JP2015185505A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望のシール性を確保するとともに、内側シールを不要にすることができ、シール割れ等の不良の発生を可及的に抑制することを可能にする。【解決手段】燃料電池10は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を設ける。第1電解質膜・電極構造体16aを構成する第1樹脂枠部材58の面58aと第1金属セパレータ14とは、互いに位置決めされる第1位置決め部70aを構成する。第1樹脂枠部材58の面58bと第2金属セパレータ18とは、第1係合部72a及び第1接合部74aを構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の一面側にアノード電極を、前記固体高分子電解質膜の他面側にカソード電極を、それぞれ配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより発電セルを構成している。燃料電池では、通常、数十〜数百の発電セルが積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気自動車に搭載されている。
燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード電極とカソード電極とに、それぞれ反応ガスである燃料ガスと酸化剤ガスとを供給するため、所謂、内部マニホールドを構成する場合が多い。従って、反応ガスのシール性等を確保するために、セパレータ間で電解質膜・電極構造体を確実にシールする必要がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池が知られている。この燃料電池は、固体高分子電解質膜とその両側のアノード側拡散電極とカソード側拡散電極とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレータで挟持している。アノード側拡散電極とカソード側拡散電極とは、いずれか一方の面が他方の面内に収まるように配置されることにより、電極膜構造体を形成している。
そして、アノード側拡散電極とカソード側拡散電極のうち大きい表面積の拡散電極の外周部分と一方のセパレータとの間に、小さい表面積の拡散電極を囲むように第1のシール(内側シール)が設けられている。さらに、一方のセパレータと他方のセパレータとの間であって、大きい表面積の拡散電極を囲むように第2のシール(外側シール)が設けられている。
特開2002−25587号公報
ところで、上記の燃料電池では、内側シールを配置するための高さ寸法が相当に小さくなっている。このため、内側シールは、シール線圧が高くなり易いという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、所望のシール性を確保するとともに、内側シールを不要にすることができ、経済的な構成で、シール線圧の過大な上昇を可及的に抑制することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されている。電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられ、互いに隣接するセパレータ間には、前記樹脂枠部材の外方を周回してシール部材が設けられている。
樹脂枠部材の一方の面と一方のセパレータとは、互いに係合する凸部及び凹部を有する係合部と、互いに接合される接合部と、を構成している。そして、樹脂枠部材の他方の面と他方のセパレータとは、互いに位置決めされる位置決め部を構成している。
また、この燃料電池では、凸部は、一方のセパレータに形成されるとともに、凹部は、樹脂枠部材の前記一方の面に形成されることが好ましい。
さらに、この燃料電池では、接合部は、凸部と凹部とにより構成されることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池では、位置決め部は、他方のセパレータの外周に設けられるシールの内周面と、前記シールの前記内周面に係合する樹脂枠部材の外周部と、を有することが好ましい。
また、この燃料電池では、位置決め部は、他方のセパレータの外周に形成される凸部と、樹脂枠部材の他方の面に形成される凹部と、を有することが好ましい。
本発明によれば、樹脂枠部材の一方の面と一方のセパレータとは、凸部及び凹部が互いに係合することにより、前記樹脂枠部材と前記一方のセパレータとの位置決めが行われている。しかも、樹脂枠部材と一方のセパレータとは、接合部により互いに接合されている。従って、所望のシール性を確保することができる。一方、樹脂枠部材の他方の面と他方のセパレータとは、位置決め部により互いに位置決めされている。
これにより、所望のシール性を確保するとともに、位置決め機構及び内側シールを不要にすることができる。このため、経済的な構成で、シール線圧の過大な上昇を可及的に抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電ユニットの分解断面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池に設けられる位置決め部の他の構成の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の要部断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10は、発電ユニット12を備える。複数の発電ユニット12は、水平方向(矢印A方向)又は鉛直方向(矢印C方向)に沿って互いに積層されることにより、スタックを構成する。このスタックは、車載用燃料電池スタックとして、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。
