JP4392216B2 - 金融サービス案内システムと案内プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、最寄りの金融機関や自動取引装置の位置や取引形態についての情報を、ネットワークを通じて提供する金融サービス案内システムと案内プログラムに関する。
金融政策の緩和によって、従来の銀行の他に、預貯金の引き出しや送金など取り扱う機関が急増している。例えば、コンビニエンスストアなどでも、自動取引装置を用いて預貯金の入出金サービスを提供するようになった。利用者は、口座を設けた銀行に直接出向かなくても入出金サービスを受けられ、取引時間の時間的な制約も緩和されてきている。しかしながら、各金融機関の窓口では、他銀行の預貯金関連サービスに制限を設けたり、入出金手数料が高くなったりするところが少なくない。また、自動取引装置は機種ごとにそれぞれ機能がまちまちである。また、設置場所ごとに、利用可能なサービスや稼働時間が複雑に相違している。従って、せっかくキャッシングコーナーへ出向いて行っても、取引時間が終了していたり、入金を希望していたのに、行ってみたら入金機能を持つ自動取引装置がなかったという事態も数多く発生する。そのため、自宅や勤務地の近くで、どの自動取引装置を利用するのが便利か、どの方法が最も手数料が安いか、利用可能な時間はいつか、といった情報を、予め金融機関の発行する案内書等に基づいて正確に把握しておくというのが一般的な方法である。なお、各金融機関において、自動取引装置に障害が発生したとき、利用者に対して近隣の自動取引装置の設置場所を自動的に案内するシステムも紹介されている(特許文献1)。
特開平05-067131
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
銀行の支店の統廃合や銀行同士の合併、自動取引装置の改良や新設等により、サービスの内容が目まぐるしく変わり、どこでどの金融機関を利用し、どの自動取引装置を利用したらよいかといった情報が不正確になって、利用者を混乱させていることも少なくない。各金融機関はそれぞれ自社のサービスシステムの案内用パンフレットを用意している。また、自社のサービスをインターネットなどのネットワークを通じて詳細にPRもしている。しかしながら、このような情報は各金融機関独自の方法で発信されている。その結果として、様々な場所に窓口が設けられ、複数の金融機関が自動取引装置を相互に共有し、多種多様な機能を持つ自動取引装置が設置されていながら、これらが十分に効率よく利用者に活用されていないのが現状である。これは、利用者にとっても、自動取引装置を設置してサービスを提供する側にとっても、望ましい状態とはいえない。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので、利用者にも金融機関にも利益をもたらすシステムであって、複数の金融機関のサービス内容や自動取引装置の設置場所や機能等の情報を、可能な限り詳細に正確に簡便に利用者に伝えることができる金融サービス案内システムを提供することを目的とする。
さらに、金融機関相互の複雑な提携関係を可能な限り単純化してデータベースに記録し、提携関係の変更や金融機関の統廃合に対しても容易に保守管理ができ、指定された取引形態が利用可能な異なる金融機関における店舗を選択して表示することができる金融サービス案内システムと案内プログラムを提供することを目的とする。
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
任意の金融機関の窓口と各金融機関の管理する自動取引装置の地図上の位置を示す情報と、上記窓口と上記自動取引装置の利用可能な取引形態を含む情報と、各金融機関相互の提携関係と、当該提携関係に基づく異なる金融機関における拡張された利用可能な取引形態、とを含む情報を記録したデータベースを記憶した記憶手段と、ネットワークを通じて、上記窓口または自動取引装置の利用を希望する地域と、希望する取引形態を指定する情報を取得する指定手段と、上記ネットワークを通じて、上記指定された地域の地図イメージを取得する取得手段と、上記データベースから上記地図上の位置を示す情報を利用して、上記指定された地域に存在する全ての窓口または自動取引装置群を検索する検索手段と、上記検索された窓口または自動取引装置群の中から、上記窓口と上記自動取引装置の利用可能な取引形態を含む情報を利用して、上記指定された取引形態が利用可能な窓口または自動取引装置を選択する選択手段と、上記窓口と上記自動取引装置の拡張された利用可能な取引形態を含む情報を利用して、上記指定された取引形態が利用可能な異なる金融機関における窓口または自動取引装置を選択する選択手段と、上記選択された窓口または自動取引装置の地図上の位置を示す情報を利用して、上記地図イメージ上に、当該選択された窓口または自動取引装置を所定のシンボルを用いて表示する表示手段を備えたことを特徴とする金融サービス案内システム。
