JP5364522B2 - 開閉装置および開閉装置操作機構 - Google Patents

開閉装置および開閉装置操作機構 Download PDF

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Description

本発明は、電気回路を開閉する開閉装置とその操作機構に関し、特に、高電圧電流を短時間で遮断するのに好適なものに係る。
一般に、開閉装置の操作機構は、大出力が得られる油圧操作力を用いたものや中・低出力のばね操作力を用いたものがある。前者を油圧操作機構と呼び、後者をばね操作機構と呼ぶ。特に近年、開閉装置の一種であるガス遮断器の消弧室の小型化が進み、少ない操作力で事故電流等を遮断できるようになり、ばね操作機構の適用が多くなっている。しかし、超高電圧クラスのガス遮断器では、2サイクル遮断(交流の2サイクル分の時間以内に遮断するもの)という高速動作性能が要求される。従来のばね操作機構では3サイクル遮断程度の動作性能が一般的であり、ばね力の保持機構や保持制御機構の応答性の問題のため、2サイクル遮断の実現は容易ではなかった。
このような開閉装置の操作機構の第1の従来例として、特許文献1がある。特許文献1では遮断ばねの力は出力レバーを介して、ラッチとオープロップ(O−プロップ(開係止レバー))およびキャッチで構成される保持機構により保持されている。そのような構成のばね操作機構の遮断動作は、保持制御機構であるソレノイドにトリップ電流が流されるとソレノイドのプランジャがキャッチを動作させ、キャッチとプロップの係合が外れ、さらに出力レバーとラッチの係合が外れ出力レバーが回転し遮断ばね力が解放されることにより行なわれる。
開閉装置の操作機構の第2の従来例として、特許文献2に記載のばね操作機構がある。特許文献2のばね操作機構では遮断ばね力を保持するために引き外しレバーと保持レバーが配置してあり、保持レバーは遮断動作時には遮断ばねの力ではなく、加速ばねの力により動作させ、遮断ばね力を解放させる構造を採用している。
開閉装置の操作機構の第3の従来例として、特許文献3に記載のばね操作機構がある。特許文献3のばね操作機構では遮断ばねの力は出力レバーを介して、ラッチとリングと引き外しリンク機構で構成される保持機構により保持されている。そのような構成のばね操作機構の遮断動作は、ソレノイドにトリップ電流が流されるとソレノイドのプランジャが引き外しリンクを動作させ、出力レバーとラッチの係合が外れ、出力レバーが回転し遮断ばね力が解放されることにより行なわれる。
特開2007−294363号公報 特許第3497866号公報 特開2009−32560号公報
上述した開閉装置の操作機構の第1の従来例(特許文献1の例)においては、遮断ばね力の解放(遮断動作)は、ソレノイドの励磁によるキャッチの動作と、オープロップの動作と、遮断ばねを含む電気的な接触子の動作の三動作から構成されている。これらの動作関係を図15に示す。横軸は時間軸を示しており、縦軸は各部のストロークを示している。図15において最下部の曲線はトリップ電流の波形を示し、その上にキャッチの動作曲線(ストローク)を示してある。その上にはオープロップと遮断ばねのストロークを示してある。最上部にはガス遮断器の消弧室内部の接触子の通電信号を示している。
トリップ電流を印加した時間を基点としキャッチが動作しオープロップの動作が開始されるまでの時間をT1とする。さらにオープロップの動作開始から遮断ばねの動作開始までの時間をT2とする。T3は遮断ばねの動作開始から開極点に達するまでの時間を示す。開極時間をT0とすると、
T0=T1+T2+T3 (1)
の関係が成立する。
2サイクル遮断を実現するためには開極時間T0をある値以下にする必要がある。このように一般のばね操作機構ではトリップ電流印加後、キャッチから遮断ばねまで全て同時に動作が開始されるのではなく、キャッチがある程度動作した後にオープロップとの係合が外れることにより、オープロップの動作が開始され、オープロップがある程度動作してから遮断ばねが動作する。すなわち、遮断ばね力を保持している機構は、段階的に動作するため、T0を短縮するためにはT1、T2、T3のそれぞれの時間を短縮する必要がある。
しかし、T3は消弧室の可動部重量と開極速度、駆動エネルギーから遮断ばね力が決定するため、時間短縮には限度がある。T2を短縮させる方法としては、オープロップの軽量化と遮断ばね力を保持する力(保持力)を大きくすることにより高速に動作させることができる。しかし、この方法だと保持力が大きくなると強度向上のためオープロップを大型化する必要があり軽量化には限界が生じる。したがって保持力増大による高速化には限界が生じることになる。また、保持力を大きくすることによりオープロップとキャッチとの係合部にも大きな力が作用し、キャッチが大型化し、さらにキャッチを動作させるため大きな電磁力を持つソレノイドが必要となってくる。
現在、ソレノイドの高出力化のため、大型のコンデンサを利用した励磁方法がとられているが、ソレノイドに流せる電流値には規格で定められた上限値があるため、高出力化にも限度がある。このように、従来のばね操作機構では、容易に開極時間を短縮することが困難であった。
また、第2の従来例(特許文献2の例)においても、遮断ばね力の解放過程は電磁石により引き外しフックが動作し、リセットレバーと加速ばねと保持レバーがほぼ同時に動作し、引き外しレバーと遮断ばねが同時に動作する三動作から構成されている。この従来例では遮断ばねの保持力(加圧力)の方向を保持レバーのほぼ回転中心としたことにより保持レバーの動作に要する力の低減をしている。
