JP2010281989A - 情報処理装置、コンテンツ再生装置、接続管理方法、プログラム、情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、コンテンツ再生装置、接続管理方法、プログラム、情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの利用状況に応じて適切な装置の接続管理を行うことが可能な、情報処理装置、コンテンツ再生装置、接続管理方法、プログラム、情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置の接続を制御する接続制御部と、コンテンツ再生装置に対してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信部と、コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録される外部装置接続管理テーブルが格納される記憶部とを備え、外部装置接続管理テーブルは、接続時刻に応じて一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されており、接続制御部は、接続時刻および動作状態の変化に応じて外部装置接続管理テーブルに記録されているコンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新部を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、コンテンツ再生装置、接続管理方法、プログラム、情報処理システムに関する。
近年、デジタル放送対応テレビ、DVDレコーダ、Blu−Rayレコーダ等といったデジタルデータやデジタルコンテンツを扱うデジタル情報家電と呼ばれる装置が増加している。これらの装置では、一方の装置が親機となり他方の装置が子機となって、装置間でデジタルデータやデジタルコンテンツのやり取りを行うことも可能であるが、このようなデータ等のやり取りを行うに先立ち、装置間に設けられる接続の制御および管理が重要となる。
このような親機−子機間の接続管理の一例として、例えば、親機側で接続可能な子機の上限台数を設定したり、以下の特許文献1に示したような、単純な時間管理により子機の接続を解除したりする方法が提案されている。
特開2005−45756号公報
しかしながら、単に接続可能な子機の上限台数を設定するという方法のみでは、既に上限台数の子機が接続している場合において、後から接続を試みた子機が親機に接続できないという問題が生じうる。
また、上記特許文献1のように、単純な時間管理による子機の接続解除を行う方法では、本来接続が必要な子機を親機が不用意に接続解除してしまう可能性があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザの利用状況に応じて適切な装置の接続管理を行うことが可能な、情報処理装置、コンテンツ再生装置、接続管理方法、プログラム、情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置との接続を制御する接続制御部と、前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信部と、前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録される外部装置接続管理テーブルが格納される記憶部と、を備え、前記外部装置接続管理テーブルは、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されており、前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および動作状態の変化に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新部を有する情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置との接続を制御する接続制御部と、前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信部と、前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録される外部装置接続管理テーブルが格納される記憶部と、を備え、前記外部装置接続管理テーブルは、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されており、前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新部を有する情報処理装置が提供される。
前記管理テーブル更新部は、更に、前記コンテンツ再生装置の動作状態の変化に応じて、前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更してもよい。
前記管理テーブル更新部は、前記外部装置接続管理テーブルに記録されているコンテンツ再生装置の動作状態が変化した場合、前記接続時刻を当該動作状態が変化した時刻に更新し、当該動作状態が変化した前記コンテンツ再生装置の優先順位を、変化後の動作状態に応じて再設定してもよい。
前記管理テーブル更新部は、前記コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に関する情報を当該コンテンツ再生装置から取得した場合、前記接続時刻を前記ユーザ操作の時刻に更新し、前記ユーザ操作が行われた前記コンテンツ再生装置の優先順位を最も高い状態に再設定してもよい。
前記記憶部には、ユーザによるコンテンツの再生制御操作が行われるコンテンツ再生装置用の外部装置接続管理テーブルと、ユーザによるコンテンツの再生制御操作が行われないコンテンツ再生装置用の外部装置接続管理テーブルと、が格納されており、前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の種別に応じて、当該コンテンツ再生装置を登録する前記外部装置接続管理テーブルを選択してもよい。
前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置から接続要請を取得すると、当該接続要請のあった前記コンテンツ再生装置に対して、当該コンテンツ再生装置を識別するための識別情報を付与し、前記接続要請のあったコンテンツ再生装置を、優先順位を最も高い状態に設定して前記外部装置接続管理テーブルに登録してもよい。
前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の個数が、予め設定されている最大接続数を越える場合、前記コンテンツ再生装置の個数が前記最大接続数に一致するまで、当該外部装置接続管理テーブルにおける優先順位が最も低いものから順に、接続中の前記コンテンツ再生装置の接続を解除してもよい。
前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の個数が、予め設定されている最大接続数を越える場合、前記外部装置接続管理テーブルに新たに登録される前記コンテンツ再生装置に対して、前記コンテンツ再生装置の個数が最大接続数を越えた旨を通知してもよい。
前記接続制御部は、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の電源がオフとなった場合、または、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置から接続解除要請が伝送された場合に、当該コンテンツ再生装置に関する記録を前記外部装置接続管理テーブルから削除することが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、外部に設けられ無線通信を介してコンテンツデータを伝送する情報処理装置への接続を制御する接続制御部と、前記情報処理装置から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部が取得した前記コンテンツデータの再生制御を行うコンテンツ再生制御部と、を備え、前記接続制御部は、動作状態の変化、または、行われたユーザ操作が生じると、前記動作状態の変化に対応する情報、または、前記ユーザ操作に関する情報を前記情報処理装置へと送信するコンテンツ再生装置が提供される。
前記接続制御部は、前記情報処理装置から、当該情報処理装置に接続中のコンテンツ再生装置の個数が前記情報処理装置に設定されている最大接続数を超えた旨が通知された場合、前記情報処理装置への接続を実行しなくてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置から伝送された接続要請を受信して、前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録されており、前記接続時刻に応じて接続している前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されている外部装置接続管理テーブルに、前記接続要請を送信した前記コンテンツ再生装置を登録するステップと、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更するステップと、を含む接続管理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、コンピュータに、無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置の接続を制御する接続制御機能と、前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信機能と、前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録され、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与される外部装置接続管理テーブルを記憶する記憶機能と、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、上記情報処理装置と上記コンテンツ再生装置と、を含む情報処理システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザの利用状況に応じて適切な装置の接続管理を行うことが可能である。
基本技術における各機器を表す図を説明するための説明図である。 基本技術における機能の概要を説明するための説明図である。 基本技術における機器接続について説明するための説明図である。 基本技術における機器接続について説明するための説明図である。 基本技術における機器接続について説明するための説明図である。 基本技術における機器接続について説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムについて説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る情報処理装置の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る接続制御部の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の登録方法について説明するための流れ図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る接続制御部の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係る接続制御部について説明するための説明図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。 本発明の第3の実施形態に係る接続制御部の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法について説明するための流れ図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は、以下の順序で行うものとする。
(1)本発明の基本となる技術について
(2)第1の実施形態
(2−1)情報処理システムについて
(2−2)情報処理装置のハードウェア構成について
(2−3)コンテンツ再生装置のハードウェア構成について
(2−4)情報処理装置の構成について
(2−5)コンテンツ再生装置の構成について
(2−6)コンテンツ再生装置の登録方法について
(2−7)コンテンツ再生装置の接続管理方法について
(3)第2の実施形態
(3−1)情報処理装置の構成について
(3−2)コンテンツ再生装置の構成について
(3−3)ハードウェア構成について
(3−4)コンテンツ再生装置の登録方法について
(3−5)コンテンツ再生装置の接続管理方法について
(4)第3の実施形態
(4−1)情報処理装置の構成について
(4−2)コンテンツ再生装置の構成について
(4−3)ハードウェア構成について
(4−4)コンテンツ再生装置の登録方法について
(4−5)コンテンツ再生装置の接続管理方法について
(5)まとめ
(本発明の基本となる技術について)
まず、図1〜図3Dを参照しながら、本発明の基本となる技術(以下、基本技術とも称する。)であるワイヤレスオーディオ信号伝送技術について、詳細に説明する。
<用語の定義>
まず、基本技術を説明する上で使用する用語について、以下のように定義する。
ソース:オーディオ信号の音源である。
チャンネル:オーディオ信号やデータ等を伝送するための経路である。基本技術では、例えばステレオ4チャンネルのオーディオ信号の伝送が可能であるため、オーディオ伝送のチャンネルを、順にCH1、CH2、CH3、CH4と表すこととする。
メインチャンネル:メイン子機が再生することが可能なチャンネルである。メインチャンネルには、基本的に独立したソースが割り当てられる。なお、メイン子機については、以下で改めて定義する。
サブチャンネル:サブ子機が再生することが可能なチャンネルである。サブチャンネルには、主に一つのソースから派生したオーディオ信号が、サラウンド用オーディオ信号として割り当てられる。なお、サブ子機については、以下で改めて定義する。
親機:オーディオ信号を送信することが可能な機器(オーディオ信号送信装置)である。親機は、機器の能力により、サラウンドモードかマルチソースモードの状態をとる。サラウンドモードの親機は、CH(チャンネル)1のみがメインチャンネルとなり、他のCHはサブチャンネルとなる。マルチソースモードの親機はすべてのチャンネルがメインチャンネルとなる。
子機:オーディオ信号を受信することが可能な機器(オーディオ信号受信装置)である。子機は、メインチャンネルを再生するメイン子機、または、サブチャンネルを再生するサブ子機の状態をとる。
メイン子機:親機のメインチャンネルを再生する子機である。親機がサラウンドモードの場合は、親機にリンクするすべてのメイン子機がCH1を再生することが可能である。親機がマルチソースモードの場合は、個々のメイン子機が、CH1、CH2、CH3、CH4から一つのチャンネルを選択して再生することが可能である。
サブ子機:親機のサブチャンネル(サラウンドリアチャンネル、サラウンドバックチャンネル等)を再生する子機である。親機がサラウンドモードの場合は、サブ子機は、チャンネルマッピングに応じて、自身の持つ機能に合致する親機のサブチャンネルを選択して再生することが可能である。親機が自身の持つサブチャンネル機能を有していない場合は、再生を行わない。また、親機がマルチソースモードの場合は、サブ子機は、親機とリンクすることができない。
接続用ID:親機と子機の誤接続を防ぐための識別子である。
シンク:親機と子機とが通信可能な状態にあることを表す用語である。
リンク:親機と子機とがシンクした後に所定の手順を踏み、実際にオーディオ信号が再生可能になった状態を表す用語である。
ROOM(ルーム):親機が同時に再生・送信可能なソースの数を表す単位である。基本技術では、親機自身が再生するソースをMAIN ROOM(メインルーム)と規定し、ワイヤレスオーディオ伝送のチャンネルをCH1、CH2、CH3、CH4に送信するソースを、それぞれROOM1、ROOM2、ROOM3、ROOM4と規定する。親機がサラウンドモードの場合は、CH1のみがメインチャンネルとなるため、再生・送信可能なソースの数はMAIN ROOMとROOM1の2ROOMとなる。同様に、親機がマルチソースモードの場合は、MAIN ROOMとROOM1〜4の最大5ROOMとなる。
なお、以下の図2〜図3Dに示した例(ユースケース)では、親機、子機を図1に示したように表すこととする。図1は、基本技術における各機器を表す図を説明するための説明図である。図1に示したように、以下の図2〜図10では、親機を符号1のように表すこととする。また、メイン子機を符号2のように表すこととし、サブ子機を符号3または符号4のように表すこととする。
<基本技術の概要>
次に、図2を参照しながら、基本技術における機能の概要について、詳細に説明する。図2は、基本技術における機能の概要を説明するための説明図である。
以下で説明する基本技術は、一台の親機から複数台の子機に対してオーディオ信号を伝送する規格であり、例えば以下に示した特徴を有する。
(1)デジタルワイヤレス光伝送技術の後継として使用可能であり、簡易マルチルームシステムを実現することが可能である。
(2)CDクオリティで、ステレオ2チャンネルのリニアPCMオーディオ信号を、同時に4本伝送することが可能である。
(3)オーディオチャンネルとは別にデータチャンネルを持ち、親機・子機間の通信が可能である。
(4)2.4GHz帯のワイヤレス通信システムであるが、Bluetoothや無線LAN(IEEE 802.11b/g等)と互換性を持たない。
また、例えば図2に示したように、基本的に接続用IDが親機と子機で一致していれば、電源を投入するだけで親機と子機がリンクし、ワイヤレスでの音楽再生が可能となる。
[親機機能の概要]
親機が有する主な機能のいくつかは、以下のとおりである。すなわち、親機は、オーディオ信号を子機に伝送可能であり、子機のボリュームを無音に調整する(ミュート状態とする)ことが可能であり、子機の状態を取得可能である。また、親機は、いわゆるボリュームテーブルを子機に伝送してもよい。
[子機機能の概要]
子機が有する主な機能のいくつかは、以下のとおりである。すなわち、子機は、親機から送信されたオーディオ信号を再生可能であり、サラウンド子機またはメイン子機として使用可能であり、親機から送信されたデータを表示可能である。また、子機のなかには、親機の走行状態を操作可能なものも存在する。
[キー定義]
基本技術で使用するキーには、例えば以下の表1に示したようなものがある。
Figure 2010281989
ここで、上記表1において、「◎」は、必須のキーを表し、「○」は、オプションを表し、「−」は、規定しないことを表す。
<親機と子機の接続について>
以下では、親機に設けられたCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、外部機器通信部等により実現される接続制御部、または、子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部等により実現される接続制御部の少なくともいずれかが有する機能について、詳細に説明する。なお、親機および子機に設けられた接続制御部は、以下の実施形態で説明する各機能に特化した複数の処理部を更に有していてもよい。
[接続可能な機器について]
次に、図3A〜図3Dを参照しながら、基本技術において接続が可能な機器について、詳細に説明する。図3A〜図3Dは、それぞれ基本技術における機器接続について説明するための説明図である。基本技術では、例えば図3Aに示したように、親機と子機との間でのみ接続が可能である。接続が行われた親機−子機間では、親機から子機へオーディオソースが伝送される。なお、図3Aでは、親機1とメイン子機2との間の接続のみを図示しているが、親機とサブ子機との間の接続も可能である。
また、例えば図3Bに示したように、親機1と、この親機とは異なる親機1との接続はできない。また、例えば図3Cに示したように、メイン子機2と、このメイン子機とは異なるメイン子機2との接続、および、メイン子機2とサブ子機との接続はできない。更に、サブ子機とサブ子機との接続もできない。
なお、例えば図3Dに示したように、1台の親機1に複数の子機を接続することが可能であり、それぞれの子機から親機の音を出力(再生)することが可能である。
すなわち、基本技術においては、子機は、接続した親機の音楽ソースを再生することが可能であり、表示機能のある子機は、親機から伝送された各種情報を表示することが可能である。また、親機は、子機において行われた操作に対応することができる。さらに、基本技術においては、親機同士および子機同士の接続は不可能である。
[機器の接続]
基本技術における機器は、簡単な手続きで親機と子機とを接続させることが可能であり、親機から送信される音楽を子機で再生することができる。すなわち、親機の電源がオンとなり、子機の電源がオンとなると、親機および子機の接続制御部が親機−子機間のリンクを試みる。ここで、親機と子機との接続用IDが同じであれば、親機および子機の接続制御部は、親機−子機間の接続を完了する。リンクが完了すると、子機のオーディオ信号再生部は、親機から送信された音楽ソースの再生が可能となる。
[接続用IDについて]
接続用IDは、子機の接続用IDを、聴きたい親機(接続したい親機)の接続用IDに合わせることで、所望の親機と接続を確立するための識別情報である。基本技術では、双方向通信に利用する周波数帯域を、いくつかの領域に区分けしており、接続用IDは、これらの区分けされた領域にそれぞれ関連付けられている。基本技術では、親機が複数台存在するとき、接続用IDを区別することで、複数台の親機を共存させることが可能である。
以上、親機または子機の少なくとも何れかが有する接続制御部の主な機能の一例について説明したが、接続制御部の機能は上述のものに限定されるわけではない。
<親機−子機間のオーディオ信号の伝送について>
以下では、親機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部等により実現される伝送制御部、または、子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部等により実現される伝送制御部の少なくともいずれかが有する機能について、詳細に説明する。なお、親機および子機に設けられた伝送制御部は、以下で説明する各機能に特化した複数の処理部を更に有していてもよい。
[親機のモードについて]
親機は、1つのメインチャンネルと最大3つのサブチャンネルをもつサラウンドモードと、最大4つのメインチャンネルをもつマルチソースモードのどちらかの状態をとる。また、親機は、サラウンドモード、マルチソースモードいずれの場合であっても、リンク時にチャンネルマッピングを子機に通知する。チャンネルマッピングは、親機が複数のチャンネルそれぞれで送信しているオーディオ信号の種別を表す情報である。また、親機は、親機のチャンネルマッピングが変更になるイベントが発生した場合に、その都度チャンネルマッピングを変更して、変更後のチャンネルマッピングを子機に通知する。
[サラウンドモード]
サラウンドモードの親機は、1つのメインチャンネルと最大3チャンネルのサブチャンネルを有する。また、親機の伝送制御部は、それぞれのサブチャンネルに対して、親機のサラウンドソースを任意に割り当てることが可能である。
例えば、CH1に、メインチャンネルのステレオ出力を割り当て、CH2〜CH4の3つのチャンネルに、ステレオ3チャンネル分のサブチャンネルを割り当てることが可能である。
[マルチソースモード]
マルチソースモードの親機は、最大4チャンネルのメインチャンネルを有する。また、親機の伝送制御部は、それぞれのチャンネルに対して、親機の持つメインソースを任意に割り当てることが可能である。
例えば、CH1にCDを音源とするオーディオ信号を割り当て、CH2にTUNERを音源とするオーディオ信号を割り当てることができる。また、CH3にTVやBlu−Ray等を音源とするオーディオ信号を割り当て、CH4にAUDIO INを音源とするオーディオ信号を割り当てることができる。
[サブチャンネルの種類について]
続いて、基本技術で用いられるサブチャンネルの一例について説明する。
サラウンドモードの親機に割り当てられるサブチャンネルは、2チャンネルペアで規定される。また、基本技術で用いられるサブチャンネルは、新たなサブチャンネルが発生した場合には、随時サブチャンネルとして追加することが可能である。
[メイン子機が再生可能なオーディオ信号]
次に、メイン子機2が再生可能なオーディオ信号について、詳細に説明する。
メイン子機2は、主にMAIN ROOMとは別のROOM1(例えば、2nd ROOM)での使用を前提とした子機であり、親機1のメインチャンネルを再生することができる。そのため、メイン子機2が接続している親機1がサラウンドモードである場合には、メイン子機2は、伝送制御部によりCH1に割り当てられたメインチャンネルのオーディオデータ(オーディオ信号)を取得して、CH1のメインチャンネルのみを再生することが可能である。また、メイン子機2が接続している親機1がマルチソースモードである場合には、メイン子機2は、伝送制御部によりCH1〜CH4に割り当てられたメインチャンネルのオーディオデータ(オーディオ信号)をそれぞれ取得して、CH1〜CH4の各メインチャンネルを再生することが可能である。
また、1台の親機に対して、メイン子機は実質上何台でも接続可能ではあるが、親機1の接続制御部および伝送制御部は、メイン子機10台の接続を保証するようにしてもよい。
[サブ子機が再生可能なオーディオ信号]
次に、サブ子機が再生可能なオーディオ信号について、詳細に説明する。
サブ子機は、主にMAIN ROOMでの使用を前提とした子機であり、親機1のサブチャンネルを再生することができる。そのため、サブ子機は、サブチャンネルを含むチャンネルマッピングで構成されるサラウンドモードの親機1にのみ接続可能であり、サブチャンネルを含まないチャンネルマッピングで構成されるマルチソースモードの親機1には、リンクをすることができない。
また、サブ子機が再生可能なサブチャンネルは、サブ子機が有するファンクションに応じて決定される。例えば、サラウンドリア(SR)のファンクションを有するサブ子機3は、オーディオデータがSR(サラウンドリア)であるオーディオ信号のみを伝送制御部により受信して、受信したオーディオ信号を再生することが可能である。また、サラウンドバック(SRB)のファンクションを有するサブ子機4は、オーディオデータがSRB(サラウンドバック)であるオーディオ信号のみを伝送制御部により受信して、受信したオーディオ信号を再生することが可能である。
また、親機の接続制御部および伝送制御部は、1台の親機の1つのサブチャンネルに接続可能なサブ子機の台数を、所定の台数(例えば、2台)に制限することが可能である。
以上、親機または子機の少なくとも何れかが有する伝送制御部の主な機能の一例について説明したが、伝送制御部の機能は上述のものに限定されるわけではない。
<キー入力部について>
続いて、基本技術における親機および子機に設けられるキー入力部について、詳細に説明する。
基本技術における親機および子機では、以下の表2および表3に示したようなキーが、キー入力部として設けられている。また、基本技術における子機では、子機に設けられたキー入力部を操作することで、子機から親機を操作することが可能である。
[キー入力部−走行制御]
基本技術における親機では、オーディオソースの再生を操作する走行制御用のキー入力部が設けられる。また、基本技術における子機では、親機におけるオーディオソースの再生を操作する走行制御用のキー入力部が設けられていてもよい。対応するキー入力部の種類と動作の一例を、以下の表2に示す。
Figure 2010281989
[キー入力部−TUNER操作]
基本技術における親機では、TUNERを操作するTUNER操作用のキー入力部が設けられる。また、基本技術における子機では、親機におけるTUNERを操作するTUNER操作用のキー入力部が設けられていてもよい。対応するキー入力部の種類と動作の一例を、以下の表3に示す。
Figure 2010281989
[子機でのチャンネル切り替え]
基本技術における子機は、再生するチャンネルのファンクションや、再生しているチャンネルのファンクションを切り替えることが可能である。このようなチャンネル切り替え操作は、例えば、子機に設けられたチャンネル切り替えキー(例えば、[CH]キーや、[CH+][CH−]キー等)を操作することで行うことができる。
子機の伝送制御部は、接続している親機の種類に応じて、以下で説明するようなチャンネル切り替え処理を実行する。
例えば、子機が接続している親機がサラウンドモードの親機である場合には、子機の伝送制御部は、親機の伝送制御部に対して、メインチャンネルに割り当てられているファンクションの変更を希望する旨を通知する。通知を受けた親機の伝送制御部は、メインチャンネルに割り当てられているファンクション・インプットを変更したチャンネルマッピングを生成し、生成した新たなチャンネルマッピングを子機に送信する。新たなチャンネルマッピングを受信した子機の伝送制御部は、受信したチャンネルマッピングに基づいて、新たなファンクションを音源とするオーディオ信号を受信する。
親機および子機の伝送制御部が上述のような処理を行うことで、親機から送信されるチャンネルマッピングは切り替わる。また、親機がサラウンドモードである場合には、基本的にサブチャンネルは変化しない。
また、子機が接続している親機がマルチソースモードの親機である場合には、子機の伝送制御部は、親機から受信したチャンネルマッピングに基づいて、受信するチャンネルを切り替えて、切り替えた先のオーディオ信号を受信する。例えば、子機の伝送制御部は、チャンネルマッピングを親機から受信すると、チャンネル切り替えキーが操作される毎に、オーディオ信号を受信するチャンネルをチャンネルマッピングに基づいて変更する。
[複数の子機からの操作に対する対応について]
基本技術においては、1台の親機が複数の子機から同時に操作される可能性がある。このような場合に、親機の挙動は状況によって変化する。
例えば、親機がサラウンドモードの親機であって、親機とメイン子機全てにおいて同じ音楽ソースを再生している場合には、それぞれのメイン子機での操作は順番に親機の伝送制御部に受け付けられ、最終的には最後に入力されたメイン子機からのコマンドが有効となる。
また、親機がマルチソースモードの親機であって、親機と複数のメイン子機とでそれぞれ異なる音楽ソースを再生している場合には、親機の伝送制御部においてはそれぞれのメイン子機での操作は独立性を保ち、伝送制御部は、操作をしたメイン子機に対する挙動を返す。
以上、本発明の基本技術であるオーディオ信号伝送技術について、詳細に説明した。以下で説明する本発明の各実施形態における情報処理システムは、かかる基本技術を踏まえつつ、更に改良を加えることにより、より顕著な効果を得ることができるように構成されたものである。
(第1の実施形態)
<情報処理システムについて>
以上説明したような基本技術を踏まえつつ、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムについて、詳細に説明する。
図4に示したように、本実施形態に係る情報処理システム5は、情報処理装置10と、1台または複数台のコンテンツ再生装置20と、を備える。
情報処理装置10は、コンテンツ再生装置20に対して、オーディオ信号等のコンテンツを無線伝送するとともに、コンテンツ再生装置20から送信される各種の情報を受信する。すなわち、情報処理装置10は、先に説明した基本技術における親機として機能する装置である。情報処理装置10は、無線伝送するオーディオ信号を、例えばDVDプレーヤーやBlu−rayディスク(以下、BDと略記する。)プレーヤー等のオーディオ信号出力装置から取得してもよい。また、情報処理装置10自体が、上記オーディオ信号出力装置の機能を有していてもよい。情報処理装置10およびコンテンツ再生装置20は、オーディオ信号等のコンテンツデータの送信や各種情報の双方向データ通信を、例えばラジオ波の帯域(例えば、いわゆる2.4GHz帯域)を用いて行う。そのため、情報処理装置10およびコンテンツ再生装置20は、同一の部屋の中に配置されていてもよく、異なる部屋に分かれて配置されていてもよい。
コンテンツ再生装置20は、情報処理装置10が送信するオーディオ信号等のコンテンツデータを受信するとともに、情報処理装置10に対して、コンテンツ再生装置20の接続に関する情報や、送信されるオーディオ信号の変更希望通知等の各種の情報を送信する。コンテンツ再生装置20は、情報処理装置10にワイヤレス接続されるサラウンドスピーカー群であってもよく、情報処理装置10から送信されたオーディオ信号を出力するオーディオコンポ等のようなオーディオ信号出力装置であってもよい。また、コンテンツ再生装置20は、例えばヘッドフォンやイヤフォンのようなオーディオ信号取得装置であってもよい。
<情報処理装置のハードウェア構成について>
続いて、図5を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
図5に示したように、情報処理装置10は、CPU101と、ROM103と、RAM105と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)107と、を備える。また、情報処理装置10は、図5に示したように、入力インターフェース(I/F)109と、表示インターフェース(I/F)113と、外部機器通信部121と、を更に備える。
また、外部機器通信部121には、DSP123が接続される。
CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM103、RAM105、EEPROM107等に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM103およびEEPROM107は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM105は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバスおよびPCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスから構成されるシステムバス117により、相互に接続されている。
入力インターフェース109は、キー操作部111を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されているインターフェースである。情報処理装置10のユーザは、以下で説明するキー操作部111を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
キー操作部111は、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする操作部である。キー操作部111は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、キー操作部111は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、情報処理装置10の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部装置であってもよい。
表示インターフェース113は、CPU101から出力された出力信号を、後述する表示部115へと伝送するためのインターフェースである。表示部115は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置など、各種情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。
外部機器通信部121は、例えば、コンテンツ再生装置20や、各種のオーディオ信号出力装置等と通信するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。この外部機器通信部121は、一般的なワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよく、特定のワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよい。本実施形態に係る情報処理装置10は、この外部機器通信部121を介して、コンテンツ再生装置20に対してオーディオ信号を含むコンテンツを送信するとともに、コンテンツ再生装置20と双方向データ通信を行う。
DSP123は、オーディオ信号や画像信号に対する各種処理に特化したCPUである。このDSP123には、送信に用いられるオーディオ信号を含むコンテンツが入力されるコンテンツ入力部125と、取得したオーディオ信号を含むコンテンツが出力されるコンテンツ出力部137とが接続される。
コンテンツ入力部125は、本実施形態に係る情報処理装置10が送信に用いるオーディオ信号を含むコンテンツが入力される処理部である。コンテンツ入力部125は、例えば、CD/DVD/BD127や、MD等のデジタル機器が接続されるデジタル入力129や、チューナー131や、カセットテープやレコード等のアナログ機器が接続されるアナログ入力133等から構成される。また、チューナー131およびアナログ入力133から入力されたオーディオ信号を含むコンテンツは、AD変換部135によりアナログ信号からデジタル信号へと変換される。かかるコンテンツ入力部125より入力されたコンテンツが、DSP123および外部機器通信部121を介してコンテンツ再生装置20へと送信される。
コンテンツ出力部137は、コンテンツ入力部125から入力されたオーディオ信号を含むコンテンツを、情報処理装置10の外部に出力する処理部である。コンテンツ出力部137は、例えば、デジタル信号であるオーディオ信号をアナログ信号へと変換するDA変換部と、アナログ信号に変換されたオーディオ信号を増幅する増幅部と、増幅されたオーディオ信号が出力されるスピーカー等から構成される。
また、本実施形態に係る情報処理装置10は、上記構成の他に、例えば、ストレージ装置や、ドライブ等を備えていてもよい。
ストレージ装置は、本実施形態にかかる情報処理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。このストレージ装置は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置は、CPU101が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得したオーディオ信号などを格納することが可能である。
ドライブは、記録媒体用リーダライタであり、情報処理装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録されている情報を読み出して、RAM105に出力する。また、ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、メモリースティック、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
以上説明した構成により、情報処理装置10は、多様なオーディオ信号出力源からオーディオ信号を含むコンテンツ取得し、外部機器通信部121を介して、コンテンツ再生装置20に対してコンテンツを送信することが可能になる。また、情報処理装置10は、以上説明した構成により、コンテンツ再生装置20と双方向データ通信を行うことができる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
<コンテンツ再生装置のハードウェア構成について>
続いて、図6を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20のハードウェア構成について、詳細に説明する。図6は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
図6に示したように、コンテンツ再生装置20は、CPU201と、ROM203と、RAM205と、EEPROM207と、入力インターフェース(I/F)209と、表示インターフェース(I/F)213と、外部機器通信部221と、を備える。
また、外部機器通信部221には、受信したオーディオ信号を含むコンテンツを出力するコンテンツ出力部223が接続される。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM203、RAM205、EEPROM207等に記録された各種プログラムに従って、コンテンツ再生装置20内の動作全般またはその一部を制御する。ROM203およびEEPROM207は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM205は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバスおよびPCIバスなどの外部バスから構成されるシステムバス217により、相互に接続されている。
入力インターフェース209は、キー操作部211を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されているインターフェースである。コンテンツ再生装置20のユーザは、以下で説明するキー操作部211を操作することにより、コンテンツ再生装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
キー操作部211は、コンテンツ再生装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする操作部である。キー操作部211は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、キー操作部211は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、コンテンツ再生装置20の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部装置であってもよい。
表示インターフェース213は、CPU201から出力された出力信号を、後述する表示部215へと伝送するためのインターフェースである。表示部215は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置など、各種情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。
外部機器通信部221は、例えば、情報処理装置10や、各種のオーディオ信号出力装置等と通信するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。この外部機器通信部221は、一般的なワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよく、特定のワイヤレスオーディオ伝送規格に則ったインターフェースであってもよい。本実施形態に係るコンテンツ再生装置20は、この外部機器通信部221を介して、情報処理装置10からオーディオ信号を含むコンテンツを受信するとともに、情報処理装置10と双方向データ通信を行う。
コンテンツ出力部223は、情報処理装置10から送信されたオーディオ信号を含むコンテンツを出力する処理部である。コンテンツ出力部223は、図6に示したように、例えば、DA変換部225と、増幅部227と、スピーカー229と、から構成される。
DA変換部225は、受信したオーディオ信号をデジタル信号からアナログ信号へと変換する。アナログ信号に変換されたオーディオ信号は、増幅部227により増幅され、スピーカー229から出力される。
また、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20は、本実施形態に係る情報処理装置10が備えるDSPやコンテンツ入力部を備えていてもよい。更に、コンテンツ再生装置20は、上記構成の他に、例えば、ストレージ装置や、ドライブ等を備えていてもよい。
ストレージ装置は、本実施形態にかかるコンテンツ再生装置20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。このストレージ装置は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置は、CPU201が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得したオーディオ信号などを格納することが可能である。
ドライブは、記録媒体用リーダライタであり、コンテンツ再生装置20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録されている情報を読み出して、RAM205に出力する。また、ドライブは、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、メモリースティック、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
以上説明した構成により、コンテンツ再生装置20は、外部機器通信部221を介して、情報処理装置10からオーディオ信号を含むコンテンツ取得することが可能になるとともに、情報処理装置10と双方向データ通信を行うことができる。
以上、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
<情報処理装置の構成について>
続いて、図7を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置の構成について、詳細に説明する。図7は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係る情報処理装置10は、例えば図7に示したように、コンテンツ再生制御部151と、接続制御部153と、コンテンツ送信部155と、表示制御部157と、記憶部159と、を主に備える。
本実施形態に係るコンテンツ再生制御部151は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、DSP等により実現される。コンテンツ再生制御部151は、情報処理装置10が備えるコンテンツ入力部125から入力されたオーディオ信号を含むコンテンツや、後述する記憶部159に格納されているオーディオ信号を含むコンテンツの再生制御を行う。より詳細には、コンテンツ再生制御部151は、情報処理装置10が備えるキー操作部111や、子機として機能するコンテンツ再生装置20から伝送された再生制御信号等に基づいて、コンテンツの再生制御を行う。コンテンツ再生制御部151によって再生制御がなされたコンテンツは、情報処理装置10が備えるコンテンツ出力部137を介して出力される。
本実施形態に係る接続制御部153は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。接続制御部153は、情報処理装置10に接続を希望するコンテンツ再生装置20等の外部装置の接続制御を行う。すなわち、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続要求を受信すると、接続の可否を判断し、接続を確立してもよいと判断した場合には、外部装置との接続を確立する。また、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続解除要求を受信すると、そのコンテンツ再生装置20との接続を解消する。また、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置の動作状態に関する動作状態情報に基づいて、情報処理装置10に接続可能な外部装置の台数や動作状態を把握し、接続管理を行う。
なお、本実施形態に係る接続制御部153については、以下で改めて詳細に説明する。
本実施形態に係るコンテンツ送信部155は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、DSP、外部機器通信部121等により実現される。コンテンツ送信部155は、所定のチャンネル(CH)マッピング情報に基づいて、オーディオ信号を含むコンテンツデータを各チャンネルに分配し、コンテンツ再生装置20へと送信する。また、CHマッピング情報に記載されている各チャンネルにおけるオーディオ信号の種別(オーディオ信号の属性)に適応させるために、送信予定のコンテンツデータに対して変換を行う必要がある場合も考えられる。この際には、コンテンツ送信部155は、送信予定のコンテンツデータに対して所定の変換処理を施し、変換後のコンテンツデータを送信する。ここで、上記の変換処理とは、例えば、変換前のオーディオ信号が、5.1チャンネルに対応したオーディオ信号であった場合に、通常の2チャンネルのオーディオ信号へとダウンミックスする場合等が考えられる。
コンテンツ送信部155が送信するオーディオ信号を含むコンテンツデータは、情報処理装置10に接続されているコンテンツ出力装置から取得してもよく、後述する記憶部159に記録されているコンテンツデータであってもよい。
なお、本実施形態に係るコンテンツ送信部155は、上述の処理に加えて、本発明の基本技術に係る親機が備える伝送制御部としての処理を更に実行することが可能である。
本実施形態に係る表示制御部157は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等により実現される。表示制御部157は、コンテンツ再生制御部151、接続制御部153、コンテンツ送信部155等から伝送された要請に応じて、情報処理装置10が備える表示部115の表示制御を行う。すなわち、表示制御部157は、コンテンツ再生制御部151、接続制御部153、コンテンツ送信部155等から伝送された要請に応じて、表示部115に、ユーザに表示するための何らかの情報(メッセージ等)を表示させる。
本実施形態に係る記憶部159は、情報処理装置10が備えるストレージ装置である。記憶部159には、例えば、CHマッピング情報を構成するオーディオ信号の種別等が記録されているデータベースや、コンテンツ再生装置20に対して送信しうる各種送信情報や、本実施形態に係る情報処理装置10が利用する各種プログラムや処理方法等が格納される。また、記憶部159には、オーディオ信号等のコンテンツデータそのものが記録されていてもよい。
また、記憶部159には、後述するような接続制御部153の処理において利用される外部装置接続管理テーブル(以下、管理テーブルとも称する。)が格納されていてもよい。また、記憶部159には、接続制御部153が外部装置接続管理テーブル中の優先順位を変更する際に利用する、コンテンツ再生装置20の動作状況に基づく優先順位変更の判断基準等が格納されていてもよい。
さらに、記憶部159には、上記データベースやプログラム以外にも、情報処理装置10が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等を、適宜記録される。この記憶部159は、コンテンツ再生制御部151、接続制御部153、コンテンツ送信部155、表示制御部157等の情報処理装置10を構成する各処理部が、自由に読み書きを行うことが可能である。
なお、情報処理装置10では、外部装置へのコンテンツデータの送信や、外部装置との双方向通信は、無線伝送により行われてもよく、有線伝送により行われてもよいが、無線伝送により行われることが好ましい。
[接続制御部の構成について]
続いて、図8を参照しながら、本実施形態に係る接続制御部153の構成について、更に詳細に説明する。図8は、本実施形態に係る接続制御部を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係る接続制御部153は、例えば図8に示したように、外部装置登録部161と、外部装置状態確認部163と、管理テーブル更新部165と、を更に備える。
本実施形態に係る外部装置登録部161は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。外部装置登録部161は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続要求を受信すると、接続の可否を判断し、接続を確立してもよいと判断した場合には、外部装置との接続を確立する。その後、外部装置登録部161は、接続を確立したコンテンツ再生装置20を、記憶部159に格納されている外部装置接続管理テーブルに登録する。
また、外部装置登録部161は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続解除要求を受信した場合や、コンテンツ再生装置20からの応答が無かった場合には、該当するコンテンツ再生装置20との接続を解消する。その後、外部装置登録部161は、該当するコンテンツ再生装置20を、外部装置接続管理テーブルから削除する。
以下では、図9および図10を参照しながら、外部装置登録部161の機能について、更に詳細に説明する。図9および図10は、本実施形態に係る外部装置登録部を説明するための説明図である。
外部装置登録部161は、コンテンツ再生装置20から送信された接続要求を受信すると、このコンテンツ再生装置20に対して識別情報(例えば、識別番号)を付与するとともに、コンテンツ再生装置20の動作状態を問い合わせる。ここで、コンテンツ再生装置20に付与される識別情報とは、情報処理装置10に接続されている複数のコンテンツ再生装置20を識別するために用いられる情報である。また、コンテンツ再生装置20の動作状態の一例として、コンテンツを再生中、コンテンツ再生は行っておらず停止中、コンテンツの早送り中、コンテンツ再生を一時停止中・・・といったものを挙げることができる。外部装置登録部161は、コンテンツ再生装置20の動作状態を把握すると、付与した識別情報と、コンテンツ再生装置20との通信を開始した時刻(接続時刻)と、把握した動作状態と、を互いに関連付けて、外部装置接続管理テーブルに登録する。
ここで、外部装置接続管理テーブルは、登録可能なコンテンツ再生装置20の最大値(接続上限台数)が予め設定されている。また、外部装置接続管理テーブルは、コンテンツ再生装置20の接続時刻(以下、タイムスタンプとも称する。)に応じて、登録されているコンテンツ再生装置20間で優先順位が付与されており、接続時間が古いものほど低い優先順位が設定される。外部装置登録部161は、新たに接続が確立したコンテンツ再生装置20ができ、外部装置接続管理テーブルにこのコンテンツ再生装置20を登録する際に、優先順位が一番高い状態となるように登録を行う。
また、コンテンツ再生装置20に付与される識別情報は、付与時に用いられていない識別情報をその都度割り当てるといったように、コンテンツ再生装置20に固有なものではなくてもよいし、コンテンツ再生装置20に固有なものであってもよい。
図9を参照しながら、上述の登録処理について具体的に説明する。
以下の図9に関する説明では、予めコンテンツ再生装置20Aが識別情報(以下、IDと略記する。基本技術における接続用IDとは異なる点に注意されたい。)=1を付与されて、予め外部装置接続管理テーブルに登録されているものとする。また、情報処理装置10には、ID=1のコンテンツ再生装置20Aしか登録されていないものとする。
ここで、図9に示したように、新たなコンテンツ再生装置20Bから情報処理装置10に対して接続要請が伝送されると、外部装置登録部161は、現在使用されていないIDであるID=2をコンテンツ再生装置20Bに付与する。また、コンテンツ再生装置20Bの動作状態は停止中であることがわかると、外部装置登録部161は、ID=2と、接続時刻(YY/MM/DD 00:03:00)と、動作状態「停止」とを互いに関連付けて、外部装置接続管理テーブルの最上位に登録する。以下、IDと接続時刻と動作状態とが互いに関連付けられたものを、登録情報と称することとする。その結果、既に登録されているコンテンツ再生装置20Aの登録情報は、図9に示したように、優先順位が2番目の位置に繰り下がる。
なお、図9に示した例では、タイムスタンプが「年、月、日、時刻」の順で構成されているが、タイムスタンプが時刻のみから構成されていてもよい。また、外部装置接続管理テーブル内の優先順位は、図9に示したように外部装置接続管理テーブル内の記載位置に対応していてもよいし、優先順位を表すパラメータ(例えば、1〜10のような番号やA〜Zのようなアルファベット)で表されていてもよい。
また、状況によっては、外部装置接続管理テーブルに接続上限台数のコンテンツ再生装置20が既に登録されており、更に新たなコンテンツ再生装置20から接続要請が伝送される場合も生じうる。このような場合に、外部装置登録部161は、時間的に新たに接続要請のあったコンテンツ再生装置20を、優先順位を最も高くして外部装置接続管理テーブルに登録する。一方で、外部装置登録部161は、優先順位の最も低い状態にあったコンテンツ再生装置20の登録情報から順に、登録されている登録情報の数が接続上限台数に一致するまで、既に登録されている登録情報を外部装置接続管理テーブルから削除する。その後、外部装置登録部161は、削除された登録情報に対応するコンテンツ再生装置20との接続を解消する。この際、外部装置登録部161は、接続が解消されるコンテンツ再生装置20に対して、接続が解消された旨を表す何らかのメッセージを伝送してもよい。
また、外部装置登録部161は、接続を解消する装置が存在する場合に、いきなり接続を解消するのではなく、該当するコンテンツ再生装置20に対して、接続中の子機の台数が最大接続数を超えている旨を伝送してもよい。また、外部装置登録部161は、この通知に加えて、接続を解消しても良いかどうかを確認するメッセージを子機に対して伝送してもよい。
図10を参照しながら、上述の場合の登録処理について具体的に説明する。
以下の図10に関する説明では、接続上限台数のコンテンツ再生装置20が既に登録されており、ID=1から順に接続上限台数に対応する数(MAX)までIDが付与されているものとする。ここで、ID=1のコンテンツ再生装置が最も古いタイムスタンプを有しており、ID=MAXのコンテンツ再生装置が最も新しいタイムスタンプを有しているものとする。この場合に、新たなコンテンツ再生装置20Nから接続要請が伝送された場合を考える。
この場合、外部装置登録部161は、新たに接続要請のあったコンテンツ再生装置20Nに対して、ID=MAX+1を付与し、このコンテンツ再生装置20Nの登録情報を、外部装置接続管理テーブルに登録する。その結果、外部装置接続管理テーブルには、(接続上限台数+1)個の登録情報が登録されることとなるため、優先順位の一番低い登録情報(図10では、ID=1の登録情報)が外部装置接続管理テーブルから削除される。
なお、複数のコンテンツ再生装置20から接続要請が伝送される場合もあるが、この場合には、それぞれの接続要請には到着時刻のズレが存在すると考えられる。そのため、外部装置登録部161は、最先に伝送された接続要請に対応するコンテンツ再生装置20から順に、上述のような処理を繰り返せばよい。
また、同時に複数のコンテンツ再生装置20から接続要請が伝送される場合も生じうる。この際、既に登録されているコンテンツ再生装置20が存在する場合には、外部装置登録部161は、同時に接続要請のあったコンテンツ再生装置20を全て登録するとともに、優先順位の低いものから順に接続上限台数に一致するまで登録解消を繰り返せばよい。また、既に登録されているコンテンツ再生装置20が存在せず、接続上限台数以上のコンテンツ再生装置20から同時に接続要請があった場合には、接続要請のあったコンテンツ再生装置20の登録を行わないことが好ましい。なぜなら、同時に接続要請のあったコンテンツ再生装置間で何ら優劣をつけられないからである。
再び図8に戻って、外部装置状態確認部163について説明する。
本実施形態に係る外部装置状態確認部163は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。外部装置状態確認部163は、記憶部159等に格納されている外部装置接続管理テーブルを参照して、外部装置接続管理テーブルに登録されているコンテンツ再生装置20の動作状態を確認し、コンテンツ再生装置20から動作状態情報を取得する。ここで、コンテンツ再生装置20の動作状態情報とは、コンテンツ再生装置20の動作状態を表した情報である。この外部装置状態確認部163による動作状態の確認は、例えば、所定の時間間隔で定期的に行われてもよいし、定期的な実施に加えてユーザ操作等により指定された時点に行われてもよい。
外部装置状態確認部163は、得られた動作状態情報を、後述する管理テーブル更新部165に伝送する。また、外部装置状態確認部163がコンテンツ再生装置20に動作状態の問い合わせを行ったにも関わらず、コンテンツ再生装置20から動作状態情報が返信されなかった場合も生じうる。このような場合には、外部装置状態確認部163は、コンテンツ再生装置20が何らかの理由により電源がオフになったか、コンテンツ再生装置20に故障が発生したと判断し、その旨を外部装置登録部161に伝送する。その結果、外部装置登録部161は、応答の無かったコンテンツ再生装置20の接続を解消する。
本実施形態に係る管理テーブル更新部165は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等により実現される。管理テーブル更新部165は、情報処理装置10に接続しているコンテンツ再生装置20の接続時刻および動作状態の変化に応じて、外部装置接続管理テーブルに記録されているコンテンツ再生装置20の優先順位を変更する更新処理を実施する。
より詳細には、管理テーブル更新部165は、外部装置状態確認部163から伝送された動作状態情報を参照して、外部装置接続管理テーブルに登録されている各コンテンツ再生装置20に動作状態の変化が生じたか否かを判断する。動作状態が変化したコンテンツ再生装置20が存在した場合、管理テーブル更新部165は、該当するコンテンツ再生装置20の登録情報におけるタイムスタンプを、動作状態の変化を確認した時刻に更新する。また、管理テーブル更新部165は、外部装置接続管理テーブル中の動作状態を表す欄を、変更後の動作状態に更新する。その後、管理テーブル更新部165は、変更後の動作状態およびタイムスタンプに応じて、更新後の登録情報の優先順位を再設定する。
ここで、本実施形態に係る情報処理装置10では、コンテンツ再生装置20の動作状態について動作状態間で優先順位が予め設定されており、優先順位判断基準として利用される。すなわち、「再生」、「停止」、「一時停止」、「早送り(早戻し)」、「曲送り(曲戻し)」等といった動作状態間で強弱関係が定義されており、これらの強弱関係が優先順位判断基準として記録されている。
これら動作状態間の強弱関係は、自由に設定することが可能である。例えば、“「再生」状態にある子機の優先順位は「停止」状態にある子機の優先順位よりも高位とする”というような強弱関係を設定可能である。また、「一時停止」という状態について、コンテンツを再生している状態が前提であるとして、「停止」状態よりも高位に位置づけても良いし、「停止」状態の一種であると考えて、「停止」状態と同じ優先順位に位置づけてもよい。
管理テーブル更新部165は、これらの優先順位判断基準に基づいて、まず、変更後の登録情報とそれ以外の登録情報との間で動作状態に基づく優先順位の変更を行い、同じ動作状態にある登録情報間では、タイムスタンプに基づく優先順位の変更を行う。その結果、同じ動作状態にある登録情報の中では、変更後の登録情報が最も高い優先順位を有することとなる。
なお、タイムスタンプの更新に利用される時刻として、動作状態の変化を確認した時刻のかわりに、動作状態情報が生成された時刻、または、動作状態情報を受信した時刻を用いてもよい。
以下では、図11を参照しながら、外部装置接続管理テーブルの更新処理を具体的に説明する。図11は、外部装置接続管理テーブルの更新処理を説明するための説明図である。
例えば図11に示したように、外部装置接続管理テーブルに3つの登録情報が登録されている場合を考える。ここで、外部装置状態確認部163から、ID=1が付与されたコンテンツ再生装置20の動作状態情報が伝送され、ID=1のコンテンツ再生装置20の動作状態が、「停止」から「再生」へと変化したものとする。
この場合、管理テーブル更新部165は、優先順位判断基準を参照して、他の2つの登録情報の動作状態である「停止」と、ID=1のコンテンツ再生装置20の新たな動作状態「再生」との強弱関係を判断する。優先順位判断基準に「停止」状態よりも「再生」状態の方をより高位に設定するという基準が存在した場合、図11に示したように、管理テーブル更新部165は、タイムスタンプを更新して、変更後の登録情報の優先順位を最も高い状態とする。
ところで、情報処理装置10に接続可能なコンテンツ再生装置20として、再生ボタン等の操作系入力部を有するコンテンツ再生装置20と、例えばスピーカー等のように操作系入力部の無いコンテンツ再生装置20と、がある。ここで、上述の説明では、コンテンツ再生装置20の種別に関わらず共通の外部装置接続管理テーブルを用いて接続管理を行う場合について説明したが、コンテンツ再生装置20の種別ごとに外部装置接続管理テーブルを設定して接続管理を行っても良い。
例えば、図12に示したように、情報処理装置10に対して、操作系の無いスピーカーのようなコンテンツ再生装置20A,20Cと、操作系のあるコンテンツ再生装置20B,20Dが接続している場合を考える。この場合、情報処理装置10は、それぞれのコンテンツ再生装置20A〜20Dに、互いに異なるIDを付与するとともに、コンテンツ再生装置20の種別ごとの外部装置接続管理テーブルを用いて接続の管理を行う。すなわち、操作系の無い子機であるコンテンツ再生装置20A,20Cは、操作系の無い子機用の外部装置接続管理テーブルにより接続管理が行われ、操作系のあるコンテンツ再生装置20B,20Dは、操作系のある子機用の外部装置接続管理テーブルにより接続管理が行われる。
スピーカー等の操作系入力部の無いコンテンツ再生装置20では、外部装置接続管理テーブルに登録される動作状態として、電源が入っているか否かを表した状態である「ON」、「OFF」しか存在しない。そのため、このような操作系入力部の無い子機を、操作系入力部のある子機と同等の判断基準で優先順位を決定する場合、操作系入力部の無い子機の優先順位が低位となる確立が高くなると考えられる。そこで、上述のように、コンテンツ再生装置20の種別毎に外部装置接続管理テーブルを設けることで、より複雑な接続管理を行うことが可能となり、ユーザの利便性を更に向上させることができる。
ここで、どちらの外部装置接続管理テーブルを優先的に扱うかについては、自由に設定することが可能である。すなわち、スピーカー等の操作系の無い子機から率先して接続を解除するようにしてもよいし、操作系のある子機から率先して接続を解除するようにしてもよい。
しかしながら、図12に示したようなコンテンツ再生装置の種別ごとに外部装置接続管理テーブルが別途設けられる場合であっても、情報処理装置10に接続可能な子機の台数は、各外部装置接続管理テーブルに登録されている子機の合計が接続上限台数を超えないように接続制御される。
また、図12に示したようなコンテンツ再生装置20の種別だけでなく、実行したい接続管理に適した外部装置接続管理テーブルを更に設定することも可能である。例えば、図13に示したように、情報処理装置10に接続している子機の台数が上限値を超えた場合であっても接続の解消を行わない子機が登録される、削除禁止子機用の外部装置接続管理テーブルが設けられても良い。図13に示した例では、削除禁止子機用の外部装置接続管理テーブル、操作系のある子機用の外部装置接続管理テーブルおよび操作系の無い子機用の外部装置接続管理テーブルの3種類が併用されるため、より複雑な子機の接続管理を行うことができ、ユーザの利便性を更に向上させることができる。
以上、本実施形態に係る接続制御部153について、詳細に説明した。
なお、本実施形態に係る接続制御部153は、上述の処理に加えて、本発明の基本技術に係る親機が備える接続制御部としての処理を更に実行することが可能である。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
<コンテンツ再生装置の構成について>
続いて、図14を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成を詳細に説明する。図14は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係るコンテンツ再生装置20は、例えば図14に示したように、接続制御部251と、コンテンツ取得部253と、コンテンツ再生制御部255と、表示制御部257と、記憶部259と、を主に備える。
本実施形態に係る接続制御部251は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部221等により実現される。接続制御部251は、コンテンツ再生装置20と情報処理装置10との間で確立される接続の制御を行う。より具体的には、接続制御部251は、コンテンツ再生装置20と情報処理装置10との接続状態を変更するための接続情報を、情報処理装置10に対して送信する。ここで、接続状態を変更するための接続情報として、例えば、情報処理装置10に対するコンテンツ再生装置20の接続確立要請または接続解除要請や、コンテンツ再生装置20の電源のON/OFF状態を通知する情報等を挙げることができる。
ここで、接続制御部251は、上記接続情報を情報処理装置10に送信する際に、コンテンツ再生装置20の種別を特定する識別子等をあわせて送信してもよい。
また、接続制御部251は、情報処理装置10から伝送されるコンテンツ再生装置20の動作状態の問い合わせに関する制御信号を受信する。接続制御部251は、受信した動作状態の問い合わせに関する制御信号に対して、問い合わせがあった時点でのコンテンツ再生装置20の動作状況に関する情報を、動作状況情報として情報処理装置10に送信する。
また、情報処理装置10に接続しているコンテンツ再生装置20の台数が接続上限台数である場合に、情報処理装置10がコンテンツ再生装置20に対して接続を確立するか否かの問い合わせを送信する場合がある。この際に、接続制御部251は、送信された問い合わせを受信し、受信した問い合わせの内容を、後述する表示制御部257を介して表示部215に表示させる。コンテンツ再生装置20のユーザがこの問い合わせに対してキー入力等で応答すると、接続制御部251はその結果を情報処理装置10に伝送し、あわせて接続確立要請または接続解除要請を情報処理装置10に伝送する。
また、コンテンツ再生装置20に対して、当該コンテンツ再生装置20が備えるキー入力部等を介してユーザ操作が行われた場合に、接続制御部251は、自装置に行われたキー操作等のユーザ操作に関する情報を、情報処理装置10に伝送してもよい。
なお、本実施形態に係る接続制御部251は、上述の処理に加えて、本発明の基本技術に係るメイン子機が備える接続制御部としての処理を更に実行することが可能である。
本実施形態に係るコンテンツ取得部253は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部221等により実現される。コンテンツ取得部253は、情報処理装置10から、以下で説明するような音源情報を取得する。音源情報は、親機の複数のチャンネルそれぞれで送信されているコンテンツの音源種別を表す音源種別情報と、外部接続機器である情報処理装置10が再生しているコンテンツの音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む。音源情報の受信に際して、コンテンツ取得部253は、後述する記憶部259に記録されている各種のデータベース等を利用してもよい。
上述の音源種別情報は、情報処理装置10が複数のチャンネルを介して送信しているコンテンツの種別を表した情報であり、それぞれのチャンネルで送信されているコンテンツ(オーディオ信号)は、情報処理装置10が有する各音源に対応している。この音源種別情報は、本発明の基本技術に係るチャンネルマッピングと同様のものである。コンテンツ取得部253は、この音源種別情報を参照することで、親機である情報処理装置10のモードの種別(すなわち、サラウンドモードかマルチソースモードかという種別)や、各チャンネルで送信されている音源の種別を知ることが可能である。
また、上述の外部接続機器再生音源情報は、コンテンツ再生装置20が接続している親機である情報処理装置10が再生しているコンテンツ(オーディオ信号)の種別を表した情報であって、親機である情報処理装置10が再生している音源が変わるごとに変化する情報である。コンテンツ再生装置20は、この外部接続機器再生音源情報を取得することで、情報処理装置10が再生している音源の種類を把握することが可能となる。
また、コンテンツ取得部253は、コンテンツ再生装置20に備えられた各種の操作キーやトグル等の入力装置によって再生するコンテンツ(音源)がユーザによって選択されると、音源種別情報に基づいて、対応するコンテンツを情報処理装置10から取得する。より具体的には、コンテンツ取得部253は、選択された音源に対応するコンテンツデータが送信されているチャンネルを、音源種別情報に含まれるCHマッピングに基づいて検索し、検索結果に応じて該当するコンテンツを情報処理装置10から取得する。コンテンツ取得部253は、受信したコンテンツデータを、コンテンツ再生制御部255へと伝送する。また、コンテンツ取得部253は、取得したコンテンツデータを、後述する記憶部259に記録してもよい。
本実施形態に係るコンテンツ再生制御部255は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、コンテンツ出力部223等により実現される。コンテンツ再生制御部255は、コンテンツ取得部253が情報処理装置10から取得したオーディオ信号を含むコンテンツの再生制御を行う。コンテンツ再生制御部255によって再生制御がなされたコンテンツは、コンテンツ出力部223を介して出力される。なお、コンテンツ再生制御部255は、コンテンツを再生する際に、ボリュームの調整やコンテンツの走行制御を行うことが可能である。また、コンテンツを再生する際に、コンテンツ再生部255は、後述する記憶部259に記録されている各種データベースを参照してもよい。
また、本実施形態に係るコンテンツ再生制御部255は、上述の処理に加えて、本発明の基本技術に係るメイン子機がオーディオ信号の再生の際に実行可能な処理を行うことが可能である。
本実施形態に係る表示制御部257は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等により実現される。表示制御部257は、接続制御部251、コンテンツ取得部253、コンテンツ再生制御部255等から伝送された要請に応じて、コンテンツ再生装置20が備える表示部215の表示制御を行う。すなわち、表示制御部257は、接続制御部251、コンテンツ取得部253、コンテンツ再生制御部255等から伝送された要請に応じて、表示部215に、ユーザに表示するための何らかの情報(メッセージ等)を表示させる。
表示制御部257によって表示部215に表示される情報の例としては、例えば、親機である情報処理装置10とのリンク状態や接続状態を表す情報や、情報処理装置10との接続確立を中止するか否かをユーザに確認するためのメッセージ等がある。また、表示部215に表示される他の情報の例としては、情報処理装置10から受信しているコンテンツの種別や再生状態に関する情報や、コンテンツ再生装置20が再生している放送局情報や曲情報等を挙げることができる。表示制御部257は、表示部215の表示制御を行う際に、後述する記憶部259に記録されている各種データベース等を参照してもよい。
記憶部259は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20が備えるストレージ装置である。本実施形態に係る記憶部259には、例えば、CHマッピング情報を構成するコンテンツの種別等が記録されているデータベースや、情報処理装置10に対して送信しうる各種送信情報や、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20が利用する各種プログラムや処理方法等が格納される。
さらに、記憶部259は、上記データベースやプログラム以外にも、コンテンツ再生装置20が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等を、適宜記憶することが可能である。この記憶部259は、接続制御部251、コンテンツ取得部253、コンテンツ再生制御部255、表示制御部257等のコンテンツ再生装置20を構成する各処理部が、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係るコンテンツ再生装置20の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係るコンテンツ再生装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
<コンテンツ再生装置の登録方法について>
続いて、図15を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するコンテンツ再生装置20の登録方法について、詳細に説明する。図15は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の登録方法を説明するための流れ図である。
まず、情報処理装置10の接続制御部153(より詳細には、外部装置登録部161)は、子機であるコンテンツ再生装置20から送信された自装置(情報処理装置10のこと。以下同様。)への接続要請を受信する(ステップS101)。外部装置登録部161は、記憶部159等に格納されている外部装置接続管理テーブルを参照して、全外部装置接続管理テーブルに登録されている子機の合計が、所定の上限値以上か否かを判断する(ステップS103)。
登録されている子機の合計が上限値以上であった場合には、外部装置登録部161は、要請のあった子機の登録先の外部装置接続管理テーブルにおいて、優先順位が最低位に設定されている子機の登録を削除する(ステップS105)。その後、外部装置登録部161は、ステップS103に戻って、登録台数の判断を繰り返す。
他方、登録されている子機の合計が上限値以上ではなかった場合には、外部装置登録部161は、要請のあった子機の登録先の外部装置接続管理テーブルの最上位に、要請のあった子機に関する登録情報を追加登録する(ステップS107)。
情報処理装置10の接続制御部153が備える外部装置登録部161は、かかる手順で接続要請のあったコンテンツ再生装置20を、自装置が管理する外部装置接続管理テーブルに登録し、コンテンツ再生装置20との間の接続を確立する。
<コンテンツ再生装置の接続管理方法について>
続いて、図16を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するコンテンツ再生装置の接続管理方法について、詳細に説明する。図16は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法を説明するための流れ図である。
情報処理装置10の外部装置状態確認部163は、外部装置接続管理テーブルに登録されている子機であるコンテンツ再生装置20に対して、動作状態の問い合わせを行う。その結果、問い合わせの時点で電源がオンとなっている子機から、子機の動作状態を表した情報である動作状態情報が送信される。外部装置状態確認部163は、子機から送信された動作状態情報を受信すると(ステップS201)、受信した動作状態情報を管理テーブル更新部165に伝送する。管理テーブル更新部165は、外部装置状態確認部163から動作状態情報が伝送される際に、同時に複数の情報を受信するか否かを判断する(ステップS203)。
同時に複数の情報を受信した場合には、管理テーブル更新部165は、動作状態情報と、優先順位判断基準とに基づいて、複数の動作状態情報に対応する子機の中から、一番優先すべき動作状態となっている子機を特定する(ステップS205)。その後、管理テーブル更新部165は、後述するステップS207を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から一番優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部165は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS207)。すなわち、管理テーブル更新部165は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプと動作状態を更新した上で、変更後の動作状態とタイムスタンプとに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部165は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS209)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部165は、ステップS205に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部165は、優先順位の変更処理を終了する。
ユーザが利用している子機には、頻繁に動作状態の変化が生じることとなる。そのため、上述のような手順で処理を行うことで、結果として、このような子機の優先順位は頻繁に更新されることとなる。これにより、本実施形態に係る情報処理装置は、ユーザの子機の利用状況に応じて、子機の接続管理を適切に行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置および接続管理方法について、詳細に説明する。
<情報処理装置の構成について>
本実施形態に係る情報処理装置10は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置10と同様に、コンテンツ再生制御部151と、接続制御部153と、コンテンツ送信部155と、表示制御部157と、記憶部159と、を主に備える。
ここで、本実施形態に係るコンテンツ再生制御部151、コンテンツ送信部155、表示制御部157および記憶部159は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部と同様の機能を有し、ほぼ同様の効果を奏する。従って、以下では、これらの処理部に関する詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る接続制御部153は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。接続制御部153は、情報処理装置10に接続を希望するコンテンツ再生装置20等の外部装置の接続制御を行う。すなわち、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続要求を受信すると、接続の可否を判断し、接続を確立してもよいと判断した場合には、外部装置との接続を確立する。また、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続解除要求を受信すると、そのコンテンツ再生装置20との接続を解消する。また、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置に入力されたユーザ操作に関する情報に基づいて、情報処理装置10に接続可能な外部装置の接続管理を行う。
本実施形態に係る接続制御部153は、例えば図17に示したように、外部装置登録部161と、外部装置状態確認部171と、管理テーブル更新部173と、を更に備える。
ここで、本実施形態に係る外部装置登録部161は、本発明の第1の実施形態に係る外部装置登録部161と同様の機能を有し、ほぼ同様の効果を奏するため、以下では詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る外部装置状態確認部171は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。外部装置状態確認部171は、記憶部159等に格納されている外部装置接続管理テーブルを参照して、外部装置接続管理テーブルに登録されているコンテンツ再生装置20の動作状態を確認し、コンテンツ再生装置20から動作状態情報を取得する。
外部装置状態確認部171は、得られた動作状態情報を、後述する管理テーブル更新部173に伝送する。また、外部装置状態確認部171がコンテンツ再生装置20に動作状態の問い合わせを行ったにも関わらず、コンテンツ再生装置20から動作状態情報が返信されなかった場合も生じうる。このような場合には、外部装置状態確認部171は、コンテンツ再生装置20が何らかの理由により電源がオフになったか、コンテンツ再生装置20に故障が発生したと判断し、その旨を外部装置登録部161に伝送する。その結果、外部装置登録部161は、応答の無かったコンテンツ再生装置20の接続を解消する。
また、本実施形態に係る外部装置状態確認部171は、自装置に接続中のコンテンツ再生装置20から、当該コンテンツ再生装置20に行われたキー操作等のユーザ操作に関する情報が伝送された場合、伝送されたユーザ操作に関する情報を取得する。外部装置状態確認部171は、取得したユーザによる機器操作に関する情報(以下、ユーザ操作情報と称する。)を、管理テーブル更新部173に伝送する。
本実施形態に係る管理テーブル更新部173は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等により実現される。管理テーブル更新部173は、情報処理装置10に接続しているコンテンツ再生装置20の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に行われたユーザ操作に応じて、外部装置接続管理テーブルに記録されているコンテンツ再生装置20の優先順位を変更する更新処理を実施する。
より詳細には、管理テーブル更新部173は、外部装置状態確認部171から伝送されたユーザ操作情報を参照して、外部装置接続管理テーブルに登録されている各コンテンツ再生装置20のうち、どの装置にキー操作等のユーザ操作が行われたかを判断する。ユーザ操作が行われたコンテンツ再生装置20が判明すると、管理テーブル更新部173は、該当するコンテンツ再生装置20の登録情報におけるタイムスタンプを、動作状態の変化を確認した時刻に更新する。その後、管理テーブル更新部173は、変更後のタイムスタンプに応じて、更新後の登録情報の優先順位を再設定する。従って、おなじ「再生中」という動作状態を有している子機の間でも、入力キーによる操作がなされた子機の優先順位は、より高位(例えば、最高位)に位置することとなる。
親機である情報処理装置10が、複数の子機から伝送されたユーザ操作情報を同時には受け付けないという仕様である場合には、上述のようなタイムスタンプの更新処理を行うことで、後から操作された子機は常に優先順位の高位に位置づけられる。
また、親機である情報処理装置10が、複数の子機から伝送されたユーザ操作情報を同時に受け付けるという仕様である場合には、後述するように、コンテンツ再生装置20が有するキーの間で強弱関係を予め設定しておき、優先順位を決定してもよい。
すなわち、情報処理装置10は、コンテンツ再生装置20に行われたユーザ操作(特に、どのキーが操作されたか)について、コンテンツ再生装置20が有するキーの間で強弱関係を予め設定しておき、更新後の優先順位を決める優先順位判断基準として利用する。具体的には、「再生」、「停止」、「一時停止」、「早送り(早戻し)」、「曲送り(曲戻し)」等といった各種の操作系のキーの間で強弱関係を定義しておき、これらの強弱関係を優先順位判断基準として利用する。
これら操作キーの間の強弱関係は、自由に設定することが可能である。例えば、“「再生」キーによる操作は「停止」キーによる操作よりも高位とする”、“「曲送り」キーによる操作があった子機は、動作状態が「再生」である子機よりも高位とする”、というような強弱関係を設定可能である。
また、本実施形態に係る情報処理装置10は、コンテンツ再生装置20が有している操作系のキーを、タイムスタンプの更新に利用するキーと、タイムスタンプの更新に利用しないキーとに区分した優先順位判断基準を有していてもよい。また、あるキー操作に対する判断基準として、コンテンツ再生装置20の動作状態に応じて、タイムスタンプの更新に利用するか否かを判断するような基準を設けても良い。例えば、あるキーについて、コンテンツ再生装置20の動作状態が「再生」である場合にはタイムスタンプの更新に利用し、動作状態が「停止」である場合にはタイムスタンプの更新に利用しない、といった判断基準を設定してもよい。このように、あるキーに対する優先順位判断基準について、登録情報に記載されている動作状態と組み合わせることで、複雑な判断基準を設定することができる。
管理テーブル更新部173は、ユーザ操作情報が伝送された登録情報のタイムスタンプを更新し、上述のような優先順位判断基準に基づいて、優先順位の変更を行う。その結果、同じ動作状態にある登録情報の中でもユーザ操作のなされたコンテンツ再生装置20は、変更後の登録情報が最も高い優先順位を有することとなる。
なお、タイムスタンプの更新に利用される時刻として、動作状態の変化を確認した時刻のかわりに、動作状態情報が生成された時刻、または、動作状態情報を受信した時刻を用いてもよい。
以下では、図18および図19を参照しながら、外部装置接続管理テーブルの更新処理を具体的に説明する。図18および図19は、外部装置接続管理テーブルの更新処理を説明するための説明図である。
例えば図18に示したように、親機である情報処理装置10に、ID=1〜ID=3が付与された3台のコンテンツ再生装置20A〜20Cが接続されており、各コンテンツ再生装置20は、コンテンツを再生中であるとする。また、以下の説明では、IDの番号が大きいものほど、情報処理装置10に接続してから時間が経過していないものとする。
ここで、3台の中では情報処理装置10への接続時刻が最も古いコンテンツ再生装置20Aに対して、ユーザがコンテンツ再生装置20Aのキー入力部の操作を行ったものとする。この場合、コンテンツ再生装置20Aの接続制御部251は、図18下段に示したように、ユーザが操作したキーに関する情報(すなわち、ユーザ操作情報)を、情報処理装置10に通知する。
図18上段に示した場合では、図19上段に示したような登録情報が外部装置接続管理テーブルに登録されている。ここで、コンテンツ再生装置20Aから、当該コンテンツ再生装置20Aに行われたユーザ操作(キー操作)に関するユーザ操作情報が伝送されると、コンテンツ再生装置20A(ID=1)に対応する登録情報のタイムスタンプが更新される。その後、更新後の登録情報の優先順位がタイムスタンプに応じて変更され、結果的に図19下段に示したように、コンテンツ再生装置20Aの登録情報の優先順位は、最高位に位置づけられることとなる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
<コンテンツ再生装置の構成について>
本実施形態に係るコンテンツ再生装置は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ再生装置と同様の構成を有し、ほぼ同様の効果を奏するため、詳細な説明は省略する。
<ハードウェア構成について>
本実施形態に係る情報処理装置10およびコンテンツ再生装置20は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置10およびコンテンツ再生装置20のハードウェア構成と同様の構成を有し、ほぼ同様の効果を奏するため、詳細な説明は省略する。
<コンテンツ再生装置の登録方法について>
本実施形態に係る情報処理装置10で実施されるコンテンツ再生装置20の登録方法は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ再生装置20の登録方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<コンテンツ再生装置の接続管理方法について>
続いて、図20を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するコンテンツ再生装置20の接続管理方法について、詳細に説明する。図20は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法を説明するための流れ図である。
情報処理装置10の外部装置状態確認部171は、外部装置接続管理テーブルに登録されている子機であるコンテンツ再生装置20から送信されたユーザによる機器操作に関する情報(ユーザ操作情報)を受信すると(ステップS301)、受信したユーザ操作情報を管理テーブル更新部173に伝送する。管理テーブル更新部173は、外部装置状態確認部171からユーザ操作情報が伝送される際に、同時に複数の情報を受信するか否かを判断する(ステップS303)。
同時に複数の情報を受信した場合には、管理テーブル更新部173は、ユーザ操作情報を取得した順序と、優先順位判断基準とに基づいて、複数のユーザ操作情報に対応する子機の中から、一番優先すべき操作がなされた子機を特定する(ステップS305)。具体的には、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付けない仕様である場合には、管理テーブル更新部173は、最初に取得したユーザ操作情報に対応する子機を、一番優先すべき操作がなされた子機として特定する。また、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付ける仕様である場合には、管理テーブル更新部173は、ユーザ操作情報の取得順序と優先順位判断基準とに基づいて、一番優先すべき操作がなされた子機を特定する。その後、管理テーブル更新部173は、後述するステップS307を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から一番優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部173は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS307)。すなわち、管理テーブル更新部173は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプを更新した上で、変更後のタイムスタンプに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部173は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS309)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部173は、ステップS305に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部173は、優先順位の変更処理を終了する。
ユーザが利用している子機では、ユーザによって子機の操作系入力キーが頻繁に操作されることとなって、子機からユーザ操作情報が頻繁に親機へと伝送されることとなり、結果として、このような子機の優先順位は頻繁に更新されることとなる。これにより、本実施形態に係る情報処理装置は、ユーザの子機の利用状況に応じて、子機の接続管理を適切に行うことが可能となる。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置および接続管理方法について、詳細に説明する。
<情報処理装置の構成について>
本実施形態に係る情報処理装置10は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置10と同様に、コンテンツ再生制御部151と、接続制御部153と、コンテンツ送信部155と、表示制御部157と、記憶部159と、を主に備える。
ここで、本実施形態に係るコンテンツ再生制御部151、コンテンツ送信部155、表示制御部157および記憶部159は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部と同様の機能を有し、同様の効果を奏する。従って、以下では、これらの処理部に関する詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る接続制御部153は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。接続制御部153は、情報処理装置10に接続を希望するコンテンツ再生装置20等の外部装置の接続制御を行う。すなわち、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続要求を受信すると、接続の可否を判断し、接続を確立してもよいと判断した場合には、外部装置との接続を確立する。また、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置から送信された接続解除要求を受信すると、そのコンテンツ再生装置20との接続を解消する。また、接続制御部153は、コンテンツ再生装置20等の外部装置に入力されたユーザ操作に関する情報に基づいて、情報処理装置10に接続可能な外部装置の接続管理を行う。
本実施形態に係る接続制御部153は、例えば図21に示したように、外部装置登録部161と、外部装置状態確認部181と、管理テーブル更新部183と、を更に備える。
ここで、本実施形態に係る外部装置登録部161は、本発明の第1の実施形態に係る外部装置登録部161と同様の機能を有し、ほぼ同様の効果を奏するため、以下では詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る外部装置状態確認部181は、例えば、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、外部機器通信部121等により実現される。外部装置状態確認部181は、記憶部159等に格納されている外部装置接続管理テーブルを参照して、外部装置接続管理テーブルに登録されているコンテンツ再生装置20の動作状態を確認し、コンテンツ再生装置20から動作状態情報を取得する。
外部装置状態確認部181は、得られた動作状態情報を、後述する管理テーブル更新部183に伝送する。また、外部装置状態確認部181がコンテンツ再生装置20に動作状態の問い合わせを行ったにも関わらず、コンテンツ再生装置20から動作状態情報が返信されなかった場合も生じうる。このような場合には、外部装置状態確認部181は、コンテンツ再生装置20が何らかの理由により電源がオフになったか、コンテンツ再生装置20に故障が発生したと判断し、その旨を外部装置登録部161に伝送する。その結果、外部装置登録部161は、応答の無かったコンテンツ再生装置20の接続を解消する。
また、本実施形態に係る外部装置状態確認部181は、自装置に接続中のコンテンツ再生装置20から、当該コンテンツ再生装置20に行われたキー操作等のユーザ操作に関する情報が伝送された場合、伝送されたユーザ操作に関する情報を取得する。外部装置状態確認部181は、取得したユーザによる機器操作に関する情報(以下、ユーザ操作情報と称する。)を、管理テーブル更新部183に伝送する。
本実施形態に係る管理テーブル更新部183は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等により実現される。管理テーブル更新部183は、情報処理装置10に接続中のコンテンツ再生装置20の接続時刻、当該装置に行われたユーザ操作および当該装置の動作状態の変化に応じて、外部装置接続管理テーブルに記録されているコンテンツ再生装置20の優先順位を変更する。より詳細には、管理テーブル更新部183は、外部装置状態確認部181から伝送された動作状態情報およびユーザ操作情報に基づいて、外部装置接続管理テーブルに登録されている登録情報を更新するとともに、更新後の登録情報に基づいて優先順位の変更処理を行う。
ここで、管理テーブル更新部183は、登録情報の優先順位の変更を行うにあたり、優先順位変更のトリガとなるユーザ操作情報、動作状態情報およびタイムスタンプ間で、「ユーザ操作情報>動作状態情報>タイムスタンプ」という強弱関係に基づき判断を行う。すなわち、優先順位変更のトリガとなる3つの要素のうち、ユーザ操作情報を最も優先的に利用して優先順位の変更を行い、続いて、動作状態情報、タイムスタンプを利用しながら優先順位の変更を行う。これにより、同じタイムスタンプを有する複数の登録情報が存在した場合には、管理テーブル更新部183は、動作状態情報の違いを利用して複数の登録情報の優先順位を判断することとなる。また、同じ動作状態情報が伝送された登録情報が複数存在した場合には、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報の有無に基づいて登録情報の優先順位を判断する。
ここで、動作状態情報およびタイムスタンプを利用した外部装置接続管理テーブルの更新処理については、本発明の第1の実施形態に係る管理テーブル更新部165の機能の説明において示した処理方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、ユーザ操作情報およびタイムスタンプを利用した外部装置接続管理テーブルの更新処理については、本発明の第2の実施形態に係る管理テーブル更新部173の機能の説明において示した処理方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態に係る管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報、動作状態情報およびタイムスタンプを利用して外部装置接続管理テーブルの更新処理を実施する。本実施形態に係る管理テーブル更新部183では、外部装置接続管理テーブルの更新処理で利用される優先順位判断基準として、キー操作等のユーザ操作および装置の動作状態の様々な組み合わせを考慮することによって、優先順位の更新を行う状況を多数設定することができる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
<コンテンツ再生装置の構成について>
本実施形態に係るコンテンツ再生装置は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ再生装置と同様の構成を有し、ほぼ同様の効果を奏するため、詳細な説明は省略する。
<ハードウェア構成について>
本実施形態に係る情報処理装置10およびコンテンツ再生装置20は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置10およびコンテンツ再生装置20のハードウェア構成と同様の構成を有し、ほぼ同様の効果を奏するため、詳細な説明は省略する。
<コンテンツ再生装置の登録方法について>
本実施形態に係る情報処理装置10で実施されるコンテンツ再生装置20の登録方法は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ再生装置20の登録方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<コンテンツ再生装置の接続管理方法について>
続いて、図22A〜図22Eを参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するコンテンツ再生装置20の接続管理方法について、詳細に説明する。図22A〜図22Eは、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の接続管理方法を説明するための流れ図である。
情報処理装置10の外部装置状態確認部181は、外部装置接続管理テーブルに登録されている子機であるコンテンツ再生装置20に対して、動作状態の問い合わせを行う。その結果、問い合わせの時点で電源がオンとなっている子機から、子機の動作状態を表した情報である動作状態情報が送信される。また、子機に対してユーザによりキー操作等の操作が行われると、ユーザ操作が行われた子機は、情報処理装置10に対して、装置に行われたユーザ操作に関する情報であるユーザ操作情報を送信する。これら動作状態情報およびユーザ操作情報は、優先順位変更のトリガとなる情報(以下、トリガ情報と称する。)として利用される。外部装置状態確認部181は、子機から送信されたトリガ情報を受信すると(ステップS401)、受信したトリガ情報を、管理テーブル更新部183に伝送する。管理テーブル更新部183は、外部装置状態確認部181からトリガ情報が伝送されると、受信したトリガ情報の種類を判断する(ステップS403)。
トリガ情報が動作状態情報のみを含む場合には、管理テーブル更新部183は、後述するステップS411〜ステップS417を実行する。また、トリガ情報がユーザ操作情報のみを含む場合には、管理テーブル更新部183は、後述するステップS421〜ステップS427を実行する。また、トリガ情報が動作状態情報およびユーザ操作情報を含む場合には、管理テーブル更新部183は、後述するステップS431〜ステップS449を実行する。
[動作状態情報のみを含む場合]
まず、トリガ情報が動作状態情報のみを含む場合の流れについて、図22Bを参照しながら、詳細に説明する。
管理テーブル更新部183は、外部装置状態確認部181からトリガ情報(動作状態情報)が伝送される際に、同時に複数の情報を受信するか否かを判断する(ステップS411)。
同時に複数の情報を受信した場合、管理テーブル更新部183は、トリガ情報に含まれる動作状態情報と、優先順位判断基準とに基づいて、複数の動作状態情報に対応する子機の中から、一番優先すべき動作状態となっている子機を特定する(ステップS413)。その後、管理テーブル更新部183は、後述するステップS415を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から一番優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS417)。すなわち、管理テーブル更新部183は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプと動作状態を更新した上で、変更後の動作状態とタイムスタンプとに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS417)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部183は、ステップS413に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更処理を終了する。
[ユーザ操作情報のみを含む場合]
次に、トリガ情報がユーザ操作情報のみを含む場合の流れについて、図22Cを参照しながら、詳細に説明する。
管理テーブル更新部183は、外部装置状態確認部181からトリガ情報(ユーザ操作情報)が伝送される際に、同時に複数の情報を受信するか否かを判断する(ステップS421)。
同時に複数の情報を受信した場合には、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報を取得した順序と、優先順位判断基準とに基づいて、複数のユーザ操作情報に対応する子機の中から、一番優先すべき操作がなされた子機を特定する(ステップS423)。具体的には、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付けない仕様である場合には、管理テーブル更新部183は、最初に取得したユーザ操作情報に対応する子機を、一番優先すべき操作がなされた子機として特定する。また、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付ける仕様である場合には、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報の取得順序と優先順位判断基準とに基づいて、一番優先すべき操作がなされた子機を特定する。その後、管理テーブル更新部183は、後述するステップS425を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から一番優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS425)。すなわち、管理テーブル更新部183は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプを更新した上で、変更後のタイムスタンプに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS427)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部183は、ステップS423に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更処理を終了する。
[動作状態情報およびユーザ操作情報の両方を含む場合]
次に、トリガ情報が動作状態情報およびユーザ操作情報の両方を含む場合の流れについて、図22Dを参照しながら詳細に説明する。
管理テーブル更新部183は、外部装置状態確認部181からトリガ情報が伝送されると、トリガ情報に含まれるユーザ操作情報を参照し(ステップS431)、同時に複数のユーザ操作情報を受信したか否かを判断する(ステップS433)。
同時に複数のユーザ操作情報を受信した場合、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報を取得した順序と、優先順位判断基準とに基づいて、複数のユーザ操作情報に対応する子機の中から、優先すべき操作がなされた子機を特定する(ステップS435)。具体的には、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付けない仕様である場合には、管理テーブル更新部183は、最初に取得したユーザ操作情報に対応する子機を、優先すべき操作がなされた子機として特定する。また、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付ける仕様である場合には、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報の取得順序と優先順位判断基準とに基づいて、優先すべき操作がなされた子機を特定する。その後、管理テーブル更新部183は、後述するステップS437を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS437)。すなわち、管理テーブル更新部183は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプを更新した上で、変更後のタイムスタンプに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS439)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部183は、ステップS435に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部183は、トリガ情報に含まれる動作状態情報を参照し(ステップS441)、同時に複数の動作状態情報を受信したか否かを判断する(ステップS443)。
同時に複数の動作状態情報を受信した場合、管理テーブル更新部183は、動作状態情報と、優先順位判断基準とに基づいて、複数の動作状態情報に対応する子機の中から、優先すべき動作状態となっている子機を特定する(ステップS445)。ここで、ユーザ操作情報に基づいた優先順位の変更処理を行った登録情報に関して、ユーザ操作情報よりもタイムスタンプが前の動作状態情報が存在した場合には、管理テーブル更新部183は、動作状態情報に関する優先順位の変更を行わなくともよい。なぜなら、ユーザ操作情報と動作状態情報との強弱関係(どちらを優先するかの関係)において、ユーザ操作状態の方が動作状態情報よりも優先されるからである。その後、管理テーブル更新部183は、後述するステップS447を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS447)。すなわち、管理テーブル更新部183は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプと動作状態を更新した上で、変更後の動作状態とタイムスタンプとに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS449)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部183は、ステップS445に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更処理を終了する。
本実施形態に係る接続管理方法では、上述のように、トリガ情報として動作状態情報およびユーザ操作情報の双方が含まれている場合には、動作状態情報に基づく優先順位の変更処理に先立ち、ユーザ操作情報に基づく優先順位の変更処理を行う。ユーザ操作情報は、動作状態情報よりも優先して取り扱われる情報であるため、かかる順番で優先順位の変更処理を行うことで、処理の高速化を図ることができる。
[動作状態情報およびユーザ操作情報の両方を含む場合−変形例]
