JP5028099B2 - 多層記録型光ディスク、多層記録型光ディスクの記録方法、および、多層記録型光ディスクの記録装置 - Google Patents

多層記録型光ディスク、多層記録型光ディスクの記録方法、および、多層記録型光ディスクの記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、多層記録型光ディスクに関し、特に多層記録型光ディスクに記録するレーザーパワーの最適値を求める方法に関するものである。
追記又は書き換え可能な多層構造を持つ光ディスクに情報の記録を行なう場合、情報を書き込む層のデータ領域に対して記録時のレーザ出力を最適な記録パワー値に調整する方法(Optimum Power Control、以下「OPC」)として特許文献1の方法が知られている。
特開2000−311346号公報
多層記録型光ディスクにレーザー光を照射することで情報を記録するとき、レーザー光の入射面に近い上位層が記録済みであるか未記録であるかによって上位層の透過率に差がでるため、同じパワーのレーザー光を出射した場合であっても入射面から遠い下位層に与えられるレーザー光のパワーは異なる。また、他の記録層に記録されている情報からのクロストークの影響により最適な記録パワーが変動する場合もある。
特許文献1では、ランダムパターン記録済みの「上位層の試し書き領域」を通過したレーザー光で「下位層の試し書き領域」でのOPCを行っている。しかし、このようにして求めた「最適な記録パワー値」は、未記録の「上位層のデータ領域」を通過したレーザー光で「下位層のデータ領域」への記録を行うときには適したものではない。
近年、多層記録型光ディスクの任意の層にデータを記録できる光ディスクが登場してきている。このような光ディスクの上位層のデータ領域では、データが記録されている領域とデータが記録されていない領域が混在する場合がある。このため、下位層にデータを記録するときには、未記録の「上位層のデータ領域」を通過したレーザー光で「下位層のデータ領域」へ記録する場合と、記録済の「上位層のデータ領域」を通過したレーザー光で「下位層のデータ領域」へ記録する場合がある。しかし、特許文献1のOPCで求めた「最適な記録パワー値」は、一方に対する最適値であるため、他方に対しては有効ではなく、何れかの状況においてデータの記録品質の向上に寄与しないという問題があった。
上記課題は特許請求の範囲に記載の発明により解決される。
多層ディスクに対してランダムに記録が行われて、各層の記録済み箇所、未記録箇所がランダムに分布して透過率がばらばらになっても、良好なパワーで書き込みを行い、データの記録品質を向上させることができる。
図1を用いて、4層構造の記録型光ディスクを例に、本発明の第1の実施例である多層記録型光ディスクを説明する。
図1は、片面から記録または再生が可能な多層記録型光ディスクの断面図であり、右側が光ディスクの内周側、左側が光ディスクの外周側である。この光ディスクの各層を記録または再生するためのレーザー光は上方向から入射される。以下では、レーザー光の入射面から近い順に、第1層、第2層、第3層、第4層と呼ぶこととする。
各層は記録可能な領域として、OPCを行い最適パワーを求めるための試し書き領域PCA(Power Calibration Area)と、ユーザーデータを書き込むデータ記録エリアを持つ。つまり、図1では、第1層用PCA、第2層用PCA、第3層用PCA、第4層用PCAの4つのPCAが存在することとなる。各層のPCAは、内周から順にa,b,c,d,e,f,g,h,…のように半径方向に複数の小領域(エリア)に細分化されている。なお、本実施例では各層のPCAが螺旋状に設けられているものとして説明するが、PCAを同心円状に設ける構成としても良い。
図1に示すように、第4層用PCAのエリアa〜hは全て未記録の状態であるが、第1層用PCA、第2層用PCA、第3層用PCAには表1のようにランダムパターンが記録されている。
Figure 0005028099

表1に従って第1層から第3層のPCAにランダムパターンを記録することで、第1層用PCAから第3層用PCAの記録済/未記録について、全ての組合せを用意することができる。
第4層用PCAのエリアa〜hの8エリアに対しOPCを行えば、ランダム記録が許容される光ディスクの第4層のデータ記録エリアを記録するときに発生する第1層から第3層の記録済/未記録の全ての組合せでの記録パワーの最適値を知ることができる。
一方、データ記録エリアを複数のエリアA,B,C,D,E,Fに分割し、第1層のエリアAに各エリアの各層毎の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を記録する(記録済/未記録情報記録エリア)。なお、ここでは第1層のデータ記録エリアのエリアAに各エリアの各層毎の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を記録することとしたが、データを記録可能なエリアであれば何れのエリアにこの情報を記録することとしても良い。
