JP6682205B2 - 案内支援装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)や窓口等の、金融機関と取引を行うための設備をユーザに案内するための技術に関する。
複数の金融機関に口座を有する顧客は、各口座を、給与や賞与等の報酬の入金用、クレジットカードの利用料金や公共料金等の各種料金の引き落とし用、貯蓄用といった用途で使い分けることがある。このような複数の口座を管理するための技術が、特許文献1に記載されている。具体的には、特許文献1には、引き落とし前の口座の残高が不足している場合に、全ての取引銀行の銀行ホストから口座情報を取り寄せ、当該口座への振替が可能な口座の銀行ホストに、当該振替を依頼することが記載されている。
特開2003−281458号公報
ところで、金融機関と取引を行う顧客は、当該取引のために利用可能なATMやCD(Cash Dispenser)等の取引端末又は窓口の所在地を熟知していない場合がある。また、その顧客が、金融機関と取引を行う予定であっても、それを忘れてしまうことがある。例えば、顧客が、クレジットカードの利用料金の引き落とし日よりも前に当該口座に入金するつもりでいても、その入金を忘れてしまい、当該口座が残高不足になることがある。
そこで、本発明の目的は、ユーザにより利用される金融機関と取引を行うための設備を、当該ユーザに的確に案内するための技術を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明の案内支援装置は、位置情報を取得する位置情報取得手段と、ユーザにより利用される所定の金融機関と取引を行うための設備を推定する推定手段と、取得された前記位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において、推定された前記設備の位置を特定する特定手段とを備える。
本発明の案内支援装置において、前記推定手段は、前記金融機関における口座の入金又は出金に関する情報、及び前記口座の残高の少なくとも一方に基づいて、前記ユーザにより利用される前記設備を推定してもよい。
本発明の案内支援装置において、前記推定手段は、前記入金又は出金の予定に関する情報に基づいて、前記ユーザにより利用される前記設備を推定してもよい。
本発明の案内支援装置において、前記推定手段は、前記入金又は出金の履歴に関する情報に基づいて、前記ユーザにより利用される前記設備を推定してもよい。
本発明の案内支援装置において、前記特定手段は、前記推定手段により出金元となる金融機関、及び入金先となる金融機関が推定された場合、当該出金元となる金融機関の設備の位置から、前記入金先となる金融機関の設備の位置までのルートを特定してもよい。
本発明の案内支援装置において、前記推定手段は、前記ユーザの行動に関する情報に基づいて、当該ユーザにより利用される前記設備を推定してもよい。
本発明の案内支援装置において、前記推定手段は、日時又は場所に関する情報に基づいて、前記ユーザにより利用される前記設備を推定してもよい。
本発明のプログラムは、コンピュータに、位置情報を取得するステップと、ユーザにより利用される所定の金融機関と取引を行うための設備を推定するステップと、取得した前記位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において、推定した前記設備の位置を特定するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ユーザにより利用される金融機関と取引を行うための設備を、当該ユーザに的確に案内するための技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る案内システムの全体構成を示す図。 同実施形態に係る通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図。 同実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図。 取引情報DBに蓄積された取引履歴情報が示す取引の内容の一例を示す図。 同実施形態に係る通信端末装置及び管理サーバの機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る案内システムで実行される処理を示すフローチャート。 同実施形態に係る処理例1の推定処理を示すフローチャート。 同処理例1の案内処理により表示される案内画面を示す図。 同実施形態に係る処理例2の推定処理を示すフローチャート。 同処理例2の案内処理により表示される案内画面を示す図。 同処理例2において表示される案内画面の他の例を示す図。 同実施形態に係る処理例3の推定処理を示すフローチャート。 同処理例3の案内処理により表示される案内画面を示す図。 同実施形態に係る処理例4の推定処理を示すフローチャート。 同処理例4の案内処理により表示される案内画面を示す図。 同実施形態に係る処理例5の推定処理を示すフローチャート。 同処理例5の案内処理により表示される案内画面を示す図。 同実施形態に係る処理例6の推定処理を示すフローチャート。 同処理例6の案内処理により表示される案内画面を示す図。 同実施形態に係る処理例7の推定処理を示すフローチャート。 同処理例7の案内処理により表示される案内画面を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る案内システム1の全体構成を示す図である。
案内システム1は、所定の金融機関と取引を行うために利用する設備(以下「取引設備」という。)を、当該金融機関の顧客であるユーザに案内するシステムである。金融機関は、金融取引に関する業務を営む機関で、銀行や信販会社(例えば、クレジットカード会社)、保険会社等がある。取引設備は、金融機関と取引を行うためにユーザが訪れる場所に設置されている。以下では、案内システム1が、銀行の取引設備として、ATMやCD等の取引端末又は窓口を案内する場合について説明する。
