JP5040528B2 - オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法 - Google Patents

オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5040528B2
JP5040528B2 JP2007221453A JP2007221453A JP5040528B2 JP 5040528 B2 JP5040528 B2 JP 5040528B2 JP 2007221453 A JP2007221453 A JP 2007221453A JP 2007221453 A JP2007221453 A JP 2007221453A JP 5040528 B2 JP5040528 B2 JP 5040528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
output
unit
headphone
audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007221453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009055451A (ja
JP2009055451A5 (ja
Inventor
祐一 猪原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007221453A priority Critical patent/JP5040528B2/ja
Priority to EP08162999A priority patent/EP2031895A3/en
Priority to US12/229,803 priority patent/US8150056B2/en
Priority to CN2008101463664A priority patent/CN101378610B/zh
Publication of JP2009055451A publication Critical patent/JP2009055451A/ja
Publication of JP2009055451A5 publication Critical patent/JP2009055451A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5040528B2 publication Critical patent/JP5040528B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
    • H04S3/004For headphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2420/00Details of connection covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2420/07Applications of wireless loudspeakers or wireless microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S2400/00Details of stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
    • H04S2400/01Multi-channel, i.e. more than two input channels, sound reproduction with two speakers wherein the multi-channel information is substantially preserved
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/008Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic in which the audio signals are in digital form, i.e. employing more than two discrete digital channels

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)

Description

本発明は、オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法、及びプログラムに関する。
近年、ホームシアターシステム等の普及や情報伝送技術の発達に伴い、オーディオ信号を複数のチャンネルを用いて伝送する技術が盛んに用いられるようになってきている。このようなホームシアターシステム等のオーディオ信号を伝送するシステム(オーディオ信号伝送システム)においては、オーディオ信号を送信する側の装置(送信装置)と、オーディオ信号を受信する側の装置(受信装置)とが、各種の接続ケーブルを用いて接続されることが多い。
また、ホームシアターシステムを構成する複数のスピーカのレイアウトの自由度を高めるために、音源を提供する送信装置と、受信装置であるスピーカとを、接続ケーブルを用いることなく、いわゆるワイヤレスで接続する試みもなされている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−27928号公報
ところで、これまでのホームシアターシステム等のオーディオ信号伝送システムにおいては、送信装置は、受信装置に対して行われた各種操作を把握できないため、受信装置において行われた操作に伴って、送信装置の音声出力を適切に管理することができない、という問題があった。
また、送信装置に複数の受信装置が接続されている場合には、送信装置は、一の受信装置において行われた操作に伴って、他の受信装置の音声出力を適切に管理することができない、という問題もあった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法、及びプログラムにおいて、一の装置において行われた操作に伴って、他の装置の音声出力を適切に管理することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の外部接続機器と通信可能であり、オーディオ信号を前記外部接続機器に送信するオーディオ信号送信装置であって、前記オーディオ信号を外部へ出力する外部出力部と、通信可能な状態にある前記外部接続機器に前記オーディオ信号を送信するオーディオ信号送信部と、前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記外部接続機器から、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を受信した場合に、前記外部出力部による出力を停止させるように制御する音声出力制御部と、を備えるオーディオ信号送信装置が提供される。
前記音声出力制御部は、さらに、前記少なくとも1の外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を停止させるように制御してもよい。
また、前記音声出力制御部は、前記少なくとも1の外部接続機器以外の他の前記外部接続機器が通信可能な状態にある場合に、前記他の外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を停止させるように制御してもよい。
前記音声出力制御部は、さらに、前記他の外部接続機器の前記ヘッドフォン機能を有効にするように制御してもよい。
また、前記音声出力制御部は、さらに、前記オーディオ信号送信装置の前記ヘッドフォン機能を有効にするように制御してもよい。
また、前記オーディオ信号送信部は、前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して前記外部接続機器に送信しており、前記少なくとも1の外部接続機器から前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記複数のチャンネルのそれぞれで送信している前記オーディオ信号の種別を表すチャンネルマッピング情報を、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が出力可能な前記オーディオ信号の種別を含む情報に変更するチャンネルマッピング情報生成部をさらに備えることもできる。
前記チャンネルマッピング情報生成部により変更された前記チャンネルマッピング情報を、少なくとも前記ヘッドフォン情報を送信した前記外部接続機器に提供するチャンネルマッピング情報提供部をさらに備えることもできる。
前記音声出力制御部は、前記チャンネルマッピング情報提供部から、前記変更後の前記チャンネルマッピング情報を取得した前記外部接続機器に対して、当該外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を停止させるように制御してもよい。
前記音声出力制御部は、前記チャンネルマッピング情報提供部から、前記変更後の前記チャンネルマッピング情報を取得していない前記外部接続機器に対して、当該外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を維持させるように制御してもよい。
また、前記少なくとも1の外部接続機器から前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記オーディオ信号送信装置と通信可能な状態にある前記外部接続機器のそれぞれについて、前記オーディオ信号の外部出力を停止させる必要があるか否かを、前記外部接続機器の出力可能なオーディオ信号の種別に応じて判断する出力可否判断部と、前記出力可否判断部の判断に応じて、前記外部接続機器に対して、前記オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信するミュート信号送信部と、をさらに備え、前記音声出力制御部は、前記出力可否判断部により前記オーディオ信号の外部出力を停止させる必要があると判断された前記外部接続機器に対して、前記ミュート信号を送信させるように前記ミュート信号送信部を制御し、前記出力可否判断部により前記オーディオ信号の外部出力を停止させる必要がないと判断された前記外部接続機器に対して、前記ミュート信号を送信させないように前記ミュート信号送信部を制御してもよい。
また、前記外部接続機器に対して、前記オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信するミュート信号送信部をさらに備え、前記オーディオ信号送信部は、前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して前記外部接続機器に送信しており、前記音声出力制御部は、前記複数のチャンネルのうちの特定のチャンネルを介して送信された前記オーディオ信号を外部出力している前記外部接続機器に対して、前記ミュート信号を送信させるように前記ミュート信号送信部を制御してもよい。
また、前記ヘッドフォン機能を解除したことを示すヘッドフォン解除情報を受信した場合に、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器の有無を判断する接続状況管理部をさらに備え、前記音声出力制御部は、前記接続状況管理部により、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が有ると判断された場合には、前記外部出力部による出力の停止状態を維持させるように制御し、前記接続状況管理部により、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が無いと判断された場合には、前記外部出力部による出力を再開させるように制御してもよい。
また、前記オーディオ信号送信部は、前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して前記外部接続機器に送信しており、前記オーディオ信号送信装置と前記外部接続機器とは、同一のコンテンツに対応する異なる前記チャンネルで送信している前記オーディオ信号を出力してもよい。
また、複数の前記外部接続機器と無線通信可能であってもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、複数の外部接続機器と通信可能であり、前記外部接続機器から受信した前記オーディオ信号を出力するオーディオ信号受信装置であって、通信可能な状態にある前記外部接続機器から前記オーディオ信号を受信するオーディオ信号受信部と、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効である場合に、前記外部接続機器に、前記ヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を送信するヘッドフォン情報送信部と、を備えるオーディオ信号受信装置が提供される。
前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号を前記ヘッドフォンにより出力するヘッドフォン出力部と、前記複数のチャンネルのそれぞれで送信している前記オーディオ信号の種別を表すチャンネルマッピング情報を、前記外部接続機器から取得するチャンネルマッピング情報取得部と、取得した前記チャンネルマッピング情報に基づいて、前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号の中に、前記ヘッドフォン出力部が出力可能な前記オーディオ信号の種別であるヘッドフォン出力用オーディオ信号が含まれるか否かを判断する出力可否判断部と、前記ヘッドフォン機能が有効である場合に、前記出力可否判断部により前記ヘッドフォン出力用オーディオ信号が含まれると判断された場合には、当該ヘッドフォン出力用オーディオ信号を前記ヘッドフォン出力部に出力させるように制御する音声出力制御部と、をさらに備えることもできる。
前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号を外部へ出力する外部出力部をさらに備え、前記出力可否判断部は、さらに、取得した前記チャンネルマッピング情報に基づいて、前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号の中に、前記外部出力部が出力可能な前記オーディオ信号の種別である外部出力用オーディオ信号が含まれるか否かを判断し、前記音声出力制御部は、前記ヘッドフォン機能が有効である場合に、前記出力可否判断部により前記外部出力用オーディオ信号が含まれないと判断された場合には、前記外部出力部による出力を停止させるように制御してもよい。
上記課題を解決するために、本発明のさらに他の観点によれば、オーディオ信号を外部接続機器に送信するオーディオ信号送信装置と、前記オーディオ信号送信装置から受信した前記オーディオ信号を出力するオーディオ信号受信装置と、を備えるオーディオ信号伝送システムが提供される。
このオーディオ信号伝送システムにおいて、前記オーディオ信号送信装置は、前記オーディオ信号を外部へ出力する外部出力部と、通信可能な状態にある前記オーディオ信号受信装置に前記オーディオ信号を送信するオーディオ信号送信部と、前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記オーディオ信号受信装置から、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を受信した場合に、前記外部出力部による出力を停止させるように制御する音声出力制御部と、を備える。
また、前記オーディオ信号受信装置は、通信可能な状態にある前記オーディオ信号送信装置から前記オーディオ信号を受信するオーディオ信号受信部と、前記オーディオ信号送信装置に前記ヘッドフォン情報を送信するヘッドフォン情報送信部と、を備える。
上記課題を解決するために、本発明のさらに他の観点によれば、オーディオ信号を外部接続機器に送信するオーディオ信号送信装置と、前記オーディオ信号送信装置から受信した前記オーディオ信号を出力するオーディオ信号受信装置と、を備えるオーディオ信号伝送システムにおけるオーディオ信号伝送方法であって、前記オーディオ信号送信装置が、前記オーディオ信号受信装置に、前記オーディオ信号を送信するステップと、前記オーディオ信号受信装置が、前記オーディオ信号送信装置から、前記オーディオ信号を受信するステップと、前記オーディオ信号を受信した前記オーディオ信号受信装置が、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効である場合に、前記オーディオ信号送信装置に、前記ヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を送信するステップと、前記オーディオ信号送信装置が、前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記オーディオ信号受信装置から、前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記オーディオ信号送信装置による前記オーディオ信号の外部へ出力を停止するステップと、を含むオーディオ信号伝送方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明のさらに他の観点によれば、複数の外部接続機器と通信可能であり、オーディオ信号を前記外部接続機器に送信するオーディオ信号送信装置において実行されるプログラムであって、コンピュータに、前記オーディオ信号を外部へ出力する音声出力機能と、通信可能な状態にある前記外部接続機器に前記オーディオ信号を送信するオーディオ信号送信機能と、前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記外部接続機器から、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を受信した場合に、前記音声出力機能による出力を停止させるように制御する音声出力制御機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
