JP2008308925A - ロック機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】係止爪と係止穴とを係合させて施錠する構成のロック機構において、施錠状態を解除し、戸板を閉止位置から開成位置に移動させた際に、係止穴が外部に露出し、見栄えが損なわれる不具合の発生を解消する。
【解決手段】戸板1を閉止位置にロック可能にすべく設けられるロック機構6に、施錠及び解錠の際の操作力を受け付ける錠前61と、この錠前61から前記操作力の伝達を受けて施錠位置と解錠位置との間で移動可能な係止爪63と、この係止爪63に前記錠前61から操作力を伝達する操作力伝達部62とを具備させるとともに、前記係止爪63が、施錠位置において、戸板1の上端部ないしその近傍に対向する位置に設けられ上方に開口する係止穴Hと係合し、戸板1の閉止位置からの移動を規制する態様を採用する。
【選択図】図9
【解決手段】戸板1を閉止位置にロック可能にすべく設けられるロック機構6に、施錠及び解錠の際の操作力を受け付ける錠前61と、この錠前61から前記操作力の伝達を受けて施錠位置と解錠位置との間で移動可能な係止爪63と、この係止爪63に前記錠前61から操作力を伝達する操作力伝達部62とを具備させるとともに、前記係止爪63が、施錠位置において、戸板1の上端部ないしその近傍に対向する位置に設けられ上方に開口する係止穴Hと係合し、戸板1の閉止位置からの移動を規制する態様を採用する。
【選択図】図9
Description
本発明は、戸板をロック位置にロック可能なロック機構に関する。
オフィス等における居住空間を区成する手段として、間仕切りが利用されているのは周知のところである。そして、かかる間仕切りによって囲まれた部屋に出入りするために、間仕切りの一部に開口を形成して引戸を配し、これを出入口とすることが行われている。
ところで、従来よりこの種の引戸を閉止位置にロック可能にすべく設けられるロック機構として、戸板の側方から係止爪を突出させ引き戸側方に設けた係止穴に係合可能に構成したものや、戸板の上端から上方、または戸板の下端から下方に突出可能な突起を設け、天井又は床体に設けた係止穴に係合可能に構成したものが考えられている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
特許第3591780号公報
特許第3080145号公報
しかし、特許文献1又は2記載の構成を採用すると、施錠状態を解除し、戸板を閉止位置から開成位置に移動させると、係止穴が外部に露出し、見栄えが損なわれる不具合が発生する。
本発明は、以上に述べた課題を解決すべく構成するものである。
すなわち、本発明に係るロック機構は、戸板を閉止位置にロック可能にすべく設けられるものであって、施錠及び解錠の際の操作力を受け付ける錠前と、この錠前から前記操作力の伝達を受けて施錠位置と解錠位置との間で移動可能な係止爪と、この係止爪に前記錠前から操作力を伝達する操作力伝達部とを具備するものであって、前記係止爪が、施錠位置において、戸板の上端部ないしその近傍に対向する位置に設けられ上方に開口する係止穴と係合し、戸板の閉止位置からの移動を規制することを特徴とする。
このようなものであれば、戸板の上端部ないしその近傍に対向する位置に、上方に開口する係止穴を設け、係止爪をこの係止穴と係合させるようにしているので、戸板の側方や天井や床体等に係止穴を設ける必要がある従来のロック機構と異なり、戸板をロック位置から移動させた場合に係止穴が視認しにくく、見栄えを整えることができる。
戸板の上端と天井との間の空間が小さい場合にこのようなロック機構を設置できるようにするための態様として、前記操作力伝達部が、解錠位置から施錠位置への移動動作中に前記係止爪を上方に移動させる昇降駆動部と、前記係止爪が施錠位置において戸板から該戸板の厚さ方向に突出するようにすべく昇降駆動部から動力の伝達を受けて係止爪に施錠位置と解錠位置との間で回動動作を行わせる回動駆動部とを具備するものが挙げられる。このようなものであれば、解錠位置においては係止爪を戸板内部に収納させつつ、施錠操作に伴い係止爪を上昇させると同時に係止爪を突出させるようにできるので、施錠の際の係止爪の動作を可能にすべく係止爪の上方に確保すべきスペースを小さくできるからである。
