JP5034064B2 - 引き戸 - Google Patents

引き戸 Download PDF

Info

Publication number
JP5034064B2
JP5034064B2 JP2007159290A JP2007159290A JP5034064B2 JP 5034064 B2 JP5034064 B2 JP 5034064B2 JP 2007159290 A JP2007159290 A JP 2007159290A JP 2007159290 A JP2007159290 A JP 2007159290A JP 5034064 B2 JP5034064 B2 JP 5034064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
door
opening
rolling wheel
door plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007159290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008308924A (ja
Inventor
克明 林
篤 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2007159290A priority Critical patent/JP5034064B2/ja
Publication of JP2008308924A publication Critical patent/JP2008308924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5034064B2 publication Critical patent/JP5034064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

本発明は、オフィス等における居住空間を区成する間仕切りの一部に開口部を設けている際に、開口部の開口縁に沿って配置され、上端部を吊持部材に支持させてなる戸板を具備する引き戸に関する。
オフィス等における居住空間を区成する手段として、間仕切りが利用されているのは周知のところである。そして、かかる間仕切りによって囲まれた部屋に出入りするために、間仕切りの一部に開口を形成して引き戸を配し、これを出入口とすることが行われている。
ところで、従来よりこの種の引き戸として、戸板を吊り下げて支持すべく、開口の上縁近傍に案内レールを設ける一方、この案内レール直下に吊持部材を介して戸板を吊り下げた状態に支持させ、戸板の下端側を基本的に自由端としたものが考えられている。しかし、この構成では、案内レール直下に戸板を設けているため、戸板の上方に案内レール及び吊持部材が配されることとなり、特に戸板を透明な板体により構成する場合、開口部の高さ寸法がその分だけ小さくなる不具合が発生する。そこで、戸板の上端部を吊持部材に支持させてなるとともに、戸板の配設位置から板厚方向へ変位させて開口縁に配置される案内レールと、この案内レールに係合させてなるスライダと、このスライダと吊持部材とを接続する可動ブラケットとを具備する支持機構を備える構成のものが考えられている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1記載のようなものであれば、案内レールを戸板の配設位置から板厚方向へ変位させて配置しているので、戸板の上方には吊持部材のみが配され、また、案内レールの下端よりも吊持部材を上方に配置できるので、前記不具合は解消できる。
特開2003−314133号公報
しかし、戸板を強化ガラスにより構成したもの等、戸板の重量が大きな引き戸の場合、特許文献1記載の構成のような案内レールとスライダとを係合させる構成では、戸板のスライド移動の開始の際に大きな力を加えることが必要となる。また、このような構成では、スライダが長手寸法の略全域にわたって案内レールと係合するので、これらの接触部分の面積が大きく、これに伴い走行音が大きくなる不具合も存在する。
本発明は、以上に述べた課題を解決すべく構成するものである。
すなわち、本発明に係る引き戸は、壁体により区成されるとともに開口部を有する領域の開口部に設けられ、開口部を閉塞可能であり上端部を吊持部材に支持させてなる戸板と、この戸板の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁部及びこの開口部に隣接する領域に配置される案内レール、この案内レールと前記戸板とを接続するとともに前記戸板を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部、及び前記可動部の前記案内レールから前記戸板に向かう方向への移動を規制する規制部を有する支持機構とを具備するとともに、この支持機構の可動部が、前記案内レールの案内面に下端部で接する転動輪と、この転動輪と引き戸とを接続する持出部材とを具備する引き戸であって、前記規制部が、前記案内レールの上内面に戸板と反対側に向かう傾斜を有する傾斜部と、前記持出部材から前記案内レール側に突出する枢着軸回りに回動し側面が前記傾斜部に当接する副転動輪とを当接させてなり、前記傾斜部の下端が前記副転動輪の上端よりも下方に位置することを特徴とする。