このような構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記のオーディオ信号送信装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
上記課題を解決するために、本発明のさらに他の観点によれば、複数の外部接続機器と通信可能であり、前記外部接続機器から受信した前記オーディオ信号を出力するオーディオ信号受信装置において実行されるプログラムであって、コンピュータに、通信可能な状態にある前記オーディオ信号送信装置から前記オーディオ信号を受信するオーディオ信号受信機能と、前記オーディオ信号送信装置に、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を送信するヘッドフォン情報送信機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
このような構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記のオーディオ信号送信装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
以上説明したような構成を有する本発明に係るオーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法、及びプログラムによれば、一の装置において行われた操作に伴って、他の装置の音声出力を適切に管理することが可能となる。
なお、本発明におけるヘッドフォンとは、いわゆるヘッドフォンやイヤホンに限られず、オーディオ信号送信装置からオーディオ信号を直接的に取得し、又は、オーディオ信号送信装置からオーディオ信号を受信した外部接続機器からオーディオ信号を間接的に取得し、取得したオーディオ情報を耳に接近したスピーカを用いて出力するあらゆる装置を意味する。具体的には、本発明におけるヘッドフォンとしては、イヤホン、インナーイヤー型(外耳に引っ掛けるタイプ)、カナル型(耳の穴にインナーイヤー型よりも深く差し込んで使用するタイプ)、ヘッドバンド型(ヘッドバンドを頭の上に乗せるタイプ)、ネックバンド型(首の後ろ側に装着するタイプ)、耳掛け型・クリップ型(クリップを外耳に引っ掛けるタイプ)等の様々な種類のものが挙げられる。
本発明によれば、オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法、及びプログラムにおいて、一の装置において行われた操作に伴って、他の装置の音声出力を適切に管理することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[第1の実施形態]
(オーディオ信号伝送システム1の概要)
まず、図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1の概要について詳細に説明する。なお、図1は、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1の全体構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1は、オーディオ信号送信装置10と、オーディオ信号受信装置20A,20B(以下、まとめて「オーディオ信号受信装置20」という場合がある。)と、を備える。
オーディオ信号送信装置10は、外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20に対して、オーディオ信号を有線又は無線により伝送するとともに、オーディオ信号受信装置20から送信される各種の情報を受信する。図1では、オーディオ信号を無線伝送する例を示した。オーディオ信号送信装置10は、無線伝送するオーディオ信号を、例えば、DVDプレーヤーやBlu−rayディスク(以下、BDと略記する。)プレーヤー等のオーディオ信号出力装置12から取得してもよく、オーディオ信号送信装置10自体が、上記のオーディオ信号出力装置の機能を有していてもよい。オーディオ信号送信装置10及びオーディオ信号受信装置20は、オーディオ信号の送信や各種情報の双方向データ通信を、例えばラジオ波の帯域を用いて行う。そのため、オーディオ信号送信装置10及びオーディオ信号受信装置20は、図1に示したように、同一の部屋(ROOM 1)の中に配置されていてもよく、異なる部屋(ROOM 1とROOM 2)に分かれて配置されていてもよい。
オーディオ信号受信装置20は、オーディオ信号送信装置10が送信するオーディオ信号を受信し、受信したオーディオ信号を音声として出力する。また、オーディオ信号受信装置20は、オーディオ信号送信装置10に対して、オーディオ信号受信装置20の接続に関する情報や、オーディオ信号受信装置20がオーディオ信号をヘッドフォンにより出力(ヘッドフォン出力)していることを通知する信号や、送信されるオーディオ信号の変更希望通知等の各種の情報を送信する。オーディオ信号受信装置20としては、例えば、図1のROOM1に示すように、オーディオ信号送信装置10にワイヤレス接続されるサラウンドスピーカ群20Aであってもよく、図1のROOM2に示すように、オーディオ信号送信装置10から無線送信されたオーディオ信号を出力するオーディオコンポ20B等のようなオーディオ信号出力装置であってもよい。また、オーディオ信号受信装置20は、例えば、ヘッドフォン20Cやイヤホンのような、有線又は無線によりオーディオ信号送信装置10と接続可能なオーディオ信号取得装置であってもよい。
また、オーディオ信号送信装置10及びオーディオ信号受信装置20A,20Bには、それぞれ、オーディオ信号を外部出力するためのスピーカ14,24A,24B、及び、ヘッドフォン20C等のオーディオ信号取得装置をケーブルを介して接続するためのヘッドフォン出力端子16A,26A,26Bが設けられている。
オーディオ信号伝送システム1では、オーディオ信号送信装置10は、所定の時間間隔で当該オーディオ信号送信装置10に接続されているオーディオ信号受信装置20の有無を確認する。一方、オーディオ信号受信装置20は、当該オーディオ信号受信装置20にヘッドフォン20C等の新たな外部接続機器が接続されるなどして、オーディオ信号の出力状況が変化(例えば、外部出力からヘッドフォン出力へ変化)した場合や、オーディオ信号受信装置20に対してユーザが何らかの操作を実行した場合には、その旨を表す情報をオーディオ信号送信装置10に対して送信する。このようにして、オーディオ信号送信装置10は、オーディオ信号受信装置20において行われた各種の操作を自動的に把握することが可能となる。
特に、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1においては、例えば、オーディオ信号送信装置10に接続されているサラウンドスピーカ群のうちの1つのサラウンドスピーカ20Aにヘッドフォン20Cが接続された場合には、オーディオ信号送信装置10は、ヘッドフォン20Cが接続されたという情報を取得することができる。また、オーディオ信号送信装置10は、サラウンドスピーカ群のうちの1つのサラウンドスピーカ20Aにヘッドフォン20Cが接続されたという情報を取得した場合に、オーディオ信号送信装置10自身のスピーカ14からの外部出力を停止(ミュート)させるように制御することができる。さらに、オーディオ信号送信装置10は、サラウンドスピーカ群のうちの1つのサラウンドスピーカ20Aにヘッドフォン20Cが接続されたという情報を取得した場合に、他のサラウンドスピーカ20Aのスピーカ部24Aからの外部出力も停止させるように制御することができる。
また、サラウンドスピーカ群のうちの1つのサラウンドスピーカ20Aにヘッドフォン20Cが接続された場合のみならず、オーディオ信号送信装置10自身に、ヘッドフォン出力端子16を介して有線によりヘッドフォン20Cが接続された場合や、ワイヤレスヘッドフォン20Cが無線により接続された場合にも、オーディオ信号送信装置10は、同様の制御を行うことができる。
一方、オーディオ信号受信装置20が、例えば、ヘッドフォン20Cが接続されたサラウンドスピーカ20Aとは異なる部屋に配置されているオーディオコンポ20Bであるような場合には、オーディオコンポ20Bによるオーディオ信号の外部出力を停止させる必要はない。そこで、このような場合には、オーディオ信号送信装置10は、オーディオコンポ20Bによるオーディオ信号の外部出力を維持させるように制御することもできる。
以下、上述したようなオーディオ信号伝送システム1を構成するオーディオ信号送信装置10及びオーディオ信号受信装置20の構成について詳細に説明する。
(オーディオ信号送信装置10のハードウェア構成)
まず、図2を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10のハードウェア構成について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)105と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)107と、入力インターフェース(I/F)109と、表示インターフェース(I/F)113と、外部機器通信部121と、を備える。
また、外部機器通信部121には、DSP(Digital Signal Processor)123が接続される。
CPU101は、演算処理装置及び制御装置として機能し、ROM103、RAM105、EEPROM107等に記録された各種プログラムに従って、オーディオ信号送信装置10内の動作全般又はその一部を制御する。ROM103及びEEPROM107は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM105は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス及びPCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスから構成されるシステムバス117により、相互に接続されている。
入力インターフェース109は、キー操作部111を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されているインターフェースである。オーディオ信号送信装置10のユーザは、以下で説明するキー操作部111を操作することにより、オーディオ信号送信装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
キー操作部111は、オーディオ信号送信装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする操作部である。キー操作部111は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ及びレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、キー操作部111は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、オーディオ信号送信装置10の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器であってもよい。
表示インターフェース113は、CPU101から出力された出力信号を、後述する表示部115へと伝送するためのインターフェースである。表示部115は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプなどの表示装置など、各種情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。
外部機器通信部121は、例えば、オーディオ信号受信装置20や、各種のオーディオ信号出力装置等と通信するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。この外部機器通信部121は、一般的なワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよく、特定のワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよい。また、外部機器通信部121としては、もちろん、例えば、オーディオ信号送信装置10と、ケーブル等を介して有線によりデータ通信を行うための、外部出力端子(図示せず)のようなものであってもよい。本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10は、この外部機器通信部121を介して、オーディオ信号受信装置20に対してオーディオ信号を送信するとともに、オーディオ信号受信装置20と双方向データ通信を行う。
DSP123は、オーディオ信号や画像信号に対する各種処理に特化したCPUである。このDSP123には、送信に用いられるオーディオ信号が入力されるオーディオ信号入力部125と、取得したオーディオ信号が出力されるオーディオ信号出力部137とが接続される。
オーディオ信号入力部125は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が送信に用いるオーディオ信号が入力される処理部である。オーディオ信号入力部125は、例えば、CD/DVD/BD127や、MD(Mini Disk)等のデジタル機器が接続されるデジタル入力129や、チューナ(TUNER)131や、カセットテープやレコード等のアナログ機器が接続されるアナログ入力133等から構成される。また、チューナ131及びアナログ入力133から入力されたオーディオ信号は、AD変換部135によりアナログ信号からデジタル信号へと変換される。かかるオーディオ信号入力部125より入力されたオーディオ信号が、DSP123及び外部機器通信部121を介してオーディオ信号受信装置20へと送信される。
オーディオ信号出力部137は、オーディオ信号入力部125から入力されたオーディオ信号を、オーディオ信号送信装置10の外部に出力する処理部である。オーディオ信号出力部137は、例えば、デジタル信号であるオーディオ信号をアナログ信号へと変換するDA変換部(図示せず。)と、アナログ信号に変換されたオーディオ信号を増幅する増幅部(図示せず。)と、増幅されたオーディオ信号が出力されるスピーカ(図示せず。)等から構成される。
また、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10は、上記構成の他に、例えば、ストレージ装置(図示せず。)や、ドライブ(図示せず。)等を備えていてもよい。
ストレージ装置は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置は、CPU101が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得したオーディオ信号などを格納することが可能である。
ドライブは、記憶媒体用リーダライタであり、オーディオ信号送信装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録されている情報を読み出して、RAM105に出力する。また、ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、メモリースティック、又は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。また、リムーバブル記録媒体は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)又は電子機器等であってもよい。
以上説明した構成により、オーディオ信号送信装置10は、様々なオーディオ信号出力源からオーディオ信号を取得し、外部機器通信部121を介して、オーディオ信号受信装置20に対してオーディオ信号を送信することが可能になるとともに、オーディオ信号受信装置20と双方向データ通信を行うことができる。
以上、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
(オーディオ信号受信装置20のハードウェア構成)
続いて、図3を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20のハードウェア構成について詳細に説明する。なお、図3は、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20は、CPU201と、ROM203と、RAM205と、EEPROM207と、入力インターフェース(I/F)209と、表示インターフェース(I/F)213と、外部機器通信部221と、を備える。
また、外部機器通信部221には、受信したオーディオ信号を出力するオーディオ信号出力部223が接続される。
CPU201は、演算処理装置及び制御装置として機能し、ROM203、RAM205、EEPROM207等に記録された各種プログラムに従って、オーディオ信号受信装置20内の動作全般又はその一部を制御する。ROM203及びEEPROM207は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM205は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス及びPCIバスなどの外部バスから構成されるシステムバス217により、相互に接続されている。