このような操作力伝達部を実現できるようにするための具体的な構成の一例として、前記昇降駆動部が、錠前からの操作力の伝達を受けて係止爪の一端部を昇降動作させる構成を有するとともに、前記回転駆動部が、一端部を戸板、他端部を係止爪の中間部に接続したリンクメンバを有し、係止爪の前記一端部の昇降動作を受けて該係止爪を前記リンクメンバの端部を回動中心軸として回動させる構成を有するものが挙げられる。
特に、前記昇降駆動部が、一端部を前記係止爪の一端部に接続してなる第1のリンクメンバと、一端部を前記第1のリンクメンバの他端部、他端部を戸板に接続してなるとともに、中間部を前記錠前のデッドボルトに接続している第2のリンクメンバとを具備するものであれば、デッドボルトの昇降動作が小さいものであっても、解錠位置において係止爪の全体を戸板の内部に収納し、施錠位置において係止爪の略全体を戸板の上方に配置すべく昇降幅を確保できる。
また、このようなロック機構を好適に使用できる態様として、壁面を構成するパネル要素と、このパネル要素を支持するパネル支持具とを有する壁体とともに用いられ、閉止位置に配された際に開口部を閉塞可能な戸板と、この戸板を幅方向にスライド可能に支持する支持機構とを具備する引き戸に設けられるものであって、前記壁体に設けた係止穴に係止爪を係合させてなるものが挙げられる。
特に、前記支持機構が、戸板の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁部及びこの開口部に連接する領域に配置される案内レール、この案内レールと前記戸板とを接続するとともに前記戸板を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部、及び前記可動部の前記案内レールから前記戸板に向かう方向への移動を規制する規制部を有するものであって、壁体のパネル支持具が前記案内レールを内部に収納してなるとともに、このパネル支持具に前記係止穴を設けているものであれば、施錠状態であっても係止爪及び係止穴の箇所が外部から視認しにくく、従って、引き戸をこじ開けようとする者が係止爪と係止穴との係合を無理に解除させる手口に対する安全性を向上させることができる。
本発明に係るロック機構の構成によれば、戸板の上端部ないしその近傍に対向する位置に、上方に開口する係止穴を設け、係止爪をこの係止穴と係合させるようにしているので、戸板の側方や天井や床体等に係止穴を設ける必要がある従来のロック機構と異なり、戸板をロック位置から移動させた場合に係止穴が視認しにくく、見栄えを整えることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図4に示すように、この実施形態に係る引き戸Dは、建物の天井Cと床Fとの間にあって且つガラス等のパネル体を組み込んだ壁体たる非可動部Lと支柱Pとの間に形成される開口部Sを閉塞可能に設けられるものであって、上端部を吊持部材Tに支持させてなる戸板1と、この戸板1の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁近傍に配置される案内レール3、及びこれら案内レール3と戸板1とを接続するとともに前記戸板1を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部4とを有する支持機構2と、前記と板を閉止位置にロック可能なロック機構6とを具備する。そして、前記戸板1を、非可動部Lに隣接する位置である閉止位置と、非可動部Lと略重合する位置である開成位置との間で移動可能にしていて、この戸板1を前記開成位置に配することによって当該開口部Sを開成させるものである。
前記支持機構2は、前記図2、図3及び図4に示すように、また、図5及び図6に示すように、可動部4の一部を引き戸1の配設位置に持ち出して、この持ち出し端側に戸板1を取り付けている。また、この支持機構2は、前記可動部4の前記案内レール3から前記戸板1に向かう方向への移動を規制する規制部5をさらに有する。
