JP5030432B2 - プラットホーム柵、プラットホーム柵の障害検知装置、プラットホーム柵の障害検知方法 - Google Patents

プラットホーム柵、プラットホーム柵の障害検知装置、プラットホーム柵の障害検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラットホーム柵、プラットホーム柵の障害検知装置、及びプラットホーム柵の障害検知方法に関し、特に、電動モータにより扉が開閉されるプラットホーム柵、そのプラットホーム柵の障害検知装置、及びそのプラットホーム柵の障害検知方法に関する。
自動的に扉の開閉をおこなう自動扉においては、人や荷物などが挟まれたことを検出し、扉の開閉動作を中止することが安全上好ましい。
プラットホームに設置されるプラットホーム柵の扉には、列車への駆け込み乗車によって人や手荷物が挟まれたことを検出するためのセンサが取り付けられている。
たとえば、押し出し成形されたゴムの中に防水仕様のテープスイッチを内蔵した戸先センサを扉の先端部にその垂直方向全体に渡って取り付け、戸先センサによって挟み込みを検出する従来技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1は、上述の戸先センサの問題点を次のように指摘している。戸先センサは、正面から力を受けた場合における検出特性は優れているものの、やや斜めから力を受けた場合には検出感度が良好でないという問題があった。さらに、平面的に物や人が広い面積で接触したような場合には、表面のゴムを圧縮させるために大きな力が必要になるので、人や物の挟み込みを的確に検出できない場合があった。
特許文献1は、上述の問題点に注目してなされた扉の移動妨害検出装置の発明を開示している。この装置は、扉を開閉する電動モータの回転速度を検出し、回転速度の実測値と基準値との差から扉の開閉動作が妨害されたか否かを判定する。
この他にも自動扉に関する様々な従来技術が知られている。
特許文献2は、ドアの位置情報を微分して推定したドアの速度と速度指令値に対応したしきい値とを比較して複数のリニアホームドアの戸当たりを検出する方法であって、この比較をサーボモータの下にドアがあり、サーボモータが動作しているときのみ行う方法を開示している。
特許文献3は、プラットホームドア制御システムを開示している。このシステムは、駅のプラットホームに設置され、ドア閉時の障害物を検出する検出手段と、前記検出手段により障害物を検出したときドア開を行うドア開手段とを備えている。ここで、前記ドア開手段は、検出手段が障害物を検出したとき、ドアを全開せずにドア開途中でドア閉を行う。
特許文献4は、プラットホーム柵を開示している。このプラットホーム柵は、プラットホーム上で軌道方向に延びる固定柵と固定柵の端部から軌道方向に延びる戸袋と、軌道方向に進退動し、戸袋に対して出入りする扉と、戸袋に配置され戸袋に位置的に対応する扉の固有情報を通知する通知器とから構成されている。視覚障害者は、その通知器に位置対応する戸袋に更に位置対応する扉の固有情報を得ることがでるので、扉に触れずにその固有情報を入手することができる。
特許文献5は、扉開閉用モータ駆動装置を開示している。この装置は、扉を開閉するモータのトルクを所定の上限値以下に制御するトルク制御手段を備え、トルク制御手段が上限値を少なくとも2種類に変更し得るものであることを特徴としている。
特許文献6は、ウインドウ開閉制御装置を開示している。この装置は、ウインドウが閉じる過程において、モータの作動状態の時々刻々の変化に応じて異物挟み込みの判定のためのしきい値をリアルタイムで最適値に更新するとともにこの更新しきい値をリアルタイムで使用する。
特許文献7は、駆動電圧の変動に対して駆動モータの回転速度が遅れて追従する場合でも、正確に挟み込みの判定をするための開閉部材の異物挟み込み検出装置を開示している。この装置は、自動車に装備されたサンルーフ装置等に用いられるものである。
特許文献8は、開閉体の全閉駆動時の挟み込み判定の誤動作を防止するための開閉体の駆動制御方法を開示している。この方法においては、開閉体を開閉駆動するモータの回転速度に比例するパルス信号の周期変化に基づいてモータの周期を算出し、開閉体の全閉駆動時に、周期が判定値よりも大きい状態が所定のパルス数の間連続した場合には全閉駆動を中止する処理を行う。ここで、今回の周期と前回の周期とに基づいて平均化周期を求めると共に、周期が判定値より大きい状態が連続し、且つ今回の周期が平均化周期よりも大きい場合にのみ全閉駆動を中止する処理を行う。
特許文献9は、スライドドアの手動による開閉を検出し、その開閉方向に自動でスライドドアを開閉する電動スライドドアの開閉検出制御装置を開示している。
特許文献10は、異物挟み込みの検出において、振動等の負荷変動を確実に除去して正確な判定を可能とし、挟み込み検出のための演算負荷が軽減される開閉部材の異物挟み込み検出装置を開示している。この装置は、開閉部材を駆動するモータの回転速度から負荷判定用回転周期を演算し、負荷判定用回転周期の変動値に基づいて異物の挟み込みが疑われる状態を判定し、この判定が所定の回数連続して行われた場合に異物の挟み込みを判定する。
特開2001−115734号公報 特開2002−106254号公報 特開2000−198436号公報 特開2005−239013号公報 特開2001−231281号公報 特開平8−128259号公報 特開平11−241561号公報 特開平11−247528号公報 特開2001−193353号公報 特開2004−201498号公報
