JP5043541B2 - 上吊建具 - Google Patents

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Description

本発明は,横引戸と嵌殺戸を備えて,横引戸を嵌殺戸に直列に閉成し且つ並列に開成するように構成し,例えば網戸やクロゼットの室内戸等として好適に使用し得る上吊建具に関する。
例えば引違戸の室外側に開閉自在に配置して通風性と防虫性を確保するように使用する網戸は,周知の如くに,引違戸開口の前後方向一側,例えば室外側に網戸スペースを形成し,引違戸開口の上下枠の該網戸スペースに配置したガイドレールの案内によって引違戸一方から他方に向けて横引開閉するものとされ,このとき該網戸は,引違戸開口の横幅,即ち上下枠の長さの1/2幅にして,引違戸一方の開成時に,網戸の外周に配置した防虫材を引違戸開口と引違戸の召合框に対接させてその開成幅をその外側で被覆封止することによって通風性と防虫性とを確保するように使用するものとされる。
特開2006−188939号公報
しかし乍ら,この場合,引違戸開口に,形態とデザインを異にする幅方向片側一方の網戸と片側他方の引違戸が並ぶことによって,違和感を呈するものとなり易く,これによって室外側の外観を損う傾向がつよく,該開口の外観を向上することが求められる。一方,引違戸以外の,例えば横引きシャッターの如くに折畳戸に上記網戸を用いると,折畳戸の開成によって得られる開成幅と網戸の幅が一致しないために,防虫材によって網戸と折畳戸開口及び折畳戸との間を封鎖できず,従って防虫性を確保できないことになる。この場合,折畳戸開口の幅方向中間に支柱を立設して,網戸に設置した防虫材を対接するか,折畳戸開口の室外側に,上記引違戸と同様に複数のガイドレールを配置して引違い網戸を配置するかのいずれかによることが必要となるが,前者の場合,支柱の配置によって折畳戸開口が幅方向に分断され,例えばサンルーム等のアウトドアスペースに折畳戸と網戸を配置しようとすると,支柱の立設による折畳戸開口の狭まりによってその商品価値が低下するという問題点を招き,また後者の場合には,引違い網戸を配置することによって折畳戸開口枠の見込寸法が全体的に大きくなるという問題点を招くことになる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,直列に配置した嵌殺戸と横引戸によって建具開口を覆って,該建具開口の外観を統一のデザインとなし得るようにするとともに横引戸を嵌殺戸に並列に開成し得るようにした上吊建具を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,建具開口に横引戸と嵌殺戸を,横引戸の閉成を嵌殺戸と直列に,開成を嵌殺戸と並列に行うように配置するとともに,該横引戸の直列閉成,並列開成の開閉を,上枠に配置した上吊スライダーに該横引戸の上框を前後方向揺動自在に上吊支持するとともに嵌殺戸の下框に配置した下位スライダーに同じく横引戸の召合框を前後方向揺動自在に連結することによって行うものとし,該横引戸が上吊スライダーと下位スライダーの案内により建具開口の定位置に至ったとき,上記前後方向の揺動によって嵌殺戸に対して直列の閉成状態とし,また該直列の閉成状態から前後方向の揺動によって上吊スライダーと下位スライダーの案内により嵌殺戸の内側に並列の開成状態とし得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,建具開口に横引戸と嵌殺戸を配置するとともに横引戸の閉成を嵌殺戸と直列に,開成を嵌殺戸と並列に行うようにした上吊建具であって,前方に向けて突設した支持金具によって横引戸の上框を前後揺動自在に上吊支持して開口の上枠に長手方向スライド自在に配置した横引戸上框案内用の上吊スライダーと,嵌殺戸の下框の召合側端部において前後スライド自在又は前後回動自在に設置した連結金具によって横引戸の召合框を前後揺動自在に連結して嵌殺戸の下框に長手方向スライド自在に配置した横引戸上框案内用の下位スライダーとを備えてなることを特徴とする上吊建具としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,建具開口の戸先側縦枠と横引戸の戸先框間に,戸先框保持金具を配置して,上記上吊スライダーと下位スライダーに揺動自在とした横引戸における嵌殺戸との直列の閉成状態でその戸先框を保持することによって,該横引戸の揺動を防止しその安定した閉成状態を確保するものとするように,これを,上記建具開口の戸先側縦枠と横引戸の戸先框間に配置し,該横引戸の戸先框を戸先側縦枠に保持する戸先框