図1〜図3に示すように、発電ユニット12は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体(MEA)16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体(MEA)16b及び第3金属セパレータ20を設ける。第1の実施形態では、第1金属セパレータ14は、他方のセパレータ、第2金属セパレータ18は、一方のセパレータ及び他方のセパレータ、第3金属セパレータ20は、一方のセパレータである。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、平面が矩形状の横長形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、カーボンセパレータにより構成してもよい。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bが設けられる。具体的には、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bは、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の一端縁部に設けられる。酸化剤ガス入口連通孔22aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス出口連通孔24bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給する燃料ガス入口連通孔24a、及び酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス出口連通孔22bが設けられる。具体的には、燃料ガス入口連通孔24a及び酸化剤ガス出口連通孔22bは、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の他端縁部に設けられる。燃料ガス入口連通孔24aは、燃料ガスを供給する一方、酸化剤ガス出口連通孔22bは、酸化剤ガスを排出する。
発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔22a側に近接し、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を供給する一対の冷却媒体入口連通孔25aが設けられる。発電ユニット12の短辺方向の両端縁部には、燃料ガス入口連通孔24a側に近接し、冷却媒体を排出する一対の冷却媒体出口連通孔25bが設けられる。
図4に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとに連通する第1酸化剤ガス流路26が形成される。第1酸化剤ガス流路26は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)26aを有する。酸化剤ガス入口連通孔22aの近傍には、複数本の入口連結溝30aが形成される一方、酸化剤ガス出口連通孔22bの近傍には、複数本の出口連結溝30bが形成される。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14bには、一対の冷却媒体入口連通孔25aと一対の冷却媒体出口連通孔25bとに連通する冷却媒体流路32の一部が形成される。冷却媒体流路32は、第1酸化剤ガス流路26の裏面形状と後述する第2燃料ガス流路42の裏面形状とが重なり合って形成される。
第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとに連通する第1燃料ガス流路34が形成される。第1燃料ガス流路34は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)34aを有する。
燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、前記燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34とを連通する複数の供給流路溝部36aが形成される。複数の供給流路溝部36aは、蓋体37aにより覆われる。燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、前記燃料ガス出口連通孔24bと第1燃料ガス流路34とを連通する複数の排出流路溝部36bが形成される。複数の排出流路溝部36bは、蓋体37bにより覆われる。
図5に示すように、第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとに連通する第2酸化剤ガス流路38が形成される。第2酸化剤ガス流路38は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)38aを有する。酸化剤ガス入口連通孔22aの近傍には、複数本の入口連結溝40aが形成される一方、酸化剤ガス出口連通孔22bの近傍には、複数本の出口連結溝40bが形成される。
図1に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとに連通する第2燃料ガス流路42が形成される。第2燃料ガス流路42は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部(直線状流路溝部でもよい)42aを有する。
燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、前記燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42とを連通する複数の供給流路溝部44aが形成される。複数の供給流路溝部44aは、蓋体45aにより覆われる。燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、前記燃料ガス出口連通孔24bと第2燃料ガス流路42とを連通する複数の排出流路溝部44bが形成される。複数の排出流路溝部44bは、蓋体45bにより覆われる。
第3金属セパレータ20の面20bには、第2燃料ガス流路42の裏面形状である冷却媒体流路32の一部が形成される。第3金属セパレータ20の面20bには、前記第3金属セパレータ20に隣接する第1金属セパレータ14の面14bが積層されることにより、冷却媒体流路32が一体に設けられる。