本発明の目的は、扉の開閉障害を高感度で検出することが可能なプラットホーム柵、プラットホーム柵の障害検知装置、及びプラットホーム柵の障害検知方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知装置は、モータ制御部(5)と、記憶部(9)と、電流値検出器(13)と、位置検出器(10)と、規定電流値出力部(80)と、判定部(6)とを具備している。ここで、前記モータ制御部は、プラットホーム(90)上で軌道方向に進退動作する扉(3)を駆動するモータ(4)に電圧を印加することで電力(31)を前記モータに供給する。前記記憶部は、前記電力の電流値を示す標準電流値を前記扉の位置に対応させて記憶している。前記電流値検出器は、前記電流値を検出し、前記電流値を示す電流値信号(23)を出力する。前記位置検出器は、前記位置を検出し、前記位置を示す位置信号(20)を出力する。前記規定電流値出力部は、前記位置としての第1位置を示す前記位置信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置に対応する前記標準電流値としての第1標準電流値を検出し、前記第1標準電流値に所定のオフセット値を加えた規定電流値を示す規定電流値信号(26)を出力する。前記判定部は、前記電流値としての第1電流値を示す前記電流値信号及び前記規定電流値信号を受信し、前記第1電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の障害を検出する。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知装置は、モータの電流値に基づいて扉の開閉障害を検出するため、戸当りと戸袋への引きこまれの両者を検出することが可能である。また、プラットホーム柵をプラットホームに設置するときの取り付け誤差等により扉の駆動抵抗は扉の位置によって異なるから、標準電流値を扉の位置に応じて変化させることにより、検出感度が向上する。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知装置は、前記扉の速度を検出し、前記速度を示す速度信号(21)を出力する速度検出器(11)を具備している。ここで、前記記憶部は、前記標準電流値を前記位置及び前記速度の組合せに対応させて記憶している。前記規定電流値出力部は、前記速度としての第1速度を示す前記速度信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置及び前記第1速度の組合せに対応する前記標準電流値としての前記第1標準電流値を検出する。
扉の駆動抵抗は扉の速度によっても変化する。したがって、本発明によるプラットホーム柵の障害検知装置は、標準電流値を扉の位置及び速度の組合せに応じて変化させることにより、検出感度が向上する。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知装置は、前記モータ制御部が前記モータに印加するパルス幅変調された前記電圧のパルス幅を検出し、前記パルス幅を示すパルス幅信号(22)を出力するパルス幅検出器(12)を具備している。ここで、前記記憶部は、前記標準電流値を前記位置と前記速度と前記パルス幅との組合せに対応させて記憶している。前記規定電流値出力部は、前記パルス幅としての第1パルス幅を示す前記パルス幅信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置と前記第1速度と前記第1パルス幅との組合せに対応する前記標準電流値としての前記第1標準電流値を検出する。
扉の位置及び速度が同一の場合であっても、扉の速度が一定のときと、速度が変化しているときとでは、モータに供給される電圧のパルス幅が異なり、そのため、電流値が異なる。本発明によるプラットホーム柵の障害検知装置は、標準電流値を扉の位置及び速度と電圧のパルス幅との組合せに応じて変化させることにより、検出感度が向上する。
本発明によるプラットホーム柵(100)は、プラットホーム(90)上で軌道方向に進退動作する扉(3)と、前記扉を駆動するモータ(4)と、モータ制御部(5)と、記憶部(9)と、電流値検出器(13)と、位置検出器(10)と、規定電流値出力部(80)と、判定部(6)とを具備している。ここで、前記モータ制御部は。前記モータに電圧を印加することで電力を前記モータに供給する。前記記憶部は、前記電力の電流値を示す標準電流値を前記扉の位置に対応させて記憶している。前記電流値検出器は、前記電流値を検出し、前記電流値を示す電流値信号(23)を出力する。前記位置検出器は、前記扉の位置を検出し、前記位置を示す位置信号(20)を出力する。前記規定電流値出力部は、前記位置としての第1位置を示す前記位置信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置に対応する前記標準電流値としての第1標準電流値を検出し、前記第1標準電流値に所定のオフセット値を加えた規定電流値を示す規定電流値信号(26)を出力する。前記判定部は、前記電流値としての第1電流値を示す前記電流値信号及び前記規定電流値信号を受信し、前記第1電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の障害を検出する。
