JP5033400B2 - 油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法及び油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents

油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法及び油冷式スクリュ圧縮機 Download PDF

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Description

本発明は,油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法,及び前記負荷軽減方法が行われる油冷式スクリュ圧縮機に関し,より詳細には,無負荷運転時において油冷式スクリュ圧縮機の圧縮機本体に導入する潤滑油量を減少することで負荷の軽減を可能とした油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法及び前記方法を実現する油冷式スクリュ圧縮機に関する。
油冷式スクリュ圧縮機は,ケーシングのロータ室内に収容されたオス,メス一対のスクリュロータの噛み合い回転により被圧縮気体を圧縮するときに潤滑油を注入し,スクリュロータ間及びスクリュロータとシリンダ間の密封や冷却,潤滑を可能とした圧縮機本体を備えたもので,この圧縮機本体はエンジンやモータ等の駆動源で駆動されて,吐出口から圧縮気体と潤滑油との気液混合流体を吐出する。さらに,前記圧縮機本体より吐出された気液混合流体を導入し,圧縮気体と潤滑油とを分離するレシーバタンクを備えており,レシーバタンクで分離された圧縮気体,例えば圧縮空気を空気作業機等が連通された消費側に供給し,分離された潤滑油を再び圧縮機本体のロータ室へ注入することができるように構成されている。
以上のように構成された油冷式スクリュ圧縮機にあっては,消費側における圧縮気体の消費量が減少し,又は,消費が停止する等してレシーバタンク内の圧力が所定の無負荷運転開始圧力に上昇すると,圧縮機本体の吸気口を開閉制御する吸気制御弁で,該吸気口を閉塞して無負荷運転に移行すると共に,消費側における圧縮気体の消費等によりレシーバタンク内の圧力が所定の負荷運転復帰圧力に下降すると,吸気制御弁で閉塞された圧縮機本体の吸気口を開放して負荷運転に移行するという動作を繰り返す吸気制御が行われ(図9参照),このように無負荷運転に移行することで,負荷運転する場合と比較して圧縮機本体の運転負荷を低減し,圧縮機本体を駆動するエンジンの燃費向上やモータの消費電力の低減が図られている。
一例として,図8に示す油冷式スクリュ圧縮機1にあっては,吸気制御弁30にレシーバタンク20内の圧縮気体を作動圧力として導入する吸気制御回路80を設け,レシーバタンク20から消費側に供給される圧縮気体の圧力が所定の無負荷運転開始圧力以上となったとき,前記吸気制御回路80を介して吸気制御弁30にレシーバタンク20内の圧縮気体を導入して圧縮機本体10の吸気口11を閉じることができるように構成したものであり,図示の例にあっては前述の吸気制御回路80に三方電磁弁85を設け,前記三方電磁弁のコモンポート(COM)に管路82を介して吸気制御弁30の閉弁受圧室を連通すると共に,ノーマリオープンのポート(NO)に,管路81を介して前記レシーバタンク20を,ノーマリクローズのポート(NC)を管路83を介して吸気制御弁30の二次側において圧縮機本体10の吸気口11とそれぞれ連通する。制御装置50からの制御信号の非入力時,三方電磁弁85が,レシーバタンク20内の圧縮気体を吸気制御弁30の閉弁受圧室内に導入して圧縮機本体10の吸気口11を閉じると共に,制御信号の入力により,レシーバタンク20に連通されたポートNOを閉じると共に,圧縮機本体10の吸気口11に連通されたポートNCを開き,吸気制御弁30の閉弁受圧室に対する圧縮気体の導入を停止する。又,圧縮機本体10の吸気口11との連通により閉弁受圧室内の圧縮気体を排気して,圧縮機本体10の吸気口11を開放するように構成されている。
そして,前記三方電磁弁85による吸気制御弁30の開閉動作を,消費側に供給される圧縮気体の圧力(レシーバタンク20内の圧力)変化に応じて行うために,消費側に圧縮気体を供給する供給配管90内の圧力を検知する圧力センサ等の圧力検知手段91を設け,該圧力検知手段91の検知信号に基づいて,前記制御装置50が,三方電磁弁85に対して制御信号を出力し,前記供給配管90内の圧力が前記無負荷運転開始圧力に上昇すると,前記三方電磁弁85を操作して吸気制御弁30により圧縮機本体10の吸気口11を閉じる。又,負荷運転復帰圧力まで下降すると,前記三方電磁弁85を操作して吸気制御弁30により圧縮機本体10の吸気口を開いた負荷運転に移行する動作を繰り返すように構成されている。
以上のような吸気制御により負荷の軽減が図られている油冷式スクリュ圧縮機1においては,上記の無負荷運転に加え,さらに圧縮機本体10の運転負荷を低減することができるよう構成したものもある。このような構成として圧縮機本体10の吐出口14と,レシーバタンク20間を連通する吐出回路60中に逆止弁61を設け,レシーバタンク20内の圧縮気体が圧縮機本体10の吐出側に逆流することを防止すると共に,この逆止弁61の一次側吐出回路63における潤滑油や圧縮気体の気液混合流体を吸引して,逆止弁61の二次側吐出回路64に排出する回収ポンプ13を設けて圧縮機本体10の吐出側圧力を低下させ,これにより無負荷運転時における圧縮機本体10の運転負荷を低減したものがある(図8参照)。
さらに,必要以上の潤滑油を圧縮機本体10のロータ室内に導入すると,ロータがこれを攪拌して圧縮機本体10の運転負荷となることに鑑み,レシーバタンク20と圧縮機本体10の給油口12間を連通する給油回路70に油量調整弁40を設け,圧縮機本体10の吸気口を閉塞し無負荷運転を行い,圧縮機本体10の吐出側圧力が低下しているとき,すなわちロータ室内に被圧縮気体が吸入されないで圧縮が行われず,圧縮機本体の発熱量が少なくなっているときには,この油量調整弁40によって圧縮機本体10に供給する潤滑油量を減少するようにした油冷式スクリュ圧縮機も提案されている。
