JP5026057B2 - 横縞型二次電池及び発電ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、横縞型二次電池及び発電ユニットに関し、より詳しくは、固体酸化物形燃料電池(以下“SOFC”とも言う。)の作動温度(650〜850℃)において、高電圧での充放電を可能とする横縞型二次電池、及び、横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットに関する。
エネルギーの有効利用に資する蓄電技術として、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池やキャパシタなどがあり、これらの技術開発が盛んに行われている。これらはリチウムイオンなどの電荷担体が電解液または固体電解質中を移動することにより充放電を行うものである。例えば、特開2004−127678号公報には、固体活物質よりなる正極及び負極と、その間に介在させた電界質層を有し、正極及び負極を構成する固体活物質の少なくとも一方は、酸素イオン又は酸素の吸蔵及び離脱が可能な電子−酸素イオン混合伝導体よりなる二次電池が記載されている。また、高温で作動する二次電池として、ナトリウムイオンを荷電担体とするナトリウム硫黄電池なども開発されている。
特開2004−127678号公報
そのような二次電池やキャパシタなどの荷電担体であるリチウムや水素、ナトリウムなどは、充放電に伴って電池外部へ析出または放出される可能性がある。それらは、いずれも活性が高く不安定な物質であるため、安定な充放電に支障をきたすおそれがあり、その取り扱いには重々注意を要する。また、それらを燃料電池と組み合わせる場合には、発電部であるセルスタックと蓄電部を別個に配置する必要がある。
加えて、SOFCなどを用いる発電設備においては、例えば電力の需要は一日のうち日中の方が夜間よりも大きいことなどから、高効率な運転且つ負荷追従性の向上が用途拡大に大きく利することになる。このため、SOFCにより発電した余剰電力を蓄電体に充電させ、需要に応じて利用する方法が有効である。例えば特開2001−229930号公報にはナトリウム二次電池とSOFCを組み合わせた併合発電システムが提案されているが、この場合にもナトリウムの取り扱いには重々注意を要する点に変わりはない。
特開2001−229930号公報
本発明は、従来の二次電池において用いるリチウムや水素、ナトリウムなどのような不安定な物質を用いることなく、ピーク負荷への対応など電力を需要に応じて供給できる横縞型二次電池、及び、横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットを提供することを目的とするものである。
本発明(1)は、中空部を有する多孔質支持体の表面に、負極と固体酸化物電解質と正極からなる単位の複数個を横縞状に配置するとともに、隣接する前記単位間をインターコネクタを介して電気的に直列に連結し、且つ、前記多孔質支持体の中空部に酸化還元性材料を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールしてなることを特徴とする横縞型二次電池である。
本横縞型二次電池においては、固体酸化物電解質中の酸化物イオン(O2-)の移動を利用して充放電が行われる。
本発明(2)は、横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットである。そして、
内側に燃料流通用の中空部を有する多孔質支持体の表面に複数個のSOFCセルを横縞状に配置し、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞型SOFCセルスタックの複数個で構成された横縞型SOFCバンドルについて、横縞型SOFCバンドルを構成する前記複数個の横縞型SOFCセルスタックのうちの1部に対して、前記多孔質支持体の中空部に酸化還元性材料を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールして横縞型二次電池を構成してなることを特徴とする。
本発明(3)は、横縞型二次電池と横縞型SOFCバンドルを備えた発電ユニットである。そして、
