JP2007323691A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク装置において、OPC実行時のフォーカス位置を調整する。
【解決手段】光ディスク装置のメモリには、予め基準光ディスクにおけるトラッキングエラー信号最大となるフォーカス位置と、再生RF信号のジッタが最小となるフォーカス位置との相対的関係を規定する相関係数C1が記憶される。データを記録すべき光ディスクが装着されると、当該光ディスクにおけるトラッキングエラー信号最大となるフォーカス位置F1tを求め、メモリに記憶された相関係数C1を用いて、F1tを所定量だけシフトさせて最適フォーカス位置Fopcを求めてOPCを実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は光ディスク装置に関し、特にフォーカス制御に関する。
従来より、光ディスク装置起動時のフォーカス位置調整では、光ディスク毎に用意された調整値を使用する場合が多い。しかしながら、実際にデータを記録再生する光ディスクと調整時に使用した光ディスクとの間に厚さのバラツキが存在すると、最適フォーカス位置がずれることになる。通常、DVD±R等の記録可能な光ディスクにデータを記録する際には、光ディスクの所定のテストエリアに記録パワーを種々変化させてテストデータを試し書きし、該テストデータを再生してその再生信号品質から最適記録パワーを設定するOPC(Optimum Power Control)を実行するが、上記のように最適フォーカス位置がずれたままでOPCを実行すると、後にフォーカスを修正した場合にはOPCにより設定した最適記録パワーが過剰記録パワーとなってしまう事態が生じる。また、フォーカスマージンの少ない光ディスク装置(より特定的にはフォーカスマージンの少ない光ピックアップ)ではOPCを実行しても最適記録パワーが設定できない場合も生じる。
さらに、DVD±Rの2層ディスクにおいては、フォーカス位置が最適でないとトラッキング制御にも影響が及ぶ場合、OPC時にデフォーカスによりトラッキングが外れてしまいテストデータの試し書きが不能となる事態も生じる。既に記録済みのデータが存在する光ディスクでは、その部分で再生が最適となる、つまりRF信号のレベルが最大でRF信号のジッタが最小となるフォーカス位置に調整することが可能であるが、既記録データが存在しない光ディスクではこのような方策をとり得ない。
そこで、このような場合にはトラッキングエラー信号の振幅が最大となるようにフォーカス位置を調整することが提案されている。
下記の特許文献には、RF信号が発生していない場合でもフォーカスオフセットを調整することを目的として、トラッキングエラー信号TEが最大となる位置をフォーカスサーボ動作点としてフォーカスサーボを行うことが記載されている。
特開2003−173549号公報
しかしながら、トラッキングエラー信号TEが最大となる位置にフォーカスを調整する場合においても、DVD±R等の2層ディスクではトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置と、RF信号のジッタが最小となる位置が必ずしも一致せず、光ピックアップの特性のバラツキに起因して大きく乖離する場合がある。このような場合には最適なフォーカス位置が設定できず、OPC実行時に最適記録パワーが設定できない、あるいは最適記録パワーが設定できたとしてもそれが真の最適記録パワーとはならない問題がある。
本発明の目的は、光ピックアップの特性バラツキによらず、フォーカス位置を調整することができる光ディスク装置を提供することにある。
本発明は、光ディスクにデータを記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクに照射するレーザ光のトラッキング方向の位置ずれを示すトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー生成手段と、基準光ディスクにおける前記トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置と再生RF信号のジッタが最小となるフォーカス位置との相対的関係を規定する情報を記憶するメモリと、前記光ディスクにおける前記トラッキングエラー信号に基づいて前記レーザ光のフォーカス位置を制御する手段であって、前記トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置と前記メモリに記憶された前記相対的関係を規定する情報とに基づき最適フォーカス位置を設定するフォーカス制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置のみでなく、再生RF信号のジッタが最小となるフォーカス位置も考慮して最適フォーカス位置を設定することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る光ディスク装置の全体構成図を示す。DVD±R、DVD±RW、DVD−RAM等の記録可能な光ディスク10はスピンドルモータ(SPM)12により回転駆動される。スピンドルモータSPM12は、ドライバ14で駆動され、ドライバ14はサーボプロセッサ30により所望の回転速度となるようにサーボ制御される。
