JP3723119B2 - 固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造及び該装置に使用される固体高分子膜 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は固体高分子膜水電解(Solid
Polymer Water Electrolysis:SPWE)装置におけるスタック構造及び該装置に使用される固体高分子膜に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば固体電解質燃料電池の燃料としての水素の生成にあたって、固体高分子膜水電解装置が用いられることは良く知られている。この固体高分子膜水電解装置に用いられる固体高分子膜水電解スタックの基本構造を図5に示す。
【0003】
図5に示すように、水素イオン透過性の固体高分子膜からなる固体高分子膜1がチタン(Ti)繊維焼結体等からなる陽極側給電体2とステンレス鋼(SUS)繊維焼結体等からなる陰極側給電体3とに挾持され、これら給電体2、3の外側に電解する純水が通るための多数の溝4を有した金属製のセパレータ5が配されて固体高分子膜水電解装置のスタック6が形成される。
【0004】
上記セパレータ5は、電解のためにセパレータ5に設けた供給孔より水を供給し、対向する位置に設けられた排出孔から発生した水素又は酸素を伴って排出されている。
【0005】
そして、前記セパレータ5の溝4に水(純水)を流し、両給電体2、3間に直流電流を印加すると、陽極側に酸素ガス、陰極側に水素ガスがそれぞれ発生する。これらガスを含んだ水は図示しない循環水タンク及びドレンタンクを流れる途中で気水分離され、酸素ガス及び水素ガスは系外にそれぞれ取り出されると共に水は再び電解に供される。
尚、給電体2、3は気液を通すために、ポーラスで且つ給電性能が高い多孔質メタル等の材料を用い、又セパレータ5は気液の流路である溝4を有する電気良導電体、例えばチタン材料で形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のように構成された装置に用いる固体高分子膜1は、約0.1〜0.2mm(例えば178μm)の薄膜で、メッキ法にて電極8、9を坦持(接合)され、陽極と陰極の一対の給電体2、3に挟持された状態でセパレータ5を介して水中で順次多層状に積層され多層スタックからなる固体高分子膜水電解装置が形成される訳であるが、前記固体高分子膜1に接合される電極8、9は給電体2、3と対面する固体高分子膜1中央域に形成されるために、その外周縁の固体高分子膜1は前記電極8、9を接合した時点で、波を打つような変形をしており、このためシールゴムを介して前記セパレータ5に面着させてシール積層しても前記波打ち変形部分がシールの際にしわとなって残り、前記シールゴムに挟まれたしわの部分より電解水がリーク(漏洩)してしまう恐れがあった。
【0007】
ところで、前記固体高分子膜水電解(装置)において、高効率での電解を行うには、前記セパレータ5と電解質膜1とを両給電体2、3を介して均一に且つ適切な面圧で密着させて接触抵抗を減らす必要がある。
【0008】
上記問題に鑑み、本出願人は、特開平2001−81589号においてセパレータ構造を薄くすると共に加工が容易でシール性の高いセパレータ及びそれを用いた電解セル構造を提供する技術を提案している。
【0009】
図7は、本実施の形態にかかるセパレータの概略図で、図7に示すように、本実施の形態にかかるセパレータ50は、セパレータ本体の四隅に水供給孔68a、68b、排出孔69a、69bが形成されており、表面側の供給孔68aから供給された水は排出孔69aから排出され、一方、裏面側の供給孔68bから供給された水は排出孔69bから排出されている。該排出水は、各々電解により生じた水素及び酸素を伴った水(O2を含んだ水及びH2を含んだ水)として排出される。該水供給孔68a、68bから供給された水はプレスで一体に形成された複数の波形の供給溝64を流通することになる。
【0010】
図6はかかるセパレータを用いた1部比較例(非公知)も含む従来技術の電解セル構造の概略図である。本従来技術にかかるセパレータ50は、固体電解質膜1を挾持してなる給電体2、3の外側に設けられ、電解用の水を供給するセパレータ50であって、図7に示すような薄肉のセパレータ50の四隅に設けた水を供給する供給孔68a、68bと、水を排出する排出孔69a、69bと、該水供給孔68a、68bから供給された水を流通する複数の波形の供給溝64と、上記給電体2、3を両面で交互に支持する凸部(支持部)21とをプレス型で一体に形成してなるものである。
【0011】
しかしながらかかる従来技術では固体電解質膜のみならず、セパレータも薄型であるために、その両端のシール及び間隔保持に工夫を要する
【0012】
