JP5037976B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

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本発明は、特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれかであることを特定可能な識別情報を受付けたときに計数処理を許容する計数装置を管理対象とした遊技場用管理システムに関する。
遊技場では、遊技客は遊技により獲得した遊技媒体を計数装置により計数して希望する景品と交換するようになっている。このような計数装置として、遊技媒体を計数する計数部に通じる取込口にシャッタが設けられ、会員カードを受付けたときに限ってシャッタを開放位置にスライド移動させて取込口を開放させ、会員カードの発行を受けた遊技客のみに遊技客が自身で計数を行うことができるという計数特典を与えるように構成されたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平9−173622号公報
ところで、近年では、遊技媒体の計数を行う場合の不正対策として、遊技場の従業員の認証を受けた場合に限って計数処理を許容することが遊技場で主流となっているが、上記した特許文献1に記載されている構成では、会員カードの発行を受けた遊技客を他の遊技客(会員カードの発行を受けていない遊技客)と区別して特定の遊技客として特定することにより、会員カードの発行を受けた遊技客のみに計数特典を与えている。このものによれば、遊技場の従業員の認証を必要としなくても良いのみならず、遊技客が自身で計数を行うことになるので、遊技台から計数装置まで遊技媒体を運搬するサービス自体を提供しなくとも遊技客が不満に思わないことになり、不正を考慮した上で、遊技場の従業員の負担を軽減することができ、さらには、遊技客の満足感を維持するという効果をも期待することができる。
しかしながら、従来のように計数回数や計数値のみを管理するだけでは、特定の遊技客に与えている計数特典が実際に活用されているのか否かを把握することができないと共に、従業員の作業負担が実際に軽減されているのか否かを把握することができず、システムを効果的に運用するには至っていないという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特定の遊技客による計数状況と遊技場の従業員による計数状況とを効果的に区別して集計することができ、システムを効果的に運用することを可能とする遊技場用管理システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれかであることを特定可能な識別情報を受付けたときに計数処理を許容する計数装置を管理対象とした遊技場用管理システムであって、前記計数装置が出力する計数処理毎の計数値を特定可能な計数値情報と計数者が特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報とを入力する入力手段と、前記入力手段が入力した計数値情報及び計数者情報に基づいて特定の遊技客による計数回数あるいは計数値と遊技場の従業員による計数回数あるいは計数値とを区別した計数情報を集計する計数情報集計手段と、前記計数情報集計手段が集計した計数情報を出力する出力手段と、来店回数、使用遊技媒体数、投資金額、計数回数及び計数時のエラー回数のうち少なくとも1つである遊技情報を遊技客毎に集計する遊技情報集計手段と、前記遊技情報集計手段が集計した遊技客毎の遊技情報に対して所定条件を設定し、遊技情報が所定条件を満たした遊技客を他の遊技客と区別して特定の遊技客として設定する設定手段とを備え、前記計数情報集計手段は、前記設定手段が前記所定条件の設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における前記特定の遊技客による計数回数を集計し、当該集計を行うことで前記所定条件の設定が更新される毎の設定更新履歴を作成し、前記出力手段は、前記所定条件の設定が更新される毎の前記特定の遊技客による計数回数を対応する前記所定条件と共に出力するように構成したところに特徴を有する。
請求項2記載の発明は、特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれかであることを特定可能な識別情報を受付けたときに計数処理を許容する計数装置を管理対象とした遊技場用管理システムであって、前記計数装置が出力する計数処理毎の計数値を特定可能な計数値情報と計数者が特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報とを入力する入力手段と、前記入力手段が入力した計数値情報及び計数者情報に基づいて特定の遊技客による計数回数あるいは計数値と遊技場の従業員による計数回数あるいは計数値とを区別した計数情報を集計する計数情報集計手段と、前記計数情報集計手段が集計した計数情報を出力する出力手段と、来店回数、使用遊技媒体数、投資金額、計数回数及び計数時のエラー回数のうち少なくとも1つである遊技情報を遊技客毎に集計する遊技情報集計手段と、前記遊技情報集計手段が集計した遊技客毎の遊技情報に対して所定条件を設定し、遊技情報が所定条件を満たした遊技客を他の遊技客と区別して特定の遊技客として設定する設定手段とを備え、前記計数情報集計手段は、前記設定手段が前記所定条件の設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における全体の計数回数に対する特定の遊技客による計数回数の割合を集計し、当該集計を行うことで前記所定条件の設定が更新される毎の設定更新履歴を作成し、前記出力手段は、前記所定条件の設定が更新される毎の前記特定の遊技客による計数回数の割合を対応する前記所定条件と共に出力するように構成したところに特徴を有する。