具体的に説明すると、前記図4〜図6に示すように、前記案内レール3は、前記戸板1側に開口する開口部3xを有するチャネル状の部材であって、両端部を支柱Pに支持させてなる。また、この案内レール3の開口部3xの下面には、戸板1のスライド方向すなわち幅方向に延伸する案内突条3aを設けている。さらに、この案内レール3の開口部3xの上面には、戸板1と反対方向に向く傾斜部3bを設けている。そして、この案内レール3は、本実施形態では非可動部のLの厚さ寸法内に配している。
なお、前記パネル要素L1は、本実施形態ではガラス板を利用して形成している。また、前記図4〜図6に示すように、このパネル要素L1、L1の上端部は、パネル支持具L2に支持させている。このパネル支持具L2は、上方に開口し内部に前記案内レール3を収納可能な案内レール収納空間L21sを有する。さらに詳述すると、このパネル支持具L2は、底壁L211、この底壁L211の前後両端からそれぞれ起立する前壁L212及び後壁L213、これら前壁L212及び後壁L213の上端に設けられ戸板1を保持する戸板保持具L214、並びにこれら底壁L211、前壁L212、及び後壁L213により区成される前記案内レール収納空間L21sを有する第1要素L21と、この第1要素L21の上方に設けられ天井に取り付けてなる第2要素L22とを具備する。そして、第1要素の前壁及び後壁により、前記案内レール3の下部を隠蔽するようにしている。
一方、可動部4は、前記図4〜図6に示すように、前記案内突条3aに係合可能な凹部を有する転動輪41と、この転動輪41と戸板1の上端とを接続する、より詳細には前記転動輪41と吊持部材Tとの間に介在させてなる持出部材42とを具備する。
さらに詳述すると、前記転動輪41は、前記案内レール3の案内突条3aと凹部41xで接する状態を保ちつつ、この案内レール3aの長手方向に転動可能である。前記持出部材42は、前記転動輪41を枢支する枢支軸431を突出させてなる板状の転動輪支持体43と、この転動輪支持体43と前記吊持部材Tとを接続するブラケット44とを具備する。前記ブラケット44は、下方に開口するチャネル状の部材であり、前記転動輪支持体43に対向する板状の起立板部441と、吊持部材Tに接続してなり前記起立板部441と対向する板状の戸板取付部442と、これら起立板部441及び引き戸取付部442の上端部を接続する持出部443とを有する。そして、このブラケット44の持出部443は、前記非可動部Lのパネル要素L1の上端よりも上方に位置し、前記転動輪41と前記戸板との間に前記パネル要素L1を配することを可能にしている。
また、前記規制部5は、前記図4〜図6に示すように、前記案内レール3の開口部3xの上面に設けた傾斜部3bと、側面がこの傾斜部3bに摺接可能な規制部材たる副転動輪51とを当接させてなる。この副転動輪51は、下端が前記転動輪41の下端よりも上方に位置し、前記転動輪支持体から突出させて設けた枢支軸に枢支させている。また、戸板1側の表面の直径を反対側の表面の直径よりも小さくしていて、この副転動輪51の側面が、上端部において戸板1側を向く傾斜面51aとなるよう構成している。そして、この傾斜面51aが案内レール3の上内面に設けた前記傾斜部3bと接した状態を保ちつつ転動するようにしている。
引き戸Dの開閉動作の際には、上述したように、前記転動輪41が前記案内レール3の案内突条3aと凹部41xで接する状態を保ちつつ、この案内レール3aの長手方向に転動し、戸板1の移動方向を案内する。また、この戸板1及び可動部4は、案内レール3と離間する方向に作用を受けるが、副転動輪51の側面すなわち傾斜面51aが上述したように案内レール3に設けた傾斜部3bに摺接していて、これら引き戸1及び可動部4と案内レール3との離間を規制している。
そして、前記ロック機構6は、前記図1に示すように、また、図7に平面図、図8に正面図、図9〜図11に側面図を示すように、戸板1に設けてなり施錠時及び解錠時の操作力を受け付ける錠前61と、この錠前61から操作力の伝達を受けて昇降する操作力伝達機構62と、この操作力伝達機構62から操作力を受けて解錠位置から施錠位置に、又はその逆方向に移動可能な係止爪63とを具備する。ここで、この係止爪63は、前記施錠位置では、戸板の上端部ないしその近傍に対向する位置、具体的には前記パネル要素保持具L2に設けた上方に開口する係止穴Hに係合する。ここで、前記図9は、係止爪63を施錠位置に移動させて係止穴Hに係合させた状態、図10は係止爪63を解錠位置に移動させた状態、図11は係止爪63を解錠位置から施錠位置へ、またはその逆の方向へ移動させる途中の一状態をそれぞれ示している。
前記錠前61は、本実施形態では、一般的なシリンダ錠の錠前として周知のものである。すなわち、鍵(図示略)を挿入可能な鍵穴を有し、この鍵穴に鍵を挿入させた状態で鍵を回転させる操作力を受け付けるシリンダ部611と、このシリンダ部611が施錠を行うべく操作力を受け付けた際に上昇動作を行い、また、前記シリンダ部611が解錠を行うべく操作力を受け付けた際に下降動作を行うデッドボルト612とを有する。
前記操作力伝達機構62は、解錠位置から施錠位置への移動動作中に前記係止爪を上方に移動させる昇降駆動部64と、前記係止爪63が施錠位置において戸板1から該戸板1の厚さ方向に突出するようにすべく昇降駆動部64から動力の伝達を受けて係止爪63に施錠位置と解錠位置との間で回動動作を行わせる回動駆動部65とを具備する。また、これら昇降駆動部64及び回動駆動部65は直方体状のハウジング66内に収納していて、このハウジング66を戸板1内部の上隅部に取り付けるようにしている。
前記昇降駆動部64は、本実施形態では、一端部を第1の枢着軸X1を介して前記係止爪63の一端部に接続してなる第1のリンクメンバ641と、一端部を第2の枢着軸X2を介して前記第1のリンクメンバ641に枢着し、他端部を第3の枢着軸X3を介して前記ハウジング66に接続してなるとともに、中間部を第4の枢着軸X4を介して前記錠前61のデッドボルト612に接続している第2のリンクメンバ642とを具備する。この昇降駆動部64は、錠前61のデッドボルト612からの操作力の伝達を受けて係止爪63の一端部を昇降動作させる。また、前記第2の枢着軸X2は、前記第1のリンクメンバ641に設けた長孔641xに係合させるようにしていて、この長孔641x内を移動可能にしている。
前記回転駆動部65が、一端部を第5の枢着軸X5を介して前記ハウジング66に、また、他端部を第6の枢着軸X6を介して係止爪63の中間部にそれぞれ接続したリンクメンバ651を有する。この回転駆動部65は、係止爪63の一端部が前記昇降駆動部64から動力の供給を受けて昇降する際、前記リンクメンバ651及び係止爪63からなるリンク機構により、該係止爪63の中間部を回動動作させる。
ここで、前記係止爪63は、解錠位置においてはハウジング66の内部、すなわち戸板1内部に収納されていて、略鉛直方向に延伸している。解錠状態から施錠状態に変化させるべく錠前61に鍵(図示略)を挿入し回転操作力を加えると、デッドボルト612が上方に移動する。前記昇降駆動部64は、このデッドボルト612から駆動力の伝達を受けて係止爪63の基端部を上昇させる。一方、前記回転駆動部65は、係止爪63の基端部の上昇を受けてリンクメンバ651を回動させることにより、係止爪63を回動させて係止穴Hの方向に突出させる。また、施錠状態から解錠状態に変化させるべく錠前61に鍵(図示略)を挿入し回転操作力を加えた際には、昇降駆動部64及び回転駆動部65が逆向きに動作し、係止爪63がハウジング66の内部、すなわち戸板1の内部に収納される。
以上に述べたように、本実施形態に係るロック機構6は、戸板1を閉止位置にロック可能にすべく設けられるものであって、施錠及び解錠の際の操作力を受け付ける錠前61と、この錠前61から前記操作力の伝達を受けて施錠位置と解錠位置との間で移動可能な係止爪63と、この係止爪63に前記錠前61から操作力を伝達する操作力伝達部62とを具備するものであって、前記係止爪63が、施錠位置において上方に開口する係止穴Hと係合し、戸板1の閉止位置からの移動を規制する。すなわち、戸板1の上端部ないしその近傍に対向する位置に、上方に開口する係止穴Hを設け、係止爪63をこの係止穴Hと係合させるようにしているので、戸板1の側方や天井や床体等に係止穴を設ける必要がある従来のロック機構と異なり、戸板1をロック位置から移動させた場合に係止穴Hが視認しにくく、見栄えを整えることができる。
また、前記操作力伝達部62が、解錠位置から施錠位置への移動動作中に前記係止爪63を上方に移動させる昇降駆動部64と、前記係止爪63が施錠位置において戸板1から該戸板1の厚さ方向に突出するようにすべく昇降駆動部64から動力の伝達を受けて係止爪63に施錠位置と解錠位置との間で回動動作を行わせる回動駆動部65とを具備するので、解錠位置においては係止爪63を戸板内部に収納させつつ、施錠操作に伴い係止爪63を上昇させると同時に係止爪63を戸板1の厚さ方向に突出させるようにでき、施錠の際の係止爪63の動作を可能にすべく係止爪63の上方に確保すべきスペースを小さくできる。従って、戸板1の上端と天井との間の空間が小さい場合にもこのようなロック機構6を設置できる。
さらに、前記昇降駆動部64が、錠前61からの操作力の伝達を受けて係止爪63の一端部を昇降動作させる構成を有するとともに、前記回転駆動部65が、一端部を戸板1、他端部を係止爪63の中間部に接続したリンクメンバ651を有し、係止爪63の前記一端部の昇降動作を受けて該係止爪63を前記リンクメンバ651の端部を回動中心軸として回動させる構成を採用しているので、簡単な構成でこのような操作力伝達部62を実現できる。
加えて、前記昇降駆動部64が、一端部を前記係止爪63の一端部に接続してなる第1のリンクメンバ641と、一端部を前記第1のリンクメンバ641、他端部を戸板1に固定して設けられるハウジング66に接続してなるとともに、中間部を前記錠前61のデッドボルト612に接続している第2のリンクメンバ642とを具備するので、デッドボルト612の昇降動作が小さいものであっても、解錠位置において係止爪63の全体を戸板1の内部に収納し、施錠位置において係止爪63の略全体を戸板1の上方に配置すべく昇降幅を確保できる。
また、壁面を構成するパネル要素L1と、このパネル要素L1を支持するパネル支持具L2とを有する非可動部Lとともに用いられ、閉止位置に配された際に開口部を閉塞可能な戸板1と、この戸板1を幅方向にスライド可能に支持する支持機構2とを具備する引き戸Dに設けられるものであって、前記非可動部に設けた係止穴Hに係止爪63を係合させてなるので、係止穴Hを設けるための特別な部材を設けることなくこのようなロック機構を設けることができる。
特に、前記支持機構2が、戸板1の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁部及びこの開口部に連接する領域に配置される案内レール3、この案内レール3と前記戸板1とを接続するとともに前記戸板1を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部4、及び前記可動部4の前記案内レール3から前記戸板1に向かう方向への移動を規制する規制部5を有するものであって、非可動部Lのパネル支持具L2が前記案内レール3を内部に収納してなるとともに、このパネル支持具L2に前記係止穴Hを設けているので、施錠状態であっても係止爪63及び係止穴Hの箇所が外部から視認しにくく、従って、引き戸Dをこじ開けようとする者が係止爪63と係止穴L2xとの係合を無理に解除させる手口に対する安全性を向上させることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施態様に限られない。
例えば、引き戸に限らず、例えば一側端部を開口部の一側端に蝶着した扉を閉止位置にロックするロック機構に本発明に係る構成を採用してもよい。
また、解錠位置においては係止爪の略全体が戸板の上方において起立しているとともに、施錠操作に伴い係止爪が基端部を回動中心として回動し、戸板の厚み方向に突出する構成を採用してもよい。