第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材46が一体成形される。第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第2シール部材48が一体成形される。第3金属セパレータ20の面20a、20bには、この第3金属セパレータ20の外周端縁部を周回して第3シール部材50が一体成形される。
第1シール部材46、第2シール部材48及び第3シール部材50としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール材が用いられる。
図1〜図4に示すように、第1シール部材46は、均一の厚さを有して第1金属セパレータ14の面14a、14bの面方向に沿って設けられる平面シール部46aを有する。平面シール部46aからは、凸状シール部46bが厚さ方向に一体に膨出形成される。図4に示すように、平面シール部46aの内周面46aeは、後述する第1樹脂枠部材58の外周縁部の形状に対応して形成される。
第2シール部材48は、均一の厚さを有して第2金属セパレータ18の面18a、18bの面方向に沿って設けられる平面シール部48aを有する。図5に示すように、平面シール部48aからは、凸状シール部48bが厚さ方向に一体に膨出形成される。平面シール部48aの内周面48aeは、後述する第2樹脂枠部材60の外周縁部の形状に対応して形成される。
図1〜図3に示すように、第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20a、20bの面方向に沿って設けられる平面シール部50aを有する。図2に示すように、平面シール部50aからは、凸状シール部50bが厚さ方向に一体に膨出形成される。凸状シール部50bは、後述する第2係合部72bの裏側に設けられる裏側シートを構成する。
第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)52を備える。固体高分子電解質膜52は、カソード電極54及びアノード電極56により挟持される。
固体高分子電解質膜52は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用してもよい。カソード電極54は、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52の平面寸法(表面寸法)よりも小さな平面寸法(表面寸法)を有する、所謂、段差型MEAを構成している。
なお、カソード電極54、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52は、同一の平面寸法に設定してもよい。また、アノード電極56は、カソード電極54及び固体高分子電解質膜52の平面寸法よりも小さな平面寸法を有していてもよい。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、例えば、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1電解質膜・電極構造体16aは、固体高分子電解質膜52の外周を周回するとともに、カソード電極54及びアノード電極56に接合される第1樹脂枠部材58を備える。第1樹脂枠部材58は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーンゴム、フッ素ゴム又はEPDM(エチレンプロピレンゴム)等、熱可塑性高分子材料で構成される。
第2電解質膜・電極構造体16bは、固体高分子電解質膜52の外周を周回するとともに、カソード電極54及びアノード電極56に接合される第2樹脂枠部材60を備える。第2樹脂枠部材60は、第1樹脂枠部材58と同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
図1に示すように、第1樹脂枠部材58のカソード電極54側の面には、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して入口バッファ部62aが設けられる。第1樹脂枠部材58のカソード電極54側の面には、酸化剤ガス出口連通孔22bと第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して、出口バッファ部62bが設けられる。入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bは、複数本のライン状凸部及びエンボス部を有する。以下に説明する入口バッファ部及び出口バッファ部は、同様に構成される。
第1樹脂枠部材58のアノード電極56側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34との間に位置して入口バッファ部64aが設けられる。第1樹脂枠部材58のアノード電極56側の面には、燃料ガス出口連通孔24bと第1燃料ガス流路34との間に位置して、出口バッファ部64bが設けられる。
第2電解質膜・電極構造体16bに設けられる第2樹脂枠部材60は、カソード電極54側の面に、酸化剤ガス入口連通孔22aと第2酸化剤ガス流路38との間に位置して入口バッファ部66aが設けられる。第2樹脂枠部材60のカソード電極54側の面には、酸化剤ガス出口連通孔22bと第2酸化剤ガス流路38との間に位置して、出口バッファ部66bが形成される。
第2樹脂枠部材60のアノード電極56側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42との間に位置して入口バッファ部68aが設けられる。第2樹脂枠部材60のアノード電極56側の面には、燃料ガス出口連通孔24bと第2燃料ガス流路42との間に位置して、出口バッファ部68bが設けられる。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間には、冷却媒体流路32が形成される。
第1の実施形態では、図2及び図3に示すように、第1樹脂枠部材58の面(他方の面)58aと第1金属セパレータ(他方のセパレータ)14とは、互いに位置決めされる第1位置決め部70aを構成する。第1樹脂枠部材58の面(一方の面)58bと第2金属セパレータ(一方のセパレータ)18とは、第1係合部72aを構成する。第2樹脂枠部材60の面(他方の面)60aと第2金属セパレータ(他方のセパレータ)18とは、互いに位置決めされる第2位置決め部70bを構成する。第2樹脂枠部材60の面(一方の面)60bと第3金属セパレータ(一方のセパレータ)20とは、第2係合部72bを構成する。
