JP5044228B2 - オゾン水生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オゾン水生成装置に関する。
現在、産業用に普及しているオゾン水の製法は、大別して放電により生成したオゾンガスに溶解させるガス溶解法、電解により生成したオゾンガスを水に溶解させる電解ガス溶解法、電解面に原料水を直接接触させてオゾン水を生成させる直接電解法の3方式が実用されている。直接電解法は、ガス溶解法や電解ガス溶解法に比べて、より簡単な方法で高濃度のオゾン水を生成できると知られている。
このような直接電解法は、具体的には、ケーシング内を固形電解質膜によって陽極室と陰極室とに仕切り、陽極室側の固形電解室膜面に陽極電極を、陰極室側の固形電解質膜面に陰極電極をそれぞれ圧接して設けた装置を使用して、陽極室及び陰極室に水を供給するとともに陽極電極と陰極電極との間に直流電圧を印加することによってオゾン水を生成している。
上記直接電解法において使用する触媒電極に直流電圧を印加する場合、例えば図4(a),(b)に示すように、陽イオン交換膜501の一方の面に圧接した陽極電極502の厚さ方向に棒状電極503を設けてケーシング506の裏面に突出させ、陽イオン交換膜501の他方の面に圧接した陰極電極504側も同様に、厚さ方向に棒状電極505を設けてケーシング506の表面に突出させ、これら各棒状電極503,505を電極ターミナルとして、電源装置(図示しない)に接続している(例えば、特許文献1参照)。なお、図4(a)は、従来のオゾン水生成装置500を表面から見た際の透視図、図4(b)は、切断線IV−IVに沿って切断した際の矢視断面図である。図中、符号507は、ケーシング506内に原料水を供給する供給路、符号508は、ケーシング506で生成されたオゾン水が排出される排出路を示している。
特開2004−315886号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すように、触媒電極の厚さ方向において各電極に接続する電極棒を設けているため、厚さが極めて分厚い構造となり、装置自体が大型化するという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、薄型化を図ることのできるオゾン水生成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、例えば、図1、図2に示すように、陽イオン交換膜21の一方の面に陽極電極26を圧接し、他方の面に陰極電極27を圧接し、前記陽極電極及び前記陰極電極に水を供給するとともに前記陽極電極と前記陰極電極との間に直流電圧を印加することによってオゾン水を生成するオゾン水生成装置100において、
前記陽極電極は、前記陽イオン交換膜の一方の面に圧接される陽極触媒22と、前記陽極触媒の前記陽イオン交換膜と反対側の面に圧接される陽極電極板24とを備え、
前記陰極電極は、前記陽イオン交換膜の他方の面に圧接される陰極触媒23と、前記陰極触媒の前記陽イオン交換膜と反対側の面に圧接される陰極電極板25とを備え、
内部が開口した枠状の容器1の開口部11に、前記陽極触媒、前記陽イオン交換膜及び前記陰極触媒が順に重ねて配置され、この容器の表裏面に前記陽極電極板及び前記陰極電極板が前記陽極触媒及び前記陰極触媒を挟み込むようにして互いに対向して設けられており、
前記陽極電極板及び前記陰極電極板は、平面方向へと延出した延出部242,252をそれぞれ有し、前記延出部が各電極ターミナルであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、陽極電極板及び陰極電極板は、平面方向へと延出した延出部をそれぞれ有し、延出部が各電極ターミナルであるので、従来のように陽極電極及び陰極電極の積層方向にそれぞれ上下に各電極ターミナルが突出している場合に比して、厚さを極めて薄くすることができる。また、新たに電極ターミナルを設ける必要もなく、陽極電極板及び陰極電極板の一部を延出させることで、容易に電極ターミナルとすることができ、コストの低減及び薄型化とともに構造の簡略化が図れ、部品点数も削減することができる。
請求項2の発明は、例えば、図1、図2に示すように、請求項1に記載のオゾン水生成装置において、
前記容器と前記陽極電極板との間及び前記容器と前記陰極電極板との間がシーリングされていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、容器と陽極電極板及び容器と陰極電極板との間がシーリングされているので、シーリングによって、容器と陽極電極板及び陰極電極板との間の水密性が確保され、発生したオゾン水等が外部に漏れるのを防止することができる。