なお、トリガ情報が動作状態情報およびユーザ操作情報の両方を含む場合については、図22Dに示した流れではなく、以下のような処理を行うことも可能である。以下、トリガ情報が動作状態情報およびユーザ操作情報の両方を含む場合の流れの変形例を、図22Eを参照しながら詳細に説明する。
管理テーブル更新部183は、外部装置状態確認部181からトリガ情報が伝送されると、トリガ情報に含まれる動作状態情報を参照し(ステップS451)、同時に複数の動作状態情報を受信したか否かを判断する(ステップS453)。
同時に複数の動作状態情報を受信した場合、管理テーブル更新部183は、動作状態情報と、優先順位判断基準とに基づいて、複数の動作状態情報に対応する子機の中から、優先すべき動作状態となっている子機を特定する(ステップS455)。その後、管理テーブル更新部183は、後述するステップS457を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS457)。すなわち、管理テーブル更新部183は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプと動作状態を更新した上で、変更後の動作状態とタイムスタンプとに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS459)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部183は、ステップS455に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部183は、トリガ情報に含まれるユーザ操作情報を参照し(ステップS461)、同時に複数のユーザ操作情報を受信したか否かを判断する(ステップS463)。
同時に複数のユーザ操作情報を受信した場合、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報を取得した順序と、優先順位判断基準とに基づいて、複数のユーザ操作情報に対応する子機の中から、優先すべき操作がなされた子機を特定する(ステップS465)。具体的には、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付けない仕様である場合には、管理テーブル更新部183は、最初に取得したユーザ操作情報に対応する子機を、優先すべき操作がなされた子機として特定する。また、親機が複数のユーザ操作情報を同時に受け付ける仕様である場合には、管理テーブル更新部183は、ユーザ操作情報の取得順序と優先順位判断基準とに基づいて、優先すべき操作がなされた子機を特定する。ここで、管理テーブル更新部183は、先に動作状態情報に基づく優先順位の変更処理を行った登録情報に関しても、ユーザ操作情報に基づく優先順位の変更処理を実施する。なぜなら、ユーザ操作情報と動作状態情報との強弱関係(どちらを優先するかの関係)において、ユーザ操作状態の方が動作状態情報よりも優先されるからである。その後、管理テーブル更新部183は、後述するステップS467を実施する。
また、同時に複数の情報を受信しなかった場合、または、複数の子機の中から優先すべき子機が特定された場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位判断基準に従い、登録されている子機の優先順位を先に説明したように変更する(ステップS467)。すなわち、管理テーブル更新部183は、該当する子機の登録情報のタイムスタンプを更新した上で、変更後のタイムスタンプに基づいて、優先順位を適切な順位へと変更する。
続いて、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更をすべきか否かの判断を行っていない子機が存在するか否かを判断する(ステップS469)。判断を行っていない子機が存在する場合には、管理テーブル更新部183は、ステップS465に戻って処理を繰り返す。また、判断を行っていない子機が存在しない場合には、管理テーブル更新部183は、優先順位の変更処理を終了する。
本実施形態に係る接続管理方法では、上述のように、トリガ情報として動作状態情報およびユーザ操作情報の双方が含まれている場合には、ユーザ操作情報に基づく優先順位の変更処理に先立ち、動作状態情報に基づく優先順位の変更処理を行う。子機であるコンテンツ再生装置20が、親機である情報処理装置10よりも後に発売されたものである場合など、情報処理装置10が有する優先順位判断基準に存在していないキー等に関する操作が子機に対して行われる場合も生じうる。そのため、動作状態情報に基づく優先順位の変更処理を先に行うことで、優先順位判断基準に存在しないキー等に基づくユーザ操作情報が伝送された場合であっても、適切な優先順位の変更処理を行うことが可能となる。その結果、本実施形態に係る情報処理装置10は、安定したコンテンツ再生装置20の接続管理を行うことが可能となる。
ユーザが利用している子機では、ユーザによって子機の操作系入力キーが頻繁に操作され、頻繁に動作状態の変化が生じる。その結果、このような子機からは、ユーザ操作情報が頻繁に親機へと伝送されることとなり、結果として、このような子機の優先順位は頻繁に更新されることとなる。これにより、本実施形態に係る情報処理装置は、ユーザの子機の利用状況に応じて、子機の接続管理を適切に行うことが可能となる。
(まとめ)
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る情報処理装置および接続管理方法では、時間を基準とした子機の接続管理に加え、子機に生じた動作状態の変化や、子機に行われたキー操作等のユーザ操作に基づく子機の接続管理を行う。動作状態に変化が生じた子機や、ユーザ操作が行われた子機の登録情報に記載されたタイムスタンプは、このような変化や操作が行われるごとに更新され、該当する子機の優先順位も変更となる。その結果、本来接続が必要な子機を親機が不用意に接続解除してしまうという点を解決することができる。その結果、本発明の各実施形態に係る情報処理装置および接続管理方法では、ユーザの利用状況に応じて適切な装置の接続管理を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 情報処理装置
20 コンテンツ再生装置
151 コンテンツ再生制御部
153 接続制御部
155 コンテンツ送信部
157 表示制御部
159 記憶部
161 外部装置登録部
163,171,181 外部装置状態確認部
165,173,183 管理テーブル更新部
251 接続制御部
253 コンテンツ取得部
255 コンテンツ再生制御部
257 表示制御部
259 記憶部

Claims (15)

  1. 無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置との接続を制御する接続制御部と、
    前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信部と、
    前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録される外部装置接続管理テーブルが格納される記憶部と、
    を備え、
    前記外部装置接続管理テーブルは、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されており、
    前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および動作状態の変化に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新部を有する、情報処理装置。
  2. 無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置との接続を制御する接続制御部と、
    前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信部と、
    前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録される外部装置接続管理テーブルが格納される記憶部と、
    を備え、
    前記外部装置接続管理テーブルは、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されており、
    前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新部を有する、情報処理装置。
  3. 前記管理テーブル更新部は、更に、前記コンテンツ再生装置の動作状態の変化に応じて、前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記管理テーブル更新部は、前記外部装置接続管理テーブルに記録されているコンテンツ再生装置の動作状態が変化した場合、前記接続時刻を当該動作状態が変化した時刻に更新し、当該動作状態が変化した前記コンテンツ再生装置の優先順位を、変化後の動作状態に応じて再設定する、請求項1または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記管理テーブル更新部は、前記コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に関する情報を当該コンテンツ再生装置から取得した場合、前記接続時刻を前記ユーザ操作の時刻に更新し、前記ユーザ操作が行われた前記コンテンツ再生装置の優先順位を最も高い状態に再設定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶部には、ユーザによるコンテンツの再生制御操作が行われるコンテンツ再生装置用の外部装置接続管理テーブルと、ユーザによるコンテンツの再生制御操作が行われないコンテンツ再生装置用の外部装置接続管理テーブルと、が格納されており、
    前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の種別に応じて、当該コンテンツ再生装置を登録する前記外部装置接続管理テーブルを選択する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  7. 前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置から接続要請を取得すると、当該接続要請のあった前記コンテンツ再生装置に対して、当該コンテンツ再生装置を識別するための識別情報を付与し、前記接続要請のあったコンテンツ再生装置を、優先順位を最も高い状態に設定して前記外部装置接続管理テーブルに登録する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  8. 前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の個数が、予め設定されている最大接続数を越える場合、前記コンテンツ再生装置の個数が前記最大接続数に一致するまで、当該外部装置接続管理テーブルにおける優先順位が最も低いものから順に、接続中の前記コンテンツ再生装置の接続を解除する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の個数が、予め設定されている最大接続数を越える場合、前記外部装置接続管理テーブルに新たに登録される前記コンテンツ再生装置に対して、前記コンテンツ再生装置の個数が最大接続数を越えた旨を通知する、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記接続制御部は、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の電源がオフとなった場合、または、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置から接続解除要請が伝送された場合に、当該コンテンツ再生装置に関する記録を前記外部装置接続管理テーブルから削除する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  11. 外部に設けられ無線通信を介してコンテンツデータを伝送する情報処理装置への接続を制御する接続制御部と、
    前記情報処理装置から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツ取得部が取得した前記コンテンツデータの再生制御を行うコンテンツ再生制御部と、
    を備え、
    前記接続制御部は、動作状態の変化、または、行われたユーザ操作が生じると、前記動作状態の変化に対応する情報、または、前記ユーザ操作に関する情報を前記情報処理装置へと送信する、コンテンツ再生装置。
  12. 前記接続制御部は、前記情報処理装置から、当該情報処理装置に接続中のコンテンツ再生装置の個数が前記情報処理装置に設定されている最大接続数を超えた旨が通知された場合、前記情報処理装置への接続を実行しない、請求項11に記載のコンテンツ再生装置。
  13. 無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置から伝送された接続要請を受信して、前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録されており、前記接続時刻に応じて接続している前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されている外部装置接続管理テーブルに、前記接続要請を送信した前記コンテンツ再生装置を登録するステップと、
    前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更するステップと、
    を含む、接続管理方法。
  14. コンピュータに、
    無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置の接続を制御する接続制御機能と、
    前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信機能と、
    前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録され、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与される外部装置接続管理テーブルを記憶する記憶機能と、
    前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. 無線通信を介して取得したコンテンツデータを再生する一または複数のコンテンツ再生装置との接続を制御する接続制御部と、
    前記コンテンツ再生装置に対して、前記無線通信を介してコンテンツデータを送信するコンテンツ送信部と、
    前記コンテンツ再生装置の動作状態と当該コンテンツ再生装置の接続時刻とが互いに関連付けられて記録される外部装置接続管理テーブルが格納される記憶部と、
    を有し、
    前記外部装置接続管理テーブルは、前記接続時刻に応じて、前記一または複数のコンテンツ再生装置間で優先順位が付与されており、
    前記接続制御部は、前記コンテンツ再生装置の接続時刻および当該コンテンツ再生装置に対するユーザ操作に応じて、前記外部装置接続管理テーブルに記録されている前記コンテンツ再生装置の優先順位を変更する管理テーブル更新部を有する情報処理装置と;
    前記情報処理装置への接続を制御する接続制御部と、
    前記情報処理装置から前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツ取得部が取得した前記コンテンツデータの再生制御を行うコンテンツ再生制御部と、
    を有し、
    前記接続制御部は、動作状態の変化、または、行われたユーザ操作が生じると、前記動作状態の変化に対応する情報、または、前記ユーザ操作に関する情報を前記情報処理装置へと送信するコンテンツ再生装置と;
    を含む、情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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