また、二番目の動作に含まれている保持レバーの動きを加速ばねによって高速化し動作時間短縮を図っている。しかし、この二番目の動作時間を零秒にすることは物理的に困難であり、開極時間全体を大幅に短縮することは第1の従来例で説明した理由も含めて困難である。
また、引き外しレバーと保持レバーが係合する部分への加圧力の方向を保持レバーのほぼ回転中心方向としているため、外部振動による保持レバーへの強制加振により、引き外しレバーが遮断動作方向に回転し、遮断指令なしの状態でも動作してしまう可能性がある。また、引き外しレバーに配置されたローラと保持レバーとの係合面の変形等により加圧力の方向が保持レバーの回転中心のどちらに向くか安定しておらず、加圧力が保持レバーの遮断動作する方向に作用した場合、遮断指令を入力しなくても引き外しレバーが外れてしまう可能性がある。
さらに特許文献2には記載されていないが、投入動作においてローラが保持レバーを押しのけて再び係合する際の衝撃力で保持レバーが遮断方向に動作し、遮断指令無しで遮断動作することは十分考えられる。このように第2の従来例では大幅に開極時間を短縮することができず、遮断ばね力の保持の安定性が不足する可能性があった。
また、第3の従来例(特許文献3の例)においては、ソレノイドが励磁されると、引き外しレバーと引き外しンクを介し、ラッチが直接駆動されラッチとローラピンの係合を引き外す動作と、遮断ばねが動作する二動作により遮断動作が行なわれる。このように二動作にするため、遮断動作時間を短縮できるようになった。これは開極時間を表す式(1)において、T2がなくなった状態と同じとなる。しかし、ラッチが駆動してからローラピンとの係合が外れるまでは、遮断ばね力よりラッチを引き外す方向と逆向きの回転力がラッチにかかるため、遮断動作時間の大幅な短縮には至っていない。
また、ラッチ、引き外しレバー、および、引き外しリンクが一体となって動作するため可動部質量が大きくなり、高速動作の妨げとなっている。
また、ラッチと引き外しリンク間、および、引き外しリンクと引き外しレバー間はピン結合で構成されているため、僅かであるがギャップが存在するため、高速応答の妨げとなる。
さらに、投入動作完了直前でラッチはラッチ復帰ばねの付勢力により投入位置へ復帰するが、ラッチと引き外しリンクが一体で動作するので可動部質量は大きくなる。そのため、ラッチ復帰ばね力が不十分な場合、ラッチの復帰が間に合わず、投入動作を失敗する可能性がある。その対策として、ラッチ復帰ばね力を強くすると、開極時間は長くなる。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、電気回路の開閉を行なう開閉装置とその操作機構において、遮断ばね力の保持と解放を、ラッチとその誤動作防止機構の組合せで行ない、遮断ばね力を解放するまでの時間を短縮し、開極時間全体を大幅に短縮させるとともに、遮断ばね力保持の安定性や信頼性を向上させた開閉装置およびその操作機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る開閉装置操作機構は、開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、支持構造体と、前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行で前記支持構造体に対して固定された回転軸中心の周りを、回転可能に配設されたソレノイドレバーと、前記ソレノイドレバーを所定の向きに回転するように付勢するソレノイドレバー復帰ばねと、前記ソレノイドレバーの回転軸中心と異なる位置で該ソレノイドレバーに固定された回転軸中心の周りに回転可能に配設され、前記ローラピンと係合可能な先端部を有するラッチであって、当該ラッチの回転軸は前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行である、当該ラッチと、前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ソレノイドレバーを押し動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、を有し、前記投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するように前記遮断用電磁ソレノイドにより前記ソレノイドレバーが押されて回転し、その結果、前記ローラピンが前記ラッチの回転軸中心に向かって前記ラッチを押す付勢力により前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向にさらに押されて回転し、その結果、前記ローラピンと前記ラッチの先端部の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、を特徴とする。
また、本発明に係る開閉装置は、往復移動可能な可動接点と、この可動接点を駆動する操作機構とを有し、前記可動接点の移動によって遮断状態と投入状態との間で相互に移行しうる開閉装置であって、前記操作機構は、支持構造体と、前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行で前記支持構造体に対して固定された回転軸中心の周りを、回転可能に配設されたソレノイドレバーと、前記ソレノイドレバーを所定の向きに回転するように付勢するソレノイドレバー復帰ばねと、前記ソレノイドレバーの回転軸中心と異なる位置で該ソレノイドレバーに固定された回転軸中心の周りに回転可能に配設され、前記ローラピンと係合可能な先端部を有するラッチであって、当該ラッチの回転軸は前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行である、当該ラッチと、前