このようなものであれば、案内レールと転動輪とを利用することにより、案内レールとスライダとを係合させる特許文献1記載の構成と比較して、引き戸のスライド移動の開始の際に必要となる力を小さくすることができる。また、案内レールと転動輪とは転動輪の下端のみで接触するので、接触部分の面積が小さく、開閉動作の際の走行音を抑えることができる。加えて、案内レールと転動輪とを利用するので、従来の引き戸と同様の構成の部品を用いることができる。
また、前記規制部が、この案内レールの上内面と、前記持出部材から前記案内レール側に突出させて設けた規制部材とを当接させてなるので、下方への移動は前記転動輪、上方への移動は前記規制部材により規制できる。
さらに、前記規制部が、前記案内レールの上内面に戸板と反対側に向かう傾斜を有する傾斜部と、前記持出部材から前記案内レール側に突出する枢着軸回りに回動し側面が前記傾斜部に当接する副転動輪とを具備するので、副転動輪を常時前記傾斜部に当接させて効果的に戸板の倒れ止めを行うことができる。
戸板の移動方向を簡単な構成でガイドできるようにするための構成として、前記案内レールが戸板のスライド方向に延伸する案内突条を有するとともに、前記第1の転動輪がこの案内突条に係合可能な凹部を有するものが挙げられる。
また、前記案内レールの構成の一例として、前記案内レールが前記戸板側に開口し前記転動輪を収納可能な開口部を有するチャネル状をなすとともに、前記規制部が、この案内レールの開口部の上内面と、前記持出部材から前記案内レール側に突出させて設けた規制部材とを当接させてなるものが挙げられる。
また、壁面を構成するパネル要素と、このパネル要素の上端部を支持するパネル支持具とを有する壁体とともに用いられるものであって、前記持出部材が前記パネル要素の上方に位置するとともに、前記転動輪と前記吊持部材との間に前記パネル要素を配するようにしているものであれば、戸板側から転動輪及び案内レールを目立たなくでき、外観を整えることができる。
特に、透明な板体を利用して形成した前記パネル要素と、上方に開口し前記案内レールを収納可能なレール収納空間を有するチャネル状の前記パネル支持具とを具備する前記壁体とともに用いられるものであって、前記吊持部材の上端の高さ位置を前記パネル支持具の下端の高さ位置よりも上方に位置させているものであれば、案内レールの直下に転動輪を有する吊持部材を配する態様と比較して、透明な部分の高さ寸法をより大きくとることができる。
本発明に係る引き戸の構成によれば、案内レールと転動輪とを利用することにより、案内レールとスライダとを係合させる特許文献1記載の構成と比較して、引き戸のスライド移動の開始の際に必要となる力を小さくすることができる。また、案内レールと転動輪とは転動輪の下端のみで接触するので、接触部分の面積が小さく、開閉動作の際の走行音を抑えることができる。加えて、案内レールと転動輪とを利用するので、従来の引き戸と同様の構成の部品を用いることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図4に示すように、この実施形態に係る引き戸Dは、建物の天井Cと床Fとの間にあって且つガラス等のパネル体を組み込んだ壁体たる非可動部Lと支柱Pとの間に形成される開口部Sを閉塞可能に設けられるものであって、上端部を吊持部材Tに支持させてなる戸板1と、この戸板1の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁近傍に配置される案内レール3、及びこれら案内レール3と戸板1とを接続するとともに前記戸板1を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部4とを有する支持機構2と、前記と板を閉止位置にロック可能なロック機構6とを具備する。そして、前記戸板1を、非可動部Lに隣接する位置である閉止位置と、非可動部Lと略重合する位置である開成位置との間で移動可能にしていて、この戸板1を前記開成位置に配することによって当該開口部Sを開成させるものである。
前記支持機構2は、前記図2、図3及び図4に示すように、また、図5及び図6に示すように、可動部4の一部を引き戸1の配設位置に持ち出して、この持ち出し端側に戸板1を取り付けている。また、この支持機構2は、前記可動部4の前記案内レール3から前記戸板1に向かう方向への移動を規制する規制部5をさらに有する。