請求項3記載の発明は、前記計数情報集計手段は、前記特定の遊技客が増加した人数、及び減少した人数を前記所定条件の設定が更新される毎に集計し、前記出力手段は、前記所定条件の設定が更新される毎の前記特定の遊技客による計数回数、或いは計数回数の割合を、前記特定の遊技客が増加した人数、及び減少した人数と共に出力するように構成したところに特徴を有する。
請求項1記載の発明によれば、計数装置が出力する計数処理毎の計数値を特定可能な計数値情報と計数者が特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報とを入力手段が入力すると、それら計数値情報及び計数者情報に基づいて特定の遊技客による計数回数あるいは計数値と遊技場の従業員による計数回数あるいは計数値とを区別した計数情報を計数情報集計手段が集計し、その計数情報を出力手段が出力するように構成したので、特定の遊技客による計数状況と遊技場の従業員による計数状況とを効果的に区別して集計することができる。そして、その集計結果を解析することにより、特定の遊技客に与えている計数特典が実際に活用されているのか否かを把握することができると共に、従業員の作業負担が実際に軽減されているのか否かを把握することができ、システムを効果的に運用することができる。例えば特定の遊技客による計数の利用頻度が少ないと判断した場合には、特定の遊技客に対して利用を促すように対策を講じることができる。
また、遊技情報を遊技客毎に遊技情報集計手段が集計し、遊技情報が所定条件を満たした遊技客を他の遊技客と区別して特定の遊技客として設定手段が設定し、計数情報集計手段は、設定手段が所定条件の設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における特定の遊技客による計数回数を集計し、当該集計を行うことで所定条件の設定が更新される毎の設定更新履歴を作成し、所定条件の設定が更新される毎の特定の遊技客による計数回数を対応する所定条件と共に出力するように構成したので、例えば特定の遊技客による計数の利用頻度が少なければ、特定の遊技客による計数の利用頻度を高めるように対策を講じる必要があるが、その1つとして特定の遊技客を設定するための所定条件を適切に設定しているか否かを判断することができ、どのように所定条件を設定すれば良いか(どのような所定条件が適切であるか)を判断することができる。
請求項2記載の発明によれば、計数装置が出力する計数処理毎の計数値を特定可能な計数値情報と計数者が特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報とを入力手段が入力すると、それら計数値情報及び計数者情報に基づいて特定の遊技客による計数回数あるいは計数値と遊技場の従業員による計数回数あるいは計数値とを区別した計数情報を計数情報集計手段が集計し、その計数情報を出力手段が出力するように構成したので、特定の遊技客による計数状況と遊技場の従業員による計数状況とを効果的に区別して集計することができる。そして、その集計結果を解析することにより、特定の遊技客に与えている計数特典が実際に活用されているのか否かを把握することができると共に、従業員の作業負担が実際に軽減されているのか否かを把握することができ、システムを効果的に運用することができる。例えば特定の遊技客による計数の利用頻度が少ないと判断した場合には、特定の遊技客に対して利用を促すように対策を講じることができる。
また、遊技情報を遊技客毎に遊技情報集計手段が集計し、遊技情報が所定条件を満たした遊技客を他の遊技客と区別して特定の遊技客として設定手段が設定し、計数情報集計手段は、設定手段が所定条件の設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における全体の計数回数に対する特定の遊技客による計数回数の割合を集計し、当該集計を行うことで所定条件の設定が更新される毎の設定更新履歴を作成し、所定条件の設定が更新される毎の特定の遊技客による計数回数の割合を対応する所定条件と共に出力するように構成したので、例えば特定の遊技客による計数の利用頻度が少なければ、特定の遊技客による計数の利用頻度を高めるように対策を講じる必要があるが、その1つとして特定の遊技客を設定するための所定条件を適切に設定しているか否かを判断することができ、どのように所定条件を設定すれば良いか(どのような所定条件が適切であるか)を判断することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示している。図1において、遊技場としてのパチンコホールには、パチンコ台1(本発明でいう遊技台)に対応してアウトボックス(図示せず)及び貸出装置2が設置されており、これらパチンコ台1、アウトボックス及び貸出装置2は中継装置3に接続されている。中継装置3、管理装置4(本発明でいう遊技情報集計手段、設定手段及び獲得遊技媒体数特定手段)、計数装置5(本発明でいう判定手段、取得手段、報知手段、制限手段及び予告報知手段)及びPOS装置6はLAN7を介して相互接続されている。
