JP5020523B2 - 将来残高情報生成方法、及び将来残高情報生成システム - Google Patents

将来残高情報生成方法、及び将来残高情報生成システム Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータシステムを用いて、クレジットカードの利用に係る金融口座の将来における残高に関する将来残高情報を生成する将来残高情報生成方法に関し、特に当該将来における残高を、当該金融口座の過去の残高に基づいて予測することができる将来残高情報生成方法、およびその方法を実施するための将来残高情報生成システムに関する。
クレジットカードの普及に伴って、近年、クレジットカードの使いすぎが問題となっている。すなわち、預金残高を超える額をクレジットカードで決済することにより、種々の不都合が生じ、いわゆるカード破産と呼ばれる事態を招くに至るケースまである。
そこで、クレジットカードの利用の際に、現在の預金残高を確認することができるようなシステムが提案されている。
特許文献1には、クレジットカード等による電子決済での預金口座に対する課金履歴情報を確認し、課金累計額が預金残高を超過する見込みのある場合は利用者に警告を与えるように構成されている情報端末装置が開示されている。
このような情報端末装置によれば、預金残高を超過する額を、クレジットカードで決済する可能性があることを、利用者が事前に知ることができるため、決済不能となることを未然に防止することができるという利点がある。
特開2002−123685号公報
しかしながら、上記の情報端末装置は、クレジットカードによる決済額の引落日が、その利用時ではなく所定期間経過後であることを考慮していないという問題がある。すなわち、通常の場合、クレジットカードによる決済額の引落日は、例えば毎月25日などの所定の日となっており、その引落日とクレジットカードの利用時とは異なっている。そのため、クレジットカードの利用時における預金残高と、引落日における預金残高とは異なっている可能性が高いと考えられる。しかし、それにもかかわらず、上記の情報端末装置によれば、クレジットカードの利用時における預金残高と、クレジットカードの利用による預金口座に対する課金の累計額とを比較しているため(特許文献1の図3におけるステップ38を参照。)、たとえその比較の結果預金残高に余裕があると判断されたとしても、実際の引落日には預金残高に余裕がない場合があるという不都合が生じる。また、その反対に、前記比較の結果預金残高に余裕がないと判断されたとしても、引落日までに当該預金口座に入金がなされることによって、引落日には預金残高に余裕がある場合もありえる。
以上のことからすれば、クレジットカードによる利用が過剰であるか否かを判断するためには、現在の預金残高ではなく、将来の預金残高を基準にする方が望ましい。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンピュータシステムを用いることにより、クレジットカードの利用に係る金融口座の将来における残高に関する将来残高情報を生成する将来残高情報生成方法、およびその方法を実施するための将来残高情報生成システムを提供することにある。
前述した課題を解決するために、本発明に係る将来残高情報生成方法は、クレジットカードの利用に係る金融口座の過去の当該クレジットカードによる利用額の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶する引落日前日残高情報記憶手段、及び前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を示す前締日以降利用額情報を記憶する前締日以降利用額情報記憶手段を備えるコンピュータシステムが、クレジットカードの利用の可否の問い合わせを当該利用に係る加盟店端末から受け付けた場合に、当該利用に係る金融口座の引落日前日残高情報を前記引落日前日残高情報記憶手段から、当該クレジットカードに係る前締日以降利用額情報を前記前締日以降利用額情報記憶手段から、それぞれ抽出するステップと、前記コンピュータシステムが、抽出した引落日前日残高情報で示される引落日前日の残高から、抽出した前締日以降利用額情報で示される前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記利用に係る利用額の引落日における前記利用に係る金融口座の残高を予測するステップと、前記コンピュータシステムが、予測された引落日における前記利用に係る金融口座の残高がゼロ以下である場合であって、当該残高が所定の金額よりも低いときには前記利用を不可と判断する一方で、当該残高が前記所定の金額以上のときには前記利用を可とした上で警告を行うと判断するステップと、前記コンピュータシステムが、前記判断した結果に関する利用可否情報を前記加盟店端末に対して送信するステップとを有する。
前記発明に係る将来残高情報生成方法において、前記引落日前日残高情報記憶手段が、直近の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成されており、前記残高を予測するステップにおいて、前記コンピュータシステムが、前記抽出した引落日前日残高情報で示される直近の引落日前日の残高から前記前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記残高を予測するようにしてもよい。
また、前記発明に係る将来残高情報生成方法において、前記引落日前日残高情報記憶手段が、前年同月の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成されており、前記残高を予測するステップにおいて、前記コンピュータシステムが、前記抽出した引落日前日残高情報で示される前年同月の引落日前日の残高から前記前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記残高を予測するようにしてもよい。
また、前記発明に係る将来残高情報生成方法において、前記引落日前日残高情報記憶手段が、所定期間にわたる引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成されており、前記残高を予測するステップにおいて、前記コンピュータシステムが、前記抽出した引落日前日残高情報で示される所定期間にわたる引落日前日の残高の平均値から前記前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記残高を予測するようにしてもよい。