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ソレノイドレバーを押し動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、を有し、前記投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するように前記遮断用電磁ソレノイドにより前記ソレノイドレバーが押されて回転し、その結果、前記ローラピンが前記ラッチの回転軸中心に向かって前記ラッチを押す付勢力により前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向にさらに押されて回転し、その結果、前記ローラピンと前記ラッチの先端部の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、電気回路の開閉を行なう開閉装置とその操作機構において、遮断ばね力の保持と解放をラッチとその誤動作防止機構の組合せで行ない、遮断ばね力を解放するまでの時間を短縮し、開極時間全体を短縮させることができる。また、遮断ばね力保持の安定性や信頼性が向上する。
本発明の第1の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図。 図1の開閉装置のばね操作機構の遮断状態を示す展開正面図。 図1の開閉装置のばね操作機構の投入状態を示す展開正面図。 図1の開閉装置の遮断動作途中の状態を示す要部正面図。 図1の開閉装置の遮断動作途中の図4の状態に続く状態を示す要部正面図。 図1の開閉装置の遮断動作途中の図5の状態に続く状態を示す要部正面図。 図1の開閉装置の遮断動作途中の図6の状態に続く状態を示す要部正面図。 図1の開閉装置の投入動作途中の状態を示す要部正面図。 図1の開閉装置の投入動作途中の図8の状態に続く状態を示す要部正面図。 本発明の第2の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置の投入状態を示す正面図。 本発明の第3の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置の投入状態を示す正面図。 図10の開閉装置の投入動作完了直前の状態を示す要部正面図。 図10の開閉装置の投入動作完了直前の図11の状態に続く状態を示す要部正面図。 本発明の第4の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置の投入状態を示す正面図。 従来の開閉装置の遮断動作を説明するタイムチャート。
以下、本発明に係る開閉装置の操作機構の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1〜図9を用いて本発明に係る開閉装置の操作機構の第1の実施形態を説明する。図1は開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図である。図2は図1で示した装置を含むばね操作機構の遮断状態を示す図である。図3は図1で示した装置を含むばね操作機構の投入状態を示す図である。図4ないし図7は投入状態から遮断状態に移行する途中の遮断動作過程を示す図である。図8および図9は遮断状態から投入状態に移行する途中の投入動作過程を説明する図である。
図2および図3において、リンク機構6の左方に可動接点200が連結されている。図2のようにリンク機構6が右方向に移動したときに可動接点200が開となって遮断状態となり、図3のようにリンク機構6が左方向に移動したときに可動接点200が閉となって投入状態となるように構成されている。リンク機構6の一端はメインレバー11の先端に回転自在に係合し、メインレバー11は、投入シャフト81に回転自由に固定されている。投入シャフト81はフレーム(支持構造体)14に固定された軸受(図示せず)で回転可能に支持されている。
遮断ばね12はフレーム14の取り付け面10にその一端が固定されており、他端は遮断ばね受け16に嵌着されている。遮断ばね受け16にはダンパー17が固着されており、ダンパー17の内部には流体が封入されており、ピストン17aが並進摺動自在に配置されている。ダンパー17の一端は遮断ばねリンク15に固着されており、メインレバー11のピン11aに回転自由に取り付けられている。
フレーム14にはサブシャフト70が回転自由に配置されており、サブシャフト70にサブレバー71が固着されている。サブレバー71の先端にはピン71aが配置されており、メインレバー11に配置されたピン11dとピン71aは主副連結リンク80で連結されている。サブシャフト70にはラッチレバー72が固着されており、その先端にはローラピン72aが回転自由に嵌着されている。さらに、サブシャフト70にはカムレバー73が固着されており、カムレバー73の先端にはローラ73aが回転自由に嵌着されている。
投入ばね13はフレーム14の取り付け面10にその一端が固定されており、他端は投入ばね受け18に嵌着されている。投入ばね受け18にはピン18aが配置されており、ピン18aは、投入シャフト81の端部に固着された投入レバー82のピン82aと、投入リンク83を介して連結されている。投入カム84は、投入シャフト81に固着されており、投入シャフト81の回転に従いローラ73aと離接自在に係合する。
投入レバー82の一端にはツメ82bが配置されており、フレーム14に回転自由に配置された投入用係止レバー62に設けられた半円柱部62aと離接自在に係合している。また、投入用係止レバー62の一端には復帰ばね62bが配置されており、復帰ばね62bの他端はフレーム14に固定されている。復帰ばね62bは圧縮ばねであり、投入用係止レバー62を時計方向回転させるばね力が常に作用している。ただし、その回転はフレーム14に固着された投入用電磁ソレノイド22のプランジャ22aと投入用係止レバー62が係合することにより規制されている。