入力インターフェース209は、キー操作部211を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されているインターフェースである。オーディオ信号受信装置20のユーザは、以下で説明するキー操作部211を操作することにより、オーディオ信号受信装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
キー操作部211は、オーディオ信号受信装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする操作部である。キー操作部211は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ及びレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、キー操作部211は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、オーディオ信号受信装置20の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器であってもよい。
表示インターフェース213は、CPU201から出力された出力信号を、後述する表示部215へと伝送するためのインターフェースである。表示部215は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプなどの表示装置など、各種情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。
外部機器通信部221は、例えば、オーディオ信号送信装置10や、各種のオーディオ信号出力装置等と通信するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。この外部機器通信部221は、一般的なワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよく、特定のワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよい。また、外部機器通信部221としては、もちろん、例えば、オーディオ信号送信装置10と、ケーブル等を介して有線によりデータ通信を行うための、外部出力端子(図示せず)のようなものであってもよい。本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20は、この外部機器通信部221を介して、オーディオ信号送信装置10からオーディオ信号を受信するとともに、オーディオ信号送信装置10と双方向データ通信を行う。
オーディオ信号出力部223は、オーディオ信号送信装置10から送信されたオーディオ信号を出力する処理部である。オーディオ信号出力部223は、図3に示したように、例えば、DA変換部225と、増幅部227と、スピーカ229と、から構成される。
DA変換部225は、受信したオーディオ信号をデジタル信号からアナログ信号へと変換する。アナログ信号に変換されたオーディオ信号は、増幅部227により増幅され、スピーカ229から出力される。
また、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が備えるDSPやオーディオ信号入力部を備えていてもよい。更に、オーディオ信号受信装置20は、上記構成の他に、例えば、ストレージ装置(図示せず。)や、ドライブ(図示せず。)等を備えていてもよい。
ストレージ装置は、本実施形態にかかるオーディオ信号受信装置20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置は、CPU201が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得したオーディオ信号などを格納することが可能である。
ドライブは、記憶媒体用リーダライタであり、オーディオ信号受信装置20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録されている情報を読み出して、RAM205に出力する。また、ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック、又は、SDメモリカード等である。また、リムーバブル記録媒体は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード又は電子機器等であってもよい。
以上説明した構成により、オーディオ信号受信装置20は、外部機器通信部221を介して、オーディオ信号送信装置10からオーディオ信号を取得することが可能になるとともに、オーディオ信号送信装置10と双方向データ通信を行うことができる。
以上、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
(オーディオ信号送信装置10の機能構成)
次に、図4を参照しながら、上述したハードウェア構成により実現される本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の機能構成について詳細に説明する。なお、図4は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、オーディオ信号送信装置10は、送信オーディオ信号取得部151と、記憶部153と、外部出力部155と、ヘッドフォン出力部157と、オーディオ信号送信部159と、接続状況管理部161と、音声出力制御部163と、チャンネル(CH)マッピング情報生成部165と、接続管理情報送信部167と、を備える。
送信オーディオ信号取得部151は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部等から構成され、CD,DVD,BD等のプレーヤー等のオーディオ信号出力装置12から出力されるオーディオ信号を取得して、オーディオ信号受信装置20へと送信するオーディオ信号とする。また、送信オーディオ信号取得部151は、ラジオ放送等によるオーディオ信号をチューナ等を介して取得することもできる。さらに、送信オーディオ信号取得部151は、記憶部153にオーディオ信号が記録されている場合には、記憶部153からオーディオ信号を取得することも可能である。送信オーディオ信号取得部151が取得したオーディオ信号は、後述する外部出力部155、ヘッドフォン出力部157及びオーディオ信号送信部159へと伝送される。また、送信オーディオ信号取得部151が取得したオーディオ信号は、記憶部153に保存されてもよい。
記憶部153には、例えば、送信オーディオ信号取得部151が取得したオーディオ信号、後述するCHマッピング情報を構成するオーディオ信号の種別等が記録されているデータベースや、オーディオ信号受信装置20に対して送信しうる各種送信情報や、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が利用する各種プログラムや処理方法等が格納される。
さらに、記憶部153には、上記データベースやプログラム以外にも、オーディオ信号送信装置10が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等を、適宜記憶することが可能である。この記憶部153には、送信オーディオ信号取得部151、音声出力制御部163、CHマッピング情報生成部165等が、自由に読み書きを行うことが可能である。
外部出力部155は、例えば、DA変換部、アンプ及びスピーカ等から構成され、送信オーディオ信号取得部151から伝送されたオーディオ信号を、オーディオ信号送信装置10の外部へ出力する。なお、この外部出力部155によるオーディオ信号の出力制御は、後述する音声出力制御部163により行われる。
ヘッドフォン出力部157は、例えば、オーディオ信号送信装置10と有線又は無線により接続されたヘッドフォン等のオーディオ信号取得装置と接続され、送信オーディオ信号取得部151から伝送されたオーディオ信号を、当該オーディオ信号取得装置へ出力する。なお、このヘッドフォン出力部157によるオーディオ信号の出力制御は、後述する音声出力制御部163により行われる。
オーディオ信号送信部159は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、DSU、外部機器通信部等から構成され、CHマッピング情報生成部165から音声出力制御部を介して伝送されたCHマッピング情報に基づいて、オーディオ信号を各チャンネルに分配し、通信可能な状態にあるオーディオ信号受信装置20へと送信する。また、CHマッピング情報に記載されている各チャンネルにおけるオーディオ信号の種別(オーディオ信号の属性)に適応させるために、送信予定のオーディオ信号に対して変換を行う必要がある場合には、オーディオ信号送信部159は、送信予定のオーディオ信号に対して所定の変換処理を施し、変換後のオーディオ信号を送信する。ここで、上記の変換処理とは、例えば、変換前のオーディオ信号が、5.1チャンネルに対応したオーディオ信号であった場合に、通常の2チャンネルのオーディオ信号へとダウンミックスする場合等が考えられる。なお、このオーディオ信号送信部159による処理は、後述する音声出力制御部163により制御される。
ここで、上記「チャンネル(CH)マッピング情報」とは、複数のチャンネルそれぞれで送信しているオーディオ信号の種別を表す情報の集合である。オーディオ信号の種別は、例えば、DVDから取得したオーディオ信号や、デジタル入力に接続された機器から取得したオーディオ信号等のように、オーディオ信号の出所(ソース)を表すものや、サブウーファー用、サラウンドリアスピーカ用又はサラウンドバックスピーカ用のサブ音声等のように、サラウンド音声であることを表すもの等が存在する。チャンネルマッピング情報(CHマッピング情報)の詳細については後述する。
接続状況管理部161は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等から構成され、オーディオ信号送信装置10に接続されているオーディオ信号受信装置20等の外部接続機器の接続制御を一括して行う。接続状況管理部161は、オーディオ信号受信装置20等の外部接続機器から送信された接続確立要求を受信すると、接続の可否を判断し、接続を確立してもよいと判断した場合には、外部接続機器との接続を確立する。また、接続状況管理部161は、オーディオ信号受信装置20等の外部接続機器から送信された接続解除要求を受信すると、そのオーディオ信号受信装置20との接続を解消する。すなわち、接続状況管理部161は、オーディオ信号送信装置10に接続可能な外部接続機器(例えば、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20や、オーディオ信号送信装置10及び/又はオーディオ信号受信装置20に接続されているヘッドフォン等の外部接続機器等)の有無や稼動状態に応じて、外部接続機器の接続を制御する。
また、接続状況管理部161は、オーディオ信号送信装置10に接続可能な外部接続機器の接続状況を管理する。接続状況管理部161は、オーディオ信号受信装置20から送信される当該受信装置20の稼働状況に関する情報(以下、「稼働状況情報」という。)に基づいて、オーディオ信号送信装置10に接続可能な外部接続機器の台数や稼働状況を把握し、接続管理を行う。具体的には、接続状況管理部161は、所定の時間間隔ごと(例えば、1分ごと)に、オーディオ信号受信装置20の稼動状態を確認する稼動状態確認信号をすべてのオーディオ信号受信装置20に対して送信し、どのオーディオ信号受信装置20から返信があるかを確認する。接続状況管理部161は、返信のあったオーディオ信号受信装置20を稼動状態にあると判断する。
また、接続状況管理部161は、オーディオ信号受信装置20から、オーディオ信号受信装置20がオーディオ信号送信装置10に対して送信してきた各種情報に関する内容を通知されると、通知された内容に応じて、オーディオ信号受信装置20の接続状況を変更する。このような各種情報としては、例えば、オーディオ信号受信装置20の接続確立要求や、オーディオ信号受信装置20の接続解除要求や、オーディオ信号送信装置10から送信されているオーディオ信号の種別変更を希望する要求や、オーディオ信号受信装置20が外部出力からヘッドフォン出力に変更された旨の情報(ヘッドフォン情報)、オーディオ信号受信装置20がヘッドフォン出力から外部出力に変更された旨の情報(ヘッドフォン解除情報)等がある。
ここで、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10では、オーディオ信号受信装置20の接続状況を変更するために、接続状況管理部161が、後述する音声出力制御部163を介して、CHマッピング情報生成部165に対して、CHマッピング情報の変更、すなわち、新たなCHマッピング情報の生成を要求する。このように、本実施形態に係る接続状況管理部161は、オーディオ信号送信装置10に接続可能な各種の外部接続機器の有無や稼働状況を、一括して管理する。
音声出力制御部163は、オーディオ信号受信装置20の接続状況に応じて、オーディオ信号送信装置10自身、及び、オーディオ信号送信装置10に接続されて通信可能な状態にある1又は2以上のオーディオ信号受信装置20、におけるオーディオ信号の出力方法を制御する。具体的には、音声出力制御部163は、接続状況管理部161から伝送されるオーディオ信号受信装置20の稼働状況に関する情報や、接続状況管理部161から伝送されるオーディオ信号受信装置20に関する各種情報の内容を、例えば記憶部153に格納されている各種のデータベース等を参照しながら判断する。その結果、オーディオ信号送信装置10に接続している外部接続機器の台数が更新されたり、接続している外部接続機器の稼動状態が変更されたりしている場合には、現在利用されているCHマッピング情報の変更が必要であると判定する。そして、音声出力制御部163は、後述するCHマッピング情報生成部165に対して、新たなCHマッピング情報の生成(すなわち、現在利用されているCHマッピング情報の更新)を行うように要求する。さらに、音声出力制御部163は、後述する接続管理情報送信部167に対して、CHマッピング情報生成部165により更新されたCHマッピング情報をオーディオ信号受信装置20に送信するように要求する。
一方、オーディオ信号受信装置20においては、接続管理情報送信部167から受信したCHマッピング情報に基づいて、オーディオ信号送信部159から受信した複数のチャンネルに対応するオーディオ信号の中から出力可能なオーディオ信号を選択して出力する。すなわち、複数のチャンネルに対応したオーディオ信号の中に含まれるオーディオ信号の種別(CHマッピング情報)に基づいて、オーディオ信号受信装置20において出力可能なオーディオ信号が決定される。従って、音声出力制御部163は、CHマッピング情報生成部165に所望のCHマッピング情報を生成させることにより、オーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号の出力を制御することができる。
なお、オーディオ信号送信装置10におけるオーディオ信号の出力については、音声出力制御部163が、外部出力部155やヘッドフォン出力部157を直接制御することにより、オーディオ信号送信装置10におけるオーディオ信号の出力を制御することが可能である。例えば、音声出力制御部163は、接続状況管理部161から、オーディオ信号送信装置10にヘッドフォンが接続された旨の情報を受け取った場合には、外部出力部155からのオーディオ信号の出力を停止させ、ヘッドフォン出力部157によりオーディオ信号を出力させるように制御することができる。
本実施形態に係る音声出力制御部163は、上述したようにして、オーディオ信号送信装置10自身及びオーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号の出力を制御する。
CHマッピング情報生成部165は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等から構成され、音声出力制御部163からの要求に応じて、新たなCHマッピング情報の生成を行う。新たなCHマッピング情報の生成に際して、CHマッピング情報生成部165は、例えば記憶部153に格納されている各種のデータベースや、接続状況管理部161から伝送される様々な情報等を参照しながら、外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20の接続状況の変化や、オーディオ信号受信装置20からの様々な要求を反映するように、CHマッピング情報を動的に生成する。特に、本実施形態に係るCHマッピング情報生成部165においては、接続状況管理部161から伝送される様々な情報として、ヘッドフォン情報及びヘッドフォン解除情報等が挙げられる。CHマッピング情報生成部165は、これらの情報が接続状況管理部161から音声出力制御部163を介して伝送された場合には、上述したように、これらの情報を送信したオーディオ信号受信装置20の出力状況に応じて、適切なCHマッピング情報を生成する。
生成された新たなCHマッピング情報は、後述する接続管理情報送信部167、及び、音声出力制御部163を介してオーディオ信号送信部159へと出力される。なお、CHマッピング情報生成部165からオーディオ信号送信部159への出力は、音声出力制御部163を介さずに直接行ってもよい。また、新たに生成されたCHマッピング情報は、記憶部153に記録されてもよい。