第4層のデータ記録エリアにユーザーデータを記録する場合、記録を予定するエリアの第1層から第3層の記録済/未記録情報記録エリアの示す情報と同じ組合せで求めた最適記録パワーで所定のエリアに記録することで適正な記録パワーで記録を行うことが容易になる。
同様に、第1層のPCA中に第2層〜第4層の記録済/未記録の組合せに対応する8エリアを用意し、第2層のPCA中に第1層、第3層、第4層の記録済/未記録の組合せに対応する8エリアを用意し、第3層のPCA中に第1層、第2層、第4層の記録済/未記録の組合せに対応する8エリアを用意し、各々のエリアに記録済/未記録を適切に配置することで、第1層から第3層のいずれについても他層の記録済/未記録の全ての組合せを準備することができる。
このように、PCAを32エリア(4×24-1)に細分化すれば、4層の記録型光ディスクの任意記録層を記録するときに生じうる他3層の記録層の記録済/未記録の全ての組合せを備えた光ディスクを提供できる。なお、これを一般化すれば、m層の光ディスクの場合には、m×2m-1エリアを用意しておけばよいことが分かる。
このようにm層の光ディスクの場合、用意されたm×2m-1エリアに対しOPCを行えば、ランダム記録が許容される光ディスクの第m層のデータ記録エリアを記録するときに発生する第m層を除く記録済/未記録の全ての組合せでの記録パワーの最適値を知ることができる。第m層のデータ記録エリアにユーザーデータを記録する場合、記録を予定するエリアに対応する記録済/未記録情報記録エリアに記録された、記録済/未記録の状態を示す情報と同じ組合せで求めた最適記録パワーで所定のエリアに記録することで適正な記録パワーで記録を行うことが容易になる。
以上では、レーザー光の入射面から遠い下位の記録層の記録済/未記録の組合せも考慮したため、PCAを32エリアに細分化した。しかし、下位記録層からのクロストークが上位の記録層の記録時に与える影響は小さいため、上位の記録層の記録済/未記録のみを考慮してPCAを細分化しても良い。すなわち、第2層用に第1層を考慮した2エリア、第3層用に第1層〜第2層を考慮した4エリア、第4層用に第1層〜第3層を考慮した8エリアの合計14エリアを用意し、各々のエリアに記録済/未記録を適切に配置する構成としてもよい。
このように、14エリアに細分化されたPCAの各エリアに対してOPCを行えば、4層の記録型光ディスクの任意記録層を記録するときに生じうる上位層の記録済/未記録の全ての組合せの記録パワーの最適値を知ることができる。各層の記録を予定するエリアに対応する記録済/未記録情報記録エリアに記録された、記録済/未記録の状態を示す情報と上位層が同じ組合せで求めた最適記録パワーで所定のエリアに記録することで適正な記録パワーで記録を行うことが容易になる。
なお、以上では、4層構造の光ディスクを例に説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限られず、任意の記録層数を有する光ディスクに対しても本発明を適用することができる。
例えば、記録層の総数がmのときに、第1層から第(m−1)層までの各PCAを2m-1に細分化すれば、第m層記録時に発生しうる、上位の第1層から第(m−1)層までの記録済/未記録の全ての組合せを用意することができる。また、第1層から第(m−2)層までの各層のPCAを2m-2に細分化すれば、第(m−1)層の記録時に発生しうる、上位の第1層から第(m−2)層までの記録済/未記録の全ての組合せを用意することができる。同様に、第1層のPCAを21に細分化すれば、上位の第2層の記録時に発生しうる、記録済/未記録の全ての組合せを用意することができる。
つまり、記録層数がmのとき、各層のPCAを2m-1+2m-2+・・・+22+21に細分化すれば、任意の記録層を記録するときに生じうる、上位の記録層の記録/未記録の全ての組合せを予め用意しておくことができる。
このように、2m-1+2m-2+・・・+22+21エリアに細分化されたPCAの各エリアに対してOPCを行えば、m層の記録型光ディスクの任意記録層を記録するときに生じうる上位層の記録済/未記録の全ての組合せの記録パワーの最適値を知ることができる。各層の記録を予定するエリアに対応する記録済/未記録情報記録エリアに記録された、記録済/未記録の状態を示す情報と上位層が同じ組合せで求めた最適記録パワーで所定のエリアに記録することで適正な記録パワーで記録を行うことが容易になる。
なお、本実施例では記録済/未記録情報記録エリアをデータ記録エリアの一部としたが、データ記録エリア及びPCAとは独立したエリアとしても、効果に違いはない。
また、データ記録エリアを分割する単位としては、DVDならばECCブロックもしくはECCブロックを複数集めた単位、Blu−ray Discでは Physical ClusterもしくはPhysical Clusterを複数集めた単位であれば記録再生の単位とも一致するので好適である。
