JP5043725B2 - 据付レール用固定金具 - Google Patents

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Description

本発明は、据付レール上に装着された端子台等の装着機器が据付レールに沿って移動しないように据付レールに固定される据付レール用固定金具に関する。
導線を接続する複数の接続部を備え、各接続部に接続された各導線相互を電気的に接続する端子台は種々提案されている。このような端子台は、据付レール上に保持されて、複数列設され、集合端子台を構成することとなる(例えば特許文献1参照)。図7に示すように、前記据付レールAは、両側の立ち上がり側壁D,Dの上端に、幅方向へ突出する連係板座E,Eを長尺方向に沿って形成してなり、導線相互を接続する端子台Cの下部に設けられた係合部(図示省略)を連係板座E,Eの下面に係合して、複数の端子台Cを整列状に保持するものである。そして、この据付レールA上に保持された集合端子台Bが据付レールAに沿って移動しないようにするために、据付レール用固定金具(以下、「固定金具」と略す。)1b,1bが装着される。
従来の固定金具1bは、図8に示すように、側面視略伏コ字状の外筐片3bと、該外筐片3bの内部に上下方向に摺動可能に保持され、下部両側から外筐片3bの下方に突出する一対の係止脚部11b,11cが形成された摺動片4bと、外筐片3bの上部を貫通して摺動片4bに組み付けられた角ナット31に螺合し、外筐片3bと摺動片4bを締結する固定ネジ5bとを備えてなる。一対の係止脚部11b,11cには、下部両側から外筐片3bの下方に突出して、下端に相互に対向する係止突部15b,15cが内方突成されており、該係止突部15bの上には連係板座E,Eを遊嵌させる一対の遊嵌溝部12b,12cが形成される。ここで、一方の係止突部15cは他方の係止突部15bよりも長く、当該係止突部15cの上に形成される遊嵌溝部12cは、他方の遊嵌溝部12bよりも深いものとなっている。
上記固定金具1bは、図9の(a)〜(d)に示す手順によって、据付レールAに装着される。すなわち、まず、固定ネジ5bを緩めた状態で固定金具1bを据付レールAに対して傾けて、深い方の遊嵌溝部12cに一方の連係板座Eに遊嵌させる(図9a)。続いて連係板座Eを遊嵌溝部12cの奥まで挿入した状態で、傾けた固定金具1bを水平にする(図9b)。次いで、固定金具1bを深い方の遊嵌溝部12c方向にスライドさせて、浅い方の遊嵌溝部12bに他方の連係板座Eを遊嵌させ(図9c)、各係止突部15b,15cを各連係板座Eの直下に位置させる。そして、固定ネジ5bを操作して摺動片4bと外筐片3bとを締結することにより、各係止脚部11b,11cと外筐片3bとの間に各連係板座E,Eを挟持して、固定金具1bを据付レールAに固定する(図9d)。
特開2003−331947号公報 (段落0003、図7)
上記従来の固定金具にあっては、一方の遊嵌溝部の深さを浅くして、装着の際に該遊嵌溝部の奥に連係板座を挿入することにより、両側の係止突部が各連係板座と係合し得るよう位置合わせを行っている。このため、据付レールに装着する際には、必ず深い方の遊嵌溝部を先に据付レールと嵌合させなければならず、遊嵌溝部の深い側を確認する手間が生じている。また、固定ネジで外筐片と摺動片を締結する際に、浅い方の遊嵌溝部から連係板座が脱落しないよう手で押さえておかないと固定金具の固定が不安定になり、装着が上手く行かないことがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、据付レールへの装着が容易な固定金具の提供を目的とする。