請求項3の発明は、例えば、図3に示すように、請求項1又は2に記載のオゾン水生成装置において、
前記陽極電極板の前記陽イオン交換膜側を向く面に凹凸244Aが形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、陽極電極板の陽イオン交換膜側を向く面に凹凸が形成されているので、凹凸によって水流が攪拌されて、陽極触媒で発生したオゾン微泡が水流に速やかに溶解し、オゾン水生成効率の向上を図ることができる。
請求項4の発明は、例えば、図1、図2に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオゾン水生成装置において、
前記容器には、前記陽極触媒に通じ、生成されたオゾン水を排出するオゾン水排出路16が形成され、
前記オゾン水排出路内に、オゾン水の濃度を検出する濃度検出手段(濃度検出センサ33)が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、容器には、陽極触媒に通じ、生成されたオゾン水を排出するオゾン水排出路が形成され、オゾン水排出路内にオゾン水の濃度を検出する濃度検出手段が設けられているので、濃度検出手段によって設定した所定の濃度のオゾン水を生成することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のオゾン水生成装置において、 前記陽極電極板及び前記陰極電極板の各電極ターミナルが鉛直方向を向くように配置されていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、陽極電極板及び陰極電極板の各電極ターミナルが鉛直方向を向くように配置されているので、設置した際に薄型化でき、コンパクトに配置されるので見栄えも良い。
本発明によれば、厚さを極めて薄くすることができ、また、陽極電極板及び陰極電極板の一部を延出することで、容易に電極ターミナルとすることができ、コストの低減及び薄型化とともに構造の簡略化が図れ、部品点数も削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、オゾン水生成装置100の表面側から見た際の透視図、図1(b)は、切断線I(b)−I(b)に沿って切断した際の矢視断面図、図1(c)は、切断線I(c)−I(c)に沿って切断した際の矢視断面図、図2は、オゾン水生成装置100の分解斜視図である。
なお、以下の説明において、上下方向とは図2に示すZ方向を言い、左右方向とは図2に示すY方向を言い、表面や裏面は図2のX方向から見た場合を基準とする。
本発明に係るオゾン水生成装置100は、触媒電極2に原料水(例えば、水道水)を供給し、触媒電極2に直流電圧を印加することによって微細オゾン気泡を発生させて、発生間近の微細オゾン気泡を水に溶解させることによりオゾン水を生成することのできる装置である。
触媒電極2は、陽イオン交換膜21と、陽極電極26と、陰極電極27とを備えている。陽イオン交換膜21は、枠状の容器1内に配置されており、陽極電極26は、枠状の容器1内に配置されて陽イオン交換膜21の一方の面(図2中、裏面)に圧接される陽極触媒22と、陽極触媒22の裏面に圧接される陽極電極板24とから構成されている。陰極電極27は、枠状の容器1内に配置されて陽イオン交換膜21の他方の面(図2中、表面)に圧接される陰極触媒23と、陰極触媒23の表面に圧接される陰極電極板25とから構成されている。
枠状の容器1は、左端部が凸状とされ、内部の略中央に矩形状の開口部11が形成されており、この開口部11に表面側から順に、陰極触媒23、陽イオン交換膜21及び陽極触媒22が配置されている。
陽イオン交換膜(ナフイオン膜)21としては、従来公知のものを使用することができ、発生するオゾンに耐久性の強いフッ素系陽イオン交換膜を使用することができ、例えば厚さおよそ100〜300μmが好ましい。
陽極触媒22としては、オゾン発生触媒機能を有した金属を使用し、例えば、白金又は白金被覆金属を使用することができる。陽極触媒22は、水流が通過できるように、細い線材を格子状に織った織網状に形成することが好ましい。