図1に示すように、案内システム1は、通信端末装置10と、管理サーバ20とを備える。通信端末装置10と管理サーバ20とは、ネットワーク100Aを介して接続される。ネットワーク100Aは、例えば移動通信網を含む通信回線であるが、LAN(Local Area Network)等の通信回線であってもよい。管理サーバ20は、A銀行サーバ30Aと、B銀行サーバ30Bと、C銀行サーバ30Cと、Dカード会社サーバ30Dの各々とネットワーク100Bを介して接続される。ネットワーク100Bは、例えばインターネットを含む通信回線であるが、専用回線等の通信回線であってもよい。
管理サーバ20は、A銀行サーバ30A、B銀行サーバ30B、C銀行サーバ30C、及びDカード会社サーバ30Dの各々と通信して取得した情報を管理するサーバ装置である。管理サーバ20は、通信端末装置10のユーザへの取引設備の案内を支援する案内支援装置として機能する。
管理サーバ20は、A銀行サーバ30AからA銀行の取引履歴情報を、B銀行サーバ30BからB銀行の取引履歴情報を、C銀行サーバ30CからC銀行の取引履歴情報を取得する。取引履歴情報は、顧客が金融機関と行った取引の履歴に関する情報で、具体的には、過去における口座への入金又は口座からの出金に関する情報、及び口座の残高の情報を含む。また、管理サーバ20は、Dカード会社サーバ30Dから、Dカード会社のクレジットカードに関する情報を取得する。管理サーバ20は、例えば、Dカード会社サーバ30Dから、クレジットカードの利用料金、及び口座からの当該利用料金の引き落とし(出金)の予定日に関する取引予定情報を取得する。これ以外にも、管理サーバ20は、Dカード会社サーバ30Dから、クレジットカードによる支払いやキャッシングの利用限度額や現時点の利用金額の情報を取得してもよい。
通信端末装置10は、A銀行、B銀行及びC銀行に口座を有するユーザによって使用される。通信端末装置10は、管理サーバ20と通信することにより、ユーザが各金融機関に有する口座に関する情報を表示したり、取引設備をユーザに案内したりする。通信端末装置10は、本実施形態ではスマートフォンであるが、フィーチャーフォンやタブレット型コンピュータ、ノート型パソコン、ウェアラブル型コンピュータ(例えば、ヘッドマウントディスプレイ)等の装置であってもよい。
なお、図1には、通信端末装置10が1台だけ示されているが、実際には多数存在する。また、案内システム1に含まれる銀行サーバ、又はカード会社サーバの数はあくまで一例である。
図2は、通信端末装置10のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、通信端末装置10は、制御部11と、UI(User Interface)部12と、通信部13と、測位部14と、記憶部15とを備える。
制御部11は、演算処理装置としてのCPU、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリを含むプロセッサを備える。CPUは、ROM又は記憶部15に記憶されたプログラムを、RAMに読み出して実行することにより、通信端末装置10の各部を制御する。
UI部12は、表示面に画像を表示する表示部(例えば液晶ディスプレイ)と、当該表示部の表示面に重ねて設けられ、ユーザの接触による操作入力を受け付けるためのタッチセンサとを備えるユーザインタフェースである。通信端末装置10は、更に、物理キー等の他の操作手段を備えてもよいし、音声入力による操作を受け付ける機能を備えてもよい。
通信部13は、例えば無線通信回路及びアンテナを有し、ネットワーク100Aに接続して外部装置との間でデータを送受信する。
測位部14は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)からの信号を受信するアンテナ、及び、受信した当該信号を処理する処理回路を備え、測位部14の位置(換言すると、通信端末装置10又はそのユーザの位置)を測定する。測位部14は、測定した位置を表す位置情報を、制御部11に出力する。この場合の位置情報は、地理的位置を特定する緯度及び経度を表す。GNSSによる測位は、一般にはGPS(Global Positioning System)測位として慣用されている。
なお、測位部14は、基地局測位や屋内測位等の測位方式により測位してもよい。
記憶部15は、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリ等の記憶装置を備え、制御部11により実行されるOS(Operating System)や、このOS上で動作するプログラム等のデータを記憶する。
図3は、管理サーバ20のハードウェア構成を示す図である。図3に示すように、管理サーバ20は、制御部21と、通信部22と、記憶部23とを備える。
制御部21は、演算処理装置としてのCPU、ROM及びRAMを含むメモリを含むプロセッサを備える。CPUは、ROM又は記憶部23に記憶されたプログラムを、RAMに読み出して実行することにより、管理サーバ20の各部を制御する。
通信部22は、ネットワーク100A及び100Bに接続して通信するインタフェースである。
記憶部23は、例えばハードディスク装置を備え、制御部21により実行されるOSや、このOS上で動作するプログラム等のデータを記憶する。また、記憶部23は、取引情報DB(Data Base)231、及び案内用DB232を記憶する。取引情報DB231は、取得した取引履歴情報や取引予定情報を蓄積するデータベースである。案内用DB232は、取引設備を案内するためのデータを蓄積したデータベースである。案内用DB232は、例えば、地図を表すデータや、取引設備が設置された位置を特定するデータを記憶する。
なお、本実施形態では管理サーバ20が記憶部23を備えているが、記憶部23に相当する記憶装置が管理サーバ20の外部に設けられてもよい。