接続管理情報送信部167は、本実施形態に係るチャンネルマッピング情報提供部として機能する。具体的には、接続管理情報送信部167は、CHマッピング情報生成部165により生成されたCHマッピング情報や、接続状況管理部161が発行する接続確立や接続解除といったオーディオ信号送信装置10との接続状態を表す情報を含む接続管理情報を、オーディオ信号受信装置20等の外部接続機器へと送信する。ここで、接続管理情報とは、上述のようにオーディオ信号送信装置10から送信されるオーディオ信号の受信や、オーディオ信号送信装置10から通知される接続確立や接続解除等の、オーディオ信号送信装置10との接続に関係する情報を意味する。
接続管理情報の送信は、接続が確立されているか否かを問わずすべての外部接続機器に対して行ってもよく、接続管理情報の送信要求を通知してきた外部接続機器に対してのみ、送信を行ってもよい。また、CHマッピング情報の送信に関して、接続管理情報送信部167は、CHマッピング情報生成部165が生成したCHマッピング情報を、CHマッピング情報生成部165からの伝送があった際に自主的に送信してもよく、外部接続機器とのデータ通信が発生した際に、新たなCHマッピング情報をあわせて送信してもよい。
ここで、上述した音声出力制御部163は、上述したような出力制御の中でも、特に、オーディオ信号送信部159からオーディオ信号を受信した外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20のうち、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20から、ヘッドフォンによりオーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効であること、すなわち、ヘッドフォン出力していることを示すヘッドフォン情報を受信した場合の出力制御を行うことができる点が重要である。このような場合には、音声出力制御部163は、以下に挙げる(1)から(5)の制御を行うことができる。
(1)外部出力部155によるオーディオ信号の出力を停止させる。
(2)ヘッドフォン情報を送信したオーディオ信号受信装置20によるオーディオ信号の外部出力を停止させる。
(3)ヘッドフォン情報を送信したオーディオ信号受信装置20以外の他の外部接続機器(オーディオ信号受信装置20を含む)がオーディオ信号送信装置10と通信可能な状態にある場合には、当該他の外部接続機器によるオーディオ信号の外部出力を停止させる。
(4)ヘッドフォン情報を送信したオーディオ信号受信装置20以外の他の外部接続機器がオーディオ信号送信装置10と通信可能な状態にある場合には、当該他の外部接続機器のヘッドフォン機能を有効にする(オーディオ信号をヘッドフォン出力にする)。
(5)オーディオ信号送信装置10自身のヘッドフォン機能を有効にする(オーディオ信号をヘッドフォン出力にする)。
また、音声出力制御部163は、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20からヘッドフォン情報を取得した後に、ヘッドフォン機能を解除、すなわち、ヘッドフォン出力から再び外部出力に変更したことを示すヘッドフォン解除情報を取得した場合には、ヘッドフォン機能が有効な外部接続機器の有無に応じて、以下に挙げる(6)及び(7)の制御を行うことができる。
(6)ヘッドフォン機能が有効な外部接続機器が1つでも有る場合には、外部出力部155による出力の停止状態及びヘッドフォン出力部157による出力を維持させる。
(7)ヘッドフォン機能が有効な外部接続機器が1つも無い場合(0の場合)には、ヘッドフォン機能が有効な外部接続機器が1つでも有る場合には、外部出力部155による出力を再開させ、ヘッドフォン出力部157による出力を停止させる。
以下、上記(1)から(7)の制御について、音声出力制御部163がCHマッピング情報生成部165に要求する内容を示しながら、詳細に説明する。
(1)及び(5)については、音声出力制御部163は、オーディオ信号送信部159からオーディオ信号を受信した外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20のうち、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20から、ヘッドフォン出力していることを示すヘッドフォン情報を受信した場合には、外部出力部155によるオーディオ信号の出力を停止させるとともに、ヘッドフォン出力部157によるオーディオ信号の出力を開始させる。具体的には、音声出力制御部163は、外部出力部155へのオーディオ信号の伝送を停止させ、ヘッドフォン出力部157へのオーディオ信号の伝送を開始させるように制御する。
(2)については、音声出力制御部163は、オーディオ信号送信部159からオーディオ信号を受信した外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20のうち、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20から、ヘッドフォン出力していることを示すヘッドフォン情報を受信した場合には、CHマッピング情報生成部165に、外部出力用のオーディオ信号をヘッドフォン出力用の信号に変更したCHマッピング情報を生成するように要求する。さらに、音声出力制御部163は、この変更されたCHマッピング情報を、ヘッドフォン信号を送信したオーディオ信号受信装置20に送信するように、接続管理情報送信部167を制御する。オーディオ信号受信装置20は、この変更されたCHマッピング情報を受信すると、このCHマッピング情報に基づいて、出力可能なオーディオ信号が存在するか否かを判断する。この判断の結果、オーディオ信号受信装置20では、受信したCHマッピング情報には、外部出力用のオーディオ信号が存在しないと判断されるため、オーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号の外部出力は、自動的に停止されることとなる。
(3)については、音声出力制御部163は、上記のようにして変更されたCHマッピング情報を、ヘッドフォン信号を送信したオーディオ信号受信装置20以外の他のオーディオ信号受信装置20にも送信させるように、接続管理情報送信部167を制御する。上記他のオーディオ信号受信装置20では、この変更されたCHマッピング情報を受信すると、ヘッドフォン信号を送信したオーディオ信号受信装置20の場合と同様に、オーディオ信号の外部出力は、自動的に停止されることとなる。
なお、音声出力制御部163は、例えば、図1に示したような、オーディオ信号送信部10とは異なる部屋に配置されたオーディオコンポ20Bのようなオーディオ信号受信装置20に対しては、このオーディオコンポ20Bにおけるオーディオ信号出力用の信号については、外部出力からヘッドフォン出力に変更させないように、CHマッピング情報生成部165を制御することもできる。あるいは、オーディオ信号送信部10と同じ部屋に配置されたオーディオ信号受信装置20に送信したCHマッピング情報を送信させないように、接続管理情報送信部167を制御することもできる。このように制御することにより、オーディオ信号送信部10とは異なる部屋に配置されたオーディオコンポ20Bでは、オーディオ信号の外部出力を継続することができ、ユーザの意に反して、突然オーディオ信号の外部出力が停止されるというような事態を防止することができる。
(4)については、上記のように、音声出力制御部163は、上記のようにして変更されたCHマッピング情報を、ヘッドフォン信号を送信したオーディオ信号受信装置20以外の他のオーディオ信号受信装置20にも送信させるように、接続管理情報送信部167を制御する。上記他のオーディオ信号受信装置20では、この変更されたCHマッピング情報を受信すると、このCHマッピング情報に基づいて、出力可能なオーディオ信号が存在するか否かを判断する。この判断の結果、オーディオ信号受信装置20では、受信したCHマッピング情報には、ヘッドフォン出力用のオーディオ信号が存在すると判断されるため、オーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号のヘッドフォン出力は、自動的に開始されることとなる。
(6)については、接続状況管理部161が、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20からヘッドフォン情報を取得した後に、ヘッドフォン機能を解除したことを示すヘッドフォン解除情報を取得した場合には、まず、接続状況管理部161が、ヘッドフォン機能が有効な(ヘッドフォン出力になっている)オーディオ信号受信装置20の有無を判断する。そして、音声出力制御部163は、この接続状況管理部161の判断により、ヘッドフォン機能が有効なオーディオ信号受信装置20が存在すると判断された場合には、外部出力部155による出力停止状態及びヘッドフォン出力部157による出力状態を維持させるとともに、CHマッピング情報を変更しないように、CHマッピング情報生成部165を制御する。これにより、オーディオ信号送信装置10及びヘッドフォン機能が有効なオーディオ信号受信装置20において、外部出力の停止状態及びヘッドフォンによる出力状態が維持される。
(7)については、接続状況管理部161が、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20からヘッドフォン情報を取得した後に、ヘッドフォン機能を解除したことを示すヘッドフォン解除情報を取得した場合には、まず、接続状況管理部161が、ヘッドフォン機能が有効な(ヘッドフォン出力になっている)オーディオ信号受信装置20の有無を判断する。そして、音声出力制御部163は、この接続状況管理部161の判断により、ヘッドフォン機能が有効なオーディオ信号受信装置20が存在しないと判断された場合には、外部出力部155による出力を再開させるとともに、ヘッドフォン出力部157による出力を停止させる。併せて、音声出力制御部163は、CHマッピング情報を、ヘッドフォン出力用のオーディオ信号から、外部出力用のオーディオ信号を含むものに変更させるように、CHマッピング情報生成部165を制御する。さらに、音声出力制御部163は、この変更されたCHマッピング情報を、オーディオ信号受信装置20に送信させるように、接続管理情報送信部167を制御する。これにより、オーディオ信号送信装置10及びヘッドフォン機能が有効なオーディオ信号受信装置20において、外部出力が再開されるとともに、ヘッドフォン出力が停止される。
なお、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10では、外部接続機器へのオーディオ信号の送信や、外部接続機器との双方向通信は、無線伝送により行われてもよく、有線伝送により行われてもよいが、無線伝送により行われることが好ましい。
以上、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
(チャンネルマッピング情報について)
次に、図5A及び図5Bを参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が生成するチャンネルマッピング情報について詳細に説明する。図5A及び図5Bは、本実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。
本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が生成するCHマッピング情報は、少なくとも2以上のステレオ信号(換言すれば、少なくとも4チャンネルのモノラル信号)を送信可能となるような複数のチャンネル(CH)それぞれについて、各チャンネルに割り当てられるオーディオ信号の種別を表した情報の集合として規定される。
図5A及び図5Bでは、4つのステレオ信号(換言すれば、8チャンネルのモノラル信号)を送信可能なチャンネルに対して割り当てられたCHマッピング情報の例を示している。図5A及び図5Bでは、図から明らかなように、1つのチャンネルに対して2つのモノラル信号に対応可能な枠が設けられており、合計8種類のオーディオ信号の種別が規定されている。
本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10では、図5Aに示すようなCHマッピング情報と、図5Bに示すようなCHマッピング情報の2種類のCHマッピング情報を生成することが可能である。
図5Aに示したCHマッピング情報は、チャンネル1に対して1組のメインチャンネルが設定されており、チャンネル2〜チャンネル4には、メインチャンネルに付随するサブチャンネルが設定されている。ここで、メインチャンネルとは、例えばDVDの主音声に対応するようなオーディオ信号のソースに対応するものであり、サブチャンネルとは、例えばDVDのサラウンド音声のように、メインチャンネルに付随するオーディオ信号を意味する。
図5Aに示した各サブチャンネルには、例えば、サブウーファー用のオーディオ信号や、センタースピーカ用のオーディオ信号や、サラウンドリアスピーカ用のオーディオ信号や、サラウンドバックスピーカ用のオーディオ信号やなど、様々なサブチャンネルが割当可能である。例えば、オーディオ信号受信装置20として、センタースピーカ、サラウンドリアスピーカ、及びサラウンドバックスピーカが、オーディオ信号送信装置10に接続されており、サブチャンネルとして、メインチャンネルと同一のコンテンツに対応する、センタースピーカ用のオーディオ信号、サラウンドリアスピーカ用のオーディオ信号、及びサラウンドバックスピーカ用のオーディオ信号のサブチャンネルを割り当てた場合を考える。この場合には、オーディオ信号送信装置10は、メインチャンネルのオーディオ信号を出力し、オーディオ信号受信装置20、すなわち、センタースピーカ、サラウンドリアスピーカ、及びサラウンドバックスピーカは、それぞれ対応するサブチャンネルのオーディオ信号を出力することとなる。
図5Aに示したように、メインチャンネルが割り当てられているチャンネルと、サブチャンネルが割り当てられているチャンネルとが混在するCHマッピング情報を、以下では「サラウンドモード」のCHマッピング情報と呼ぶ。
他方、図5Bに示したCHマッピング情報は、4つのチャンネルそれぞれにメインチャンネルが割り当てられており、サブチャンネルが割り当てられているチャンネルは存在しない。これは、例えば、チャンネル1にはCD音源が、チャンネル2にはDVD音源が、チャンネル3にはチューナの音源が、チャンネル4にはデジタル入力の音源がそれぞれ割り当てられているような場合に相当する。
図5Bに示したように、複数のチャンネルそれぞれにメインチャンネルが割り当てられているCHマッピング情報を、以下では「マルチソースモード」のCHマッピング情報と呼ぶ。
オーディオ信号送信装置10が上記のサラウンドモードとマルチソースモードのCHマッピング情報のどちらを生成可能であるかは、オーディオ信号送信装置10に依存する。従って、サラウンドモード専用のオーディオ信号送信装置10が存在してもよく、マルチソースモード専用のオーディオ信号送信装置10が存在してもよく、両方のモードに対応可能なオーディオ信号送信装置10が存在してもよい。
本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20は、CHマッピング情報のいずれかのチャンネルに、オーディオ信号受信装置に割り振られている識別種別と一致するものが存在する場合に、一致するチャンネルに割り当てられたオーディオ信号を出力することが可能となる。
すなわち、オーディオ信号受信装置20に割り振られている識別種別が「サラウンドリアスピーカ」である場合には、オーディオ信号受信装置20は、CHマッピング情報に「サラウンドリアスピーカ」という種別が記載されているオーディオ信号を出力することが可能となる。
ここで、本実施形態においては、オーディオ信号受信装置20によるオーディオ信号を外部出力にするか、あるいは、ヘッドフォン出力にするかを、オーディオ信号送信装置10が生成するCHマッピング情報を用いて制御している。すなわち、例えば、CHマッピング情報におけるオーディオ信号の種別を、「サラウンドリアスピーカ」から「サラウンドリアヘッドフォン」に変更することにより、オーディオ信号受信装置20であるサラウンドリアスピーカによる出力を、スピーカによる外部出力からヘッドフォンによる出力に変更させるように、オーディオ信号送信装置10側から制御することができる。このような制御の詳細については後述する。
(オーディオ信号受信装置20の機能構成)
次に、図6を参照しながら、上述したハードウェア構成により実現される本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20の機能構成について詳細に説明する。なお、図6は、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20の機能構成を示すブロック図である。
図6に示すように、オーディオ信号受信装置20は、接続情報送信部251と、接続管理情報受信部253と、オーディオ信号受信部255と、出力可否判断部257と、音声出力制御部259と、外部出力部261と、ヘッドフォン出力部263と、記憶部265と、外部機器接続制御部267と、外部機器接続状況通知部269と、を備える。
接続情報送信部251は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部等から構成され、オーディオ信号受信装置20とオーディオ信号送信装置10との接続状態を変更するための接続情報を、オーディオ信号送信装置10に対して送信する。ここで、接続状態を変更するための接続情報として、例えば、オーディオ信号送信装置10に対するオーディオ信号受信装置20の接続確立要求や、オーディオ信号送信装置10に対するオーディオ信号受信装置20の接続解除要求や、オーディオ信号受信装置20の電源のON/OFF状態を通知する情報等を挙げることができる。