アウトボックスは、遊技台1での遊技に応じて使用した遊技媒体である使用遊技媒体に相当する使用玉(アウト)を特定可能なアウト信号(10玉毎に1パルス)を送信し、遊技台1は、払出した遊技媒体である払出遊技媒体に相当する払出玉(セーフ)を特定可能なセーフ信号(10玉毎に1パルス)、図柄変動信号、大当り信号などの遊技状態信号を送信する。また、貸出装置2は、遊技客が貨幣を投入した場合に、その投入された貨幣に対応して貸出した遊技媒体である売上遊技媒体に相当する売上玉を特定可能な売上信号(25玉、100円毎に1パルス)を送信する。尚、遊技台1がアウト信号を送信する構成であっても良いし、遊技台1がセーフ信号を送信することに代えて、遊技台1が当該遊技台1に対応して設けられる補給装置から遊技台1に補給された遊技媒体を特定可能な補給信号を送信する構成であっても良い。
貸出装置2は、図2に示すように、対応するパチンコ台1の稼動状態やエラー状態などを表示する状態表示ランプ8、パチンコ台1の遊技データや種々の情報を表示する例えば液晶ディスプレイからなる情報表示部9、遊技場の従業員が携帯する操作リモコンから送信される遊技客が台移動を行った場合に移動元となる遊技台番号を特定可能なリモコン台移動信号を受信する受光部10、遊技場が発行した会員カードが挿入されるカード挿入口11及び会員カードを排出するためのカード排出ボタン12などを備えて構成されている。会員カードは、パチンコホールの会員として登録した遊技客に対して発行されるものであり、会員となった遊技客は会員カードを使用することにより各種サービスを受けることができる。会員として登録するためには、所定の申請用紙に氏名、年齢、性別、職業及び住所などの個人情報を記入した上でパチンコホールに提出する必要があり、パチンコホール側は入手した個人情報を会員情報として管理装置4に記憶する。
この場合、貸出装置2は、遊技客が会員カードをカード挿入口11に挿入すると、会員カードに記録されている各データ(会員に付与されている会員ID、カードの有効年月日を示す有効年月日データ、パチンコホールを特定するための加盟店データなど)をカードリーダにより読取り、その読取った各データのうち少なくとも会員IDを特定可能な会員カード受付信号を送信する。また、貸出装置2は、受光部10がリモコン台移動信号を受信した場合には、遊技客の移動元となる遊技台番号を特定可能な台移動信号を送信する。
計数装置5は、図3ないし図5に示すように、その本体ケース13に遊技媒体が投入されるホッパ状の受入収容器14が設けられ、その受入収容器14の最上部に3枚の蓋15a〜15c(図5参照)が連結されてなる投入遮断蓋15がスライド移動可能に設けられて構成されている。投入遮断蓋15を構成する3枚の蓋15a〜15cのうち蓋15aには把持部16が設けられており、遊技媒体の計数を行う計数者は把持部16を持って投入遮断蓋15をスライド移動させることが可能になっている。
この場合、計数者は、図4に示すように、投入遮断蓋15を開放位置にスライド移動させる(把持部16を前方に押出す)ことにより、受入収容器14の受入口14aを開放させて遊技媒体を受入収容器14に投入することができ、一方、図5に示すように、投入遮断蓋15を閉鎖位置にスライド移動させる(把持部16を手前側に引く)ことにより、受入収容器14の受入口14aを閉鎖させて遊技媒体の受入収容器14への投入を遮断することができる。また、受入収容器14の上部であって計数者から見て手前側には、投入遮断蓋15が閉鎖位置にスライド移動されているか否か、つまり、受入収容器14の受入口14aが閉鎖されているか否かを検知する開閉検知センサ17が設けられている。
受入収容器14の最下部には取込口18が形成されており、投込口18にはシャッタ19がスライド移動可能に設けられている。シャッタ19は、例えばモータを利用したシャッタ駆動装置(図示せず)により、受入収容器14に受入れられた遊技媒体が取込口18を通じて計数部(図示せず)に案内されるように取込口18を開放する開放位置(破線にて示す位置)と案内されないように取込口18を閉鎖する閉鎖位置(二点鎖線にて示す位置)との間で図4中矢印A1,A2方向にスライド往復移動する(変位する)ようになっている。そして、シャッタ19が開放位置にスライド移動されている状態では、受入収容器14に投入された遊技媒体は、投込口18、計数部及び排出路(図示せず)を通じて本体ケース13の外部に排出されるようになっている。尚、計数部は、通過した遊技媒体数に対応した数の計数パルスをリアルタイムで発生する構成となっている。
受入収容器14の後方には、例えば液晶ディスプレイからなる表示部19が設けられており、この表示部19は、計数部による計数値、つまり、投入された遊技媒体数、その投入されて計数された遊技媒体により交換可能な特定景品の交換個数、遊技媒体を特定景品と交換した場合における余り遊技媒体数などを表示するという周知の表示機能を有して構成されている。
本体ケース13の上面部には、レシート発行ボタン20、返却ボタン21、レシート発行ボタン20が押下されたときにレシート(計数した遊技媒体数を特定可能な情報、当日の日付及び景品交換が有効な有効期限などが記録された周知の記録媒体)を発行するレシート発行部22が設けられていると共に、上記した表示部19の近傍には、会員カードが挿入されるカード挿入口23が設けられている。この場合、計数装置5は、遊技客が会員カードをカード挿入口23に挿入すると、会員カードに記録されている各データをカードリーダにより読取るようになっている。また、本体ケース13の正面部には、例えば遊技場の従業員が携帯する操作リモコンから送信されたリモコン信号を受信する受光部24が設けられていると共に、上記した返却ボタン21が押下されたときに余り玉を放出する余り玉返却部25が設けられている。
上記した計数装置5は、計数処理を行う毎に計数値を特定可能な計数値情報及び計数者が詳しくは後述する優良会員(本発明でいう特定の遊技客)あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報を管理装置4に送信するようになっている。つまり、計数装置5は、優良会員が会員カードをカード挿入口23に挿入したことにより、優良会員が自身で計数を行ったときには計数値を特定可能な計数値情報及び計数者が優良会員であることを特定可能な計数者情報とを管理装置4に送信し、一方、遊技場の従業員が操作リモコンからリモコン信号を受光部24に向けて送信させたことにより、遊技場の従業員が計数を行ったときには計数値を特定可能な計数値情報及び計数者が遊技場の従業員であることを特定可能な計数者情報を管理装置4に送信するようになっている。
管理装置4は、図6(a)に示すように、会員ID、会員氏名、貯玉数(遊技客が獲得した遊技媒体数のうち遊技場に預けておく遊技媒体数)、ポイント数、来店回数、計数回数、エラー回数、降格後エラー無回数及び会員区別を1レコードとする会員データベースを保持しており、計数装置5からの計数値情報及び計数者情報を受信する毎に、それらポイント数、来店回数、計数回数、エラー回数、降格後エラー無回数のデータを逐一更新するようになっている。ここで、ポイント数とは計数装置5が1回の計数処理を行う毎に加算する値であり、来店回数とは計数装置5が会員カードを受付けた日数であり、計数回数とは計数装置5が会員カードを受付けた状態で計数処理を行った回数であり、エラー回数とは遊技客が自身で計数を行ったときにエラーとなった回数であり、降格後エラー無回数とは遊技場の従業員が優良会員から一般会員に降格した遊技客の計数をエラー無く行った回数である。
管理装置4は、これら来店回数、エラー回数及び降格後エラー無回数を判定基準とし、図6(b)に示す条件にしたがって、一般会員と優良会員とを区別して設定している。具体的に説明すると、管理装置4は、本実施形態では、一般会員から優良会員に昇格する昇格条件として例えば来店回数が「50回」に到達する条件を設定しており、優良会員から一般会員に降格する降格条件として例えばエラー回数が「5回」に到達する条件を設定しており、一般会員から優良会員に再昇格する再昇格条件として例えば降格後のエラー無回数が「10回」に到達する条件を設定している。そして、管理装置4は、会員ID毎に当該条件にしたがって設定した一般会員であるか優良会員であるかの会員区別及び別途設定した計数を許容する従業員IDを特定可能な情報を計数装置5に送信し、計数装置5は、管理装置4から会員IDと会員区別との対応を受信して記憶している。尚、特に図示しないが、これらの他に、遊技客の年齢や住所などの前述した所定の申請用紙に記入された個人情報や、遊技を行った遊技台あるいは投資金額などの遊技情報を周知の管理装置と同様に管理している。
また、管理装置4は、図6(c)に示すように、パチンコ台1毎に、アウトボックスから中継装置3を介して受信したアウト信号に基づいて使用玉数を特定し、遊技台1から中継装置3を介して受信したセーフ信号に基づいて払出玉数を特定し、貸出装置2から中継装置3を介して売上信号に基づいて売上玉数を特定した上で、ID、持玉数(売上玉+払出玉−使用玉)及び処理を1レコードとする持玉履歴データベースを保持しており、パチンコ台1からの稼動情報、貸出装置2からの会員カード受付信号及び計数装置5からの計数値情報及び計数者情報を受信する毎に、それらデータを逐一更新するようになっている。尚、図6(c)は、遊技台番号が1番台の持玉履歴を示している。
ここで、IDとは遊技客を識別するIDであり、会員カードの発行を受けた遊技客であれば、会員カードに記録されている会員IDである。つまり、管理装置4は、遊技客が会員カードを貸出装置2のカード挿入口11に挿入して遊技した場合には、IDの欄に当該会員カードに付与されている会員IDを記録し、一方、遊技客が会員カードを貸出装置2のカード挿入口11に挿入することなく遊技した場合には、IDの欄を空欄(データ無し)として記録する。
次に、上記した構成の作用について、図7ないし図9を参照して説明する。図7は、計数装置5が行う計数処理の流れをフローチャートとして示しており、図8は、管理装置4が行う持玉履歴更新処理の流れをフローチャートとして示している。以下、これらの処理について順次説明する。
(1)計数処理
計数装置5は、計数処理を開始すると、会員カードを受付けたか否かを判定すると共に(ステップS1)、台番信号(上記したリモコン信号)を受付けたか否かを判定する(ステップS2)。ここで、計数装置5は、遊技客が会員カードをカード挿入口23に挿入したことにより、会員カードを受付けると(ステップS1にて「YES」)、その会員カードに付与されている会員IDを読出し、その読出した会員IDに対応して設定されている会員区別が一般会員であるか優良会員であるかを判定する(ステップS3)。そして、計数装置5は、その読出した会員IDに対応して設定されている会員区別が優良会員であると(ステップS3にて「YES」)、シャッタ19を開放位置にスライド移動させて取込口18を開放させ(ステップS4)、持玉要求信号を管理装置4に送信する(ステップS5)。
また、計数装置5は、遊技場の従業員が操作リモコンを操作したことにより、操作リモコンから送信された台番信号を受光部24により受信すると(ステップS2にて「YES」)、その受信した台番信号に付与されているIDが遊技場の従業員IDであるか否かを判定する(ステップS6)。そして、計数装置5は、その受付けた台番信号に付与されているIDが遊技場の従業員IDであると(ステップS6にて「YES」)、この場合も、シャッタ19を開放位置にスライド移動させて取込口18を開放させ(ステップS4)、持玉要求信号を管理装置4に送信する(ステップS5)。
すなわち、会員区別が優良会員に設定されている遊技客は、会員カードをカード挿入口23に挿入することにより、遊技場の従業員の認証を必要とすることなく、シャッタ19を開放位置にスライド移動させて取込口18を開放させることができ、これ以降、自身で遊技媒体の計数を行うことができる。そして、遊技媒体が受入収容器14に投入されると、この状態では取込口18が開放されているので、受入収容器14に投入された遊技媒体は、取込口18を通じて計数部に到達して計数部が計数を開始する。計数装置5は、計数部が計数を開始して計数パルスが発生すると(ステップS7にて「YES」)、計数値を加算し(ステップS8)、その時点で持玉情報受信フラグを「0」に設定しているか否かを判定する(ステップS9)。
ここで、計数装置5は、持玉情報受信フラグを「0」に設定していると(ステップS9にて「YES」)、管理装置4から持玉情報を受信したか否かを判定し(ステップS10)、管理装置4から持玉情報を受信すると(ステップS10にて「YES」)、持玉情報受信フラグを「1」に設定し(ステップS11)、計数部が計数を終了したか否かを判定する(ステップS12)。一方、計数装置5は、持玉情報受信フラグを「0」に設定していないと(ステップS9にて「NO」)、計数部が計数を終了したか否かを直ちに判定する(ステップS12)。
次いで、計数装置5は、最後の計数パルスを検知してから計数パルスを検知しない時間が所定時間(例えば1秒)経過したことに応じて計数部が計数を終了したと判定すると(ステップS12にて「YES」)、遊技媒体を計数した計数値が「0」を超えているか否かを判定し(ステップS13)、計数値が「0」を超えていると(ステップS13にて「YES」)、発行操作が行われたか否かを判定する(ステップS14)。
そして、計数装置5は、発行操作が行われると(ステップS14にて「YES」)、遊技媒体を計数した計数値と持玉数との差を算出し、計数値と持玉数との差が許容範囲(例えば±500玉)であるか否かを判定し(ステップS15)、計数値が許容範囲であると(ステップS15にて「YES」)、発行処理を行う(ステップS17)。一方、計数装置5は、計数値と持玉数との差が許容範囲でないと(ステップS15にて「NO」)、計数値が許容範囲でないことを示す例えばエラー表示画面を表示部19に表示するエラー処理を行った後に(ステップS16)、発行処理を行う(ステップS17)。尚、計数装置5は、発行処理としては、会員カードが挿入されていない場合には、レシートをレシート発行部22から発行させ、一方、会員カードが挿入されている場合には、計数値を貯玉して会員カードを排出する。
次いで、計数装置5は、このようにして発行処理を行った後に、シャッタ19を閉鎖位置にスライド移動させて取込口18を閉鎖させ(ステップS18)、計数値を「0」に設定し(初期化し)(ステップS19)、持玉情報受信フラグを「0」に設定する(ステップS20)。そして、計数装置5は、計数値を特定可能な計数値情報を管理装置4に送信すると共に、計数者が優良会員であるか遊技場の従業員であるか、会員カードを受付けている場合には会員IDを、また、エラーの有無を特定可能な計数者情報を管理装置4に送信し(ステップS21)、リターンする。