第1位置決め部70aは、第1金属セパレータ14の平面シール部46aを構成する内周面46aeと、第1樹脂枠部材58の面58a側の外周縁部に周回形成される溝部58ar内に設けられる溝内壁面(外周部)58awとを有する。溝部58ar内には、平面シール部46aの一部が配置されて、溝内壁面58awに内周面46aeが当接する。なお、図6に示すように、第1樹脂枠部材58の先端面(外周部)58eに、第1金属セパレータ14の内周面46aeを当接させて第1位置決め部70aを構成してもよい。また、以下に説明する第2位置決め部70bでも、同様である。
図2及び図3に示すように、第1係合部72aは、第1樹脂枠部材58の面58b側の外周縁部に周回形成される溝部(凹部)58brを備える。第2金属セパレータ18には、溝部58brの形状(すなわち、第1樹脂枠部材58の外周縁部形状)に対応して凸部18apがプレス成形され、前記凸部18apは、前記溝部58brに係合する。第2金属セパレータ18の面18a(凸部18apを含む)と第1樹脂枠部材58の面58bとは、例えば、前記第2金属セパレータ18から熱を加えて溶着により接合される第1接合部74aを構成する。なお、第1接合部74aは、例えば、接着剤により接合してもよい。
第2位置決め部70bは、第2金属セパレータ18の平面シール部48aを構成する内周面48aeと、第2樹脂枠部材60の面60a側の外周縁部に周回形成される溝部60ar内に設けられる溝内壁面(外周部)60awとを有する。溝部60ar内には、平面シール部48aの一部が配置されて、溝内壁面60awに内周面48aeが当接する。
第2係合部72bは、第2樹脂枠部材60の面60b側の外周縁部に周回形成される溝部(凹部)60brを備える。第3金属セパレータ20の面20aには、溝部60brの形状(すなわち、第2樹脂枠部材60の外周縁部形状)に対応して凸部20apがプレス成形され、前記凸部20apは、前記溝部60brに係合する。第3金属セパレータ20の面20a(凸部20apを含む)と第2樹脂枠部材60の面60bとは、例えば、前記第3金属セパレータ20から熱を加えて溶着や接着剤により接合される第2接合部74bを構成する。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、一対の冷却媒体入口連通孔25aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、一部が酸化剤ガス入口連通孔22aから入口バッファ部62aを通って第1金属セパレータ14の第1酸化剤ガス流路26に供給される。酸化剤ガスは、他の一部が入口バッファ部66aを通って第2金属セパレータ18の第2酸化剤ガス流路38に導入される。
酸化剤ガスは、図1及び図4に示すように、第1酸化剤ガス流路26に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極54に供給される。また、酸化剤ガスは、図1及び図5に示すように、第2酸化剤ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、図1に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから供給流路溝部36a、44aに導入される。供給流路溝部36aでは、燃料ガスが、入口バッファ部64aを通って第2金属セパレータ18の第1燃料ガス流路34に供給される。供給流路溝部44aでは、燃料ガスが、入口バッファ部68aを通って第3金属セパレータ20の第2燃料ガス流路42に供給される。
燃料ガスは、第1燃料ガス流路34に沿って矢印B方向に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極56に供給される。また、燃料ガスは、第2燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bでは、各カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、各アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bの各カソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、出口バッファ部62b、66bを通って酸化剤ガス出口連通孔22bに排出される。第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、出口バッファ部64b、68bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
一方、上下一対の冷却媒体入口連通孔25aに供給された冷却媒体は、図1に示すように、冷却媒体流路32に導入される。冷却媒体は、各冷却媒体入口連通孔25aから冷却媒体流路32に供給され、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印B方向に移動して第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔25bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、図2及び図3に示すように、第1樹脂枠部材58の面58bと第2金属セパレータ18とは、第1係合部72aを構成している。第1係合部72aは、第1樹脂枠部材58の面58b側の外周縁部に周回形成される溝部58brを備える一方、第2金属セパレータ18の面18aには、前記溝部58brの形状に対応して凸部18apがプレス成形されている。
このため、凸部18apを溝部58brに係合させることにより、第1樹脂枠部材58と第2金属セパレータ18とは、互いに位置決めされている。しかも、第1樹脂枠部材58と第2金属セパレータ18とは、第1接合部74aにより互いに接合されている。従って、第1樹脂枠部材58と第2金属セパレータ18とは、所望のシール性を確保した状態で、互いに一体化することができる。