保持金具を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の上吊建具としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,建具開口の下枠や該下枠を使用しないときに床面に横引戸の下框の内外方向における位置決めを行うストッパーを配置することによって,横引戸を閉成するときに下框を定位置に位置決めして,その閉成を容易化するとともに,同じく閉成状態で横引戸の揺動を防止してその安定した閉成状態を確保するものとするように,これを,上記建具開口の下枠又は床面に固定して,横引戸の下框を前後方向に位置決めするストッパーを備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の上吊建具としたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,上枠に対して横引戸を一対の上吊スライダーによって支持することによって,該横引戸の開閉を安定して行うものとするように,これを,上記上吊スライダーを上枠長手方向に一対配置するとともに該上枠へのスライド自在の配置を,上枠の2面に形成したスライドガイドにそれぞれガイドローラーを転動自在に係合して行ってなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の上吊建具としたものである。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,支持金具を平面U字状とし且つ該支持金具に内外方向に段差をなす一対の水平支持部を配置することによって,嵌殺戸に対する直列閉成及び並列開成の横引戸の支持を安定して行うものとするように,これを,上記上吊スライダーの支持金具を,平面U字状にして一対の支持突片を備えるとともに該一対の支持突片に突出方向前方を上位とし,突出方向後方を下位とする前後段差一対の水平支持部を配置してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の上吊建具としたものである。
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,下位スライダーと横引戸の連結を,下位スライダーのガイド軸に軸支した連結金具を用いて,その長孔を介して横引戸の召合框側面に揺動自在に行うようにし,横引との直列閉成及び並列開成に際して連結金具が該横引戸を外側に誘導することによって,上吊スライダーとともに可及的簡易な構造で横引戸の開閉を可能とするように,これを,上記下位スライダーを,嵌殺戸の下框に平行な短寸のガイド軸を備えるとともに召合側端部において嵌殺戸の幅方向外方に突出するように形成し,該ガイド軸に上記連結金具の一端を軸支し且つ他端を長孔を介して横引戸の召合框側面に揺動自在に連結してなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の上吊建具としたものである。
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,上吊建具を網戸とすることによって,上記従来の網戸に見られる問題点を解消したものとするように,これを,上記横引戸及び嵌殺戸を,それぞれアルミ材を框組みした框枠に対して防虫ネットを張設した網戸によって形成してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の上吊建具としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,建具開口に横引戸と嵌殺戸を,横引戸の閉成を嵌殺戸と直列に,開成を嵌殺戸と並列に行うように配置するとともに,該横引戸の直列閉成,並列開成の開閉を,上枠に配置した上吊スライダーに該横引戸の上框を前後方向揺動自在に上吊支持するとともに嵌殺戸の下框に配置した下位スライダーに同じく横引戸の召合框を前後方向揺動自在に連結することによって行うものとし,該横引戸が上吊スライダーと下位スライダーの案内により建具開口の定位置に至ったとき,上記前後方向の揺動によって嵌殺戸に対して直列の閉成状態とし,また該直列の閉成状態から前後方向の揺動によって上吊スライダーと下位スライダーの案内により嵌殺戸の内側に並列の開成状態とし得るようにして,建具開口の外観を統一のデザインとなし得るようにするとともに開成による人の出入や通風を可能とした上吊建具を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,建具開口の戸先側