陽極電極板24は、矩形板状をなし、前後の長さは枠状の容器1(左端部の凸状部分以外の右端部側)と略等しく、左右の長さは容器1の長さよりも若干小さく形成されている。陽極電極板24は、容器1の裏面に設けられて、開口部11に配置された陽極触媒22を陽イオン交換膜21側に圧接するように、略中央に表面側を向くように平面視矩形状の凸部241が形成されている。また、陽極電極板24の上面24aには、陽極電極板24の表裏面に沿って水平に延出する平面視矩形状の延出部242が形成されている。この延出部242は、容器1の上面1aから突出するようになっており、陽極電極26の電極ターミナルとされている。このような陽極電極板24としては、例えば、耐オゾン材料としてチタンを使用することが好ましい。さらに、陽極電極板24と陽極触媒22との間に、水の流路を形成するとともに攪拌効果を上げるためにチタン製のグレーチング(図示しない)を設けることが好ましい。グレーチングとは線材を溶接したような一体格子状のものが挙げられる。
このように陽イオン交換膜21側に配置される陽極触媒22を格子状とし目の粗さを細かくすることによって、水流と接触して渦流を生じ、陽極触媒22で発生したオゾンの微泡を巻き込んで溶解を早めることができる。
陰極触媒23としては、例えば、白金、銀、チタン等の金属や薄い銀製金網の表面に塩化銀被覆を施したものを使用することができ、陽極触媒22と同様に水流が通過できるように織網状とすることが好ましい。
陰極電極板25は、陽極電極板24と同様に矩形板状で、陽極電極板24と略等しい大きさをなし、枠状の容器1の表面に設けられて陽極電極板24と対向して配置されている。そして、開口部11に配置された陰極触媒23を陽イオン交換膜21側に圧接するように、略中央に裏面側を向くように平面視矩形状の凸部251が形成されている。陰極電極板25としては、例えば、陽極電極板24と同様にチタンを使用することが好ましいが、ステンレスなどの材料も使用することができる。陽極電極板24と同様の材料を使用する方が、接触電位差を少なくすることができ、また、製造上好都合であるためである。さらに、陰極電極板25と陰極触媒23との間に、水の流路を形成するとともに攪拌効果を上げるためにチタン製のグレーチング(図示しない)を設けることが好ましい。グレーチングとは線材を溶接したような一体格子状のものが挙げられる。また、陰極電極板25の上面25aには、陰極電極板25の表裏面に沿って水平に延出する平面視矩形状の延出部252が形成されている。この延出部252は、容器1の上面1aから突出するようになっており、陰極電極27の電極ターミナルとされている。
そして、陽極電極26の電極ターミナル(延出部242)と陰極電極27の電極ターミナル(延出部252)に、電源装置(図示しない)の出力端が電気的に接続されて、直流電圧が印加されている。各電極ターミナルは、導線(図示しない)を介して電源装置に接続され、陽極電極26と陰極電極27間に印加する直流電圧は、例えば6〜15ボルトが好ましい。
なお、陽極電極26の電極ターミナル(延出部242)と陰極電極27の電極ターミナル(延出部252)とは、平面視して互いに左右に配置されている。
以上のように、容器1の開口部11内に陽極触媒22、陽イオン交換膜21及び陰極触媒23が順に重ねられて平板状に形成され、容器1の表裏面に陽極電極板24及び陰極電極板25が陽極触媒22及び陰極触媒23を挟み込むようにして互いに対向して設けられ、これによって陽イオン交換膜21、陽極触媒22及び陰極触媒23が陽極電極板24の凸部241及び陰極電極板25の凸部251に密着して圧接されている。
また、枠状の容器1には、開口部11に配置された触媒電極2に原料水を供給するための原料水供給路12,13が表裏に二段形成されている。原料水供給路12,13は、容器1の右側面1bを貫通して形成された二つの原料水供給口14,15からそれぞれ左側に延在し、開口部11を形成する内壁面に貫通し、側断面視直線状をなしている。これら二つの原料水供給路12,13のうち、表側の原料水供給路12は、陰極触媒23と陰極電極板25とによって形成された陰極室に連通しており、表側の原料水供給路12から供給された原料水は、陰極触媒23及び陰極電極板25に接触するようになっている。裏側の原料水供給路13は、陽極触媒22と陽極電極板24とによって形成された陽極室に連通しており、裏側の原料水供給路13から供給された原料水は、陽極触媒22及び陽極電極板24に接触するようになっている。
また、原料水供給口14,15には、原料水供給管(図示しない)が取り付けられるようになっている。さらに、原料水供給管には、例えば、図示しないが水が貯留されたタンクに接続された定吐出圧の小型ポンプや水道栓に連結されている。
また、枠状の容器1には、陽極電極26側で生成されたオゾン水を排出するためのオゾン水排出路16が形成されている。オゾン水排出路16は、容器1の左側面1cを貫通して形成されたオゾン水排出口18から右側に延在し、開口部11を形成する内壁面に貫通し、側断面視直線状をなしている。このオゾン水排出路16は、陽極触媒22と陽極電極板24とによって形成される陽極室に連通している。オゾン水排出口18には、オゾン水排出管(図示しない)が取り付けられるようになっている。オゾン水排出管には、例えば図示しないが、水素水を貯留するタンクに接続するためのポンプやノズル等に連結されている。