図2に示す遮断状態では、投入リンク83の中心軸(ピン18aとピン82aの中心を結んだ軸)よりも投入シャフト81の中心81aが左側に位置しているので、投入レバー82には投入ばね13より反時計方向回転トルクが与えられている。しかし、ツメ82bと半円柱部62aの係合によりその回転が保持されて止められている。
図1に示すように、係止レバー90には突起状の支持部90aが形成され、フレーム14に固着されたピン14bと係合しているので、係止レバー90はフレーム14に対して固定されている。
ソレノイドレバー54は係止レバー90の端部に回転自由に配置された偏心ピン100に固定されている。また、ソレノイドレバー54の一端にはソレノイドレバー復帰ばね54aが配置されており、ソレノイドレバー復帰ばね54aの他端はフレーム14に固着されている。ソレノイドレバー復帰ばね54aは引張ばねであり、ソレノイドレバー54を時計方向に回転させるばね力が常に作用している。ただし、その回転はフレーム14に固着された遮断用ソレノイド21のプランジャ21aとソレノイドレバー54が係合することにより規制される。
ラッチ91は、ソレノイドレバー54の回転軸中心101から偏心した位置に回転軸中心103を持つように偏心ピン100の周りに回転自由で配置されている。また、ラッチ91には突起部91cが形成されている。係止レバー90とラッチ91間にはラッチ復帰ばね91aが配置され、ラッチ復帰ばね91aの端部は係止レバー90に固定されたピン90cと係合していて、このラッチ復帰ばね91aはラッチ91を常に時計方向回転させる力を発生させている。このラッチ91の時計方向回転は、係止レバー90上に配置されたストッパーピン90bとラッチ91に配置された突起部91cが当接することにより規制される。ラッチ91の先端部102は、その先端部102とラッチの回転軸中心103とを結ぶ直線に垂直な平面で形成される。
ラッチ91には、ラッチの先端部102の片側側面から突起する先端突起部120が形成されている。図1および図3に示す投入状態では、ラッチの先端部102とローラピン72aとが係合する位置の片側側面で、ラッチ復帰ばね91aによるラッチ91を時計方向回転させる力によって、先端突起部120の側面がローラピン72aの側面を押している。
フレーム14に固着されている遮断用電磁ソレノイド21のプランジャ21aの先端はソレノイドレバー54に離接自在に係合しており、遮断指令が入力されるとソレノイドレバーバー54を反時計方向回転させる。
図1および図3に示す投入状態において、ラッチ91の先端部102はローラピン72aと係合し、ローラピン72aが先端部102をラッチ91の回転軸中心103の向きに押し、ソレノイドレバー54の回転は遮断用電磁ソレノイド21のプランジャ21aにより規制されている。さらに、ラッチ91の回転軸中心103はローラピン72aの中心とソレノイドレバー54の回転軸中心101を結ぶ直線上に、あるいはその直線のわずかにサブシャフト70側にずれて位置しているため、ラッチ91が反時計方向回転しようとするのを止められる構造となっている。
投入状態において、メインレバー11は、遮断ばね12が伸びようとするばね力によって常に時計方向回転するトルクを受けている。メインレバー11に伝えられた力は、主副連結リンク80を介してサブレバー71に伝えられる。その力はサブレバー71を常に反時計方向回転させるトルクとなり、同時にラッチレバー72も反時計方向回転させようとする。ただし、投入状態ではラッチ91の先端部102とローラピン72aが係合しているためにラッチレバー72の反時計方向回転は規制され、それに続くサブレバー71から遮断ばね12に至るまでの部材は静止保持された状態となる。
ここに示す実施形態では、投入シャフト81、サブシャフト70などの回転軸や各ピンの軸は互いに平行である。
(遮断動作)
このように構成された本実施の形態において、図1および図3に示す投入状態から図4ないし図7に示す状態を経て図2に示す遮断状態に至る遮断動作について説明する。
まず、図1および図3に示す投入状態において、外部指令が入力されると遮断用電磁ソレノイド21が励磁され、プランジャ21aが矢印Bの方向に動作する。
ソレノイドレバー54はプランジャ21aと係合しているため反時計方向回転する。それに連動して偏心ピン100も反時計方向回転する。すると、ラッチ91はラッチ91の先端部102とローラピン72aが係合した状態を保ちながら、遥動運動を始める。この状態を示したのが図4である。
このとき、ローラピン72aはラッチ91の先端部102をラッチ91の回転軸中心103の向き(矢印Gの方向)に押しており、ラッチ91の回転中心103はローラピンの中心とソレノイドレバー54の回転軸中心101を結ぶ直線からサブシャフト70と反対側にずれるため、偏心ピン100およびソレノイドレバー54は反時計方向の回転力が与えられる。
図4の状態に引き続き、偏心ピン100およびソレノイドレバー54はさらに反時計方向回転し、ラッチ91の突起部91cとストッパーピン90bが接触する。この状態を示したのが図5である。
図5の状態に引き続き、偏心ピン100およびソレノイドレバー54はさらに反時計方向回転し、同時に、ラッチ91はストッパーピン90bと接触しながら反時計方向回転する。この状態を示したのが図6である。この動作によりラッチ91の先端部102とローラピン72aの係合が外れる。
図6の状態に引き続き、ラッチレバー72は遮断ばね12により反時計方向の回転力が与えられているため、ラッチ91を押しのけながら反時計方向回転する。この状態を図7に示す。