一方、第1樹脂枠部材58と第1金属セパレータ14とは、第1位置決め部70aにより互いに位置決めされている。第1位置決め部70aは、第1金属セパレータ14の平面シール部46aの内周面46aeと、第1樹脂枠部材58の外周縁部に周回形成される溝部58ar内には、平面シール部46aの一部が配置されて、前記内周面46aeが当接する溝内壁面58awとを有している。これにより、第1金属セパレータ14は、第1樹脂枠部材58に対して位置決めされ、前記第1金属セパレータ14、前記第1樹脂枠部材58及び第2金属セパレータ18の位置決めが正確且つ良好に遂行されるという効果がある。
さらに、第2樹脂枠部材60と第3金属セパレータ20とは、第2係合部72bにより互いに位置決めされるとともに、第2接合部74bにより互いに接合されている。そして、第2樹脂枠部材60と第2金属セパレータ18とは、第2位置決め部70bにより互いに位置決めされている。このため、第2金属セパレータ18、第2樹脂枠部材60及び第3金属セパレータ20の位置決めが正確且つ良好に遂行される。
従って、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20は、所望のシール性を確保することが可能になる。しかも、位置決め機構及び内側シールを不要にすることができ、経済的な構成で、シール線圧の過大な上昇を可及的に抑制することが可能になるという効果が得られる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池80の要部断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池80は、発電ユニット82を備える。発電ユニット82は、第1金属セパレータ84、第1電解質膜・電極構造体(MEA)86a、第2金属セパレータ88、第2電解質膜・電極構造体(MEA)86b及び第3金属セパレータ90を設ける。第2の実施形態では、第1金属セパレータ84は、他方のセパレータ、第2金属セパレータ88は、一方のセパレータ及び他方のセパレータ、第3金属セパレータ90は、一方のセパレータである。
第2の実施形態では、第1樹脂枠部材91の面91aと第1金属セパレータ84とは、互いに位置決めされる第1位置決め部92aを構成する。第1樹脂枠部材91の面91bと第2金属セパレータ88とは、第1係合部72aを構成する。第2樹脂枠部材94の面94aと第2金属セパレータ88とは、互いに位置決めされる第2位置決め部92bを構成する。第2樹脂枠部材94の面94bと第3金属セパレータ90とは、第2係合部72bを構成する。
第1位置決め部92aは、第1樹脂枠部材91の面91a側の外周縁部に周回形成される溝部(凹部)91arを備える。第1金属セパレータ84には、溝部91arの形状(すなわち、第1樹脂枠部材91の外周縁部形状)に対応して凸部14apがプレス成形され、前記凸部14apは、前記溝部91arに係合する。
第2位置決め部92bは、第2樹脂枠部材94の面94a側の外周縁部に周回形成される溝部(凹部)94arを備える。第2金属セパレータ88には、溝部94arの形状(すなわち、第2樹脂枠部材94の外周縁部形状)に対応して凸部18bpがプレス成形され、前記凸部18bpは、前記溝部94arに係合する。
このように構成される第2の実施形態では、位置決め機構及び内側シールを不要にすることができ、経済的な構成で、シール割れ等の不良の発生を可及的に抑制することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、80…燃料電池 12、82…発電ユニット
14、18、20、84、88、90…金属セパレータ
14ap、18ap、18bp、20ap…凸部
16a、16b、86a、86b…電解質膜・電極構造体
22a…酸化剤ガス入口連通孔 22b…酸化剤ガス出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
25a…冷却媒体入口連通孔 25b…冷却媒体出口連通孔
26、38…酸化剤ガス流路 30a…入口連結溝
30b…出口連結溝 32…冷却媒体流路
34、42…燃料ガス流路 36a…供給流路溝部
36b…排出流路溝部 46、48、50…シール部材
46ae…内周面 52…固体高分子電解質膜
54…カソード電極 56…アノード電極
58、60…樹脂枠部材 58aw、60aw…溝内壁面
58ar、58br、60ar、60br、91ar、94ar…溝部
58e…先端面
70a、70b、92a、92b…位置決め部
72a、72b…係合部 74a、74b…接合部

Claims (5)

  1. 電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられ、互いに隣接する前記セパレータ間には、前記樹脂枠部材の外方を周回してシール部材が設けられる燃料電池であって、
    前記樹脂枠部材の一方の面と一方のセパレータとは、互いに係合する凸部及び凹部を有する係合部と、
    互いに接合される接合部と、
    を構成するとともに、
    前記樹脂枠部材の他方の面と他方のセパレータとは、互いに位置決めされる位置決め部を構成することを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記凸部は、前記一方のセパレータに形成されるとともに、
    前記凹部は、前記樹脂枠部材の前記一方の面に形成されることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記接合部は、前記凸部と前記凹部とにより構成されることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記位置決め部は、前記他方のセパレータの外周に設けられるシールの内周面と、
    前記シールの前記内周面に係合する前記樹脂枠部材の外周部と、
    を有することを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記位置決め部は、前記他方のセパレータの外周に形成される凸部と、
    前記樹脂枠部材の前記他方の面に形成される凹部と、
    を有することを特徴とする燃料電池。
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