本発明は、両側の立ち上がり側壁の上端に、幅方向へ突出する連係板座を長尺方向に沿って形成してなる据付レール上に固定され、該据付レール上に装着された装着機器が据付レールに沿って移動しないよう固定する据付レール用固定金具において、側面視略伏コ字状の外筐片と、外筐片の内部に上下に摺動可能に保持されるものであって、下部両側から外筐片の下方に突出して、下端に相互に対向する係止突部が内方突成された一対の係止脚部を備え、各係止脚部の係止突部上には、連係板座に遊嵌する遊嵌溝部が形成された摺動片と、係止突部を外筐片の下部に接近させるように摺動片を外筐片に対して上方付勢する付勢手段と、外筐片の上部を貫通して摺動片に螺合し、据付レールに装着した状態で外筐片と摺動片を締結する固定ネジとを備えてなり、据付レールの各連係板座を各遊嵌溝部に内嵌し、各連係板座の端部を外筐片の下部と係止突部とで挟持することにより据付レールに固定されるものであり、各係止脚部の、係止突部の基端側には、連係板座の端部を係止突部の上に案内するよう傾斜する傾斜案内縁が形成されていることを特徴とする据付レール用固定金具である。
かかる固定金具を据付レールに装着する際には、まず、付勢手段の付勢力に抗して摺動片を下降させて外筐片の下部と係止突部を離間させ、据付レールの連係板座に遊嵌溝部を外嵌可能とする。そして、各連係板座に各遊嵌溝部を遊嵌させてから、付勢手段の付勢力によって摺動片を上昇させることにより係止突部を外筐片の下部に接近させ、各連係板座の端部を外筐片の下部と係止突部とにより上下に挟持する。すなわち、本発明の固定金具によれば、固定ネジの締結前に付勢手段の付勢力によって据付レールを仮保持することができ、作業者は固定ネジを締結する際に固定金具を手で押さえる手間が不要となる。また、固定金具を仮保持する際には、係止突部は連係板座の端部の直下に位置していなくても、係止突部の基端側の傾斜案内縁の案内作用によって各連係板座の端部が係止突部の上へ相対的に案内されて、連係板座と係止突部との位置合わせが自動的に行われることとなる。このため、本発明によれば、作業者は固定金具の幅方向の位置合わせを行う手間が不要となる。さらには、本発明の固定金具は、位置合わせのために一方の遊嵌溝部を浅くする構成が不要となるため、作業者は固定金具の左右を区別せずに据付レールに装着することが可能となる。
また、本発明において、外筐片の下部には、据付レールの各連係板座を各遊嵌溝部に内嵌した状態で、据付レールの上部に対して幅方向に遊びなく外嵌する密嵌凹部が形成されている構成が提案される。かかる構成にあっては、各遊嵌溝部に据付レールの各連係板座を内嵌した時に外筐片が据付レールの幅方向に固定されるため、固定金具を据付レールに仮保持する際に、連係板座の端部と係止突部との位置合わせを一層円滑に行うことが可能となる。また、仮保持状態で、外筐片が据付レールにより安定に保持されることとなるため、固定ネジを操作して外筐片と摺動片を締結する際に固定金具ががたつき難く、固定金具の装着作業を確実に行うことが可能となる。
さらには、外筐片と摺動片のいずれか一方に、他方の両側面と夫々当接することとなる一対の規制部が形成されるとともに、該規制部が当接する他方の両側面には滑らかな案内面が形成されており、外筐片の密嵌凹部に据付レールを内嵌した状態で、係止突部を連係板座の下方に離間させると、案内面と規制部の間に幅方向に遊びが生じて、摺動片を外筐片に対して幅方向に摺動可能となり、摺動片を外筐片に対して上昇させて離間した係止突部を連係板座に近接させていくと、案内面が規制部を幅方向に案内することによって、係止突部を連係板座の端部の下面に当接させる位置に摺動片が摺動する構成が提案される。