このような油冷式スクリュ圧縮機1に設けられた油量調整弁40の一例を,図9を参照して説明すると,この油量調整弁40は,潤滑油の流路42が形成されたボディー41内にピストン43を設け,作動圧室44に対する作動圧力の導入・排出によって前記ピストン43を進退移動して前記流路42を開閉可能に構成したものである。又,前記ピストン43の後端外周にフランジ43aを形成すると共に,ボディー41内に形成されたピストン室49に,前記フランジ43aの形成部分の進退移動を許容する大径部49aと,前記フランジ43aの形成されていない部分の進退移動を許容する細径部49bを設け,前記大径部49aにおけるピストン43の外周に,一端を前記フランジ43aに,他端を前記大径部49aと細径部49bとの境界に形成された段部49cに係止され,前記ピストン43を後退方向に付勢するコイルスプリング46を収容した,スプリング室45を設ける。そして,前記ピストン43の後端部に形成された作動圧室44を管路84を介して前記閉弁分岐路82に連通すると共に,前記スプリング室45を吸気制御弁30の二次側において圧縮機本体10の吸気口11に連通し,作動圧室44に対する作動圧力(レシーバタンク20内の圧縮気体)を導入することにより前記ピストン43が移動して前記流路42を塞ぐように構成されている。このようにしてピストン43が前記流路42を塞ぐと,ピストン43に設けられた絞り流路47を介して絞られた量の潤滑油のみが圧縮機本体10の給油口12からロータ室へ導入されるように構成されている。
そして,前述した吸気制御により,圧縮機本体10が無負荷運転に移行した際に,圧縮機本体10のロータ室へ供給する潤滑油量を減少させることができるよう,吸気制御弁30の閉弁受圧室に対してレシーバタンク20内の圧縮気体を導入する管路82に油量調整弁40の作動圧室44を連通し,吸気制御弁30の閉弁受圧室に対してレシーバタンク20内の圧縮気体が導入される時,油量調整弁40の作動圧室44に対しても,レシーバタンク20内の圧縮気体を導入して,圧縮機本体10に供給する潤滑油量を絞ることができるように構成している(特許文献1参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開昭51−45315号公報
以上のように構成された油冷式スクリュ圧縮機1において,前述したように圧縮機本体10の吐出口14とレシーバタンク20とを連通する吐出回路60には,逆止弁61を設けてレシーバタンク20内の圧縮気体が圧縮機本体10の吐出側に逆流することが防止されている。ところが,この逆止弁61にゴミなどが噛み込み,レシーバタンク20内の圧縮気体が逆流した場合には,圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が正常な状態における無負荷運転時の圧力よりも高くなり,その結果,圧縮機本体10の運転負荷が増大して発熱量が多くなる。
そのため,従来の油量調整弁40にあっては,このように逆止弁61に故障等が生じてレシーバタンク20内の圧縮気体が圧縮機本体10の吐出側に逆流した場合であっても,圧縮機本体10の吐出側温度が異常上昇して圧縮機が非常停止したり,圧縮機本体10のロータ等に焼き付きが生じないように,ピストン43に設けた絞り通路47のキリ径を太めに設定して,逆止弁61が故障等していない正常時の無負荷運転で要求される潤滑油量以上に給油を行うことができるように構成している。
このように従来の油冷式スクリュ圧縮機1にあっては,無負荷運転時における圧縮機本体10のロータ室に供給する潤滑油量は,本来必要とされる量以上で行われているために,スクリュロータが必要量以上の潤滑油を攪拌するために余分な負荷を受け,これに伴い余分な動力が消費されている。
その結果,圧縮機の駆動源がエンジンである場合にはこのようなエンジンの燃費を低下させ,モータである場合には消費電力が増大する原因となっており,無負荷運転時において圧縮機本体10のロータ室に供給する潤滑油量を可及的に減少することが要望されている。
その一方で,前述のような逆止弁61の故障等によって圧縮機本体10の吐出側の圧力が上昇している場合であっても,圧縮機本体10の吐出側温度が異常上昇して圧縮機が非常停止したり,圧縮機本体のロータ等が焼き付きを起こす等の不都合が生じないことも要求されている。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,無負荷運転時の圧縮機本体のロータ室に供給する潤滑油量を,必要最小限の潤滑油量に減少して,より一層の負荷の軽減を図ると共に,前記逆止弁の故障等により圧縮機本体の吐出側圧力が上昇した場合であっても圧縮機が非常停止したり,ロータが焼き付いたりする不都合を防止することのできる油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法及び前記負荷軽減方法を実現する油冷式スクリュ圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明の油冷式スクリュ圧縮機1の負荷軽減方法は,ケーシング15のロータ室16内に収容されたオス,メス一対のスクリュロータ17,18の噛み合い回転により被圧縮気体を圧縮するときに潤滑油を注入し,圧縮気体と潤滑油との気液混合流体を吐出する油冷式のスクリュ圧縮機本体10と,該圧縮機本体が吐出した気液混合流体を導入し,圧縮気体と潤滑油とに分離するレシーバタンク20と,前記圧縮機本体10の吸気口11を開閉制御する吸気制御弁30と,前記圧縮機本体10が吐出した気液混合流体を,逆止弁61を介して前記レシーバタンク20へ導く吐出回路60と,前記レシーバタンク20で分離された潤滑油を前記圧縮機本体10のロータ室16へ導く給油回路70と,前記逆止弁61の一次側吐出回路63の気液混合流体を吸引し,逆止弁61の二次側吐出回路64へ排出する回収ポンプ13を備えた油冷式スクリュ圧縮機1において,
前記吸気制御弁30により前記圧縮機本体10の吸気口11が閉塞されたとき,前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力と,前記逆止弁の二次側における消費側圧力とを比較し,前記回収ポンプ13の作動により前記逆止弁61の一次側における前記圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が,前記逆止弁61の二次側における消費側圧力(レシーバタンク20内の圧力又は供給配管90内の圧力)より低い所定の圧力未満になったときのみ,前記レシーバタンク20から圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油量を減少させることを特徴とする(請求項1)。
前記負荷軽減方法において,前記給油回路70を分岐して前記レシーバタンク20で分離された潤滑油の一部を,前記圧縮機本体10の軸受及び/又は軸封装置に供給し,前記軸受及び/又は軸封装置を潤滑した潤滑油を前記圧縮機本体10のロータ室16へ回収し,前記圧縮機本体10の吸気口11の開閉状態に拘わらず前記軸受及び/又は軸封装置に供給する潤滑油量を一定とすると共に,前記圧縮機本体10の吸気口11が閉塞され,かつ,前記回収ポンプ13の作動により前記逆止弁61の一次側における前記圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が,前記逆止弁61の二次側における消費側圧力(レシーバタンク20内の圧力又は供給配管90内の圧力)より低い所定の圧力未満になったとき,前記レシーバタンク20から圧縮機本体10のロータ室16へ供給する潤滑油量を減少又は停止するようにしても良い(請求項2)。