内側に燃料流通用の中空部を有する多孔質支持体の表面に複数個のSOFCセルを横縞状に配置し、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞型SOFCセルスタックの複数個で構成された横縞型SOFCバンドルと、中空部を有する多孔質支持体の表面に、負極と固体酸化物電解質と正極からなる単位の複数個を横縞状に配置するとともに、隣接する前記単位間をインターコネクタを介して電気的に直列に連結し、且つ、前記多孔質支持体の中空部に酸化還元性材料を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールしてなる横縞型二次電池の複数個で構成された横縞型二次電池と、を備えてなることを特徴とする。
本発電ユニットにおいては、横縞型SOFCバンドルで発電し、その電力を横縞型二次電池に供給して横縞型二次電池の固体酸化物電解質中の酸化物イオン(O2-)の移動を利用して充電し、需要に応じて横縞型二次電池から放電つまり電力を取り出すものである。横縞型二次電池への充電は、横縞型SOFCバンドルで発電しながら、その1部で充電する、その全部で充電する、など各種態様で行うことができる。
本発明によれば、以下(1)〜(5)の効果が得られる。
(1)酸化物イオンの移動を利用した充放電のため、例えばリチウム二次電池のような不安定な活性物質を使用する必要がない。
(2)本発明の横縞型二次電池を材料や構造が殆ど同じ横縞型SOFCセルスタックと組み合わせることにより、発電の排熱で作動に必要な加熱を行うことが可能である。
(3)本発明の横縞型二次電池を材料や構造が殆ど同じSOFCセルスタックと組み合わせることができる。この一体化によりコンパクト化を図ることも可能である。
(4)本発明の横縞型二次電池は横縞形セル構造であるため、同一多孔質支持体に配置された複数の横縞形セルの直列接続を採用することにより、高電圧つまり出力電圧を高くすることができる。
(5)本発明の横縞型二次電池を用いた充放電により、SOFC発電ユニットの負荷追従性を向上させることが可能となる。
〈横縞型二次電池の態様〉
後述〈横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットの態様〉における横縞型二次電池と共通する事項については、当該〈横縞型二次電池の態様〉の箇所で説明している。
本発明の横縞型二次電池は、中空部を有する多孔質支持体の表面に、負極と固体酸化物電解質と正極からなる単位の複数個を横縞状に配置するとともに、隣接する単位間をインターコネクタを介して電気的に直列に連結し、且つ、その多孔質支持体の中空部に酸素による酸化/還元を行う物質を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールしてなることを特徴とする。
すなわち、本発明の横縞型二次電池は、中空部を有する多孔質支持体と、その表面に横縞状に配置した“負極と固体酸化物電解質と正極からなる単位”の複数個と、隣接する単位間を電気的に直列に連結するインターコネクタと、その多孔質支持体の中空部に充填、封入された“酸素による酸化/還元を行う物質”とを備えて構成される。当該“酸素による酸化/還元を行う物質”を本明細書中、適宜“酸化還元性材料”とも言う。
本発明の横縞型二次電池は、横縞型のSOFCセルスタックと共通の構成、構造を含むので、以下、横縞型SOFCセルスタックとの関連で説明する。
横縞型SOFCセルスタックは、中空部を有する多孔質支持体に燃料極、電解質及び空気極からなるセルの複数個を横縞状に配置することで構成され、隣接するセル間はインターコネクタにより電気的に直列に連結される。
図15は横縞型のSOFCセルスタックの概略を説明する図である。図15(a)は平面図であり、その裏面も同様の構成を有する。図15(b)は図15(a)中A−A線断面図、図15(c)は図15(a)中B−B線断面図である。
図15において、1は中空扁平状の絶縁性多孔質支持体で、多孔質支持体1には中空部Sを有する。その長手方向の一端側に燃料導入用の開口7を有し、その開口7に相対する他端部には利用済み燃料排出用の開口8を有し、両開口間に中空部Sすなわち燃料流通路Sを備えている。多孔質支持体1の表裏両面には、それぞれ、燃料極、電解質及び空気極からなるセル5の複数個が横縞状に配置される。図15にはセル5が多孔質支持体1の片面に9個、表裏両面合わせて18個の場合を示しているが、その数は適宜選定される。