尚、計数装置5は、遊技媒体を計数した計数値が「0」である場合には(ステップS13にて「NO」)、キャンセル操作が行われたか否かを判定し(ステップS22)、キャンセル操作が行われると(ステップS22にて「YES」)、会員カードを排出させ(ステップS23)、リターンする。また、管理装置4は、このようにして計数装置4から計数者情報を受信すると、その受信した計数者情報により特定可能な情報に基づいて前述した図6(a)に示した会員データベースを更新するなどの処理を行う。
(2)持玉履歴更新処理
管理装置4は、持玉履歴更新処理を開始すると、貸出装置2から会員カード受付信号を受信したか否かを判定すると共に(ステップS31)、貸出装置2から台移動信号を受信したか否かを判定する(ステップS32)。ここで、管理装置4は、貸出装置2から会員カード受付信号を受信すると(ステップS31にて「YES」)、その会員カード受付信号から会員IDを特定して持玉履歴データベースのIDの欄に設定し(ステップS33)、その時点で処理の欄が「計数待」となっているIDを検索する(ステップS34)。そして、管理装置4は、会員カード受付信号から特定した会員IDと処理の欄が「計数待」となっているIDとが一致すると(ステップS35にて「YES」)、処理の欄が「計数待」となっているレコードの持玉数を新たな持玉数に加算し(ステップS36)、「台移動」を処理の欄に設定する(ステップS39)。
また、管理装置4は、貸出装置2から台移動信号を受信すると(ステップS32にて「YES」)、対応するパチンコ台1の持玉履歴データベースを検索し(ステップS37)、対応するパチンコ台1の持玉履歴データベースに処理の欄が「計数待」となっているレコードが有るか否かを判定する(ステップS38)。そして、管理装置4は、対応するパチンコ台1の持玉履歴データベースに処理の欄が「計数待」となっているレコードが有ると(ステップS38にて「YES」)、この場合も、処理の欄が「計数待」となっているレコードの持玉数を新たな持玉数に加算し(ステップS36)、「台移動」を処理の欄に設定する(ステップS39)。
次いで、管理装置4は、貸出装置2から送信される遊技終了信号(受光部10が遊技場の従業員が携帯する操作リモコンから送信されるリモコン終了信号を受信した場合に貸出装置2が送信する信号)あるいはカード排出信号(会員カードを排出した場合に貸出装置2が送信する信号)を受信したか否かあるいは所定時間以上の非稼動状態を検出したか(アウト信号などの稼動信号を所定時間連続して受信していないか)などの判断要素に基づいて遊技客が遊技を終了したか否かを判定し(ステップS40)、遊技客が遊技を終了すると(ステップS40にて「YES」)、「計数待」を処理の欄に設定し(ステップS41)、新規レコードを作成する(ステップS42)。次いで、管理装置4は、アウトボックスから中継装置3を介してアウト信号を受信したか否かを判定し(ステップS43)、パチンコ台1から中継装置3を介してセーフ信号を受信したか否かを判定し(ステップS44)、貸出装置2から中継装置3を介して売上信号を受信したか否かを判定する(ステップS45)。
ここで、管理装置4は、アウトボックスから中継装置3を介してアウト信号を受信すると(ステップS43にて「YES」)、レコードの持玉数を減算し(ステップS46)、パチンコ台1から中継装置3を介してセーフ信号を受信すると(ステップS44にて「YES」)、または、貸出装置2から中継装置3を介して売上信号を受信すると(ステップS45にて「YES」)、レコードの持玉数を加算する(ステップS47)。そして、管理装置4は、計数装置5から持玉要求信号を受信したか否かを判定し(ステップS48)、計数装置5から持玉要求信号を受信すると(ステップS48にて「YES」)、その受信した持玉要求信号の会員IDに対応するレコードの持玉数を特定可能な持玉情報を計数装置5に送信し(ステップS49)、「計数済」を処理の欄に設定する(ステップS50)。
ところで、管理装置4は、計数装置5から受信した計数値情報及び計数者情報に基づいて、図9(a)に示すように、計数装置ID、計数時刻、計数値、計数者及びIDを1レコードとする計数履歴を作成し、計数装置5から計数値情報及び計数者情報を受信する毎にデータを逐一更新(新規レコードを追加)するようになっている。ここで、計数装置IDとは計数処理を行った計数装置5に付与されているIDであり、計数時刻とは計数装置5が計数処理を行った時刻であり、計数値とは計数装置5から受信した計数値情報から特定した計数値であり、計数者とは計数装置5から受信した計数者情報から特定した計数者(優良会員あるいは遊技場の従業員のいずれか)であり、IDとは優良会員の会員IDまたは遊技場の従業員の従業員IDである。
また、管理装置4は、このようにして作成した計数履歴に基づいて、図9(b)に示すように、計数情報を集計する。具体的には、管理装置4は、計数回数、計数遊技媒体数及びエラー回数を優良会員と遊技場の従業員とで区別して集計し、つまり、優良会員が自身で計数を行った回数、優良会員が自身で計数を行ったことにより計数した遊技媒体数、優良会員が自身で計数を行ったときにエラーとなった回数、遊技場の従業員が計数を行った回数、遊技場の従業員が計数を行ったことにより計数した遊技媒体数、遊技場の従業員が計数を行ったときにエラーとなった回数を算出すると共に、それぞれの合計を算出し、それぞれの全体に対する優良会員の割合を算出する。
