JP4561825B2 - オーディオ信号受信装置、オーディオ信号受信方法、プログラムおよびオーディオ信号伝送システム - Google Patents
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Description
まず、図1〜図10を参照しながら、本発明の基本となる技術(以下、基本技術とも称する。)であるオーディオ信号伝送技術について、詳細に説明する。
まず、基本技術を説明する上で使用する用語について、以下のように定義する。
次に、図2を参照しながら、S−AIRにおける機能の概要について、詳細に説明する。図2は、基本技術における機能の概要を説明するための説明図である。
(2)CDクオリティで、ステレオ2チャンネルのリニアPCMオーディオ信号を、同時に4本伝送することが可能である。
(3)オーディオチャンネルとは別にデータチャンネルを持ち、親機・子機間の通信が可能である。
(4)2.4GHz帯のワイヤレス通信システムであるが、Bluetoothや無線LAN(IEEE 802.11b/g等)と互換性を持たない。
S−AIR親機が有する主な機能のいくつかは、以下のとおりである。すなわち、S−AIR親機は、オーディオ信号を子機に伝送可能であり、子機のボリュームを調整可能であり、子機の状態を取得可能である。
S−AIR子機が有する主な機能のいくつかは、以下のとおりである。すなわち、S−AIR子機は、親機から送信されたオーディオ信号を再生可能であり、サラウンド子機またはメイン子機として使用可能であり、親機から送信されたデータを表示可能である。また、S−AIR子機のなかには、親機の走行状態を操作可能なものも存在する。
S−AIRで使用するキーには、例えば以下の表1に示したようなものがある。
以下では、親機に設けられたCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、外部機器通信部等からなる接続制御部、または、子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部等からなる接続制御部の少なくともいずれかが有する機能について、詳細に説明する。なお、親機および子機に設けられた接続制御部は、以下で説明する各機能に特化した複数の処理部を更に有していてもよい。
次に、図3A〜図3Dを参照しながら、S−AIRにおいて接続が可能な機器について、詳細に説明する。図3A〜図3Dは、それぞれ基本技術における機器接続について説明するための説明図である。S−AIRでは、例えば図3Aに示したように、親機と子機との間でのみ可能である。接続が行われた親機−子機間では、親機から子機へオーディオソースが伝送される。なお、図3Aでは、親機1とメイン子機2との間の接続のみを図示しているが、親機とサブ子機との間の接続も可能である。
S−AIR機器は、簡単な手続きで親機と子機とを接続させることが可能であり、親機から送信される音楽を子機で再生することができる。すなわち、親機の電源がオンとなり、子機の電源がオンとなると、親機および子機の接続制御部が親機−子機間のリンクを試みる。ここで、親機と子機とのS−AIR ID(識別ID)が同じであれば、親機および子機の接続制御部は、親機−子機間の接続を完了する。リンクが完了すると、子機のオーディオ信号再生部は、親機から送信された音楽ソースの再生が可能となる。
次に、図4Aおよび図4Bを参照しながら、識別IDの機能について詳細に説明する。図4Aおよび図4Bは、基本技術における識別IDの機能について説明するための説明図である。
S−AIR IDの異なる親機/子機が同一エリア内に存在する場合には、親機/子機の識別IDを切り換えた時点で、親機−子機間で直ちに接続が開始され、同一のIDが設定された親機の音が子機から再生される。
続いて、図5A〜図5Cを参照しながら、基本技術におけるペアリング機能について、詳細に説明する。図5A〜図5Cは、それぞれ基本技術におけるペアリング機能について説明するための説明図である。
上述のようなペアリング機能は、親機と子機のそれぞれにおいて、以下で説明するようなペアリング操作を実行することで利用することが可能となり、親機と子機とは、データの送受信が可能な状態となる。
なお、親機または子機では、親機または子機がペアリング状態であるか否かを、各装置のユーザが確認できるように表示してもよい。各装置が表示する状態(ステータス)としては、例えば、「S−AIR ID接続時(すなわち、ペアリング OFF状態)」、「ペアリング操作中」、「ペアリング状態」の3つの状態を挙げることができる。これらの状態は、例えば、単色のLED(Light Emitting Diode)や表示管セグメントを用いて、以下のように表示することが可能である。
ペアリング操作中:LEDや表示管セグメントを点滅させる
ペアリング状態:LEDや表示管セグメントを点灯させる
親機または子機の少なくとも何れかの接続制御部は、それぞれの機器がAC OFFまたは電源コードを抜いたのと同じ状態となった場合に、親機、子機ともにペアリングの状態を装置内の記憶部に最低24時間記憶するようにしてもよい。また、接続制御部は、バックアップが切れた場合に、記憶していた機器とのペアリングを解除して、S−AIR ID接続に戻るように設定を変更する。このようなバックアップ機能を備えることで、各装置のユーザは頻繁なペアリング設定が不要となる。
また、親機または子機の少なくとも何れかにおいて、所定の操作が実行されると、接続制御部は、ペアリングしている親機−子機のペアリングを解除し、S−AIR IDによる接続状態に切り替える。この処理は、例えば、S−AIR IDを切り替えることによって実行することが可能である。
以下では、親機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部等からなる伝送制御部、または、子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部等からなる伝送制御部の少なくともいずれかが有する機能について、詳細に説明する。なお、親機および子機に設けられた伝送制御部は、以下で説明する各機能に特化した複数の処理部を更に有していてもよい。
親機は、1つのメインチャンネルと最大3つのS−AIRチャンネルのサブチャンネルをもつサラウンドモードと、最大4つのS−AIRチャンネルのメインチャンネルをもつマルチソースモードのどちらかの状態をとる。また、親機は、サラウンドモード、マルチソースモードいずれの場合であっても、リンク時にチャンネルマッピングを子機に通知する。チャンネルマッピングは、親機が複数のチャンネルそれぞれで送信しているオーディオ信号の種別を表す情報である。また、親機は、親機のチャンネルマッピングが変更になるイベントが発生した場合に、その都度チャンネルマッピングを変更して、変更後のチャンネルマッピングを子機に通知する。
次に、図6Aおよび図6Bを参照しながら、親機のモードの一つであるサラウンドモードについて、詳細に説明する。図6Aおよび図6Bは、基本技術における親機のモードを説明するための説明図である。
次に、図6Cおよび図6Dを参照しながら、親機のモードの一つであるマルチソースモードについて、詳細に説明する。図6Cおよび図6Dは、基本技術における親機のモードを説明するための説明図である。
続いて、図7を参照しながら、S−AIRで用いられるサブチャンネルの一例について説明する。図7は、基本技術におけるサブチャンネルの種類の一例を説明するための説明図である。
次に、図8Aを参照しながら、メイン子機2が再生可能なオーディオ信号について、詳細に説明する。図8Aは、メイン子機が再生可能なオーディオ信号について説明するための説明図である。
次に、図8Bを参照しながら、サブ子機が再生可能なオーディオ信号について、詳細に説明する。図8Bは、サブ子機が再生可能なオーディオ信号について説明するための説明図である。
続いて、S−AIRにおける親機および子機の表示仕様について、詳細に説明する。これらの表示は、親機および子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP等から構成される表示制御部によって実行される。
S−AIRにおける親機の表示制御部は、子機の接続状態に関わらず、親機が子機とリンク可能な状態であるか否かを、親機のユーザが確認できるように表示してもよい。親機が表示する状態(ステータス)としては、例えば、「リンク不可能状態」および「リンク可能状態」の2つの状態を挙げることができる。これらの状態は、例えば、単色のLEDや表示管セグメントを用いて、以下のように表示することが可能である。
リンク可能状態:LEDや表示管セグメントを点灯させる
S−AIRにおける子機の表示制御部は、親機とのリンクに関する状態を、子機のユーザが確認できるように表示してもよい。子機が表示する状態(ステータス)としては、例えば、「リンクしていない」、「リンク手続き中」、「リンク成功」の3つの状態を挙げることができる。また、これらの3つの状態に加えて、「リンク失敗」の状態も表示するようにしてもよい。これらの状態は、例えば、所定の色を発色するLEDや表示管セグメントを用いて、以下のように表示することが可能である。
リンクしていない:単色LEDや表示管セグメントを消灯させる
リンク手続き中:単色LEDや表示管セグメントを点滅させる
リンク成功:単色LEDや表示管セグメントを点灯させる
リンクしていない:2色LEDや表示管セグメントを消灯させる
リンク手続き中:2色LEDを第1の色で点滅させる、または、表示管セグメントを第1の点滅パターンで点滅させる
リンク成功:2色LEDを第1の色で点灯させる、または、表示管セグメントを点灯させる
リンク失敗:2色LEDを第2の色で点滅させる、または、表示管セグメントを第2の点滅パターンで点滅させる
また、S−AIRにおける子機に表示管等の表示部が存在する場合には、子機の表示制御部は、子機で聞いている親機のオーディオソースの情報を表示してもよい。子機で聞いている親機のオーディオソースとして、例えば、TUNER周波数等の放送局情報や、CDのトラック番号や経過時間等の曲情報等がある。
さらに、S−AIRにおける子機の表示制御部は、子機が受信している親機の電波(ラジオ波)の受信状態(すなわち、親機との接続状態)を、何らかの方法で表示するようにしてもよい。例えば、表示制御部は、表示管等の固定セグメントを用いて、「受信できず」、「感度:小」、「感度:中」、「感度:大」の4つの状態(ステータス)を表示してもよい。
また、S−AIRにおける子機の表示制御部は、子機に表示管等の表示部が存在する場合には、子機が聴いている親機のファンクション名(インプット名)を表示部に表示してもよい。また、親機のファンクション名が表示桁数以上の文字列の場合には、ファンクション名をスクロールさせて表示部に表示させてもよい。親機のファンクション名は、例えば、「CD」、「DMPORT」、「DIGITAL IN」等である。
さらに、S−AIRにおける子機の表示制御部は、親機の再生状態にあわせて、子機でPLAY、PAUSE等の再生状況を表示してもよい。
続いて、S−AIRにおける親機および子機に設けられるキー入力部について、詳細に説明する。
S−AIRにおける子機では、子機に以下で説明するようなキー入力部を設けることで、子機から親機を操作することが可能である。なお、子機において以下で説明するキー入力部を操作した際の動作は、親機の仕様に準拠する。
S−AIRにおける子機では、親機におけるオーディオソースの再生を操作する走行制御用のキー入力部が設けられていてもよい。対応するキー入力部の種類と動作の一例を、以下の表2に示す。
S−AIRにおける子機では、親機におけるTUNERを操作するTUNER操作用のキー入力部が設けられていてもよい。対応するキー入力部の種類と動作の一例を、以下の表3に示す。
また、子機のボタン操作で親機を制御する場合には、早送り/巻き戻しやチューニング操作を行うために、FF/FRキー等を長押しする場合がある。この場合に、子機の伝送制御部は、キーを押されている間は、例えば2秒に1回親機に対してKEY_ONのコマンドを送信し、キーが離された瞬間に、親機に対してKEY_OFFのコマンドを送信する。子機の伝送制御部は、このような処理を行うことで、親機の再生制御を行うことが可能である。
続いて、図9Aおよび図9Bを参照しながら、子機によるS−AIRチャンネルの切り替えについて説明する。図9Aおよび図9Bは、基本技術におけるチャンネル切り替えについて説明するための説明図である。
メインチャンネルを受信するメイン子機では、再生しているオーディオ信号のボリュームを調整することが可能である。ここで、親機が送信するオーディオゲインは固定であるため、メイン子機はVOLUME制御機能を実装している。ただし、アンプを持たないメイン子機については、VOLUME制御機能は実装していなくともよい。
S−AIRにおける親機では、親機にCD、DVD、Blu−rayディスク等に対する走行制御機能が実装されている場合に、子機が送信する表2および表3に示したキーへの対応が必要となる。そのため、親機の伝送制御部は、子機から送信されたキー操作に対応した制御信号に基づいて、オーディオ信号の伝送を制御する。なお、子機には存在し親機には存在しないキーに対応付けられた機能については、親機は対応しなくともよい。
親機のオーディオ信号再生部および伝送制御部では、再生しているオーディオ信号のボリュームを調整することが可能である。親機に設けられたボリューム変更キー(例えば、[Vol+][Vol−]等のキーや、ボリューム変更ノブ等)が操作されると、親機のオーディオ信号再生部は、オーディオ信号のゲインを制御して、再生される音楽ソースのボリュームを調節する。さらに、伝送制御部では、サラウンド子機に伝送しているサブチャンネルのオーディオゲインを調節して、サラウンド子機に対して伝送する。
S−AIRにおける親機では、メインチャンネルとして送信している音楽データにメインルームと同じソース(MAIN function)を流すか、メインルームとは別のソース(SUB function)を流すかの切り替えを行うことが可能である。この切り替えによって、親機の挙動が変化する。
子機のボタン操作で親機を制御する場合には、早送り/巻き戻しやチューニング操作を行うために、FF/FRキー等を長押しする場合がある。そのため、親機の伝送制御部は、子機から送信された制御コマンド信号に応じた処理を行う必要がある。
S−AIRにおいては、1台の親機が複数の子機から同時に操作される可能性がある。このような場合に、親機の挙動は状況によって変化する。
なお、S−AIRにおいては、すべての親機からプリエンファシスされたデータを子機に対して送信することを禁止する。プリエンファシスされたデータは、必ず親機がディエンファシス処理を行った後に送信する。ただし、入力ソ−スによってプリエンファシスの判断ができないソースの送信をする場合は、親機のディスエンファシス処理部は、ディエンファシス機能を行わなくともよい。
以下では、S−AIRで用いられるワイヤレスサラウンドスピーカーについて、詳細に説明する。S−AIRでは、ワイヤレスサラウンドスピーカーとして、例えば、サラウンドスピーカーとサラウンドバックスピーカーの2種類のスピーカーが用いられる。以下では、図10を参照しながら、S−AIRで用いられるワイヤレスサラウンドスピーカーについて、詳細に説明する。図10は、基本技術におけるワイヤレスサラウンドスピーカーについて説明するための説明図である。
S−AIRで用いられるサラウンドスピーカーは、親機から送信されたサラウンド信号を再生するサブ子機である。ワイヤレスサラウンドスピーカーは、図10に示したように、スピーカー本体またはアンプ部に設けられたサラウンド選択スイッチ等で「SURROUND(SUR)」を選択することで、サラウンドスピーカーとして機能する。
S−AIRで用いられるサラウンドバックスピーカーは、親機から送信されたサラウンドバック信号を再生するサブ子機である。ワイヤレスサラウンドスピーカーは、図10に示したように、スピーカー本体またはアンプ部に設けられたサラウンド選択スイッチ等で「SURROUND BACK(SB)」を選択することで、サラウンドバックスピーカーとして機能する。
S−AIRでは、ワイヤレスアンプにヘッドフォンを接続すると、親機にヘッドフォンを接続した場合と同じように、再生される音を聞くことができる。
VACS機能とは、パワーアンプやスピーカーの歪みや発熱をおさえるために、子機のオーディオ信号再生部が、自動的にゲインをコントロールする機能である。まず、オーディオ信号再生部は、VACSレベルの検知を行い、プロセッサ部のオーバーフローが1秒間にある一定以上の割合で検出されるか否かを判定する。オーバーフローがある一定以上の割合で検出される場合には、オーディオ信号再生部は、プロセッサ部のゲイン設定値を1dB減らす。オーディオ信号再生部は、この処理を必要に応じて繰り返し行い、最大−18dBまでゲインを減衰させる。なお、初期値は、VACSレベル OFFとなっている。
以下では、S−AIRで用いられるマルチルーム再生スピーカーについて、詳細に説明する。
S−AIRでは、マルチルーム再生スピーカーで出力されるオーディオソースは、接続している親機のモードに応じて変化する。例えば、親機のモードがサラウンドモードである場合には、どの子機でも同じソースが再生される。また、親機のモードがマルチソースモードである場合には、再生される音楽は、それぞれ子機で選択しているS−AIRチャンネルに割り当てられたソースに応じたものとなる。
S−AIRにおいては、マルチルーム再生スピーカーは、再生しているS−AIRチャンネルのファンクション、または、再生するS−AIRチャンネルを切り換えることができる。このようなチャンネル切り替え操作は、例えば、マルチルーム再生スピーカーに設けられたチャンネル切り替えキー(例えば、[CH]キーや、[CH+][CH−]キー等)を操作することで行うことができる。
マルチルーム再生スピーカーでは、再生しているオーディオ信号のボリュームを調整することが可能である。また、マルチルーム再生スピーカーで行われたボリューム調節は、親機のボリュームに影響を与えることはない。また、マルチルーム再生スピーカーで再生される音楽は、親機で調整されたボリュームの影響は受けない。
マルチルーム再生スピーカーにヘッドフォンが接続されると、接続されたマルチルーム再生スピーカーのみスピーカーの出力を停止し、ヘッドフォンへの再生を行う。また、マルチルーム再生スピーカーへのヘッドフォンの接続は、親機や他の子機の再生には、影響を与えない。
親機から送信されるオーディオソースには、ゲインオフセット値が追加されて送信されるものが多い。そのため、マルチルーム再生スピーカーのようなメイン子機では、このオフセット値に対応してオーディオソースの再生を行う必要がある。そのため、マルチルーム再生スピーカーのオーディオ信号再生部は、ボリューム調整された音量にオフセット値を付加して、オーディオソースの出力を行う。