本発明のプラットホーム柵は、戸当りと戸袋への引き込まれの両者を高感度で検出することが可能である。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法は、軌道方向に進退動作する扉(3)をプラットホーム(90)に設置するステップ(S1)と、前記扉を駆動するモータ(4)にパルス幅変調された電圧を印加することで電力を前記モータに供給し、前記扉を進退動作させるステップ(S21、S31、S41)と、前記電力の電流値としての第1電流値と、前記扉の位置としての第1位置とを同時に検出するステップ(S22、S42)と、前記第1電流値を標準電流値とし、前記標準電流値を前記第1位置に対応させる判定用データ(41)を記憶するステップ(S23、S43及びS44)と、前記電流値としての判定用電流値と、前記位置としての判定用位置とを同時に検出するステップ(S32)と、前記判定用位置に対応する前記標準電流値としての第1標準電流値を前記判定用データから検出するステップ(S33)と、前記第1標準電流値に所定のオフセット値を加えて規定電流値を算出するステップ(S34)と、前記判定用電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の開閉障害を検出するステップ(S35)とを有している。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法によれば、戸当りと戸袋への引き込まれの両者を高感度で検出することが可能である。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法は、前記扉が一定の第1速度で進退動作する期間に、前記第1電流値としての第1速度第1電流値と、前記第1位置と、前記第1速度とを同時に検出するステップ(S22、S42)と、前記第1速度第1電流値を前記標準電流値としての第1速度標準電流値とし、前記第1速度標準電流値を前記第1位置及び前記第1速度の組合せに対応させる前記判定用データを記憶するステップ(S23、S43及びS44)と、前記扉が前記第1速度と異なる大きさを持つ一定の第2速度で進退動作する期間に、前記第1電流値としての第2速度第1電流値と、前記第1位置と、前記第2速度とを同時に検出するステップ(S22、S42)と、前記第2速度第1電流値を前記標準電流値としての第2速度標準電流値とし、前記第2速度標準電流値を前記第1位置及び前記第2速度の組合せに対応させる前記判定用データを記憶するステップ(S23、S43及びS44)と、前記判定用電流値と、前記判定用位置と、前記扉の速度としての判定用速度を同時に検出するステップ(S32)と、前記判定用位置及び前記判定用速度の組合せに対応する前記標準電流値としての前記第1標準電流値を前記判定用データから検出するステップ(S33)とを有している。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法においては、標準電流値を扉の位置及び速度の組合せに応じて変化させることにより、検出感度が向上する。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法は、前記扉の速度が変化する期間に、前記第1電流値としての速度変化第1電流値と、前記第1位置としての速度変化第1位置と、前記速度としての速度変化第1速度と、前記電圧のパルス幅としての速度変化第1パルス幅とを同時に検出するステップ(S22、S42)と、前記速度変化第1電流値を前記標準電流値としての速度変化標準電流値とし、前記速度変化標準電流値を前記速度変化第1位置と前記速度変化第1速度と前記速度変化第1パルス幅の組合せに対応させる前記判定用データを記憶するステップ(S23、S43及びS44)と、前記判定用電流値と、前記判定用位置と、前記速度としての判定用速度と、前記パルス幅としての判定用パルス幅とを同時に検出するステップ(S32)と、前記判定用位置と前記判定用速度と前記判定用パルス幅との組合せに対応する前記速度変化標準電流値としての前記第1標準電流値を前記判定用データから検出するステップ(S33)とを具備している。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法においては、標準電流値を扉の位置及び速度と電圧のパルス幅との組合せに応じて変化させることにより、検出感度が向上する。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法における前記期間においては、前記電圧は、前記モータが前記速度の大きさを減少させる駆動力を発生するような符号を有している。
反転動作時においては電流値が大きくなるから、障害を高感度に検出するために標準電流値を扉の位置及び速度と電圧のパルス幅との組合せに応じて変化させることは重要である。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法は、前記第1電流値と、前記第1位置とを第1回に同時に検出するステップ(S22)と、前記電流値としての第2電流値と、前記第1位置とを前記第1回の後の次回以降に同時に検出するステップ(S42)と、前記第1電流値のかわりに前記第2電流値を前記標準電流値として前記判定用データを更新するステップ(S44)とを具備している。