指定された地域で利用可能な金融機関の窓口または自動取引装置をデータベースから検索する。金融機関の窓口だけ検索してもよいし、自動取引装置だけ検索してもよいし、両方検索してもよい。データベースには、各金融機関相互の提携関係と、当該提携関係に基づく、異なる金融機関における拡張された利用可能な取引形態とを含む情報を記録しておく。異なる金融機関の間で、相互に窓口や自動取引装置を利用できるという提携契約を結んでいるところが多い。各金融機関相互の提携関係と拡張された利用可能な取引形態をデータベースに明示することで、同一の金融機関だけでなく異なる金融機関でも希望する取引が可能なものを選択できる。
〈構成2〉
構成1に記載の金融サービス案内システムにおいて、上記データベースは、上記各金融機関の各窓口または各自動取引装置を設けた店舗を識別する情報と、その店舗の地図上の位置を特定する情報とを対応付けた第1のテーブルデータと、上記店舗を識別する情報と、当該店舗の利用可能な曜日の区分と利用可能な取引の区分と利用可能な時間とを対応付けた第2のテーブルデータと、相互に提携関係にある金融機関を識別する情報と、その提携関係を特定する情報と、その提携関係の有効期間を示す情報とを対応付けた第3のテーブルデータと、各金融機関を識別する情報と、当該金融機関のひとつの提携関係を特定する情報と、当該店舗の利用可能な曜日の区分と利用可能な取引の区分と利用可能な時間とを対応付けた第4のテーブルデータとを記録し、特定の金融機関の口座を利用した特定の取引形態が指定されたとき、上記第1のテーブルデータにより、指定された地域の、全ての金融機関の店舗群を検索する検索手段と、上記第2のテーブルデータで、上記特定の金融機関の上記指定された取引形態が利用可能な店舗を選択する選択手段と、上記第3のテーブルデータで、当該金融機関と提携関係にある、異なる金融機関を検索する検索手段と、上記第4のテーブルデータで、上記異なる金融機関の該当する提携関係に基づいて、上記指定された取引形態が利用可能な異なる金融機関における店舗を選択する選択手段を備えたことを特徴とする金融サービス案内システム。
金融機関の店舗には、窓口や任意の数の自動取引装置が据え付けられている。指定された金融機関で指定された取引形態が利用可能な窓口を選択するには第1のテーブルデータを利用する。しかしながら、提携関係にある金融機関の利用可能な窓口を直接選択しようとすると場合分けが複雑になる。さらに、頻繁に変更される提携関係に対応することが難しい。そこで、相互に提携関係にある金融機関を識別する情報と、その提携関係を特定する情報と、その提携関係の有効期間を示す情報とを対応付けた第3のテーブルデータと、各金融機関を識別する情報と、当該金融機関のひとつの提携関係を特定する情報と、当該店舗の利用可能な曜日の区分と利用可能な取引の区分と利用可能な時間とを対応付けた第4のテーブルデータとを用意した。さらに、第3のテーブルデータで、当該金融機関と提携関係にある、異なる金融機関を検索し、第4のテーブルデータで、異なる金融機関の該当する提携関係に基づいて、指定された取引形態が利用可能な異なる金融機関における店舗を選択するという手順を採用した。これにより、複雑な提携関係に柔軟に対応でき、金融機関の統廃合があっても、データベースの保守管理が十分に容易にできる。
〈構成3〉
コンピュータを、任意の金融機関の窓口と各金融機関の管理する自動取引装置の地図上の位置を示す情報と、上記窓口と上記自動取引装置の利用可能な取引形態を含む情報と、各金融機関相互の提携関係と、当該提携関係に基づく異なる金融機関における拡張された利用可能な取引形態、とを含む情報を記録したデータベースを記憶した記憶手段と、ネットワークを通じて、上記窓口または自動取引装置の利用を希望する地域と、希望する取引形態を指定する情報を取得する指定手段と、上記ネットワークを通じて、上記指定された地域の地図イメージを取得する取得手段と、上記データベースから上記地図上の位置を示す情報を利用して、上記指定された地域に存在する全ての窓口または自動取引装置群を検索する検索手段と、上記検索された窓口または自動取引装置群の中から、上記窓口と上記自動取引装置の利用可能な取引形態を含む情報を利用して、上記指定された取引形態が利用可能な窓口または自動取引装置を選択する選択手段と、上記窓口と上記自動取引装置の拡張された利用可能な取引形態を含む情報を利用して、上記指定された取引形態が利用可能な異なる金融機関における窓口または自動取引装置を選択する選択手段と、上記選択された窓口または自動取引装置の地図上の位置を示す情報を利用して、上記地図イメージ上に、当該選択された窓口または自動取引装置を所定のシンボルを用いて表示する表示手段、として機能させるための金融サービス案内プログラム。
構成1のシステムを実現するためのコンピュータプログラムの発明である。
〈構成4〉
構成3に記載の金融サービス案内プログラムにおいて、上記データベースは、上記各金融機関の各窓口または各自動取引装置を設けた店舗を識別する情報と、その店舗の地図上の位置を特定する情報とを対応付けた第1のテーブルデータと、上記店舗を識別する情報と、当該店舗の利用可能な曜日の区分と利用可能な取引の区分と利用可能な時間とを対応付けた第2のテーブルデータと、相互に提携関係にある金融機関を識別する情報と、その提携関係を特定する情報と、その提携関係の有効期間を示す情報とを対応付けた第3のテーブルデータと、各金融機関を識別する情報と、当該金融機関のひとつの提携関係を特定する情報と、当該店舗の利用可能な曜日の区分と利用可能な取引の区分と利用可能な時間とを対応付けた第4のテーブルデータとを記録し、コンピュータを、特定の金融機関の口座を利用した特定の取引形態が指定されたとき、上記第1のテーブルデータにより、指定された地域の、全ての金融機関の店舗群を検索する検索手段と、上記第2のテーブルデータで、上記特定の金融機関の上記指定された取引形態が利用可能な店舗を選択する選択手段と、上記第3のテーブルデータで、当該金融機関と提携関係にある、異なる金融機関を検索する検索手段と、上記第4のテーブルデータで、上記異なる金融機関の該当する提携関係に基づいて、上記指定された取引形態が利用可能な異なる金融機関における店舗を選択する選択手段、として機能させるための金融サービス案内プログラム。
構成1のシステムを実現するためのコンピュータプログラムの発明である。
本発明のシステムは、外出先や勤務先や自宅等に設けられた端末装置を利用して、例えば、希望するキャッシュカードを使用して、希望する入出金取引等の取引形態が利用可能な窓口や自動取引装置の据え付けられた店舗を自動的に案内表示する。以下では、利用者が外出先で携帯電話を利用してこの案内表示を受けるシステムの例を説明する。
[システムの構成]
図1は、本発明の金融サービス案内システムの全体構成を示すブロック図である。
図に示すネットワーク1には、一般の利用者の端末2と銀行やその他の金融機関の管理部門に設けられた端末3が接続されている。また、ネットワーク1には、ウェブサーバ4が接続されている。このウェブサーバ4は、ネットワークを通じて、金融機関の窓口や自動取引装置の場所を自動的に案内表示するウェブページを発信する。ウェブサーバ4には、記憶装置16とデータ送受信手段10が設けられている。記憶装置16は、金融サービス案内用のウェブページ17を、ネットワーク1を通じて閲覧可能な状態で記憶している。記憶装置16は、さらに、後で説明するようにしてデータベース検索処理を行った検索結果を表示する検索結果19のウェブページを一時的に記憶し、ネットワーク1を通じて閲覧可能な状態で記憶している。
ウェブサーバ4には、専用回線20を介して管理端末21が接続されている。管理端末21は、ウェブサーバ4やデータベースサーバ5を管理する、システム管理者の操作する端末である。データベースサーバ5は、ネットワーク1を通じて受け入れた金融機関データやATMデータを管理し、次の処理を実行する機能を持つ。データベースサーバ5は、記憶装置11に金融機関の窓口の取り扱い業務データや、ATMの利用可能時間や機能を示すデータなどを含むデータベース12を記憶している。またデータベースサーバ5には、データベース検索手段13、検索結果出力手段14、データベース更新手段15などが設けられている。これらの手段13,14,15は、いずれもデータベースサーバ5の上で動作するコンピュータプログラムである。また、ネットワーク1に接続された基地局6は、携帯電話網を構成し、管轄地域に進入した携帯電話7を自動的に捕捉して通話路を形成する施設である。地図検索サーバ8は、緯度経度等の位置情報を送信すると該当する地域の地図情報を返すサービスを行う既存のサービスサーバである。
