用いる図である。
【図10】従来の単板式カラー液晶表示装置における画
素配列に対する画素電極配置と液晶変調波形との関係、
及び画素電極配置と画素部信号電圧との関係を表す図で
ある。
【図11】従来の単板式カラー液晶表示装置における画
素間の液晶応答による色再現性能低下の様子の説明に用
いる図である。
【符号の説明】
4〜6,27〜30…極性反転回路、7〜9…K倍係数
回路、31〜33…K1倍係数回路、34〜36…K2
倍係数回路、11〜13,38〜43…加算回路、1
0,24〜26,37,57〜60…1サンプル遅延回
路、54〜56…A/D変換器、71〜73…メモリ、
74〜76…D/A変換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素電極がマトリクス状に配列さ
    れ、前記複数の画素電極の内、少なくとも水平或いは垂
    直方向に隣接する画素電極がR,G,B3原色信号に対
    応付けられた第1の基板と、共通電極を形成した透光性
    を有する第2の基板と、前記第1及び第2の基板間に挟
    持された液晶と、前記R,G,Bに対応付けられた各々
    の画素にそれぞれ対応する色の光を入射する手段とを備
    えた単板式のカラー液晶表示装置において、 一の画素に供給する所定の色に対応した表示信号のレベ
    ルを、当該一の画素に隣接する画素に供給される他の色
    の信号レベルに応じて補正する信号処理手段を備えたこ
    とを特徴とするカラー液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、前記一の画素に隣
    接する画素に対応した色信号レベルが、当該一の画素に
    対応した色信号レベルより大きい場合には、前記一の画
    素に対応した色信号のレベルを抑制する方向に各色の表
    示信号レベルを補正することを特徴とする請求項1記載
    のカラー液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、入力されたR,
    G,B各原色信号をディジタルデータに変換するアナロ
    グ/ディジタル変換器と、R,G,B各色のディジタル
    データの内の少なくとも2色以上のデータの組み合わせ
    から1色分の補正された原色データを出力するデータ変
    換手段と、前記データ変換手段から出力されたR,G,
    Bの3つの原色データをアナログ信号に変換するディジ
    タル/アナログ変換器とを、少なくとも有することを特
    徴とする請求項1記載のカラー液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記データ変換手段は、入力された各
    R,G,B原色信号のレベルの組み合わせに対して所定
    の色信号レベルに対応したデータを出力するデータテー
    ブルを有してなり、前記R,G,B各原色信号をそれぞ
    れアナログ/ディジタル変換したディジタルデータを、
    当該データテーブルの読み出しアドレスとすることを特
    徴とする請求項3記載のカラー液晶表示装置。
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