扉の駆動抵抗は経年変化によって変化し、モータの電流値は気温の影響を受けるため季節によって変化する。本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法は、判定用データを更新することにより、高い検出感度を維持する。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法は、前記第1電流値と、前記第1位置とを第1回に同時に検出するステップ(S22)と、前記第1電流値を前記第1位置に対応させる保存用第1データ(42)に前記第1回を示すデータを関連付けて記憶するステップ(S23)と、前記電流値としての前記第2電流値と、前記第1位置とを前記第1回の後の次回以降に同時に検出するステップ(S42)と、前記第2電流値を前記第1位置に対応させる保存用第2データ(43)に前記次回以降を示すデータを関連付けて記憶するステップ(S43)とを有している。
本発明によるプラットホーム柵の障害検知方法においては、標準電流値の経年変化が大きいプラットホーム柵を発見し、そのプラットホーム柵を部品交換等により整備することが可能である。
本発明によれば、扉の開閉障害を高感度で検出することが可能なプラットホーム柵、プラットホーム柵の障害検知装置、及びプラットホーム柵の障害検知方法が提供される。
添付図面を参照して、本発明によるプラットホーム柵、プラットホーム柵の障害検知装置、及びプラットホーム柵の障害検知方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るプラットホーム柵100の外観を示している。プラットホーム柵100は、プラットホーム90上で軌道方向に延びる固定柵1と、固定柵1の端部から軌道方向に延びる戸袋2と、軌道方向に進退動作し、戸袋2に対して出入りする扉3とを備えている。ここで、扉3が戸袋2に入る進退動作は扉3の開動作であり、扉3が戸袋2から出る進退動作は扉3の閉動作である。扉3の進退動作は、開動作、閉動作、及び後述する反転動作を有している。
図2は、プラットホーム柵100の機能ブロック図を示している。プラットホーム柵100は、モータ4と、モータ制御部5と、判定部6と、加算器7及び標準電流値出力部8を有する規定電流値出力部80と、判定用データ41、調整時データ42、点検時データ43を記憶する記憶部9と、位置検出器10と、速度検出器11と、パルス幅検出器12と、電流値検出器13とを備えている。
位置検出器10は、扉3の位置を検出し、位置を示す位置信号20をモータ制御部5と、標準電流値出力部8と、記憶部9とに対して出力する。
速度検出器11は、扉3の速度を検出し、速度を示す速度信号21をモータ制御部5と、標準電流値出力部8と、記憶部9とに対して出力する。
モータ制御部5は、位置信号20と、速度信号21と、開動作指令28と、閉動作指令29と、反転動作指令30とを受信し、モータ4に電力31を供給する。ここで、モータ制御部5は、パルス幅変調された電圧をモータ4に印加することで電力31をモータ4に供給する。
モータ4は、直流モータのような電動モータであり、扉3に駆動力32を与えて扉3に進退動作させる。
パルス幅検出器12は、電力31の電圧のパルス幅を検出し、パルス幅を示すパルス幅信号22を標準電流値出力部8及び記憶部9に対して出力する。
電流値検出器13は、電力31の電流値を検出し、電流値を示す電流値信号23を判定部6及び記憶部9に対して出力する。
記憶部9は、位置信号20と、速度信号21と、パルス幅信号22と、電流値信号23とを受信し、電流値信号23が示す電流値を標準電流値とし、標準電流値を位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22が示す位置、速度、パルス幅の組合せに対応付ける判定用データ41、調整時データ42、点検時データ43を記憶する。
標準電流値出力部8は、位置信号20と、速度信号21と、パルス幅信号22とを受信し、これらの信号が示す位置、速度、パルス幅の組合せに基づいて判定用データ41から標準電流値を検出し、標準電流値を示す標準電流値信号24を加算器7に対して出力する。
加算器7は、所定のオフセット値を示すオフセット信号25と、標準電流値信号24とを受信し、標準電流値とオフセット値の和としての規定電流値を示す規定電流値信号26を判定部6に対して出力する。
判定部6は、規定電流値信号26と、電流値信号23とを受信し、電流値信号23が示す電流値と規定電流値信号26が示す規定電流値とを比較し、電流値が規定電流値を超える場合にプラットホーム柵100の開閉障害を検出し、開閉障害が検出されたことを示す障害検出信号27をモータ制御部5に対して出力する。
図3及び図4を参照してプラットホーム柵100の開動作指令28、閉動作指令29、及び反転動作指令30に基づく動作について以下に説明する。ここで、図3は、開動作、閉動作、及び反転動作における扉3の速度変化を示している。図4は、モータ制御部5がモータ4に印加する電圧を示している。なお、開動作指令28は、列車が停車する際に扉3を開くための信号である。閉動作指令29は、列車が発車する際に扉3を閉じるための信号である。反転動作指令30は、駆け込み乗車をしようとする乗降客がいたときなどに進退動作中の扉3を反転させるための信号である。
図3に示す開動作における扉の速度変化51は、モータ制御部5が開動作指令28を受信したときの扉3の速度変化を示している。図3においては、扉3が開動作をしているときの速度がプラスの符号で示され、扉3が閉動作をしている時の速度がマイナスの符号で示され、扉3が静止しているときの速度が0で示されている。
はじめ扉3は、完全に閉じた位置(図1に示す位置)で静止している。
モータ制御部5は、時刻t1において開動作指令28を受信すると、位置信号20及び速度信号21が示す位置及び速度が所定のプログラム通りに変化するようにモータ4に電圧を印加し、扉3を開く(時刻t1〜t4)。