また、本発明に係る将来残高情報生成システムは、クレジットカードの利用に係る金融口座の過去の当該クレジットカードによる利用額の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶する引落日前日残高情報記憶手段と、前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を示す前締日以降利用額情報を記憶する前締日以降利用額情報記憶手段と、クレジットカードの利用の可否の問い合わせを当該利用に係る加盟店端末から受け付けた場合に、当該利用に係る金融口座の引落日前日残高情報を前記引落日前日残高情報記憶手段から、当該クレジットカードに係る前締日以降利用額情報を前記前締日以降利用額情報記憶手段から、それぞれ抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された引落日前日残高情報で示される引落日前日の残高から、同じく抽出された前締日以降利用額情報で示される前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記利用に係る利用額の引落日における前記利用に係る金融口座の残高を予測する将来残高予測手段と、前記将来残高予測手段によって予測された引落日における前記利用に係る金融口座の残高がゼロ以下である場合であって、当該残高が所定の金額よりも低いときには前記利用を不可と判断する一方で、当該残高が前記所定の金額以上のときには前記利用を可とした上で警告を行うと判断する利用可否判断手段と、前記利用可否判断手段によって判断された結果に関する利用可否情報を前記加盟店端末に対して送信する利用可否情報送信手段とを備える。
前記発明に係る将来残高情報生成システムにおいて、前記引落日前日残高情報記憶手段が、直近の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成され、前記将来残高予測手段が、前記抽出された引落日前日残高情報で示される直近の引落日前日の残高から前記前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記残高を予測するように構成されていてもよい。
また、前記発明に係る将来残高情報生成システムにおいて、前記引落日前日残高情報記憶手段が、前年同月の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成され、前記将来残高予測手段が、前記抽出された引落日前日残高情報で示される前年同月の引落日前日の残高から前記前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記残高を予測するように構成されていてもよい。
さらに、前記発明に係る将来残高情報生成システムにおいて、前記引落日前日残高情報記憶手段が、所定期間にわたる引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成され、前記将来残高予測手段が、前記抽出された引落日前日残高情報で示される所定期間にわたる引落日前日の残高の平均値から前記前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記残高を予測するように構成されていてもよい。
本発明の将来残高情報生成方法、およびその方法を実施するための将来残高情報生成システムによれば、クレジットカードの利用にあたって、金融口座の現在の残高ではなく、将来の残高に基づいて当該利用の可否を判断することなどが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る将来残高情報生成システムAの構成を示すブロック図である。図1に示すように、将来残高情報生成システムAは、クレジットカードの利用に関する種々の処理を実行するクレジットカードシステム1と、当該クレジットカードシステム1と通信可能に接続され、クレジットカードの利用に係る決済に用いられる銀行口座に関する種々の処理を実行する銀行システム2とを備えている。
また、クレジットカードシステム1は、ネットワーク100を介して、クレジットカード会社の加盟店に設置されている複数の加盟店端末3,3…と通信可能なように接続されている。
(クレジットカードシステムの構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、クレジットカードシステム1は、CPU10を備えており、そのCPU10はバスを介して後述する各ハードウェアと接続されている。そして、CPU10は、それらのハードウェアの動作を制御するとともに、メモリ11にロードされるコンピュータプログラムを実行する。これにより、クレジットカードシステム1は、後述する処理を実行することが可能となる。
メモリ11は、例えばDRAM又はSRAM等で構成され、コンピュータプログラムの実行時において発生する一時的なデータ等を記憶する。
ハードディスク12は、読み書き可能な磁気ディスクで構成され、クレジットカードシステム1の動作に必要なコンピュータプログラム、および各種のデータ等を記憶している。
また、このハードディスク12には、カード会員情報データベース(DB)12Aを備えられている。このカード会員情報DB12Aの詳細については、後述する。
通信インタフェース13は、銀行システム2および加盟店端末3,3…との間で通信するために用いられるインタフェースである。
次に、上述したカード会員情報DB12Aの詳細について説明する。この、カード会員情報DB12Aは、クレジットカード会員に関する情報であるカード会員情報を記憶するデータベースである。
図3は、カード会員情報DB12Aに記憶されるカード会員情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図3に示すように、カード会員情報は、クレジットカード会員番号フィールド111、氏名フィールド112、銀行フィールド113、支店フィールド114、口座番号フィールド115、引落日フィールド116、および残高不足フィールド117などの各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