光ピックアップ16は、レーザ光を光ディスク10に照射するためのレーザダイオード(LD)や光ディスク10からの反射光を受光して電気信号に変換するフォトディテクタ(PD)を含み、光ディスク10に対向配置される。光ピックアップ16はスレッドモータ18により光ディスク10の半径方向に駆動され、スレッドモータ18はドライバ20で駆動される。ドライバ20は、ドライバ14と同様にサーボプロセッサ30によりサーボ制御される。また、光ピックアップ16のLDはドライバ22により駆動され、ドライバ22は、オートパワーコントロール回路(APC)24により、駆動電流が所望の値となるように制御される。APC24及びドライバ22は、システムコントローラ32からの指令によりLDの発光量を制御する。図ではドライバ22は光ピックアップ16と別個に設けられているが、ドライバ22を光ピックアップ16に搭載してもよい。
光ディスク10に記録されたデータを再生する際には、光ピックアップ16のLDから再生パワーのレーザ光が照射され、その反射光がPDで電気信号に変換されて出力される。光ピックアップ16からの再生信号はRF回路26に供給される。RF回路26は、再生信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成し、サーボプロセッサ30に供給する。サーボプロセッサ30は、これらのエラー信号に基づいて光ピックアップ16をサーボ制御し、光ピックアップ16をオンフォーカス状態及びオントラック状態に維持する。また、RF回路26は、再生信号に含まれるアドレス信号をアドレスデコード回路28に供給する。アドレスデコード回路28はアドレス信号から光ディスク10のアドレスデータを復調し、サーボプロセッサ30やシステムコントローラ32に供給する。
アドレス信号の1つの例はウォブル信号であり、光ディスク10の絶対アドレスを示す時間情報の変調信号で光ディスク10のトラックをウォブルさせ、このウォブル信号を再生信号から抽出しデコードすることでアドレスデータ(ATIP)を得ることができる。また、RF回路26は、再生RF信号を2値化回路34に供給する。2値化回路34は、再生信号を2値化し、得られた信号をエンコード/デコード回路36に供給する。エンコード/デコード回路36では、2値化信号を復調及びエラー訂正して再生データを得、当該再生データをインタフェースI/F40を介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置に出力する。なお、再生データをホスト装置に出力する際には、エンコード/デコード回路36はバッファメモリ38に再生データを一旦蓄積した後に出力する。
光ディスク10にデータを記録する際には、ホスト装置からの記録すべきデータはインターフェースI/F40を介してエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、記録すべきデータをバッファメモリ38に格納し、当該記録すべきデータをエンコードして変調データとしてライトストラテジ回路42に供給する。ライトストラテジ回路42は、変調データを所定の記録ストラテジに従ってマルチパルス(パルストレーン)に変換し、記録データとしてドライバ22に供給する。記録ストラテジは記録品質に影響することから、データ記録に先立って最適化が行われる。すなわち、光ディスク10の所定のテストエリアにおいて記録ストラテジを種々変化させてテストデータを試し書きし、試し書きしたテストデータを再生してその信号品質を評価する。そして、評価結果に基づいて最適な記録ストラテジが選択される。記録データによりパワー変調されたレーザ光は光ピックアップ16のLDから照射されて光ディスク10にデータが記録される。データを記録した後、光ピックアップ16は再生パワーのレーザ光を照射して当該記録データを再生し、RF回路26に供給する。RF回路26は再生信号を2値化回路34に供給し、2値化されたデータはエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、変調データをデコードし、バッファメモリ38に記憶されている記録データと照合する。ベリファイの結果はシステムコントローラ32に供給される。システムコントローラ32はベリファイの結果に応じて引き続きデータを記録するか、あるいは交替処理を実行するかを決定する。
システムコントローラ32は、システム全体の動作を制御し、特に記録に先立つOPC(Optimum Power Control:記録パワーの最適化)を実行する。OPCでは、光ディスク10のテストエリアに記録パワーを階段状に変化させてテストデータを試し書きし、試し書きしたテストデータを再生してβ値やγ値、エラーレート、変調度、ジッタ等を測定する。そして、これらの再生信号品質に基づき最適記録パワーPoを設定する。システムコントローラ32は、選択した記録パワーPoとなるようにドライバ22を制御する。