図4は、取引情報DB231に蓄積された取引履歴情報が示す取引の内容の一例を示す図である。本実施形態では、A銀行の口座は、主に、給与や賞与等の報酬の入金用、及び公共料金の引き落とし用に使用される。B銀行の口座は、主に、クレジットカードの利用料金の引き落とし用に使用される。C銀行の口座は、主に、貯蓄用に使用される。
図4(A)に示すように、A銀行の口座では、取引日時「2015.5.15」に、給与の振り込みによる「\300,000」の入金があり、残高が「\350,000」となっている。また、A銀行の口座において、取引日時「2015.5.15」に、現金の引き落としによる「\150,000」の出金があり、残高が「\200,000」となり、更に、取引日時「2015.5.20」に、水道料金の引き落としによる「\3,000」の出金があり、残高が「\197,000」となっている。図4(B)に示すように、B銀行の口座では、取引日時「2015.5.17」に、現金の振り込みによる「\50,000」の入金があり、残高が「\60,000」となり、更に、Dクレジット会社のクレジットカードの利用料金の引き落としによる「\40,000」の出金により、残高が「\20,000」となっている。図4(C)に示すように、C銀行の口座では、取引日時「2015.5.16」に、現金の振り込みによる「\80,000」の入金があり、残高が「\1,000,000」になっている。
なお、制御部11は、取引情報DB231に基づいて、金融機関と行われた取引の履歴や、取引の予定を示す画面をUI部12に表示させてもよい。
図5は、通信端末装置10及び管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
通信端末装置10の制御部11は、プログラムを実行することにより、受付手段111と、位置情報送信手段112と、案内データ取得手段113と、案内手段114とに相当する機能を実現する。管理サーバ20の制御部21は、プログラムを実行することにより、位置情報取得手段211と、推定手段212と、特定手段213と、案内データ送信手段214とに相当する機能を実現する。
通信端末装置10において受付手段111は、取引設備の検索を指示する操作(以下「検索指示操作」という。)を、UI部12を介して受け付ける。検索指示操作には、位置(例えば地理的位置)を指定する操作が含まれてもよいし、当該位置を指定する操作が含まれなくてもよい。
位置情報送信手段112は、通信部13を介して、位置情報を管理サーバ20へ送信する。この位置情報は、検索指示操作により指定された位置情報、又は測位部14により測定された位置を示す位置情報である。
管理サーバ20において位置情報取得手段211は、通信部22を介して、位置情報送信手段112により送信された位置情報を取得(受信)する。
推定手段212は、ユーザにより利用される取引設備を推定する。推定手段212は、例えば、ユーザの明示的な金融機関の指定なしに、当該ユーザにより利用される取引設備を推定する。このために、推定手段212は、取引情報DB231に蓄積された情報に基づいて取引設備を推定する。
特定手段213は、位置情報取得手段211により取得された位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において、推定手段212により推定された取引設備の位置を特定する。特定手段213は、本実施形態では、案内用DB232に基づいて、位置情報が表す位置から所定の距離以内を検索範囲(例えば円形の範囲)とし、当該検索範囲内の取引設備を検索する。
案内データ送信手段214は、特定手段213により特定された金融機関の取引設備を案内する案内データを、通信部22を介して通信端末装置10へ送信する。案内データは、例えば、金融機関の設備が存在する位置を特定するデータを含む。
通信端末装置10において案内データ取得手段113は、通信部13を介して、案内データ送信手段214により送信された案内データを取得(受信)する。
案内手段114は、案内データ取得手段113により取得された案内データに基づいて、取引設備をユーザに案内する案内処理を行う。案内処理は、本実施形態では、UI部12を介して画像を表示又は音声を出力することにより、ユーザにより利用される取引設備を案内する処理である。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図6は、案内システム1で実行される処理を示すフローチャートである。
まず、通信端末装置10の制御部11は、取引設備の検索を行うかどうかを判定する(ステップS1)。制御部11は、UI部12を介して検索指示操作を受け付けた場合、又は所定のタイミングになった場合に、取引設備の検索を行うと判定する(ステップS1;YES)。所定のタイミングとは、例えば、所定の周期で訪れるタイミングであるが、これに限らない。
ステップS1で「YES」と判定した場合、制御部11は、通信部13を介して、位置情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS2)。制御部11は、検索指示操作において位置が指定された場合は、当該位置を示す位置情報を送信する。検索指示操作において位置が指定されなかった場合は、制御部11は、測位部14により測定された最新の位置を示す位置情報を送信する。この位置情報は、例えば、ユーザの現在地を示す。
管理サーバ20の制御部21は、通信部22を介して、通信端末装置10により送信された位置情報を取得する(ステップS3)。次に、制御部21は、記憶部23に記憶された取引情報DB231に基づいて、ユーザにより利用される取引設備を推定する推定処理を行う(ステップS4)。推定処理は、ユーザによる取引設備の利用の有無の推定、当該取引設備が入金又は出金のどちらのために利用されるかの推定、及び当該入金又は出金に用いられる口座がある金融機関の推定を含む。推定処理の詳細については後で説明する。
次に、制御部21は、ステップS4で実行した推定処理により、ユーザにより利用される取引設備を推定したかどうかを判定する(ステップS5)。制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を1つも推定しなかった場合は、ステップS5で「NO」と判定し、図6の処理を終了する。