図2は第1の実施例として説明した多層記録型光ディスクの記録方法である第2の実施例を示すフローチャートである。
ステップ201は、第m層用のPCAのn番目のエリアにピックの位置を合わせる。第1の実施例で言えば、まずエリアaにピックの位置を合わせる。
ステップ202はOPCの実行である。具体的に言えば、順次記録パワーを変化させて記録を行ない、記録を行なったエリアを再生して、最も再生品質が良くなる記録パワーを最適記録パワーとして選択する。再生品質の判定はエラーレート、ジッタ、波形等(例えばβ)などを用いて判断される。
ステップ203ではn番目のエリアでのOPCの結果を最適記録パワーとして保存する。
ステップ204はエリアを変更するためn=n+1を行なう。つまり、ステップ201と組み合わせるとエリアを順次変えていくことになる。ステップ201とステップ204をあわせると、第1の実施例で言えば,エリアa、b、c…の順にピックの位置を変えていくことになる。
ステップ205は第m層用の全組み合わせについてOPCを実行したか判定し、未終了ならステップ201に戻って継続、終了ならば次のステップ206に進む。第1の実施例で言えば、エリアa,b,c,d,e,f,g,h全てにおいてOPCが実行済みか判定することになる。
ステップ206はOPCを行なう層を変更するためにm=m+1を行なう。ステップ207で全部の層のOPCが終了したか判定する。終了していない場合はステップ201から206を繰り返す。終了ならば次のステップ208に進む。
ステップ208は、データ記録エリアへのユーザーデータの記録命令待ち処理である。
ユーザーデータの記録命令が発行されるとステップ209で記録命令により記録予定の位置の記録済/未記録情報をリードする。他層の記録済/未記録情報は第1の実施例で言えばディスクの記録済/未記録情報記録エリアからリードすることになる。
ステップ210でリードした記録済/未記録情報による他層の記録済/未記録の組合せと同じ組合せでOPCを行なった結果得られた最適記録パワーを記録パワーに設定する。
ステップ211で設定された記録パワーで所定のデータをライトする。
以上、本実施例によれば、多層記録型光ディスクにおいて、層間も含めたランダムアクセスを許可した場合でも、最適な記録パワーが求めることができる。具体的には、このようにOPCを行うことで、所望の記録層に記録するときに生じうる全ての組合せについて適正なレーザーパワーを求めることができ、任意の記録層にランダムに記録を行うときであっても、各OPCにより求めたレーザーパワーから、記録済/未記録情報記録エリアの記録状態の情報を用いて、適切なレーザーパワーを用いて記録を行うことができる。
又、本実施例では、第m層用のPCAに対し、他層の記録済み、未記録の全組合せエリアを設け全てに対しOPCを行ったが、透過率の観点に立って、第m層用のPCAに対し上層の記録済み、未記録の全組合せに選んだ組合せエリアを設けOPCを行い、各OPCの結果から記録済/未記録情報記録エリアの情報が上層の組み合わせが一致する組み合わせの結果を選択してもよい。又、本実施例では各組合せに対しステップ202にて最適パワーの調整を行なったが、更に記録波形の調整を行なっても良い。
図3は第1の実施例として説明した多層記録型光ディスクの記録方法である第3の実施例を示すフローチャートである。図3においてステップ201からステップ211は第3の実施例と同等であるため説明を省略する。
ステップ301は、ステップ211のデータライトを反映して、第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアの記録済/未記録情報を更新する。
以上、本実施例によれば、多層記録光ディスクにおいて、層間も含めたランダムアクセスを許可した場合でも、最適な記録パワーが求めることができる。またデータエリアにユーザーデータを記録する毎に第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアの記録済/未記録情報を更新されるので、データを層間も含めたランダムライトを追加しても、最適な記録パワーをそのつど得ることができる。又、本実施例では各組合せに対しステップ202にて最適パワーの調整を行なったが、更に記録波形の調整を行なっても良い。
図4は第1の実施例として説明した多層記録型光ディスクの記録方法である第4の実施例を示すフローチャートである。本実施例はユーザーデータのライト処理を具体化したものである。図4においてステップ201からステップ208は第4の実施例と同等であるため説明を省略する。ステップ401は第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアの記録済/未記録情報で記録済/未記録の状態を示す単位であるエリアの先頭にピックアップが来ているかを判定するものである。ステップ401で該エリアの先頭にピックアップが来ていると判定されると、ステップ402でディスクへのデータライトを開始する。ステップ403では該エリアの後端に達したかを判定する。ステップ403で該エリアの後端と判定されればステップ404でディスクへのデータライトを終了する。ステップ301では第3の実施例と同様に、ステップ401からステップ404のデータライトを反映して、第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアの記録済/未記録情報を更新する。