かかる構成にあっては、摺動片が外筐片に対して下方寄りに位置する状態では、案内面と規制部との間の遊びの範囲内で摺動片を幅方向に摺動可能であるため、据付レールの連係板座に摺動片の遊嵌溝部を遊嵌させる際に、外筐片が邪魔にならないように幅方向に摺動させることができる。一方、摺動片を外筐片に対して上昇させると、規制部に対する案内面の案内作用によって摺動片が幅方向に相対移動して、遊嵌溝部に内嵌する連係板座の端部の直下に各係止突部を位置させることとなる。したがって、かかる構成によれば、前記傾斜案内縁の案内作用が相互の摩擦力などによって十分に作用しない場合でも、案内面の案内作用によって固定金具と据付レールを正しく位置合わせすることができる。
また、本発明の据付レール用固定金具にあって、前記付勢手段は、圧縮コイルバネや引張コイルバネ、板バネ、その他の弾性材などによって構成することができる。圧縮コイルバネによって付勢手段を構成する場合には、例えば、外筐片及び摺動片に開口部を形成して、該開口部に圧縮コイルバネを装着し、該圧縮コイルバネの上端を摺動片に、その下端を外筐片に係止することが提案される。
以上に述べたように、本発明によれば、固定金具を据付レールに固定する際に、固定金具と据付レールの位置合わせを極めて簡単に行うことができる。また、固定ネジを操作して外筐片と摺動片を締結する際に、固定金具を手で押さえる手間も不要となる。さらには、装着の際に固定金具の左右を確認する手間も不要となる。
以下に、本発明の実施形態を実施例に従って説明する。
本実施例の据付レール用固定金具1は、図1に示すように、既存の固定金具と同様に据付レールAの上に固定されて、据付レールAの上に装着された端子台Cが据付レールAに沿って移動しないように固定するものである。
固定金具1は、図2〜5に示すように、側面視略伏コ字状の外筐片3と、該外筐片3の内部に形成される摺動間隙13に上下に摺動可能に保持される摺動片4と、外筐片3と摺動片4を締結する固定ネジ5と、摺動片4を外筐片3に対して上方付勢する圧縮コイルバネ6とを具備してなる。
外筐片3は所要形状に打ち抜いた金属板片を屈曲加工してなるものである。外筐片3は、前後に対向する一対の側板部8,8と、該側板部8の上縁を相互に連係する上板部9とからなる側面視略伏コ字状をなしており、対向する側板部8,8の間に前記摺動片4を保持する略等幅の摺動間隙13が形成される。
側板部8,8の両側下部には、一対の突起部25,25が下方突成されており、各突起部25,25の間に、据付レールAの上部と略等幅をなし、据付レールAの上部に密嵌する密嵌凹部20が形成される。
外筐片3の下部は、図5に示すように、下方に向けて徐々に縮幅する形状をなしており、その両側面は下方に向けて内側に傾斜する滑らかな案内面24,24を形成している。この案内面24は、後述するように摺動片4に形成された規制部23と当接し、該規制部23に対して案内作用を発揮することにより、摺動片4を幅方向に案内する。
摺動片4は、外筐片3同様に所要形状に打ち抜いた金属板片を側面視略伏コ字状に屈曲加工してなるものであり、前後に対向する一対の側板部18,18と、各側板部18の上縁を相互に連係する上板部19とからなる。摺動片4は、外筐片3よりやや幅広の正面視略横長帯状をなしており、外筐片3の摺動間隙13の間隔と略等しい肉厚をなし、摺動間隙13内で摺動可能に保持される。
摺動片4の両側下部には、外筐片3の下方に突出する左右一対の係止脚部11,11が形成される。各係止脚部11,11は、その下端に内向きに突出して相互に対向する係止突部15,15が形成された正面略L字状をなすものであり、各係止突部15,15の上には連係板座Eを遊嵌させる一対の遊嵌溝部12,12が形成される。係止突部15,15同士の間隔は、据付レールAの上幅よりも僅かに狭く設定され、係止脚部11の基端同士の間隔は、据付レールAの上幅よりも広く設定されており、据付レールAを傾けて左右の遊嵌溝部12を各連係板座Eに順番に挿入することにより、摺動片4を据付レールAの上部に外嵌させ得るようになっている。ここで、本実施例の係止脚部11及び遊嵌溝部12は左右対称形状をなしており、遊嵌溝部12の左右を区別することなく各連係板座Eを挿入することができる。なお、外筐片3の密嵌凹部20は、図2に示すように、摺動片4の各係止脚部11,11の間に位置しており、各連係板座Eを遊嵌溝部12に遊嵌させると、密嵌凹部20が据付レールAの上部に幅方向に密嵌するように設定されている。