モータ制御部5は、扉3の速度を0から+v1に加速するために図4(a)の電圧61に示すパルス幅変調された電圧をモータ4に印加する(時刻t1〜t2)。電圧61は、電圧が0及び+Vをとる矩形波を示している。
図4においては、モータ4が扉3の開く速度を増加させるような駆動力32を発生するときの電圧がプラスの符号で示され、モータ4が扉3の閉じる速度を増加させるような駆動力32を発生するときの電圧がマイナスの符号で示されている。ここで、パルス幅を(Δt1/(Δt1+Δt2))で定義する。あるパルスにおいて電圧がオンの時間(電圧が+V又は−Vをとる時間)がΔt1で表され、電圧がオフの時間(電圧が0をとる時間)がΔt2で表される。したがって、電圧61を示す電力31が供給されるモータ4は、扉3の開く速度を増加させるような駆動力32を発生する
次にモータ制御部5は、扉3を+v1の一定速度で動かすために図4(b)の電圧62に示すパルス幅変調された電圧をモータ4に印加する(時刻t2〜t3)。電圧62は、電圧が0及び+Vをとる矩形波を示しているから、電圧62を示す電力31が供給されるモータ4は、扉3の開く速度を増加させるような駆動力32を発生する。ここで、モータ制御部5は、駆動力32と扉3の駆動抵抗とが釣り合い、扉3が一定速度+v1で運動するようにパルス幅を調節する。電圧62が示すパルス幅は電圧61が示すパルス幅より小さい。
次にモータ制御部5は、扉3の速度を+v1から0に減速するために図4(c)の電圧63に示す電圧をモータ4に印加する(時刻t3〜t4)。電圧63は、電圧が0で一定であり、パルス幅が0である。時刻t3〜t4の期間においては、モータ4が駆動力32を発生しないため、扉3は駆動抵抗のために減速する。扉3は、時刻t4において完全に開いた位置で静止する。
時刻t4〜t5の期間は、扉3は完全に開いた位置で静止している。
図3に示す閉動作における扉の速度変化52は、モータ制御部5が閉動作指令29を受信したときの扉3の速度変化を示している。
モータ制御部5は、時刻t5において閉動作指令29を受信すると、位置信号20及び速度信号21が示す位置及び速度が所定のプログラム通りに変化するようにモータ4に電圧を印加し、扉3を閉じる(時刻t5〜t8)。
モータ制御部5は、扉3の速度を0から−v1に加速するために図4(d)の電圧64に示すパルス幅変調された電圧をモータ4に印加する(時刻t5〜t6)。電圧64は、電圧が0及び−Vをとる矩形波を示しているから、電圧64を示す電力31が供給されるモータ4は、扉3の閉じる速度を増加させるような駆動力32を発生する。
次にモータ制御部5は、扉3を−v1の一定速度で動かすために図4(e)の電圧65に示すパルス幅変調された電圧をモータ4に印加する(時刻t6〜t7)。電圧65は、電圧が0及び−Vをとる矩形波を示しているから、電圧65を示す電力31が供給されるモータ4は、扉3の閉じる速度を増加させるような駆動力32を発生する。ここで、モータ制御部5は、駆動力32と扉3の駆動抵抗とが釣り合い、扉3が一定速度−v1で運動するようにパルス幅を調節する。電圧65が示すパルス幅信号は電圧64が示すパルス幅より小さい。
次にモータ制御部5は、扉3の速度を−v1から0に減速するために電圧63に示す電圧をモータ4に印加する(時刻t7〜t8)。電圧63においては、電圧が0で一定であり、パルス幅が0である。時刻t7〜t8の期間においては、モータ4は駆動力32を発生しないため、扉3は駆動抵抗のために減速する。扉3は、時刻t8において完全に閉じた位置で静止する。
図3に示す反転動作における扉の速度変化53は、モータ制御部5が、時刻t6と時刻t7の間の時刻t9に反転動作指令30を受信した場合の扉3の速度変化を示している。
モータ制御部5は、時刻t9において反転動作指令30を受信すると、位置信号20及び速度信号21が示す位置及び速度が所定のプログラム通りに変化するようにモータ4に電圧を印加し、扉3を反転動作させる(時刻t9〜t13)。ここで反転動作とは、扉3をモータ制御部5が反転動作指令30を受信したときに動いていた方向と逆の方向に動かし、完全に閉じた位置又は完全に開いた位置まで扉3を移動させることである。
モータ制御部5は、一旦モータ4に印加する電圧を0にした後すぐに、扉3を+v2の速度で動かすために電圧61に示すパルス幅変調された電圧をモータ4に印加する(時刻t9〜t11)。ここで、モータ制御部5は、反転動作指令30を受信したときの扉3の速度に基づいて電圧61に示される符号の電圧を印加することを選択する。
電圧61を示す電力31が供給されるモータ4は、扉3の開く速度を増加させるような駆動力32を発生する。したがって、扉3の速度が0になる時刻t10以前においては、扉3は、動いている方向と逆向きの駆動力32を受けて急速に減速する。そして、時刻t10から扉3の速度が+v2に達する時刻t11の期間においては、扉3は駆動力32を受けて加速する。
次にモータ制御部5は、扉3を+v2の一定速度で動かすために図4(f)の電圧66に示すパルス幅変調された電圧をモータ4に印加する(時刻t11〜t12)。電圧66は、電圧が0及び+Vをとる矩形波を示しているから、電圧66を示す電力31が供給されるモータ4は、扉3の開く速度を増加させるような駆動力32を発生する。ここで、モータ制御部5は、駆動力32と扉3の駆動抵抗とが釣り合い、扉3が一定速度+v2で運動するようにパルス幅を調節する。
なお、反転動作の際の一定速度(+v2)の大きさは、通常の開閉動作の際の一定速度(+v1又は−v1)の大きさより小さいことが安全のために望ましい。扉3を進退動作させようとする一定速度が異なるため、電圧62と電圧66とではパルス幅が異なっている。