さらに、枠状の容器1には、陰極電極27側で生成された水素水を排出するための水素水排出路17が形成されている。水素水排出路17は、容器1の左側面1cを貫通して形成された陰極水排出口19から右側に延在し、開口部11を形成する内壁面に貫通し、側断面視直線状をなしている。この水素水排出路17は、陰極触媒23と陰極電極板25とによって形成される陰極室に連通し、オゾン水排出路16の表側にオゾン水排出路16と略平行に設けられている。
また、オゾン水排出路16には、図1(a)に示すように、生成したオゾン水のオゾン濃度を検出する濃度検出センサ(濃度検出手段)33が設けられている。なお、図2では図面の関係上、濃度検出センサ33の図示を省略している。
濃度検出センサ33は、検出電極(図示しない)と電位測定の基準となる比較電極(図示しない)、これら検出電極及び比較電極の一方の端部に結線して電位を測定する電位差計(図示しない)等から構成されている。検出電極及び比較電極は、容器1の上面1a側からオゾン水排出路16内にねじ込まれたネジの先端に固定されており、これによって検出電極及び比較電極がオゾン水排出路16を流れるオゾン水に接触するようになっている。そして、オゾン水に接触することで、検出電極のオゾン濃度変化による検出電極と比較電極との電位差を検出して濃度を測定する。
検出電極としては、例えば白金や金等からなる電極を使用し、比較電極としては銀や塩化銀を使用することが好ましい。
このようにして検出されたオゾン濃度に基づいて、オゾン水生成装置100内の制御部(図示しない)が予め設定されたオゾン濃度と一致するように、電源装置に陽極電極板24及び陰極電極板25間に印加する電圧を制御している。
陽極電極板24の上面には、凸部241の周囲を囲むようにOリング31が嵌め込まれている。そして、陽極電極板24の表面と容器1の裏面との間をシーリングし、耐圧性及び水密性を良好なものとしている。
同様に、陰極電極板25の裏面には、凸部251の周囲を囲むようにOリング32が嵌め込まれている。そして、陰極電極板25の裏面と容器1の表面との間をシーリングし、耐圧性及び水密性を良好なものとしている。
さらに、陰極電極板25の表面の周縁部及び陽極電極板24の裏面の周縁部に所定間隔で設けられた複数のボルトBによって、陰極電極27、容器1及び陽極電極26が固定されている。なお、使用するボルトBは、陽極電極板24及び陰極電極板25が短絡しないように絶縁性のものを使用する。
以上のように構成されたオゾン水生成装置100は、使用時には、各電極ターミナルである延出部242,252が上方向(鉛直方向)を向くように配置される。このように各電極ターミナル(延出部242,252)が上方向を向くように配置することにより、設置した際に薄型化でき、見栄えが良い。
次に、上述の構成からなるオゾン水生成装置100を使用したオゾン水生成方法について説明する。
二つの原料水供給路12,13を介して水を陽極室及び陰極室内に供給して、陽極触媒22、陽極電極板24、陰極触媒23及び陰極電極板25に水を連続接触させる。同時に電源装置を駆動させることによって、陽極電極26及び陰極電極27の各電極ターミナル(延出部242,252)を介して陽極電極板24と陰極電極板25との間に所定の電圧を印加する。この通電により水が電気分解されて、陽極電極26側にはオゾン気泡が発生し、陰極電極27側には水素気泡が発生する。発生したオゾン気泡は水に溶解してオゾン水となり、オゾン水排出路16を通って容器1の外部へ排出される。一方、水素気泡は水に溶解して水素水となり、陰極水流路17を通って容器1の外部に排出される。
また、通電中に、同時に濃度検出センサ33によってオゾン水排出路16内のオゾン水濃度が測定され、制御部は、予め設定されたオゾン濃度となるように電源装置の出力を行うことによって、陽極電極板24及び陰極電極板25間の電圧が制御される。以上のようにして設定濃度のオゾン水が生成される。
以上、本発明の実施の形態によれば、陽極電極板24及び陰極電極板25は平面方向へと延出し、容器1の上面1aから突出する延出部242,252をそれぞれ有し、延出部242,252が各電極ターミナルとされているので、従来のように陽極電極及び陰極電極の積層方向にそれぞれ表裏面に各電極ターミナルが突出している場合に比して、厚さを極めて薄くすることができる。また、新たに電極ターミナルを設ける必要もなく、陽極電極板24及び陰極電極板25の一部を延出させることで、容易に電極ターミナルとすることができ、コストの低減及び製造の簡略化を図ることができる。
