JP5020873B2 - 配送伝票 - Google Patents

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Description

本発明は、配送物に貼着されて使用される配送伝票に関する。
従来より、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入された配送伝票が用いられ、配送情報が記入された配送伝票が配送物に貼付され、配送伝票に記入された配送情報に従って配送物が配送先に配送されている。
このような配送伝票としては、配送物に貼付される伝票片に、配送物が配送先に配送された後に配送業者が持ち帰る配達票が分離可能に区画形成されているものが用いられている。この配送伝票を用いた場合、配送物が配送先に配送されると、配達票に受領印が押下され、配達票が伝票片から分離されて配送業者によって持ち帰られることにより、配送物が配送先に配送されたことが管理されることになっている。
上述したように配達票を伝票片から分離して持ち帰るためには、伝票片のうち配達票となる部分が配送物に貼着されていない状態としておく必要がある。そこで、伝票片のうち配達票となる部分のみ粘着層を設けず、それにより、伝票片が配送物に貼着された後においても配達票のみを配送物から離脱可能としている。また、伝票片のうち配達票となる部分のみ粘着層を設けない構成とするとともに、伝票片が配送物に貼着される前の状態にて伝票片に剥離可能に貼着されている剥離台紙に、配達票を分離可能とする切り取り線よりも大きな輪郭を有するハーフカット線を形成し、剥離台紙のハーフカット線の内側となる部分を伝票片とともに配送物に貼着する技術も考えられている(例えば、特許文献1参照。)。このように剥離台紙の一部を伝票片とともに配送物に貼着しておくことにより、配達票を伝票片から分離する際に配送物が汚れてしまうことを回避できるとともに、配達票を伝票片から分離した後に配送伝票の形状に違和感を感じにくくなる。また、剥離台紙のハーフカット線の内側となる領域に情報を表示しておけば、配送伝票を用いて配送物の配送先に所望の情報を通知することができるようになる。
特許第3960552号公報
しかしながら、上述したように、伝票片のうち配達票となる部分のみ粘着層を設けない構成とするとともに、伝票片が配送物に貼着される前の状態にて伝票片に剥離可能に貼着されている剥離台紙に、配達票を分離可能とする切り取り線よりも大きな輪郭を有するハーフカット線を形成し、剥離台紙のハーフカット線の内側となる部分を伝票片とともに配送物に貼着するものにおいては、剥離台紙のうち、配達票を分離可能とする切り取り線よりも大きな輪郭を有するハーフカット線の内側となる部分を伝票片とともに配送物に貼着することになるため、配達票よりも大きな輪郭を有する領域が粘着剤によって配送物に貼着されていない状態となってしまう。これは、剥離台紙のハーフカット線の内側となる部分を伝票片から離脱させないために剥離台紙のハーフカット線の内側となる部分の周縁部を伝票片に貼着させておくためであるが、それにより、伝票片の配送物に対する貼着面積が狭くなり、配送伝票が配送物から離脱しやすくなってしまうという問題点がある。
また、伝票片を剥離台紙から剥離した際、剥離台紙のうちハーフカットの外側となる部分が不要となって廃棄されることになるため、発生するごみの量が多くなってしまうという問題点がある。特に、剥離台紙は、ビニールコート紙からなるものが多く、古紙の原料とならず、かつ、焼却した場合に高温を発して焼却炉を傷めることになるため、産業廃棄物として処理されることになり、剥離台紙によるごみの量が多くなることは、地球環境を守る観点から好ましくない。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、配送物に貼着する際に発生するごみの量を削減しながらも配送物に対する貼着面積を広くすることができる配送伝票を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
分離票が分離可能に区画形成された伝票片と、該伝票片の一方の面に貼着された剥離台紙とを有してなる配送伝票において、
前記剥離台紙は、前記分離票に対向する領域を含む第1の領域と、該第1の領域を除く第2の領域とが折り線を介して折り畳み可能に隣接し、