クレジットカード会員番号フィールド111には、クレジットカードを識別するためのクレジットカード会員番号が、氏名フィールド112には、そのクレジットカードの利用者の氏名がそれぞれ格納されている。また、銀行フィールド113には、そのクレジットカードの利用者が利用している決済銀行の銀行名が、支店フィールド114には、その利用者が有している当該決済銀行の支店名が、口座番号フィールド115にはその利用者が有している当該決済銀行の銀行口座の口座番号がそれぞれ格納されている。さらに、引落日フィールド116には、クレジットカードの利用額が引き落とされる引落日の日付が、残高不足フィールド117には、残高不足と判定された場合にどのような処理を実行するのかを示す処理情報がそれぞれ格納されている。
図3には、残高不足フィールド117に「利用不可」および「警告表示」という処理情報が格納されている例が示されている。ここで、「利用不可」とは、残高が不足していると判定された場合にはクレジットカードの利用ができないようにすることを示しており、また、「警告表示」とは、同じく判定された場合には残高が不足している旨を警告した上でクレジットカードの利用を可能とすることを示している。
なお、本実施の形態では、クレジットカードシステム1が、1つのCPUを備える装置から構成されているが、このような構成に限られるわけではなく、その他にも、例えば、複数の装置が協働することによって後述するような処理を実行するような構成であってもよい。
(銀行システムの構成)
次に、銀行システム2の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る将来残高情報生成システムAが備える銀行システム2の構成を示すブロック図である。図4に示すように、銀行システム2は、CPU20を備えており、そのCPU20はバスを介して後述する各ハードウェアと接続されている。そして、CPU20は、それらのハードウェアの動作を制御するとともに、メモリ21にロードされるコンピュータプログラムを実行する。これにより、銀行システム2は、後述する処理を実行することが可能となる。
メモリ21およびハードディスク22はそれぞれ、上述したメモリ11およびハードディスク12と同様に構成されている。
また、通信インタフェース23は、クレジットカードシステム1との間で通信するために用いられるインタフェースである。
上述したハードディスク22には、引落予定情報DB22Aおよび過去残高情報DB22Bの2つのデータベースが備えられている。以下、これらのデータベースの詳細について説明する。
[引落予定情報DB]
図5は、引落予定情報DB22Aに記憶される引落予定情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図5に示すように、引落予定情報は、クレジットカード利用日フィールド121、加盟店フィールド122、利用金額フィールド123、および引落予定日フィールド124などの各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
クレジットカード利用日フィールド121には、クレジットカードの利用日の日付が、加盟店フィールド122には、その利用に係る加盟店の店名がそれぞれ格納されている。また、利用金額フィールド123には、その利用した際の利用金額が、引き年予定日フィールド124には、その利用金額が所定の銀行口座から引き落とされる場合の引落予定日の日付がそれぞれ格納されている。
なお、このような引落予定情報は、カード会員毎に生成され、格納されている。
[過去残高情報DB]
図6は、過去残高情報DB22Bに記憶される過去残高情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図6に示すように、過去残高情報は、引落日前日フィールド131、残高フィールド132、引落日フィールド133、および請求金額フィールド134などの各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
引落日前日フィールド131には、引落日の前日の日付が、残高フィールド132には、その引落日前日における銀行口座の残高がそれぞれ格納されている。また、引落日フィールド133には、引落日の日付が、請求金額フィールド134には、その引落日に引き落とされる請求金額がそれぞれ格納されている。
なお、このような過去残高情報は、カード会員毎に生成され、格納されている。
上述したように、本実施の形態では、クレジットカードシステム1と同様に、銀行システム2が、1つのCPUを備える装置から構成されているが、このような構成に限られるわけではなく、その他にも、例えば、複数の装置が協働することによって後述するような処理を実行するような構成であってもよい。
(将来残高情報生成システムの動作)
次に、以上のように構成された本実施の形態の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。
[引落予定情報の登録]
上述したように、銀行システム2は、引落予定情報DB22Aを備えている。この引落予定情報DB22Aに対しては、適宜のタイミングで、引落予定情報の登録がなされる。以下、この引落予定情報の登録処理について説明する。
図7は、引落予定情報の登録に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、クレジットカードシステム1は、外部から、クレジットカード会員番号、カード利用日、加盟店、および利用金額に関する情報の入力を受け付ける(S101)。
次に、クレジットカードシステム1は、受け付けたクレジットカード会員番号をキーとしてカード会員情報DB12Aからカード会員情報を検索する(S102)。そして、クレジットカードシステム1は、検索されたカード会員情報に示されている、銀行、支店、および口座番号と、ステップS101にて受け付けたクレジットカード会員番号、カード利用日、加盟店、および利用金額とを含むカード利用情報を生成し(S103)、その生成したカード利用情報を銀行システム2宛に送信する(S104)。
銀行システム2は、クレジットカードシステム1から送信されたカード利用情報を受信すると(S201)、そのカード利用情報を用いて、当該カード利用情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員についての引落予定情報を生成する(S202)。この引落予定情報には、上述したとおり、カード利用日、加盟店、利用金額、および引落予定日が含まれている。
そして、銀行システム2は、生成した引落予定情報を引落予定情報DB22Aに登録する(S203)。
このようにして、適宜のタイミングで、引落予定情報DB22Aに引落予定情報が登録され蓄積されていく。