制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を少なくとも1つ推定した場合は、ステップS5で「YES」と判定する。次に、制御部21は、案内用DB232に基づいて、ステップS3で取得した位置情報が示す位置を基準とした検索範囲内において推定した取引設備を検索し、当該取引設備の位置を特定する(ステップS6)。そして、制御部21は、特定した取引設備を案内する案内データを、通信部22を介して通信端末装置10へ送信する(ステップS7)。
通信端末装置10の制御部11は、通信部13を介して、案内データを取得する(ステップS8)。次に、制御部11は、取得した案内データに基づいて、UI部12を介して取引設備をユーザに案内する案内処理を行う(ステップS9)。
続いて、ステップS4の推定処理、及び当該推定処理に応じてステップS9で行われる案内処理の処理例を説明する。以下では、特に断りのない限り、取引情報DB231に蓄積された取引履歴情報が、図4で説明した構成であるものとする。
<処理例1>
図7は、処理例1の推定処理を示すフローチャートである。
制御部21は、まず、金融機関の口座からの所定料金の引き落とし日までの残り日数が、所定日数未満になったかどうかを判定する(ステップS401)。ここでは、毎月の決まった日に引き落とされる、Dカード会社のクレジットカードの利用料金である。制御部21は、Dカード会社サーバ30Dとの通信により取得した取引予定情報に基づいて、この引き落としの取引が予定されている口座、及び引き落とし日を特定する。日数の条件については、例えばサーバ側又はユーザにより指定されるが、これらの例に限らない。
ステップS401で「NO」と判定した場合は、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS401で「YES」と判定した場合は、制御部21は、口座からの引き落とし予定金額が、当該口座の残高を上回るかどうかを判定する(ステップS402)。ここでは、制御部21は、引き落とし予定金額がB銀行の現時点の残高を上回るかどうかを判定する。図4(B)に示すように、引き落とし予定金額が「\40,000」であるのに対し、B銀行の現時点の残高が「\60,000」である場合、制御部21は、ステップS402で「NO」と判定する。この場合、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
仮に図4(B)で説明した「2015.5.17」の入金が行われなかった場合、制御部21は、ステップS402で「YES」と判定することとなる。この場合、制御部21は、該当の金融機関の取引設備が、ユーザにより入金のために利用されると推定する(ステップS403)。その理由は、ユーザが、口座からの料金の引き落とし日よりも前に、当該口座が十分な残高となるように入金すると推定されるからである。
この処理例1では、制御部21は、図8で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図8は、処理例1の案内処理により表示される案内画面を示す図である。
図8に示すように、案内画面R1には、「「B銀行」の引き落とし予定金額に対して残高不足です。★印の場所で振り込みできます。」というメッセージと、地図上にB銀行の口座に入金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M1とが表示されている。地図画像M1には、B銀行の窓口が設置されたB銀行X支店の位置や、B銀行の口座への入金が可能なATMが設置された位置が示されている。案内画面R1を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所でB銀行の口座に入金できるかを把握することができる。
<処理例2>
図9は、処理例2の推定処理を示すフローチャートである。処理例2の推定処理は、処理例1の案内処理が実行されたことを条件に行われるものとする。
制御部21は、まず、処理例1の案内処理を実行してから、所定期間が経過したかどうかを判断する(ステップS404)。この期間の条件については、例えばサーバ側又はユーザにより指定されるが、これらの例に限らない。
ステップS404で「NO」と判定した場合は、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS404で「YES」と判定した場合は、制御部21は、口座からの引き落とし予定金額が、当該口座の残高を上回るかどうかを判定する(ステップS405)。処理例1の案内処理の後にB銀行の口座に入金され、残高が引き落とし予定金額以上である場合は、制御部21はステップS405で「NO」と判定する。この場合、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS405で「YES」と判定した場合は、制御部21は、引き落とし予定金額以上の残高がある金融機関の取引設備が、ユーザにより出金のために利用されると推定する(ステップS406)。その理由は、ユーザが、引き落としが予定されているB銀行の口座に振替をするための金融機関を探していると推定されるからである。
ステップS406では、制御部21は、引き落とし予定金額以上の残高がある金融機関が複数ある場合には、過去における取引件数若しくは頻度が最も高い金融機関、又は現時点の残高が最も多い金融機関の取引設備が利用されると推定する。取引件数は、これまでの全ての件数であってもよいし、最近の所定期間内(例えば過去1年間)における取引の件数であってもよい。取引の頻度は、所定期間(例えば1ヶ月)当たりの取引の件数によって特定される。