以上説明したような基本技術を踏まえつつ、本発明の第1の実施形態に係るオーディオ信号伝送システムについて、詳細に説明する。本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムは、上述の基本技術に則ったシステムである。
まず、図11を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号伝送システムについて、詳細に説明する。
続いて、図12を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図12は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
続いて、図13を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20のハードウェア構成について、詳細に説明する。図13は、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
次に、図14を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の構成について、詳細に説明する。図14は、本実施形態に係るオーディオ信号送信装置10の構成を説明するためのブロック図である。
続いて、図15および図16を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20の構成について、詳細に説明する。図15および図16は、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20の構成を説明するためのブロック図である。
続いて、図16を参照しながら、本実施形態に係る伝送制御部253について、詳細に説明する。図16は、本実施形態に係る伝送制御部253の機能を説明するためのブロック図である。
続いて、図17を参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号再生モードについて、詳細に説明する。図17は、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20におけるオーディオ信号再生モードについて説明するための説明図である。
次に、図18〜図19Bを参照しながら、本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20で行われるオーディオ信号の受信方法について、詳細に説明する。図18は、本実施形態に係る再生可能音源について説明するための説明図である。また、図19Aおよび図19Bは、本実施形態に係るオーディオ信号の受信方法の一例を説明するための説明図である。なお、以下の説明では、オーディオ信号受信装置20がセパレートモードである場合について詳細に説明する。
例えば、図19Aに示したように、親機であるオーディオ信号送信装置10がDVDを選択しており、子機であるオーディオ信号受信装置20がAMを選択している場合(1)に、親機がFMを選択した場合(2)を考える。この際、AMやFM等のTUNERを受信するチューナーパックは親機に1つしか存在しないため、親機がFMを選択した場合には、FM放送しか受信できなくなる。その結果、子機が受信しているTUNERのバンドは、自動的にAMからFMに切り替わる(2)。また、子機が受信しているオーディオ信号がAMからFMに切り替わる際には、オーディオ信号受信装置20の再生可能音源設定部273は、切り替わる直前にAMに対応するオーディオ信号を受信していた旨を記憶部261に記録しておく。
また、親機がファンクションとしてAMまたはFMのTUNERバンドを選択している場合には、子機のサブファンクションでは、親機が選択しているTUNERバンド以外は選択することはできない。そのため、親機が選択しているTUNERバンド以外のバンドを選択しようとした場合には、選択しようとしたバンドに対応づけられたサブファンクションは自動的にスキップされる。
本実施形態に係るオーディオ信号受信装置20では、音源を直接有する、または、音源を接続している親機と、有線または無線で接続することによって、子機における親機の音声出力を可能にしている。また、子機からは親機の音源が選択可能となっており、音源の選択は親機で選択されている音源と同じであってもよく、親機と異なっていてもよい。
まず、本変形例に係るオーディオ信号受信装置20の構成について説明する。本変形例に係るオーディオ信号受信装置20は、接続制御部251と、伝送制御部253と、オーディオ信号再生部255と、表示制御部257と、記憶部261と、表示部215と、を主に備える。ここで、接続制御部251、オーディオ信号再生部255、表示制御部257、記憶部261および表示部215については、本発明の第1の実施形態に係るオーディオ信号受信装置20と同様の構成を有し、ほぼ同一の効果を奏するため、詳細な説明は省略する。以下では、本変形例に係る伝送制御部253について、詳細に説明する。
次に、図21〜図22Bを参照しながら、本変形例に係るオーディオ信号受信装置20で行われるオーディオ信号の受信方法について、詳細に説明する。図21は、本変形例に係る再生可能音源について説明するための説明図である。また、図22Aおよび図22Bは、本変形例に係るオーディオ信号の受信方法の一例を説明するための説明図である。なお、以下の説明では、オーディオ信号受信装置20がセパレートモードである場合について詳細に説明する。
10 オーディオ信号送信装置
20 オーディオ信号受信装置
151,251 接続制御部
153,253 伝送制御部
155 オーディオ信号送信部
157,261 記憶部
215 表示部
255 オーディオ信号再生部
257 表示制御部
271 音源情報受信部
273,281 再生可能音源設定部
275 音源選択部
277 オーディオ信号受信部
Claims (10)
- 複数のオーディオ信号を取得して、取得したオーディオ信号のいずれかをユーザが聴取可能なように再生する外部接続機器から複数のチャンネルを介して送信された、当該外部接続機器が取得したオーディオ信号を受信するオーディオ信号受信装置であって、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている前記外部接続機器が取得したオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、前記外部接続機器においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報を受信する音源情報受信部と、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている、前記外部接続機器が取得したオーディオ信号を受信するオーディオ信号受信部と、
前記音源情報に基づいて、オーディオ信号受信装置において再生可能なオーディオ信号の音源種類を判別して再生可能音源とする再生可能音源設定部と、
を備え、
前記再生可能音源設定部は、前記外部接続機器においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源を、外部接続機器再生音源として再生可能音源に設定する、オーディオ信号受信装置。 - 前記オーディオ信号受信装置は、前記再生可能音源の中から再生する音源を選択する音源選択部を更に備える、請求項1に記載のオーディオ信号受信装置。
- 前記音源選択部が、第1のチャンネルに対応した前記オーディオ信号を選択しており、前記外部接続機器再生音源情報が当該第1のチャンネルに対応した前記オーディオ信号を表す情報に変更となった際に、
前記再生可能音源設定部は、当該変更の直前における前記オーディオ信号受信装置の状態を記憶する、請求項2に記載のオーディオ信号受信装置。 - 前記外部接続機器再生音源情報が第1のチャンネルに対応した前記オーディオ信号を表す情報となっており、前記音源選択部が当該第1のチャンネルに対応した前記オーディオ信号を選択した際に、
前記再生可能音源設定部は、前記外部接続機器が再生している前記第1のチャンネルのバンド以外の選択を禁止する、請求項2に記載のオーディオ信号受信装置。 - 前記オーディオ信号受信装置は、所定の情報を表示する表示部を更に備え、
前記表示部には、前記外部接続機器が再生しているオーディオ信号の音源であることを示す情報と、前記外部接続機器が再生している音源種別を示す情報とが表示される、請求項1に記載のオーディオ信号受信装置。 - 前記再生可能音源設定部は、前記外部接続機器再生音源情報に記載されている音源種別の表示を、前記外部接続機器が再生している音源種別であることを示すように変更させる、請求項1に記載のオーディオ信号受信装置。
- 前記オーディオ信号受信部が、前記外部接続機器再生音源情報に記載されている音源種別に対応した前記オーディオ信号を受信している際に、
前記オーディオ信号受信装置により前記外部接続機器への操作を行うことが禁止される、請求項1に記載のオーディオ信号受信装置。 - 複数のオーディオ信号を取得して、取得したオーディオ信号のいずれかをユーザが聴取可能なように再生する外部接続機器から複数のチャンネルを介して送信された、当該外部接続機器が取得したオーディオ信号を受信するオーディオ信号受信装置において行われるオーディオ信号受信方法であって、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている前記外部接続機器が取得したオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、前記外部接続機器においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報を受信する音源情報受信ステップと、
前記音源情報に基づいて、オーディオ信号受信装置において再生可能なオーディオ信号の音源種類を判別して再生可能音源とするとともに、前記外部接続機器においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源を、外部接続機器再生音源として再生可能音源に設定する再生可能音源設定ステップと、
前記再生可能音源として設定されているオーディオ信号を前記外部接続機器から受信するステップと、
を含む、オーディオ信号受信方法。 - 複数のオーディオ信号を取得して、取得したオーディオ信号のいずれかをユーザが聴取可能なように再生する外部接続機器から複数のチャンネルを介して送信された、当該外部接続機器が取得したオーディオ信号を受信するオーディオ信号受信装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている前記外部接続機器が取得したオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、前記外部接続機器においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報を受信する音源情報受信機能と、
前記音源情報に基づいて再生可能なオーディオ信号の音源種類を判別して再生可能音源とするとともに、前記外部接続機器においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源を、外部接続機器再生音源として再生可能音源に設定する再生可能音源設定機能と、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている前記外部接続機器が取得したオーディオ信号を受信する機能と、
をコンピュータに実現させる、プログラム。 - 複数のオーディオ信号を取得して、取得したオーディオ信号のいずれかをユーザが聴取可能なように再生するとともに、取得したオーディオ信号を複数のチャンネルを介して送信するオーディオ信号送信装置と、前記オーディオ信号送信装置から前記オーディオ信号送信装置が取得したオーディオ信号を受信するオーディオ信号受信装置と、を備えるオーディオ信号伝送システムであって、
前記オーディオ信号送信装置は、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている前記オーディオ信号送信装置が取得したオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、前記オーディオ信号送信装置においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報を前記オーディオ信号受信装置に送信する伝送制御部と、
オーディオ信号送信装置が取得したオーディオ信号を前記オーディオ信号受信装置に送信するオーディオ信号送信部と、
を備え、
前記オーディオ信号受信装置は、
前記複数のチャンネルそれぞれを介して送信されている前記オーディオ信号送信装置が取得したオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、前記オーディオ信号送信装置においてユーザが聴取可能なように再生されているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報を前記オーディオ信号送信装置から受信する音源情報受信部と、
オーディオ信号送信装置が取得したオーディオ信号を前記オーディオ信号送信装置から受信するオーディオ信号受信部と、
前記音源情報に基づいて再生可能なオーディオ信号の音源種類を判別して再生可能音源とする再生可能音源設定部と、を備え、
前記再生可能音源設定部は、前記オーディオ信号送信装置が再生しているオーディオ信号の音源を、外部接続機器再生音源として再生可能音源に設定する、オーディオ信号伝送システム。
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