[将来残高情報の生成]
次に、将来残高を予測し、その予測した将来残高に関する将来残高情報を生成する場合の処理について説明する。なお、以下の処理は、オペレータなどからの命令によって適宜のタイミングで実行される。
図8は、将来残高情報の生成に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、クレジットカードシステム1は、外部から、クレジットカード会員番号の入力を受け付ける(S301)。そして、クレジットカードシステム1は、その受け付けたクレジットカード会員番号をキーとしてカード会員情報DB12Aからカード会員情報を検索する(S302)。
次に、クレジットカードシステム1は、検索されたカード会員情報に示されている、銀行、支店、および口座番号とクレジットカード会員番号とを含み、将来残高の予測を指示するための将来残高要求情報を生成し(S303)、その生成した将来残高要求情報を銀行システム2宛に送信する(S304)。
銀行システム2は、クレジットカードシステム1から送信された将来残高要求情報を受信すると(S401)、その将来残高要求情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員の銀行口座についての直近の引落日前日の残高を取得する(S402)。具体的には、銀行システム2は、当該カード会員の過去残高情報を過去残高情報DB22Bから検索し、検索された過去残高情報の中から直近の引落日前日の残高を取得する。
次に、銀行システム2は、このようにして取得した直近の引落日前日の残高から、クレジットカードによる利用金額を減額する(S403)。ここで、この利用金額は、引落予定情報に示されている請求金額の合計である。
このようにして直近の引落日前日の残高からクレジットカードによる利用金額が減額されたものが、将来残高となる。
銀行システム2は、上記のとおり算出された将来残高を含む将来残高情報を生成し(S404)、その将来残高情報をクレジットカードシステム1宛に送信する(S405)。
クレジットカードシステム1は、このようにして銀行システム2から送信された将来残高情報を受信する(S305)ことによって、特定のカード会員について、クレジットカードによる決済額の引落日における銀行口座の予測残高を知ることができる。
上記のとおり、本実施の形態では、直近の引落日前日の残高からクレジットカードによる利用金額を減額することにより将来残高を算出している。カード会員が、毎月ほぼ同額の入出金がなされるような銀行口座を利用している場合、このように直近の引落日前日の残高を基準にすることによって、クレジットカードによる決済額の引落日の残高を正確に予測することが可能となる。
[クレジットカード利用可否の判定]
次に、カード会員がクレジットカードを利用する際に実行される、クレジットカードの利用可否の判定処理について説明する。
図9は、クレジットカードの利用の可否の判定に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1の動作の流れを示すフローチャートである。
カード会員が加盟店にてクレジットカードを利用する場合、加盟店に設置されている加盟店端末3からクレジットカードシステム1に対して、クレジットカードの利用可否について問い合わせがなされる。この問い合わせにより、クレジットカードシステム1は、クレジットカード会員番号、カード利用日、加盟店、および利用金額に関する情報の入力を受け付けることになる(S501)。
次に、クレジットカードシステム1は、受け付けたクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員が利用している銀行口座の将来残高を知るために、図8を参照して前述した将来残高情報取得処理を実行する(S502)。なお、既に将来残高情報取得処理を実行しており、当該銀行口座の将来残高を取得済みである場合、ステップS502はスキップされる。
クレジットカードシステム1は、取得した将来残高から今回のクレジットカードの利用金額を減額する(S503)。そして、クレジットカードシステム1は、その結果得られた残高が0以下であるか否かを判定する(S504)。
ステップS504にて残高が0以下ではないと判定された場合(S504でNO)、すなわち今回のクレジットカードの利用金額が引き落とされたとしてもまだ残高があると判定された場合、クレジットカードシステム1は、クレジットカードの利用が可能であることを示す利用可情報を生成し(S505)、生成した利用可情報を加盟店端末3宛に送信する(S506)。
他方、ステップS504にて残高が0以下であると判定された場合(S504でYES)、すなわち今回のクレジットカードの利用金額が引きとされた場合には残高がなくなってしまうと判定された場合、クレジットカードシステム1は、クレジットカードの利用を不可とするか、それとも警告表示のみをするのかを判定する(S507)。具体的には、クレジットカードシステム1は、今回利用されるクレジットカードに係るカード会員情報をカード会員情報DB12Aから検索し、検索されたカード会員情報の残高不足フィールド117に格納されている処理情報が「利用不可」であるか、または「警告表示」であるかによって、S507における判定を実行する。
ステップS507にてクレジットカードの利用を不可とすると判定した場合(S507で「利用不可」)、クレジットカードシステム1は、クレジットカードの利用ができないことを示す利用不可情報を生成し(S508)、生成した利用不可情報を加盟店端末3宛に送信する(S509)。
他方、ステップS507にて警告表示をすると判定した場合(S507で「警告表示」)、クレジットカードシステム1は、クレジットカードの利用は可能であるものの銀行口座の残高が少なくなるおそれがあることを示す警告表示情報を生成し(S510)、生成した警告表示情報を加盟店端末3宛に送信する(S511)。
加盟店端末3においては、上記のようにしてクレジットカードシステム1から送信された利用可情報、利用付加情報、または警告表示情報を受信し、受信した情報をディスプレイなどの出力部に出力する。これにより、加盟店およびカード会員は、カード会員の将来の残高に基づいて判断されたクレジットカードの利用可否について知ることができる。