また、管理装置4は、図9(c)に示すように、設定更新履歴を作成する。具体的には、管理装置4は、上記したように一般会員から優良会員に昇格する昇格条件や優良会員から一般会員に降格する降格条件を設定するものであるが、昇格条件や降格条件の設定を更新した日及び昇格条件並びに降格条件に対応して、設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における所定日数(例えば1日)あたりの優良会員が計数を行った回数の平均、全体に対する優良会員が計数を行った割合の平均、所定日数(例えば1日)あたりの優良会員が増加した人数の平均及び減少した人数の平均を算出する。尚、設定更新履歴では、昇格条件や降格条件に加えて一般会員から優良会員に再昇格する再昇格条件に対応して、一般会員から優良会員に再昇格した人数や計数遊技媒体数などをも算出しても良い。そして、管理装置4は、これら計数履歴、計数情報及び設定更新履歴を印字して出力したり表示装置に表示したりする。
以上に説明したように本実施形態によれば、管理装置4において、計数装置5から計数値情報及び計数者情報を受信すると、それら計数値情報及び計数者情報に基づいて優良会員による計数回数や計数値と遊技場の従業員による計数回数や計数値とを区別して集計し、その集計結果を出力するように構成したので、特定の遊技客による計数状況と遊技場の従業員による計数状況とを効果的に区別して集計することができる。そして、その集計結果を解析することにより、優良会員に与えている計数特典が実際に活用されているのか否かを把握することができると共に、遊技場の従業員の作業負担が実際に軽減されているのか否かを把握することができ、システムを効果的に運用することができる。例えば優良会員による計数の利用頻度が少ないと判断した場合には、特定の遊技客に対して利用を促すように対策を講じることができる。
また、管理装置4において、一般会員から優良会員に昇格する昇格条件や優良会員から一般会員に降格する降格条件の設定を更新する毎の設定更新履歴を作成し、その作成した設定更新履歴における優良会員による計数回数を集計するように構成したので、例えば優良会員による計数の利用頻度が少なければ、優良会員による計数の利用頻度を高めるように対策を講じる必要があるが、その1つとして昇格条件や降格条件を適切に設定しているか否かを判断することができると共に、どのように昇格条件や降格条件を設定すれば良いか(どのような昇格条件や降格条件が適切であるか)を判断することができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張することができる。
特定の遊技客は、優良会員及び一般会員のいずれか、つまり、会員カードの発行を受けた会員であっても良い。
会員IDに対応して設定されている会員区別が一般会員であるか優良会員であるかを計数装置5が判定する構成に限らず、計数装置5が受付けた会員カードの会員IDを管理装置4に送信し、管理装置4が計数装置5から受信した会員IDに対応して設定されている会員区別が一般会員であるか優良会員であるかを判定することにより、会員IDに対応して設定されている会員区別が一般会員であるか優良会員であるかを管理装置4が判定する構成であっても良く、計数装置5が管理装置4における判定結果を管理装置4から受信する構成であっても良い。
計数装置は、パチンコ玉を計数する計数装置に限らず、メダルなどの他の遊技媒体を計数する計数装置であっても良い。その場合、メダルを計数する計数装置では、パチンコ玉のように自由落下を期待することができないので、メダルをメダル収容口に案内するための計数円板を設けて回転させ、計数円板を回転させて発生する遠心力を利用してメダルをメダル収容口に案内する構成になるが、計数者が優良会員あるいは遊技場の従業員であるときに限って計数円板を回転運動させることにより、上記した実施形態で説明したシャッタを開閉動作させる場合と同様の作用効果を得ることができる。
会員カードに記録されている会員IDや遊技場の従業員が携帯する操作リモコンから送信されるリモコン信号を採用して識別する構成に限らず、ICタグを採用して識別する構成であっても良い。また、識別情報は磁気情報や例えば指紋などの生体情報であっても良い。さらに、識別情報の内容は、従業員毎に付与されている従業員コード、営業日当日の該当従業員の識別コード、遊技場の従業員であることを示す識別コード(遊技場内で共通の識別コード)であっても良い。尚、このような識別情報は予め計数装置や管理装置などで別途設定しておく必要がある。
一般会員から優良会員に昇格する昇格条件や優良会員から一般会員に降格する降格条件は、使用した遊技媒体数、投資金額あるいは計数回数などの他の条件であっても良いし、それらが複合的に組合わされた条件であっても良い。
計数値と持玉数との差が許容範囲でないときにエラー処理を行った後にレシートを発行させることに限らず、遊技場の従業員の認証を受けるまでレシートを発行させないようにしても良い。