隣接するセル間はインターコネクタ6により電気的に直列に連結される。こうして横縞形のSOFCセルスタック10が構成される。燃料は、燃料導入用開口7から導入され、多孔質支持体1内の燃料流路Sを流通して利用済み燃料排出用の開口8から排出される。すなわち、燃料はセル5の配列と平行に流通させる。
図15(a)〜(c)では、図15(c)のように多孔質支持体1が横断面矩形状の場合を示しているが、図15(d)のように横断面の両端で丸みをもつ矩形状にしてもよい。また、その断面形状は、四角形状、楕円形状、その他各種形状に構成される。いずれの態様でも、その中空部Sが燃料流路Sとなるが、中空部Sは1個とは限らず必要に応じて複数個設けられる。図16にその例を示しているが、その中空部の断面形状は、図16(a)のように円形状でもよく、図16(b)のように四角形状でもよく、また楕円形状でもよく、矩形状その他多角形状でもよい。
図1は、そのような横縞型SOFCセルスタックの断面図である。図15の例で言えば、図15(a)中C−C線断面図に相当し、図1では拡大して示している。図1のとおり、多孔質支持体1の上に順次、燃料極2、電解質3及び空気極4からなるセルを複数個形成、配置し、隣接するセル間をインターコネクタ6により電気的に直列に接続して構成される。運転、発電時には、燃料は、図1中矢印(→)で示すとおり、多孔質支持体1内の中空部すなわち燃料流路Sをセルの配列と平行に流通させる。図1には、多孔質支持体の両側に合計6個のセルを形成、配置した場合を示しているが、前述のとおりセル数は適宜設定される。
なお、本明細書においては、上記のような基本構造を持つ単位を横縞型SOFCセルスタック、SOFCセルスタック、あるいはセルスタック等と指称している。
本発明の横縞型二次電池は、その基本構造として、上記のような横縞型SOFCセルスタックとほぼ同様の構造を備える。図2は本発明の横縞型二次電池の基本構造を説明する図である。図2において、図1に示す中空部S、すなわちその空隙(空間)に酸化還元性材料17を充填する。そして、その両端をガラス等のガスシール材料18、18でシールすることにより横縞型二次電池を構成する。
すなわち、その中空部Sに酸化還元性材料17を充填、配置し、且つ多孔質支持体の両端をシールする点を除き、横縞型SOFCセルスタックと共通する構造を備えている。11は多孔質支持体、12は負極、13は固体電解質、14は正極、16はインターコネクタである。以下、負極12、固体電解質13、正極14からなる単位をセル単位(すなわち二次電池セル単位)15とする。図2には、多孔質支持体の両側に合計6個の二次電池セル単位を形成、配置した場合を示しているが、セル単位の数は適宜設定される。
多孔質支持体の断面形状は、図3(a)のような矩形状でもよく、断面の両端で丸みをもつ矩形状でもよく、三角形状、四角形状、五角形状、六角形状、八角形状等の多角形状でもよく、円形状、楕円形状、その他各種形状に構成される。いずれの態様でも、その中空部、つまり内側空隙に酸化還元性材料を充填する。
上記中空部は、少なくとも1個以上、すなわち1個とは限らず、必要に応じて複数個設けられる。その中空部の断面形状は、図3(b)のように円形状でもよく、また楕円形状でもよく、図3(c)のように四角形状でもよく、また矩形状でもよく、三角形状、五角形状、六角形状、七角形状、八角形状等の多角形状でもよく、その他各種形状に構成される。
酸化還元性材料、すなわち酸素による酸化/還元を行う物質としては、Ni(NiO)、Fe(FeO)、FeO(Fe34)、Fe34(Fe23)のほか、Co(CoO)、Sn(SnO2)、Zn(ZnO2)、Cr(Cr23)、Mn(Mn23)、V(V25)などが使用される。なお、括弧内は各材料の酸化状態であり、酸化状態は放電済みの状態すなわち“要充電”の状態である。
図4は、そのうち幾つかの酸化還元性材料についての平衡酸素分圧を示している。横軸は温度(℃)、縦軸は平衡酸素分圧(atm)である。これら平衡酸素分圧と、空気など外部雰囲気との酸素分圧差に基づき発生する起電力に従って放電反応が起こる。
本発明の横縞型二次電池において、酸化還元性材料以外は、以下に記載するように、SOFCセルスタックと同じか、ほぼ同じ材料で構成される。その際、酸化還元性材料については、負極の構成材料が酸化されない条件で、酸化還元が起こる酸化還元性材料を選択する必要がある。
多孔質支持体の構成材料の例としては下記(1)〜(6)の材料が挙げられるが、これら例示の材料に限定されない。