図2は遮断動作終了状態を示している。ラッチ91はラッチ復帰ばね91a(図1)により投入状態(図1、図3)とほぼ同じ位置まで復帰している。ソレノイドレバー54もソレノイドレバー復帰ばね54a(図1)により投入状態(図1、図3)とほぼ同じ位置まで復帰している。
図3に示す投入状態において、ラッチ91とローラピン72aの係合が外れると、ラッチレバー72とサブシャフト70に固着されたカムレバー73、サブレバー71が反時計方向(矢印C、D方向)に回転する。そして、メインレバー11が時計方向回転(矢印E方向)に回転し遮断ばね12とダンパー17は矢印F方向に動作する。リンク機構6とそれに連結された可動接点200が右方向に移動し、遮断動作が開始する。
遮断ばね12がある一定距離変位すると、ピストン17aはフレーム14に固定されたストッパー14aに当接し、ダンパー17の制動力が発生し遮断ばね12の動作を停止させ、それに連結されたリンクレバー類の動作も停止し遮断動作が完了する。その状態を示したのが図2である。
(投入動作)
次に図2に示す遮断状態から図8および図9に示す状態を順に経て図1および図3に示す投入状態に至る投入動作について説明する。
図2は遮断状態で投入ばね13が蓄勢された状態を示す。外部指令が入力されると投入用電磁ソレノイド22が励磁され、プランジャ22aが矢印H方向に動作し、投入用係止レバー62はプランジャ22aと係合しているため反時計方向回転する。すると半円柱部62aとツメ82bの係合が外れ、投入レバー82と投入シャフト81は投入ばね13のばね力により反時計方向回転し(矢印I方向)、投入ばね13は矢印J方向に伸びて放勢される。投入シャフト81に固着されている投入カム84は矢印Kの方向に回転し、ローラ73aと係合する。ローラ73aが投入カム84により押し込まれると、カムレバー73は時計方向回転し(矢印L方向)、同時にサブレバー71は矢印Mの方向に回転する。
サブレバー71の回転はメインレバー11に伝えられ、メインレバー11が反時計方向(矢印N方向)に回転する。すると、リンク機構6とそれに連結された可動接点200が左方向に移動し、投入動作を行なう。メインレバー11の回転に伴い遮断ばね12は圧縮されて蓄勢され、ローラピン72aはラッチ91と再び係合し投入動作が完了する。
投入動作において図2の遮断状態からカムレバー73が時計方向回転すると共に、カムレバー73とサブシャフト70に固着されたラッチレバー72も時計方向回転する。この状態を示しているのが図8である。
図8の状態に引き続き、ローラピン72aによってラッチ91が反時計方向回転する。この状態を示しているのが図9である。
投入カム84とローラ73aの係合が無くなると、遮断ばね12が伸びる力により、ローラピン72aは投入状態位置へ移動する。さらに、ローラピン72aとラッチ91の係合がなくなると、ラッチ91はラッチ復帰ばね91aの付勢力により投入状態位置まで復帰し、ラッチ91の先端部102とローラピン72aは再係合する(図1と図3)。この再係合の際、ローラピン72aが先端部102をラッチ91の回転軸中心103の向きに押し、ソレノイドレバー54の回転は遮断用電磁ソレノイド21のプランジャ21aにより規制されている。さらに、ラッチ91の回転軸中心103はローラピン72aの中心とソレノイドレバー54の回転軸中心101を結ぶ直線のわずかにサブシャフト70側にずれて位置しているため、ラッチ91が反時計方向回転しようとするのを止める。
図1および図3は投入完了状態を示している。
本実施の形態によれば、遮断指令が入力され遮断用電磁ソレノイド21が励磁されると、ソレノイドレバー54を介し、ラッチ91が直接駆動されラッチ91とローラピン72aの係合を引き外す動作と、遮断ばね12が動作する二動作により遮断動作が行なわれる。このように従来のばね操作機構では三動作であったものを二動作にするため、遮断動作時間を大幅に短縮できるようになる。これは開極時間を表す式(1)において、T2がなくなった状態と同じとなるため、開極時間の短縮が可能となる。
さらに、遮断指令が入力されてからラッチ91の先端部102とローラピン72aの係合が外れるまでは、偏心ピン100には常に反時計方向の回転力が与えられており、さらなる開極時間の短縮が可能となる。
さらに、遮断用電磁ソレノイド21でラッチ91を直接駆動させるのではないので、ラッチ復帰ばね力による開極時間の影響は少ない。従って、ラッチ復帰ばね力を高めることにより、開極時間を延長させることなく、投入動作時のラッチの復帰を早め、投入動作安定性を向上させることができる。
また、ラッチ91の先端部102の係合面が平面で構成され、投入時にはローラピン72aが先端部102をラッチ91の回転軸中心103の向きに押すようにしたため、投入状態においてローラピン72aからラッチ91へは回転力が作用しない。これによりラッチ91を小型化することができ、引き外す際に必要な力を最小化することができ、遮断用電磁ソレノイド21も小型化することができる。
また、従来例よりも少ない部品点数で構成されているので、材料費や組立工程数を大幅に削減ができる利点がある。
[第2の実施形態]
図10は本発明の第2の実施形態の開閉装置の操作機構のラッチとソレノイドレバーの要部およびその周辺部を示す正面図である。ただし、第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。この実施形態では、ラッチ91の先端部102は凸円弧面(すなわち凸円筒面)で形成されており、その円弧面の中心位置は、投入状態におけるローラピン72aの中心とラッチ91の回転軸中心103を結ぶ直線111の上にほぼ一致しているように形成される。これにより、遮断開始時のローラピン72aからラッチ91の先端部の係合を外す際に必要な力はさらに小さくなり、電磁ソレノイドの小型化、および、開極時間の短縮化が可能となる。