なお、このようにクレジットカードシステム1から加盟店端末3に対して利用可情報、利用付加情報、または警告表示情報が送信されるのではなく、これらの情報を含む電子メールを、クレジットカードシステム1からカード会員が予め指定した電子メールアドレス宛に送信するなどして、直接にカード会員に対して送られるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS507における「利用不可」または「警告表示」の判定が、カード会員情報の残高不足フィールド117に格納されている処理情報に基づいてなされているが、他の手段によりなされてもよい。例えば、ステップS503にて算出された残高が所定の金額よりも低くなったときのみ「利用不可」とし、それ以外は「警告表示」とするなどのようにして判定するようにしてもよい。
[クレジットカード利用金額の請求]
次に、クレジットカードの利用金額の請求処理について説明する。なお、この請求処理は、所定の日時に実行されることになる。
図10は、クレジットカードの利用金額の請求処理に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、クレジットカードシステム1は、外部から、クレジットカード会員番号および請求日の入力を受け付ける(S601)。そして、クレジットカードシステム1は、その受け付けたクレジットカード会員番号をキーとしてカード会員情報DB12Aからカード会員情報を検索する(S602)。
次に、クレジットカードシステム1は、検索されたカード会員情報に示されている、銀行、支店、および口座番号とクレジットカード会員番号とを含み、請求処理の実行を指示するための請求処理指示情報を銀行システム2宛に送信する(S603)。
銀行システム2は、クレジットカードシステム1から送信された請求処理指示情報を受信すると(S701)、その請求処理指示情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員についての引落予定情報を引落予定情報DB22Aから検索し、検索された引落予定情報から、引落予定日が請求処理指示情報に示されている請求日であるレコードを削除する(S702)。このようにして削除された分については、銀行システム2において所定の手順で引き落としがなされる。
また、銀行システム2は、この引落日に係る過去残高情報を生成し、その生成した過去残高情報を登録することによって過去残高情報DB22Bの更新を実行する(S703)。
このようにしてクレジットカードの決済額が引き落とされ、これに伴い過去残高情報が新たに生成される。
(実施の形態2)
上述したとおり、実施の形態1では、直近の引落日前日の残高に基づいて将来残高の予測を行っていた。これに対し、実施の形態2では、前年同月の引落日前日の残高に基づいて将来残高の予測を行う。なお、その他の処理およびシステムの構成については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
[将来残高情報の生成]
図11は、将来残高情報の生成に伴う、実施の形態2の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作の流れを示すフローチャートである。
なお、図11において、ステップS410およびS411以外の処理については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
銀行システム2は、クレジットカードシステム1から送信された将来残高要求情報を受信すると(S401)、その将来残高要求情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員の銀行口座についての前年同月の引落日前日の残高を取得する(S410)。具体的には、銀行システム2は、当該カード会員の過去残高情報を過去残高情報DB22Bから検索し、検索された過去残高情報の中から前年同月の引落日前日の残高を取得する。
次に、銀行システム2は、このようにして取得した前年同月の引落日前日の残高から、クレジットカードによる利用金額を減額する(S411)。ここで、この利用金額は、引落予定情報に示されている請求金額の合計である。
このようにして前年同月の引落日前日の残高からクレジットカードによる利用金額が減額されたものが、将来残高となる。
このように、本実施の形態では、前年同月の引落日前日の残高からクレジットカードによる利用金額を減額することにより将来残高を算出している。カード会員の消費行動が毎年ほぼ同様であるような場合、前年同月の引落日前日の残高を基準にすることによって、クレジットカードによる決済額の引落日の残高を正確に予測することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1および2とは異なり、過去の所定期間にわたる残高の平均に基づいて将来残高の予測を行う。なお、その他の処理およびシステムの構成については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図12は、将来残高情報の生成に伴う、実施の形態3の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作の流れを示すフローチャートである。
なお、図12において、ステップS420乃至S422以外の処理については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
銀行システム2は、クレジットカードシステム1から送信された将来残高要求情報を受信すると(S401)、その将来残高要求情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員の銀行口座についての過去1年間の引落日前日の残高を取得する(S420)。具体的には、銀行システム2は、当該カード会員の過去残高情報を過去残高情報DB22Bから検索し、検索された過去残高情報の中から過去1年間にわたる引落日前日の残高を取得する。
次に、銀行システム2は、取得した過去1年間の引落日前日の残高の平均値である平均残高を算出する(S421)。そして、銀行システム2は、算出した平均残高からクレジットカードによる利用金額を減額する(S422)。ここで、この利用金額は、引落予定情報に示されている請求金額の合計である。
このようにして過去1年間の引落日前日の残高の平均残高からクレジットカードによる利用金額が減額されたものが、将来残高となる。なお、過去1年間でなくてもよく、例えば過去3ヶ月、過去6ヶ月など、所定期間の引落日前日の残高の平均残高を基準として将来残高を予測するようにすればよい。