(1)Ni若しくはNi酸化物(NiO)と、希土類元素酸化物が固溶したZrO2とからなる材料。希土類元素酸化物を構成する希土類元素としては、Y、La、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm、Prなどを例示することができるが、好ましいものはYの酸化物である。Y23、Yb23、特にY23が好ましい。
(2)スピネル。
(3)フォルステライト。
(4)ジルコン酸カルシウム等のジルコニア系酸化物。
(5)MgOとMgAl24の混合物。
(6)ジルコニア系酸化物とMgOとMgAl24の混合物。
固体電解質の構成材料の例としては下記(1)〜(4)の材料が挙げられるが、本発明における固体電解質は、酸化物イオン導電性を有する固体電解質であればよく、これら例示の材料に限定されない。
(1)イットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中x=0.05〜0.15〕。
(2)スカンジア安定化ジルコニア〔(Sc23X(ZrO21-X(式中x=0.05〜0.15)〕。
(3)イットリアドープセリア〔(Y23X(CeO21-X(式中x=0.02〜0.4)〕。
(4)ガドリアドープセリア〔(Gd23X(CeO21-X(式中x=0.02〜0.4)〕。
負極の構成材料としては、例えばNiを主成分とする材料、金属を含むセラミック材料などが用いられるが、これらに限定されない。金属を含むセラミック材料のうち、セラミック材料としては、例えばイットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕が用いられ、金属としては、Ni、Cu、Fe、Ru及びPdから選ばれた少なくとも1種の金属、すなわちそれら金属のうち1種または2種以上の金属が用いられる。それら金属を含むセラミック材料のうち、Niを含むYSZ(Ni−YSZサーメット)、すなわちNiとYSZの混合物は、好ましい負極材料である。負極の構成材料については、放電時に酸化される酸化還元性材料との関係で、酸化されない負極材料を選択する必要がある。
正極の構成材料としては、例えばSrドープLaMnO3が用いられるが、これに限定されない。
本発明の横縞型二次電池は、横縞型SOFCバンドルと同一乃至ほぼ同じ材料で構成されるため、その形状や二次電池としての作動温度も横縞型SOFCバンドルとほぼ同等である。従って、本発明の横縞型二次電池を後述発電ユニットに組み込む際は、横縞型SOFCバンドルの近傍に本横縞型二次電池を配置し、横縞型SOFCバンドルと同様な温度下に作動させる。
〈本発明に係る横縞型二次電池の原理〉
以下、本発明に係る横縞型二次電池の原理乃至機序について説明する。図5〜6はその原理乃至機序を説明する図である。図5(a)は図2に相当している。図5(b)は説明のためにその層構造の1部を取り出し模式的に示した図で、充放電時における酸素、酸化物イオン、電子の流れ状況などを示している。本発明の横縞型二次電池では、図5(b)中矢印で示すとおり、充電、放電に伴い酸化物イオン(O2-)が正極、負極の両電極間を行き来する。
図6は、酸化還元性材料がFe(FeO)である場合を例にし、充電時、放電時に分けて酸素、酸化物イオン、電子の流れ状況などを示した図である。まず、充電時の反応は次のとおりとなる。
Figure 0005026057
充電時において、高温下、電源(E)から負極−正極間に電圧を印加すると、電源(E)から負極12へ移動した電子(e-)の作用により、負極12側に存在する酸素が負極12上で酸化物イオン(O2-)を生成する。生成酸化物イオン(O2-)は電解質13を通って正極14に至る。そして正極14において、酸化物イオン(O2-)は電子(e-)を放出して酸素(O2)となり、正極14側から排出される。この酸素輸送により、負極12側の酸素分圧が低下するため、負極12側の酸化還元性材料17であるFeOは還元してFeと酸素(O2)に分解し、生成酸素(O2)は多孔質支持体11を通り負極へ移動する。
一方、放電時の反応は次のとおりとなる。
Figure 0005026057
放電時つまり電力を取り出す際は、高温下、正極−負極間に負荷(W)を接続する。すると、正極14側と負極12側の酸素分圧差に基づき起電力が発生する。この起電力により、正極14から供給される酸素(O2)は正極14上で酸化物イオン(O2-)となり、電解質13を通って負極12に至る。ここで、酸化物イオン(O2-)は電子(e-)を放出して酸素(O2)となる。酸素(O2)は、多孔質支持体11を通って酸化還元性材料17に至り、Feを酸化してFeOを生成する。