前記剥離台紙の前記第2の領域と、前記伝票片の前記第2の領域に対向する領域はそれぞれ、互いの貼着後の剥離が可能、かつ剥離後の貼着が可能な接着構造を有し、
前記伝票片は、前記剥離台紙の第1の領域のうち前記分離票と対向しない領域と貼着されるとともに、前記伝票片から剥離して前記折り線にて折り畳まれた前記剥離台紙の前記第2の領域に貼着される貼着部を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、配送物に貼着する場合、まず、剥離台紙の第2の領域と伝票片の第2の領域に対向する領域とを剥離する。剥離台紙の第2の領域と伝票片の第2の領域に対向する領域とは、互いの貼着後の剥離が可能な接着構造によって貼着されているため剥離することができる。そして、剥離台紙を折り線を介して折り畳む。剥離台紙の第1の領域は、伝票片の貼着部に対して、分離票と対向しない領域にて貼着されており、また、折り畳まれた剥離台紙の第2の領域も伝票片の貼着部に貼着される。この状態においては、剥離台紙の第1の領域と剥離台紙が折り畳まれた第2の領域とが伝票片の貼着部に貼着されているため、剥離台紙の折り畳み状態が保持される。そして、伝票片の剥離台紙の第1の領域に対向していた側の裏面においては、剥離台紙の接着構造が表出し、伝票片の剥離台紙の第2の領域に対向していた側の裏面においては、伝票片の接着構造が表出し、これらの接着構造によって配送物に貼着されることになる。このように配送物に貼着された配送伝票においては、分離票を伝票片から分離した場合、分離票が分離した領域には剥離台紙が表出することになる。そのため、分離票を伝票片から分離する際に配送物が汚れてしまうことを回避できるとともに、分離票を伝票片から分離した後に配送伝票の形状に違和感を感じにくくなる。また、剥離台紙の表出する面に情報を表示しておけば、配送伝票を用いて配送物の配送先に所望の情報を通知することができるようになる。
このように、剥離台紙を折り畳むことにより、伝票片と剥離台紙とを剥離可能に貼着していた接着構造を表出させ、この接着構造によって配送物に貼着される構成としたため、配送物に貼着する際に発生するごみの量を削減しながらも配送物に対する貼着面積が広くなる。
また、剥離台紙の第1の領域のうち分離票に対向する領域に、分離部を分離可能に区画形成した場合は、剥離台紙の第2の領域のうち剥離台紙が折り畳まれた場合に分離部に対向する領域に情報を表示しておけば、分離部を剥離台紙から分離するとその情報が視認可能となり、さらに多くの情報を配送物の配送先に通知することができるようになる。
以上説明したように本発明においては、伝票片の一方の面に貼着された剥離台紙が、伝票片に区画形成された分離票に対向する領域を含む第1の領域と、第1の領域を除く第2の領域とが折り線を介して折り畳み可能に隣接し、剥離台紙の第2の領域と、伝票片の第2の領域に対向する領域がそれぞれ、互いの貼着後の剥離が可能、かつ剥離後の貼着が可能な接着構造を有し、伝票片が、剥離台紙の第1の領域のうち分離票と対向しない領域と貼着されるとともに、伝票片から剥離して折り線にて折り畳まれた剥離台紙の第2の領域に貼着される貼着部を有し、剥離台紙を折り畳むことにより、伝票片と剥離台紙とを剥離可能に貼着していた接着構造を表出させ、この接着構造によって配送物に貼着される構成としたため、配送物に貼着する際に発生するごみの量を削減しながらも配送物に対する貼着面積を広くすることができる。
また、剥離台紙の第1の領域のうち分離票に対向する領域に、分離部が分離可能に区画形成されているものにおいては、剥離台紙の第2の領域のうち剥離台紙が折り畳まれた場合に分離部に対向する領域に情報を表示しておけば、多くの情報を配送物の配送先に通知することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の配送伝票の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は伝票片10の裏面の構成を示す図、(d)は剥離台紙20の伝票片10との貼着面の構成を示す図、(e)は剥離台紙20の伝票片10との貼着面とは反対側の面の構成を示す図、(f)は(a)に示したB−B’断面図、(g)は(a)に示したC−C’断面図である。
本形態は図1に示すように、互いに同一形状を有する伝票片10と剥離台紙20とが、伝票片10の裏面の一部に塗布された粘着剤14と、接着構造30とによって貼着されて構成されている。