上述したように、本実施の形態では、所定期間の引落日前日の残高の平均残高からクレジットカードによる利用金額を減額することにより将来残高を算出している。このように所定期間にわたる引落日前日の残高を基準にすることによって、他の月と比較してクレジットカードの利用金額が著しく多い(少ない)月があったとしても、クレジットカードによる決済額の引落日の残高を正確に予測することが可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態1乃至3では、将来残高の予測を銀行システム2が行っている。これに対し、実施の形態4では、将来残高の予測をクレジットカードシステム1が実行する。なお、図示は省略するが、このように将来残高の予測をクレジットカードシステム1が行う場合、本発明の将来残高情報生成システムAは、クレジットカードシステム1から構成されることになり、銀行システム2はその構成要素には含まれないことになる。
(クレジットカードシステムの構成)
図13は、本発明の実施の形態4に係る将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1の構成を示すブロック図である。図13に示すように、本実施の形態におけるクレジットカードシステム1は、ハードディスク12を備えており、そのハードディスク12は、カード会員情報DB12A、引落予定情報DB12B、および過去残高情報DB12Cを備えている。ここで、引落予定情報DB12Bおよび過去残高情報DB12Cは、実施の形態1において銀行システム2が備えている引落予定情報DB22Aおよび過去残高情報DB22Bにそれぞれ相当するデータベースである。
なお、その他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
(将来残高情報生成システムの動作)
次に、以上のように構成された本実施の形態の将来残高情報生成システムAであるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。
なお、クレジットカードの利用可否の判定処理については、実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
[引落予定情報の登録]
図14は、引落予定情報の登録に伴う、実施の形態4の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1の動作の流れを示すフローチャートである。
上述したように、クレジットカードシステム1は、引落予定情報DB12Bを備えている。この引落予定情報DB12Bに対しては、適宜のタイミングで、以下のとおりに引落予定情報の登録処理が実行される。
まず、クレジットカードシステム1は、外部から、クレジットカード会員番号、カード利用日、加盟店、および利用金額に関する情報の入力を受け付ける(S801)。
次に、クレジットカードシステム1は、受け付けたクレジットカード会員番号をキーとしてカード会員情報DB12Aからカード会員情報を検索する(S802)。そして、クレジットカードシステム1は、検索されたカード会員情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員についての引落予定情報を生成する(S803)。この引落予定情報には、上述したとおり、カード利用日、加盟店、利用金額、および引落予定日が含まれている。
そして、クレジットカードシステム1は、生成した引落予定情報を引落予定情報DB12Bに登録する(S203)。
このようにして、適宜のタイミングで、引落予定情報DB12Bに引落予定情報が登録され蓄積されていく。
[将来残高情報の生成]
次に、将来残高を予測し、その予測した将来残高に関する将来残高情報を生成する場合の処理について説明する。なお、実施の形態1の場合と同様に、以下の処理は、オペレータなどからの命令によって適宜のタイミングで実行される。
図15は、将来残高情報の生成に伴う、実施の形態4の将来残高情報生成システムAが備えるクレジットカードシステム1の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、クレジットカードシステム1は、外部から、クレジットカード会員番号の入力を受け付ける(S901)。そして、クレジットカードシステム1は、その受け付けたクレジットカード会員番号をキーとしてカード会員情報DB12Aからカード会員情報を検索する(S902)。
次に、クレジットカードシステム1は、検索されたカード会員情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員の銀行口座についての直近の引落日前日の残高を取得する(S903)。具体的には、クレジットカードシステム1は、当該カード会員の過去残高情報を過去残高情報DB12Cから検索し、検索された過去残高情報の中から直近の引落日前日の残高を取得する。
次に、クレジットカードシステム1は、このようにして取得した直近の引落日前日の残高から、クレジットカードによる利用金額を減額する(S904)。ここで、この利用金額は、引落予定情報に示されている請求金額の合計である。
このようにして直近の引落日前日の残高からクレジットカードによる利用金額が減額されたものが、将来残高となる。
クレジットカードシステム1は、上記のとおり算出された将来残高を含む将来残高情報を生成する(S905)。これにより、クレジットカードシステム1は、特定のカード会員について、クレジットカードによる決済額の引落日における銀行口座の予測残高を知ることができる。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の場合と同様に、直近の引落日前日の残高からクレジットカードによる利用金額を減額することにより将来残高を算出しているが、実施の形態2の場合と同様に前年同月の引落日前日の残高を基準に、または実施の形態3の場合と同様に所定期間の引落日前日の残高の平均残高を基準に将来残高を算出するようにしてもよいことは勿論である。
[クレジットカード利用金額の請求]
次に、クレジットカードの利用金額の請求処理について説明する。なお、この請求処理は、所定の日時に実行されることになる。
図16は、クレジットカードの利用金額の請求処理に伴う、実施の形態4の将来残高情報生成システムAであるクレジットカードシステム1および銀行システム2の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、クレジットカードシステム1は、外部から、クレジットカード会員番号および請求日の入力を受け付ける(S1101)。そして、クレジットカードシステム1は、その受け付けたクレジットカード会員番号をキーとしてカード会員情報DB12Aからカード会員情報を検索する(S1102)。