このような構成において、システムコントローラ32は、OPC実行時には光ピックアップ16のフォーカス位置、より特定的にはレーザダイオードからの光を集光して光ディスク10に照射する対物レンズのフォーカス位置を最適位置にサーボ制御してOPCを実行する必要がある。デフォーカス状態で最適記録パワーを設定しても、オンフォーカス状態では過剰パワーとなる可能性があるからである。しかしながら、OPC実行時には未だ光ディスク10に記録済みデータが存在しないことから、再生RF信号のジッタを検出し、ジッタが最小となるフォーカス位置を探索することができない。
一方、RF回路26からのトラッキングエラー信号TEを用い、トラッキングエラー信号TEが最大、すなわちトラッキングエラー信号TEの振幅が最大となる位置にフォーカスを合わせるようにフォーカスサーボする構成では、上記のように必ずしもジッタ最小の位置に合致しない問題が生じる。
図2A〜図3Bに、異なる光ピックアップ(光ピックアップA及び光ピックアップB)における、トラッキングエラー信号TEのレベルとジッタJitterとの関係を示す。図2Aは、2層DVD−Rの第1層L0に対する光ピックアップAのトラッキングエラー信号TEとジッタJitterとの関係であり、図2Bは第2層L1に対する光ピックアップAのトラッキングエラー信号TEとジッタJitterとの関係である。光ピックアップAでは、第1層L0に関してはトラッキングエラー信号TEが最大(振幅最大)となるフォーカス位置とジッタJitterが最小となるフォーカス位置がほぼ一致しているが、第2層L1に関しては両位置は一致しておらず、ジッタJitterが最小となるフォーカス位置はトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置よりも+側にシフトしている。したがって、第1層L0に関してはトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置にフォーカスを制御することでOPCを実行することが可能であるが、第2層L1に関しては問題が生じる。
また、図3Aは、2層DVD−Rの第1層L0に対する光ピックアップBのトラッキングエラー信号TEとジッタJitterとの関係であり、図3Bは第2層L1に対する光ピックアップBのトラッキングエラー信号TEとジッタJitterとの関係である。光ピックアップBでは、第1層L0及び第2層L1ともにトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置とジッタjitterが最小となるフォーカス位置がずれており、しかも第1層Loと第2層L1とでずれの方向も異なっている。このように、光ピックアップの特性に応じてトラッキングエラー信号TEとジッタJitterとの関係が相違するため、本実施形態では、予め光ピックアップ毎、つまり光ディスク装置毎(ドライブ毎)に図2A〜図3Bに示すようなトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置と、ジッタJitterが最小となるフォーカス位置との相対的関係を求めてシステムコントローラ32のメモリに記憶させておき、実際にデータを記録すべき光ディスク10に対してOPCを実行する際に、トラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置を求め、求めたフォーカス位置を相対的関係を用いて修正することで最適フォーカス位置を設定する。
例えば、光ピックアップAでは、図2Aに示すように第1層L0に関してはトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置とジッタJitterが最小となる位置は一致しているため相対的関係は「一致」であり、トラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置をそのまま最適フォーカス位置に設定してOPCを実行する。また、図2Bに示すように第2層L1に関してはトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置とジッタJitterが最小となる位置は乖離しており、相対的関係は「ジッタ最小となる位置はトラッキングエラー信号最大となる位置よりも+側に一定量シフトしている」である。そこで、トラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置を求めても、これをそのまま採用するのではなく、相対的位置を参酌してトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置から+方向にシフトさせ、この位置を最適フォーカス位置に設定する。