伝票片10は、貼付票11と分離票となる配達票12とを有し、これら貼付票11及び配達票12にはそれぞれ、この配送伝票が貼着される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入あるいは印字される配送情報表示領域11a,12aが設けられており、配達票12にはさらに、配送物が配送先に届けられた際に受領印を押下するための押印領域12bが設けられている。配達票12の周囲にはミシン目13が形成されており、このミシン目13によって配達票12は伝票片10から分離可能に区画形成されている。また、配達票12の角部には、切り込み12cが形成されており、この切り込み12cが、配達票12を伝票片10から分離する際に摘み代となっている。伝票片10の裏面は、後述する剥離台紙20の第1の領域20aに対向する領域のうち、配達票12を除いた領域が貼着部となって粘着剤21が塗布されている。
剥離台紙20は、長手方向における中央部に折り線22が形成されており、その折り線22を介して配達票12に対向する側を第1の領域20aとし、折り線22を介して第1の領域20aとは反対側を第2の領域20bとする。すなわち、第1の領域20aと第2の領域20bとは、折り線22を介して折り畳み可能に隣接している。配達票12に対向する領域には、剥離台紙20に形成されたミシン目23によって分離部26が分離可能に区画形成されており、分離部26の伝票片10に対向する面には通知情報25aが印字され、分離部26の他方の面には通知情報25bが印字されている。分離部26は、その大きさが配達票12よりも一回り小さなものとなっている。また、第1の領域20aの周縁部には、剥離台紙20にスリット24が形成されることによりコの字型の不要部27が剥離台紙20から分離可能に形成されており、この不要部27の伝票片10との貼着面には剥離剤21が塗布されている。第2の領域20bにおいては、折り線22を介して剥離台紙20が折り畳まれた場合に分離部26に対向する領域に通知情報25cが印字されている。なお、折り線22は、筋押し加工によって形成されるものやミシン目加工によって形成されるもの等、適宜な方法によって形成されている。
ここで、伝票片10と剥離台紙20とを貼着している接着構造30について説明する。
伝票片10と剥離台紙20とを貼着している接着構造30は、剥離台紙20の第2の領域20bと伝票片10の第2の領域20bに対向する領域とにそれぞれ塗布された粘着剤31と剥離剤32とから構成されている。粘着剤31と剥離剤32は、交互に縞状となるように塗布されており、さらに、伝票片10と剥離台紙20とが重ね合わされた状態において互い違いとなるように伝票片10と剥離台紙20にそれぞれ塗布されている。このように、粘着剤31と剥離剤32とが、伝票片10と剥離台紙20とが重ね合わされた状態において互い違いとなるように伝票片10と剥離台紙20にそれぞれ塗布されていることにより、伝票片10と剥離台紙20とが重ね合わされた状態においては、粘着剤31と剥離剤32とが互いに対向することとなり、それにより、伝票片10と剥離台紙20とがこの接着構造30によって貼着された後に剥離が可能となっている。また、粘着剤31と剥離剤32とが互いに対向して伝票片10と剥離台紙20とが貼着されているため、伝票片10と剥離台紙20とを剥離した後においても、粘着剤31が伝票片10と剥離台紙20から剥離することはなく、それにより、伝票片10と剥離台紙20との接着構造30による再貼着、あるいは、伝票片10や剥離台紙20の接着構造30による配送物等の貼着物への貼着が可能となる。
このような構成とすることにより、配送伝票が使用される前の状態においては、伝票片10の貼着部となる粘着剤21が塗布された領域と剥離台紙20の第1の領域20aのうち配達票12に対向しない領域とが貼着されるとともに、剥離台紙20の第2の領域20bと伝票片10の第2の領域20bと対向する領域とが接着構造30によって剥離可能に貼着されている。
以下に、上記のように構成された配送伝票の使用方法について説明する。
まず、図1に示した配送伝票の配送物に貼着する前までの使用方法について説明する。
図2は、図1に示した配送伝票の配送物に貼着する前までの使用方法を説明するための図である。