また、接続情報送信部251は、上記接続情報をオーディオ信号送信装置10に送信する際に、オーディオ信号受信装置20を特定する識別子等をあわせて送信してもよい。
接続管理情報受信部253は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部等から構成され、オーディオ信号送信装置10から送信されたCHマッピング情報や、オーディオ信号送信装置10の種別に関する情報や、オーディオ信号送信装置10から通知される接続確立通知や接続解除通知等を受信する。すなわち、接続管理情報受信部253は、本実施形態に係るチャンネルマッピング情報取得部として機能する。受信した接続管理情報は、後述する出力可否判断部257へと伝送される。また、接続管理情報受信部253は、受信した接続管理情報を、記憶部265に記録してもよい。
オーディオ信号受信部255は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部等から構成され、通信可能な状態にあるオーディオ信号送信装置10から送信されるオーディオ信号を受信する。オーディオ信号受信部255は、受信したオーディオ信号を、後述する出力可否判断部257へと出力する。また、オーディオ信号受信部255は、受信したオーディオ信号を、記憶部265に記録してもよい。
出力可否判断部257は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等から構成され、接続管理情報受信部253が受信したCHマッピング情報に基づいて、オーディオ信号受信部255が受信した複数のチャンネルからなるオーディオ信号の中に、オーディオ信号受信装置20自身で出力可能なオーディオ信号が存在するか否かを判断する。判断に際しては、出力可否判断部257は、記憶部265等に記憶されているオーディオ信号受信装置20自身の識別情報等を利用してもよい。
この判断の結果、出力可能なオーディオ信号が存在する場合には、出力可否判断部257は、出力可能なオーディオ信号(例えば、スピーカ等の外部出力が可能なオーディオ信号や、ヘッドフォン出力が可能なオーディオ信号)を、後述する音声出力制御部259に伝送する。
音声出力制御部259は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等から構成され、後述する外部出力部261やヘッドフォン出力部263の出力制御を行う。具体的には、音声出力制御部259は、出力可否判断部257から伝送されたオーディオ信号の中に、外部出力が可能なオーディオ信号が含まれている場合には、このオーディオ信号を外部出力部261に伝送する。また、音声出力制御部259は、出力可否判断部257から伝送されたオーディオ信号の中に、ヘッドフォン出力が可能なオーディオ信号が含まれている場合には、このオーディオ信号をヘッドフォン出力部263に伝送する。このようにして、音声出力制御部259は、出力可否判断部257から伝送されたオーディオ信号の中に含まれている信号に応じて、オーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号の出力を制御することができる。
外部出力部261は、例えば、DA変換部、アンプ及びスピーカ等から構成され、音声出力制御部259から伝送された外部出力が可能なオーディオ信号を、オーディオ信号送信装置10の外部へ出力する。
ヘッドフォン出力部263は、例えば、オーディオ信号送信装置10と有線又は無線により接続されたヘッドフォン等のオーディオ信号取得装置と接続され、音声出力制御部259から伝送されたヘッドフォン出力が可能なオーディオ信号を、当該オーディオ信号取得装置へ出力する。
記憶部265には、例えば、CHマッピング情報を構成するオーディオ信号の種別等が記録されているデータベースや、オーディオ信号送信装置10に対して送信しうる各種送信情報や、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20が利用する各種プログラムや処理方法等が格納される。
さらに、記憶部265には、上記データベースやプログラム以外にも、オーディオ信号送信装置10が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等を、適宜記憶することが可能である。この記憶部265は、接続情報送信部251、接続管理情報受信部253、オーディオ信号受信部255、出力可否判断部257、音声出力制御部259、外部機器接続状況通知部269等のオーディオ信号受信装置20を構成する各処理部が、自由に読み書きを行うことが可能である。
外部機器接続制御部267は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等から構成され、オーディオ信号受信装置20に対して、更に外部接続機器が接続されたか否かを判断する。ここで、オーディオ信号受信装置20に接続される外部接続機器は、オーディオ信号受信装置20に設けられた外部機器接続端子に直接接続されてもよく、無線等を介してオーディオ信号受信装置20にワイヤレス接続されてもよい。また、オーディオ信号受信装置20に接続される外部接続機器としては、別のオーディオ信号受信装置20であってもよく、例えばヘッドフォンやイヤホンのようなオーディオ信号取得装置であってもよい。
オーディオ信号受信装置20に新たに外部接続機器が接続された場合には、外部機器接続制御部267は、新たに外部機器が接続された旨を後述する外部機器接続状況通知部269へと通知し、外部機器接続状況通知部269は、外部接続機器が更に接続された旨をオーディオ信号送信装置10に送信する。一方、外部機器接続制御部267は、接続されている外部機器の接続が解除された場合には、外部機器の接続が解除された旨を外部機器接続状況通知部269へと通知し、外部機器接続状況通知部269は、外部機器の接続が解除された旨をオーディオ信号送信装置10に送信する。
特に、本実施形態に係る外部機器接続制御部267は、外部機器としてヘッドフォンが接続された場合に、ヘッドフォンが接続され、オーディオ信号の出力がヘッドフォン出力となっている旨(ヘッドフォン機能が有効となっている旨)を示すヘッドフォン情報を、外部機器接続状況通知部269を介してオーディオ信号送信装置10に送信する。また、外部機器接続制御部267は、接続されているヘッドフォンの接続が解除された場合に、ヘッドフォンの接続が解除され、オーディオ信号の出力がヘッドフォン出力から外部出力となった旨(ヘッドフォン機能が解除された旨)を示すヘッドフォン解除情報を、外部機器接続状況通知部269を介してオーディオ信号送信装置10に送信する。
また、外部機器接続制御部267は、外部機器の接続状況に関する情報(例えば、ヘッドフォン情報やヘッドフォン解除情報等)を、音声出力制御部259に伝送する。これにより、音声出力制御部259は、オーディオ信号受信装置20のヘッドフォン機能が有効となった場合には、外部出力部261による出力を停止させるように制御でき、一方、オーディオ信号受信装置20のヘッドフォン機能が解除された場合には、ヘッドフォン出力部263による出力を停止させるように制御することもできる。
外部機器接続状況通知部269は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部等から構成され、外部機器接続制御部267から伝送された外部機器の接続状況に関する情報(例えば、ヘッドフォン情報やヘッドフォン解除情報等)を、オーディオ信号送信装置10に対して通知する。すなわち、外部機器接続状況通知部269は、本実施形態に係るヘッドフォン信号送信部として機能する。このような外部機器の接続状況に関する情報をオーディオ信号送信装置10へ通知することで、オーディオ信号送信装置10は、オーディオ信号受信装置20における外部機器の接続状況を把握することが可能となる。
ここで、オーディオ信号受信装置20がワイヤレス接続可能なヘッドフォンのような機器である場合には、外部出力部261は設けられておらず、また、外部機器接続制御部267も設けられている必要はない。この場合には、オーディオ信号受信装置20は、常にヘッドフォン出力部263によるヘッドフォン出力となる。従って、外部機器接続状況通知部269は、例えば、接続情報送信部251が、オーディオ信号送信装置10に対して接続要求を送信する際に、ヘッドフォン情報を送信してもよい。
なお、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20では、オーディオ信号送信装置10から送信されるオーディオ信号の受信や、オーディオ信号送信装置10との双方向通信は、無線伝送により行われてもよく、有線伝送により行われてもよいが、無線伝送により行われることが好ましい。
以上、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
(オーディオ信号受信装置の接続処理)
続いて、図7を参照しながら、オーディオ信号送信装置10へのオーディオ信号受信装置20の接続処理について詳細に説明する。図7は、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置の接続処理の流れを示すフローチャートである。
オーディオ信号送信装置10の電源がユーザによってONに設定されると(ステップS101)、オーディオ信号送信装置10は、自身に備えられているオーディオ信号出力部を介して音源の出力を開始する(ステップS103)。
ある時点で、オーディオ信号受信装置20の電源がユーザによってONに設定されると(ステップS105)、オーディオ信号受信装置20は、記憶部265等を参照しながら、接続情報送信部251を介して受信装置種別(例えば、サラウンドモードのCHマッピング情報を必要とする装置(サラウンドアンプ、スピーカー)なのか、マルチソースモードのCHマッピング情報を必要とする装置なのか等)をオーディオ信号送信装置10へ通知する(ステップS107)。
オーディオ信号送信装置10では、接続状況管理部161が、オーディオ信号受信装置20からの受信装置種別通知を受信する。次いで、接続状況管理部161は、オーディオ信号受信装置20がオーディオ信号送信装置10に対して接続可能な装置であることを判断し、CHマッピング情報生成部165では、新たなCHマッピング情報が生成される(ステップS109)。
次に、オーディオ信号受信装置20は、オーディオ信号送信装置10に対して、オーディオ信号送信装置10の種別(例えば、サラウンドモードのCHマッピング情報を許容する装置なのか、マルチソースモードのCHマッピング情報を許容する装置なのか等)と、オーディオ信号送信装置10が現在使用しているCHマッピング情報の取得要求を通知する(ステップS111)。
オーディオ信号送信装置10の接続状況管理部161は、上記の取得要求を受信すると、接続管理情報送信部167が、送信装置10の種別とCHマッピング情報とをオーディオ信号受信装置20に送信する(ステップS113)。
送信装置10の種別及びCHマッピング情報を受信したオーディオ信号受信装置20は、次に、オーディオ信号送信装置10への接続確立要求と、再生を希望するチャンネルを、オーディオ信号送信装置10へと通知する(ステップS115)。
オーディオ信号受信装置20からの接続確立要求を受信したオーディオ信号送信装置10では、接続状況管理部161において接続が確立しているオーディオ信号受信装置20の台数を更新するとともに(ステップS117)、接続を許可する旨の通知(接続確立通知)をオーディオ信号受信装置20に通知する(ステップS119)。
オーディオ信号送信装置10との接続が確立したオーディオ信号受信装置20では、再生可能音源を選択して、オーディオ信号の再生を行う(ステップS121)。
以上説明したような手順にて、オーディオ信号受信装置20はオーディオ信号送信装置10に接続される。本実施形態に係る接続処理では、オーディオ信号受信装置20は、ユーザからの操作を待つことなく、電源の投入とともにオーディオ信号送信装置10への接続処理を開始するため、オーディオ信号受信装置20のユーザは、容易にオーディオ信号送信装置10との接続を行うことが可能となる。
(オーディオ信号送信装置の接続確認処理)
次に、図8を参照しながら、オーディオ信号送信装置10が実施するオーディオ信号受信装置20の接続確認処理について詳細に説明する。図8は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が実施する接続確認処理の流れを示すフローチャートである。
オーディオ信号送信装置10は、上述のように、所定の間隔でオーディオ信号受信装置20に対して接続確認を行い、オーディオ信号受信装置20との接続を維持するか否かを判定する。以下では、この接続確認処理について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、オーディオ信号送信装置10には、2台のオーディオ信号受信装置20A、20Bがそれぞれ接続されているものとする。
オーディオ信号送信装置10の接続状況管理部161は、接続しているオーディオ信号受信装置20A、20Bに対して、その稼動状態を確認するための稼動状態確認信号を送信する(ステップS201)。稼動状態確認信号を受信したオーディオ信号受信装置20A、20Bでは、受信した稼動状態確認信号に対する返信を行って、接続している旨を通知する(ステップS203、S205)。
オーディオ信号送信装置10では、オーディオ信号受信装置20からの返信を受信すると、接続状況を維持する処理を行うため、接続状況管理部161では、接続状況の変更は行われず、CHマッピング情報生成部165においても、新たなCHマッピング情報の生成も行われない。
ここで、ある時点に、オーディオ信号受信装置20Bに供給されている電源が遮断され(ステップS207)、オーディオ信号受信装置20Bが電源OFFになってしまった場合を考える。
オーディオ信号送信装置10は、前回稼動状態確認信号を送信した時点(図8においては、ステップS201の時点)から所定の時間(例えば、1分程度)が経過すると、次の稼動状態確認信号を送信して、オーディオ信号受信装置20A、20Bの接続確認を行う(ステップS209)。
この場合、オーディオ信号受信装置20Aからは接続通知の返信がなされる(ステップS211)が、電源が遮断され電源OFFとなっているオーディオ信号受信装置20Bからは返信がなされない。
オーディオ信号送信装置10では、前回の確認時に接続関係が維持されていたオーディオ信号受信装置20Bからの返信がなかったことを受けて、オーディオ信号受信装置20Bとの接続を解消し、接続状況管理部161は、接続状態にあるオーディオ信号受信装置の台数を更新する(ステップS213)。
その後、オーディオ信号受信装置20Aのユーザにより正式な手続きを経て電源がOFFにされると(ステップS215)、オーディオ信号受信装置20Aは、シャットダウン処理の一環として、オーディオ信号送信装置10に対して接続情報送信部251から接続解除通知が送信され(ステップS217)、オーディオ信号受信装置20Aの電源がOFFとなる。
オーディオ信号送信装置10では、オーディオ信号受信装置20Aからの接続解除通知を受けて、オーディオ信号受信装置20Aとの接続を解消し、接続状況管理部161は、接続状態にあるオーディオ信号受信装置の台数を更新する(ステップS219)。
本実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1では、かかる処理を所定の時間間隔ごとに自動で行っているため、オーディオ信号送信装置10とオーディオ信号受信装置20との接続の維持や接続解除を自動的に処理することが可能となる。
(チャンネルマッピング情報の変更)
続いて、図9A〜図9Dを参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1におけるチャンネルマッピング情報の変更について詳細に説明する。図9A〜図9Dは、本実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。
図9Aに示したCHマッピング情報は、「サラウンドモード」におけるCHマッピング情報であり、このCHマッピング情報に基づいてオーディオ信号受信装置20にオーディオ信号が送信されているものとする。
この際、例えばオーディオ信号受信装置20に有線又は無線接続によりヘッドフォンが接続されたとすると、オーディオ信号受信装置20の外部機器接続制御部267は、ヘッドフォンが接続された旨を外部機器接続状況通知部269に伝送する。この伝送を受けて、外部機器接続状況通知部269は、オーディオ信号送信装置10に対して、オーディオ信号受信装置20にヘッドフォンが接続された旨(ヘッドフォン情報)を送信する。オーディオ信号送信装置10では、ヘッドフォンが接続されたことによりオーディオ信号受信装置20のオーディオ信号出力状況が変化した旨(ヘッドフォン情報)を受けて、接続状況管理部161は接続状況を更新し、CHマッピング情報生成部165は、図9Bに示したような新たなCHマッピング情報を生成する。
図9Bは、オーディオ信号受信装置20であるサラウンドリアスピーカにヘッドフォンが装着された場合に新たに作成されるCHマッピング情報の一例である。図9A及び図9Bを比較して明らかなように、図9Aにおいてチャンネル2に割り当てられていた「サラウンドリア(L)」及び「サラウンドリア(R)」が、図9Bではそれぞれ「サラウンドリアヘッドフォン(L)」及び「サラウンドリアヘッドフォン(R)」に変更されている。このように、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システム1においては、オーディオ信号受信装置20に新たな外部接続機器が接続されると、オーディオ信号送信装置10においてCHマッピング情報が自動的に変更される。