また、容器1と陽極電極板24及び容器1と陰極電極板25との間がOリング31,32によってシーリングされているので、容器1と陽極電極板24及び陰極電極板25との間の水密性が確保され、陽極触媒22で発生したオゾン水等が外部に漏れるのを防止することができる。
容器1には、陽極触媒23に通じ、生成されたオゾン水を排出するオゾン水排出路16が形成され、オゾン水排出路16内にオゾン水の濃度を検出する濃度検出センサ33が設けられているので、設定した所定の濃度のオゾン水を生成することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、格子状の陽極触媒23及び陰極触媒24は、それぞれ一枚ずつとしたが、これに限られるものではなく、その枚数は適宜変更可能である。また、陽イオン交換膜21は一枚としたが、二枚以上を重ねて使用しても構わない。
また、例えば、図3に示すように、水流の攪拌手段として、陽極電極板24Aの陽イオン交換膜21A側を向く面(表面)に山形状となるように複数の凹凸244Aを形成しても良い。このように凹凸244Aを形成することによって、供給された水が攪拌されて、水へのオゾン微泡の溶解を促進させている。なお、図3中、図1と同様の構成部分については、同様の数字に英字Aを付している。
(a)は、オゾン水生成装置100の表面側から見た際の透視図、(b)は、切断線I(b)−I(b)に沿って切断した際の矢視断面図、(c)は、切断線I(c)−I(c)に沿って切断した際の矢視断面図である。 オゾン水生成装置100の分解斜視図である。 変形例であるオゾン水生成装置100Aを示した図であり、(a)は、図1(b)と同様に切断線I(b)−I(b)に沿って切断した際の矢視断面図、(b)は、陽極電極板24Aの斜視図である。 従来例のオゾン水生成装置500を示したものであり、(a)は、表面から見た際の透視図、(b)は、切断線IV−IVに沿って切断した際の矢視断面図である。
符号の説明
1 容器
11 開口部
16 オゾン水排出路
21 陽イオン交換膜
22 陽極触媒
23 陰極触媒
24 陽極電極板
25 陰極電極板
26 陽極電極
27 陰極電極
33 濃度検出センサ(濃度検出手段)
100 オゾン水生成装置
242,252 延出部
244A 凹凸

Claims (5)

  1. 陽イオン交換膜の一方の面に陽極電極を圧接し、他方の面に陰極電極を圧接し、前記陽極電極及び前記陰極電極に水を供給するとともに前記陽極電極と前記陰極電極との間に直流電圧を印加することによってオゾン水を生成するオゾン水生成装置において、
    前記陽極電極は、前記陽イオン交換膜の一方の面に圧接される陽極触媒と、前記陽極触媒の前記陽イオン交換膜と反対側の面に圧接される陽極電極板とを備え、
    前記陰極電極は、前記陽イオン交換膜の他方の面に圧接される陰極触媒と、前記陰極触媒の前記陽イオン交換膜と反対側の面に圧接される陰極電極板とを備え、
    内部が開口した枠状の容器の開口部に、前記陽極触媒、前記陽イオン交換膜及び前記陰極触媒が順に重ねて配置され、この容器の表裏面に前記陽極電極板及び前記陰極電極板が前記陽極触媒及び前記陰極触媒を挟み込むようにして互いに対向して設けられており、
    前記陽極電極板及び前記陰極電極板は、平面方向へと延出した延出部をそれぞれ有し、前記延出部が各電極ターミナルであることを特徴とするオゾン水生成装置。
  2. 前記容器と前記陽極電極板との間及び前記容器と前記陰極電極板との間がシーリングされていることを特徴とする請求項1に記載のオゾン水生成装置。
  3. 前記陽極電極板の前記陽イオン交換膜側を向く面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のオゾン水生成装置。
  4. 前記容器には、前記陽極触媒に通じ、生成されたオゾン水を排出するオゾン水排出路が形成され、
    前記オゾン水排出路内に、オゾン水の濃度を検出する濃度検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のオゾン水生成装置。
  5. 前記陽極電極板及び前記陰極電極板の各電極ターミナルが鉛直方向を向くように配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のオゾン水生成装置。
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