また,本発明の油冷式スクリュ圧縮機1は,前記同様の構成の油冷式スクリュ圧縮機1において,前記吸気制御弁30により前記圧縮機本体の吸気口11が閉塞されたとき,前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力と,前記逆止弁の二次側における消費側圧力とを比較し,前記回収ポンプ13の作動により前記逆止弁61の一次側における前記圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が,前記逆止弁61の二次側における消費側圧力(レシーバタンク20内の圧力又は供給配管90内の圧力)より低い所定の圧力未満になったときのみ,前記レシーバタンク20から圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油量を減少させる,油量調整弁40等から成る給油量調整手段を備えたことを特徴とする(請求項3)。
前記構成の油冷式スクリュ圧縮機1において,前記給油回路70を分岐して前記レシーバタンク20で分離された潤滑油の一部を,前記圧縮機本体10の軸受及び/又は軸封装置に供給する分岐給油回路75を備え,前記軸受及び/又は軸封装置を潤滑した潤滑油を前記圧縮機本体10のロータ室16へ回収する回収通路を形成し,前記圧縮機本体10の吸気口11の開閉状態に拘わらず前記軸受及び/又は軸封装置に供給する潤滑油量を一定とすると共に,油量調整弁40等から成る前記給油量調整手段は前記圧縮機本体10の吸気口11が閉塞され,かつ,前記回収ポンプ13の作動により前記逆止弁61の一次側における前記圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が,前記逆止弁61の二次側における消費側圧力(レシーバタンク20内の圧力又は供給配管90内の圧力)より低い所定の圧力未満になったとき,前記レシーバタンク20から圧縮機本体10のロータ室16間の前記給油回路70を絞り又は閉塞し,前記ロータ室16へ供給する潤滑油量を減少し,又は停止することができる(請求項4)。
さらに,前記給油量調整手段が,潤滑油が流れる流路42と,該流路42を絞り又は閉ざす弁体(ピストン)43と,前記流路42を閉じる方向に前記弁体43を作動させる圧縮気体を導入する第1作動圧室44と,前記流路を開く方向に前記弁体43を作動させる圧縮気体を導入する第2作動圧室(スプリング室)45を備え,該第2作動圧室45に前記逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧縮気体を導入すると共に,前記第1作動圧室44に対して前記レシーバタンク20内の圧縮気体を導入する油量調整弁40を備えるものとすることができる(請求項5)。
さらに,前記構成の油量調整弁40において,前記流路42を開く方向に前記弁体43を付勢する付勢手段(コイルスプリング)46を設けても良い(請求項6)。
なお,前記油量調整弁40を,前記潤滑油が流れる流路42と,該流路42を絞り又は閉ざす弁体43と,前記流路42を絞り又は閉ざす方向に前記弁体43を作動させる圧縮気体を導入する作動圧室44と,前記流路を開く方向に前記弁体43を付勢する付勢手段(コイルスプリング)46を備えたものとし,
前記逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力を検知する圧力検知手段(第2圧力センサ)62と,前記圧縮機本体10の吸気口11が閉塞された無負荷運転にあるとき,前記圧力検知手段(第2圧力センサ)62の検知信号に基づいて前記逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が,前記逆止弁61の二次側における消費側圧力(レシーバタンク20内の圧力又は供給配管90内の圧力)より低い所定の圧力未満になったと判断したとき前記油量調整弁40の作動圧室44に前記レシーバタンク20内の圧縮気体を導入する手段により,前記給油量調整手段を構成しても良い(請求項7)。
以上説明した本発明の構成により,本発明の油冷式スクリュ圧縮機1によれば,吐出回路60に設けた逆止弁61に故障が生じる等して,逆止弁61の一次側における圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が所定の圧力よりも高まっている場合には,レシーバタンク20から圧縮機本体10のロータ室16へ供給する潤滑油量を減少させないことから,圧縮機本体10の吐出側温度が異常上昇して圧縮機が非常停止したり,圧縮機本体のロータが焼き付く等の不都合が生じることがない。
また,このような逆止弁61の故障時において,圧縮機本体10に対し負荷運転時と同量の潤滑油が供給されていることから,圧縮機本体10の吐出側温度を低く抑えることができ,これにより潤滑油の劣化を抑制できる。
さらに,このように前記逆止弁61の一次側における圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)に基づいて,潤滑油量を減少するか否かを決定することから,潤滑油量を減少する際には,前記圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)が通常よりも高くなっていることはなく,従って正常な無負荷運転時における潤滑油量を必要最小限に減少させることができ,その結果,ロータが潤滑油を攪拌する際に生じる圧縮機本体10の運転負荷を大幅に減少させることができる。
前記給油回路70を分岐して前記レシーバタンク20で分離された潤滑油の一部を,圧縮機本体10のロータ室16と,軸受や軸封装置にそれぞれ供給するようにして,前記軸受や軸封装置を潤滑した潤滑油を前記圧縮機本体10のロータ室16へ回収し,圧縮機本体10の運転状態に拘わらず前記軸受や軸封装置に供給する潤滑油を一定量で行うように構成したことで,無負荷運転時において直接ロータ室16へ潤滑油を供給することを停止することが可能となった。その結果,圧縮機本体のロータが潤滑油を攪拌することにより生じる運転負荷を大幅に減少することができる。