図1に示した配送伝票の使用する場合は、まず、剥離台紙20の第1の領域20aのうち不要部27を伝票片10から剥離し、剥離台紙20に形成されたスリット24によって不要部27を剥離台紙20から分離して取り除く(図2(a))。不要部27は伝票片10の裏面に塗布された粘着剤14によって伝票片10に貼着されているものの、伝票片10との貼着面に剥離剤21が塗布されているため、伝票片10から剥離することができる。
次に、剥離台紙20の第2の領域20bと伝票片10の第2の領域20bに対向する領域とを剥離し、剥離台紙20を折り線22を介して折り畳んでいく(図2(b))。剥離台紙20の第2の領域20bと伝票片10の第2の領域20bに対向する領域とを貼着していた接着構造30は、上述したように貼着後の剥離が可能なものであるため、互いに貼着された剥離台紙20の第2の領域20bと伝票片10の第2の領域20bに対向する領域とを剥離することができる。
そして、剥離台紙20を折り線22を介して折り畳んでいき、剥離台紙20の第2の領域20bを第1の領域20aに対向させる。剥離台紙20の第1の領域20aにおいては、不要部27が取り除かれているため、不要部27の領域にて伝票片10の粘着剤14が塗布された貼着部が表出している。そのため、剥離台紙20の第2の領域20bを第1の領域20aに対向させると、剥離台紙20の第2の領域20bの周縁部が伝票片10に塗布された粘着剤14によって伝票片10に貼着された状態となる(図2(c))。これにより、剥離台紙20の第2の領域20bの周縁部が伝票片10に保持されることとなり、剥離台紙20が折り線22を介して見開くことがなくなる。
このようにして剥離台紙20を折り線22を介して折り畳み、剥離台紙20の第2の領域20bの周縁部を伝票片10に保持した状態において、配送伝票を配送物に貼着することになる。
次に、図2に示したように剥離台紙20が折り畳まれた配送伝票の配送物に貼着した後の使用方法について説明する。
図3は、図1に示した配送伝票について剥離台紙20が折り畳まれて配送物に貼着した後の使用方法を説明するための図である。
図2に示したように剥離台紙20が折り線22を介して折り畳まれた状態においては、伝票片10とは反対側の面は、粘着剤31と剥離剤32とからなる接着構造30が表出している(図3(a))。この接着構造30は、上述したように伝票片10と剥離台紙20とを剥離した後でも配送物への貼着が可能であるため、この接着構造30の粘着剤31を用いて配送伝票を配送物に貼着する(図3(b))。
このように、剥離台紙20を折り線22を介して折り畳むことにより伝票片10とは反対側の面に表出した接着構造30によって配送伝票が配送物に貼着されるため、配送伝票の全面が配送物への貼着面となり、配送伝票の配送物に対する貼着面積が広くなる。これにより、配送伝票が配送物から離脱しにくくなる。また、剥離台紙20を折り線22を介して折り畳むことにより、伝票片10と剥離台紙20とを貼着していた接着構造30を表出させてこの接着構造30によって配送伝票を配送物に貼着するため、配送伝票を配送物に貼着する際に発生する剥離台紙20のごみの量を削減することができる。
伝票片10が貼着された配送物は、配送情報表示領域11a,12aに記入あるいは印字された情報に従って配送先に配送されていく。
そして、配送物が配送先に届けられ、配達票12の押印領域12bに受領印が押下された後、配達票12の切り込み12cを摘み、ミシン目13を破断していくことにより配達票12を伝票片10から分離する(図3(c))。この際、配達票12に対向する領域には剥離台紙20が存在するため、配達票12を伝票片10から分離する際、汚れた軍手等をはめた手で配達票12を分離しても配送物が汚れてしまうことがない。また、配達票12を伝票片10から分離した後に配送伝票の形状に違和感を感じにくくなる。
すると、伝票片10に貼着されている剥離台紙20の第1の領域20aの一部が、配達票12が分離された領域にて表出し、第1の領域20aに形成された分離部26の伝票片10に対向する面に印字された通知情報25aが視認可能な状態となり、通知情報25aが配送物の配送先に通知されることになる(図3(d))。
その後、分離部26のミシン目23を破断することにより、分離部26を剥離台紙20から分離していくと、分離部26の伝票片10に対向する面とは反対側の面に印字された通知情報25bが視認可能な状態となる(図3(e))。
分離部26はミシン目23によって剥離台紙20から分離可能であるため、分離部26をミシン目23によって剥離台紙20から分離することにより、通知情報25bが配送物の配送先に通知されることになる。この際、分離部26の大きさが配達票12よりも一回り小さなものであるため、配達票12が伝票片10から分離された領域において分離部26を剥離台紙20から分離しやすくなっている。