また、図9Cは、図9Bの場合から、さらに、オーディオ信号送信装置10に、オーディオ信号受信装置20であるサラウンドバックスピーカが接続された場合に新たに作成されるCHマッピング情報の一例である。図9B及び図9Cを比較して明らかなように、図9Bにおいてチャンネル3に割り当てられていた「サラウンバック(L)」及び「サラウンドバック(R)」が、図9Cではそれぞれ「サラウンドバックヘッドフォン(L)」及び「サラウンドバックヘッドフォン(R)」に変更されている。
この場合は、サラウンドリアスピーカにヘッドフォンが接続されているため、同じ空間(例えば、同じ部屋)に配置されているサラウンドバックスピーカから外部出力されないようにする必要がある。そこで、音声出力制御部163により制御されたCHマッピング情報生成部165は、サラウンドバックスピーカにヘッドフォンが接続されているか否かに関わらず、サラウンドバックスピーカ用のオーディオ信号を、ヘッドフォン出力用のオーディオ信号に変更する。このように、CHマッピング情報を変更することにより、このCHマッピング情報をオーディオ信号送信装置10から受信したサラウンドバックスピーカは、外部出力ができないように制御される。また、新たにサラウンドバックスピーカにヘッドフォンが接続された場合には、サラウンドバックスピーカは、このCHマッピング情報に基づき、ヘッドフォン出力用のオーディオ信号をヘッドフォンにより自動的に出力することができる。
なお、CHマッピング情報生成部165は、図9CのようなCHマッピング情報を、サラウンドリアスピーカにヘッドフォンが装着された時点で作成してもよい。これにより、サラウンドリアスピーカにヘッドフォンが装着される前に、サラウンドバックスピーカが接続されていた場合は勿論のこと、新たにサラウンドバックスピーカが接続された場合でも、サラウンドバックスピーカによる外部出力は自動的に停止され、サラウンドバックスピーカによるヘッドフォン出力が自動的に開始される。
また、図9Dは、図9Cの場合から、新たにサラウンドリアスピーカの接続が解除された場合に新たに作成されるCHマッピング情報の一例である。図9C及び図9Dを比較して明らかなように、図9Cにおいてチャンネル2に割り当てられていた「サラウンドリアヘッドフォン(L)」及び「サラウンドリアヘッドフォン(R)」が、図9Dではそれぞれ「サラウンドリア(L)」及び「サラウンドリア(R)」に変更されている。
この場合、サラウンドリアスピーカは、オーディオ信号送信装置10との接続が解除されたため、サラウンドスピーカからオーディオ信号が外部出力されることはない。従って、ヘッドフォン出力用のオーディオ信号から、外部出力用のオーディオ信号に変更しても問題はない。ただし、その後、再度、サラウンドリアスピーカにヘッドフォンが接続される可能性もあるので、CHマッピング情報生成部165は、図9DのようなCHマッピング情報に変更しなくてもよい。また、チャンネル2を、他のソースとして有効利用するために、未使用に変更してもよい。
また、上述の場合以外にも、例えば、オーディオ信号受信装置20のユーザが、キー操作部211を介して、出力されているオーディオ信号の変更を要求した場合や、オーディオ信号受信装置20のユーザが、オーディオ信号送信装置10の種別を「サラウンドモード」から「マルチソースモード」へ変更するように要求した場合や、接続されているオーディオ信号受信装置20の種別が変更になった場合(例えば、サラウンドモードのCHマッピング情報を必要とする装置(サラウンドアンプ、スピーカ)から、マルチソースモードのCHマッピング情報を必要とする装置に変更になった場合等)にも、CHマッピング情報が変更される。
(チャンネルマッピング情報の変更処理)
続いて、図10を参照しながら、本実施形態に係るチャンネルマッピング情報の変更処理について、オーディオ信号受信装置20にヘッドフォンが装着された場合を例にとって詳細に説明する。図10は、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおけるチャンネルマッピング情報の変更処理の一例を示すフローチャートである。
オーディオ信号受信装置20にヘッドフォンが接続されると(ステップS301)、オーディオ信号受信装置20は、外部機器接続制御部267及び外部機器接続状況通知部269を介して、オーディオ信号送信装置10にヘッドフォン情報の通知を送信する(ステップS303)。
オーディオ信号送信装置10では、この通知を受信すると、オーディオ信号送信装置10の外部への音声出力を停止するとともに(ステップS305)、CHマッピング情報生成部165によって、ヘッドフォン用音源を含むCHマッピングにCHマッピング情報を変更する(ステップS307)。続いて、オーディオ信号送信装置10の接続状況管理部161は、ヘッドフォンが接続されたオーディオ信号受信装置20の台数を更新し(ステップS309)、オーディオ信号送信装置10に接続されているすべてのオーディオ信号受信装置20に対して、ヘッドフォンが接続されたことを通知する(ステップS311)。次に、オーディオ信号送信装置10は、変更されたCHマッピング情報を、オーディオ信号受信装置20に通知する(ステップS313)。
オーディオ信号受信装置20では、新たなCHマッピング情報を受信して、CHマッピング情報の中からヘッドフォン音源を選択し、接続されているヘッドフォンから音声を出力することとなる(ステップS315)。
以上説明したように、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおいては、オーディオ信号送信装置とオーディオ信号受信装置との間で、ヘッドフォンの装着や、オーディオ信号受信装置自身の変更や、再生すべきオーディオソースが変更された場合等の所定のイベントを共有することで、送信装置と受信装置のいずれか一方を操作した場合であっても、操作されていない装置においても同様の処理結果を得ることができる。
また、オーディオ信号受信装置は、オーディオ信号受信装置側で発生した所定のイベントに対応する処理をオーディオ信号送信装置側へ依頼することにより、オーディオ信号受信装置が行う処理を軽減することが可能となる。
特に、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおいては、以下に詳細に説明するが、一のオーディオ信号受信装置において行われたヘッドフォンの装着等の操作に伴って、オーディオ信号送信装置や他のオーディオ信号受信装置における音声出力を適切に制御することができる。
(音声出力制御処理のフロー)
以下に、図11を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおける音声出力制御処理について、2つのオーディオ信号受信装置20A、20Bにヘッドフォンが装着及び脱着された場合を例にとって詳細に説明する。なお、図11は、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおける音声出力制御処理の一例を示すフローチャートである。
オーディオ信号受信装置20Aにヘッドフォンが接続されると(S401)、オーディオ信号受信装置20Aは、外部機器接続制御部267及び外部機器接続状況通知部269を介して、オーディオ信号送信装置10にヘッドフォン情報の通知を送信する(ステップS403)。
オーディオ信号送信装置10では、この通知を受信すると、オーディオ信号送信装置10の外部への音声出力を停止する(ステップS405)。併せて、オーディオ信号送信装置10では、CHマッピング情報生成部165によって、ヘッドフォン用音源を含むCHマッピングにCHマッピング情報を変更する。続いて、オーディオ信号送信装置10の接続状況管理部161は、ヘッドフォンが接続されたオーディオ信号受信装置20の台数を更新し、オーディオ信号送信装置10に接続されているすべてのオーディオ信号受信装置20に対して、ヘッドフォンが接続されたことを通知する。ただし、このヘッドフォンが接続されたことの通知は、本実施形態では、オーディオ信号送信装置10が、ヘッドフォン出力用のオーディオ信号が割り当てられて変更されたチャンネルマッピング情報を、オーディオ信号受信装置20A、20Bに送信することにより行われる。これにより、オーディオ信号送信装置10に接続されている全てのオーディオ信号送信装置20A、20Bが変更されたチャンネルマッピング情報を取得し、オーディオ信号受信装置20A、20Bは、変更されたチャンネルマッピングに従った音声出力を行うことにより、自動的に、外部出力を停止し、ヘッドフォン出力に切り替える(外部音声出力をミューティングする)ことができる。
次に、オーディオ信号送信装置10は、変更されたCHマッピング情報を、オーディオ信号送信装置10に接続中の全てのオーディオ信号受信装置20A、20Bに通知する。図11では、以上の処理全体(図10のステップS307〜S313に対応する処理)を「CHマッピング変更/通知処理」として示している。
オーディオ信号受信装置20Aでは、新たなCHマッピング情報を受信して、CHマッピング情報の中からヘッドフォン音源を選択し、接続されているヘッドフォンから音声を出力することとなる(ステップS409)。
このような接続状況において、オーディオ信号受信装置20Bにヘッドフォンが接続されると(S411)、オーディオ信号受信装置20Bは、外部機器接続制御部267及び外部機器接続状況通知部269を介して、オーディオ信号送信装置10にヘッドフォン情報の通知を送信する(ステップS413)。
オーディオ信号送信装置10では、この通知を受信すると、上述したCHマッピング変更/通知処理を行う(S415)。
オーディオ信号受信装置20Bでは、新たなCHマッピング情報を受信して、CHマッピング情報の中からヘッドフォン音源を選択し、接続されているヘッドフォンから音声を出力することとなる(ステップS417)。
このような接続状況において、オーディオ信号受信装置20Bからヘッドフォンの接続が解除されると(S419)、オーディオ信号受信装置20Bは、外部機器接続制御部267及び外部機器接続状況通知部269を介して、オーディオ信号送信装置10にヘッドフォン解除情報の通知を送信する(ステップS421)。
オーディオ信号送信装置10では、この通知を受信すると、接続状況管理部161は、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数を更新し(S423:この例の場合は、1台減らす。)、さらに、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数が0(ゼロ)でないか否かを判断する(S425)。この判断の結果、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数が0(ゼロ)でないと判断された場合には(この例では、オーディオ信号受信装置20Aにヘッドフォンが接続されている。)、音声出力制御部163は、外部への音声出力を停止した状態を維持させるように制御する。
さらに、このような接続状況において、オーディオ信号受信装置20Aからヘッドフォンの接続が解除されると(S427)、オーディオ信号受信装置20Aは、外部機器接続制御部267及び外部機器接続状況通知部269を介して、オーディオ信号送信装置10にヘッドフォン解除情報の通知を送信する(ステップS429)。
オーディオ信号送信装置10では、この通知を受信すると、接続状況管理部161は、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数を更新し(S431:この例の場合は、1台減らす。)、さらに、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数が0(ゼロ)でないか否かを判断する(S433)。この判断の結果、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数が0(ゼロ)であると判断された場合には(この例では、オーディオ信号受信装置20A及びオーディオ信号受信装置20Bの双方でヘッドフォンの接続が解除されている。)、音声出力制御部163は、外部への音声出力を再開させるように制御する(S435)。
なお、上記のように、ヘッドフォンが接続されているオーディオ信号受信装置20の台数が0となり、オーディオ信号送信装置10において外部への音声出力を再開された後に、オーディオ信号送信装置10では、CHマッピング情報生成部165によって、スピーカ等による外部出力用音源を含むCHマッピングにCHマッピング情報を変更してもよい。さらに、オーディオ信号送信装置10は、オーディオ信号送信装置10に接続されているすべてのオーディオ信号受信装置20に対して、変更されたCHマッピング情報を通知してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおいては、一のオーディオ信号受信装置(例えば、オーディオ信号受信装置20A又はオーディオ信号受信装置20Bの一方)において行われたヘッドフォンの装着や脱着等の操作に伴って、オーディオ信号送信装置10や他のオーディオ信号受信装置(例えば、オーディオ信号受信装置20A又はオーディオ信号受信装置20Bの他方)における音声出力を適切に制御することができる。
[第1変形例]
次に、本発明の第1の実施形態の第1変形例に係るオーディオ信号送信装置について、上述した第1の実施形態に係るオーディオ信号送信装置10との違いを主に説明する。
上述した第1の実施形態に係るオーディオ信号送信装置10では、オーディオ信号送信部159からオーディオ信号を受信した外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20のうち、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20からヘッドフォン情報を受信した場合において、当該オーディオ信号受信装置20及び他のオーディオ信号受信装置20のオーディオ信号の出力制御が、CHマッピング情報を変更することにより行われる。
それに対して、この第1変形例に係るオーディオ信号送信装置では、オーディオ信号送信装置と通信可能な状態にある外部接続機器のそれぞれについて、オーディオ信号の外部出力を停止させる必要があるか否かを判断する。そして、この判断の結果に応じて、外部接続機器に対して、オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信する。
具体的には、第1変形例に係るオーディオ信号送信装置は、第1実施形態におけるCHマッピング情報生成部165の代わりに、出力可否判断部(図示せず。)と、ミュート信号送信部(図示せず。)と、を備える。
出力可否判断部は、オーディオ信号送信装置と通信可能な状態にある外部接続機器のそれぞれについて、オーディオ信号の外部出力を停止させる必要があるか否かを、外部接続機器の出力可能なオーディオ信号の種別に応じて判断する。
ミュート信号送信部は、出力可否判断部の判断に応じて、オーディオ信号送信装置と通信可能な状態にある外部接続機器に対して、オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信する。
また、第1変形例に係るオーディオ信号送信装置の音声出力制御部は、出力可否判断部によりオーディオ信号の外部出力を停止させる必要があると判断された外部接続機器に対して、ミュート信号を送信させるようにミュート信号送信部を制御することができる。また、第1変形例に係るオーディオ信号送信装置の音声出力制御部は、出力可否判断部によりオーディオ信号の外部出力を停止させる必要がないと判断された外部接続機器に対して、ミュート信号を送信させないようにミュート信号送信部を制御することができる。
[第2変形例]
次に、本発明の第1の実施形態の第2変形例に係るオーディオ信号送信装置について、上述した第1の実施形態に係るオーディオ信号送信装置10との違いを主に説明する。
上述した第1の実施形態に係るオーディオ信号送信装置10では、オーディオ信号送信部159からオーディオ信号を受信した外部接続機器であるオーディオ信号受信装置20のうち、少なくとも1のオーディオ信号受信装置20からヘッドフォン情報を受信した場合において、当該オーディオ信号受信装置20及び他のオーディオ信号受信装置20のオーディオ信号の出力制御が、CHマッピング情報を変更することにより行われる。
それに対して、この第2変形例に係るオーディオ信号送信装置は、第1実施形態におけるCHマッピング情報生成部165の代わりに、オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信するミュート信号送信部を備えている。そして、第2変形例に係る音声出力制御部は、オーディオ信号受信装置に送信する複数のチャンネルからなるオーディオ信号のうちの、特定のチャンネルを介して送信されたオーディオ信号を外部出力している外部接続機器に対して、ミュート信号を送信させるようにミュート信号送信部を制御することができる。
以上のように、第1変形例及び第2変形例では、オーディオ信号送信装置によるオーディオ信号受信装置におけるオーディオ信号の出力制御を、CHマッピング情報によらず、ミュート信号を送信することにより行っている。そして、このミュート信号の送信先となるオーディオ信号受信装置を、第1変形例では、外部接続機器の出力可能なオーディオ信号の種別に応じて外部出力の停止の必要性があるか否かにより決定し、第2変形例では、外部出力を停止するチャンネルを指定することにより決定している。