次にモータ制御部5は、扉3の速度を+v2から0に減速するために図4の電圧63に示す電圧をモータ4に印加する(時刻t12〜t13)。時刻t12〜t13の期間においては、モータ4は駆動力32を発生しないため、扉3は駆動抵抗のために減速する。扉3は、時刻t13において完全に開いた位置で静止する。
図5から図8を用いて本発明の実施形態に係るプラットホーム柵の障害検知方法について以下に説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るプラットホーム柵の障害検知方法について示すフローチャートである。本方法は、プラットホーム柵100をプラットホーム90に設置するステップS1と、設置された後にプラットホーム柵100の調整をするステップS2と、調整の後にプラットホーム柵100の使用をするステップS3と、定期点検又は始業時点検においてプラットホーム柵100の点検をするステップS4と、点検の後にプラットホーム柵100を使用するステップS5とを有している。
図6を用いてステップS2について説明する。ステップS2においては、扉3が適切に開閉及び反転の進退動作をするようにプラットホーム柵100を調整し、その後、扉の進退動作をするステップS21と、パラメータの検出をするステップS22と、パラメータの記憶をするステップS23とを実行する。
ステップS21においては、開動作指令28、閉動作指令29、反転動作指令30をモータ制御部5に入力して扉3の開動作、閉動作、反転動作を行う。
ステップS22においては、ステップS21における各進退動作の実行中に、位置検出器10は扉3の位置を検出して位置信号20を記憶部9に対して出力し、速度検出器11は扉3の速度を検出して速度信号21を記憶部9に対して出力し、パルス幅検出器12は電力31のパルス幅を検出してパルス幅信号22を記憶部9に対して出力し、電流値検出器13は電力31の電流値を検出して電流値信号23を記憶部9に対して出力する。
ステップS23においては、記憶部9は、ステップS22において出力された位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22、電流値信号23を受信し、電流値信号23が示す電流値を標準電流値とし、標準電流値を位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22が示す位置、速度、パルス幅の組合せに対応させる判定用データ41及び調整時データ42を記憶する。ここで、記憶部9は、判定用データ41及び調整時データ42を記憶する際に、ステップS22を実行した時を示す情報を判定用データ41及び調整時データ42に付加して記憶する。
図7を用いてステップS3について説明する。ステップS3においては、プラットホーム柵100を乗降客の乗降のために使用する。このとき、プラットホーム柵100は、扉3が乗降客や手荷物に接触したことによる扉3の開閉障害を検出する。ステップS3は、扉の進退動作をするステップS31と、パラメータの検出をするステップS32と、標準電流値の検出をするステップS33と、規定電流値の算出をするステップS34と、規定電流値を用いて障害の検出をするステップS35と、障害検出時における扉3の制御をするステップS36とを有している。
ステップS31においては、開動作指令28、閉動作指令29、反転動作指令30をモータ制御部5に入力して扉3の開動作、閉動作、反転動作を行う。
ステップS32においては、ステップS31における各進退動作の実行中に、位置検出器10は扉3の位置を検出して位置信号20を標準電流値出力部8に対して出力し、速度検出器11は扉3の速度を検出して速度信号21を標準電流値出力部8に対して出力し、パルス幅検出器12は電力31のパルス幅を検出してパルス幅信号22を標準電流値出力部8に対して出力し、電流値検出器13は電力31の電流値を検出して電流値信号23を判定部6に対して出力する。
ステップS33においては、標準電流値出力部8は、位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22を受信し、位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22が示す位置、速度、パルス幅の組合せに対応する標準電流値を判定用データ41から検出し、この標準電流値を示す標準電流値信号24を加算器7に対して出力する。
ステップS34においては、加算器7は、標準電流値信号24及びオフセット信号25を受信し、標準電流値信号24が示す標準電流値にオフセット信号25が示すオフセット値を加えて規定電流値を算出し、この規定電流値を示す規定電流値信号26を判定部6に対して出力する。
ステップS35においては、判定部6は、電流値信号23及び規定電流値信号26を受信し、電流値信号23が示す電流値と規定電流値信号26が示す規定電流値とを比較し、電流値が規定電流値を超える場合に扉3の開閉障害を検出して障害検出信号27をモータ制御部5に対して出力する。
ステップS36においては、モータ制御部5は、扉3の緊急停止又は反転動作のため、障害検出信号27に応答して所定のプログラムに従って電力31を出力する。
図8を用いてステップS4について説明する。ステップS4においては、扉3が適切に開閉及び反転の進退動作をするか点検する。ステップS4は、扉の進退動作をするステップS41と、パラメータの検出をするステップS42と、パラメータの記憶をするステップS43と、パラメータの更新をするステップS44とを有している。