この処理例2では、制御部21は、図10で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図10は、処理例2の案内処理により表示される案内画面を示す図である。図10(A)は、取引件数又は頻度が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R2を示す図である。図10(B)は、残高が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R3を示す図である。
図10(A)に示す案内画面R2には、「「B銀行」の引き落とし予定金額に対して残高不足です。★印の場所で、「A銀行」からの口座振替ができます。」というメッセージと、地図上にA銀行の口座から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M2とが表示されている。図10(B)に示す案内画面R3には、「「B銀行」の引き落とし予定金額に対して残高不足です。★印の場所で、「C銀行」からの口座振替ができます。」というメッセージと、地図上にC銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M3とが表示されている。案内画面R2又はR3を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所でB銀行に口座振替をできるかを把握することができる。
ところで、制御部21は、ステップS406において、出金元の金融機関の取引設備、及び入金先の金融機関の取引設備がユーザにより利用されると推定してもよい。この場合、制御部21は、出金元の金融機関の取引設備の位置、及び入金先の金融機関の取引設備の位置に加え、当該出金元の金融機関の取引設備の位置から、入金先の金融機関の取引設備までのルート(移動経路)を特定する。
図11は、処理例2の案内処理により表示される案内画面の他の例を示す図である。図11には、取引件数又は頻度が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R4が示されている。図11に示す案内画面R4には、「「B銀行」の引き落とし予定金額に対して残高不足です。「A銀行」から「B銀行」までのルート案内をします。」というメッセージと、地図上にA銀行の取引設備の位置からB銀行の取引設備の位置までのルートを示す矢印画像ROを描画した地図画像M4とが表示される。ここでは、制御部11は、「☆」印で表される位置から最も近い取引設備のルートを特定しているが、この例に限られない。案内画面R4を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、A銀行の取引設備で現金の引き出しによる出金をし、B銀行の取引設備で現金の振り込みによる入金するためのルートを把握できる。例えば、振替の手数料よりも、現金の引き出し及び振り込みの手数料の方が安い場合には、制御部11が図11で説明した案内処理を行うことが望ましい場合がある。
なお、図示はしていないが、残高が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合は、制御部11は、地図上にC銀行の取引設備の位置からB銀行の取引設備の位置までのルートを示す矢印画像を描画した地図画像を表示させる。
<処理例3>
図12は、処理例3の推定処理を示すフローチャートである。
制御部21は、まず、或る金融機関の口座に給与や賞与等の報酬の入金があったかどうかを判定する(ステップS411)。ステップS411で「NO」と判定した場合は、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS411で「YES」と判定した場合は、制御部21は、報酬の入金があった口座のある金融機関が、ユーザにより出金のために利用されると推定する(ステップS412)。その理由は、報酬の入金があった場合には、比較的近い時期に、ユーザが現金を引き出したり、他の金融機関の口座に振り替えたりする機会が多いと推定されるからである。
この処理例3では、制御部21は、図13で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図13は、処理例3の案内処理により表示される案内画面を示す図である。
図13に示す案内画面R5には、「「A銀行」に給与の振り込みがありました。★印の場所で、現金を引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にA銀行の口座から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M5とが表示されている。案内画面R5を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所でA銀行の口座から出金できるかを把握することができる。
<処理例4>
図14は、処理例4の推定処理を示すフローチャートである。
制御部21は、まず、現在日時が、ユーザが金融機関の口座かから出金する可能性が高い日時かどうかを判定する(ステップS421)。出金する可能性が高い日時は、ユーザにより指定されてもよいし、経験則に基づいて、例えば週末や祝祭日の前日又は当日にサーバ側で指定されてもよい。又は、制御部21が、取引履歴情報が示す過去における出金の履歴に基づいて、ユーザが出金する可能性が高い日時を推定してもよい。ステップS421で「NO」と判定した場合、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS421で「YES」と判定した場合は、制御部21は、位置情報により特定された位置から検索範囲内にある金融機関の取引設備が、ユーザにより出金のために利用されると推定する(ステップS422)。制御部21は、過去における取引件数若しくは頻度が最も高い金融機関、又は現時点の残高が最も多い金融機関の取引設備をユーザにより利用されると推定する。
この処理例4では、制御部21は、図15で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図15は、処理例4の案内処理により表示される案内画面を示す図である。図15(A)は、取引件数又は頻度が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R6を示す図である。図15(B)は、残高が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R7を示す図である。
図15(A)に示す案内画面R6には、「★印の場所で、「A銀行」から現金を引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にA銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M6とが表示されている。図15(B)に示す案内画面R7には、「★印の場所で、「B銀行」から現金を引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にC銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M7とが表示されている。案内画面R6又はR7を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所で口座から現金を引き出せるかを把握することができる。
<処理例5>
図16は、処理例5の推定処理を示すフローチャートである。
制御部21は、まず、ステップS3で取得した位置情報が示す位置が、ユーザが金融機関の口座から出金する可能性が高い場所にあるどうかを判定する(ステップS431)。出金する可能性が高い場所は、例えばユーザにより指定されてもよいし、経験則に基づいて、例えば駅やショッピングセンター等のランドマークに対応する場所又はその周辺にサーバ側で指定されてもよい。又は、制御部21が、取引履歴情報が示す過去における出金の履歴に基づいて、ユーザが出金する可能性が高い場所を推定してもよい。ここでは、制御部21が、ユーザが駅の周辺に居る場合に出金する可能性が高いと推定するものとする。ステップS431で「NO」と判定した場合は、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS431で「YES」と判定した場合は、制御部21は、位置情報により特定された位置から検索範囲内にある金融機関の取引設備が、ユーザにより出金のために利用されると推定する(ステップS432)。制御部21は、過去における取引件数若しくは頻度が最も高い金融機関、又は現時点の残高が最も多い金融機関の取引設備をユーザにより利用されると推定するとよい。
この処理例5では、制御部21は、図17で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図17は、処理例5の案内処理により表示される案内画面を示す図である。図17(A)は、取引件数又は頻度が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R8を示す図である。図17(B)は、残高が最も高い金融機関の取引設備を利用すると推定した場合の案内画面R9を示す図である。
図17(A)に示す案内画面R8には、「★印の場所で、「A銀行」からの現金を引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にA銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M8とが表示されている。図17(B)に示す案内画面R9には、「★印の場所で、「B銀行」からの現金を引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にC銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M9とが表示されている。案内画面R8又はR9を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所で出金できるかを把握することができる。
<処理例6>
図18は、処理例6の推定処理を示すフローチャートである。
制御部21は、まず、ステップS3で取得した位置情報が示す位置が、ユーザの非日常圏内にあるかどうかを判定する(ステップS441)。非日常圏は、例えばユーザの旅行先又は出張先で、自宅等のユーザの行動の拠点を含む日常圏とは異なる場所にある。非日常圏は、ユーザの指定に従って設定されてもよいし、測位部14による測位処理に基づいて、ユーザの滞在の頻度が相対的に低い場所に設定されてもよい。非日常圏を示す情報は、本発明のユーザの行動に関する情報の一例である。ステップS441で「NO」と判定した場合は、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS441で「YES」と判定した場合は、制御部21は、位置情報により特定された位置から検索範囲内にある金融機関の取引設備が、ユーザにより出金のために利用されると推定する(ステップS442)。その理由は、ユーザが非日常圏に居る場合、日常圏に居る場合に比べて所持金を多くしておきたいと考えやすいからである。
この処理例6では、制御部21は、図19で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図19は、処理例6の案内処理により表示される案内画面R10を示す図である。
図19に示す案内画面R10には、「現金が必要でしたら、★印の場所で、「C銀行」から引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にC銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M10とが表示されている。案内画面R10を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所で出金できるかを把握することができる。
<処理例7>