次に、クレジットカードシステム1は、検索されたカード会員情報に示されている、銀行、支店、および口座番号とクレジットカード会員番号とを含み、請求処理の実行を指示するための請求処理指示情報を銀行システム2宛に送信する(S1103)とともに、引落予定日が請求日であるレコードを引落予定情報から削除する(S1104)。
銀行システム2は、クレジットカードシステム1から送信された請求処理指示情報を受信すると(S1201)、その請求処理指示情報に示されているクレジットカード会員番号によって識別されるカード会員についての引落がなされる前の残高を、クレジットカードシステム1宛に送信する(S1202)。
また、銀行システム2は、別途、所定の手順にしたがって、カード会員の銀行口座からの引き落とし処理を実行する。
クレジットカードシステム1は、銀行システム2から送信された引落前の残高を受信した場合(S1105)、受信した引落前の残高を用いて過去残高情報を生成し、その生成した過去残高情報を登録することによって過去残高情報DB12Cの更新を実行する(S1106)。
このようにして銀行システム2側ではクレジットカードの決済額が引き落とされ、クレジットカードシステム1側では過去残高情報が新たに生成されることになる。
上述したとおり、本実施の形態では、銀行システム2を構成要素とすることなくクレジットカードシステム1が本発明の将来残高情報生成システムとして機能するため、より簡易に構成することが可能となる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態とは異なる他の手段によって将来残高を予測することによって本発明の将来残高情報生成システムを実現するようにしてもよい。例えば、カード利用日の残高と過去残高情報とを用いて将来残高を予測することが考えられる。より具体的には、過去残高情報を用いて、定期的になされる入出金(給与振り込み、公共料金の支払いなど)が毎月何日に行われるかなどの情報を取得し、カード利用日の残高に対して、それらの入出金の金額を加減することにより、将来残高を予測するようにしてもよい。
また、以上とは別に、若しくは以上に加えて、カード利用日の残高から既に確定しているカード利用額を減ずることも考えられる。ここで、既に確定しているカード利用額とは、前月の利用分であって未だ引き落とされていない額をいう。クレジットカードの場合、一般的に翌月の所定日に引き落とされるため、前月の利用分は額が確定しているものの未だ引き落とされていないことになる。そのため、その利用額を予めカード利用日の残高から減ずることによって、より正確に将来の残高を予測することができる。
本発明に係る将来残高情報生成方法および将来残高情報生成システムは、将来の残高に関する将来残高情報を生成することができるため、金融口座における現在の残高ではなく、将来の残高を基準としてクレジットカードの利用の可否の判断等を行うことが可能となり、クレジットカードの使いすぎを防止するためのコンピュータシステム等に有用である。
本発明の実施の形態1に係る将来残高情報生成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムの構成を示すブロック図である。 カード会員情報DBに記憶されるカード会員情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態1に係る将来残高情報生成システムが備える銀行システムの構成を示すブロック図である。 引落予定情報DBに記憶される引落予定情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 過去残高情報DBに記憶される過去残高情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 引落予定情報の登録に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムおよび銀行システムの動作の流れを示すフローチャートである。 将来残高情報の生成に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムおよび銀行システムの動作の流れを示すフローチャートである。 クレジットカードの利用の可否の判定に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムの動作の流れを示すフローチャートである。 クレジットカードの利用金額の請求処理に伴う、実施の形態1の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムおよび銀行システムの動作の流れを示すフローチャートである。 将来残高情報の生成に伴う、実施の形態2の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムおよび銀行システムの動作の流れを示すフローチャートである。 将来残高情報の生成に伴う、実施の形態3の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムおよび銀行システムの動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムの構成を示すブロック図である。 引落予定情報の登録に伴う、実施の形態4の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムの動作の流れを示すフローチャートである。 将来残高情報の生成に伴う、実施の形態4の将来残高情報生成システムが備えるクレジットカードシステムの動作の流れを示すフローチャートである。 クレジットカードの利用金額の請求処理に伴う、実施の形態4の将来残高情報生成システムであるクレジットカードシステムおよび銀行システムの動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 クレジットカードシステム
2 銀行システム
3 加盟店端末
10 CPU
11 メモリ
12 ハードディスク
12A カード会員情報DB12A
13 通信インタフェース
20 CPU
21 メモリ
22 ハードディスク
22A 引落予定情報DB
22B 過去残高情報DB
23 通信インタフェース
100 ネットワーク
A 将来残高情報生成システム

Claims (8)

  1. クレジットカードの利用に係る金融口座の過去の当該クレジットカードによる利用額の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶する引落日前日残高情報記憶手段、及び前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を示す前締日以降利用額情報を記憶する前締日以降利用額情報記憶手段を備えるコンピュータシステムが、クレジットカードの利用の可否の問い合わせを当該利用に係る加盟店端末から受け付けた場合に、当該利用に係る金融口座の引落日前日残高情報を前記引落日前日残高情報記憶手段から、当該クレジットカードに係る前締日以降利用額情報を前記前締日以降利用額情報記憶手段から、それぞれ抽出するステップと、
    前記コンピュータシステムが、抽出した引落日前日残高情報で示される引落日前日の残高から、抽出した前締日以降利用額情報で示される前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記利用に係る利用額の引落日における前記利用に係る金融口座の残高を予測するステップと、
    前記コンピュータシステムが、予測された引落日における前記利用に係る金融口座の残高がゼロ以下である場合であって、当該残高が所定の金額よりも低いときには前記利用を不可と判断する一方で、当該残高が前記所定の金額以上のときには前記利用を可とした上で警告を行うと判断するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記判断した結果に関する利用可否情報を前記加盟店端末に対して送信するステップと
    を有する、将来残高情報生成方法。
  2. 前記引落日前日残高情報記憶手段が、直近の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成されており、
    前記将来の残高を予測するステップにおいて、前記コンピュータシステムが、前記抽出した引落日前日残高情報で示される直近の引落日前日の残高及び前記利用に係る利用金額に基づいて、前記将来の残高を予測する、請求項1に記載の将来残高情報生成方法。
  3. 前記引落日前日残高情報記憶手段が、前年同月の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成されており、
    前記将来の残高を予測するステップにおいて、前記コンピュータシステムが、前記抽出した引落日前日残高情報で示される前年同月の引落日前日の残高及び前記利用に係る利用金額に基づいて、前記将来の残高を予測する、請求項1に記載の将来残高情報生成方法。
  4. 前記引落日前日残高情報記憶手段が、所定期間にわたる引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成されており、
    前記将来の残高を予測するステップにおいて、前記コンピュータシステムが、前記抽出した引落日前日残高情報で示される所定期間にわたる引落日前日の残高の平均値及び前記利用に係る利用金額に基づいて、前記将来の残高を予測する、請求項1に記載の将来残高情報生成方法。
  5. クレジットカードの利用に係る金融口座の過去の当該クレジットカードによる利用額の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶する引落日前日残高情報記憶手段と、
    前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を示す前締日以降利用額情報を記憶する前締日以降利用額情報記憶手段と、
    クレジットカードの利用の可否の問い合わせを当該利用に係る加盟店端末から受け付けた場合に、当該利用に係る金融口座の引落日前日残高情報を前記引落日前日残高情報記憶手段から、当該クレジットカードに係る前締日以降利用額情報を前記前締日以降利用額情報記憶手段から、それぞれ抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された引落日前日残高情報で示される引落日前日の残高から、同じく抽出された前締日以降利用額情報で示される前回の締め日以降における当該クレジットカードによる利用額を減じた額に基づいて、前記利用に係る利用額の引落日における前記利用に係る金融口座の残高を予測する将来残高予測手段と、
    前記将来残高予測手段によって予測された引落日における前記利用に係る金融口座の残高がゼロ以下である場合であって、当該残高が所定の金額よりも低いときには前記利用を不可と判断する一方で、当該残高が前記所定の金額以上のときには前記利用を可とした上で警告を行うと判断する利用可否判断手段と、
    前記利用可否判断手段によって判断された結果に関する利用可否情報を前記加盟店端末に対して送信する利用可否情報送信手段と
    を備える、将来残高情報生成システム。
  6. 前記引落日前日残高情報記憶手段が、直近の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成され、
    前記将来残高予測手段が、前記抽出された引落日前日残高情報で示される直近の引落日前日の残高及び前記利用に係る利用金額に基づいて、前記将来の残高を予測するように構成されている、請求項5に記載の将来残高情報生成システム。
  7. 前記引落日前日残高情報記憶手段が、前年同月の引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成され、
    前記将来残高予測手段が、前記抽出された引落日前日残高情報で示される前年同月の引落日前日の残高及び前記利用に係る利用金額に基づいて、前記将来の残高を予測するように構成されている、請求項5に記載の将来残高情報生成システム。
  8. 前記引落日前日残高情報記憶手段が、所定期間にわたる引落日前日の残高を示す引落日前日残高情報を記憶するように構成され、
    前記将来残高予測手段が、前記抽出された引落日前日残高情報で示される所定期間にわたる引落日前日の残高の平均値及び前記利用に係る利用金額に基づいて、前記将来の残高を予測するように構成されている、請求項5に記載の将来残高情報生成システム。
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