ステップS41においては、開動作指令28、閉動作指令29、反転動作指令30をモータ制御部5に入力して扉3の開動作、閉動作、反転動作を行う。
ステップS42においては、ステップS41における各進退動作の実行中に、位置検出器10は扉3の位置を検出して位置信号20を記憶部9に対して出力し、速度検出器11は扉3の速度を検出して速度信号21を記憶部9に対して出力し、パルス幅検出器12は電力31のパルス幅を検出してパルス幅信号22を記憶部9に対して出力し、電流値検出器13は電力31の電流値を検出して電流値信号23を記憶部9に対して出力する。
ステップS43においては、記憶部9は、ステップS42において出力された位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22、電流値信号23を受信し、電流値信号23が示す電流値を標準電流値とし、標準電流値を位置信号20、速度信号21、パルス幅信号22が示す位置、速度、パルス幅の組合せに対応付ける点検時データ43を記憶する。ここで、記憶部9は、点検時データ43を記憶する際に、ステップS42を実行した時を示す情報を点検時データ43に付加して記憶する。
ステップS44においては、記憶部9は、判定用データ41の内容を点検時データ43の内容に更新する。
図7を用いてステップS5について説明する。ステップS5においては、プラットホーム柵100を乗降客の乗降のために使用する。このとき、プラットホーム柵100は、扉3が乗降客や手荷物に接触したことによる扉3の開閉障害を検出する。ステップS5は、扉の進退動作をするステップS31と、パラメータの検出をするステップS32と、標準電流値の検出をするステップS33と、規定電流値の算出をするステップS34と、規定電流値を用いて障害の検出をするステップS35と、障害検出時における扉3の制御をするステップS36とを有している。
ステップS5は、ステップS3と同様であるが、ステップS33においてステップS4で記憶した標準電流値を読み出すことが異なっている。
図1は、本発明の実施形態に係るプラットホーム柵の外観図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプラットホーム柵の機能ブロック図である。 図3は、開動作、閉動作、反転動作における扉の速度変化を示す図である。 図4は、モータ制御部がモータに印加する電圧を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るプラットホーム柵の障害検知方法について示すフローチャートである。 図6は、プラットホーム柵の調整をするステップについて示すフローチャートである。 図7は、プラットホーム柵の使用をするステップについて示すフローチャートである。 図8は、プラットホーム柵の点検をするステップについて示すフローチャートである。
符号の説明
1…固定柵
2…戸袋
3…扉
4…モータ
5…モータ制御部
6…判定部
7…加算器
8…標準電流値出力部
9…記憶部
10…位置検出器
11…速度検出器
12…パルス幅検出器
13…電流値検出器
20…位置信号
21…速度信号
22…パルス幅信号
23…電流値信号
24…標準電流値信号
25…オフセット信号
26…規定電流値信号
27…障害検出信号
28…開動作指令
29…閉動作指令
30…反転動作指令
31…電力
32…駆動力
41…判定用データ
42…調整時データ
43…点検時データ
51…開動作における扉の速度変化
52…閉動作における扉の速度変化
53…反転動作における扉の速度変化
61〜66…電圧
80…規定電流値出力部
90…プラットホーム
100…プラットホーム柵

Claims (7)

  1. プラットホーム上で軌道方向に進退動作するように扉を駆動するモータを制御するモータ制御部と、
    前記モータへ供給されるべき電流値を示す標準電流値を前記扉の位置及び前記扉の速度の組合せに対応させて記憶した記憶部と、
    前記モータに供給される電流値を検出電流値として検出し、前記検出電流値を示す電流値信号を出力する電流値検出器と、
    前記位置を検出し、前記位置を示す位置信号を出力する位置検出器と、
    前記速度を検出し、前記速度を示す速度信号を出力する速度検出器と、
    前記位置としての第1位置を示す前記位置信号及び前記速度としての第1速度を示す前記速度信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置及び前記第1速度の組合せに対応する前記標準電流値としての第1標準電流値を検出し、前記第1標準電流値に所定のオフセット値を加えた規定電流値を示す規定電流値信号を出力する規定電流値出力部と、
    前記検出電流値としての第1電流値を示す前記電流値信号及び前記規定電流値信号を受信し、前記第1電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の障害を検出する判定部と
    を具備する
    プラットホーム柵の障害検知装置。
  2. プラットホーム上で軌道方向に進退動作する扉と、
    前記扉を駆動するモータと、
    前記モータを制御するモータ制御部と、
    前記モータへ供給されるべき電流値を示す標準電流値を前記扉の位置及び前記扉の速度の組合せに対応させて記憶した記憶部と、
    前記モータに供給される電流値を検出電流値として検出し、前記検出電流値を示す電流値信号を出力する電流値検出器と、
