JP4368210B2 - 送受信システム、送信装置およびスピーカ搭載機器 - Google Patents

送受信システム、送信装置およびスピーカ搭載機器 Download PDF

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Description

この発明は、音声信号を送受する送受信システム、この送受信システムで用いられる送信装置およびスピーカ搭載機器に関する。
2チャンネル以上の音声チャンネルを備え、臨場感のある再生音場の形成が可能なAV(Audio/Visual)システムが用いられるようになってきている。例えば、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤーを用いたホームシアターシステムなどにおいては、音声チャンネルとして、5.1チャンネル、6.1チャンネルなどというような、音声チャンネルが、いわゆるマルチチャンネルシステム(マルチチャンネルの音声処理システム)となっているものが提供されている。
なお、5.1チャンネルのシステムは、ユーザーの前方に設ける左(L)スピーカ、右(R)スピーカ、センター(C)スピーカ、ユーザーの後方に設けるサラウンド左(SL)スピーカ、サラウンド右(SR)スピーカ、さらにスーパーウーファーのそれぞれに対応する6音声チャンネルのシステムであり、6.1チャンネルのシステムは、5.1チャンネルにサラウンドセンター(SC)スピーカ用の音声チャンネルを加えた7音声チャンネルのシステムである。ここで、5.1チャンネル、6.1チャンネルの「0.1」は、スーパーウーファー用のチャンネルを示すものである。
そして、上述のようなマルチチャンネルシステムにおいては、再生装置あるいはアンプ装置と、各チャンネルに対応するスピーカとを有線により接続するようにすると、ケーブルの配線や接続に手間がかかったり、複数のケーブルが配線されることにより、ケーブルが邪魔になったりするなどのことがある。
このため、例えば、赤外線やFM(Frequency Modulation)信号を用いて、音源からの音声信号をスピーカに伝送する種々のコードレスシステムが提案されている。この種のコードレスシステムにおいて、選択的に特定のスピーカのみから音声を再生する必要が生じた場合には、必要な数だけ搬送周波数を分けて、それぞれの搬送周波数について特定の送信側と受信側とを対応させ、別々に音量等の制御を行うことができるようにしたものが提供されている。
また、後に記す特許文献1には、赤外線を用いたコードレスシステムであって、複数の搬送周波数を用いることなく、赤外線の放射方向や放射範囲を制御することによって、特定のスピーカにだけ音声信号を送信する技術が開示されている。この特許文献1の技術を用いた場合には、搬送周波数を複数用いるようにした場合に比べて送信側機器の回路構成を簡単にすることができ、コストアップを抑制することができる。
このように、マルチチャンネルシステムをコードレスシステムとすることで、ケーブルの配線や接続に手間がかかったり、ケーブルが邪魔になったりするなどの不都合が解消でき、手軽に、臨場感のある再生音場を形成することができるようにされている。
なお、上述した特許文献1は、以下の通りである。
特開平06−120903号公報
しかしながら、マルチチャンネルシステムにおいて、マルチチャンネル再生をしない場合、例えば、5.1チャンネルのマルチチャンネルシステムにおいて、左右2チャンネルの音声しか再生しないような場合には、スーパーウーファーを含む4チャンネル分のスピーカは使用されず無駄なものとなってしまう。
このような場合、再生に用いられていないスピーカを他の音声再生システムで用いるようにすることも考えられるが、空きスピーカを他の音声システムで用いるには、音声信号を送出する機器とスピーカとを、その都度、接続する作業が必要になり、ユーザーの手を煩わせることになる。
このように、マルチチャンネルシステム専用の複数のスピーカを設置するようにしても、それら複数のスピーカの全てを有効活用できない場合が考えられ、有効活用しようとすれば、ユーザーの手を煩わせることになる場合がある。また、比較的に小さな部屋で、例えモノラル音声や2チャンネルステレオ音声を再生して聴取するような場合であっても、できればより臨場感のある再生音場を、できるだけ簡単にかつコストをかけずに実現するようにしたいとする要求がある。
以上のことにかんがみ、この発明は上記問題点を解消し、臨場感のある再生音場を、簡単に、かつ、コストをかけることなく、実現できるようにするシステムおよび装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の送受信システムは、
音声信号を送信する送信装置と、音声信号を含む放送信号あるいは通信信号を受信して再生し、これに応じた音声を自機が備えるスピーカから放音する音声再生機能を備え、本来他の機器から独立してそれ自体で用いられる1つ以上のスピーカ搭載機器とからなる送受信システムであって、
前記送信装置は、
1つ以上の前記スピーカ搭載機器のスピーカに関する情報として、スピーカの周波数特性、最大音量レベル、音声信号を受信してから出力するまでにかかる時間、スピーカ数の1つ以上を含む情報および所定の入力手段を通じてユーザーによって設定入力された情報であって、前記スピーカ搭載機器の配置位置と処理対象の音声信号のチャンネル数とに応じて決められるチャンネル割り当て情報を、前記スピーカ搭載機器毎に保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されている情報に基づいて、処理対象の音声信号から1つ以上の前記スピーカ搭載機器のそれぞれに送信すべき送信用音声信号を形成する形成手段と、
前記形成手段により形成された1つ以上の前記スピーカ搭載機器のそれぞれに対する送信用音声信号を送信する送信手段と
を備え、
前記スピーカ搭載機器は、
前記送信装置から送信される自機宛ての送信用音声信号を受信する受信手段と、
受信した自機宛ての前記送信用音声信号から自機のスピーカに供給する音声信号を生成する生成手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の送受信システムによれば、送信装置においては、形成手段により、保持手段に保持されている1つ以上のスピーカ搭載機器のそれぞれのスピーカに関する情報(スピーカの周波数特性、最大音量レベル、音声信号を受信してから出力するまでにかかる時間、スピーカ数の1つ以上を含む情報および所定の入力手段を通じてユーザーによって設定入力された情報であって、前記スピーカ搭載機器の配置位置と処理対象の音声信号のチャンネル数とに応じて決められるチャンネル割り当て情報)に基づいて、各スピーカ搭載機器間で再生時に同期が取れるようにした、各スピーカ搭載機器に送信する送信用音声信号が形成され、これが送信手段を通じて各スピーカ搭載機器に送信される。
スピーカ搭載機器は、それ自体がスタンドアローンで(音声信号を含む放送信号あるいは通信信号を受信して再生し、これに応じた音声を自機が備えるスピーカから放音する音声再生機能を備え、本来他の機器から独立してそれ自体で用いられる機器として)機能することが可能な音声信号の処理装置であり、受信手段で受信された自機宛ての送信用音声信号から、生成手段により自機のスピーカに供給する音声信号が生成され、これがスピーカに供給され、スピーカから音声が放音される。
これにより、本来スタンドアローンの(他の機器から独立してそれ自体で用いられる)機器として使用される種々のスピーカ搭載機器を、送信装置のスピーカとして用いることができるようにされる。したがって、専用のスピーカを設けることなく、マルチチャンネルシステムを構成し、臨場感のある再生音場を、簡単に、かつ、コストをかけることなく、実現することができるようにされる。
この発明によれば、マルチチャンネルシステム(マルチチャンネルの音声処理システム)を構築するために、専用のスピーカを設ける必要がなくなる。
また、マルチチャンネル再生を必要としないときには、スピーカ搭載機器を本来の利用状態であるスタンドアロンで利用することができる。
また、送信装置とスピーカ搭載装置として、種々の機器を用いることができるようにされ、様々な機器を用いてマルチチャンネル環境を形成し、楽しむことができる。
以下、図を参照しながら、この発明によるシステム、装置の一実施の形態について説明する。
[送受信システムの概要について]
図1は、この発明の一実施の形態が適用されて構成された送受信システムの概要を説明するための図である。図1に示すように、この実施の形態の送受信システムは、テレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4とからなるものである。テレビ受像機1は、この発明による送信装置の一実施の形態が適用され、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれは、この発明によるスピーカ搭載機器の一実施の形態が適用されたものである。
すなわち、テレビ受像機1は、詳しくは後述もするように、テレビ放送信号を受信し、当該テレビ放送信号により提供される映像信号、音声信号に応じた映像、音声を再生したり、DVDプレーヤーやVTR(Video Tape Recorder)などの外部装置から供給される映像信号、音声信号に応じた映像、音声を再生したりするものである。そして、テレビ受像機1は、再生する音声信号を、外部のスピーカ搭載機器に送信することができるものである。
また、図1に示すように、ラジオ受信機2は1つのスピーカ2SPを備えている。携帯電話端末3は1つのスピーカ3SPを備えている。また、パーソナルコンピュータ4は2つのスピーカ4L、4Rを備えている。このように、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれは、いずれもスピーカが搭載されたスピーカ搭載機器であり、本来それ自体がスタンドアロンで(他の機器とは独立した機器として)動作することができるものである。
そして、この実施の形態においては、テレビ受像機1から、ラジオ受信機2と、携帯電話端末3と、パーソナルコンピュータ4とのそれぞれに対して音声信号を送信して、これらラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれに搭載されているスピーカから、テレビ受像機1からの音声信号に応じた音声を放音するようにするものである。すなわち、テレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4を用いて、音声チャンネルについて、マルチチャンネルシステムを構築するようにしている。
この場合、詳しくは後述もするが、マスター機器であるテレビ受像機1と、スレーブ機器であるラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれとは、所定の通信規格の通信インターフェース(以下、通信I/Fと略称する。)によって接続され、通信を行うことができるようにしている。用いられる通信I/Fとしては、例えば、IEEE802.11、11bなどの無線LANインターフェースやIrDA(Infrared Data Association)規格の赤外線インターフェースなどが用いられる。この実施の形態においては、例えば、IEEE802.11規格の無線LANインターフェースが用いられるものとして説明する。
このように、この実施の形態においては、テレビ受像機1が各スピーカ搭載機器(ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4)に対して音声信号を送信するマスター機器となり、マスター機器からの音声信号を受信する各スピーカ搭載機器(ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4)がスレーブ機器となるようにしている。
なお、マスター機器になるか、スレーブ機器になるかは、予め決められる場合と、ユーザーによるキー操作やスイッチの切り換え操作により、マスター機器となるように設定されたり、スレーブ機器となるように設定されたりすることができるようにされる。
[送受信システムを構成する各機器について]
次に、図1に示した送受信システムを構成するテレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれの構成例について説明する。
[テレビ受像機(マスター機器)1について]
まず、テレビ受像機1の構成例について説明する。図2は、この実施の形態の送受信システムのテレビ受像機1の構成例を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、この実施の形態のテレビ受像機1は、テレビ放送信号の受信アンテナ101、選局部102、復調部103、アナログ映像信号の入力端子104、アナログ音声信号の入力端子105、デジタル入力端子106、デジタルインターフェース(以下、デジタルI/Fと略称する。)107、セレクタ108、映像信号処理部109、表示部110、音声信号処理部111、スピーカ112L、112R、制御部120、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)131、キー操作部132、送信用音声処理部141、通信インターフェース(以下、通信I/Fと略称する。)142を備えたものである。
制御部120は、このテレビ受像機1の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)121、ROM(Read Only Memory)122、RAM(Random Access Memory)123、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)124が、CPUバス125を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
ここで、ROM122は、CPU121によって実行されるプログラムや処理に必要な種々のデータが記録されたものであり、RAM123は、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM124は、いわゆる不揮発性のメモリであり、テレビ受像機1の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、種々の設定パラメータなどを記憶保持するものである。
キー操作部132は、電源のオン/オフキー、チャンネル選択キー、音量調整キー、画質調整キー、マスター機器として動作するマスターモードのオン/オフキー、スレーブ機器として動作するスレーブモードのオン/オフキーなど、種々の操作キーが設けられたものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けることができるものである。
キー操作部132を通じて受け付けられたユーザーからの操作入力は、キーI/F131を通じて制御部120に取得するようにされる。これによって、制御部120は、キー操作部132を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、各部を制御することができるようにされる。
そして、この実施の形態のテレビ受像機1は、上述もしたように、受信アンテナ101、選局部102、復調部103からなるテレビジョン信号の入力系と、映像入力端子104、音声入力端子105からなるアナログ信号の入力系と、デジタル入力端子106、デジタルI/F107からなるデジタル信号の入力系とを備えたものである。どの入力系からの信号を処理するかは、制御部120によって制御されるセレクタ108によって選択することができるようにされる。
すなわち、この実施の形態のテレビ受像機1に電源が投入されると、受信アンテナ101により受信されたテレビジョン信号が、選局部102に供給される。選局部102は、制御部120からの選局制御信号に応じたテレビ放送信号を選局し、中間周波信号に変換して、これを復調部103に供給する。復調部103は、供給されたテレビジョン信号から映像信号と音声信号とを分離し、そのそれぞれ復調してセレクタ108に供給する。また、図1に示すように、映像入力端子104、音声入力端子105を通じて供給される、外部機器からのアナログ映像信号、アナログ音声信号がセレクタ108に供給される。
さらに、デジタル入力端子106を通じて供給されるTS(Transport Stream)信号がデジタルI/Fに供給される。TS信号は、デジタル映像信号、デジタル音声信号、制御信号などがパケット化されて時分割多重されたものであり、この実施の形態のデジタルI/F107は、各信号を分離して、制御信号などは制御部120に供給し、デジタル映像信号、デジタル音声信号のそれぞれは、アナログ信号に変換して、そのそれぞれをセレクタ108に供給する。
セレクタ108は、制御部120からの切り換え制御信号に応じて、復調部103からの映像信号と音声信号とを出力するか、映像入力端子104、音声入力端子105を通じて入力された映像信号と音声信号とを出力するか、デジタル入力端子106、デジタルI/F107を通じて入力された映像信号、音声信号とを出力するかを切り換える。
セレクタ108から出力された映像信号は、映像信号処理部109に供給される。映像信号信号処理部109は、これに供給された映像信号から、表示部110の表示画面に映像を表示するようにするための表示用映像信号を形成し、これを表示部110に供給する。表示部110は、例えば、PDP(Plasma Display Panel)、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)などの表示素子を備えたものであり、映像信号処理部109からの表示用映像信号に応じた映像を自己の表示画面に表示する。
一方、セレクタ108から出力された音声信号は、音声信号処理部111に供給される。セレクタ108から出力される音声信号は、モノラルの場合もあれば、2チャンネル以上の多チャンネル(マルチチャンネル)のものである場合もある。この実施の形態において、音声信号処理部111は、自機に供給された音声信号から左右2チャンネルの出力用の音声信号を形成し、これを左右のスピーカ112L、112Rに供給する。これによって、音声信号処理部111において処理された音声信号に応じた音声が、左右のスピーカ112L、112Rから放音される。
なお、音声信号処理111は、これに供給される音声信号が、2チャンネルよりチャンネル数の多い音声信号、例えば、5.1チャンネルの音声信号の場合には、キー操作部132を通じて入力されたユーザーからの指示入力に応じて、前方の左右2チャンネルの音声信号を出力するようにしたり、あるいは、前方の左右の音声信号と、センタースピーカ用の音声信号とを合成して、左右2チャンネルの音声信号を形成したり、あるいは、5.1チャンネルの全ての音声信号を考慮して、左右2チャンネルの音声信号を形成するなどのことができるものである。また、図2に示したスピーカ112L、112Rは、図1に示したテレビ受像機1のスピーカ1L、1Rに対応するものである。
このように、この実施の形態のテレビ受像機1は、受信選局したテレビ放送信号に応じた映像、音声や、VTRなどからのアナログ映像信号、アナログ音声信号に応じた映像、音声や、DVDプレーヤーなどからのデジタルTS信号に応じた映像、音声を再生することができるものである。
そして、キー操作部132の所定の操作キーが操作され、テレビ受像機1がマスターモードとされている場合には、制御部120は、例えば、EEPROM124に形成される外部スピーカ設定テーブルの情報に基づいて送信用音声信号処理部141を制御し、外部に設けられるスレーブ機器であるスピーカ搭載機器に送信するための送信用音声信号を形成する。
すなわち、送信用音声処理部141は、セレクタ108からの音声信号の供給を受け、このセレクタ108からの音声信号から、EEPROM124に形成される外部スピーカ設定テーブルの情報に応じて外部のスピーカ搭載機器のそれぞれに送信するための送信用音声信号を形成する。
この送信用音声信号は、外部スピーカ設定テーブルの情報に基づいて、外部のスピーカ搭載機器であるラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のスピーカを用いて音声を再生する場合に、再生音声の再生タイミングが異なることがないように(再生時の音声の同期が取れるように)して送信用音声信号を形成する。具体的には、各スピーカ搭載機器毎に処理の遅延時間を持たせるようにするなどして、再生同期を確立することができるようにしている。また、この実施の形態において、送信用音声信号は、例えば、送信先を示すスレーブ識別情報を含むパケット化されたデジタルデータであり、各スレーブ機器の遅延時間情報などの制御情報も含むものである。
なお、この実施の形態において、EEPROM124に形成される外部スピーカ設定テーブルは、後述もするように、各スレーブ機器が備えるスピーカの特性等についての情報を各スレーブ機器毎に記憶保持するものである。この実施の形態において、外部スピーカ設定テーブルに設定される情報は、各スレーブ機器から送信されてくる情報を、通信I/F142を通じて受け付けて、制御部120を通じてEEPROM124に設定するようにされる。
この実施の形態の通信I/F142は、上述もしたように、IEEE802.11規格の無線LANI/Fであり、自機から送信すべき情報を当該インターフェースに合致した形式の信号にして、これを目的とする相手機器に対して送信することができると共に、自機宛ての信号を受信して、これを自機において処理可能な形式の信号に変換して、これを制御部120に供給することができるものである。
そして、送信用音声処理部141で形成された送信用音声信号は、通信I/F142に供給される。この場合、通信I/F142は、送信用音声処理部141からの送信用音声信号から、当該規格に応じた実際に送信する音声信号を形成し、これを各スレーブ機器に送信する。
なお、上述した送信用音声処理部141の機能は、制御部120のCPU121において実行するプログラム(ソフトウェア)によっても実現することができる。
このように、この実施の形態のテレビ受像機1は、受信したテレビ放送信号や、外部機器からの映像信号、音声信号に応じた映像、音声を再生することができると共に、マスターモードとされているときには、自己の周囲に設置されているスピーカを備えたスレーブ機器に対して送信する送信用音声信号を形成し、これを各スレーブ機器に対して送信することができるものである。
[ラジオ受信機(スレーブ機器)2について]
次に、この実施の形態の送受信システムのスレーブ機器の1つとして用いられるラジオ受信機2の構成例について説明する。図3は、この実施の形態の送受信システムのラジオ受信機2の構成例を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、この実施の形態のラジオ受信機2は、ラジオ放送信号の受信アンテナ201、選局部202、復調部203、セレクタ204、音声信号処理部205、スピーカ206、デジタル/アナログコンバータ(以下、D/Aコンバータという。)207、制御部210、キーI/F221、キー操作部222、通信I/F230を備えたものである。
制御部210は、このラジオ受信機2の各部を制御するものであり、CPU211、ROM212、RAM213、EEPROM214が、CPUバス215を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
ここで、ROM212は、CPU211によって実行されるプログラムや処理に必要な種々のデータが記録されたものであり、RAM213は、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM214は、いわゆる不揮発性のメモリであり、ラジオ受信機2の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、種々の設定パラメータなどを記憶保持するものである。
キー操作部222は、電源のオン/オフキー、選局キー、音量調整キー、スレーブ機器として動作するスレーブモードのオン/オフキーなど、種々の操作キーが設けられたものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けることができるものである。
キー操作部222を通じて受け付けられたユーザーからの操作入力は、キーI/F221を通じて制御部210に取得するようにされる。これによって、制御部210は、キー操作部222を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、各部を制御することができるようにされる。
また、通信I/F230は、図2を用いて上述したテレビ受像機1の通信インターフェース142と同様に、IEEE802.11規格の無線LANI/Fであり、自機から送信すべき情報を当該インターフェースに合致した形式の信号にして、これを目的とする相手機器に対して送信することができると共に、自機宛ての信号を受信して、これを自機において処理可能な形式の信号に変換して、これを制御部210に供給することができるものである。
また、D/Aコンバータ207は、後述もするように、制御部210を通じて供給されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、これをセレクタ204に供給するものである。
そして、受信アンテナ201により受信されたラジオ放送信号は、選局部202に供給される。選局部202は、制御部210からの選局制御信号に基づいて、目的とするラジオ放送信号を選局して中間周波信号に変換し、これを復調部203に供給する。復調部203は、これに供給された中間周波信号とされたラジオ放送信号を復調して、復調後の音声信号をセレクタ204に供給する。
セレクタ204には、D/Aコンバータ207からのアナログ音声信号も供給される。すなわち、D/Aコンバータ207は、通信I/F230を通じて受け付けたデジタル音声信号が、制御部210を通じてD/Aコンバータ207に供給される。D/Aコンバータ207は、これに供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、これをセレクタ204に供給する。
セレクタ204は、制御部210からの切り換え制御信号に応じて、復調部203からの音声信号を出力するか、D/Aコンバータ207からの音声信号を出力するかを切り換える。この実施の形態のラジオ受信機2の制御部210は、スレーブモードがオフにされている場合には、復調部203からの音声信号を出力し、スレーブモードがオンにされている場合には、D/Aコンバータ207からの音声信号を出力するように、セレクタ204を切り換え制御する。
セレクタ204から出力された音声信号は、音声信号処理部205に供給される。音声信号処理部205は、制御部210からの制御に応じて、音量、音質などを調整した音声信号を形成し、これをスピーカ206に供給する。これにより、スピーカ206から音声信号処理部205からの音声信号に応じた音声が放音される。
そして、この実施の形態のラジオ受信機2は、スレーブモードとされているときには、上述したように、通信I/F230を通じて受け付けて、制御部210、D/Aコンバータ207、セレクタ204、音声信号処理部205を通じてスピーカ206に供給するようにされるので、マスター機器であるテレビ受像機1の外部スピーカとして機能することもできるようにされている。
なお、この実施の形態のラジオ受信機2のROM212、あるいは、EEPROM214には、自機のスピーカ206の特性等についての情報が記憶保持されており、これをマスター機器からの要求に応じて、通信I/F230を通じてマスター機器に送信することができるようにしている。また、スピーカ206は、図1に示したラジオ受信機2のスピーカ2SPに対応するものである。
[携帯電話端末(スレーブ機器)3について]
次に、この実施の形態の送受信システムのスレーブ機器の1つとして用いられる携帯電話端末3の構成例について説明する。図4は、この実施の形態の送受信システムの携帯電話端末3の構成例を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、この実施の形態の携帯電話端末は、送受信アンテナ301、アンテナ共用器(以下、単に共用器という。)302、受信部303、局発部304、送信部305、ベースバンド処理部306、コーデック307、受話器(スピーカ)308、送話器(マイクロホン)309、LCD310、制御部320、キーI/F331、キー操作部332、通信I/F340を備えたものである。
制御部320は、この携帯電話端末3の各部を制御するものであり、CPU321、ROM322、RAM323、EEPROM324が、CPUバス225を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
ここで、ROM322は、CPU321によって実行されるプログラムや処理に必要な種々のデータが記録されたものであり、RAM323は、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM324は、いわゆる不揮発性のメモリであり、携帯電話端末3の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、種々の設定パラメータ、電話帳データなどを記憶保持するものである。
キー操作部332は、電源のオン/オフキー、オフフック/オンフックキー、テンキー、各種ファンクションキー、スレーブ機器として動作するスレーブモードのオン/オフキーなど、種々の操作キーが設けられたものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けることができるものである。
キー操作部332を通じて受け付けられたユーザーからの操作入力は、キーI/F331を通じて制御部320に取得するようにされる。これによって、制御部320は、キー操作部332を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、各部を制御することができるようにされる。
また、通信I/F330は、図2に示したテレビ受像機1の通信インターフェース142、図3に示したラジオ受信機2の通信I/F230と同様に、IEEE802.11規格の無線LANI/Fであり、自機から送信すべき情報を当該インターフェースに合致した形式の信号にして、これを目的とする相手機器に対して送信することができると共に、自機宛ての信号を受信して、これを自機において処理可能な形式の信号に変換して、これを制御部320に供給することができるものである。
この携帯電話端末3の受信系と送信系とに分けて説明する。まず受信系について説明する。アンテナ301を通じて受信した受信信号は、共用器302を通じて受信部303に供給される。受信部303は、受信信号が適正なレベルになるように、必要な帯域制限、AGC(Automatic Gain Control)を行うとともに、局発部(周波数シンセサイザ)304からの信号に基づいて、受信信号の周波数を一定の周波数にするなどの処理を行って、処理後の信号をベースバンド処理部306に供給する。
ベースバンド処理部306は、受信部303からの信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エラー訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声データとその他の通信データとを分離する。そして、音声データは、DSP(Digital Signal Processor)の構成とされたコーデック307に供給され、その他の通信データである、例えば、各種の制御情報や文字データなどは、制御部320に供給される。
コーデック307は、ベースバンド処理部306からの音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形成し、これをスピーカ308に供給する。スピーカ308は、コーデック307からのアナログ音声信号により駆動され、受信信号に応じた音声を放音する。なお、スピーカ308は、図1に示した携帯電話端末3のスピーカ3SPに対応するものである。
一方、ベースバンド処理部306から制御部320に供給された通信データは、この携帯電話端末用の制御データや文字データなどの場合には、制御部320のRAM323に一時記憶されて、この携帯電話端末において使用される。また、それ以外の通信データは、例えば、図示しない外部I/F、入出力端子を通じて、この携帯電話端末に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部の電子機器(外部装置)に供給するようにされる。
次に、この実施の形態の携帯電話部3の送信系について説明する。マイクロホン309は、収音した音声をアナログ音声信号に変換し、これをコーデック307に供給する。コーデック307は、マイクロホン309からのアナログ音声信号をA/D変換して、デジタル音声信号を形成し、これをベースバンド処理部306に供給する。
ベースバンド処理部306は、コーデック307からのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して圧縮し、所定のブロックにまとめる。またベースバンド処理部307は、図示しない外部入出力端子、外部I/Fを通じて当該携帯電話端末に供給されたデジタルデータを所定のブロックにまとめる。ベースバンド処理部306は、圧縮されたデジタル音声信号や外部装置からのデジタルデータをまとめ、送信部305に供給する。
送信部305は、ベースバンド処理部306からのデジタルデータから変調信号を形成し、この変調信号を所定の送信周波数に変換するために、変調信号と、局発部304からの変換用の信号とを混合して、送信用変調信号を形成する。送信部305において形成された送信用変調信号は、アンテナ共用器302を経由して、送受信アンテナ301から送信される。
このような受信系および送信系を備えたこの実施の形態の携帯電話端末3においては、待ち受け受信時においては、制御部320は、ベースバンド処理部306からの受信信号を監視することにより、自機への着信を検出する。そして、制御部320は、自機への着信を検出した場合には、図示しないリンガを制御して、呼び出し音(リンガ音)を放音するようにして、自機への着信を携帯電話端末3の使用者に通知する。
そして、携帯電話端末3の使用者が、キー操作部332に設けられているオフフックキーを押下するなどのオフフック操作を行うことにより、着信に応答した場合には、制御部320は、送信系を通じて、接続応答を送出するなどして通信回線を接続し、前述したように、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
また、この実施の形態の携帯電話端末3から発呼する場合には、前述のキー操作部332のオフフックキーを押下するなどのオフフック操作を行った後、キー操作部のダイヤルキーを通じて、また、予め登録された電話番号リストから相手先の電話番号を選択することにより、ダイヤル動作を行うようにする。
これにより、制御部320は、発呼要求を形成し、送信系を通じて送信することにより、目的とする相手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにする。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
また、この実施の形態の携帯電話端末3は、インターネットに接続が可能なものであり、例えば電話会社が提供するプロバイダ機能を通じて、電子メールの送受信を行ったり、URL(Uniform Resource Locators)を入力して送信することにより、Webページなどの情報を得て、この情報をLCD310に表示したり、外部インターフェース、入出力端子を通じて外部機器に出力したりするなどのことができるようにされる。
そして、この携帯電話端末3の場合にも、キー操作部332を通じてスレーブモードとされている場合には、制御部320は、通信I/F340を通じて取得したデジタル音声信号をコーデック307の再生系に入力するようにする。コーデック307は、制御部320からの音声信号をデコードし、アナログ音声信号に変換して、これをスピーカ308に供給する。
このように、この実施の形態の携帯電話端末3は、スレーブモードとすることにより、マスター機器であるテレビ受像機1の外部スピーカとして機能させることができるものである。
なお、この実施の形態の携帯電話端末3は、スレーブモードとされている場合であっても、自機への着信の待ち受け状態となっており、着信があった場合には、着信音を放音して着信を通知することができると共に、オフフック操作を行った場合には、スレーブモードはオフされ、通常通り携帯電話端末として用いることができるようにされている。
また、この実施の形態の携帯電話端末3のROM322、あるいは、EEPROM324には、自機のスピーカ308の特性等についての情報が記憶保持されており、これをマスター機器からの要求に応じて、通信I/F340を通じてマスター機器に送信することができるようにしている。
[パーソナルコンピュータ(スレーブ機器)4について]
次に、この実施の形態の送受信システムのスレーブ機器の1つとして用いられるパーソナルコンピュータ4の構成例について説明する。図5は、この実施の形態の送受信システムのパーソナルコンピュータ4の構成例を説明するためのブロック図である。
この実施の形態のパーソナルコンピュータ4は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータであり、図5に示すように、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404がCPUバス405を通じて接続されて構成された制御部400を備えている。この制御部400には、図5に示すように、大容量の記録媒体として、ハードディスク装置411、412が接続されている。
また、制御部400には、ユーザーとのインターフェースとして、キーI/F421を通じてキー操作部422が接続され、LCDコントローラ423を通じてLCD424が接続され、さらに、音声信号処理部441を通じて、左右2チャンネルのスピーカ442L、442Rが接続されている。通信I/F450もまた、制御部400に接続されている。スピーカ442L、442Rは、図1に示したパーソナルコンピュータ4のスピーカ4L、4Rに対応するものである。
制御部400は、このパーソナルコンピュータ4の各部を制御するものである。ここで、ROM402は、CPU401によって実行されるプログラムや処理に必要な種々のデータが記録されたものであり、RAM403は、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM404は、いわゆる不揮発性のメモリであり、パーソナルコンピュータ4の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、種々の設定パラメータなどを記憶保持するものである。
キー操作部422は、例えば、アルファベットキー、テンキー、各種ファンクションキー、スレーブ機器として動作するスレーブモードのオン/オフキー、マスター機器として動作するマスターモードのオン/オフキーなど、種々の操作キーが設けられたものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けることができるものである。
キー操作部422を通じて受け付けられたユーザーからの操作入力は、キーI/F421を通じて制御部400に取得するようにされる。これによって、制御部400は、キー操作部422を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、各部を制御することができるようにされる。
また、通信I/F450は、図2に示したテレビ受像機1の通信インターフェース142、図3に示したラジオ受信機2の通信I/F230、図4に示した通信I/F340と同様に、IEEE802.11規格の無線LANI/Fであり、自機から送信すべき情報を当該インターフェースに合致した形式の信号にして、これを目的とする相手機器に対して送信することができると共に、自機宛ての信号を受信して、これを自機において処理可能な形式の信号に変換して、これを制御部400に供給することができるものである。
そして、この実施の形態のパーソナルコンピュータ4は、制御部400のCPU401が、ROM402に記憶されているプログラムやハードディスク411、412に記憶されているプログラムをそれらから読み出して実行し、キー操作部422を通じて受け付けた情報をハードディスク411あるいは412に記録するようにしたり、通信I/Fを通じて外部機器から供給を受けたデータをハードディスク411あるいは412に記録するようにしたりするなどのことができるものである。
また、この実施の形態のパーソナルコンピュータ4は、種々のデータについて演算処理を行って、その結果を得たり、また、ハードディスク411や412に記録保持されている映像信号を再生して、これに応じた映像をLCD424に表示したり、また、音声信号を再生して、これに応じた音声をスピーカ442R、442Lから放音したりするなど、種々の情報処理を行うことができるものである。
このように、この実施の形態のパーソナルコンピュータ4は、キー操作部422、LCD424、スピーカ442L、442Rが、ユーザーとのインターフェースとして用いられ、情報の受付、情報処理、処理した情報の提供などのことを行うことができるものである。
そして、この実施の形態のパーソナルコンピュータ4もまた、スレーブモードとされているときには、上述したように、通信I/F450を通じて受け付けて、制御部400、音声信号処理部441を通じてスピーカ442L、442Rに供給するようにされるので、マスター機器であるテレビ受像機1の外部スピーカとして機能させるようにすることができる。
なお、この実施の形態のパーソナルコンピュータ4のROM402、あるいは、EEPROM404には、自機のスピーカ442L、442Rの特性等についての情報が記憶保持されており、これをマスター機器からの要求に応じて、通信I/F450を通じてマスター機器に送信することができるようにしている。
そして、図2から図5を用いて説明したテレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4によって、図1に示したように、テレビ受像機1をマスター機器、その他の機器をスレーブ機器として、この発明が適用された送受信システムが形成される。そして、テレビ受像機1において、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれ用の送信用音声信号が形成され、各スレーブ機器に送信される。
[マスター機器に形成される外部スピーカ設定テーブルについて]
図6は、各スレーブ機器に対して送信する音声信号を形成するために用いる外部スピーカ設定テーブルの一例を説明するための図である。この実施の形態において、図6に示した構成を有する外部スピーカ設定テーブルは、上述もしたように、マスター機器であるテレビ受像機1からの要求に応じて、各スレーブ機器から送信されてくる情報に基づいて、テレビ受像機1の制御部120が形成し、EEPROM124に記憶保持するようにしている。
この実施の形態の外部スピーカ設定テーブルは、図6に示すように、スレーブ識別情報、スレーブ識別情報により特定されるスレーブ機器に搭載されたスピーカの、周波数特性情報、最大音量レベル、音声処理時間、スピーカ数、チャンネル割り当て情報からなるものである。
スレーブ識別情報は、各スレーブ機器を識別するための情報であって各スレーブ機器に固有の情報である。例えば、メーカーによって予め付与されている製造番号などの情報やユーザーがスレーブ機器毎に設定するようにした設定識別情報、あるいは、製造番号とユーザーにより指示された設定識別番号との組み合わせなどをスレーブ識別情報として用いることができる。周波数特性は、各スレーブ機器が搭載しているスピーカの特性であり、ここでは、周波数帯域を示すものである。
また、最大音量レベルは、各スレーブ機器が搭載しているスピーカが出力可能な音量の最大レベルを示すものであり、音声処理時間は、音声信号を受信し、これに応じた音声をスピーカから出力するまでにかかる時間を示すものである。また、スピーカ数は、各スレーブ機器に搭載されているスピーカの数を示すものである。
これら、スレーブ識別情報、周波数特性、最大音量レベル、音声処理時間、スピーカ数の各情報は、上述もしたように、マスター機器であるテレビ受像機1からの要求に応じて、各スレーブ機器から提供される情報である。
また、図6に示すように、チャンネル割り当て情報によって、各スレーブ機器に割り当てられる音声信号チャンネルを示す情報が設定される。このチャンネル割り当て情報は、各スレーブ機器の設置位置に対応したものであり、マスター機器であるテレビ受像機1の例えばキー操作部132を通じて、ユーザーによって設定するようにされるものである。
この実施の形態においては、図1に示したように、ラジオ受信機2はテレビ受像機1に向かって右側に、携帯電話端末3はテレビ受像機1に向かって左側に配置され、パーソナルコンピュータ4は、テレビ受像機1の正面側に配置するようにされている。このような各機器の配置と、処理する音声信号のチャンネル数に応じて、ユーザーは、チャンネル割り当て情報を入力することになる。
具体的には、図6に示した外部スピーカ設定テーブルの場合には、テレビ受像機1で処理する音声信号が左右2チャンネル(2ch)の音声信号である場合には、ラジオ受信機2には右チャンネル(R)の音声信号を、携帯電話端末3には左チャンネル(L)の音声信号を、また、パーソナルコンピュータ4には、左右2チャンネル(L、R)の音声信号を供給するように各音声チャンネルが割り当てられている。
また、テレビ受像機1で処理する音声信号が、左チャンネル(L)、右チャンネル(R)、センターチャンネル(C)の3チャンネル(3ch)の音声信号の場合には、ラジオ受信機2には右チャンネル(R)とセンターチャンネル(C)との音声信号を、携帯電話端末3には左チャンネル(L)とセンターチャンネル(C)との音声信号を、また、パーソナルコンピュータ4には、左チャンネル(L)、右チャンネル(R)、センターチャンネル(C)のそれぞれの音声信号を供給するように、各音声チャンネルが割り当てられている。
また、また、テレビ受像機1で処理する音声信号が、左チャンネル(L)、右チャンネル(R)、サラウンド左チャンネル(SL)、サラウンド右チャンネル(SR)の4チャンネル分の音声信号の場合には、ラジオ受信機2には右チャンネル(R)の音声信号を、携帯電話端末3には左チャンネル(L)の音声信号を、また、パーソナルコンピュータ4には、サラウンド左チャンネル(SL)、サラウンド右チャンネル(SR)の音声信号を供給するように各音声チャンネルが割り当てられる。
また、テレビ受像機1で処理する音声信号が5チャンネル(5ch)の音声信号である場合には、ラジオ受信機2には右チャンネル(R)とセンターチャンネル(C)との音声信号を、携帯電話端末3には左チャンネル(L)とセンターチャンネル(C)との音声信号を、パーソナルコンピュータ4には、サラウンド左チャンネル(SL)、サラウンド右チャンネル(SR)の音声信号を供給するように各音声チャンネルが割り当てられる。
また、テレビ受像機1で処理する音声信号が5.1チャンネル(5.1ch)の音声信号である場合には、ラジオ受信機2には右チャンネル(R)とセンターチャンネル(C)との音声信号を、携帯電話端末3には左チャンネル(L)とセンターチャンネル(C)との音声信号を、パーソナルコンピュータ4には、サラウンド左チャンネル(SL)、サラウンド右チャンネル(SR)、サブウーファーチャンネル(Sb)の音声信号を供給するように各音声チャンネルが割り当てられる。
そして、テレビ受像機1の送信用音声処理部141は、図6に示した外部スピーカ設定テーブルの情報に基づいて、各スレーブ機器に提供する送信用音声信号を形成し、これを、通信インターフェース142を介して、送信することになる。
例えば、テレビ受像機1がこれに接続されているDVDプレーヤー(図示せず)からの5.1チャンネルの音声信号を処理する場合には、送信用音声処理部141は、図6に示した外部スピーカテーブルの情報を参照し、ラジオ受信機2に対しては、右チャンネル(R)とセンターチャンネル(C)との音声信号を加算したものを、また、携帯電話端末3に対しては、左チャンネル(L)とセンターチャンネル(C)との音声信号を加算したものを供給する。
さらに、送信用音声処理部141は、パーソナルコンピュータ4に対しては、サラウンド左チャンネル(SL)とサブウーファーチャンネル(Sb)の音声信号を加算したサラウンド左チャンネル(SL)用の音声信号とし、サラウンド右チャンネル(SR)とサブウーファーチャンネル(Sb)の音声信号を加算したサラウンド右チャンネル(SR)用の音声信号として、各スレーブ機器に対して送信する。
もちろん、各スレーブ機器に送信する音声信号は、図6に示した外部スピーカ設定テーブルの情報に基づいて、スピーカ数に応じた数の音声信号が、周波数帯域や音量レベルが制限(調整)するようにされると共に、再生時において、各スレーブ機器間で同期をとって再生できるように、各スレーブ機器の音声処理時間を考慮した遅延時間情報も送信する音声信号に付加される。
そして、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4の各スレーブ機器は、自機宛ての音声信号を受信すると、上述もしたように、自機の音声信号処理部において再生するようにし、これを自機に搭載されたスピーカに供給することによって、テレビ受像機1から提供された音声信号に応じた音声を放音するようにし、テレビ受像機1の外部スピーカとして機能することができるようにされる。
[マスター機器とスレーブ機器の動作について]
次に、上述したように形成される送受信システムのマスター機器とスレーブ機器との動作について説明する。
[外部スピーカ設定テーブルの作成について]
まず、外部スピーカ設定テーブルを形成する場合のマスター機器とスレーブ機器との動作について、図7のタイミングチャートを参照しながら説明する。図7は、外部スピーカ設定テーブルの作成のために、マスター機器とスレーブ機器との間で行われるスピーカ情報の送受処理を説明するためのタイミングチャートである。
上述もしたように、音声信号を処理する所定の電子機器、この実施の形態においては、テレビ受像機1に対して所定の操作が行われることにより、テレビ受像機1がマスターモードに設定され、他の機器、この実施の形態においては、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれに対して所定の操作が行われることにより、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれが、スレーブモードに設定される。
このモードの設定により、テレビ受像機1は、マスター機器としてスレーブ機器に対して、音声信号の提供が可能になり、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ3のそれぞれは、音声信号の提供を受けて、この音声信号に応じた音声を自機に搭載されたスピーカから放音することが可能になる。しかし、マスター機器であるテレビ受像機1の外部スピーカ設定テーブルが最新の状態になっていなければ、各スレーブ機器に対して適切な音声信号を形成して提供することができない。
そこで、テレビ受像機1に対し、キー操作部132を通じて、スピーカ情報を収集し、外部スピーカ設定テーブルを作成する、あるいは、作成しなおすようにする指示入力を行うと、テレビ受像機1の制御部120は、各スレーブ機器に対して、スピーカ情報の提供を要求するスピーカ情報送信要求を形成し、これを通信I/F142を通じて各スレーブ機器に対して送信する(ステップS1)。このスピーカ情報送信要求は、ブロードキャストで各スレーブ機器に送信することも可能であるし、各スレーブ機器に対して個別に送信することも可能である。
スレーブ機器であるラジオ受信機2の制御部210は、通信I/F230を通じてスピーカ情報送信要求を受信すると、上述もしたように、ROM212あるいはEEPROM214に保持している自機の自機別情報と、自機に搭載されたスピーカにつての情報を含むスピーカ情報を形成し、これを通信I/F230を通じてマスター機器であるテレビ受像機1に返信する(ステップS2)。
また、スレーブ機器である携帯電話端末3の制御部320は、通信I/F340を通じてスピーカ情報送信要求を受信すると、上述もしたように、ROM322あるいはEEPROM324に保持している自機の自機別情報と、自機に搭載されたスピーカにつての情報を含むスピーカ情報を形成し、これを通信I/F340を通じてマスター機器であるテレビ受像機1に返信する(ステップS3)。
同様に、スレーブ機器であるパーソナルコンピュータ4の制御部400は、通信I/F450を通じてスピーカ情報送信要求を受信すると、上述もしたように、ROM402あるいはEEPROM404に保持している自機の自機別情報と、自機に搭載されたスピーカにつての情報を含むスピーカ情報を形成し、これを通信I/F450を通じてマスター機器であるテレビ受像機1に返信する(ステップS4)。
このようにして、各スレーブ機器から送信されて来たスピーカ情報を受信したテレビ受像機1の制御部120は、受信した各スレーブ機器からのスピーカ情報を用いて、図6に示したように効される外部スピーカ設定テーブルを形成する(ステップS5)。これによって、テレビ受像機1は、スレーブ機器のそれぞれに対して、適正に送信用音声信号を形成し、これを提供することが出来るようにされる。
[マスター機器とスレーブ機器との動作について]
図8は、マスター機器であるテレビ受像機1の音声信号の再生時の処理について説明するためのフローチャートである。テレビ受像機1において、受信したテレビ放送信号の再生や外部機器方の映像、音声の再生が行われるようにされると、テレビ受像機1の制御部120は、図8に示す処理を実行し、送信用音声処理部141を制御して、自己のEEPROM124に作成されている外部スピーカ設定テーブルを参照するようにし、自機が処理すべき音声信号のチャンネル数をも考慮して、各スレーブ機器に供給する送信用音声信号(送信用音声データ)を生成する(ステップS101)。
そして、制御部120は、送信用音声処理部141において生成した各スレーブ機器に供給する送信用音声信号(送信用音声データ)を通信I/F142を通じて送信する(ステップS102)。そして、制御部120は、処理対象の音声信号についての処理が終了したか否かを判断し(ステップS103)、終了していないと判断したときには、ステップS101からの処理を繰り返す。また、ステップS103の判断処理において、処理対象の音声信号についての処理が終了したと判断したときには、この図8に示す処理を終了する。
なお、図8は、テレビ受像機1がスレーブ装置に対して音声信号を提供する処理を説明するものであるが、この図8に示す処理と並行して、テレビ受像機1においては、映像信号処理部109、音声信号処理部111が機能し、テレビ受像機1においても、映像、音声の再生処理が行うようにされている。
図9は、スレーブ機器であるラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4においてのスレーブモード時の処理を説明するためのフローチャートである。ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4のそれぞれにおいては、スレーブモードとされると、図9に示す処理を実行する。ここでは説明を簡単にするため、図9に示す処理をスレーブ機器としてのラジオ受信機2における処理として説明する。
ラジオ受信機2の制御部210は、スレーブモードとされると、図9に示す処理を実行する。そして、制御部210は、通信I/F230を通じて自機宛てのデータ(自機用データ)の受信待ちとなる(ステップS201)。ステップS201の判断処理において、自機宛てのデータを受信したと判断したときには、制御部210は、その受信した自機宛てのデータは、音声データか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断処理において、受信した自機宛てのデータは音声データであると判断したときには、当該音声データをD/Aコンバータ207、セレクタ204を通じて音声信号処理部205に供給し、音声信号処理部205を通じてスピーカ206に供給する。これにより、テレビ受像機1からの自機宛ての送信用音声信号に応じた音声がスピーカ206から放音される。そして、ステップS201からの処理を繰り返す。
ステップS202の判断処理において、受信した自機宛てのデータは、音声データでないと判断したときには、制御部210は、受信した自機宛てのデータに応じた処理、例えば、受信したデータがスピーカ情報送信要求であった場合には、スピーカ情報の形成とマスター機器への送信を行うなど、受信したデータに応じた処理を行い(ステップS204)、この後、ステップS201からの処理を繰り返す。
このように、この実施の形態の送受信システムにおいては、マスター機器であるテレビ受像機1と、スレーブ機器とされた、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4が、同じ規格の通信インターフェースによって接続することができるようにされる。そして、マスター機器であるテレビ受像機1が、スレーブ機器とされたスピーカ搭載機器のそれぞれの各スピーカに応じた音声信号を形成し、これを通信I/Fを通じて送信することにより、その音声信号に応じた音声を各スレーブ機器のスピーカから放音することができる。
これにより、マスター機器は、自己専用のスピーカを予め複数個用意しておかなくても、周囲に存在するスピーカが搭載された機器のスピーカを自己のスピーカとして用いて、簡易にマルチチャンネルスピーカシステムを構成することができるようにされる。
つまり、マスター機器(マルチチャンネル再生機器)とスレーブ機器(スピーカ搭載機器)との両方に、ネットワーク接続機能と図7、図8、図9に示したような処理を実行するソフトウェアを実装するようにすることによって、簡易に、かつ、安価に、マルチチャンネルスピーカシステム(サラウンドシステム)を構築することができる。
[他の例]
図1を用いて説明した送受信システムは、マスター機器であるテレビ受像機1自身が、スピーカを搭載し、自機においても音声信号の再生を行いながら、周囲に配置されたスレーブ機器のスピーカをも自機のスピーカとして用いるようにすることによって、簡便にマルチチャンネルスピーカシステムを構築できるようにした。しかし、マスター機器は、必ずしもスピーカを搭載したものでなくてもよい。
例えば、図10に示すように、スピーカ無しのパーソナルコンピュータ5をマスター器とし、テレビ受像機1はこれをスレーブモードに切り換えることにより、スレーブ機器としても用いることができるようにされる。テレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3の構成は、図2、図3、図4を用いて説明したものと同じ構成を有するものである。
また、ソナルコンピュータ5は、図5に示したパーソナルコンピュータ4において、少なくとも、スピーカ422L、442Rが設けられていないか、あるいは、音声信号処理部441、スピーカ422L、442Rを備えないものである。それ以外は、図5に示したパーソナルコンピュータと同様の構成を有するものとする。
そして、この図10に示した送受信システムの場合には、パーソナルコンピュータ5をマスター機器とし、テレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3のそれぞれをスレーブ機器とする。これらマスター機器とスレーブ機器との間で、図7に示した外部スピーカ設定テーブルを形成するための処理を行い、マスター機器であるパーソナルコンピュータ5のEEPROM404に外部スピーカ設定テーブルを形成する。
また、パーソナルコンピュータ5の制御部400において、図8に示した処理を実行し、テレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3のそれぞれの制御部120、210、320において、図9に示した処理を実行することによって、スピーカは搭載していないが、音声信号の処理が可能な電子機器に対して、外部スピーカを設けるようにすることができる。したがって、スピーカ非搭載機器においても簡易にサラウンドシステムが構築できる。
また、スレーブ機器は、ユーザーである聴取者を取り囲むように配置される場合だけではない。例えば、図11に示すように、聴取者の前方にマスター機器11もスレーブ機器12、13、14も配置される場合もある。このような場合、ますたー機器11と、スレーブ機器13とで同じチャンネルの音声信号を処理し放音するようにする場合、双方のスピーカから放音される音声の間に位相差が生じ、放音音声が聴き難くなる場合があると考えられる。
このような場合には、例えば、マスター機器11において、自己のスピーカに供給する音声信号の処理時間を短くするようにしたり、スレーブ機器13において、自己のスピーカに供給する音声信号の処理時間を遅くするようにしたり、あるいは、その両方を行うようにするなどして、両機器のスピーカから放音される音声の位相差を無くすように調整するようにすればよい。
具体的には、マスター機器のEEPROMなどに形成される外部スピーカ設定テーブルの音声処理時間(遅延時間)をユーザーが調整できるようにしておくことにより、各機器のスピーカから放音される音声の位相差を調整することが可能である。調整可能な単位は、例えば、1ミリ秒単位、0.1ミリ秒単位などの所定の単位とすることができる。
[その他]
なお、上述の実施の形態の送受信システムにおいては、送受信システムを構成する各電子機器のうち、マスター機器として使用する電子機器をマスターモードに、また、スレーブ機器として使用する電子機器をスレーブモードに、それぞれユーザーが各電子機器のキー操作部等を通じて手動でモード設定を行うものとして説明し。しかし、これに限るものではない。
例えば、マスター機器とする電子機器のみをマスターモードとするようにモードの切り換え操作を行うようにする。マスターモードとされた電子機器の制御部は、同じ規格の通信I/Fを通じてデータの送受が可能な電子機器に対するスレーブモードへの切り換え要求を形成し、これを通信I/Fを通じて送信するようにする。
このスレーブモードへの切り換え要求を受信した電子機器は、自機の動作状態をチェックし、スレーブモードへの切り換えが可能である場合には、自機をスレーブモードとすると共に、自機の識別情報、スレーブモードに切り換わったことを示す情報、自機のスピーカに関する情報などを含む応答情報を形成し、これをマスター機器に返信する。
この応答情報を受信したマスター機器は、自機のメモリに外部スピーカ設定テーブルを形成したり、あるいは、外部スピーカ設定テーブルの情報と、今回受信した応答情報とを付き合わせ、外部スピーカ設定テーブルを更新したりする。これにより、送受信システムの通信接続環境を整え、マスター機器は、外部のスレーブ機器のスピーカを自機のスピーカとして用い、マルチチャンネルスピーカシステムを構築する。
このように、マスターモードとされた電子機器からの要求に応じて、マスター機器の周囲に配置されるスピーカ搭載機器を自動的にスレーブモードに切り換えるようにすることも可能である。
また、マスターモードとされた電子機器のメモリに既に外部スピーカ設定テーブルが作成されている場合には、その外部スピーカ設定テーブルに情報が設定されている電子機器に対してのみ、スレーブモードへの切り換え要求を形成して送信し、目的とするスピーカ搭載機器からの応答を受信するようにしてもよい。
また、マスターモードとされた電子機器のマスターモードが解除された場合や、電源がオフにされた場合には、当該機器からスレーブモードとされた各機器に対して、スレーブモードの解除要求を送信し、スレーブモードを解除するようにすることもできる。
なお、スレーブモードへの切り換え要求を受信した電子機器が、使用されている場合(スタンドアロンの機器として動作中である場合)には、当該切り換え要求を無視するようにしてもよいし、あるいは、取り得る動作状態に優先順位を付けておき、優先順位の低い動作状態にあるときには、スレーブモードに切り換えるようにするなど、スレーブモードを備えた電子機器において、種々の対応を取ることができる。
また、上述した実施の形態においては、テレビ受像機1、ラジオ受信機2、携帯電話端末3、パーソナルコンピュータ4によって、送受信システムを構成するものとして説明したがこれに限るものではない。
テレビ受像機やパーソナルコンピュータだけでなく、例えば、ラジオ受信機、ラジオカセットレコーダ、ステレオコンポーネントシステム、携帯電話端末、電話端末、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリなどの種々の記録媒体を用いる再生装置や記録再生装置など、音声信号を処理して出力可能な種々の機器をマスター機器として利用できるようにすることが可能である。
また、テレビ受像機、パーソナルコンピュータ、ラジオ受信機、ラジオカセットレコーダ、ステレオコンポーネントシステム、携帯電話端末、電話端末など、スピーカが搭載されたスピーカ搭載機器であれば、スレーブ機器として利用できるようにすることが可能である。
また、マスターモード、スレーブモードを備え、マスター機器にも、スレーブ機器にもなれる電子機器を構成することはもちろん可能であし、マスターモードへの切り換えのみが可能なマスター機器にしかなれない電子機器や、スレーブモードへの切り換えのみが可能なスレーブ機器にしかなれない電子機器を構成することももちろんできる。
また、音声信号の送信に用いる通信インターフェースとしては、例えば、ラジオ波、赤外線、無線、イーサネット(登録商標)、i−LINKなどと呼ばれるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格のデジタルインターフェースなど、有線、無線を問わず信号の送受信が可能な種々のインターフェースを用いることが可能である。
また、マスター機器が、複数の異なる通信I/Fを備えている場合には、それら異なる通信I/Fを通じて、データの送受を行ったり、対象となるスレーブ機器に音声データを送信したりするようにしてもよい。
例えば、図1に示した構成の送受信システムであって、マスター機器であるテレビ受像機が、インターネットへの接続機能を備え、電話回線を通じてインターネットに接続する機能を備えている場合には、例えば、携帯電話端末3やパーソナルコンピュータ4に対しては、電話回線、あるいは、インターネットを介して、要求や設定情報の送受、音声データの送受を行うようにしてもよい。
また、図1に示した構成の送受信システムにおいて、テレビ受像機1に対して、例えば、AM(Amplitude Modulation)信号、あるいは、FM信号の送信モージュールの接続が可能である場合には、スレーブ機器であるラジオ受信機2に対しては、AM信号、あるいは、FM信号により音声信号を送信するようにしてもよい。
また、図1に示した構成の送受信システムにおいて、ラジオ受信機2には、AM信号あるいはFM信号により音声信号を送信し、携帯電話端末3には、電話回線を通じて音声信号を送信し、また、パーソナルコンピュータ4に対しては、無線LANを通じて音声データを送信するというように、音声データを送信するネットワークを異なるものもすることができる。この場合には、各通信I/Fに対応して、送信用の音声信号を形成する送信用音声処理部を設けるようにする事で対応可能である。
また、上述した実施の形態においては、送受信システムを構成する機器がすべて異なる種類である場合を例にして説明したが、これに限るものではない。複数のラジオ受信機、複数の携帯電話端末、複数のパーソナルコンピュータなど、同じ種類の複数の機器をスレーブ機器とすることももちろん可能である。