本発明はかかる課題に鑑み、前記陽極と陰極の一対の給電体に挟持された固体高分子膜周囲をシール部材を介してセパレータとシールする際に電解水が漏洩する恐れをなくし、高いシール性を維持できる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造を提供することを目的とする。
【0013】
本発明の他の目的は、固体高分子膜に電極を形成し、該電極形成位置の外側にしわが形成されている場合でも円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、固体高分子膜に電極を形成した場合でも、該電極形成位置の外側にしわが形成されることなく円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造及び該装置に使用される固体高分子膜を提供することにある。
本発明の他の目的は薄型のセパレータを用いた場合も、その両端周囲のシールと間隔保持を円滑に且つ高いシール性を維持できる固体高分子膜水電解装置における多層スタック構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、陽極と陰極の一対の給電体2、3に挟持された固体高分子膜1の周囲をシール部材11を介してセパレータ5とシールさせてなる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造において、
前記シール部材11を介してセパレータ5と面着する固体高分子膜1の外縁を前記セパレータ5外縁、より具体的にはセパレータ外縁に位置するシール位置より更に外方に拡形し、セパレータ5により面着されない拡形縁14に形状保持枠15を少なくとも組立時に固定したことを特徴とし、
好ましくは前記シール部材11と固体高分子膜1との間に、前記シール部材11より低硬度の軟質部材12を介装したことを特徴とする。
そして前記軟質部材12にはシリコーンや軟質なフッ素ゴムを用いるのが良い。
【0015】
かかる発明によれば、固体高分子膜1の給電体2、3と対面する側に電極8、9を形成し、該電極形成位置の外側にしわが形成されている場合でも前記軟質ゴムで円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できる。
【0016】
【0017】
又かかる発明によれば、固体高分子膜1の給電体2、3と対面する側に電極8、9を形成した場合でも、該電極形成位置の外側にしわが形成されることなく円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できる。
【0018】
更に本発明は、陽極と陰極の一対の給電体2、3の間に固体高分子膜1を挟持させたスタック6(電解セル)の上下両側に位置する中間セパレータ50にプレス成形による薄板セパレータを用いるとともに、上下両端に位置する端側セパレータ51は、電解セルと対面する側に溝を設け、該溝部に電解水が流通可能な厚板のセパレータを用いたことを特徴する。
【0019】
かかる発明によれば、電解セルに挟まれる中間部にはプレス成形セパレータを用いたために、軽量低コストというメリットを維持しつつ上下両端に位置する端側セパレータは、電解セルと対面する側に溝を設け、該溝部を電解水が流通可能な厚板のセパレータにすることによりセパレータとフランジが共用でき、スペーサを省略できるとともに、両端の端側セパレータの変形を容易に防止でき、薄型のセパレータを用いた場合も、その両端周囲のシールを円滑に且つ高いシール性を維持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明に適用される技術にかかる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造の要部構成図で、水素イオン透過性の固体高分子膜1からなる電解質膜1がチタン(Ti)繊維焼結体等からなる陽極側給電体2とステンレス鋼(SUS)繊維焼結体等からなる陰極側給電体3とに挾持され、これら給電体2、3の外側に電解する純水が通るための多数の溝4を有した金属製のセパレータ5が配されて固体高分子膜水電解のスタック6が形成される。
【0021】
そして前記陽極と陰極の一対の給電体2、3の間に挟持された固体高分子膜1は、セパレータ5を介して水中で順次多層状に積層して多層スタック6からなる固体高分子膜水電解装置を形成する。
そして固体高分子膜1外周とセパレータ5の外周との間は、セパレータ5の外周を囲撓する如く設けた断面コの字状のシール溝7に配設した無端状のシールゴムにより封止させている。
シールゴムはゴム100部当たりのカーボン部数を多くして硬度(JIS A)を50〜80に設定している。
そしてゴムの材質は、耐水性や耐候性等を考慮してエチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム等が用いられている。
【0022】
固体高分子膜1は例えば約0.1〜0.2mm(例えば178μm)の薄膜で500×1000mm程度の大きさを有する長方形状をなし、陽極と陰極の夫々の給電体2、3と対面する両面の中央域にメッキ法にて方形の電極8、9を坦持(接合)させている。
【0023】
かかる構成において、前記したように前記固体高分子膜1は図2(A)に示すように、前記電極8、9を接合した時点で、その外側で波を打つように変形してしまい、そしてシールゴム11は硬度(JIS A)が50〜80と硬質であるために、該シールゴム11を介して前記セパレータ5に面着させてシール積層しても前記波打ち変形部分がシールの際に図2(B)、(C)に示すように、しわ17となって残り、その部分より内部の電解水の漏洩が生じてしまうおそれがある。
【0024】
一方前記固体高分子膜水電解装置の陽極と陰極の一対の給電体2、3の間に固体高分子膜1を挟持させたスタック6(電解セル)は、セパレータ5を介して水中で順次多層状に積層する多層スタック構造となっており、積層による内部抵抗の増加を抑制するために、前記積層体を所定の圧力で押圧して接触性を高め、接触抵抗を低く抑える必要があるが、シールゴム11自体を軟質にすると、前記締め付けにより、前記セパレータ5間の間隔保持が出来ずに、つぶれてしまう。
【0025】
そこで本技術においては、前記シールゴム11は硬度(JIS A)が50〜80と硬質なものを使用しつつ、図2(C)に示すようにシールゴム11表面の高分子膜1との接触面にテレケリック系液状ゴム13を塗布している。テレケリック系液状ゴム13はポリジエン系、ポリエーテル系、ポリスルフィド系のいずれを用いても良いが、塗布可能な粘度で且つ前記しわ17の空隙を塞ぐことの出来るような粘度を有することが必要で、リビング重合末端の官能基の調整に粘度Pを室温で、50〜1000に調整したものを用いるのがよい。
【0026】
又前記のように液状ゴム13を用いずに、図2(B)に示すように、硬質のシールゴム表面の高分子膜1との接触面に軟質なゴム層12を接合する構成にしても良い。
このような軟質ゴム層には、例えば硬度(JIS A)が10〜30のラテックスを用いても良く、又シールゴム11と同材質のエチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴムを用いてその加硫化度を低くして、硬度(JIS A)が10〜30に設定してもよい。
【0027】
かかる技術によれば、給電体2、3と対面する表裏両側に電極8、9を形成し、該電極形成位置の外側の固体高分子膜1にしわ17が形成されている場合でも前記液状ゴム13や軟質ゴム12で円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できるとともに、シールゴム自体は硬質なために前記積層体を所定の圧力で押圧しても前記セパレータ5間の間隔保持が容易である。
【0028】
図3は本発明の実施形態にかかる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造の要部構成図で、陽極と陰極の一対の給電体2、3に挟持された固体高分子膜周囲をシール部材11を介してセパレータ5とシールさせてなる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造であって、前記シール部材11を介してセパレータ5と面着する固体高分子膜1の外縁14を前記セパレータ5外縁のシール位置1aより更に外方に拡形し、セパレータ5により面着されない拡形縁14に形状保持枠15を固定したものである。
即ち、本実施例は前記固体高分子膜水電解装置に使用する固体高分子膜の外形を前記セパレータ5外形より大きくなるように拡形し、先ず該拡形縁14に形状保持枠15を固定した後、固体高分子膜1の給電体2、3と対面する両面側の中央域にメッキ法にて方形の電極8、9を形成する。
【0029】
これにより、電極形成の際に高分子膜1の中央域が電極接合により引っ張られて電極形成位置の外側に引っ張り力が働いても形状保持枠15に保持されているために、しわ17が形成されることがない。
【0030】
又形状保持枠15は電極8、9接合後に設けても良く、これにより電極接合により電極形成位置の外周縁側に出来たしわ17のしわ伸ばしが可能である。
尚、前記形状保持枠15は外周側に引っ張り力が働くものであるなら特に限定されないが、例えばシールゴムと同様な硬度(JIS A)が50〜80程度の硬質ゴムで形成しても良く、又PE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)等の樹脂で形成しても良い。
【0031】
図6は、図8に示す薄板プレスセパレータを用いた固体高分子膜水電解装置の比較例で、陽極と陰極の一対の給電体2、3の間に固体高分子膜1を挟持させたスタック6(電解セル)は、前記したセパレータ50を介して水中で順次多層状に積層して多層スタック構造となっているが、前記多層スタック構造体06は積層による内部抵抗の増加を抑制するために、上下両側にフランジを配し、該フランジの締め付け力を利用して前記電解セル積層体を所定の圧力で押圧して接触性を高め、接触抵抗を低く抑えている。また、電解水をスタック内に保持するために厚肉の硬質シールゴム11を介在させている。