    前記扉の位置を検出し、前記位置を示す位置信号を出力する位置検出器と、
    前記扉の速度を検出し、前記速度を示す速度信号を出力する速度検出器と、
    前記位置としての第1位置を示す前記位置信号及び前記速度としての第1速度を示す前記速度信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置及び前記第1速度の組合せに対応する前記標準電流値としての第1標準電流値を検出し、前記第1標準電流値に所定のオフセット値を加えた規定電流値を示す規定電流値信号を出力する規定電流値出力部と、
    前記検出電流値としての第1電流値を示す前記電流値信号及び前記規定電流値信号を受信し、前記第1電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の障害を検出する判定部と
    を具備する
    プラットホーム柵。
  3. 前記モータ制御部が前記モータに印加するパルス幅変調された電圧のパルス幅を検出し、前記パルス幅を示すパルス幅信号を出力するパルス幅検出器を具備し、
    前記記憶部は、前記標準電流値を前記位置と前記速度と前記パルス幅との組合せに対応させて記憶し、
    前記規定電流値出力部は、前記パルス幅としての第1パルス幅を示す前記パルス幅信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置と前記第1速度と前記第1パルス幅との組合せに対応する前記標準電流値としての前記第1標準電流値を検出する
    請求項1のプラットホーム柵の障害検知装置。
  4. 前記モータ制御部が前記モータに印加するパルス幅変調された電圧のパルス幅を検出し、前記パルス幅を示すパルス幅信号を出力するパルス幅検出器を具備し、
    前記記憶部は、前記標準電流値を前記位置と前記速度と前記パルス幅との組合せに対応させて記憶し、
    前記規定電流値出力部は、前記パルス幅としての第1パルス幅を示す前記パルス幅信号を受信し、前記記憶部から前記第1位置と前記第1速度と前記第1パルス幅との組合せに対応する前記標準電流値としての前記第1標準電流値を検出する
    請求項2のプラットホーム柵。
  5. 軌道方向に進退動作する扉をプラットホームに設置するステップと、
    前記扉を駆動するモータにパルス幅変調された電圧を印加することで電力を前記モータに供給し、前記扉を進退動作させるステップと、
    前記扉が一定の第1速度で進退動作する期間に、前記電力の電流値としての第1速度第1電流値と、前記扉の位置としての第1位置と、前記第1速度とを同時に検出するステップと、
    前記第1速度第1電流値を標準電流値とし、前記標準電流値を前記第1位置及び前記第1速度の組合せに対応させる判定用データを記憶するステップと、
    前記電流値としての判定用電流値と、前記位置としての判定用位置と、前記扉の速度としての判定用速度を同時に検出するステップと、
    前記判定用位置及び前記判定用速度の組合せに対応する前記標準電流値を前記判定用データから検出するステップと、
    記標準電流値に所定のオフセット値を加えて規定電流値を算出するステップと、
    前記判定用電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の開閉障害を検出するステップと
    記扉が前記第1速度と異なる大きさを持つ一定の第2速度で進退動作する期間に、前記電力の電流値としての第2速度第1電流値と、前記第1位置と、前記第2速度とを同時に検出するステップと、
    前記第2速度第1電流値を前記標準電流値とし、前記標準電流値を前記第1位置及び前記第2速度の組合せに対応させるように前記判定用データを更新するステップ
    有する
    プラットホーム柵の障害検知方法。
  6. 軌道方向に進退動作する扉をプラットホームに設置するステップと、
    前記扉を駆動するモータにパルス幅変調された電圧を印加することで電力を前記モータに供給し、前記扉を進退動作させるステップと、
    前記扉の速度が変化する期間に、前記電力の電流値としての速度変化第1電流値と、前記扉の位置である第1位置としての速度変化第1位置と、前記速度としての速度変化第1速度と、前記電圧のパルス幅としての速度変化第1パルス幅とを同時に検出するステップと、
    前記速度変化第1電流値を標準電流値としての速度変化標準電流値とし、前記速度変化標準電流値を前記速度変化第1位置と前記速度変化第1速度と前記速度変化第1パルス幅の組合せに対応させる判定用データを記憶するステップと、
    前記電流値としての判定用電流値と、前記位置としての判定用位置と、前記速度としての判定用速度と、前記パルス幅としての判定用パルス幅とを同時に検出するステップと、
    前記判定用位置と前記判定用速度と前記判定用パルス幅との組合せに対応する前記速度変化標準電流値としての第1標準電流値を前記判定用データから検出するステップと、
    前記第1標準電流値に所定のオフセット値を加えて規定電流値を算出するステップと、
    前記判定用電流値が前記規定電流値を超える場合に前記扉の開閉障害を検出するステップ
    具備する
    プラットホーム柵の障害検知方法。
  7. 前記期間においては、前記電圧は、前記モータが前記速度の大きさを減少させる駆動力を発生するような符号を有する
    請求項6のプラットホーム柵の障害検知方法。
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