このような圧縮機本体10のロータ室16に対する潤滑油量の調整を,給油回路70に設けた油量調整弁40により行うと共に,この油量調整弁40に,レシーバタンク20内の圧縮気体が導入される第1作動圧室44と,逆止弁61の一次側吐出回路63における圧縮機本体10の圧縮気体が導入される第2作動圧室(スプリング室)45を設け,両作動圧室間44,45の圧力差により弁体(ピストン)43が作動するように構成したことから,前記動作を行う給油量調整手段を比較的簡単な構成で提供することができる。
前記弁体(ピストン)43を前記流路42を開く方向に付勢する付勢手段(コイルスプリング)46を設けたことから,この付勢手段46による付勢力を変更することで,油量調整弁40が作動する圧縮機本体10の吐出側圧力を適宜調整することができる。
また,逆止弁61の一次側吐出回路63における圧力を圧力センサ62等の圧力検知手段で検知して,該検知手段の検知信号に基づいて逆止弁61の一次側吐出回路63の圧力が所定の圧力状態にあるか否かを判断する場合には,制御を比較的正確に行えると共に,作動条件の設定変更等が比較的容易である。
次に,本発明の実施形態を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
本発明の油冷式スクリュ圧縮機1の負荷軽減方法は,逆止弁61の一次側における圧縮機本体10の吐出側圧力が,逆止弁61の二次側における消費側圧力に対して低い所定の圧力未満になった場合,すなわち,逆止弁61や回収ポンプ13が正常に動作して,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が,レシーバタンク20内の圧力又は供給配管90内の圧力より低い所定の圧力未満になったときにのみ,圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油量を減少して圧縮機本体10の運転負荷を軽減するように構成したものであり,このような負荷軽減方法を実現するための本発明の油冷式スクリュ圧縮機1の実施形態を以下説明する。
〔第1実施形態〕
本実施形態における油冷式スクリュ圧縮機1では,圧縮機本体10が無負荷運転にあるとき,消費側の圧力,すなわちレシーバタンク20内の圧力と,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力とを機械的な手段によって比較して,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が,レシーバタンク20内の圧力に対して低い所定の圧力未満になったときに,圧縮機本体10のロータ室16へ供給する潤滑油量を減少するように構成したものであり,この油冷式スクリュ圧縮機1の全体構成を図1に,該油冷式スクリュ圧縮機1で使用する油量調整弁40を図2を参照して説明する。
図1に示す本発明の油冷式スクリュ圧縮機1は,図8を参照して説明した従来の油冷式スクリュ圧縮機1とその基本構成を共通とするものであり,油冷式のスクリュ型圧縮機本体10と,この圧縮機本体10を駆動する駆動源,図示の実施形態にあってはモータ25と,前記圧縮機本体10から吐出された潤滑油と圧縮気体との気液混合流体を導入するレシーバタンク20を備えていると共に,このレシーバタンク20で分離された潤滑油を圧縮機本体10の給油口12からロータ室16内に供給する給油回路70を備えている。
また,前記油冷式スクリュ圧縮機1には,圧縮機本体10の吸気制御を行うために,圧縮機本体10の吸気口11を開閉制御する吸気制御弁30と,前記吸気制御弁30に対してレシーバタンク20内の圧縮気体を作動圧力として導入する吸気制御回路80と,前記吸気制御回路80に設けられた三方電磁弁85,圧縮気体を消費側に供給する供給配管90内の圧力,すなわちレシーバタンク20内の圧縮気体の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ91),並びに前記圧力検知手段91の検知信号に従い前記三方電磁弁85を操作する,電子制御装置等である制御装置50が設けられている。
また,前述の給油回路70には,圧縮機本体10に供給される潤滑油を冷却するオイルクーラ71と,前記給油回路70内を流れる潤滑油の流量を制御する油量調整弁40が設けられている。
この油量調整弁40の基本構成は,図9を参照して説明した従来技術における油量調整弁40と共通であり,ボディー41内に形成された潤滑油の流路42を開閉する弁体(ピストン)43を備えると共に,このピストン43の後端部に形成された作動圧室(第1作動圧室)44と,前記ピストン43の外周に配置されたスプリング46を収容するスプリング室(第2作動圧室)45を備え,前記第1作動圧室44を,管路84を介して吸気制御回路80の管路81に連通している点において,前記図9を参照して説明した従来の油量調整弁40と同様の構成である。
但し,図2に示す油量調整弁40にあっては,前記スプリング室45を前記逆止弁61の一次側吐出回路63と連通している点,及び,ピストン43の前端部に設けた絞り流路47が図9を参照して説明した従来の油量調整弁に比較して細く形成されている点において異なっている。
なお,図2に示す実施形態では,前記ピストン43に絞り流路47を形成し,ピストン43により前記流路42が閉ざされた場合であっても,この絞り流路47を介して絞られた量の潤滑油を圧縮機本体10の給油口12を介してロータ室16内に導入可能としているが,前記給油回路70を分岐して前記レシーバタンク20で分離された潤滑油の一部を,前記圧縮機本体10のスクリュロータ17,18を支持する軸受やこの軸受を収容する軸受室内の潤滑油を機外へ漏出させないように封止する軸封装置に供給する分岐給油回路75を設けると共に,前記軸受や軸封装置を潤滑した潤滑油を前記圧縮機本体10のロータ室16内へ回収する回収回路(図示せず)を形成し,前記軸受や軸封装置を潤滑した潤滑油が前記ロータ室16へ回収されるならば,この絞り流路47は必ずしも設ける必要がなく,前記ピストン43が流路42を閉じたとき,圧縮機本体10のロータ室16に対する潤滑油の供給を停止するように構成しても良い。
さらに,図2において符号48は圧縮機本体10の軸受部や軸封装置に対して潤滑油を供給する分岐給油回路75を接続する分岐口であり,ピストン43によって開閉される部分の一次側において前記流路42内の潤滑油を一部を分岐するもので,この分岐口48により,前記ピストン43による流路42の開閉状態の如何に拘わらず,圧縮機本体10の軸受室や軸封室に対して一定量の給油を行うことができるように構成されている。
以上のように形成された,本発明の油冷式スクリュ圧縮機1の動作を,図3に示すタイムチャートを参照しながら説明すると,消費側において圧縮気体の消費が停止する等して,消費側に供給される圧縮気体の圧力(レシーバタンク20内の圧力)が上昇し,予め設定した無負荷運転開始圧力に達すると(T1),消費側の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ)91からの検知信号に基づいて,制御装置50が吸気制御回路80に設けた三方電磁弁85の切換操作を行う。
この切換により,管路82,83を介して圧縮機本体10の吸気口11に連通していた吸気制御弁30の閉弁受圧室は,管路81,82を介してレシーバタンク20に連通され,吸気制御弁30の閉弁受圧室に対する圧縮気体の導入が開始されて圧縮機本体10は吸気口11を閉じた無負荷運転に移行する。
このようにして,三方電磁弁85の切換によって吸気制御弁30の閉弁受圧室に対してレシーバタンク20内の圧縮気体の導入が開始されると,前記吸気制御回路80の管路82に連通された管路84を介して油量調整弁40の第1作動圧室44に圧縮気体が導入される。
一方,油量調整弁40のスプリング室(第2作動圧室)45は,逆止弁61の一次側吐出回路63に連通されており,油量調整弁40のピストン43には,このスプリング室(第2作動圧室)45に導入された前記一次側吐出回路63内の圧力がピストン43に及ぼす力Poと,このスプリング室(第2作動圧室)45内に配置したスプリング46の付勢力Ps,及びピストン43の前端に加わるレシーバタンク20内の圧力に相当する流路42内の潤滑油の圧力によって生じる力Pdにより,後退方向(流路を開放する方向)に移動させる力が加わっている。
従って,前述のように圧縮機本体10の無負荷運転への移行により,油量調整弁40の第1作動圧室44内には,レシーバタンク20内の圧縮気体が導入されてピストン43を前進方向(流路を閉塞する方向)に移動させようとする力Prが作用するが,逆止弁61が故障する等してレシーバタンク20内の圧縮気体が圧縮機本体10の吐出側に逆流している場合には,流路42内の潤滑油の圧力と前記第1作動圧室44内の圧力と,スプリング室(第2作動圧室)45内の圧力が略等しくなるために,ピストン43はスプリング46の付勢力Psによって通路を開いた位置に留まり,圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油量は変化しない。
一方,逆止弁61に故障等が生じておらず,レシーバタンク20内の圧縮気体が圧縮機本体10の吐出側に逆流していない場合,逆止弁61の一次側吐出回路63における圧縮機本体10の吐出側圧力は,圧縮機本体10の吸気閉塞直後ではレシーバタンク20内の圧力と同等であるが,回収ポンプ13により逆止弁61の一次側吐出回路63内の潤滑油と圧縮気体との気液混合流体を吸引し,逆止弁61の二次側吐出回路64内に排出されているために,圧縮機本体10の吐出側圧力,従って,油量調整弁40のスプリング室45内の圧力が徐々に低下し,油量調整弁40のピストン43を,流路42を開いた状態の後退位置に留める方向に作用する力が弱まる。
そして,第1作動圧室44内に導入された圧縮気体によってピストン43に作用する力Prが,スプリング46による付勢力Psと,スプリング室(第2作動圧室)45に導入された一次側吐出回路63内の圧力が前記ピストン43に作用する力Poと流路42内の潤滑油の圧力によって生じる力Pdとの合成力に打ち勝って,Pr>Po+Ps+Pdになると(T2),ピストンは前進して流路42を塞ぎ,圧縮機本体10のロータ室16へ供給する潤滑油量は,油量調整弁40のピストン43が絞り流路47を備えている場合(図2参照)にはこの絞り流路47によって絞られた後の量に減少し,また,ピストン43が前記絞り流路47を備えていない場合(図6参照)には,圧縮機本体10のロータ室16に対する潤滑油の供給が停止する。
これにより,圧縮機本体10のスクリュロータ17,18が攪拌する潤滑油量が減少し,圧縮機本体10の無負荷運転時の負荷が更に減少する。
なお,油量調整弁40のピストン43は前述したようにスプリング46等の付勢手段によって付勢されているために,圧縮機本体10の吸気口11を閉塞した後,所定の遅れを以て作動することとなるが,この遅れは油量調整弁40の前記スプリング46等の付勢力を調整することで,付勢力を強める場合には更に遅らせ,又は付勢力を弱める場合にはこの遅れを減少させることができる。
その後,消費側における圧縮気体の消費等により,消費側の圧力(供給配管90内の圧力)が低下して所定の負荷運転復帰圧力となると(T3),消費側の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ)91の検知信号に基づいて制御装置50は三方電磁弁85を操作して,吸気制御弁30の閉弁受圧室が,吸気制御回路80の管路82及び83を介して,圧縮機本体10の吸気口11に連通されて放気され,吸気制御弁30が圧縮機本体10の吸気口11を開く。
また,これに伴い油量調整弁40の第1作動圧室44に対する圧縮気体の導入も停止する。
これにより,圧縮機本体10は吸気口11を開いた負荷運転に移行すると共に,油量調整弁40の第1作動圧室44に対する圧縮気体の導入が停止され,油量調整弁40のピストン43が原位置に復帰して流路42を開き,圧縮機本体10のロータ室16に対して,増加された量の潤滑油が供給され,前記動作が繰り返される。
このように,本発明の油冷式スクリュ圧縮機1にあっては,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧縮気体を油量調整弁40のスプリング室(第2作動圧室)45に導入すると共に,第1作動圧室44にレシーバタンク20内の圧縮気体を導入することで,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力がレシーバタンク20内の圧力に対して,スプリング43の付勢力によって決まる所定の低い圧力であるときに圧縮機本体のロータ室16に供給する潤滑油量が絞られ,又は給油が停止することから,逆止弁61にゴミなどが噛み込み故障する等して,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が上昇している場合には,圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油量を減少せず,負荷運転時と同量の潤滑油が供給される。
その結果,このような故障の発生時に潤滑油量を絞ることにより生じる圧縮機本体10の吐出側温度の異常上昇や,これに伴う圧縮機の非常停止,ロータの焼き付き等を防止することができる。
しかも,このように逆止弁61の故障等に伴う圧縮気体の逆流が生じている場合には,油量調整弁40が潤滑油量を絞る動作自体を行わないように構成したことから,減少後の潤滑油量を,逆止弁61の故障等を考慮して予め増量しておく必要がなく,潤滑油量を可及的に減少させることができる。
その結果,圧縮機本体10のロータが潤滑油を攪拌する際に消費される動力を低減することができ,油冷式スクリュ圧縮機1の燃費を改善し,又は消費電力を減少させることができる。
〔第2実施形態〕
以上,図1〜図3を参照して説明した第1実施形態の油冷式スクリュ圧縮機にあっては,給油回路70に設けた油量調整弁40の第1作動圧室44を吸気制御回路80の管路82と連通し,吸気制御弁30の閉動作が行われているときにのみレシーバタンク20内の圧縮気体が導入されるように構成したが,この構成に代え,図4に示すように,油量調整弁40の第1作動圧室44を吸気制御回路80の管路81を介してレシーバタンク20に連通する等して,吸気制御弁30の動作状態に拘わらず常に油量調整弁40の第1作動圧室44にレシーバタンク20内の圧力が導入されるように構成しても良い。
なお,図4に示す実施形態においてその他の構成は,図1及び図2を参照して説明した前記第1実施形態と同様の構成である。
以上のように構成した本実施形態の油冷式スクリュ圧縮機1にあっては,吸気制御弁30が開いた状態,すなわち,圧縮機本体10が負荷運転を行っている際においてもレシーバタンク20内の圧縮気体が油量調整弁40の第1作動圧室44内に導入されているが,負荷運転時,逆止弁61の一次側吐出回路63の圧力は,逆止弁61の二次側の消費側圧力,すなわち,レシーバタンク20内の圧力よりも僅かに高圧となっており,これにより圧縮機本体10が吐出した圧縮気体は,逆止弁61を通過してレシーバタンク20に導入可能となっている。
従って,圧縮機本体10の負荷運転時においては,油量調整弁40のスプリング室45に導入された圧力がピストン43に及ぼす力とスプリングの付勢力,流路42内の潤滑油の圧力によって生じる力との合成力が,第1作動圧室44に導入されたレシーバタンク20内の圧力がピストン43に及ぼす力を上回り,ピストン43は流路42を開いた位置に後退している。
一方,吸気制御弁30が閉じることで,圧縮機本体10が吸気口11を閉じた無負荷運転に移行すると,一次側吐出回路63の圧力は,回収ポンプ13の作用によって徐々に低下する。
その結果,油量調整弁40のスプリング室45に対して導入されている,一次側吐出回路63の圧力がピストン43を後退方向に移動させようとする力が弱まり,第1作動圧室44に導入されたレシーバタンク20内の圧力が,やがてピストン43を後退方向へ移動させようとする力に打ち勝って,ピストン43を前進方向に移動させることから,前記図1を参照して説明した油冷式スクリュ圧縮機1と同様の動作を行わせることができる。
〔第3実施形態〕
次に,本発明の別の実施形態を図5〜7を参照して説明する。
図示の実施形態において,レシーバタンク20内の潤滑油を圧縮機本体10に対して供給する給油回路70に設けた油量調整弁40(図6参照)の構成は,図2を参照して説明した第1実施形態に記載のものと同様であるが,本実施形態の油量調整弁40にあっては,図2の油量調整弁40が備えていた絞り流路47を,ピストン43が備えていない点において異なっている。但し,本実施形態の構成においても,必要に応じて前述の絞り流路47を備えた油量調整弁40を使用しても良い。
また,前述の第1実施形態及び第2実施形態では,油量調整弁40に設けた第1作動圧室44にレシーバタンク20内の圧力を導入すると共に,第2作動圧室(スプリング室)45に逆止弁の一次側吐出回路63内の圧力を導入することで,油量調整弁40自体が圧縮機本体10の吐出側圧力が異常上昇していることを機械的に検出するものとして構成したが,図5及び図6に示す実施形態にあっては,消費側の圧力を検知する圧力検知手段(第2圧力センサ)62を設けると共に,この圧力検知手段(第2圧力センサ)62の検知信号に基づいて,制御装置50’が一次側吐出回路63内の圧力の異常上昇を電気的に判断し,前記判定結果に応じて油量調整弁40の動作を制御できるように構成している。
また,前述の吸気制御回路80を三方電磁弁85の一次側の管路81を分岐した分岐管路86を設け,この分岐管路86を前記管路81に対して連通,遮断する電磁弁87,図示の実施形態にあっては三方電磁弁を設けると共に,この電磁弁87の二次側において前記分岐管路86を油量調整弁40の第1作動圧室44に連通して,該電磁弁87の操作により油量調整弁40に対する圧縮気体を導入して圧縮機本体10のロータ室16内に供給する潤滑油量を減少し,又は給油を停止することができるように構成すると共に,この電磁弁87の動作を前記制御装置50’によって操作している。
なお,図示の例において油量調整弁40のスプリング室(第2作動圧室)45は,図9を参照して説明した従来技術と同様,吸気制御弁30の二次側に於いて圧縮機本体10の吸気口11に連通しているが,このスプリング室45を前記位置に連通することなく,開放等するものとしても良い。
前述の制御装置50’は,予め設定されたプログラムに従って,吸気制御回路80に設けた三方電磁弁85及び分岐管路86に設けた電磁弁87を操作するもので,前記プログラムの実行により前記三方電磁弁85の制御手段と,前記電磁弁87の制御手段とが実現されている。
このうちの,前記三方電磁弁85の制御手段は,消費側に圧縮気体を供給する供給配管90中に設けた第1圧力センサ91’からの検知信号に基づいて,消費側に供給される圧縮気体の圧力(レシーバタンク20内の圧力)が所定の無負荷運転開始圧力に上昇したと判断すると,吸気制御回路80中に設けた三方電磁弁85を操作して吸気制御弁30によって圧縮機本体10の吸気口11を閉じると共に,消費側に供給される圧縮気体の圧力(レシーバタンク20内の圧力)が,所定の負荷運転復帰圧力に下降したと判断すると,前記三方電磁弁85を操作して吸気制御弁30によって圧縮機本体10の吸気口11を開く制御を行う。
また,制御装置50’において実現される前記電磁弁87の制御手段は,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力を検知する第2圧力センサ62の検知信号に基づいて,前記電磁弁87を操作する制御信号を出力して油量調整弁40の第1作動圧室44をレシーバタンク20,又は圧縮機本体10の吸気口11のいずれかに対して連通可能に構成されており,前記第1,第2圧力センサ91’,62からの検知信号に基づいて逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が,消費側に供給される圧縮気体の圧力(レシーバタンク20内の圧力)に対して低い所定の圧力未満であるか否かを判断し,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が所定の圧力未満であるとき,前記電磁弁87を操作して油量調整弁40の第1作動圧室44にレシーバタンク内の圧力を導入すると共に,前記所定の圧力以上であるとき,第1作動圧室44を圧縮機本体10の吸気口11に連通するように構成されている。
なお,制御装置50’による前記判断は,例えば消費側に供給される圧縮気体の所定の圧力,例えばレシーバタンク20内の圧力の下限値である負荷運転復帰圧力に対して低い圧力を前記所定の圧力として予め記憶させておき,第2圧力センサ62が検知した逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力を前記所定の圧力と比較して,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が所定の圧力未満であるとき,圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油を減少するように構成しても良い。
以上のように構成された本発明の油冷式スクリュ圧縮機において,消費側における圧縮気体の消費が停止する等して供給配管90内の圧力が上昇すると,この圧力上昇を第1圧力センサ91’が検知する。
この第1圧力センサ91’からの検知信号を受信した制御装置50’は,受信した検知信号に基づいて消費側の圧力が所定の無負荷運転開始圧力に達したと判断すると,吸気制御回路80に設けた三方電磁弁85を操作して吸気制御弁30を閉じ,圧縮機本体10の吸気口11を閉じて無負荷運転に移行する。
このようにして,圧縮機本体10が吸気口11を閉じた無負荷運転に移行すると,吸気制御弁30の二次側において圧縮機本体10の吸気口11に連通された油量調整弁40のスプリング室45内が圧縮機本体10によつて吸引されて負圧となり,このスプリング室45内の圧力変化によって油量調整弁40のピストン43を,前記スプリング46による付勢方向とは逆方向へ移動しようとする力が作用するが,スプリング室45内の圧力変化は,ピストン43を前記スプリング46の付勢力に抗して移動する程の力を生じておらず,ピストン43は未だ流路を開いた原位置にある。
また,前述のように圧縮機本体10の吸気が閉塞されることにより,圧縮機本体は圧縮気体の吐出を停止する一方,逆止弁61の一次側吐出回路63内の潤滑油と圧縮気体との気液混合流体が回収ポンプ13によって吸引され,前記逆止弁61の二次側吐出回路64へ排出される。
その結果,前記逆止弁61が正常に作動している場合には,該逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が徐々に降下する。
そして,この圧力の変化を第2圧力センサ62が検知すると共に,第2圧力センサ62からの検知信号を受信した制御装置50’は,第1圧力センサ91’の検知信号に基づく消費側の圧力(レシーバタンク20内の圧力)と,第2圧力センサ62の検知信号に基づく圧縮機本体10の吐出側圧力(逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力)とを比較し,圧縮機本体10の吐出側圧力が所定の圧力未満であるか否かを判断し,制御装置50’は,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が所定の圧力未満であると判断すると,分岐管路86中に設けた電磁弁87を操作して油量調整弁40の第1作動圧室44に対してレシーバタンク20内の圧縮気体を導入する。
このレシーバタンク20内の圧縮気体の導入により,油量調整弁40のピストン43は前進して潤滑油の流路42を閉塞し,圧縮機本体10のロータ室16に対する潤滑油の供給が停止する。
このように,制御装置50’は,圧縮機本体10の吸気口11を閉じて無負荷運転に移行した場合であっても,逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が所定の圧力未満に低下しない場合には,油量調整弁40に対する圧縮気体の導入を行わないことから,逆止弁61の故障によって圧縮機本体10の吐出側圧力が,レシーバタンク20内の圧力と同程度に上昇している場合には,圧縮機本体10のロータ室16に供給する潤滑油量を減少せず,その結果,圧縮機本体10の吐出側温度が異常上昇して非常停止したり,又は,ロータが焼き付いたりすることを防止できる。
一方,消費側における圧縮気体の消費等により,消費側に供給される圧縮気体の圧力が低下し,この圧力を検知する第1圧力センサ91’からの検知信号に基づいて制御装置50’が消費側に供給される圧縮気体の圧力が所定の負荷運転復帰圧力に低下したと判断すると,制御装置50’は制御信号により三方電磁弁85を操作して,吸気制御弁30を開き,圧縮機本体10の吸入口11を開いた負荷運転に移行する。
この吸気制御弁30の開放により,油量調整弁40のスプリング室45内の負圧が軽減されると共に,圧縮機本体10は圧縮気体の吐出を開始して,第2圧力センサ62の検知信号に基づいて制御装置50’が逆止弁61の一次側吐出回路63内の圧力が所定の圧力以上であると判断すると,電磁弁87を操作して油量調整弁40の第1作動圧室44に対するレシーバタンク20内の圧縮気体の導入を停止すると共に,前記第1作動圧室44を圧縮機本体10の吸気口11に連通する。
これにより,油量調整弁40のピストン43が潤滑油の流路42を開き,圧縮機本体10のロータ室16へ供給する潤滑油量を増加する。
なお,上記の説明においては,制御装置50’は油量調整弁40に対して圧縮気体の導入を停止する電磁弁87の動作を,圧縮機本体10の吐出側に設けた第2圧力センサ62の検知信号に基づいて行うものとして説明したが,電磁弁87の閉動作については,消費側に供給される圧縮気体の圧力を検知する第1圧力センサ91’の検知信号に基づいて,三方電磁弁85を操作して行う負荷運転への移行と同期して行っても良い。
油冷式スクリュ圧縮機の回路構成図(第1実施形態)。 圧縮機本体及び油量調整弁の要部断面図(第1実施形態)。 油冷式スクリュ圧縮機の動作を示すタイムチャート(第1実施形態)。 油冷式スクリュ圧縮機の回路構成図(第2実施形態)。 油冷式スクリュ圧縮機の回路構成図(第3実施形態)。 圧縮機本体及び油量調整弁の要部断面図(第3実施形態)。 油冷式スクリュ圧縮機の動作を示すタイムチャート(第3実施形態)。 油冷式スクリュ圧縮機の回路構成図(従来)。 油量調整弁の要部断面図(従来)。 油冷式スクリュ圧縮機の動作を示すタイムチャート(従来)。
符号の説明
1 油冷式スクリュ圧縮機
10 圧縮機本体
11 吸気口
12 給油口(ロータ室用)
13 回収ポンプ
15 ケーシング
16 ロータ室
17,18 スクリュロータ
20 レシーバタンク
25 モータ(駆動源)
30 吸気制御弁
40 油量調整弁
41 ボディー
42 流路
43 ピストン(弁体)
43a フランジ
44 (第1)作動圧室
45 第2作動圧室(スプリング室)