ただし、第1変形例及び第2変形例のいずれにおいても、オーディオ信号送信装置の音声出力制御部は、外部出力の停止のみしか制御できず、ヘッドフォン出力の開始を制御することはできない。このような観点から、第1変形例及び第2変形例に係るオーディオ信号送信装置よりも、上述した第1の実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の方が望ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、チャンネル数がステレオ4チャンネルである場合について説明したが、チャンネル数の個数は上述の場合に限定されるわけではなく、4チャンネル以上であってもよい。設定可能なチャンネル数は、オーディオ信号送信装置やオーディオ信号受信装置に設けられるCPUやDSPの処理能力に依存するため、これらのプロセッサの処理能力に応じてチャンネル数を変化させることが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るオーディオ信号伝送システムの全体構成を示す説明図である。 同実施形態に係るオーディオ信号送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るオーディオ信号受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るオーディオ信号送信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るオーディオ信号受信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るオーディオ信号受信装置の接続処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係るオーディオ信号送信装置10が実施する接続確認処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るチャンネルマッピング情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおけるチャンネルマッピング情報の変更処理の一例を示すフローチャートである。 同実施形態に係るオーディオ信号伝送システムにおける音声出力制御処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 オーディオ信号伝送システム
10 オーディオ信号送信装置
12 オーディオ信号出力装置
20 オーディオ信号受信装置
151 送信オーディオ信号取得部
153 記憶部
155 外部出力部
157 ヘッドフォン出力部
159 オーディオ信号送信部
161 接続状況管理部
163 音声出力制御部
165 チャンネルマッピング情報生成部
167 接続管理情報送信部
251 接続情報送信部
253 接続管理情報受信部
255 オーディオ信号受信部
257 信号出力可否判定部
259 音声出力制御部
261 外部出力部
263 ヘッドフォン出力部
265 記憶部
267 外部機器接続制御部
269 外部機器接続状況通知部

Claims (13)

  1. 複数の外部接続機器と通信可能であり、オーディオ信号を前記外部接続機器に送信するオーディオ信号送信装置であって、
    前記オーディオ信号を外部へ出力する外部出力部と、
    通信可能な状態にある前記外部接続機器に前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して送信するオーディオ信号送信部と、
    前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記外部接続機器から、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を受信した場合に、前記外部出力部による出力を停止させるように制御する音声出力制御部と、
    前記少なくとも1の外部接続機器から前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記複数のチャンネルのそれぞれで送信している前記オーディオ信号の種別を表すチャンネルマッピング情報を、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が出力可能な前記オーディオ信号の種別を含む情報に変更するチャンネルマッピング情報生成部と、
    を備える、オーディオ信号送信装置。
  2. 前記音声出力制御部は、さらに、前記少なくとも1の外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を停止させるように制御する、請求項1に記載のオーディオ信号送信装置。
  3. 前記音声出力制御部は、前記少なくとも1の外部接続機器以外の他の前記外部接続機器が通信可能な状態にある場合に、前記他の外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を停止させるように制御する、請求項2に記載のオーディオ信号送信装置。
  4. 前記チャンネルマッピング情報生成部により変更された前記チャンネルマッピング情報を、少なくとも前記ヘッドフォン情報を送信した前記外部接続機器に提供するチャンネルマッピング情報提供部をさらに備える、請求項に記載のオーディオ信号送信装置。
  5. 前記音声出力制御部は、前記チャンネルマッピング情報提供部から、前記変更後の前記チャンネルマッピング情報を取得した前記外部接続機器に対して、当該外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を停止させるように制御する、請求項に記載のオーディオ信号送信装置。
  6. 前記音声出力制御部は、前記チャンネルマッピング情報提供部から、前記変更後の前記チャンネルマッピング情報を取得していない前記外部接続機器に対して、当該外部接続機器が受信した前記オーディオ信号の外部出力を維持させるように制御する、請求項に記載のオーディオ信号送信装置。
  7. 前記少なくとも1の外部接続機器から前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記オーディオ信号送信装置と通信可能な状態にある前記外部接続機器のそれぞれについて、前記オーディオ信号の外部出力を停止させる必要があるか否かを、前記外部接続機器の出力可能なオーディオ信号の種別に応じて判断する出力可否判断部と、
    前記出力可否判断部の判断に応じて、前記外部接続機器に対して、前記オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信するミュート信号送信部と、
    をさらに備え、
    前記音声出力制御部は、
    前記出力可否判断部により前記オーディオ信号の外部出力を停止させる必要があると判断された前記外部接続機器に対して、前記ミュート信号を送信させるように前記ミュート信号送信部を制御し、
    前記出力可否判断部により前記オーディオ信号の外部出力を停止させる必要がないと判断された前記外部接続機器に対して、前記ミュート信号を送信させないように前記ミュート信号送信部を制御する、請求項1に記載のオーディオ信号送信装置。
  8. 前記外部接続機器に対して、前記オーディオ信号の外部出力の停止を指示するミュート信号を送信するミュート信号送信部をさらに備え、
    前記オーディオ信号送信部は、前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して前記外部接続機器に送信しており、
    前記音声出力制御部は、前記複数のチャンネルのうちの特定のチャンネルを介して送信された前記オーディオ信号を外部出力している前記外部接続機器に対して、前記ミュート信号を送信させるように前記ミュート信号送信部を制御する、請求項1に記載のオーディオ信号送信装置。
  9. 前記ヘッドフォン機能を解除したことを示すヘッドフォン解除情報を受信した場合に、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器の有無を判断する接続状況管理部をさらに備え、
    前記音声出力制御部は、
    前記接続状況管理部により、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が有ると判断された場合には、前記外部出力部による出力の停止状態を維持させるように制御し、
    前記接続状況管理部により、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が無いと判断された場合には、前記外部出力部による出力を再開させるように制御する、請求項1に記載のオーディオ信号送信装置。
  10. 前記オーディオ信号送信部は、前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して前記外部接続機器に送信しており、
    前記オーディオ信号送信装置と前記外部接続機器とは、同一のコンテンツに対応する異なる前記チャンネルで送信している前記オーディオ信号を出力する、請求項1に記載のオーディオ信号送信装置。
  11. 複数の外部接続機器と通信可能であり、前記外部接続機器から受信したオーディオ信号を出力するオーディオ信号受信装置であって、
    通信可能な状態にある前記外部接続機器から前記オーディオ信号を受信するオーディオ信号受信部と、
    ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効である場合に、前記外部接続機器に、前記ヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を送信するヘッドフォン情報送信部と、
    前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号を前記ヘッドフォンにより出力するヘッドフォン出力部と、
    前記複数のチャンネルのそれぞれで送信している前記オーディオ信号の種別を表すチャンネルマッピング情報を、前記外部接続機器から取得するチャンネルマッピング情報取得部と、
    取得した前記チャンネルマッピング情報に基づいて、前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号の中に、前記ヘッドフォン出力部が出力可能な前記オーディオ信号の種別であるヘッドフォン出力用オーディオ信号が含まれるか否かを判断する出力可否判断部と、
    前記ヘッドフォン機能が有効である場合に、前記出力可否判断部により前記ヘッドフォン出力用オーディオ信号が含まれると判断された場合には、当該ヘッドフォン出力用オーディオ信号を前記ヘッドフォン出力部に出力させるように制御する音声出力制御部と、
    を備える、オーディオ信号受信装置。
  12. 前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号を外部へ出力する外部出力部をさらに備え、
    前記出力可否判断部は、さらに、取得した前記チャンネルマッピング情報に基づいて、前記オーディオ信号受信部が受信した前記オーディオ信号の中に、前記外部出力部が出力可能な前記オーディオ信号の種別である外部出力用オーディオ信号が含まれるか否かを判断し、
    前記音声出力制御部は、前記ヘッドフォン機能が有効である場合に、前記出力可否判断部により前記外部出力用オーディオ信号が含まれないと判断された場合には、前記外部出力部による出力を停止させるように制御する、請求項1に記載のオーディオ信号受信装置。
  13. オーディオ信号を外部接続機器に送信するオーディオ信号送信装置と、前記オーディオ信号送信装置から受信した前記オーディオ信号を出力するオーディオ信号受信装置と、を備えるオーディオ信号伝送システムにおけるオーディオ信号伝送方法であって、
    前記オーディオ信号送信装置が、前記オーディオ信号受信装置に、前記オーディオ信号を複数のチャンネルを介して送信するステップと、
    前記オーディオ信号受信装置が、前記オーディオ信号送信装置から、前記オーディオ信号を受信するステップと、
    前記オーディオ信号を受信した前記オーディオ信号受信装置が、ヘッドフォンにより前記オーディオ信号を出力するヘッドフォン機能が有効である場合に、前記オーディオ信号送信装置に、前記ヘッドフォン機能が有効であることを示すヘッドフォン情報を送信するステップと、
    前記オーディオ信号送信装置が、前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記オーディオ信号受信装置から、前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記オーディオ信号送信装置による前記オーディオ信号の外部へ出力を停止するステップと、
    前記オーディオ信号送信装置が、前記オーディオ信号を受信した少なくとも1の前記オーディオ信号受信装置から、前記ヘッドフォン情報を受信した場合に、前記複数のチャンネルのそれぞれで送信している前記オーディオ信号の種別を表すチャンネルマッピング情報を、前記ヘッドフォン機能が有効な前記外部接続機器が出力可能な前記オーディオ信号の種別を含む情報に変更するステップと、
    を含む、オーディオ信号伝送方法。
JP2007221453A 2007-08-28 2007-08-28 オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法 Expired - Fee Related JP5040528B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007221453A JP5040528B2 (ja) 2007-08-28 2007-08-28 オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法
EP08162999A EP2031895A3 (en) 2007-08-28 2008-08-26 Audio signal transmitting apparatus, audio signal receiving apparatus, audio signal transmission system, audio signal transmission method, and program
US12/229,803 US8150056B2 (en) 2007-08-28 2008-08-27 Audio signal transmitting apparatus, audio signal receiving apparatus, audio signal transmission system, audio signal transmission method, and program
CN2008101463664A CN101378610B (zh) 2007-08-28 2008-08-27 音频信号发射设备、接收设备,音频信号传输系统和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007221453A JP5040528B2 (ja) 2007-08-28 2007-08-28 オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009055451A JP2009055451A (ja) 2009-03-12
JP2009055451A5 JP2009055451A5 (ja) 2010-04-30
JP5040528B2 true JP5040528B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=40079674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007221453A Expired - Fee Related JP5040528B2 (ja) 2007-08-28 2007-08-28 オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8150056B2 (ja)
EP (1) EP2031895A3 (ja)
JP (1) JP5040528B2 (ja)
CN (1) CN101378610B (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11106425B2 (en) 2003-07-28 2021-08-31 Sonos, Inc. Synchronizing operations among a plurality of independently clocked digital data processing devices
US8234395B2 (en) 2003-07-28 2012-07-31 Sonos, Inc. System and method for synchronizing operations among a plurality of independently clocked digital data processing devices
US11106424B2 (en) 2003-07-28 2021-08-31 Sonos, Inc. Synchronizing operations among a plurality of independently clocked digital data processing devices
US11294618B2 (en) 2003-07-28 2022-04-05 Sonos, Inc. Media player system
US8290603B1 (en) 2004-06-05 2012-10-16 Sonos, Inc. User interfaces for controlling and manipulating groupings in a multi-zone media system
US11650784B2 (en) 2003-07-28 2023-05-16 Sonos, Inc. Adjusting volume levels
US9977561B2 (en) 2004-04-01 2018-05-22 Sonos, Inc. Systems, methods, apparatus, and articles of manufacture to provide guest access
US8868698B2 (en) 2004-06-05 2014-10-21 Sonos, Inc. Establishing a secure wireless network with minimum human intervention
US8326951B1 (en) 2004-06-05 2012-12-04 Sonos, Inc. Establishing a secure wireless network with minimum human intervention
US8788080B1 (en) 2006-09-12 2014-07-22 Sonos, Inc. Multi-channel pairing in a media system
US9202509B2 (en) 2006-09-12 2015-12-01 Sonos, Inc. Controlling and grouping in a multi-zone media system
US8483853B1 (en) 2006-09-12 2013-07-09 Sonos, Inc. Controlling and manipulating groupings in a multi-zone media system
JP4983485B2 (ja) * 2007-08-31 2012-07-25 ソニー株式会社 オーディオ信号受信装置、オーディオ信号送信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法およびプログラム
JP4442662B2 (ja) * 2007-08-31 2010-03-31 ソニー株式会社 オーディオ信号伝送システム及びオーディオ信号伝送方法
JP4820434B2 (ja) 2009-06-08 2011-11-24 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド マイクロフォンのミュート・コントロール
JP5304557B2 (ja) * 2009-09-11 2013-10-02 ヤマハ株式会社 オーディオシステム
US11429343B2 (en) 2011-01-25 2022-08-30 Sonos, Inc. Stereo playback configuration and control
US11265652B2 (en) 2011-01-25 2022-03-01 Sonos, Inc. Playback device pairing
TWI498741B (zh) * 2012-03-29 2015-09-01 Irene Tsai A signal transmission method, a transaction message display method, and a mobile device
US9729115B2 (en) 2012-04-27 2017-08-08 Sonos, Inc. Intelligently increasing the sound level of player
US8903526B2 (en) 2012-06-06 2014-12-02 Sonos, Inc. Device playback failure recovery and redistribution
US9008330B2 (en) 2012-09-28 2015-04-14 Sonos, Inc. Crossover frequency adjustments for audio speakers
TW201445339A (zh) * 2013-05-17 2014-12-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 音頻資訊相關資訊查詢系統及方法
US10296884B2 (en) 2013-09-30 2019-05-21 Sonos, Inc. Personalized media playback at a discovered point-of-sale display
CN103544958B (zh) * 2013-11-04 2018-02-27 深圳Tcl新技术有限公司 切换音频输出时控制音频啸叫的方法和装置
CN103607640A (zh) * 2013-11-06 2014-02-26 南通同洲电子有限责任公司 一种音频控制方法、装置及系统
US9226087B2 (en) 2014-02-06 2015-12-29 Sonos, Inc. Audio output balancing during synchronized playback
US9226073B2 (en) 2014-02-06 2015-12-29 Sonos, Inc. Audio output balancing during synchronized playback
US9467737B2 (en) 2014-07-14 2016-10-11 Sonos, Inc. Zone group control
US9892755B1 (en) * 2015-03-27 2018-02-13 Amazon Technologies, Inc. Directing media content for playback
US10248376B2 (en) 2015-06-11 2019-04-02 Sonos, Inc. Multiple groupings in a playback system
US10303422B1 (en) 2016-01-05 2019-05-28 Sonos, Inc. Multiple-device setup
US10712997B2 (en) 2016-10-17 2020-07-14 Sonos, Inc. Room association based on name
WO2019047239A1 (zh) * 2017-09-11 2019-03-14 深圳传音通讯有限公司 智能终端及其音频数据多通道传输方法

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0413869Y2 (ja) * 1986-07-10 1992-03-30
US5406634A (en) 1993-03-16 1995-04-11 Peak Audio, Inc. Intelligent speaker unit for speaker system network
JPH08205276A (ja) * 1995-01-25 1996-08-09 Aiwa Co Ltd 音声出力装置
US5867223A (en) * 1995-07-17 1999-02-02 Gateway 2000, Inc. System for assigning multichannel audio signals to independent wireless audio output devices
JP3437371B2 (ja) 1996-03-22 2003-08-18 パイオニア株式会社 情報記録装置及び情報再生装置
DE19742087A1 (de) * 1997-09-24 1999-03-25 Bosch Gmbh Robert Autoradioanlage
US7343017B2 (en) * 1999-08-26 2008-03-11 American Technology Corporation System for playback of pre-encoded signals through a parametric loudspeaker system
US6584205B1 (en) * 1999-08-26 2003-06-24 American Technology Corporation Modulator processing for a parametric speaker system
US20040223622A1 (en) 1999-12-01 2004-11-11 Lindemann Eric Lee Digital wireless loudspeaker system
JP2001286000A (ja) * 2000-03-28 2001-10-12 Alpine Electronics Inc 車両用音響装置
JP3890856B2 (ja) 2000-06-12 2007-03-07 ヤマハ株式会社 無線オーディオ機器
JP2002064900A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Sony Corp 多チャンネル音響信号再生装置
JP3873821B2 (ja) 2001-06-19 2007-01-31 ソニー株式会社 信号再生装置および信号再生方法
US20030185400A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-02 Hitachi, Ltd. Sound processing unit, sound processing system, audio output unit and display device
JP4214546B2 (ja) * 2002-06-20 2009-01-28 アルパイン株式会社 Avシステム
US20040096074A1 (en) 2002-11-19 2004-05-20 General Instrument Corporation Method and apparatus for auto-detection of speakers connected to a home theater system
JP2004260281A (ja) 2003-02-24 2004-09-16 Alps Electric Co Ltd 音響制御システム、音響制御装置、電子機器及び音響制御方法
JP4052189B2 (ja) 2003-06-19 2008-02-27 ソニー株式会社 音響装置および音響設定方法
JP2005210504A (ja) 2004-01-23 2005-08-04 Sharp Corp 音響システム
JP4368210B2 (ja) * 2004-01-28 2009-11-18 ソニー株式会社 送受信システム、送信装置およびスピーカ搭載機器
US20050177256A1 (en) 2004-02-06 2005-08-11 Peter Shintani Addressable loudspeaker
JP2005341426A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Alpine Electronics Inc オーディオ・ビジュアルシステム
JP2006041564A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Denon Ltd オーディオ信号処理装置
JP2006101496A (ja) 2004-09-02 2006-04-13 Mitsubishi Materials Corp オーディオ・ビジュアルデータ通信システム、オーディオ・ビジュアルデータ送信装置及びオーディオ・ビジュアルデータ再生装置
JP2006101081A (ja) 2004-09-29 2006-04-13 Sanyo Electric Co Ltd 音響再生装置
JP2006115310A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Nec Corp 携帯端末装置および番組予約方法
JP2007027928A (ja) 2005-07-13 2007-02-01 Sony Corp オーディオ信号の伝送装置及びオーディオ信号の伝送方法
JP2007116397A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Seiko Epson Corp 音響機器
JP2007221453A (ja) 2006-02-16 2007-08-30 Canon Inc 放射線撮像装置及びその駆動方法
JP2008035400A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sony Corp オーディオ装置、無線音声出力制御方法及び無線音声出力制御プログラム
JP2009027594A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Sharp Corp 音声出力システムおよび音声出力方法
JP4983485B2 (ja) * 2007-08-31 2012-07-25 ソニー株式会社 オーディオ信号受信装置、オーディオ信号送信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法およびプログラム
JP4442662B2 (ja) * 2007-08-31 2010-03-31 ソニー株式会社 オーディオ信号伝送システム及びオーディオ信号伝送方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8150056B2 (en) 2012-04-03
US20090060219A1 (en) 2009-03-05
EP2031895A2 (en) 2009-03-04
EP2031895A3 (en) 2012-12-05
JP2009055451A (ja) 2009-03-12
CN101378610B (zh) 2011-04-13
CN101378610A (zh) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5040528B2 (ja) オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置及びオーディオ信号伝送方法
JP4983485B2 (ja) オーディオ信号受信装置、オーディオ信号送信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法およびプログラム
JP4442662B2 (ja) オーディオ信号伝送システム及びオーディオ信号伝送方法
JP4561825B2 (ja) オーディオ信号受信装置、オーディオ信号受信方法、プログラムおよびオーディオ信号伝送システム
USRE44185E1 (en) Radio communication apparatus and radio communication method, radio communication system, recording medium, and computer program
US20140233755A1 (en) Wireless network audio system having auto-pairing function and auto-pairing method using the same
CN106254185A (zh) 多个无线连接的设备之间的音频数据路由
EP1441456A2 (en) Electronic apparatus for wirelessly transmitting content data, and method of reproducing this content data using an external device
JP2009188649A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2024055494A1 (zh) 基于蓝牙耳机的通话方法、装置及存储介质
JP5278285B2 (ja) オーディオ信号伝送装置、オーディオ信号受信装置、オーディオ信号伝送方法及びプログラム
KR20150090221A (ko) 멀티-모드 음향 장치 및 모니터링 시스템
US11089429B1 (en) Indication for correct audio device orientation
EP3553650B1 (en) Multimedia data playback method and terminal device
JP2004120652A (ja) 電子機器およびコンテンツデータの出力先切替え方法
JP2009077361A (ja) オーディオ信号送信装置、オーディオ信号受信装置、オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法およびプログラム
JP3874582B2 (ja) 通信機器システム及び通信機器及び通信制御方法
CN115150702A (zh) 声音输出装置、声音输出系统以及控制方法
WO2022158049A1 (ja) オーディオ装置、オーディオシステム、プログラム、およびオーディオ再生環境の設定方法
WO2023233816A1 (ja) 聴音装置及び聴音装置の制御方法、プログラム
JP2016118610A (ja) 無線lan機能を備えた再生装置及び共聴システム
JP2019215579A (ja) 無線lan機能を備えた録音再生装置及び共聴システム
JP2004236162A (ja) 電子機器および同機器のエラー報知方法
JP2012238922A (ja) コンテンツ送受信システム、送信装置および受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5040528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees