JP5038959B2 - 開閉装置および開閉装置操作機構 - Google Patents
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Description
T0=T1+T2+T3 (1)
の関係が成立する。
投入状態では、前記ローラピンが前記ラッチの先端を前記ラッチの回転軸中心の向きに押し、投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するのを許容するように前記ラッチが引かれ、前記ローラピンと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、を特徴とする。
まず、図1〜図10を用いて本発明に係る開閉装置の操作機構の第1の実施形態を説明する。図1は開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図である。図2は図1で示した装置を含むばね操作機構の遮断状態を示す図である。図3は図1で示した装置を含むばね操作機構の投入状態を示す図である。図4および図5は投入状態から遮断状態に移行する途中の遮断動作過程を示す図である。図6ないし図10は遮断状態から投入状態に移行する途中の投入動作過程を説明する図である。
このように構成された本実施の形態において、図1および図3に示す投入状態から図4および図5に示す状態を経て図2に示す遮断状態に至る遮断動作について説明する。まず、図1および図3に示す投入状態において、外部指令が入力されると遮断用電磁ソレノイド21が励磁され、プランジャ21aが矢印Bの方向に動作する。引き外しレバー54はプランジャ21aと係合しているため反時計方向回転する。それに連動して引き外しリンク53がラッチピン91bと係合しつつ右方向に移動し、ラッチ91を時計方向回転させる。この動作によりラッチ91の先端102とローラピン72aの係合が外れる。
次に図2に示す遮断状態から図6から図10までに示す状態を順に経て図1および図3に示す投入状態に至る投入動作について説明する。
図11は本発明の第2の実施形態の開閉装置の操作機構のラッチと引き外しリンクの要部およびその周辺部を示す正面図である。ただし、第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。この実施形態では、ラッチ91の先端に高分子材料などの振動吸収性の高い振動吸収部材92を配置する。これにより、ラッチ91のローラピン72aとの衝突による跳ね返りを緩和することができ、ラッチ91の外れ防止の効果を高めることができる。
図12は本発明の第3の実施形態の開閉装置の操作機構のラッチと引き外しリンクの要部およびその周辺部を示す正面図である。ただし、第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。この実施形態では、第1の実施形態と同様に、ラッチ91にラッチピン91bが設けられ、このラッチピン91bの周りで半径方向に移動可能にリング52が配置されている。この実施形態ではさらに、ラッチ91に連絡ピン91cが設けられている。また、引き外しリンク53に連絡ピン穴111が形成され、連絡ピン91cが連絡ピン穴111に係合する。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図13は本発明の第4の実施形態の開閉装置の操作機構のラッチと引き外しリンクの要部およびその周辺部を示す正面図である。ただし、第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。この実施形態では、第1の実施形態におけるリング52を用いる代わりに、引き外しリンク53のラッチピン91bと連結されるラッチピン穴がラッチピン91bの径に対して十分大きなギャップを有するように構成する。これにより、引き外しリンク53はリング52と同様の効果を生み出すことができる。
以上説明した実施形態は単なる例示であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
10d… 取り付け面
11… メインレバー
11a… ピン
11d… ピン
12… 遮断ばね
13… 投入ばね
14… フレーム(支持構造体)
14a… ストッパー
14b… ピン
15… 遮断ばねリンク
16… 遮断ばね受け
17… ダンパー
17a… ピストン
18… 投入ばね受け
18a… ピン
21… 遮断用電磁ソレノイド
21a… プランジャ
22… 投入用電磁ソレノイド
22a… プランジャ
52… リング
53… 引き外しリンク
53a… 長穴
54… 引き外しレバー
54a… 引き外し復帰ばね
54b… 引き外しレバーピン
62… 投入用係止レバー
62a… 半円柱部
62b… 復帰ばね
70… サブシャフト
71… サブレバー
71a… ピン
72… ラッチレバー
72a… ローラピン
73… カムレバー
73a… ローラ
80… 主副連結リンク
81… 投入シャフト
82… 投入レバー
82a… ピン
82b… ツメ
83… 投入リンク
84… 投入カム
90… 係止レバー
90a… ストッパーピン
90b… 支持部
90c… ピン
91… ラッチ
91a… ラッチ復帰ばね
91b… ラッチピン
91c… 連絡ピン
92… 振動吸収部材
100… ラッチ軸ピン
101… 中心
102… 先端
110… ラッチピン穴
111… 連絡ピン穴
200… 可動接点
Claims (15)
- 開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、
支持構造体と、
前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、
前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、
前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
前記ラッチに固定したラッチピンと、
前記ラッチピンの外径より大きい内径を持ち、前記ラッチピンの径方向外周を囲むように配置されて前記ラッチピンの径方向に移動可能なリングと、
を有し、
投入状態では、前記ローラピンが前記ラッチの先端を前記ラッチの回転軸中心の向きに押し、
投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するのを許容するように前記ラッチが引かれ、前記ローラピンと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、
を特徴とする開閉装置操作機構。 - 前記ラッチと係合する引き外しリンク機構と、
前記引き外しリンク機構を所定の方向に付勢する引き外し復帰ばねと、
前記引き外しリンク機構を、前記引き外し復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ラッチを引き動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の開閉装置操作機構。 - 前記引き外しリンク機構は、前記ラッチに配置された前記ラッチピンと相互回転可能に連結されるラッチピン穴が形成された引き外しリンクと、この引き外しリンクの他端に形成された長穴と係合する引き外しレバーピンを含む引き外しレバーとを有し、
前記遮断用電磁ソレノイドが前記引き外しレバーを押すことによって前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆向きに前記引き外しレバーを回転させるように構成されていること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉装置操作機構。 - 開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、
支持構造体と、
前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、
前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、
前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
前記ラッチに固定したラッチピンと、
前記ラッチピンの外径より大きい内径を持ち、前記ラッチピンの径方向外周を囲むように配置されて前記ラッチピンの径方向に移動可能なリングと、
前記ラッチと係合する引き外しリンク機構と、
前記引き外しリンク機構を所定の方向に付勢する引き外し復帰ばねと、
前記引き外しリンク機構を、前記引き外し復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ラッチを引き動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、
を有し、
投入状態では、前記ローラピンが前記ラッチの先端を前記ラッチの回転軸中心の向きに押し、
投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するのを許容するように前記ラッチが引かれ、前記ローラピンと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていて、
前記引き外しリンク機構は、前記ラッチに配置された前記ラッチピンとは別の連絡ピンに対して相互回転可能に連結される連絡ピン穴が形成された引き外しリンクと、この引き外しリンクの他端に形成された長穴と係合する引き外しレバーピンを含む引き外しレバーとを有し、
前記遮断用電磁ソレノイドが前記引き外しレバーを押すことによって前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆向きに前記引き外しレバーを回転させるように構成されていて、
前記ラッチには引き出しリンク連結ピンが設けられ、前記引き出しリンク連結ピンに前記引き外しリンクが連結されていること、を特徴とする開閉装置操作機構。 - 前記リングは、互いに分離して移動可能な複数枚のリングで構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
- 前記複数枚のリングは、内径および外形の少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする請求項5に記載の開閉装置操作機構。
- 前記複数枚のリングは、重量が互いに異なることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の開閉装置操作機構。
- 前記リングの総質量は前記ラッチの等価質量以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
- 開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、
支持構造体と、
前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、
前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、
前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
前記ラッチに固定したラッチピンと、
前記ラッチと係合する引き外しリンク機構と、
前記引き外しリンク機構を所定の方向に付勢する引き外し復帰ばねと、
前記引き外しリンク機構を、前記引き外し復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ラッチを引き動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、
を有し、
投入状態では、前記ローラピンが前記ラッチの先端を前記ラッチの回転軸中心の向きに押し、
投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するのを許容するように前記ラッチが引かれ、前記ローラピンと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていて、
前記引き外しリンク機構は、前記ラッチピンを囲んでそのラッチピンと相互回転可能な程度よりも大きなラッチピン穴が形成された引き外しリンクと、この引き外しリンクの他端に形成された長穴と係合する引き外しレバーピンを含む引き外しレバーとを有し、
前記遮断用電磁ソレノイドが前記引き外しレバーを押すことによって前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆向きに前記引き外しレバーを回転させるように構成されていること、を特徴とする開閉装置操作機構。 - 前記投入シャフトに固定された投入レバーと、
前記投入レバーに対して回転自在に接合された投入リンクと、
前記投入リンクの先端と前記支持構造体の間に配置されて前記投入リンクの先端を前記投入シャフトから離す方向に付勢する投入ばねと、
を有すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。 - 前記投入ばねは、前記投入シャフトの回転に応じて、前記投入状態または前記遮断状態において蓄勢され、前記遮断状態から前記投入状態に移行するときに放勢されるように配設されていること、
を特徴とする請求項10に記載の開閉装置操作機構。 - 前記投入レバーの先端に配置されたツメと、前記ツメと係合する保持装置とをさらに有し、
前記保持装置は、半円柱部を持つ投入用係止レバーと、前記投入用係止レバーを所定の方向に付勢する復帰ばねと、前記保持装置を前記復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記投入用係止レバーを動かし、前記遮断状態から前記投入状態へ移行させるための投入用電磁ソレノイドと、を有すること、
を特徴とする請求項10または請求項11に記載の開閉装置操作機構。 - 前記ラッチおよび前記ローラピンの少なくとも一方にダイヤモンド・ライク・カーボンをコーティングしたことを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
- 前記ラッチの先端に振動吸収する部材を配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
- 往復移動可能な可動接点と、この可動接点を駆動する操作機構とを有し、前記可動接点の移動によって遮断状態と投入状態との間で相互に移行しうる開閉装置であって、前記操作機構は、
支持構造体と、
前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、
前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、
前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
前記ラッチに固定したラッチピンと、
前記ラッチピンの外径より大きい内径を持ち、前記ラッチピンの径方向外周を囲むように配置されて前記ラッチピンの径方向に移動可能なリングと、
を有し、
投入状態では、前記ローラピンが前記ラッチの先端を前記ラッチの回転軸中心の向きに押し、
投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するのを許容するように前記ラッチが引かれ、前記ローラピンと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、
を特徴とする開閉装置。
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