46 (コイル)スプリング
47 絞り流路
48 分岐口
49 ピストン室
49a 大径部
49b 細径部
50,50’ 制御装置
60 吐出回路
61 逆止弁
62 第2圧力センサ
63 一次側吐出回路
64 二次側吐出回路
70 給油回路(ロータ室用)
71 オイルクーラ
75 分岐給油回路(軸受及び軸封装置用)
80 吸気制御回路
81,82,83 管路
84,84’ (作動圧供給)管路
85 三方電磁弁
86 分岐回路
87 電磁弁
88 流量調整弁
90 供給配管
91 圧力センサ
91’ 第1圧力センサ

Claims (7)

  1. ケーシングのロータ室内に収容されたオス,メス一対のスクリュロータの噛み合い回転により被圧縮気体を圧縮するときに潤滑油を注入し,圧縮気体と潤滑油との気液混合流体を吐出する油冷式のスクリュ圧縮機本体と,該圧縮機本体が吐出した気液混合流体を導入し,圧縮気体と潤滑油とに分離するレシーバタンクと,前記圧縮機本体の吸気口を開閉制御する吸気制御弁と,前記圧縮機本体が吐出した気液混合流体を,逆止弁を介して前記レシーバタンクへ導く吐出回路と,前記レシーバタンクで分離された潤滑油を前記圧縮機本体のロータ室へ導く給油回路と,前記逆止弁の一次側吐出回路の気液混合流体を吸引し,逆止弁の二次側吐出回路へ排出する回収ポンプを備えた油冷式スクリュ圧縮機において,
    前記吸気制御弁により前記圧縮機本体の吸気口が閉塞されたとき,前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力と,前記逆止弁の二次側における消費側圧力とを比較し,前記回収ポンプの作動により前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力が,前記逆止弁の二次側における消費側圧力より低い所定の圧力未満になったときのみ,前記レシーバタンクから圧縮機本体のロータ室に供給する潤滑油量を減少させることを特徴とする油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法。
  2. 前記給油回路を分岐して前記レシーバタンクで分離された潤滑油の一部を,前記圧縮機本体の軸受及び/又は軸封装置に供給し,前記軸受及び/又は軸封装置を潤滑した潤滑油を前記圧縮機本体のロータ室へ回収し,前記圧縮機本体の吸気口の開閉状態に拘わらず前記軸受及び/又は軸封装置に供給する潤滑油量を一定とすると共に,前記圧縮機本体の吸気口が閉塞され,かつ,前記回収ポンプの作動により前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力が,前記逆止弁の二次側の消費側圧力より低い所定の圧力未満になったとき,前記レシーバタンクから圧縮機本体のロータ室へ供給する潤滑油量を減少又は停止する請求項1記載の油冷式スクリュ圧縮機の負荷軽減方法。
  3. ケーシングのロータ室内に収容されたオス,メス一対のスクリュロータの噛み合い回転により被圧縮気体を圧縮するときに潤滑油を注入し,圧縮気体と潤滑油との気液混合流体を吐出する油冷式のスクリュ圧縮機本体と,該圧縮機本体が吐出した気液混合流体を導入し,圧縮気体と潤滑油とに分離するレシーバタンクと,前記圧縮機本体の吸気口を開閉制御する吸気制御弁と,前記圧縮機本体が吐出した気液混合流体を,逆止弁を介して前記レシーバタンクへ導く吐出回路と,前記レシーバタンクで分離された潤滑油を前記圧縮機本体のロータ室へ導く給油回路と,前記逆止弁の一次側吐出回路の気液混合流体を吸引し,逆止弁の二次側吐出回路へ排出する回収ポンプを備えた油冷式スクリュ圧縮機において,
    前記吸気制御弁により前記圧縮機本体の吸気口が閉塞されたとき,前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力と,前記逆止弁の二次側における消費側圧力とを比較し,前記回収ポンプの作動により前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力が,前記逆止弁の二次側における消費側圧力より低い所定の圧力未満になったときのみ,前記レシーバタンクから圧縮機本体のロータ室に供給する潤滑油量を減少させる給油量調整手段を備えたことを特徴とする油冷式スクリュ圧縮機。
  4. 前記給油回路を分岐して前記レシーバタンクで分離された潤滑油の一部を,前記圧縮機本体の軸受及び/又は軸封装置に供給する分岐給油回路を備え,前記軸受及び/又は軸封装置を潤滑した潤滑油を前記圧縮機本体のロータ室へ回収する回収通路を形成し,
    前記圧縮機本体の吸気口の開閉状態に拘わらず前記軸受及び/又は軸封装置に供給する潤滑油量を一定とすると共に,前記給油量調整手段は前記圧縮機本体の吸気口が閉塞され,かつ,前記回収ポンプの作動により前記逆止弁の一次側における前記圧縮機本体の吐出側圧力が,前記逆止弁の二次側の消費側圧力より低い所定の圧力未満になったとき,前記レシーバタンクから圧縮機本体のロータ室間の前記給油回路を絞り又は閉塞し,前記ロータ室へ供給する潤滑油量を減少し,又は停止することを特徴とする請求項3記載の油冷式スクリュ圧縮機。
  5. 前記給油量調整手段が,潤滑油が流れる流路と,該流路を絞り又は閉ざす弁体と,前記流路を閉じる方向に前記弁体を作動させる圧縮気体を導入する第1作動圧室と,前記流路を開く方向に前記弁体を作動させる圧縮気体を導入する第2作動圧室を備え,該第2作動圧室に前記逆止弁の一次側吐出回路内の圧縮気体を導入すると共に,前記第1作動圧室に対して前記レシーバタンク内の圧縮気体を導入する油量調整弁を備えることを特徴とする請求項3又は4記載の油冷式スクリュ圧縮機。
  6. 前記油量調整弁が,前記流路を開く方向に前記弁体を付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項5記載の油冷式スクリュ圧縮機。
  7. 前記油量調整弁が,前記潤滑油が流れる流路と,該流路を絞り又は閉ざす弁体と,前記流路を絞り又は閉ざす方向に前記弁体を作動させる圧縮気体を導入する作動圧室と,前記流路を開く方向に前記弁体を付勢する付勢手段を備え,
    前記逆止弁の一次側吐出回路内の圧力を検知する圧力検知手段と,
    前記圧縮機本体の吸気口が閉塞された無負荷運転にあるとき,前記圧力検知手段の検知信号に基づいて前記逆止弁の一次側吐出回路内の圧力が,前記逆止弁の二次側における消費側圧力より低い所定の圧力未満になったと判断したとき前記油量調整弁の作動圧室に前記レシーバタンク内の圧縮気体を導入する手段を備えることを特徴とする請求項3又は4記載の油冷式スクリュ圧縮機。
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