縦枠と横引戸の戸先框間に,戸先框保持金具を配置して,上記上吊スライダーと下位スライダーに揺動自在とした横引戸における嵌殺戸との直列の閉成状態でその戸先框を保持することによって,該横引戸の揺動を防止しその安定した閉成状態を確保することができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,建具開口の下枠や該下枠を使用しないときに床面に横引戸の下框の内外方向における位置決めを行うストッパーを配置することによって,横引戸を閉成するときに下框を定位置に位置決めして,その閉成を容易化するとともに,同じく閉成状態で横引戸の揺動を防止してその安定した閉成状態を確保することができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,上枠に対して横引戸を一対の上吊スライダーによって支持することによって,該横引戸の開閉を安定して行うものとすることができる。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,支持金具を平面U字状とし且つ該支持金具に内外方向に段差をなす一対の水平支持部を配置することによって,嵌殺戸に対する直列閉成及び並列開成の横引戸の支持を安定して行うものとすることができる。
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,下位スライダーと横引戸の連結を,下位スライダーのガイド軸に軸支した連結金具を用いて,その長孔を介して横引戸の召合框側面に揺動自在に行うようにし,横引との直列閉成及び並列開成に際して連結金具が該横引戸を外側に誘導することによって,上吊スライダーとともに可及的簡易な構造で横引戸の開閉を可能とすることができる。
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,上吊建具を網戸とすることによって,上記従来の網戸に見られる問題点を解消したものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは上吊建具であり,該上吊建具Aは,建具開口1に横引戸3と嵌殺戸4を配置するとともに横引戸3の閉成を嵌殺戸4と直列に,開成を嵌殺戸4と並列に行うようにしてあり,本例にあって該上吊建具Aは,その上記横引戸3及び嵌殺戸4を,それぞれアルミ材の上框3a,4a,召合框等の縦框3b,4b及び下框3c,4cを框組みした框枠に対して防虫ネットを張設した網戸,本例にあっては中桟なしの網戸を用いた上吊網戸としてある。
上吊建具,即ち,本例にあって上吊網戸Aは,前方に向けて突設した支持金具53によって横引戸3の上框3aを前後揺動自在に上吊支持して開口の上枠に長手方向スライド自在に配置した横引戸3上框案内用の上吊スライダー5と,嵌殺戸4の下框4cの召合側端部において前後スライド自在又は前後回動自在に設置した連結金具66によって横引戸3の召合框3bを前後揺動自在に連結して嵌殺戸4の下框4cに長手方向スライド自在に配置した横引戸3召合框案内用の下位スライダー6とを備えたものとしてあり,このとき上記上吊スライダー5は,これを上枠2長手方向に一対配置するとともに該上枠2へのスライド自在の配置を,上枠2の2面に形成したスライドガイド21にそれぞれガイドローラーを転動自在に係合して行ったものとしてある。
上吊網戸Aは,例えば蛇腹状に折畳開閉するサンルーム乃至アウトドアスペースの折畳戸14の前後方向片側,本例にあっては室外側に,その設置時に同時に又は後付するように配置することにより,室内側に向けて突出する該折畳戸14の幅方向に向けた蛇腹状の折畳を阻害することなく,その横引戸3における嵌殺戸4との直列閉成及び並列開成を行って,横引戸3の閉成時に通風と防虫の機能を発揮し,開成時に人の出入りを可能とするようにしてある。本例にあって該上吊網戸Aは,その上吊用の上枠2を,上記横引戸3の開閉用の専用枠として用いて,これを折畳戸開口枠1に別体に配置し,その上枠11に添設固定する以外に,例えば下枠や縦枠を用いることなく,その設置を行ったものとしてあり,このとき本例の上記嵌殺戸4は,その上下端を,上記折畳開口枠1の上枠11に,下端を該折畳開口枠1の下枠13にそれぞれ該上枠11及び下枠13の長手方向各2ヶ所のブラケット42を介して,該折畳開口枠1に対して固定してある。
上吊網戸Aにおける上記横引戸3及び嵌殺戸4は,これを,それぞれアルミ材,特にアルミ押出材とした上框3a,4a,縦框3b,4b,下框3c,4cの四周の框を常法に従って框組みし,その外周に連続するように配置した凹陥溝に押えゴムを用いて同じく常法に従って防虫ネットを張設するとともに四周の框の外側,即ち折畳戸開口枠1側に向けてモヘア等の防虫材33,43を配置して,該折畳戸開口枠1乃至横引戸3と嵌殺戸4間の防虫のための封止を行うものとしてある。このとき該防虫材33,43は,各上框3a,4a,縦框3b,4b,下框3c,4cにおけるコーナー部に配置した受溝に嵌合基部を嵌合することによって拡開状の傾斜方向に突出,例えば框枠の外周側で交差する3/4円の中央位置に向けた135°の角度とするように突出してあり,これにより該防虫材33,43が折畳戸開口枠1に対接するとともに横引戸3の直列閉成状態で該防虫材33,43の先端同士が対接し,その封止による防虫機能を発揮し得るようにしてある。
上記嵌殺戸4の折畳戸開口枠1への固定は,嵌殺戸4の上端において,その上記ブラケット42を断面L字状とし,その起立片を折畳戸開口枠1の上枠11にネジ止めし,その水平片を嵌殺戸4の上框4aの上面をネジ止めすることによってこれを行う一方,嵌殺戸4の下端において,その上記ブラケット42を断面水平乃至S字状として,該ブラケット42の一端を折畳開口枠1の下枠13上に,他端を嵌殺戸4の下框4cの下面にそれぞれネジ止めすることによってこれを行ってあり,これによって該折畳開口枠1の幅方向略1/2に該嵌殺戸4を配置してある。
上吊網戸Aの上枠2は,これを折畳戸開口枠1の上枠11に,上記嵌殺戸4のブラケット42より上位にしてその長手方向全長に亘るように,例えばネジによって固定してあり,本例にあって該上枠2は,断面S字状にして,例えば,上端に上記折畳戸開口枠1の上枠11に添設する上向きの添設固定片と,該添設固定片の下端から内側に突出した水平片と,該水平片の先端から下向きに突出した垂直片とを備えて形成するとともに,本例にあって該上枠2の内側にスライドガイド21を配置して横引戸3の上吊スライダー5の上枠長手方向に向けたスライド案内を行うようにしてある。
本例にあって上記スライドガイド21は,これを上枠2の直角2面に配置し,横引戸3の上吊スライダー5を該直角2面でスライド自在に吊支持することによって,該横引戸3の可及的に安定したスライド移動による開閉と同じく揺動を防止した直列閉成及び並列開成をなし得るようにしてあり,上枠2を上記断面S字状とした本例にあって,該スライドガイド21は,その上記水平片及び垂直片の内面にそれぞれ対向方向に突出した各一対の突出レールのガイドレールを上記直角2面に配置することによる2条配置のものとしてあり,該突出レールのガイドレールとした上枠2のスライドに,同じく直角2面に2対配置した,本例にあって溝戸車とした上吊スライダー5のガイドローラー52を係合することによって,上吊スライダー5を2面支持するように,その吊支持を行ってある。
このとき本例の上吊スライダー5は,これを上枠長手方向に一対配置して横引戸3の吊支持を安定して行うようにするとともに各上吊スライダー5の上記直角2面のガイドーラー52を,それぞれ上枠長手方向に複数,本例にあっては一対配置し,各上吊スライダー5の吊支持を更に安定するようにしてある。
該上吊スライダー5は,側面C字状とし且つ中央位置で正面と下面の2面に亘るように切欠いたスライダー基部51と,該スライダー基部51における上方の水平片及び垂直片の両端にそれぞれ回転自在に軸支してその直角2面に配置した上記2対,即ち4個のガイドローラー52と,上記横引戸3を吊支持する支持金具53とを備えたものとしてあり,本例にあって該上吊スライダー5の支持金具53は,これを,平面U字状にして一対の支持突片54を備えるとともに該一対の支持突片54に突出方向前方を上位とし,突出方向後方を下位とする前後段差一対の水平支持部57を配置したものとしてあり,該一対の水平支持部57を配置することによって,該水平支持部57の前後方向2ヶ所を吊支持の定位置として横引戸3の吊支持を可及的に安定してなし得るようにしてある。このとき本例の支持金具53にあって,その支持突片54の先端にはそれぞれ上向きに突出した外れ止め58を配置し,その突出方向前方上位の水平支持部57における吊支持状態で横引戸3の外れを防止し,その吊支持を安定して行うようにしてある。
即ち支持金具53は,上吊スライダー5のスライダー基部51に一体に配置して,支持金具53を該スライダー基部51と一体形成したものとすることが可能であるが,本例にあっては該上吊スライダー5に別体に配置したものとしてあり,本例の支持金具53は,幅方向中央部を後方に向けて部分的に切欠いた水平の金具基部55と,該金具基部55からそれぞれ上向き傾斜の傾斜部56を介して上位に配置した一対の水平支持部57を備えた屈曲プレートによるものとし,該支持金具53の上記金具基部55の両端を上記スライダー基部51の両端にネジ止め等によって固定することにより,上記金具基部51の中央部分を突出方向後方下位の水平支持部57とし,傾斜部56を介した上記突出方向前方の水平支持部57とともに上記前後段差一対のものとしてある。
該支持金具53を備えた上吊スライダー5による横引戸3の吊支持は,該横引戸3の上框3aに上向きに突設した上吊金具,本例にあって上框長手方向に一対の上吊金具31を介して行ってあり,本例にあって該上吊金具31は,側面T字状をなすように,支軸と,該支軸上端の幅方向に突出した載置片を備えたものとしてあり,本例の上吊金具31は,例えば市販のボルトを用い,該ボルトを横引戸の上框にその長手方向2ヶ所に植立することによって,これを形成してある。
上吊金具31は,その支軸を,上記上吊スライダー5における一対の支持突片54間の溝部に内外方向揺動自在に挿通するとともにその上端の載置片を該一対の支持突片54上に載置することによって,横引戸3の吊支持を行うようにしてある。従って該上吊金具31は,その支軸を一対の支持突片54間の溝部に,その外側から挿入して該上吊金具31を突出方向前方の水平支持部57と突出方向後方の水平支持部57間で揺動することが可能となるようにしてあり,従って横引戸3を押圧して,上吊金具31を突出方向後方の水平支持部57に載置すると,横引戸3は上枠2側にこれと近接するように位置して嵌殺戸4と直列の閉成状態とすることができ,また横引戸3を手前側に引寄せて,上吊金具31を上記突出方向後方の水平支持部57から傾斜部56を通過して突出方向前方の水平支持部57に載置すると,横引戸3は上枠2側から離隔して嵌殺戸4の手前に位置して,横引戸3を嵌殺戸4に接触することなく,上吊スライダー5を介して上枠長手方向にスライド移動を可能とするとともに嵌殺戸4と並列の開成状態とすることができるようにしてある。
このように上枠2に吊支持した横引戸3は,嵌殺戸4の下框4cにスライド自在に配置した下位スライダー6によって,その下端,特にその召合框3bの下端を案内することによって,その安定した開閉を行うようにしてあり,本例にあって該下位スライダー6は,これを,嵌殺戸4の下框4cに平行な短寸のガイド軸62を備えるとともに召合側3b端部において嵌殺戸4の幅方向外方に突出するように形成し,該ガイド軸62に上記連結金具66の一端を軸支し且つ他端を長孔67を介して横引戸3の召合框3b側面に揺動自在に連結したものとしてある。
即ち下位スライダー6は,例えば幅方向一対の軸受をなす起立壁61と,該起立壁61に架設した上記ガイド軸62と,上記一対の起立壁61をつなぐ底壁63と,該底壁63から垂下した垂下壁64と,該垂下壁64に回動自在に配置した,本例にあって上記上吊スライダー5と同様に幅方向一対の,同じく溝戸車によるガイドローラー65とを備えたものとしてあり,該ガイドローラー65を,嵌殺戸4の下框4cに配置したスライドガイド41,本例にあっては,上記上枠2におけると同様に一対の突出レールを有する断面C字状のガイドレールに係合することによって,該下框4cにスライド自在としてあり,本例にあって該スライドガイド41は,これを下框4cの見付面に凹陥配置してあり,これによって下位スライダー6がそのガイドローラー65を下框内に部分的に嵌め込み状として,その下框4cに対するスライドを行うようにしてある。
下位スライダー6における上記ガイド軸62には,連結金具66の一端,即ち下端を回動自在に軸支し,該連結金具66を,該ガイド軸62長手方向にスライド自在とするとともにその他端,即ち上端を,上記長孔67を介して横引戸3の召合框3b下端に揺動自在に連結してある。このとき該連結金具66は,例えば正面S字状を呈するように屈曲形成して上部を嵌殺戸4の端部から離隔して突出するようにしてあり,また該下位スライダー6を嵌殺戸4の召合框4b側にスライド移動したとき,そのスライド方向先端が嵌殺戸4の端部から横引戸側に僅かに,例えば肉厚分乃至数mm程度突出し,該嵌殺戸の召合框側面において該連結金具の回動間隙を形成し,該回動間隙において連結金具66の下部を前後方向に回動し得るようにして,後述のように横引戸3の直列閉成をなし得るようにしてある。なお回動間隙の形成は,例えばガイドローラー65の配置を下位スライダー6の幅方向内側の位置とし,ガイドローラー65がスライドガイド41の終端で停止したときに下位スライダー6が嵌殺戸4から突出するようにすれば,これを容易になし得る。
連結金具66による横引戸3の連結は,該横引戸3の召合框3b側面に連結金具66上端の長孔67に係合するボルト等の側面T字状の係合金具32を配置し,上吊金具31と同様に,該係合金具32を連結金具66に係合することによってこれを行ってある。