また、1つの携帯電話端末をマスター機器とし、他の複数の携帯電話端末をスレーブ機器とすることにより、例えば、複数の友人が集まったときに携帯電話端末を用いて簡易にマルチチャンネルスピーカシステムを構成して、音楽の鑑賞を行えるようにするなど、スピーカを備えた電子機器の新たな利用形態を実現することができる。
また、マスター機器が処理する信号もマルチチャンネルのものだけに限るものではなく、モノラル音声信号であってもよい。つまり、モノラル音声信号から、各スレーブ機器に送信する送信用音声を形成することももちろんできる。
この発明の一実施の形態が適用されて構成された送受信システムの概要を説明するための図である。 図1に示した送受信システムのテレビ受像機1の構成例を説明するためのブロック図である。 図1に示した送受信システムのラジオ受信機2の構成例を説明するためのブロック図である。 図1に示した送受信システムの携帯電話端末3の構成例を説明するためのブロック図である。 図1に示した送受信システムの携帯電話端末3の構成例を説明するためのブロック図である。 外部スピーカ設定テーブルの一例を説明するための図である。 マスター機器とスレーブ機器との間で行われるスピーカ情報の送受処理を説明するためのタイミングチャートである。 マスター機器の音声信号の再生時の処理について説明するためのフローチャートである。 スレーブ機器のスレーブモード時の処理を説明するためのフローチャートである。 この発明が適用された送受信システムの他の例を説明するための図である。 この発明が適用された送受信システムの他の例を説明するための図である。
符号の説明
1…テレビ受像機、101…受信アンテナ、102…選局部、103…復調部、104…アナログ映像信号の入力端子、105…アナログ音声信号の入力端子、106…デジタル入力端子、107…デジタルI/F、108…セレクタ、109…映像信号処理部、110…表示部、111…音声信号処理部、112L…スピーカ、112R…スピーカ、120…制御部、131…キーI/F、132…キー操作部、141…送信用音声処理部141、142…通信I/F、2…ラジオ受信機、201…受信アンテナ、202…選局部、203…復調部、204…セレクタ、205…音声信号処理部、206…スピーカ、207…D/Aコンバータ、210…制御部、221…キーI/F、222…キー操作部、230…通信I/F、3…携帯電話端末、301…送受信アンテナ、302…アンテナ共用器、303…受信部、304…局発部、305…送信部、306…ベースバンド処理部、307…コーデック、308…受話器(スピーカ)、309…送話器(マイクロホン)、310…LCD、320…制御部、331…キーI/F、332…キー操作部、340…通信I/F、4…パーソナルコンピュータ、400…制御部、421…キーI/F、422…キー操作部、423…LCDコントローラ、424…LCD、441…音声信号処理部、442L…左チャンネルのスピーカ442L、442R…右チャンネルスピーカ、450…通信I/F

Claims (8)

  1. 音声信号を送信する送信装置と、音声信号を含む放送信号あるいは通信信号を受信して再生し、これに応じた音声を自機が備えるスピーカから放音する音声再生機能を備え、本来他の機器から独立してそれ自体で用いられる1つ以上のスピーカ搭載機器とからなる送受信システムであって、
    前記送信装置は、
    1つ以上の前記スピーカ搭載機器のスピーカに関する情報として、スピーカの周波数特性、最大音量レベル、音声信号を受信してから出力するまでにかかる時間、スピーカ数の1つ以上を含む情報および所定の入力手段を通じてユーザーによって設定入力された情報であって、前記スピーカ搭載機器の配置位置と処理対象の音声信号のチャンネル数とに応じて決められるチャンネル割り当て情報を、前記スピーカ搭載機器毎に保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持されている情報に基づいて、処理対象の音声信号から1つ以上の前記スピーカ搭載機器のそれぞれに送信すべき送信用音声信号を形成する形成手段と、
    前記形成手段により形成された1つ以上の前記スピーカ搭載機器のそれぞれに対する送信用音声信号を送信する送信手段と
    を備え、
    前記スピーカ搭載機器は、
    前記送信装置から送信される自機宛ての送信用音声信号を受信する受信手段と、
    受信した自機宛ての前記送信用音声信号から自機のスピーカに供給する音声信号を生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする送受信システム。
  2. 請求項1に記載の送受信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記スピーカに関する情報の設定入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記スピーカに関する情報を、前記保持手段に記録する記録処理手段と
    を備えることを特徴とする送受信システム。
  3. 請求項1に記載の送受信システムであって、
    前記送信装置は、
    1つ以上の前記スピーカ搭載機器から送信されてくる前記スピーカに関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段を通じて受信した前記スピーカに関する情報を前記保持手段に記録する記録処理手段と
    を備え、
    前記スピーカ搭載機器は、
    自己のスピーカに関する情報を保持する情報保持手段と、
    前記情報保持手段に保持されたスピーカに関する情報を、前記送信装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする送受信システム。
  4. 音声信号を含む放送信号あるいは通信信号を受信して再生し、これに応じた音声を自機が備えるスピーカから放音する音声再生機能を備え、本来他の機器から独立してそれ自体で用いられる1つ以上のスピーカ搭載機器のそれぞれに対して、音声信号を送信する送信装置であって、
    1つ以上の前記スピーカ搭載機器のスピーカに関する情報として、スピーカの周波数特性、最大音量レベル、音声信号を受信してから出力するまでにかかる時間、スピーカ数の1つ以上を含む情報および所定の入力手段を通じてユーザーによって設定入力された情報であって、前記スピーカ搭載機器の配置位置と処理対象の音声信号のチャンネル数とに応じて決められるチャンネル割り当て情報を、前記スピーカ搭載機器毎に保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持されている情報に基づいて、処理対象の音声信号から1つ以上の前記スピーカ搭載機器のそれぞれに送信すべき送信用音声信号を形成する形成手段と、
    前記形成手段により形成された1つ以上の前記スピーカ搭載機器のそれぞれに対する送信用音声信号を送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  5. 請求項4に記載の送信装置であって、
    前記スピーカに関する情報の設定入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記スピーカに関する情報を、前記保持手段に記録する記録処理手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  6. 請求項4に記載の送信装置であって、
    1つ以上の前記スピーカ搭載機器から送信されてくる前記スピーカに関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段を通じて受信した前記スピーカに関する情報を前記保持手段に記録する記録処理手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  7. 音声信号を送信する送信装置と、音声信号を含む放送信号あるいは通信信号を受信して再生し、これに応じた音声を自機が備えるスピーカから放音する音声再生機能を備え、本来他の機器から独立してそれ自体で用いられる1つ以上のスピーカ搭載機器とからなる送受信システムで用いられる前記スピーカ搭載機器であって、
    前記送信装置において保持されている前記スピーカ搭載機器のスピーカに関する情報である、スピーカの周波数特性、最大音量レベル、音声信号を受信してから出力するまでにかかる時間、スピーカ数の1つ以上を含む情報および所定の入力手段を通じてユーザーによって設定入力された情報であって、前記スピーカ搭載機器の配置位置と処理対象の音声信号のチャンネル数とに応じて決められるチャンネル割り当て情報に基づいて、前記送信装置において生成されて送信されてくる自機宛ての送信用音声信号を受信する受信手段と、
    受信した自機宛ての前記送信用音声信号から自機のスピーカに供給する音声信号を生成する生成手段と
    を備えることを特徴とするスピーカ搭載機器。
  8. 請求項7に記載のスピーカ搭載機器であって、
    自己のスピーカに関する情報として、スピーカの周波数特性、最大音量レベル、音声信号を受信してから出力するまでにかかる時間、スピーカ数の1つ以上を含む情報を保持する情報保持手段と、
    前記情報保持手段に保持されたスピーカに関する情報を、前記送信用音声信号の送信元である前記送信装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とするスピーカ搭載機器。
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