具体的に説明すると、前記図4〜図6に示すように、前記案内レール3は、前記戸板1側に開口する開口部3xを有するチャネル状の部材であって、両端部を支柱Pに支持させてなる。また、この案内レール3の開口部3xの下面には、戸板1のスライド方向すなわち幅方向に延伸する案内突条3aを設けている。さらに、この案内レール3の開口部3xの上面には、戸板1と反対方向に向く傾斜部3bを設けている。そして、この案内レール3は、本実施形態では非可動部のLの厚さ寸法内に配している。
なお、前記パネル要素L1は、本実施形態ではガラス板を利用して形成している。また、前記図4〜図6に示すように、このパネル要素L1、L1の上端部は、パネル支持具L2に支持させている。このパネル支持具L2は、上方に開口し内部に前記案内レール3を収納可能な案内レール収納空間L21sを有する。さらに詳述すると、このパネル支持具L2は、底壁L211、この底壁L211の前後両端からそれぞれ起立する前壁L212及び後壁L213、これら前壁L212及び後壁L213の上端に設けられ戸板1を保持する戸板保持具L214、並びにこれら底壁L211、前壁L212、及び後壁L213により区成される前記案内レール収納空間L21sを有する第1要素L21と、この第1要素L21の上方に設けられ天井に取り付けてなる第2要素L22とを具備する。そして、第1要素の前壁及び後壁により、前記案内レール3の下部を隠蔽するようにしている。
一方、可動部4は、前記図4〜図6に示すように、前記案内突条3aに係合可能な凹部を有する転動輪41と、この転動輪41と戸板1の上端とを接続する、より詳細には前記転動輪41と吊持部材Tとの間に介在させてなる持出部材42とを具備する。
さらに詳述すると、前記転動輪41は、前記案内レール3の案内突条3aと凹部41xで接する状態を保ちつつ、この案内レール3aの長手方向に転動可能である。前記持出部材42は、前記転動輪41を枢支する枢支軸431を突出させてなる板状の転動輪支持体43と、この転動輪支持体43と前記吊持部材Tとを接続するブラケット44とを具備する。前記ブラケット44は、下方に開口するチャネル状の部材であり、前記転動輪支持体43に対向する板状の起立板部441と、吊持部材Tに接続してなり前記起立板部441と対向する板状の戸板取付部442と、これら起立板部441及び引き戸取付部442の上端部を接続する持出部443とを有する。そして、このブラケット44の持出部443は、前記非可動部Lのパネル要素L1の上端よりも上方に位置し、前記転動輪41と前記戸板との間に前記パネル要素L1を配することを可能にしている。
また、前記規制部5は、前記図4〜図6に示すように、前記案内レール3の開口部3xの上面に設けた傾斜部3bと、側面がこの傾斜部3bに摺接可能な規制部材たる副転動輪51とを当接させてなる。この副転動輪51は、下端が前記転動輪41の下端よりも上方に位置し、前記転動輪支持体から突出させて設けた枢支軸に枢支させている。また、戸板1側の表面の直径を反対側の表面の直径よりも小さくしていて、この副転動輪51の側面が、上端部において戸板1側を向く傾斜面51aとなるよう構成している。そして、この傾斜面51aが案内レール3の上内面に設けた前記傾斜部3bと接した状態を保ちつつ転動するようにしている。
引き戸Dの開閉動作の際には、上述したように、前記転動輪41が前記案内レール3の案内突条3aと凹部41xで接する状態を保ちつつ、この案内レール3aの長手方向に転動し、戸板1の移動方向を案内する。また、この戸板1及び可動部4は、案内レール3と離間する方向に作用を受けるが、副転動輪51の側面すなわち傾斜面51aが上述したように案内レール3に設けた傾斜部3bに摺接していて、これら引き戸1及び可動部4と案内レール3との離間を規制している。
そして、前記ロック機構6は、前記図1に示すように、また、図7に平面図、図8に正面図、図9〜図11に側面図を示すように、戸板1に設けてなり施錠時及び解錠時の操作力を受け付ける錠前61と、この錠前61から操作力の伝達を受けて昇降する操作力伝達機構62と、この操作力伝達機構62から操作力を受けて解錠位置から施錠位置に、又はその逆方向に移動可能な係止爪63とを具備する。ここで、この係止爪63は、前記施錠位置では、前記パネル要素保持具L2に設けた上方に開口する係止穴Hに係合する。ここで、前記図9は、係止爪63を施錠位置に移動させて係止穴Hに係合させた状態、図10は係止爪63を解錠位置に移動させた状態、図11は係止爪63を解錠位置から施錠位置へ、またはその逆の方向へ移動させる途中の一状態をそれぞれ示している。
前記錠前61は、本実施形態では、一般的なシリンダ錠の錠前として周知のものである。すなわち、鍵(図示略)を挿入可能な鍵穴を有し、この鍵穴に鍵を挿入させた状態で鍵を回転させる操作力を受け付けるシリンダ部611と、このシリンダ部611が施錠を行うべく操作力を受け付けた際に上昇動作を行い、また、前記シリンダ部611が解錠を行うべく操作力を受け付けた際に下降動作を行うデッドボルト612とを有する。
前記操作力伝達機構62は、解錠位置から施錠位置への移動動作中に前記係止爪を上方に移動させる昇降駆動部64と、前記係止爪63が施錠位置において戸板1から該戸板1の厚さ方向に突出するようにすべく昇降駆動部64から動力の伝達を受けて係止爪63に施錠位置と解錠位置との間で回動動作を行わせる回動駆動部65とを具備する。また、これら昇降駆動部64及び回動駆動部65は直方体状のハウジング66内に収納していて、このハウジング66を戸板1内部の上隅部に取り付けるようにしている。
前記昇降駆動部64は、本実施形態では、一端部を第1の枢着軸X1を介して前記係止爪63の一端部に接続してなる第1のリンクメンバ641と、一端部を第2の枢着軸X2を介して前記第1のリンクメンバ641に枢着し、他端部を第3の枢着軸X3を介して前記ハウジング66に接続してなるとともに、中間部を第4の枢着軸X4を介して前記錠前61のデッドボルト612に接続している第2のリンクメンバ642とを具備する。この昇降駆動部64は、錠前61のデッドボルト612からの操作力の伝達を受けて係止爪63の一端部を昇降動作させる。また、前記第2の枢着軸X2は、前記第1のリンクメンバ641に設けた長孔641xに係合させるようにしていて、この長孔641x内を移動可能にしている。
前記回転駆動部65が、一端部を第5の枢着軸X5を介して前記ハウジング66に、また、他端部を第6の枢着軸X6を介して係止爪63の中間部にそれぞれ接続したリンクメンバ651を有する。この回転駆動部65は、係止爪63の一端部が前記昇降駆動部64から動力の供給を受けて昇降する際、前記リンクメンバ651及び係止爪63からなるリンク機構により、該係止爪63の中間部を回動動作させる。
ここで、前記係止爪63は、解錠位置においてはハウジング66の内部、すなわち戸板1内部に収納されていて、略鉛直方向に延伸している。解錠状態から施錠状態に変化させるべく錠前61に鍵(図示略)を挿入し回転操作力を加えると、デッドボルト612が上方に移動する。前記昇降駆動部64は、このデッドボルト612から駆動力の伝達を受けて係止爪63の基端部を上昇させる。一方、前記回転駆動部65は、係止爪63の基端部の上昇を受けてリンクメンバ651を回動させることにより、係止爪63を回動させて係止穴Hの方向に突出させる。また、施錠状態から解錠状態に変化させるべく錠前61に鍵(図示略)を挿入し回転操作力を加えた際には、昇降駆動部64及び回転駆動部65が逆向きに動作し、係止爪63がハウジング66の内部、すなわち戸板1の内部に収納される。
以上に述べたように、本発明に係る引き戸Dは、壁体により区成されるとともに開口部を有する領域の開口部Sに設けられるものであって、開口部Sを閉塞可能であり上端部を吊持部材Tに支持させてなる戸板1と、この戸板1の配設位置から該戸板1の板厚方向へ変位させて前記開口部Sの上開口縁部及びこの開口部Sに隣接する領域に配置される案内レール3、この案内レール3と前記戸板1とを接続するとともに前記戸板1を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部4、及び前記可動部4の前記案内レール3から前記戸板1に向かう方向への移動を規制する規制部5を有する支持機構2と具備するとともに、この支持機構2の可動部4が、前記案内レール3の案内面に下端部で接する転動輪41と、この転動輪41と引き戸1とを接続する持出部材42とを具備する。従って、案内レール3と転動輪41とを利用することにより、案内レールとスライダとを係合させる特許文献1記載の構成と比較して、引き戸1のスライド移動の開始の際に必要となる力を小さくすることができる。また、案内レール3と転動輪4とは転動輪4の下端のみで接触するので、接触部分の面積が小さく、開閉動作の際の走行音を抑えることができる。加えて、案内レール3と転動輪4とを利用するので、従来の引き戸と同様の構成の部品を用いることができる。
また、前記案内レール3が戸板1のスライド方向に延伸する案内突条3aを有するとともに、前記転動輪41がこの案内突条3aに係合可能な凹部41xを有するので、戸板1の移動方向を簡単な構成でガイドすることができる。
さらに、前記案内レール3が前記戸板側1に開口し前記転動輪41を収納可能な開口部3xを有するチャネル状をなすとともに、前記規制部5が、この案内レール3の開口部3xの上内面に設けた傾斜部3bと、前記持出部材42から前記案内レール3側に突出する枢着軸回りに回動し側面が前記傾斜部3bに当接する副転動輪51とを当接させてなるので、可動部4の下方への移動は前記転動輪41、上方への移動は前記副転動輪51により規制でき、戸板1を上下方向のがたなく支持できる。加えて、副転動輪51を常時前記傾斜部3bに当接させて効果的に戸板1の倒れ止めを行うこともできる。
加えて、この引き戸Dは、壁面を構成するパネル要素L1と、このパネル要素L1の上端部を支持するパネル支持具L2とを有する壁体Lとともに用いられるものであって、前記持出部材42が前記パネル要素L1の上方に位置するとともに、前記転動輪41と前記吊持部材Tとの間に前記パネル要素L1を配するようにしているので、戸板1側から転動輪41及び案内レール3を目立たなくでき、外観を整えることができる。
そして、前記パネル要素L1を透明な板体を利用して形成し、前記パネル支持具L2が上方に開口し前記案内レール3を収納可能なレール収納空間を有するとともに、前記吊持部材Tの上端の高さ位置を前記パネル支持具L2の下端の高さ位置よりも上方に位置させているので、案内レール3の直下に転動輪を有する吊持部材を配する態様と比較して、透明な部分の高さ寸法をより大きくとることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施態様に限られない。
例えば、天井に直接案内レールを取り付けてなる引き戸に本発明に係る構成を採用してもよい。すなわち、戸板側に開口するチャネル状の案内レールを天井に直接取り付け、この案内レールの案内面に可動部の転動輪の下端部が接する態様を採用してもよい。
また、上述した実施形態において、戸板及び非可動部のパネル要素を透明な板体により形成する代わりに、例えば板面をそれぞれ同一の色に彩色した板体により形成した場合であっても、吊持部材の上端の高さ位置をパネル支持具の下端の高さ位置よりも上方に配している、より好ましくは吊持部材の下端の高さ位置をパネル支持具の下端の高さ位置と一致させているものであれば、戸板と非可動部との見た目を統一して見栄えを整えることができる。
さらに、規制部は、副転動輪を用いた上述した実施形態の構成に限らず、例えば、案内レールの内上面から鉛直下方に垂下して設けた規制突起と可動部の転動輪自体とを摺接させる構成でもよく、また、このような規制突起と副転動輪とを摺接させる構成でもよい。
そして、案内レールに案内突条を設ける上述した実施形態の構成に限らず、例えば、案内レールの案内面に案内溝を設け、転動輪の外周面にこの案内溝に係合可能な突条を設けるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る引き戸を示す全体正面図。 図1におけるa−a断面図。 図1におけるb−b断面図。 同実施形態に係る引き戸の上部を示す側断面図。 同実施形態に係る引き戸の案内レール及び転動輪を示す正面図。 同実施形態に係る引き戸の案内レール及び転動輪を示す平面図。 同実施形態に係る引き戸のロック機構近傍を示す平面図。 同実施形態に係る引き戸のロック機構近傍を示す正面図。 同実施形態に係る引き戸のロック機構の係止爪を施錠位置に配した状態を示す側断面図。 同実施形態に係る引き戸のロック機構の係止爪を解錠位置に配した状態を示す側断面図。 同実施形態に係る引き戸のロック機構の動作説明図。
符号の説明
D…引き戸
1…戸板
2…支持機構
3…案内レール
4…可動部
41…転動輪
42…持出部材
5…規制部

Claims (5)

  1. 壁体により区成されるとともに開口部を有する領域の開口部に設けられ、開口部を閉塞可能であり上端部を吊持部材に支持させてなる戸板と、この戸板の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁部及びこの開口部に隣接する領域に配置される案内レール、この案内レールと前記戸板とを接続するとともに前記戸板を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部、及び前記可動部の前記案内レールから前記戸板に向かう方向への移動を規制する規制部を有する支持機構とを具備するとともに、この支持機構の可動部が、前記案内レールの案内面に下端部で接する転動輪と、この転動輪と引き戸とを接続する持出部材とを具備する引き戸であって、
    前記規制部が、前記案内レールの上内面に戸板と反対側に向かう傾斜を有する傾斜部と、前記持出部材から前記案内レール側に突出する枢着軸回りに回動し側面が前記傾斜部に当接する副転動輪とを当接させてなり、前記傾斜部の下端が前記副転動輪の上端よりも下方に位置することを特徴とする引き戸。
  2. 前記案内レールが戸板のスライド方向に延伸する案内突条を有するとともに、前記転動輪がこの案内突条に係合可能な凹部を有することを特徴とする請求項1記載の引き戸。
  3. 前記案内レールが前記戸板側に開口し前記転動輪を収納可能な開口部を有するチャネル状をなすことを特徴とする請求項1又は2記載の引き戸。
  4. 壁面を構成するパネル要素と、このパネル要素の上端部を支持するパネル支持具とを有する壁体とともに用いられるものであって、前記持出部材が前記パネル要素の上方に位置するとともに、前記転動輪と前記吊持部材との間に前記パネル要素を配するようにしていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の引き戸。