計数特典を与えた優良会員を階層化して設定しても良い。高い階層の(例えば来店回数が極めて多い)優良会員に対しては計数値に上限を設定することなく計数特典を与え、一方、低い階層の(例えば優良会員の条件を満たす来店回数ではあるが来店回数がそれほど多くはない)優良会員に対しては計数値に上限を設定して計数特典を与えるなどして差別化しても良い。また、その階層を3段階以上に設定しても良い。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 貸出装置の斜視図 計数装置の斜視図 投入遮断蓋が開放位置にスライド移動されている態様を示す平面図 投入遮断蓋が閉鎖位置にスライド移動されている態様を示す平面図 会員データベース、優良会員昇降格条件及び持玉履歴データベースの一例を示す図 計数装置が行う計数処理を表すフローチャート 管理装置が行う持玉履歴更新処理を表すフローチャート 計数履歴、計数情報及び設定更新履歴の一例を示す図
符号の説明
図面中、4は管理装置(入力手段、計数情報集計手段、出力手段、遊技情報集計手段、設定手段)、5は計数装置である。

Claims (3)

  1. 特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれかであることを特定可能な識別情報を受付けたときに計数処理を許容する計数装置を管理対象とした遊技場用管理システムであって、
    前記計数装置が出力する計数処理毎の計数値を特定可能な計数値情報と計数者が特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報とを入力する入力手段と、
    前記入力手段が入力した計数値情報及び計数者情報に基づいて特定の遊技客による計数回数あるいは計数値と遊技場の従業員による計数回数あるいは計数値とを区別した計数情報を集計する計数情報集計手段と、
    前記計数情報集計手段が集計した計数情報を出力する出力手段と
    来店回数、使用遊技媒体数、投資金額、計数回数及び計数時のエラー回数のうち少なくとも1つである遊技情報を遊技客毎に集計する遊技情報集計手段と、
    前記遊技情報集計手段が集計した遊技客毎の遊技情報に対して所定条件を設定し、遊技情報が所定条件を満たした遊技客を他の遊技客と区別して特定の遊技客として設定する設定手段とを備え
    前記計数情報集計手段は、前記設定手段が前記所定条件の設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における前記特定の遊技客による計数回数を集計し、当該集計を行うことで前記所定条件の設定が更新される毎の設定更新履歴を作成し、
    前記出力手段は、前記所定条件の設定が更新される毎の前記特定の遊技客による計数回数を対応する前記所定条件と共に出力することを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれかであることを特定可能な識別情報を受付けたときに計数処理を許容する計数装置を管理対象とした遊技場用管理システムであって、
    前記計数装置が出力する計数処理毎の計数値を特定可能な計数値情報と計数者が特定の遊技客あるいは遊技場の従業員のいずれであるかを特定可能な計数者情報とを入力する入力手段と、
    前記入力手段が入力した計数値情報及び計数者情報に基づいて特定の遊技客による計数回数あるいは計数値と遊技場の従業員による計数回数あるいは計数値とを区別した計数情報を集計する計数情報集計手段と、
    前記計数情報集計手段が集計した計数情報を出力する出力手段と、
    来店回数、使用遊技媒体数、投資金額、計数回数及び計数時のエラー回数のうち少なくとも1つである遊技情報を遊技客毎に集計する遊技情報集計手段と、
    前記遊技情報集計手段が集計した遊技客毎の遊技情報に対して所定条件を設定し、遊技情報が所定条件を満たした遊技客を他の遊技客と区別して特定の遊技客として設定する設定手段とを備え、
    記計数情報集計手段は、前記設定手段が前記所定条件の設定を更新した日から次回の設定を更新した日までの期間における全体の計数回数に対する特定の遊技客による計数回数の割合を集計し、当該集計を行うことで前記所定条件の設定が更新される毎の設定更新履歴を作成し
    前記出力手段は、前記所定条件の設定が更新される毎の前記特定の遊技客による計数回数の割合を対応する前記所定条件と共に出力することを特徴とする遊技場用管理システム。
  3. 前記計数情報集計手段は、前記特定の遊技客が増加した人数、及び減少した人数を前記所定条件の設定が更新される毎に集計し、
    前記出力手段は、前記所定条件の設定が更新される毎の前記特定の遊技客による計数回数、或いは計数回数の割合を、前記特定の遊技客が増加した人数、及び減少した人数と共に出力することを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用管理システム。
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