そして、充電時には酸素が正極側から排出され、放電時には正極側から酸素を供給することになる。このように、酸素の授受は正極側で行われるので、正極側は空気等のガス雰囲気としておく必要があるが、雰囲気ガスは正極側を流れるようにしてもよい。なお、充電時には酸素を受けるだけであるので、窒素などの不活性ガスなどでもよいが、放電時には酸素を供給する必要があるので、充電時、放電時とも、正極側に酸素や、空気等の酸素を含むガス雰囲気とするか、それらのガスを流通させるのが好ましい。もちろん、充電時には窒素などの不活性ガスに切り替えてもよい。
このように、本発明の横縞型二次電池では、酸化還元性材料側に位置する負極に対して酸化物イオン(O2-)を行き来させることで充電、放電を繰り返し行うことができる。図7に充電時の電子の流れを示し、図8に放電時の電子の流れを示している。図7〜8には、上下の導線を別個にした場合を示しているが、上下両側を導線で直列に繋ぐこともできる。このような直列接続により放電時の出力電圧をより高くすることができる。
本発明の横縞型二次電池の場合も、充電時に電源が必要である。本発明の横縞型二次電池は、横縞型SOFCバンドルその他、各種発電装置と組合わせて使用することができる。これにより、横縞型二次電池を備える発電ユニットの負荷追従性を向上させることが可能となるなど、各種有用な効果が得られる。
〈横縞型SOFCバンドルを利用する横縞型二次電池〉
本発明の横縞型二次電池は、複数個の横縞型SOFCセルスタックで構成された横縞型SOFCバンドルを構成するセルスタック群のうちの1部を横縞型二次電池として構成し、横縞型SOFCバンドルによる電力を充電時の電源とすることができる。
〈横縞型SOFCバンドルの態様〉
本発明の横縞型二次電池で利用する横縞型SOFCバンドルについては、以下のとおりである。横縞型SOFCバンドルは、横縞型SOFCセルスタックの複数個で構成される。横縞型SOFCセルスタックは、前述のとおり(図15〜16、図1参照)、内側に中空部、すなわち燃料流路を有する多孔質支持体の表面に複数個のSOFCセルを横縞状に配置し、隣接するセル間を電気的に直列に接続してなるもので、その基本単位自体でスタックを構成している。
多孔質支持体の断面形状は、矩形状、断面の両端で丸みをもつ矩形状、三角形状、四角形状、五角形状、六角形状、八角形状等の多角形状、円形状、楕円形状、その他各種ある。そして、多孔質支持体の表面は断面形状の外面に対応した形となり、その表面に燃料流路の燃料流れ方向に沿って複数個のSOFCセルが横縞状に配置される。このため、例えば、多孔質支持体の断面形状が円形状の場合には円筒状のセルスタックとなり、それが断面矩形状の場合は直方体状乃至扁平状のセルスタックとなる。
そして、このような横縞型SOFCセルスタックの複数個を一体化することで横縞型SOFCバンドルが構成される。
また、各横縞型SOFCセルスタックにおける多孔質支持体の内側の中空部、すなわち燃料流路は、少なくとも1個以上、すなわち1個とは限らず、必要に応じて複数個設けられる。その中空部の断面形状は、円形状でもよく、楕円形状でもよく、四角形状でもよく、矩形状でもよく、三角形状、五角形状、六角形状、七角形状、八角形状等の多角形状でもよく、その他各種形状に構成される。
〈横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットの態様〉
図9は、横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットの態様例を説明する図である。この態様は、本発明(2)の態様に相当している。図9(b)は平面図、図9(a)はその左側面図〔図9(b)を左から見た図〕、図9(c)はその右側面図〔図9(b)を右側から見た図〕である。
図9のとおり、複数個の横縞型SOFCセルスタック21が、燃料を分配するマニホールド28を中心にして上下両側に配置され、それぞれセルスタック群を形成している。すなわち、各横縞型SOFCセルスタック21について、中空部、すなわち燃料流路の燃料導入側開口の位置を一端で揃え、且つ、利用済み燃料排出側開口26(後述図10〜12中、符号bとして示す部分に相当する)を反対側に向けて配置する。マニホールド28の左右両端のうち、一方に燃料供給管29が配置され、他方は塞がれている。各SOFCセルスタック21は、面平行に等間隔ないしほぼ等間隔に配置され、マニホールド28に固定される。
図9では、SOFCセルスタック21の数が合計40個〔図9(b)のとおり上下に各20個〕の場合を示しているが、その数は適宜設定される。SOFCセルスタック21自体の詳細については前述図15〜16、図1を基に説明したとおりである。なお、各SOFCセルスタック21には図9(a)、図9(c)に示すように複数個のセル27が横縞状に配置されているが、図9(b)の各SOFCセルスタック21ではセル27の記載は省略している。
図10は、図9に示すような横縞型SOFCバンドルにおける燃料の流通状態を示した図である。図10において、燃料供給管29から供給される燃料は、マニホールド28中の空間を流れながら各セルスタック21の燃料流路Sに導入される。導入燃料は中空部S、すなわち燃料流路Sを流通しながら発電に寄与し、未利用燃料を含む利用済み燃料は、各セルスタック21の燃料流路Sから排出される。図10中、矢印は燃料の流れ方向を示し、aは燃料流路Sの燃料導入口、bは燃料流路Sの利用済み燃料導出口である。
本発明においては、そのような横縞型SOFCバンドルを構成するセルスタック群のうちの1部を横縞型二次電池として利用する。図11〜12はその態様例を説明する図である。図11(b)は平面図、図11(a)はその左端のセルスタックの側面図、図11(c)はその右側面図〔図11(b)を右側から見た図〕である。図11において、蓄電部(二次電池)として示すようにセルスタック群のうちの1部のセルスタックを横縞型二次電池とする。図11には上下各4個、合計8個を横縞型二次電池として使用する場合を示しているが、その数は適宜選定することができる。
図12(b)は図11(b)中A−A線断面図である。図12(a)は図12(b)におけるセルスタック群のうちの1個のセルスタックを取り出し拡大して示した図、図12(c)は図12(b)における8個の横縞型二次電池のうちの1個を取り出し拡大して示した図である。なお、当該8個の横縞型二次電池により、横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットにおける横縞型二次電池単位を構成している。
図12(c)のとおり、各横縞型二次電池は、横縞型SOFCセルスタック群のうち、横縞型二次電池として利用するところの横縞型SOFCセルスタックにおける、多孔質支持体1の中空部S内、すなわちその空隙に酸化還元性材料17を充填、封入したものに相当している。図13は図12(c)に示す横縞型二次電池単位をさらに拡大して示した図で、図13中左側の図は図12(b)に相当している。
そのように、各横縞型二次電池は、その中空部S内に酸化還元性材料が充填されて構成される。そして各横縞型二次電池は、セルスタック群を構成する横縞型SOFCセルスタックと同じく、その中空部は、少なくとも1個以上、すなわち1個とは限らず、必要に応じて複数個設けられ、また、その中空部の断面形状は、円形状、楕円形状、四角形状、矩形状、三角形状、五角形状、六角形状、七角形状、八角形状等の多角形状、その他各種形状に構成されるので、酸化還元性材料はそれらの中空部に充填される。
〈横縞型二次電池単位の作製過程例〉
上記横縞型二次電池単位は各種手法で作製できる。その1例として、図12(b)を用いて説明すると、上下の両中空部Sのうちマニホールド28側については、マニホールド28中にガラス等のガスシール材38を充填してシールする。ガスシール材38は、図12(b)に点線(4本の平行点線)で示すように最右端のセルスタックZまで充填するなど各種態様が可能である。次いで、各中空部S内の空隙に酸化還元性材料17を充填する。そして、各中空部Sの端部(=マニホールド28側と相対する側)をガラス等のガスシール材38によりシールする。
図9〜13では、複数個の横縞型SOFCセルスタック21が、燃料を分配するマニホールド28を中心にして上下両側に配置された態様例を示しているが、本発明(2)の発電ユニットで備える横縞型二次電池は、燃料を分配するマニホールドの片側だけにセルスタック群を配置した態様の横縞型SOFCバンドルを利用しても同様に構成される。