また、光ピックアップBでは、図3Aに示すように第1層L0、第2層L1ともにトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置とジッタJitterが最小となるフォーカス位置は乖離しており、第1層L0に関しては相対的関係は「ジッタ最小となる位置はトラッキングエラー信号最大となる位置よりも−側に一定量シフトしている」であり、第2層L1に関しては相対的関係は「ジッタ最小となる位置はトラッキングエラー信号最大となる位置よりも+側に一定量シフトしている」である。そこで、トラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置を求めても、これをそのまま採用するのではなく、第1層L0に関しては相対的位置を参酌してトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置から−方向にシフトさせ、この位置を最適フォーカス位置に設定し、第2層L1に関しては相対的位置を参酌してトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置から+方向にシフトさせ、この位置を最適フォーカス位置に設定する。
図4に、本実施形態の処理フローチャートを示す。まず、光ディスク装置(ドライブ)製造時の調整工程として、基準光ディスクとなる多層光ディスク(各層をLi(i=0、1、2、・・・)とする)を用意し、この多層光ディスクの各層Liでトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置Fitと、ジッタJitterが最小となるフォーカス位置Fijを抽出する(S101)。次に、各層LiにおいてFitとFijとの相対的関係を表す相関係数Ciを算出する(S102)。相関係数Ciの算出方法は任意であるが、例えばFitとFijの差分値やFitとFijの比率である。算出した相関係数Ciは当該光ディスク装置、より特定的には当該光ディスク装置の有する光ピックアップ16の特性値としてシステムコントローラ32のメモリ、例えばフラッシュメモリに記憶しておく。2層光ディスクの場合、第1層L0についての相関係数C0、及び第2層L1についての相関係数C1がメモリに記憶される。
次に、ユーザが使用する場合の工程として、データを記録すべき光ディスクを光ディスク装置に装着すると、その光ディスクにおけるトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置Fitをまず抽出する(S103)。そして、システムコントローラ32はメモリに記憶されている相関係数Ciを読み出し、読み出した相関係数Ciを用いてS103で抽出したフォーカス位置Fitを修正ないし調整してOPC実行時のフォーカス位置を設定する(S104)。例えば、相関係数CiとしてFitとFijの差分値δ=Fij−Fitが記憶されている場合、システムコントローラ32は、S103で抽出したFitに対し、δを加算することでOPC実行時のフォーカス位置を設定する。設定したフォーカス位置となるようにフォーカスサーボを実行し、OPCで最適記録パワーを設定する(S105)。すなわち、記録パワーを複数段階に変化させてテストデータを所定エリア(テストエリア)に試し書きし、該テストデータを再生して得られる再生RF信号のβ値や変調度、エラーレート等に基づいて最適記録パワーを設定する。OPC時のフォーカス位置はトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置とジッタが最小となるフォーカス位置とをともに考慮したフォーカス位置であって最適なフォーカス位置であるから、設定した最適記録パワーも真の最適記録パワーとなる可能性が高くなる。なお、この時点でのフォーカス位置設定はOPC動作を確実に行うためであり、まだ真の最適記録パワーとなることは必ずしも保証されない。この時点のOPCは仮OPCとして、その後、テストエリアに一定区間仮OPCで求めた記録パワーで記録し、その記録部分で更にジッタJitter最小となるチルト調整を行い、再度ジッタJitter最小となるフォーカス位置調整を行ってからデータを記録することが望ましい。すなわち、S105とS106との間で、チルト調整処理及び再度のフォーカス位置調整処理を実行してもよい。最適記録パワーを設定した後、光ディスク10のユーザエリアにユーザデータを記録する(S106)。
図5に、トラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置FitからOPCを実行する際の最適フォーカス位置Fopcを導く概念図を示す。第1層L0についての相関係数C1を用い、第1層L0におけるトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置F1tからFopcを導く場合である。フォーカス位置Fitに相関係数C1を作用させて、フォーカス位置F1tをジッタ最小となる方向にシフトさせてFopcを得る。相関係数C1は、F1tをジッタ最小となる方向にシフトさせるための数学的演算子と考えることができる。相関係数C1の1つの例は上記のように差分値δであり、この場合、F1tはほぼジッタ最小となるフォーカス位置までシフトする。一方、相関係数C1としては他の例も可能である。例えば、相関係数C1としてδ/2としてもよい。この場合、F1tはほぼトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置とジッタJitterが最小となるフォーカス位置との中間位置までシフトする。あるいは、相関係数C1として2/3δや3/4δも可能である。これらの場合、F1tはジッタJitter最小となるフォーカス位置の直前までシフトする。