図20は、処理例7の推定処理を示すフローチャートである。
制御部21は、まず、現時点から所定の期間内に、ユーザの所定の行動予定があるかどうかを判定する(ステップS451)。制御部21は、ユーザの行動予定を、通信端末装置10に搭載されたスケジュール機能で扱われるスケジュールデータに基づいて特定する。スケジュールデータには、日時を含むユーザの行動の予定に関する情報が含まれている。旅行や出張等の所定の行動予定がある場合、その行動中において、ユーザが現金を必要とする機会が比較的多いと推定される。期間の条件については、例えばサーバ側又はユーザにより指定されるが、これらの例に限らない。ステップS451で「NO」と判定した場合は、制御部21は、ユーザにより利用される取引設備を推定することなく、推定処理を終了する。
ステップS451で「YES」と判定した場合は、制御部21は、位置情報により特定された位置から検索範囲内にある金融機関の取引設備が、ユーザにより出金のために利用されると推定する(ステップS452)。
この場合、制御部21は、図21で説明する案内処理を行うための案内データを、通信端末装置10へ送信する。
図21は、処理例7の案内処理により表示される案内画面R10を示す図である。
図21に示すように、案内画面R11には、「5/25から旅行の予定がありますね。★印の場所で、「C銀行」から現金を引き出すことができます。」というメッセージと、地図上にC銀行から出金可能な取引設備の位置を「★」で示した地図画像M11とが表示されている。案内画面R11を見たユーザは、任意の位置からの距離が近い範囲内において、どの場所で出金できるかを把握することができる。
以上が、推定処理、及び当該推定処理に応じて行われる案内処理の処理例の説明である。
以上説明した案内システム1では、例えばユーザが明示的に金融機関を指定しなくとも、当該ユーザにより利用される取引設備を推定して、検索範囲内に存在する取引設備をユーザに案内する。よって、案内システム1によれば、ユーザにより利用される可能性が高いと推定される取引設備を、当該ユーザに的確なタイミング且つ内容で、当該ユーザに案内することができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態で説明した推定処理、及び当該推定処理に応じて行われる案内処理はあくまで一例である。
例えば、ユーザの行動に関する情報は、<処理例6>又は<処理例7>で説明した情報に限られない。ユーザの行動に関する情報は、例えば、ユーザが所持している金銭(例えば現金)の金額の情報であってもよい。この所持金の情報は、例えば、通信端末装置10に搭載された家計簿機能に基づいて特定されてもよいし、ユーザの金額の入力により特定されてもよい。この場合において、制御部21は、ユーザの所持金が第1の閾値未満であり場合は、出金のために、取引件数又は頻度が最も高い金融機関、又は残高が最も多い金融機関の取引設備が利用されると推定してもよい。また、制御部21は、ユーザの所持金が第2の閾値以上の場合は、入金のために、貯蓄用の金融機関(例えば、残高が最も多い金融機関)が利用されると推定してもよい。これらの推定処理に応じた案内処理は、上述した実施形態の処理例の説明から類推可能であるから、説明を省略する。
(変形例2)
管理サーバ20の制御部21は、日時又は場所毎にユーザにより利用された取引設備を学習し、この学習の結果に基づいて、各日時又は場所においてユーザにより利用される取引設備を推定してもよい。例えば、制御部21は、週末にユーザが利用した取引設備を学習すると、以降の週末において当該取引設備が検索範囲内に含まれる場合には、当該取引設備をユーザに案内する。また、制御部21は、場所毎にユーザが利用した取引設備を学習すると、以降において、当該取引設備が検索範囲内に含まれる場合には、当該取引設備をユーザに案内する。この場所の単位は、市単位等の所定の地域単位に決められているとよい。
(変形例3)
上述した実施形態の案内システム1では、ユーザにより利用されると推定した取引設備だけを案内していた。これに代えて、案内システム1では、検索範囲内に存在するユーザにより利用されると推定した取引設備と、それ以外の取引設備との両方を案内し、且つ、ユーザにより利用されると推定した取引設備については、それ以外の取引設備と異なる表示態様により案内してもよい。案内システム1では、例えば、ユーザにより利用されると推定した取引設備については、取引設備の位置を案内するために表示するアイコン等の画像の内容や色、当該画像の点滅の有無等をそれ以外の取引設備と異ならせる。
(変形例4)
案内システム1では、検索範囲内の取引設備ではなく、検索範囲外の取引設備も案内してもよい。この場合、案内システム1では、まず検索範囲内に存在する取引設備を表示し、検索範囲外の取引設備の表示がユーザにより指示された場合は、検索範囲外の取引設備を案内する。
(変形例5)
上述した管理サーバ20の機能の一部又は全てを、通信端末装置10が実現してもよい。通信端末装置10は、例えば、位置情報取得手段211、推定手段212及び特定手段213の機能を実現してもよい。この場合、案内システム1には、管理サーバ20に相当する装置が不要で、通信端末装置10が本発明の案内支援装置の機能を実現する。
(変形例6)
上述した各実施形態で説明した構成及び動作の一部が省略されてもよい。例えば、上述した実施形態で説明した処理例1〜7の少なくとも一部の処理が行われなくてもよい。また、上述した実施形態で説明した処理の実行順が、適宜変更されてもよい。
(変形例7)
案内システム1は、銀行以外の金融機関の取引設備を案内してもよい。案内システム1は、例えば、信販会社のキャッシングサービスを利用するための取引設備をユーザに案内してもよい。この場合、案内システム1は、借入金の返済日に応じたタイミングで、その返済のために利用する取引設備をユーザに案内する。
(変形例8)
上述した各実施形態の制御部11,21が実現する機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現され得る。制御部11,21の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、案内支援方法として把握することも可能である。
1…案内システム、10…通信端末装置、11…制御部、111…受付手段、112…位置情報送信手段、113…案内データ取得手段、114…案内手段、12…UI部、13…通信部、14…測位部、15…記憶部、20…管理サーバ、21…制御部、211…位置情報取得手段、212…推定手段、213…特定手段、214…案内データ送信手段、22…通信部、23…記憶部、231…取引情報DB、232…案内用DB、30A…A銀行サーバ、30B…B銀行サーバ、30C…C銀行サーバ、30D…Dカード会社サーバ

Claims (5)

  1. 位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    複数の金融機関を利用するユーザについて当該複数の金融機関の各々における取引履歴情報又は取引予定情報を記憶した取引情報データベース、及び当該複数の金融機関の各々について少なくとも取引設備の位置を特定するデータを記録した案内用データベースを記憶する記憶手段と、
    前記取引情報データベースに記憶された取引履歴情報及び前記取引予定情報に基づいて、前記複数の金融機関の中から、前記ユーザが過去に利用したことがあり、今後取引が予定されている金融機関であって、当該金融機関と取引を行うための設備を当該ユーザにより利用される一の金融機関、及び当該一の金融機関と取引を行うための設備として推定する推定手段と、
    前記案内用データベースにおいて、取得された前記位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において推定された前記設備の位置を特定する特定手段と
    を備える案内支援装置。
  2. 位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    複数の金融機関を利用するユーザについて当該複数の金融機関の各々における取引履歴情報又は取引予定情報を記憶した取引情報データベース、及び当該複数の金融機関の各々について少なくとも取引設備の位置を特定するデータを記録した案内用データベースを記憶する記憶手段と、
    前記取引情報データベースに記憶された取引履歴情報又は前記取引予定情報に基づいて、ユーザの明示的な金融機関及び取引の指定なしに、前記複数の金融機関の中から、前記ユーザが過去に利用したことがあり、今後取引が予定されている金融機関であって、当該金融機関と取引を行うための設備を当該ユーザにより利用される一の金融機関、及び当該一の金融機関と取引を行うための設備として推定する推定手段と、
    前記案内用データベースにおいて、取得された前記位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において推定された前記設備の位置を特定する特定手段と
    を備える案内支援装置。
  3. 前記推定手段は、前記複数の金融機関の中から今後引き落としがされる金融機関であって、当該引き落としの際に残高が不足すると予測される第1金融機関及び当該不足を補充できる第2金融機関を特定し、当該第1金融機関に入金するための第2設備を推定し、
    前記特定手段は、前記推定された前記第2設備の位置を特定する
    案内支援装置において、
    前記第1金融機関の残高が不足する旨及び前記第2金融機関の前記第2設備の位置をユーザに案内する案内手段と
    を備える請求項1又は2に記載の案内支援装置。
  4. コンピュータに、
    位置情報を取得するステップと、
    複数の金融機関を利用するユーザについて当該複数の金融機関の各々における取引履歴情報又は取引予定情報を記憶した取引情報データベース、及び当該複数の金融機関の各々について少なくとも取引設備の位置を特定するのデータを記録した案内用データベースを記憶するステップと、
    前記取引情報データベースに記憶された取引履歴情報及び前記取引予定情報に基づいて、前記複数の金融機関の中から、前記ユーザが過去に利用したことがあり、今後取引が予定されている金融機関であって、当該金融機関と取引を行うための設備を当該前記ユーザにより利用される一の金融機関、及び当該一の金融機関と取引を行うための設備として推定するステップと、
    前記案内用データベースにおいて、取得された前記位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において推定された前記設備の位置を特定するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  5. コンピュータに、
    位置情報を取得するステップと、
    複数の金融機関を利用するユーザについて当該複数の金融機関の各々における取引履歴情報又は取引予定情報を記憶した取引情報データベース、及び当該複数の金融機関の各々について少なくとも取引設備の位置を特定するのデータを記録した案内用データベースを記憶するステップと、
    前記取引情報データベースに記憶された取引履歴情報又は前記取引予定情報に基づいて、ユーザの明示的な金融機関及び取引の指定なしに、前記複数の金融機関の中から、前記ユーザが過去に利用したことがあり、今後取引が予定されている金融機関であって、当該金融機関と取引を行うための設備を当該前記ユーザにより利用される一の金融機関、及び当該一の金融機関と取引を行うための設備として推定するステップと、
    前記案内用データベースにおいて、取得された前記位置情報により特定された位置を基準とした範囲内において推定された前記設備の位置を特定するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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