また、第2の実施形態の変形例として、ラッチ91の先端部102の円弧面の中心を直線111のサブシャフト70寄りとしてもよい。その場合は、投入状態の安定化が可能となる。
[第3の実施形態]
図11は本発明の第3の実施形態の開閉装置の操作機構のラッチとソレノイドレバーの要部およびその周辺部を示す正面図である。ただし、第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。この実施形態では、ラッチ91上にラッチピン91bが配置されており、ラッチピン91bにはリング52がラッチピン91bの径方向に移動可能に配置されている。リング52の内径はラッチピン91bの外径より大きい。
このように構成された本実施の形態において、投入動作完了直前の状態を示しているのが図12および図13である。
ラッチ91がラッチ復帰ばね91aにより投入状態位置まで復帰する際、ラッチ91はローラピン72aと衝突し、跳ね返るため、ラッチ91は投入位置で停止せずに反時計方向回転し、ラッチ91の先端部102とローラピン72aの係合が外れ、誤動作する可能性がある。
しかし、本実施の形態では、ラッチ91とローラピン72aが衝突すると、リング52は慣性力によりラッチ91の跳ね返り方向と逆の矢印Pの方向に移動し(図12)、ラッチピン91bに衝突する(図13)ため、ラッチ91の反時計方向回転を阻止することができ、ラッチ91の誤動作防止機構となる。
本実施形態によれば、リング52により投入動作におけるラッチ91とローラピン72aの衝突によるラッチ91の外れを防止することができ、ばね操作機構の動作信頼性の向上が可能となる。
また、リング52の取り付け位置は図11に示した位置に限定されるものではなく、ラッチ91の任意の位置でも同様の効果を得ることができる。
また、リング52は高硬度・高密度などの特徴をもつ金属、または、高弾性などの特徴を持つ高分子材料、またはその複合体から構成されことにより、ラッチ91の外れ防止の効果を高めることができる。
[第4の実施形態]
図14は本発明の第4の実施形態の開閉装置の操作機構のラッチとソレノイドレバーの要部およびその周辺部を示す正面図である。ただし、第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付すことにより重複説明は省略する。この実施形態では、投入状態においてラッチ91の先端突起部120とローラピン72aとが当たる位置の先端突起部120側に、高分子材料などの振動吸収性の高い振動吸収部材92を配置する。これにより、ラッチ91のローラピン72aとの衝突による跳ね返りを緩和することができ、ラッチ91の外れ防止の効果を高めることができる。
[他の実施形態]
以上説明した実施形態は単なる例示であって、本発明はこれらの実施形態に限定される
ものではない。
たとえば、上記各実施形態では、遮断ばね12および投入ばね13に圧縮コイルばねを用いているが、他の弾性体要素、たとえばネジリコイルばね、皿ばね、渦巻きばね、板ばね、空気ばねや引っ張りばねを用いることもできる。また、投入用係止レバー62やソレノイドレバー54やラッチ91に設けた復帰ばね62b、54a、91aにコイルばねやネジリコイルばねを用いているが、他の弾性体要素、たとえば皿ばね、渦巻きばね、板ばねを用いることもできる。
さらに、複数の遮断ばねや複数の投入ばねを持つ操作装置にも適用できる。
また、係止レバー90はフレーム14に固定されているものであるから、係止レバー90を無くして、ストッパーピン90bおよびピン90cなどをフレーム14に直接固定するようにしてもよい。また、ストッパーピン90bおよびピン90cは、係止レバー90またはフレーム14と一体のものでもよい。
また、ソレノイドレバー復帰ばね54aによるソレノイドレバー54の時計方向回転の規制に遮断用ソレノイド21のプランジャ21aを用いているが、フレーム14または係止レバー90に固定されたピンを設けて、これを代用してもよい。
また、第3の実施形態のリング52を複数枚配置することも可能である。その場合に、それぞれのリング52の内径および外径が異なるとすると、各リング52が時間差をもってローラピン72aに衝突するため、ラッチ91の外れを防止の効果を高めることができる。また、それぞれのリング52の重量が異なることにより、リング52は時間差をもってローラピン72aに衝突するため、ラッチ91の外れを防止の効果を高めることができる。
さらに、第3の実施形態のリング52はドーナツ型であるが、ドーナツ型に限定するものではなく、それ以外の形状でも同様の効果を得ることができる。
さらに、第3の実施形態では、第1の実施形態のラッチ91にラッチピン91bおよびリング52を取り付けた例を示したが、他の例として、第2または第4の実施形態のラッチ91にラッチピン91bおよびリング52を取り付けてもてもよい。
また、第4の実施形態では、第1の実施形態のラッチ91に振動吸収部材92を取り付けた例を示したが、他の例として、第2または第3の実施形態のラッチ91に振動吸収部材92を取り付けてもよい。
6 … リンク機構
10 … 取り付け面
11 … メインレバー
11a … ピン
11d … ピン
12 … 遮断ばね
13 … 投入ばね
14 … フレーム(支持構造体)
14a … ストッパー
14b … ピン
15 … 遮断ばねリンク
16 … 遮断ばね受け
17 … ダンパー
17a … ピストン
18 … 投入ばね受け
18a … ピン
21 … 遮断用電磁ソレノイド
21a … プランジャ
22 … 投入用電磁ソレノイド
22a … プランジャ
52 … リング