しかしながらかかる構成では、多層スタック構造体06(電解セル積層体)の上下に位置する薄板セパレータとフランジ70との間にスペーサ53を介在させなければならない。
特にプレス成形セパレータは軽量低コストというメリットがあるが、上下両側に電解セルが存在し、両側に溝を付けた構造であるために、上下両端のセパレータについては前記締め付け力により変形しないようにスペーサが必須である。
【0032】
そこで本発明の適用技術おいては、図8に示すように、陽極と陰極の一対の給電体2、3の間に固体高分子膜1を挟持させたスタック6(電解セル)の上下両側に位置する中間セパレータ50にプレス成形による薄板セパレータを用いるとともに、上下両端に位置する端側セパレータ51は、電解セルと対面する側に溝4を設け、該溝部4を電解水が流通可能な厚板のセパレータ51にすればセパレータとフランジが共用でき、スペーサを省略できる。
即ち、両端の端側セパレータ51をチタン厚板からの削りだしにすれば、スペーサや両端のフランジを省略できるとともに、両端の端側セパレータ51の変形を容易に防止できる。
【0033】
【発明の効果】
以上記載のごとく発明によれば、固体高分子膜の給電体2、3と対面する側に電極8、9を形成した場合でも、該電極形成位置の外側にしわが形成されることなく円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できる。
【0034】
この場合に、給電体2、3と対面する側に電極8、9を形成し、該電極形成位置の外側の固体高分子膜にしわが形成されている場合でも前記軟質ゴムで円滑にシールでき、且つ高いシール性を維持できる。
【0035】
さらに、電解セルに挟まれる中間部にはプレス変形された薄板セパレータを用いたために、軽量低コストというメリットを維持しつつ、上下両端に位置する端側セパレータは、電解セルと対面する側に溝を設け、該溝部を電解水が流通可能な厚板のセパレータにすることによりセパレータとフランジが共用でき、スペーサを省略できるとともに、両端の端側セパレータの変形を容易に防止でき、その両端周囲のシールを円滑に且つ高いシール性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用技術にかかる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造の要部構成図である。
【図2】 (A)は図1に使用される固体高分子膜の平面図、(B)(C)は図1に使用するシールゴムの断面図である。
【図3】 本発明の実施形態にかかる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造の要部構成図である。
【図4】 図3に使用される固体高分子膜の平面図である。
【図5】従来技術にかかる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造の概略構成図である。
【図6】 本第3発明の比較例にかかる電解セルの積層スタック構造の概略図である。
【図7】 図6に使用する従来技術にかかる薄板セパレータの概略図である。
【図8】 本発明の適用技術にかかる電解セルの積層スタック構造の概略図である。
【符号の説明】
1 固体高分子膜
1a シール位置
2、3 給電体
5 セパレータ
6 スタック構造
8、9 電極
11 シール部材
12 シール部材より低硬度の軟質部材
13 粘着性を有する液状部材材
14 固体高分子膜の拡形縁
15 形状保持枠
50 薄板の中間セパレータ
51 端側セパレータ
Claims (4)
- 陽極と陰極の一対の給電体に挟持された固体高分子膜周囲を、シール部材を介してセパレータとシールさせてなる固体高分子膜水電解装置におけるスタック構造において、
前記シール部材を介してセパレータと面着する固体高分子膜の外縁を前記セパレータ外縁のシール位置より更に外方に拡形し、セパレータにより面着されない拡形縁に形状保持枠を少なくとも組立時に使用して固定したことを特徴とするスタック構造。 - 前記シール部材と固体高分子膜との間に、前記シール部材より低硬度の軟質部材を介装したことを特徴とする請求項1記載のスタック構造。
- 前記軟質部材が、シリコーンや軟質なフッ素ゴムであることを特徴とする請求項2記載のスタック構造。
- 陽極と陰極の一対の給電体の間に固体高分子膜を挟持させたスタック(電解セル)の上下両側に位置する中間セパレータにプレス成形による薄板セパレータを用いるとともに、上下両端側に位置する端側セパレータに、電解セルと対面する側に溝を設け、該溝部を電解水が流通可能な厚板のセパレータを用いることを特徴とする請求項1記載のスタック構造。
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