以上、本実施例によればデータエリアに対するユーザーデータのライトは、第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアの記録済/未記録情報で記録済/未記録の状態を示す単位であるエリア毎に行なわれるので、エリア単位の記録済/未記録情報に対応したOPCの結果を選択することが容易に行なえる。
なお、本実施例においてはエリアの後端を検出するごとに記録を終了しているが、記録を予定する容量がエリアの容量よりも大きい場合は、次のエリアの後端までライトを連続しても構わない。
図5は本発明の多層記録型光ディスクの記録装置である第5の実施例を示すブロック図である。
図5において、501は光ディスク、502は光ディスク501を回転させるディスクモーター、503は光ディスク501の読み書きのために発光するレーザー、504はレーザー503を搭載し、光ディスクにレーザー光の焦点を合わせるためのレンズ、光信号を電気信号に変換するOEICなどを更に搭載してなる光ピックアップ、505は信号再生処理回路で、光ピックアップ504で検出された信号に対し波形等化を行い、同期クロックを再生する。更には各エッジのジッタを検出する。
506は試し書き再生信号処理回路で、信号再生処理回路505で検出されたジッタを基に第2の実施例のステップ202に示す処理、PCAの各小領域に対する最適記録パワーを導出する。507は最適パワー記憶回路であり試し書き再生信号処理回路506で導出された各小領域に対する最適記録パワーを記憶する。508はディスクに記録されたデータのフォーマットに従って復調処理や誤り訂正処理を行なうデコーダである。509は第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアのデコーダ508によってデコードされた各層の記録状態に関するデータを検出する回路である。515は509から検出された記録予定箇所の各層の記録済/未記録の記録状態と同じ条件で求められた最適記録パワーを最適記録パワー記憶回路507に記憶された各最適記録パワーより選択する最適パワー選択回路である。
510はサーボ制御回路であり、ディスクモーターの回転制御や光ビームのフォーカスやトラッキングの制御を行なう。511はレーザービーム制御回路であり、レーザー503の発光強度の制御を行なう。512は試し書き記録信号処理回路であり、PCAに試し書きを行うための信号パターンを生成する。本実施例では一例としてランダムパターンを生成する。なお、本実施例では試し書き記録信号処理回路512は試し書き再生信号処理回路506と共に試し書き処理回路516の内部に設けられる構成とする。513は記録信号処理回路であり、データ記録エリアにユーザーデータを書き込む場合に誤り訂正符号の付加や変調処理を行なう。514はCPUであり信号再生処理回路505、試し書き再生信号処理回路506、サーボ制御回路510、レーザービーム制御回路511、試し書き記録信号処理回路512、記録信号処理回路513の制御を行なう他、最適パワー選択回路515の出力をレーザービーム制御回路511の制御に用いる。
以下では、本実施例の記録装置が、第1の実施例の光ディスクに対し、第2の実施例の記録方法で記録を行なう場合の動作を説明する。
まず、第2の実施例のステップ201に対応して、サーボ制御回路510の制御により、第m層のエリアaにピックを移動する。
次に、ステップ202に対応して、ライトとリードの2処理を行う。まずライト処理はこのエリア内で試し書き記録信号処理回路511で生成されたランダムパターンをレーザービーム制御回路511でレーザー503の発光パワーを逐次変更させながら記録を行う。次に行うリードの処理は、記録された信号を光ピックアップ504で再生して検出された信号から、信号再生処理回路505で各発光パワーに対するジッターを検出する。試し書き再生信号処理回路506はジッターを最小とする発光パワーを最適記録パワーとし、結果を最適パワー記憶回路507に蓄積する。ステップ203からステップ204を介してステップ201へ戻る制御は、サーボ制御回路509が、第1の実施例のエリアb,c,d,…,にピックを順次移動させることで実現される。
ステップ205に対応して、CPU514が全組合せでのOPCが終了したと判定したとき、すなわち、エリアa〜hでのOPCが完了したとき、ステップ206に対応して、他の層に対するOPC処理を行ないステップ207にて全層のOPCが終了したと判定されるまで処理を繰り返す。
全層のOPCが終了後、CPU514によってデータ記録命令が発行されると、信号再生処理回路505でデータと同期クロックを再生し、これを用いて、デコーダ508でフォ−マットに従ったデコードを行い再生されたデータから、記録状態検出回路509で、第1の実施例で言うところのディスクの記録済/未記録情報記録エリアの記録済/未記録情報を検出する209の処理を行なう。509によって検出された記録予定箇所の各層の記録済/未記録情報と一致する条件で行なわれたOPCの結果を507で記憶された最適パワーの中から最適パワー選択回路で選択する。
選択された最適記録パワーはCPU514に送られ、CPU514は最適パワーに基づいてレーザービーム制御回路511を制御する。
以上、本実施例によれば、層間も含めたランダムアクセスを許可した多層記録光ディスクに対して、各層における最適な記録パワーを求めることが可能な記録装置を提供できる。
なお、本実施例においては試し書きした信号の再生品質の評価をジッターを用いて行なう場合について説明したが、βなどの波形情報を用いて行なう場合は、βの検出は信号再生処理回路505で行われ、試し書き再生信号処理回路506では目標β値を与える発光パワーを最適記録パワーとする。又、本実施例では最適パワーの調整を行なったが、更に記録波形の調整を行なっても良い。この場合、記録波形は、レーザービーム制御回路511で制御される。
図6は第1の実施例の多層記録型光ディスクとその記録済/未記録情報エリアに記されるテーブルの一例を示した図である。
(a)は第1の実施例の4層構造の記録型光ディスクにおいて、データ記録エリアの第1層の4エリアCと第2層のエリアBとエリアCが記録済であり、他の箇所は未記録である場合を示す。このときのテーブルは(b)に示される。第1層はエリアAとエリアCが記録済、他が未記録となっている。エリアAが記録済とされているのは、エリアAは記録済/未記録情報エリアに当てられているため、本テーブルからなるデータが記録されているからである。第2層は(a)に示されるとおり、エリアBとエリアCが記録済、他は未記録となっている。第3層は(a)に示されるとおり、全エリアが未記録となっている。第4層は(a)に示されるとおり、全エリアが未記録となっている。このようなテーブルで各エリア、各層の記録済/未記録の状態を示すことができる。
本発明の多層記録型光ディスクである第1の実施例を示す図。 本発明の多層記録型光ディスクの記録方法である第2の実施例を示す図。 本発明の多層記録型光ディスクの記録方法である第3の実施例を示す図。 本発明の多層記録型光ディスクの記録方法である第4の実施例を示す図。 本発明の多層記録型光ディスクの記録装置である第5の実施例を示す図。 第1の実施例の記録済/未記録情報エリアの一例を示す図。
符号の説明
501…光ディスク、502…ディスクモーター、503…レーザー、504…光ピックアップ、505…信号再生処理回路、506…試し書き再生信号処理回路、507…最適パワー記憶回路、508…デコーダ、509…記録状態検出回路、511…レーザービーム制御回路、512…試し書き記録信号処理回路、513…記録信号処理回路、515…最適パワー選択回路

Claims (6)

  1. 試し書き領域とデータ記録エリアを有する記録層をm層(mは3以上の整数)備えた多層記録型光ディスクであって、
    各層の試し書き領域は第1の小領域からに第nの小領域(nは以上且つ2m−1+2m−2+・・・+2+2以下の整数)に分割されており、
    第aの記録層(aはm以下の整数)の未記録小領域に対し、第aの記録層よりもレーザー光の入射面に近い他の(a−1)層の同じ半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せが、他の半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せと異なり、
    データ記録エリアの各位置での各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を記録するエリアを更に有することを特徴とする多層記録型光ディスク。
  2. 試し書き領域とデータ記録エリアを有する記録層をm層(mは3以上の整数)備えた多層記録型光ディスクであって、
    各層の試し書き領域は第1の小領域からに第nの小領域(nは以上且つ2m−1+2m−2+・・・+2+2以下の整数)に分割されており、
    第aの記録層(aはm以下の整数)の未記録小領域に対し、第aの記録層よりもレーザー光の入射面に近い他の(a−1)層の同じ半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せが、他の半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せと異なり、
    データ記録エリアをレーザーの入射面から見て同一位置を同一グループとして複数に分割し、分割した各エリアでの各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を記録するエリアを更に有することを特徴とする多層記録型光ディスク。
  3. 試し書き領域とデータ記録エリアを有する記録層をm層(mは3以上の整数)備え、各層の試し書き領域は第1の小領域からに第nの小領域(nは以上且つ2m−1+2m−2+・・・+2+2以下の整数)に分割され、第aの記録層(aはm以下の整数)の未記録小領域に対し、第aの記録層よりもレーザー光の入射面に近い他の(a−1)層の同じ半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せが、他の半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せと異なる試し書き領域を備えた光ディスクに対する多層記録型光ディスクの記録方法であって、
    所定の記録層の試し書き領域に試し書きを行い、当該試し書き領域内の各小領域におけるそれぞれの最適記録パワーを求める処理と、
    データ記録を行なう際、他の記録層の記録済/未記録の組合せと同じ条件で求めた最適記録パワーで記録する処理を有することを特徴とする多層記録型光ディスクの記録方法。
  4. 試し書き領域とデータ記録エリアを有する記録層をm層(mは3以上の整数)備え、各層の試し書き領域は第1の小領域からに第nの小領域(nは以上且つ2m−1+2m−2+・・・+2+2以下の整数)に分割され、第aの記録層(aはm以下の整数)の未記録小領域に対し、第aの記録層よりもレーザー光の入射面に近い他の(a−1)層の同じ半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せが、他の半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せと異なる試し書き領域を備え、
    データ記録エリアをレーザーの入射面から見て同一位置を同一グループとして複数のエリアに分割し、分割した各エリアでの各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を記録するエリアを更に有する光ディスクに対する多層記録型光ディスクの記録方法であって、
    所定の記録層の試し書き領域に試し書きを行い、当該試し書き領域内の各小領域におけるそれぞれの最適記録パワーを求める処理と、
    データ記録を行なう際、記録予定箇所の各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を読み出す処理と、該記録済/未記録の組合せの状態を示す情報と他の記録層の記録済/未記録の組合せが同じ条件で求めた最適記録パワーで記録する処理と、
    データの記録処理後に、データ記録エリア各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を更新する処理を含むことを特徴とする多層記録型光ディスクの記録方法。
  5. データ記録エリアへのユーザーデータの書き込みは、上記の分割したエリアに行うことを特徴とする請求項4記載の多層記録型光ディスクの記録方法
  6. 試し書き領域とデータ記録エリアを有する記録層をm層(mは3以上の整数)備え、各層の試し書き領域は第1の小領域からに第nの小領域(nは以上且つ2m−1+2m−2+・・・+2+2以下の整数)に分割され、第aの記録層(aはm以下の整数)の未記録小領域に対し、第aの記録層よりもレーザー光の入射面に近い他の(a−1)層の同じ半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せが、他の半径位置の(a−1)個の小領域におけるデータの記録済/未記録の組合せと異なる試し書き領域を備え、データ記録エリアの各位置での各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報を記録するエリアを更に有する多層記録型光ディスクの記録装置であって、
    前記光ディスクにレーザービームを照射するレーザーと、
    前記レーザーを制御するレーザービーム制御回路と、
    所定の記録層の試し書き領域に試し書きを行い、当該試し書き領域内の各小領域におけるそれぞれの最適記録パワーを求める試し書き処理回路と、
    求めた各最適記録パワーから、各層の記録済/未記録の組合せの状態を示す情報に従って、当該層の記録予定位置の最適記録パワーを選択する最適記録パワー選択手段と、
    を具備したことを特徴とする多層記録型光ディスクの記録装置。
JP2007027491A 2007-02-07 2007-02-07 多層記録型光ディスク、多層記録型光ディスクの記録方法、および、多層記録型光ディスクの記録装置 Expired - Fee Related JP5028099B2 (ja)

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