54 … ソレノイドレバー
54a … ソレノイドレバー復帰ばね
62 … 投入用係止レバー
62a … 半円柱部
62b … 復帰ばね
70 … サブシャフト
71 … サブレバー
71a … ピン
72 … ラッチレバー
72a … ローラピン
73 … カムレバー
73a … ローラ
80 … 主副連結リンク
81 … 投入シャフト
81a … 中心
82 … 投入レバー
82a … ピン
82b … ツメ
83 … 投入リンク
84 … 投入カム
90 … 係止レバー
90a … 支持部
90b … ストッパーピン
90c … ピン
91 … ラッチ
91a … ラッチ復帰ばね
91b … ラッチピン
91c … 突起部
92 … 振動吸収部材
100 … 偏心ピン
101 … ソレノイドレバーの回転軸中心
102 … 先端部
103 … ラッチの回転軸中心
111 … 直線
120 … 先端突起部
200 … 可動接点

Claims (14)

  1. 開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、
    支持構造体と、
    前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
    前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
    前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
    前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
    前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
    前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
    前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
    前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
    前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、
    前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行で前記支持構造体に対して固定された回転軸中心の周りを、回転可能に配設されたソレノイドレバーと、
    前記ソレノイドレバーを所定の向きに回転するように付勢するソレノイドレバー復帰ばねと、
    前記ソレノイドレバーの回転軸中心と異なる位置で該ソレノイドレバーに固定された回転軸中心の周りに回転可能に配設され、前記ローラピンと係合可能な先端部を有するラッチであって、当該ラッチの回転軸は前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行である、当該ラッチと、
    前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
    前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ソレノイドレバーを押し動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、
    を有し、
    前記投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するように前記遮断用電磁ソレノイドにより前記ソレノイドレバーが押されて回転し、その結果、前記ローラピンが前記ラッチの回転軸中心に向かって前記ラッチを押す付勢力により前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向にさらに押されて回転し、その結果、前記ローラピンと前記ラッチの先端部の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、
    を特徴とする開閉装置操作機構。
  2. 前記ソレノイドレバーに固定されて前記ラッチを前記ソレノイドレバーに対して回転可能に支持する偏心ピンであって、前記ラッチの回転軸中心の位置が前記ソレノイドレバーの回転軸中心と異なる位置になるように構成された偏心ピン、を有すること、を特徴とする請求項1に記載の開閉装置操作機構。
  3. 前記ローラピンに係合可能なラッチの先端部は、該ラッチの回転中心と該ラッチの先端部とを結ぶ直線に垂直な平面をなすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉装置操作機構。
  4. 前記ローラピンに係合可能なラッチの先端部は、該ラッチの回転中心と該ラッチの先端部とを結ぶ直線上に中心を有する凸円筒面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉装置操作機構。
  5. 前記ラッチに固定したラッチピンと、
    前記ラッチピンの外径より大きい内径を持ち、前記ラッチピンの径方向外周を囲むように配置されて前記ラッチピンの径方向に移動可能なリングと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  6. 前記リングは、互いに分離して移動可能な複数枚のリングで構成されることを特徴とする請求項5に記載の開閉装置操作機構。
  7. 前記複数枚のリングは、内径および外形の少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする請求項6に記載の開閉装置操作機構。