図14はその態様を示す図である。図14中左側の図が図13中左側の図に対応しており、この態様では燃料を分配するマニホールドの片側だけにセルスタック群が配置されている。本態様でも、そのような横縞型SOFCバンドルを構成するセルスタック群のうちの1部を横縞型二次電池として利用するが、その数は適宜設定できる。図14の中央部に示すとおり、横縞型二次電池の構成自体は図13の中央部に示す横縞型二次電池の構成と同様である。
〈横縞型二次電池と横縞型SOFCバンドルを備えた発電ユニット〉
本発明(2)では、横縞型SOFCバンドルを構成するセルスタック群のうちの1部を横縞型二次電池として利用するが、横縞型SOFCバンドルとは別個に、その横縞型SOFCバンドルと同じ構造乃至類似のものを作製し、各中空部S内の空隙に酸化還元性材料17を充填し、ガスシールすることで横縞型二次電池を構成してもよい。このように、別個に作製した、横縞型二次電池と横縞型SOFCバンドルとで発電ユニットが構成される。この態様は、本発明(3)の態様に相当している。
本発明(3)で備える横縞型SOFCバンドルの構成については、前記〈横縞型SOFCバンドルの態様〉と同様であり、本発明(3)で備える横縞型二次電池については、図9〜13を基にして説明した前記横縞型二次電池単位の構成と同様である。すなわち、その構造は横縞型SOFCバンドルを構成する複数個の横縞型SOFCセルスタックの構造と同じであり、また酸化還元性材料以外は、その横縞型SOFCセルスタックと同じか、ほぼ同じ材料で構成できる。また、この横縞型二次電池単位の作製過程については前記〈横縞型二次電池単位の作製過程例〉と同様である。
そのような横縞型SOFCバンドルとそのような横縞型二次電池を併置することにより発電ユニットが構成される。そして、横縞型SOFCバンドルにより発電した電力を当該横縞型二次電池の充電時の電源とすることができ、また、横縞型SOFCバンドルの発電時の排熱により当該横縞型二次電池の放電時に必要な加熱を行うことができる。このため、横縞型二次電池は横縞型SOFCバンドルの近傍に配置するが好ましい。
こうして、本発明(2)の横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニット、本発明(3)の横縞型二次電池と横縞型SOFCバンドルを備えた発電ユニットが構成される。これら発電ユニットにおける横縞型二次電池は、多孔質支持体の断面形状に対応して、円形状、楕円形状、四角形、矩形などの多角形状、その他各種形状に構成することができる。
横縞型SOFCセルスタックの断面図 本発明の横縞型二次電池の基本構造を説明する図 多孔質支持体の断面形状例を示す図 幾つかの酸化還元性材料についての平衡酸素分圧を示す図 本発明に係る横縞型二次電池の原理を説明する図 酸化還元性材料がFe(FeO)である場合を例にし、充電時、放電時に分けて酸素、酸化物イオン、電子の流れ状況などを示した図 本発明の横縞型二次電池における充電時の電子の流れを示した図 本発明の横縞型二次電池における放電時の電子の流れを示した図 本発明(2)−(3)の横縞型二次電池で利用する横縞型SOFCバンドルの態様例を説明する図 図9に示すような横縞型SOFCバンドルにおける燃料の流通状態を示した図 本発明(2)の横縞型二次電池、発電ユニットの態様例を説明する図 本発明(2)の横縞型二次電池、発電ユニットの態様例を説明する図 図12(c)に示す横縞型二次電池単位をさらに拡大して示した図 本発明(2)の他の態様の横縞型二次電池、発電ユニットの態様例を説明する図 横縞式のSOFCセルスタックの概略を説明する図 横縞式のSOFCセルスタックの多孔質支持体の断面形状例を示す図
符号の説明
1、11 多孔質支持体
2 燃料極
3 固体電解質
4 空気極
5、27 セル
6 インターコネクタ
7 燃料導入用の開口
8 利用済み燃料排出用の開口
S 燃料流通路(中空部)
10、21 横縞形SOFCセルスタック
12 負極
13 固体電解質
14 正極
15 (二次電池の)セル単位
16 インターコネクタ
17 酸化還元性材料
18、38 ガスシール材
26 利用済み燃料排出側開口
28 燃料を分配するマニホールド
29 燃料供給管
a 燃料流路Sの燃料導入口
b 燃料流路Sの利用済み燃料導出口
Z 最右端のセルスタック

Claims (7)

  1. 中空部を有する多孔質支持体の表面に、充電時に酸化物イオンを生成し、放電時に酸素を放出する負極と、充電時に酸素を放出し、放電時に酸化物イオンを生成する正極と、酸化物イオン導電性を有する固体酸化物電解質と、からなる単位の複数個を横縞状に配置するとともに、隣接する前記単位間をインターコネクタを介して電気的に直列に連結し、且つ、