各係止突部15の上縁は、連係板座Eの端部の下面に密接し得るよう水平になっている。また、各係止脚部11の、係止突部15の基端側には、中央下方に傾斜して、連係板座Eの端部を係止突部15の上へ案内する傾斜案内縁22が形成されている。
また、側板部18,18の係止脚部11には、外筐片3の突起部25に下方から当接して、摺動片4が摺動間隙13の所定位置より上方摺動するのを規制する上昇規制突部16が絞り加工によって前後方向に突成される。
また、摺動片4の各側板部18,18の両側部には、前後に突出して外筐片3の両側面の案内面24,24に夫々当接し、摺動片4の幅方向の摺動範囲を規制する規制部23が形成される。
固定ネジ5は、ネジ本体41の上端に頭部40を備えてなる。ネジ本体41は上板部9の中央部に形成された上下方向のネジ貫通孔10を貫通し、摺動片4の上板部19の中央に形成された上下方向のネジ孔26に螺合している。かかる固定ネジ5の頭部40を回転操作して、外筐片3に対して摺動片4を上昇させることにより、外筐片3と摺動片4とを締結可能となっている。
摺動片4は、図2に示すように、固定ネジ5より外筐片3に締結された状態では摺動間隙13内で摺動不能であるが、外筐片3と摺動片4の締結を緩めた状態では摺動間隙13内で摺動可能となる。ここで、摺動片4は、案内面24と規制部23とにより幅方向の摺動範囲を規制されている。具体的には、摺動片4は、外筐片3の狭幅部分が規制部23の間に位置する状態では、規制部23と案内面24の間に生じた遊びの範囲内において幅方向に摺動可能となる。一方、摺動片4が上昇し、外筐片3の幅広部分が規制部23,23の間に密嵌して両者の間に遊びがなくなると、図2に示すように、密嵌凹部20の両端部と各係止突部15とが幅方向に一致して、各係止突部15が連係板座Eの端部の直下に位置し、摺動片4はかかる状態で幅方向に摺動不能となる。
また、外筐片3の側板部8及び摺動片4の側板部18の中央には、圧縮コイルバネ6を装着するためのバネ装着孔17,21が夫々開口している。各バネ装着孔17,21は、図2に示すように、正面略矩形状をなし、前後方向に略重なっている。外筐片3のバネ装着孔17には下部に幅狭部17aが形成されており、一方、摺動片4のバネ装着孔21には上部に幅狭部21aが形成されている。圧縮コイルバネ6は、各バネ装着孔17,21に装着された状態で、その上端部を摺動片4の幅狭部21aに、その下端部を外筐片3の幅狭部17aに係止されて、摺動片4を外筐片3に対して上方付勢する。
固定金具1は、図4に示すように、外筐片3の摺動間隙13に、下方から摺動片4を挿入し、かかる状態で各バネ装着孔17,21に圧縮コイルバネ6を装着し、さらに固定ネジ5を外筐片3のネジ貫通孔10に挿通して摺動片4のネジ孔26に螺合することにより組み立てられる。
固定金具1を据付レールAに装着する手順を、図6を参照して説明する。まず、外筐片3と摺動片4の締結を緩めて、摺動片4を摺動間隙13内で昇降可能な状態とする。次に、かかる状態で、固定金具1を傾けて、圧縮コイルバネ6の付勢力に抗して摺動片4を押し下げながら、一側の遊嵌溝部12の奥まで一方の連係板座Eを挿入する(図6a)。この時、規制部23と案内面24の間には十分な遊びがあるため、外筐片3の突起部25は、連係板座Eの端部に押し上げられて遊嵌溝部12の斜め上方に退避する。なお、本実施例の固定金具1は左右対称であり、両側の遊嵌溝部12のいずれを先に連係板座Eに遊嵌させてもかまわない。