  8. 前記複数枚のリングは、重量が互いに異なることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の開閉装置操作機構。
  9. 前記投入状態の前後に前記ラッチの先端部と前記ローラピンとが係合しているときにその係合する位置の片側側面で前記ローラピンと接することが可能で前記ラッチの先端部から突起した先端突起部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  10. 前記投入状態に入る直前に前記ローラピンと前記先端突起部とが接する際に生ずる振動を吸収する振動吸収部材が前記先端突起部に取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載の開閉装置操作機構。
  11. 前記投入シャフトに固定された投入レバーと、
    前記投入レバーに対して回転自在に接合された投入リンクと、
    前記投入リンクの先端と前記支持構造体の間に配置されて前記投入リンクの先端を前記投入シャフトから離す方向に付勢する投入ばねと、
    を有すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  12. 前記投入ばねは、前記投入シャフトの回転に応じて、前記投入状態または前記遮断状態において蓄勢され、前記遮断状態から前記投入状態に移行するときに放勢されるように配設されていること、
    を特徴とする請求項11に記載の開閉装置操作機構。
  13. 前記投入レバーの先端に配置されたツメと、前記ツメと係合する保持装置とをさらに有し、
    前記保持装置は、半円柱部を持つ投入用係止レバーと、前記投入用係止レバーを所定の方向に付勢する復帰ばねと、前記保持装置を前記復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記投入用係止レバーを動かし、前記遮断状態から前記投入状態へ移行させるための投入用電磁ソレノイドと、を有すること、
    を特徴とする請求項11または請求項12に記載の開閉装置操作機構。
  14. 往復移動可能な可動接点と、この可動接点を駆動する操作機構とを有し、前記可動接点の移動によって遮断状態と投入状態との間で相互に移行しうる開閉装置であって、前記操作機構は、
    支持構造体と、
    前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
    前記投入シャフトに固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
    前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
    前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
    前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
    前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
    前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
    前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
    前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラピンと、
    前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行で前記支持構造体に対して固定された回転軸中心の周りを、回転可能に配設されたソレノイドレバーと、
    前記ソレノイドレバーを所定の向きに回転するように付勢するソレノイドレバー復帰ばねと、
    前記ソレノイドレバーの回転軸中心と異なる位置で該ソレノイドレバーに固定された回転軸中心の周りに回転可能に配設され、前記ローラピンと係合可能な先端部を有するラッチであって、当該ラッチの回転軸は前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行である、当該ラッチと、
    前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
    前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ソレノイドレバーを押し動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、
    を有し、
    前記投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向に回転するように前記遮断用電磁ソレノイドにより前記ソレノイドレバーが押されて回転し、その結果、前記ローラピンが前記ラッチの回転軸中心に向かって前記ラッチを押す付勢力により前記ソレノイドレバーが前記ソレノイドレバー復帰ばねの付勢の向きと逆方向にさらに押されて回転し、その結果、前記ローラピンと前記ラッチの先端部の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記ラッチレバーが回転するように構成されていること、
    を特徴とする開閉装置。
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