従って横引戸3を嵌殺戸4の並列開成状態から閉成位置に引寄せ移動して,該横引戸3を上記のように押圧すれば,その上端が上記上吊スライダー5に吊支持された状態で上枠2側に揺動近接するに伴って,下位スライダー5と横引戸3とを連結する連結金具66が,下位スライダー6のガイド軸62を回動中心として回動するとともに横引戸3の召合框3b下端の係合金具32が該連結金具66の長孔67内を回動移動する結果,該連結金具66が横引戸3の召合框3b下端を案内して,その嵌殺戸4との直列閉成を行うに至る。また横引戸3を手前側に引寄せれば,同じくその上端が上枠2側から離隔するに伴って連結金具66と係合金具32が逆動作を行うように横引戸3の召合框3b下端を案内して,上記上吊スライダー5とともに下位スライダー6のスライド移動による横引戸3の開閉が可能になるとともに嵌殺戸4との並列開成を行うに至る。
このとき本例の上吊網戸Aは,上記建具開口の戸先側縦枠,本例にあっては折畳戸開口枠1の戸当縦枠12又は吊元側縦枠12と横引戸3戸先框3b間に配置し,該横引戸3の戸先框3bを縦枠12に保持する戸先框保持金具7を備え,また同じく折畳戸開口枠1の下枠13又は床面,本例にあっては下枠13に固定して,横引戸3の下框3cを前後方向に位置決めするストッパー8を備えたものとしてあり,上記横引戸3の直列閉成を,その揺動を可及的に防止してなし得るようにしてある。
戸先框保持金具7は,上記折畳戸開口枠1の縦枠12に正面側に突出するように配置した受金具71と,横引戸3の戸先框3bに配置して該受金具71に係合する係合金具72とを対として備えたものとしてあり,本例にあってその上記受金具71は,金具基部と,該金具基部の上下中央部に配置し,先端を拡開状に折曲した切起し舌片とを一体に備え,その金具基部をネジ止め等によって縦枠の見付面に固定してその配置を行ってあり,また係合金具72は,金具基部と,該金具基部から起立した,例えば平面T字状の係合舌片とを一体に備えたものとしてあり,同じくその金具基部をネジ止め等によって戸先框先端の見込面に固定してその配置を行ってあり,上記横引戸3の閉成に際して横引戸3の引寄せ移動によって係合金具72の係合舌片を受金具71の切起し舌片に受入れ,これら受金具71と係合金具72を係合して,該戸先框保持金具7によって横引戸3の戸先を保持し,該戸先の保持状態で横引戸3の上記直列閉成をなし得るようにし,また直列閉成後は該横引戸3の揺動を防止し,その安定した閉成状態を維持するものとしてある。
ストッパー8は,例えば折畳戸開口枠1の下枠13に載置固定した横向きバー材によるものとしてあり,横引戸3の下框3cがこれに当り,その案内を受けることによって,上記係合金具72の受金具71への係合を誘導するようにしてあり,また横引戸3の下框3cの前後方向の位置決めを行って,該横引戸3の揺動を防止しその直列閉成を安定してなし得るようにするとともにその安定した閉成状態を維持するものとしてある。
図中34は横引戸3の幅方向両側の縦框3bに配置した開閉用の把手を示す。
以上のように形成した本例の上吊網戸Aは,直列に配置した横引戸3と嵌殺戸4によって折畳戸開口を覆って,該開口の外観を網戸として統一のデザインとなし得るとともに横引戸3を嵌殺戸4に並列に開成することを可能としたものとすることができる。該上吊網戸Aは,上枠2,横引戸3,嵌殺戸4,これらと上枠2及びこれら相互間の,上吊スライダー5,下位スライダー6等の比較的少ない部材を用いて構成することによって,構造や部材の複雑化を回避して,可及的簡易な構造で上記直列閉成と並列開成を安定して行うものとすることができ,また故障の可能性が少なく,その耐久性を確保したものとすることができる。上記防虫材33,43を拡開状の傾斜方向に突出したことによって,専用枠を用いることなく,他の建具,即ち折畳戸14の開口枠1を用い乍ら,網戸としての防虫性を確実に確保することができ,上記戸先框保持金具7,ストッパー8により横引戸のスムーズな開閉をなし得るようにすることができる。
図示した例は以上のとおりとしたが,上記上吊建具を,例えばその嵌殺戸と横引戸をパネル構造のものとし,また幅方向両端一対の嵌殺戸と中間一対の横引戸の4枚戸の両開き開閉構造のものとする如くに,建具の種類用途乃至開口幅に合せて構成することによって,単独配置のクロゼットの室内戸,室内間仕切等の各種用途の建具とすること,この場合を含めて,必要に応じて嵌殺戸と横引戸を収納する専用の開口枠を用いること,嵌殺戸を上枠に対して固定するようにすること,上記上吊網戸とするとき,上記上枠を折畳戸等の建具開口枠の上枠と一体に形成すること等を含めて,本発明の実施に当って,上吊建具,建具開口,横引戸,嵌殺戸,上吊スライダー,その支持金具,下位スライダー,その連結金具,必要に応じて用いる戸当框保持金具,ストッパー,ガイドレール,ガイドローラー,ガイド軸等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