また、分離部26が形成された剥離台紙20の第1の領域20aには、剥離台紙20が折り線22を介して折り畳まれることにより剥離台紙20の第2の領域20bが対向しており、第2の領域20bの分離部26に対向する領域には通知情報25cが印字されているため、分離部26をミシン目23によって剥離台紙20から分離することにより、この通知情報20cが視認可能となり、通知情報25cが配送物の配送先に通知されることになる(図3(f))。
このように、剥離台紙20にミシン目23によって分離部26を分離可能に形成することにより、この分離部26の伝票片10に対向する面とは反対側の面に通知情報25bを印字するとともに、剥離台紙20の第2の領域20bのうち剥離台紙20が折り線22を介して折り畳まれた場合に分離部26と対向する領域に通知情報25cを印字しておけば、配達票12を伝票片10から分離した際に表出する通知情報25a以外の情報も配送物の配送先に通知することができる。
なお、剥離台紙20の第2の領域20bと伝票片10の第2の領域20bに対向する領域とを剥離可能に貼着する接着構造30においては、上述したように粘着剤31と剥離剤32とが互い違いに塗布されたものに限らず、互いの貼着後の剥離が可能であって、かつ、剥離後の貼着が可能なものであればよい。例えば、粘着剤を網点状に塗布したり、千鳥格子状や斜行状に塗布したりする等、粘着剤の塗布形状を工夫することにより、互いの貼着後の剥離が可能であって、かつ、剥離後の貼着が可能なものとすることができる。
また、本形態においては、分離部26の伝票片10に対向する面に通知情報25aを印字しているが、分離部26の伝票片10に対向する面に地紋やスクリーンを印刷することにより、分離部26の反対側の面に印字された通知情報25bや剥離台紙20の第2の領域20bのうち剥離台紙20が折り線22を介して折り畳まれた場合に分離部26に対向する領域に印字された通知情報25cを隠蔽情報とし、これら隠蔽情報とされた通知情報25b,25cを、配達票12を伝票片10から分離した際に剥離台紙20を透かして視認されることを防止する構成とすることも考えられる。
本発明の配送伝票の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は伝票片の裏面の構成を示す図、(d)は剥離台紙の伝票片との貼着面の構成を示す図、(e)は剥離台紙の伝票片との貼着面とは反対側の面の構成を示す図、(f)は(a)に示したB−B’断面図、(g)は(a)に示したC−C’断面図である。 図1に示した配送伝票の配送物に貼着する前までの使用方法を説明するための図である。 図1に示した配送伝票について剥離台紙が折り畳まれて配送物に貼着した後の使用方法を説明するための図である。
符号の説明
10 伝票片
11 貼付票
11a,12a 配送伝票表示領域
12b 押印領域
12c 切り込み
13,23 ミシン目
14,31 粘着剤
20 剥離台紙
20a 第1の領域
20b 第2の領域
21,32 剥離剤
22 折り線
24 スリット
25a,25b,25c 通知情報
26 分離部
27 不要部
30 接着構造

Claims (2)

  1. 分離票が分離可能に区画形成された伝票片と、該伝票片の一方の面に貼着された剥離台紙とを有してなる配送伝票において、
    前記剥離台紙は、前記分離票に対向する領域を含む第1の領域と、該第1の領域を除く第2の領域とが折り線を介して折り畳み可能に隣接し、
    前記剥離台紙の前記第2の領域と、前記伝票片の前記第2の領域に対向する領域はそれぞれ、互いの貼着後の剥離が可能、かつ剥離後の貼着が可能な接着構造を有し、
    前記伝票片は、前記剥離台紙の第1の領域のうち前記分離票と対向しない領域と貼着されるとともに、前記伝票片から剥離して前記折り線にて折り畳まれた前記剥離台紙の前記第2の領域に貼着される貼着部を有することを特徴とする配送伝票。
  2. 請求項1に記載の配送伝票において、
    前記剥離台紙は、前記第1の領域のうち前記分離票に対向する領域に、分離部が分離可能に区画形成されている配送伝票。
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