さらに、上述した実施形態において、施錠及び開場時のデッドボルトの昇降幅が大きなものであれば、デッドボルトの一端部を直接係止爪に接続してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…戸板
6…ロック機構
61…錠前
62…操作力伝達機構
63…係止爪
64…昇降駆動部
65…回動駆動部
6…ロック機構
61…錠前
62…操作力伝達機構
63…係止爪
64…昇降駆動部
65…回動駆動部
Claims (6)
- 戸板を閉止位置にロック可能にすべく設けられるものであって、施錠及び解錠の際の操作力を受け付ける錠前と、この錠前から前記操作力の伝達を受けて施錠位置と解錠位置との間で移動可能な係止爪と、この係止爪に前記錠前から操作力を伝達する操作力伝達部とを具備するものであって、前記係止爪が、施錠位置において、戸板の上端部ないしその近傍に対向する位置に設けられ上方に開口する係止穴と係合し、戸板の閉止位置からの移動を規制することを特徴とするロック機構。
- 前記操作力伝達部が、解錠位置から施錠位置への移動動作中に前記係止爪を上方に移動させる昇降駆動部と、前記係止爪が施錠位置において戸板から該戸板の厚さ方向に突出するようにすべく昇降駆動部から動力の伝達を受けて係止爪に施錠位置と解錠位置との間で回動動作を行わせる回動駆動部とを具備することを特徴とする請求項1記載のロック機構。
- 前記昇降駆動部が、錠前からの操作力の伝達を受けて係止爪の一端部を昇降動作させる構成を有するとともに、前記回転駆動部が、一端部を戸板、他端部を係止爪の中間部に接続したリンクメンバを有し、係止爪の前記一端部の昇降動作を受けて該係止爪を前記リンクメンバの端部を回動中心軸として回動させる構成を有することを特徴とする請求項2記載のロック機構。
- 前記昇降駆動部が、一端部を前記係止爪の一端部に接続してなる第1のリンクメンバと、一端部を前記第1のリンクメンバの他端部、他端部を戸板に接続してなるとともに、中間部を前記錠前のデッドボルトに接続している第2のリンクメンバとを具備することを特徴とする請求項3記載のロック機構。
- 壁面を構成するパネル要素と、このパネル要素を支持するパネル支持具とを有する壁体とともに用いられ、閉止位置に配された際に開口部を閉塞可能な戸板と、この戸板を幅方向にスライド可能に支持する支持機構とを具備する引き戸に設けられるものであって、前記壁体に設けた係止穴に係止爪を係合させてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のロック機構。
- 前記支持機構が、戸板の配設位置から該戸板の板厚方向へ変位させて前記開口部の上開口縁部及びこの開口部に連接する領域に配置される案内レール、この案内レールと前記戸板とを接続するとともに前記戸板を開閉方向に沿って移動可能に支持させてなる可動部、及び前記可動部の前記案内レールから前記戸板に向かう方向への移動を規制する規制部を有するものであって、壁体のパネル支持具が前記案内レールを内部に収納してなるとともに、このパネル支持具に前記係止穴を設けていることを特徴とする請求項5記載のロック機構。
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- 2007-06-15 JP JP2007159291A patent/JP2008308925A/ja active Pending
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Legal Events
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Effective date: 20120117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120731 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |