JP2005259259A - 光ディスク装置及びそのフォーカス制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
光ディスク装置において、複数の記録再生層を有する光ディスクのFEオフセット処理時間の短縮や処理精度の向上が図れる技術を提供する。
【解決手段】
第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるFEオフセット量とその差分を求めた後、該第1の記録再生層につき、分解能やジッタなどの再生信号特性に基づき記録再生用のFEオフセット量を求めて設定するとともに、該設定したFEオフセット量と上記差分とから、第2の記録再生層における記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。
【選択図】 図4
光ディスク装置において、複数の記録再生層を有する光ディスクのFEオフセット処理時間の短縮や処理精度の向上が図れる技術を提供する。
【解決手段】
第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるFEオフセット量とその差分を求めた後、該第1の記録再生層につき、分解能やジッタなどの再生信号特性に基づき記録再生用のFEオフセット量を求めて設定するとともに、該設定したFEオフセット量と上記差分とから、第2の記録再生層における記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数の記録再生層を有するDVD+R、DVD−R等の光ディスクに対し情報の記録または再生を行う光ディスク装置におけるフォーカス制御技術に関する。
本発明に関連した従来技術としては、例えば、特許第3465413号明細書(特許文献1)や特開2003−217140号公報(特許文献2)や、特開2003−248940号公報(特許文献3)に記載されたものがある。特許第3465413号明細書には、トラッキングエラー信号の振幅、ジッタ、RF信号振幅等により、フォーカスオフセット値を設定するとした技術が記載され、特開2003−217140号公報には、各記録層に対してフォーカスオフセットを独立に設定する技術が記載され、特開2003−248940号公報には、装置内に温度検出器を設け、装置内温度が所定値以上変化しかつフォーカスジャンプやシークを完了した時にオフセット再調整を行うとした技術が記載されている。
上記従来技術においては、各記録層(記録再生層)のフォーカスエラーオフセット(以下、FEオフセットという)量をそれぞれ独立に求めたり、記録再生層切替え前後のトラッキングエラー信号の振幅、ジッタ、RF信号振幅等の差に基づき、該切替え後の記録再生層のFEオフセット量を求めたりするため、オフセット処理の所要時間が長くなり易いし、また、未記録状態の記録再生層では処理精度を確保できないおそれがある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理時、該処理時間の短縮や処理精度の向上が図れるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、光ディスク装置において、使い勝手性を向上させ得る技術を提供することにある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理時、該処理時間の短縮や処理精度の向上が図れるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、光ディスク装置において、使い勝手性を向上させ得る技術を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、光ディスク装置において、第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味するものとする)となるFEオフセット量とその差分を求めた後、該第1の記録再生層につき、分解能やジッタなどの再生信号特性に基づき記録再生用のFEオフセット量を求めて設定するとともに、該設定したFEオフセット量と上記差分とから、第2の記録再生層における記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。また、第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるFEオフセット量とその差分を求めた後、別途求めた他の光ディスクにおける再生信号特性に基づくFEオフセット量を、第1の記録再生層における記録再生用のFEオフセット量として設定するとともに、該設定したFEオフセット量と上記差分とから、第2の記録再生層における記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。
具体的には、上記を基本的要件とする光ディスク装置及びそのフォーカス制御方法を本発明として提案する。
具体的には、上記を基本的要件とする光ディスク装置及びそのフォーカス制御方法を本発明として提案する。
本発明によれば、光ディスク装置において、FEオフセット調整処理時、処理時間の短縮や処理精度の向上が図れ、使い勝手性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態の説明図である。図1は、第1の実施形態としての光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の装置のディスクローディング時のFEオフセット量の説明図、図3は、同装置における記録再生用のFEオフセット量の説明図、図4は、同装置におけるFEオフセット量設定の動作手順の説明図である。
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態の説明図である。図1は、第1の実施形態としての光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の装置のディスクローディング時のFEオフセット量の説明図、図3は、同装置における記録再生用のFEオフセット量の説明図、図4は、同装置におけるFEオフセット量設定の動作手順の説明図である。
図1において、1は、複数層の記録再生層(第1、第2の記録再生層)を有するDVD+R、DVD−Rなどの光ディスク、2は光ディスク1を回転駆動するディスクモータ、3は光ピックアップ、4は、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるピックアップスライド機構、5はピックアップスライド機構4中のリードスクリュー部材(図示なし)を回転駆動するスライダモータ、6は、ディスクモータ2やスライダモータ5を制御駆動するモータ駆動回路、7は、光ピックアップ3内で、記録再生動作用のレーザ光を発生するレーザダイオード、8は、光ディスク1の記録面から反射したレーザ光を受光する受光部、9は、レーザダイオード7を駆動するレーザ駆動回路、10は、対物レンズを有し光ディスク1の記録面に対し入出射するレーザ光を光学処理する光学系、11は、光学系10の位置や姿勢を変えるアクチュエータ、12は、光ディスク1に記録する記録信号を生成する記録信号生成部、13は、受光部8からの再生信号を、RF信号や、トラッキングエラー信号(トラッキング誤差信号)や、フォーカスエラー信号(フォーカス誤差信号)として処理する再生/誤差信号処理部、14は、アクチュエータ11を駆動する駆動信号を生成するフォーカス/トラッキング制御部、20は、モータ駆動回路6に供給するサーボ信号を生成したり、記録信号生成部を制御する信号を生成したり、再生/誤差信号処理部13からの信号に基づき、再生信号(RF信号)を復調したり、トラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号に基づき、フォーカス/トラッキング制御部14に供給するフォーカス制御信号やトラッキング制御信号を生成したり、上記サーボ信号のレベルを制御したりするDSP(Digital Signal Processor)、30はDSP20を制御するマイコン、40は、書き込みの要求信号を取入れるインターフェース、50は、光ディスク装置に対し書き込み要求信号を出力して書き込み要求を行うホストコンピュータである。本実施形態では、DSP20とマイコン30が光ディスク装置の制御手段を構成する。DSP20またはマイコン30は、プログラムに従い、本発明のFEオフセット処理動作の手順を実行する。
上記構成において、マイコン30からの指示によりDSP20がモータ駆動回路6にディスクモータ駆動用のサーボ信号を出力すると、該サーボ信号を受けてモータ駆動回路6は、ディスクモータ駆動用信号を形成して出力し、ディスクモータ2を所定速度で回転させる。ディスクモータ2はターンテーブル60を介して光ディスク1を所定速度で回転させる。記録時、ホストコンピュータ50から出力された書き込み要求信号がインターフェース40から取入れられると、マイコン30はDSP20に対し記録を指示する信号を送出する。記録信号生成部12は、マイコン30からの指示によるDSP20からの制御信号に従い、記録用信号を生成してレーザ駆動回路9に入力する。レーザ駆動回路9は、該記録用信号に基づきレーザダイオード7を駆動し、該記録用信号に対応するレーザ光を発生させる。該レーザ光は光学系10を通って、回転する光ディスク1の記録面に照射され、所定の記録再生層に情報記録が行われる。また、再生時は、光ディスク1の記録面(記録再生層)からの反射レーザ光が光学系10を通って受光部8に入り、ここで再生信号として電気信号に変換される。該再生信号は再生/誤差信号処理部13に入力され、RF信号や、トラッキングエラー信号や、フォーカスエラー信号として増幅処理等される。
再生/誤差信号処理部13から出力された信号はDSP20に入力され、該DSP20内で、RF信号は復調され、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号からはそれぞれ、トラッキング制御信号、フォーカス制御信号が形成される。トラッキング制御信号、フォーカス制御信号は、DSP20から出力されてフォーカス/トラッキング制御部14に供給される。フォーカス/トラッキング制御部14では、トラッキング制御信号によってはトラッキング制御用のアクチュエータ駆動信号が形成され、フォーカス制御信号によってはフォーカス制御用のアクチュエータ駆動信号が形成され、それぞれがアクチュエータ11に供給される。アクチュエータ11は、各アクチュエータ駆動信号によって駆動され、光学系中の対物レンズを変位させてトラッキング制御やフォーカス制御を行う。なお、トラッキング制御やフォーカス制御は記録動作時も行われる。
DSP20またはマイコン30は、第1、第2の記録再生層を有する光ディスクに対して情報を記録または再生するとき、フォーカス制御のためのFEオフセット量の設定を行う。すなわち、例えばローディング時(第1の時点)、第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味するものとする)となるFEオフセット量とその差分を求め、その後、記録再生時またはその直前時(以下、これらを記録再生時という)(第2の時点)、上記第1の記録再生層につき、再生信号の分解能、DID(Data ID)検出率(規定時間あたりのDIDの検出数)、PIエラー、ジッタなどの再生信号特性に基づき記録再生用のFEオフセット量を求めて設定するとともに、該設定したFEオフセット量と上記差分とから、上記第2の記録再生層における記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。その後、該設定した上記記録再生用のフォーカスエラーオフセット量に基づき、上記第1または第2の記録再生層におけるフォーカス制御を行う。
図2は、上記図1の装置におけるディスクローディング時に求めるFEオフセット量の説明図で、横軸にFEオフセット量、縦軸にプッシュプル振幅をとって表してある。
図2において、Aは、光ディスクの複数(例えば2層)の記録再生層のうちの「Layer0」の特性、Bは、「Layer1」の特性である。「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層に該当してもよい。ローディング時、トラッキング制御をオフ状態にし、該状態で、「Layer0」に対しては、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量FE0を求めて設定し、「Layer1」に対しては、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量FE1を求めて設定する。設定後、該FEオフセット量FE1と該FEオフセット量FE0との差分△FEを求める(△FE=FE1−FE0)。上記FEオフセット量FE0、FE1を求めることとその設定、及びその差分△FEの演算等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。
図2において、Aは、光ディスクの複数(例えば2層)の記録再生層のうちの「Layer0」の特性、Bは、「Layer1」の特性である。「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層に該当してもよい。ローディング時、トラッキング制御をオフ状態にし、該状態で、「Layer0」に対しては、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量FE0を求めて設定し、「Layer1」に対しては、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量FE1を求めて設定する。設定後、該FEオフセット量FE1と該FEオフセット量FE0との差分△FEを求める(△FE=FE1−FE0)。上記FEオフセット量FE0、FE1を求めることとその設定、及びその差分△FEの演算等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。
図3は、上記図1の装置における記録再生用のFEオフセット量を求める説明図である。
記録再生用のFEオフセット量の設定は、上記「Layer0」、「Layer1」のうちのいずれか一方のみに対して、再生信号特性に基づくFEオフセット設定処理を行うことで実施する。ここでは、例えば「Layer0」に対して再生信号の分解能に基づくFEオフセット設定処理を行うとする。
記録再生用のFEオフセット量の設定は、上記「Layer0」、「Layer1」のうちのいずれか一方のみに対して、再生信号特性に基づくFEオフセット設定処理を行うことで実施する。ここでは、例えば「Layer0」に対して再生信号の分解能に基づくFEオフセット設定処理を行うとする。
図3において、A1は、光ディスクの記録再生層「Layer0」の特性である。すなわち、記録再生層「Layer0」において、ホストコンピュータ50からの情報データが、FEオフセット量を変化させて再生され、その再生信号から、再生信号特性としてFEオフセット量に対応する再生信号の分解能が得られる。該分解能が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味するものとする)となるFEオフセット量としてはFEd0が求められ、該FEd0が、「Layer0」の記録再生用のFEオフセット量として設定される。一方、記録再生層「Layer1」の記録再生用のFEオフセット量FEd1は、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」のFEオフセット量FEd0と上記差分△FEとの和として求められ(FEd1=FEd0+△FE)、設定される。上記分解能が約最大となるFEオフセット量FEd0の調整と設定、上記FEオフセット量FEd1の演算と設定等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。
図4は、上記図1の装置におけるFEオフセット量設定の動作手順の説明図である。
図4において、
(1)光ディスクのローディング時、トラッキング制御をオフ状態にする(ステップS401)。
(2)光ディスクの記録再生層「Layer0」(L0)に対し、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE0を求め、設定する(ステップS402)。
(3)記録再生層「Layer1」(L1)に対し、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE1を求め、設定する(ステップS403)。
(4)上記FEオフセット量FE1と上記FEオフセット量FE0との差分△FEを演算する(△FE=FE1−FE0)(ステップS404)。
(5)記録再生時、記録再生層「Layer0」(L0)に対し、再生信号の分解能特性を取得する(ステップS405)。
図4において、
(1)光ディスクのローディング時、トラッキング制御をオフ状態にする(ステップS401)。
(2)光ディスクの記録再生層「Layer0」(L0)に対し、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE0を求め、設定する(ステップS402)。
(3)記録再生層「Layer1」(L1)に対し、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE1を求め、設定する(ステップS403)。
(4)上記FEオフセット量FE1と上記FEオフセット量FE0との差分△FEを演算する(△FE=FE1−FE0)(ステップS404)。
(5)記録再生時、記録再生層「Layer0」(L0)に対し、再生信号の分解能特性を取得する(ステップS405)。
(6)再生信号の分解能特性で分解能が約最大となるFEオフセット量FEd0を求め、記録再生層「Layer0」(L0)の記録再生用のFEオフセット量として設定する(ステップS406)。
(7)記録再生層「Layer1」(L1)の記録再生用のFEオフセット量FEd1を、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」の記録再生用のFEオフセット量FEd0と上記差分△FEとの和として求め(FEd1=FEd0+△FE)、設定する(ステップS407)。
(8)記録再生層「Layer0」(L1)に対してはFEオフセット量FEd0を用い、記録再生層「Layer1」(L1)に対してはFEオフセット量FEd1を用いて、記録再生動作を開始する(ステップS408)。
(7)記録再生層「Layer1」(L1)の記録再生用のFEオフセット量FEd1を、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」の記録再生用のFEオフセット量FEd0と上記差分△FEとの和として求め(FEd1=FEd0+△FE)、設定する(ステップS407)。
(8)記録再生層「Layer0」(L1)に対してはFEオフセット量FEd0を用い、記録再生層「Layer1」(L1)に対してはFEオフセット量FEd1を用いて、記録再生動作を開始する(ステップS408)。
上記ステップS401〜ステップS408における動作は、DSP20やマイコン30が、予め設定されているプログラムに従ってそれぞれの手順を実行することで実施される。該プログラムは、装置内のメモリなどに記憶されている。
なお、上記ステップS405において、記録再生層「Layer1」(L1)につき再生信号の分解能特性を取得した場合は、上記ステップS406において、その分解能特性のバケットの略中心で分解能が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FEd1を求め、該記録再生層「Layer1」(L1)の記録再生用のFEオフセット量として設定する。さらに、上記ステップS407においては、記録再生層「Layer0」(L0)の記録再生用のFEオフセット量FEd0を、演算処理により、上記FEオフセット量FEd1と上記差分△FEとから求め(FEd0=FEd1−△FE)、設定する。また、上記第1の実施形態において、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記本発明の第1の実施形態によれば、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理時、記録再生用のFEオフセット量を、ローディング時に求めたFEオフセット値の差分を利用して設定するため、処理時間の短縮と処理精度の向上とが図れる。
図5は、本発明の第2の実施形態としての光ディスク装置におけるFEオフセット処理の説明図である。本第2の実施形態では、記録再生用のFEオフセット量を設定するFEオフセット処理においては、再生信号のDID検出率(規定時間あたりのDIDの検出数)から記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。ディスクローディング時のFEオフセット処理は、上記第1の実施形態の場合と同様、第1、第2の記録再生層につきプッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE0、FE1を求めた後、その差分△FEを求める。本図5は、横軸にFEオフセット量、縦軸にDID検出率をとった特性を示す。
図5において、A2は、光ディスクの記録再生層「Layer0」の特性である。記録再生層「Layer0」において、ホストコンピュータ50からの情報データが、FEオフセット量を変化させて再生され、その再生信号から、再生信号特性としてFEオフセット量に対応する再生信号のDID検出率を得る。該得られたDID検出率特性において、DID検出率が検出閾値以上となるFEオフセット量の上限値はFEd+、下限値はFEd−、バケットの略中心の適正値はFEd0であり、該FEd0が「Layer0」の記録再生用のFEオフセット量として設定される。一方、記録再生層「Layer1」の記録再生用のFEオフセット量FEd1は、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」のFEオフセット量FEd0と上記差分△FEとの和として求められ(FEd1=FEd0+△FE)、設定される。上記記録再生用のFEオフセット量FEd0の調整と設定、FEオフセット量FEd1の演算と設定等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。本第2の実施形態においても、記録再生層「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層に該当してもよい。
上記を基本とする本第2の実施形態としての光ディスク装置の動作手順は、上記図4に示した第1の実施形態の動作手順において、ステップS405では再生信号のDID検出率を測定し、ステップS406ではDID検出率が検出閾値以上となるFEオフセット量の範囲(上限値、下限値)を求めるとともにバケットの略中心のFEオフセット量FEd0を求め、これを記録再生層L0の記録再生用のFEオフセット量として設定する。他のステップは図4の場合と同様である。本第2の実施形態においても、上記ローディング時のFEオフセット処理動作及び記録再生時のFEオフセット処理動作はいずれも、DSP20やマイコン30が、予め設定されているプログラムに従ってそれぞれの手順を実行することで実施される。
上記第2の実施形態においても、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記第2の実施形態においても、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記本発明の第2の実施形態によっても、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理時、記録再生用のFEオフセット量を、ローディング時に求めたFEオフセット値の差分を利用して設定するため、処理時間の短縮や処理精度の向上が可能となる。
図6は、本発明の第3の実施形態としての光ディスク装置におけるFEオフセット処理の説明図である。本第3の実施形態では、記録再生用のFEオフセット量を設定するFEオフセット処理においては、再生信号のPIエラーから記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。本第3の実施形態でも、ディスクローディング時のFEオフセット処理は、上記第1の実施形態の場合と同様、第1、第2の記録再生層につきプッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量FE0、FE1を求めた後、その差分△FEを求める。本図6は、横軸にFEオフセット量、縦軸にPIエラーをとった特性を示す。
図6において、A3は、光ディスクの記録再生層「Layer0」の特性である。記録再生層「Layer0」において、ホストコンピュータ50からの情報データが、FEオフセット量を変化させて再生され、その再生信号から、再生信号特性としてFEオフセット量に対応する再生信号のPIエラーが得られる。該得られたPIエラー特性において、PIエラーが検出閾値以下となるFEオフセット量の上限値はFEd+、下限値はFEd−、バケットの略中心の適正値はFEd0であり、該FEd0が「Layer0」の記録再生用のFEオフセット量として設定される。一方、記録再生層「Layer1」の記録再生用のFEオフセット量FEd1は、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」のFEオフセット量FEd0と上記差分△FEとの和として求められ(FEd1=FEd0+△FE)、設定される。本第3の実施形態においても、上記記録再生用のFEオフセット量FEd0の調整と設定、FEオフセット量FEd1の演算と設定等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。本第3の実施形態においても、上記記録再生層「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層に該当してもよい。
上記を基本とする本第3の実施形態としての光ディスク装置の動作手順は、上記図4に示した第1の実施形態の動作手順において、ステップS405では再生信号のPIエラーを測定し、ステップS406ではPIエラーが検出閾値以下となるFEオフセット量の範囲(上限値、下限値)を求めるとともにバケットの略中心のFEオフセット量FEd0を求め、これを記録再生層L0の記録再生用のFEオフセット量として設定する。他のステップは図4の場合と同様である。本第3の実施形態においても、上記ローディング時のFEオフセット処理動作及び記録再生時のFEオフセット処理動作はいずれも、DSP20やマイコン30が、予め設定されているプログラムに従ってそれぞれの手順を実行することで実施される。
上記第3の実施形態においても、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記第3の実施形態においても、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記本発明の第3の実施形態によっても、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理時、記録再生用のFEオフセット量を、ローディング時に求めたFEオフセット値の差分を利用して設定するため、処理時間の短縮や処理精度の向上が可能となる。
図7は、本発明の第4の実施形態としての光ディスク装置におけるFEオフセット処理の説明図である。本第4の実施形態では、記録再生用のFEオフセット量を設定するFEオフセット処理においては、再生信号のジッタから記録再生用のFEオフセット量を求めて設定する。本第4の実施形態でも、ディスクローディング時のFEオフセット処理は、上記第1の実施形態の場合と同様、第1、第2の記録再生層につきプッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE0、FE1を求めた後、その差分△FEを求める。本図7は、横軸にFEオフセット量、縦軸にジッタσをとった特性を示す。
図7において、A4は、光ディスクの記録再生層「Layer0」における特性である。記録再生層「Layer0」において、FEオフセット量を変化させて情報データが再生され、その再生信号から、FEオフセット量に対応する再生信号のジッタが再生信号特性として得られる。該得られたジッタ特性において、ジッタが検出閾値以下となるFEオフセット量の上限値はFEd+、下限値はFEd−、バケットの約中心の適正値はFEd0であり、該FEd0が「Layer0」の記録再生用のFEオフセット量として設定される。一方、記録再生層「Layer1」の記録再生用のFEオフセット量FEd1は、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」のFEオフセット量FEd0と上記差分△FEとの和として求められ(FEd1=FEd0+△FE)、設定される。本第4の実施形態においても、上記記録再生用のFEオフセット量FEd0の調整と設定、FEオフセット量FEd1の演算と設定等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。本第4の実施形態においても、上記記録再生層「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層であってもよい。
上記を基本とする本第4の実施形態としての光ディスク装置の動作手順は、上記図4に示した第1の実施形態の動作手順において、ステップS405では再生信号のジッタを測定し、ステップS406ではジッタが検出閾値以下となるFEオフセット量の範囲(上限値、下限値)を求めるとともにバケットの略中心のFEオフセット量FEd0を求め、これを記録再生層L0の記録再生用のFEオフセット量として設定する。他のステップは図4の場合と同様である。本第4の実施形態においても、上記ローディング時のFEオフセット処理動作及び記録再生時のFEオフセット処理動作はいずれも、DSP20やマイコン30が、予め設定されているプログラムに従ってそれぞれの手順を実行することで実施される。
上記第4の実施形態においても、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記第4の実施形態においても、上記差分△FE、上記FEオフセット量FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記本発明の第4の実施形態によっても、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理において、処理時間の短縮や処理精度の向上が可能となる。
図8は、本発明の第5の実施形態としての光ディスク装置におけるFEオフセット処理の説明図である。本第5の実施形態では、記録再生時に記録再生用のFEオフセット量を設定する場合のFEオフセット処理においては、例えば記録再生層「Layer0」における記録再生用のFEオフセット量を、装置の出荷時等に、他の光ディスク例えばROM1層ディスクにおける再生信号特性(ジッタ)に基づき求めて設定する。本図8は、横軸にFEオフセット量、縦軸にジッタσをとった特性を示す。
図8において、A5は、例えばROM1層ディスクにおける特性である。他の光ディスクとしてのROM1層ディスクにおいて、FEオフセット量を変化させて情報データが再生され、その再生信号から、FEオフセット量に対応する再生信号のジッタ値が再生信号特性として得られる。該得られたジッタ特性において、ジッタが検出閾値以下となるFEオフセット量の上限値はFErom+、下限値はFErom−、バケットの略中心の適正値はFEromであり、該FEromが、記録再生対象の光ディスクにおける記録再生層「Layer0」の記録再生用FEオフセット量FEd0として設定される。一方、本第5の実施形態でも、ディスクローディング時のFEオフセット処理は、上記第1の実施形態の場合と同様、第1、第2の記録再生層につきプッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値)となるFEオフセット量FE0、FE1を求めた後、その差分△FEを求める。そして、該記録再生対象光ディスクの記録再生層「Layer1」の記録再生用のFEオフセット量FEd1は、演算処理により、上記記録再生層「Layer0」のFEオフセット量FEromと上記差分△FEとの和として求められ(FEd1=FErom+△FE)、設定される。本第5の実施形態においても、上記記録再生用のFEオフセット量FEd0の設定、上記記録再生用のFEオフセット量FEd1の演算と設定等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。本第5の実施形態においても、上記記録再生層「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層であってもよい。
上記を基本とする本第5の実施形態としての光ディスク装置の動作手順は、上記図4に示した第1の実施形態の動作手順において、ステップS405では、ROM1層ディスクにおけるFEオフセット量FEromをメモリ等から読出し、ステップS406では、ジッタが検出閾値以下となるFEオフセット量の範囲(上限値、下限値)を求めるとともにバケットの約中心のFEオフセット量FEromを求め、これを記録再生層「Layer0」(L0)の記録再生用のFEオフセット量FEd0として設定する。他のステップは図4の場合と同様である。本第5の実施形態においても、上記ローディング時のFEオフセット処理動作及び記録再生時のFEオフセット処理動作はいずれも、DSP20やマイコン30が、予め設定されているプログラムに従ってそれぞれの手順を実行することで実施される。
上記第5の実施形態においても、上記FEオフセット量FErom、FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記第5の実施形態においても、上記FEオフセット量FErom、FEd0、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記本発明の第5の実施形態によっても、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理において、処理時間の短縮や処理精度の向上が可能となる。
図9は、本発明の第6の実施形態としての光ディスク装置におけるFEオフセット処理の説明図である。本第6の実施形態では、記録再生用のFEオフセット量を設定するFEオフセット処理は、記録再生層「Layer0」、記録再生層「Layer1」ともに、記録再生用のFEオフセット量を、他の光ディスクの再生信号特性、例えばROM2層ディスクのジッタ特性を利用して設定する。本図9は、ROM2層ディスクの記録再生層「Layer0」及び記録再生層「Layer1」におけるジッタ特性を示し、横軸はFEオフセット量、縦軸はジッタσとしてある。
図9(a)において、A6は、ROM2層ディスクの記録再生層「Layer0」のジッタ特性である。ROM2層ディスクの記録再生層「Layer0」において、FEオフセット量を変化させて情報データが再生され、その再生信号から、FEオフセット量に対応する再生信号のジッタ値が再生信号特性として得られる。該得られたジッタ特性において、ジッタが検出閾値以下となるFEオフセット量の上限値はFErom0+、下限値はFErom0−、バケットの略中心の適正値はFErom0であり、該FErom0が、記録再生対象の光ディスク「Layer0」における記録再生用のFEオフセット量FEd0として設定される。また、図9(b)において、B6は、ROM2層ディスクの記録再生層「Layer1」のジッタ特性である。ROM2層ディスクの記録再生層「Layer1」においても、FEオフセット量を変化させて情報データが再生され、その再生信号から、FEオフセット量に対応する再生信号のジッタ値が再生信号特性として得られる。該得られたジッタ特性において、ジッタが検出閾値以下となるFEオフセット量の上限値はFErom1+、下限値はFErom1−、バケットの略中心の適正値はFErom1であり、該FErom1が、記録再生対象の光ディスクの記録再生層「Layer1」における記録再生用のFEオフセット量FEd1としてメモリ等から読み出され、設定される。本第6の実施形態においても、上記FEオフセット量FEd0、FEd1の設定等は、DSP20やマイコン30による制御によってなされる。該DSP20やマイコン30は、予め設定されているプログラムに従って該処理の手順を実行する。本第6の実施形態においても、上記記録再生対象の光ディスクの記録再生層「Layer0」、「Layer1」は、いずれが第1の記録再生層または第2の記録再生層であってもよい。
上記第6の実施形態においても、上記FEオフセット量FErom0、FEd0、FErom1、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記第6の実施形態においても、上記FEオフセット量FErom0、FEd0、FErom1、FEd1は、このうちの一部のものまたは全部のものを、補正分を含む量として求めるようにしてもよい。
上記本発明の第6の実施形態によっても、光ディスク装置において、複数の記録再生層のFEオフセット処理時、処理時間の短縮や処理精度の向上を図れる。
なお、上記実施形態のうち、ローディング時(第1の時点)に、第1、第2の記録再生層につきプッシュプル振幅を求める構成では、プッシュプル振幅が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量を求めるとしたが、この他、実用上可能であれば、プッシュプル振幅が該約最大の範囲の値よりも小さい値となるFEオフセット量を求めるようにしてもよい。また、再生信号の分解能に基づき記録再生用のFEオフセット量を設定する構成では、該分解能が約最大(最大値を含み、実用上該最大値と略同等の作用・効果が得られる範囲の値を意味する)となるFEオフセット量を求めるとしたが、この他、実用上可能であれば、該分解能が該約最大の範囲の値よりも小さい値となるFEオフセット量を求めるようにしてもよい。さらに、上記各実施形態では、光ディスク内の記録再生層「Layer0」と記録再生層「Layer1」とに対するFEオフセット量の調整と設定につき述べたが、本発明では、記録再生層の数は、2つに限定されず、3つ以上の場合も含む。さらに、光ディスクは、DVD+RW、DVD−RWなどの書き換え型ディスクの多層版などであってもよい。
1…光ディスク、
2…ディスクモータ、
3…光ピックアップ、
4…ピックアップスライド機構、
5…スライダモータ、
6…モータ駆動回路、
7…レーザダイオード、
8…受光部、
9…レーザ駆動回路、
10…光学系、
11…アクチュエータ、
12…記録信号生成部、
13…再生/誤差信号処理部、
14…フォーカス/トラッキング制御部、
20…DSP、
30…マイコン、
40…インターフェース、
50…ホストコンピュータ。
2…ディスクモータ、
3…光ピックアップ、
4…ピックアップスライド機構、
5…スライダモータ、
6…モータ駆動回路、
7…レーザダイオード、
8…受光部、
9…レーザ駆動回路、
10…光学系、
11…アクチュエータ、
12…記録信号生成部、
13…再生/誤差信号処理部、
14…フォーカス/トラッキング制御部、
20…DSP、
30…マイコン、
40…インターフェース、
50…ホストコンピュータ。
Claims (8)
- 複数の記録再生層を有する光ディスクに対し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
第1の時点で、第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるフォーカスエラーオフセット量とその差分を求める第1の制御手段と、
第2の時点で、上記第1の記録再生層につき、再生信号特性に基づき記録再生用のフォーカスエラーオフセット量を求めて設定するとともに、該設定したフォーカスエラーオフセット量と上記差分とから、上記第2の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量を求めて設定する第2の制御手段と、
を備え、上記第2の制御手段により設定した上記記録再生用のフォーカスエラーオフセット量に基づき、上記第1または第2の記録再生層におけるフォーカス制御を行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 複数の記録再生層を有する光ディスクに対し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
第1の時点で、第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるフォーカスエラーオフセット量とその差分を求める第1の制御手段と、
第2の時点で、他の光ディスクにおける再生信号特性に基づくフォーカスエラーオフセット量を、上記第1の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量として設定するとともに、該設定したフォーカスエラーオフセット量と上記差分とから、上記第2の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量を求めて設定する第2の制御手段と、
を備え、上記第2の制御手段により設定した上記記録再生用のフォーカスエラーオフセット量に基づき、上記第1または第2の記録再生層におけるフォーカス制御を行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 上記第2の制御手段は、上記再生信号特性として、再生信号の分解能、DID検出率、PIエラーまたはジッタを用いる構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
- 上記第1及び第2の制御手段は、マイコンまたはDSPの内部に形成される請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
- 複数の記録再生層を有する光ディスクに対し情報の記録または再生を行う光ディスク装置のフォーカス制御方法であって、
第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるフォーカスエラーオフセット量を求める第1のステップと、
上記求めたフォーカスエラーオフセット量間の差分を求める第2のステップと、
上記第1の記録再生層につき、再生信号特性に基づき記録再生用のフォーカスエラーオフセット量を求め、設定する第3のステップと、
上記求めた第1の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量と上記差分とから、第2の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量を求め、設定する第4のステップと、
を経て、上記設定した記録再生用のフォーカスエラーオフセット量に基づき、上記第1または第2の記録再生層におけるフォーカス制御を行うことを特徴とする光ディスク装置のフォーカス制御方法。 - 上記第3のステップでは、上記再生信号特性として、再生信号の分解能、DID検出率、PIエラーまたはジッタを用いる請求項5に記載の光ディスク装置のフォーカス制御方法。
- 複数の記録再生層を有する光ディスクに対し情報の記録または再生を行う光ディスク装置のフォーカス制御方法であって、
第1、第2の記録再生層につき、プッシュプル振幅が約最大となるフォーカスエラーオフセット量を求める第1のステップと、
上記求めたフォーカスエラーオフセット量間の差分を求める第2のステップと、
他の光ディスクにおける再生信号特性に基づくフォーカスエラーオフセット量を、上記第1の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量として設定する第3のステップと、
上記求めた第1の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量と上記差分とから、第2の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量を求め、設定する第4のステップと、
を経て、上記設定した記録再生用のフォーカスエラーオフセット量に基づき、上記第1または第2の記録再生層におけるフォーカス制御を行うことを特徴とする光ディスク装置のフォーカス制御方法。 - 複数の記録再生層を有する光ディスクに対し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
複数の記録再生層を有する他の光ディスクの第1の記録再生層につきその再生信号特性に基づき求めたフォーカスエラーオフセット量を、ローディングされた上記光ディスクの第1の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量として設定するとともに、該他の光ディスクの第2の記録再生層につきその再生信号特性に基づき求めたフォーカスエラーオフセット量を、該ローディングされた上記光ディスクの第2の記録再生層における記録再生用のフォーカスエラーオフセット量として設定する制御手段を備え、該設定した記録再生用のフォーカスエラーオフセット量に基づきフォーカス制御を行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004069262A JP2005259259A (ja) | 2004-03-11 | 2004-03-11 | 光ディスク装置及びそのフォーカス制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005259259A true JP2005259259A (ja) | 2005-09-22 |
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ID=35084819
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JP (1) | JP2005259259A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-03-11 JP JP2004069262A patent/JP2005259259A/ja active Pending
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