続いて、一方の連係板座Eを一側の遊嵌溝部12の奥まで挿入した状態で、傾けた固定金具1を水平になるよう傾動させ、他側の遊嵌溝部12を他方の連係板座Eに外嵌させる(図6b参照)。これにより、両側の連係板座Eが各遊嵌溝部12に遊嵌するとともに、外筐片3の密嵌凹部20が据付レールAの上部に密嵌する。
図6bに示す状態で固定金具1から手を放すと、圧縮コイルバネ6の付勢力により外筐片3対して摺動片4が上方へ摺動することによって、係止突部15が連係板座Eに接近し、外筐片3の下面と摺動片4の係止突部15との間に各連係板座Eが挟まれて、固定金具1が仮保持される(図6c参照)。
固定金具1を据付レールAに仮保持した上記状態から、さらに、電動ドライバー等により固定ネジ5の頭部40を回転操作して該頭部40を下降させ、摺動片4を外筐片3に対して上方に引っ張ることにより外筐片3と摺動片4とを締結する。これにより、係止突部15と外筐片3に挟まれた各連係板座Eはより強く挟圧されて、固定金具1は据付レールAに完全に固定される(図6d参照)。なお、本実施例にあっては、固定金具1を仮保持した状態で、外筐片3が据付レールAの上部に密嵌しているため、固定ネジ5の頭部40を回転操作する際に固定金具1をがたつかせることなく作業できる。
このように、本実施例の固定金具1は、固定金具1を傾けて両側の遊嵌溝部12を各連係板座Eに外嵌し、圧縮コイルバネ6の付勢力により仮保持を行い、最後に固定ネジ5により外筐片3と摺動片4を締結することによって据付レールAに装着される。
ここで、本実施例の固定金具1にあっては、据付レールAと固定金具1の幅方向の位置合わせが、上記装着手順の過程で自動的になされることとなる。すなわち、両側の遊嵌溝部12を各連係板座Eに外嵌した状態で各連係板座Eの端部が係止突部15の上に位置していなくても、連係板座Eが外筐片3と摺動片4に挟持される際に各係止突部15の基端側の傾斜案内縁22が連係板座Eの端部と当接して案内作用を発揮し、これにより、摺動片4が、各係止突部15を連係板座Eの端部の直下に位置させるよう幅方向に移動するのである。
また、本実施例にあっては、傾斜案内縁22の案内作用に加えて、外筐片3の案内面24の案内作用によっても連係板座Eと係止突部15の位置合わせが行われる。すなわち、圧縮コイルバネ6の付勢力によって摺動片4が上方へ摺動する際に、案内面24が規制部23と当接して案内作用を発揮することにより、摺動片4が、各係止突部15を連係板座Eの端部の直下に位置させるよう幅方向に移動するのである。したがって、本実施例にあっては、据付レールAへの装着時に傾斜案内縁22の案内作用が不十分であったとしても、外筐片3の案内面24の案内作用によって据付レールAと固定金具1の位置合わせが確実に行われることとなる。
このように、本実施例にあっては、固定金具1を据付レールAに装着する際に、固定金具1と据付レールAの幅方向の位置合わせが自動的に行われることとなるから、作業者はかかる位置合わせを行う手間が不要となる。また、固定金具1を装着する際に、連係板座Eをどちらの遊嵌溝部12へ先に挿入してもかまわないため、固定金具1の左右を確認する手間も不要である。したがって、本実施例の固定金具1は従来よりも容易に据付レールAに装着できる。
また、本実施例の固定金具1は、固定ネジ5によって据付レールAに固定する際に、圧縮コイルバネ6によって仮保持しておくことができるから、固定ネジ5を操作する際に固定金具1を手で保持する手間も不要となる。
なお、本発明の固定金具は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、上記実施例は、端子台を装着する据付レールに用いる固定金具であったが、本発明は、端子台を装着する据付レールに用いるものに限らず、各種の装着機器を装着する据付レールに対する固定金具にも適用できる。また、上記実施例では、摺動片は、外筐片同様の側面視略伏コ字状のものであったが、本発明に係る摺動片は、かかる構成に限らず、例えば、摺動間隙の幅と略等しい肉厚の金属片を打ち抜いてなるものであってもかまわない。
実施例の固定金具1を据付レールAに装着した状態の斜視図である。 実施例の固定金具1の正面図である。 実施例の固定金具1の側面図である。 実施例の固定金具1の分解斜視図である。 実施例の固定金具1の分解正面図である。 外筐片3を縦断して固定金具1の装着手順を示す説明図である。 従来の固定金具1bを据付レールAに装着した状態の斜視図である。 従来構成の固定金具1bの分解斜視図である。 従来構成の固定金具1bを据付レールAに固定する手順を示す説明図である。
符号の説明
1,1b 固定金具
3,3b 外筐片
4,4b 摺動片
5,5b 固定ネジ
6 圧縮コイルバネ
8 側板部
9 上板部
11,11b,11c 係止脚部
12,12b,12c 遊嵌溝部
15 係止突部
16 上昇規制突部
20 密嵌凹部
22 傾斜案内縁
23 規制部
24 案内面
A 据付レール
C 端子台
D 側壁
E 連係板座

Claims (4)

  1. 両側の立ち上がり側壁の上端に、幅方向へ突出する連係板座を長尺方向に沿って形成してなる据付レール上に固定され、該据付レール上に装着された装着機器が据付レールに沿って移動しないよう固定する据付レール用固定金具において、
    側面視略伏コ字状の外筐片と、
    外筐片の内部に上下に摺動可能に保持されるものであって、下部両側から外筐片の下方に突出して、下端に相互に対向する係止突部が内方突成された一対の係止脚部を備え、各係止脚部の係止突部上には、連係板座に遊嵌する遊嵌溝部が形成された摺動片と、
    係止突部を外筐片の下部に接近させるように摺動片を外筐片に対して上方付勢する付勢手段と、
    外筐片の上部を貫通して摺動片に螺合し、据付レールに装着した状態で外筐片と摺動片を締結する固定ネジと
    を備えてなり、
    据付レールの各連係板座を各遊嵌溝部に内嵌し、各連係板座の端部を外筐片の下部と係止突部とで挟持することにより据付レールに固定されるものであり、
    各係止脚部の、係止突部の基端側には、連係板座の端部を係止突部の上に案内するよう傾斜する傾斜案内縁が形成されていることを特徴とする据付レール用固定金具。
  2. 外筐片の下部には、据付レールの各連係板座を各遊嵌溝部に内嵌した状態で、据付レールの上部に対して幅方向に遊びなく外嵌する密嵌凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の据付レール用固定金具。
  3. 外筐片と摺動片のいずれか一方に、他方の両側面と夫々当接することとなる一対の規制部が形成されるとともに、該規制部が当接する他方の両側面には滑らかな案内面が形成されており、
    外筐片の密嵌凹部に据付レールを内嵌した状態で、係止突部を連係板座の下方に離間させると、案内面と規制部の間に幅方向に遊びが生じて、摺動片を外筐片に対して幅方向に摺動可能となり、
    摺動片を外筐片に対して上昇させて離間した係止突部を連係板座に近接させていくと、案内面が規制部を幅方向に案内することによって、係止突部を連係板座の端部の下面に当接させる位置に摺動片が摺動することを特徴とする請求項2記載の据付レール用固定金具。
  4. 前記付勢手段は、その上端を摺動片に、その下端を外筐片に係止される圧縮コイルバネであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の据付レール用固定金具。
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