  5. 透明な板体を利用して形成した前記パネル要素と、上方に開口し前記案内レールを収納可能なレール収納空間を有するチャネル状の前記パネル支持具とを具備する前記壁体とともに用いられるものであって、前記吊持部材の上端の高さ位置を前記パネル支持具の下端の高さ位置よりも上方に位置させていることを特徴とする請求項記載の引き戸。
JP2007159290A 2007-06-15 2007-06-15 引き戸 Active JP5034064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007159290A JP5034064B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 引き戸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007159290A JP5034064B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 引き戸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008308924A JP2008308924A (ja) 2008-12-25
JP5034064B2 true JP5034064B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40236762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007159290A Active JP5034064B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 引き戸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5034064B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53137545U (ja) * 1977-04-05 1978-10-31
JPS5841341Y2 (ja) * 1981-07-18 1983-09-19 株式会社 ヨシダ てこ式カ−テン吊下げ具
JPH10238205A (ja) * 1997-02-26 1998-09-08 Nabco Ltd ドア懸架装置
JP3953881B2 (ja) * 2002-04-26 2007-08-08 コクヨ株式会社 引戸の支持装置
JP3902199B2 (ja) * 2004-06-30 2007-04-04 日本自動ドア株式会社 ドア用のレール構造およびこれを備えるドア装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008308924A (ja) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5034064B2 (ja) 引き戸
KR102133349B1 (ko) 도어형과 서랍형 수납장에 모두 적용 가능한 도어락 장치
KR101208476B1 (ko) 가구 및 이를 이용한 벽체 구조물
JP2009221807A (ja) 門ユニット
JP2009197402A (ja) 移動間仕切り装置におけるドア付間仕切りパネル
JPH1171957A (ja) スライド・スイング式ドア装置
JP2008308925A (ja) ロック機構
JP2008038399A (ja) 引戸
JP2005186848A (ja) デッキフロア構造
JP2000051023A (ja) 展示ケース付保管庫
KR200241118Y1 (ko) 절첩 수납식 셔터
JP7404431B2 (ja) 間仕切り及び室内システム
CN114111164A (zh) 冰箱
JP2005314016A (ja) 家庭用エレベータ
KR200168285Y1 (ko) 벽(壁)겸용 조립식 사물함구조
JP2009197403A (ja) 移動間仕切り装置におけるドア付間仕切りパネル
JP2007222263A (ja) キャビネット
KR20020036615A (ko) 미닫이 여닫이 겸용문을 가진 양개도어 및 사용방법
KR200320252Y1 (ko) 선반의 승강장치
KR100578197B1 (ko) 김치냉장고의 도어
JP2007032068A (ja) 折戸
JPH08128253A (ja) 吊り戸の支持構造
JPH0622079Y2 (ja) 中柱収納式多連昇降シャッター
JPS588855Y2 (ja) 組立物置
JPH0211858Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5034064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250