    前記多孔質支持体の中空部に、充電時に還元されて負極に酸素を供給し、放電時に負極から放出される酸素により酸化されるNi(NiO)、Fe(FeO)、FeO(Fe 3 4 )、Fe 3 4 (Fe 2 3 )、Co(CoO)、Sn(SnO 2 )、Zn(ZnO 2 )、Cr(Cr 2 3 )、Mn(Mn 2 3 )またはV(V 2 5 )からなる酸化還元性材料を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールしてなることを特徴とする横縞型二次電池。
  2. 前記多孔質支持体の断面形状が、矩形状、断面の両端で丸みをもつ矩形状、円形状、楕円形状または多角形状であることを特徴とする請求項1に記載の横縞型二次電池。
  3. 前記中空部を有する多孔質支持体における中空部の数が、少なくとも1個以上であることを特徴とする請求項1に記載の横縞型二次電池。
  4. 横縞型二次電池を備える横縞型SOFCバンドルからなる発電ユニットであって、
    内側に燃料流通用の中空部を有する多孔質支持体の表面に複数個のSOFCセルを横縞状に配置し、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞型SOFCセルスタックの複数個で構成された横縞型SOFCバンドルについて、
    横縞型SOFCバンドルを構成する前記複数個の横縞型SOFCセルスタックのうちの1部に対して、前記中空部を有する多孔質支持体の表面に、充電時に酸化物イオンを生成し、放電時に酸素を放出する負極と、充電時に酸素を放出し、放電時に酸化物イオンを生成する正極と、酸化物イオン導電性を有する固体酸化物電解質と、からなる単位の複数個を横縞状に配置するとともに、隣接する前記単位間をインターコネクタを介して電気的に直列に連結し、且つ、
    前記多孔質支持体の中空部に、充電時に還元されて負極に酸素を供給し、放電時に負極から放出される酸素により酸化されるNi(NiO)、Fe(FeO)、FeO(Fe 3 4 )、Fe 3 4 (Fe 2 3 )、Co(CoO)、Sn(SnO 2 )、Zn(ZnO 2 )、Cr(Cr 2 3 )、Mn(Mn 2 3 )またはV(V 2 5 )からなる酸化還元性材料を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールして横縞型二次電池を構成してなること、
    を特徴とする発電ユニット。
  5. 横縞型二次電池と横縞型SOFCバンドルを備えてなる発電ユニットであって、
    内側に燃料流通用の中空部を有する多孔質支持体の表面に複数個のSOFCセルを横縞状に配置し、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞型SOFCセルスタックの複数個で構成された横縞型SOFCバンドルと、
    中空部を有する多孔質支持体の表面に、充電時に酸化物イオンを生成し、放電時に酸素を放出する負極と、充電時に酸素を放出し、放電時に酸化物イオンを生成する正極と、酸化物イオン導電性を有する固体酸化物電解質と、からなる単位の複数個を横縞状に配置するとともに、隣接する前記単位間をインターコネクタを介して電気的に直列に連結し、且つ、
    前記多孔質支持体の中空部に、充電時に還元されて負極に酸素を供給し、放電時に負極から放出される酸素により酸化されるNi(NiO)、Fe(FeO)、FeO(Fe 3 4 )、Fe 3 4 (Fe 2 3 )、Co(CoO)、Sn(SnO 2 )、Zn(ZnO 2 )、Cr(Cr 2 3 )、Mn(Mn 2 3 )またはV(V 2 5 )からなる酸化還元性材料を充填するとともに、前記多孔質支持体の両端をガスシールしてなる横縞型二次電池の複数個で構成された横縞型二次電池と、
    を備えてなることを特徴とする発電ユニット。
  6. 前記多孔質支持体の断面形状が、矩形状、断面の両端で丸みをもつ矩形状、円形状、楕円形状または多角形状であることを特徴とする請求項またはに記載の発電ユニット。
  7. 前記中空部を有する多孔質支持体における中空部の数が、少なくとも1個以上であることを特徴とする請求項またはに記載の発電ユニット。
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