以上説明したように、本実施形態では、予めシステムコントローラ32のメモリに、そのドライブあるいは光ピックアップ16の特性として、トラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置と、ジッタJitterが最小となるフォーカス位置との相対的関係を記憶させ、データを記録すべき光ディスクが装着された場合に、当該光ディスクにおけるトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置を、メモリに記憶された相対的関係を用いて修正ないし調整することで最適フォーカス位置を設定することで、記録済みデータが存在しない場合においても確実にフォーカス位置を調整し、OPCを確実に実行することができる。また、本実施形態では、多層光ディスクの各層における特性の相違を考慮し、各層毎に相対的関係をメモリに記憶させ、各層毎にトラッキングエラー信号TEが最大となるフォーカス位置から修正して最適フォーカス位置を設定するので、各層毎にOPCを確実に実行できる効果も奏する。
本実施形態では、基準光ディスクにおけるトラッキングエラー信号最大となるフォーカス位置と、ジッタ最小となるフォーカス位置との相対的関係を規定する情報として相関係数Ciを用いているが、相関係数Ciの形式は任意であり、シフトさせる方向とシフト量を規定する任意のデータ形式を用いることができる。また、必ずしも相関係数はドライブ毎に調整工程で求める必要はなく、光ピックアップの傾向的特性が求められていれば、任意の係数に設定してもよい。
光ディスク装置の構成ブロック図である。 光ピックアップAの第1層における特性説明図である。 光ピックアップAの第2層における特性説明図である。 光ピックアップBの第1層における特性説明図である。 光ピックアップBの第2層における特性説明図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態の最適フォーカス位置の設定概念図である。
符号の説明
10 光ディスク、16 光ピックアップ(PU)、32 システムコントローラ。

Claims (5)

  1. 光ディスクにデータを記録する光ディスク装置であって、
    前記光ディスクに照射するレーザ光のトラッキング方向の位置ずれを示すトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー生成手段と、
    基準光ディスクにおける前記トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置と再生RF信号のジッタが最小となるフォーカス位置との相対的関係を規定する情報を記憶するメモリと、
    前記光ディスクにおける前記トラッキングエラー信号に基づいて前記レーザ光のフォーカス位置を制御する手段であって、前記トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置と前記メモリに記憶された前記相対的関係を規定する情報とに基づき最適フォーカス位置を設定するフォーカス制御手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記相対的関係を規定する情報は、前記トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置と前記ジッタが最小となるフォーカス位置との差分値であることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記相対的関係を規定する情報は、前記基準光ディスクを多層光ディスクとした場合の各層毎の情報で構成されることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記フォーカス制御手段は、前記トラッキングエラー信号が最大となるフォーカス位置を、前記相対的関係を規定する情報に基づいて、前記ジッタが最小となるフォーカス位置の方向にシフトさせることで前記最適フォーカス位置を設定することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の装置において、
    前記フォーカス制御手段は、前記光ディスクの所定エリアに前記レーザ光のパワーを複数段階に変化させてテストデータを試し書きする際のフォーカス位置を前記最適フォーカス位置に設定することを特徴とする光ディスク装置。
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