閉成した上吊網戸の設置状態を示す正面図である。 開成した上吊網戸の設置状態を示す正面図である。 横引戸を閉成した上吊網戸の縦断面図である。 横引戸の開成途中を示す上吊網戸の縦断面図である。 横引戸を開成した上吊網戸の縦断面図である。 横引戸と下位スライダーの関係を示す縦断面図である。 横引戸を閉成した上吊網戸の横断面図である。 横引戸の開成途中を示す上吊網戸の横断面図である。 横引戸を開成した上吊網戸の横断面図である。 図7の中央部分の拡大横断面図である。 図8の中央部分の拡大横断面図である。 図9の中央部分の拡大横断面図である。 上枠の縦断面図である。 上吊スライダーの側面図である。 上吊スライダーの正面図である。 上吊スライダーの平面図である。 上吊スライダーの底面図である。 嵌殺戸下框の縦断面図である。 下位スライダーの正面図である。 下位スライダーの側面図である。
符号の説明
1 折畳戸開口枠
11 上枠
12 縦枠
13 下枠
14 折畳戸
A 上吊網戸
2 上枠
21 スライドガイド
3 横引戸
3a 上框
3b 縦框
3c 下框
31 上吊金具
32 係合金具
33 防虫材
34 把手
4 嵌殺戸
4a 上框
4b 縦框
4c 下框
41 スライドガイド
42 ブラケット
43 防虫材
5 上吊スライダー
51 スライダー基部
52 ガイドローラー
53 支持金具
54 支持突片
55 金具基部
56 傾斜部
57 水平支持部
58 外れ止め
6 下位スライダー
61 起立壁
62 ガイド軸
63 底壁
64 垂下壁
65 ガイドローラー
66 連結金具
67 長孔
7 戸先框保持金具
71 受金具
72 係合金具
8 ストッパー

Claims (7)

  1. 建具開口に横引戸と嵌殺戸を配置するとともに横引戸の閉成を嵌殺戸と直列に,開成を嵌殺戸と並列に行うようにした上吊建具であって,前方に向けて突設した支持金具によって横引戸の上框を前後揺動自在に上吊支持して開口の上枠に長手方向スライド自在に配置した横引戸上框案内用の上吊スライダーと,嵌殺戸の下框の召合側端部において前後スライド自在又は前後回動自在に設置した連結金具によって横引戸の召合框を前後揺動自在に連結して嵌殺戸の下框に長手方向スライド自在に配置した横引戸召合框案内用の下位スライダーとを備えてなることを特徴とする上吊建具。
  2. 上記建具開口の戸先側縦枠と横引戸の戸先框間に配置し,該横引戸の戸先框を戸先側縦枠に保持する戸先框保持金具を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の上吊建具。
  3. 上記建具開口の下枠又は床面に固定して,横引戸の下框を前後方向に位置決めするストッパーを備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の上吊建具。
  4. 上記上吊スライダーを上枠長手方向に一対配置するとともに該上枠へのスライド自在の配置を,上枠の2面に形成したスライドガイドにそれぞれガイドローラーを転動自在に係合して行ってなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の上吊建具。
  5. 上記上吊スライダーの支持金具を,平面U字状にして一対の支持突片を備えるとともに該一対の支持突片に突出方向前方を上位とし,突出方向後方を下位とする前後段差一対の水平支持部を配置してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の上吊建具。
  6. 上記下位スライダーを,嵌殺戸の下框に平行な短寸のガイド軸を備えるとともに召合側端部において嵌殺戸の幅方向外方に突出するように形成し,該ガイド軸に上記連結金具の一端を軸支し且つ他端を長孔を介して横引戸の召合框側面に揺動自在に連結してなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の上吊建具。
  7. 上記横引戸及び嵌殺戸を,それぞれアルミ材を框組みした框枠に対して防虫ネットを張設した網戸によって形成してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の上吊建具。
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