上記の構成のシステムでは、ウェブサーバ4が、金融サービス案内のウェブページ17をネットワーク1を通じて携帯電話7に提供する。携帯電話7を所持する利用者は、このウェブページ17を利用して、所定の検索条件を入力する。検索条件は、例えば、これからすぐに、最寄りの金融機関窓口あるいはATM(自動取引装置)で、A銀行のキャッシュカードを使用して、出金取引をしたいというような内容のものである。できるだけ近くて便利な場所で安い手数料で取引をしたいというのは、当然のこととして検索が開始される。このように、ウェブサーバ4は、ネットワークを通じて、窓口または自動取引装置の利用を希望する地域と、希望する取引形態を指定する情報を取得する機能を持つ。
データベースサーバ5のデータベース検索手段13は、その検索条件に従って、データベース12を検索し、検索結果を編集する。その検索結果19は検索結果出力手段14によって、ウェブサーバ4の記憶装置16にアップロードされ、携帯電話7に閲覧可能に保持される。一方、金融機関の管理部門に設けられた端末3は、データベース12をアクセスして、随時、そのメンテナンスを行う。データベース更新手段15やデータ管理手段18は、データベース12の保守管理や更新処理を行う機能を持つ。データベース12は、即ち、任意の金融機関の窓口と各金融機関の管理する自動取引装置の地図上の位置を示す情報と、窓口と前記自動取引装置の利用可能な取引形態を含む情報と、各金融機関相互の提携関係と、当該提携関係に基づく、異なる金融機関における拡張された利用可能な取引形態とを含む情報を記録する。
[検索条件の指定]
図2は、携帯電話に表示される金融サービス案内のウェブページ17の例を示す説明図である。
図に示すように、携帯電話7でウェブサーバ4の該当するURL(Uniform Resource Locator)をアクセスすると、金融サービス案内のウェブページ17がディスプレイに表示される。ウェブページ17には、図に示すように、取引銀行を入力する欄32と、希望する取引を選択するオプションボタン33と、利用時刻を入力するテキストボックス34と、利用場所を入力するテキストボックス35などが含まれている。取引銀行は、ドロップダウンリストなどによって選択入力される。希望する取引は、携帯電話7に設けられた図示しないカーソル操作用ボタン36などで選択する。利用時刻は、携帯電話に設けられたキーボード37などによって入力する。利用場所も同様である。なお、利用時刻を入力するテキストボックス34には、携帯電話に内蔵された時計38によって自動的に現在時刻が入力されるとよい。今すぐ利用できる自動取引装置を検索しようとする場合には、利用時刻の入力は不要である。利用場所を入力するテキストボックス35にも、携帯電話の位置検出システム39によって自動的に現在位置の入力をすることが好ましい。こうすれば、今、自分のいる場所の近くで利用できる自動取引装置等を検索するという場合には、時刻も利用場所の入力も不要になる。
次に、具体的な携帯電話7の操作方法を説明する。
利用者は、はじめに携帯電話7を使用して、インターネットを通じて「金融サービス案内」のウェブページを開く。この「金融サービス案内」では、可能な限り全ての金融機関の窓口サービスの内容や、設置されている自動取引装置のサービス内容をデータベース12に蓄積して、その情報を発信するサービスを提供することが好ましい。例えば、自動取引装置には、入出金機能を備えたもの、出金機能のみを備えたもの、記帳機能のみを備えたもの、振り込み等の送金機能を備えたもの等がある。図2に示した画面により、例えば、X○銀行のキャッシュカードを使って、16時頃に横浜駅の近くで、出金取引をしたいという検索条件を指定したとする。
図2に示した検索ボタン30をクリックすると、指定された検索条件が、ウェブサーバ4に送信される。なお、この例では、時刻情報と位置情報が同時にウェブサーバ4に送信される。ウェブサーバ4のデータ送受信手段10は、受信した検索条件をデータベースサーバ5に送信する。データベースサーバ5のデータベース検索手段13は、携帯電話7の位置情報から検索対象範囲を絞り込み、その中で、指定された取引が可能な窓口や自動取引装置に関する情報を抽出する。更に、抽出された自動取引装置のうち、指定された時刻に利用可能なものをリストアップして、その結果を編集する。このとき、地図イメージデータ上への位置表示等も行う。編集結果は、ウェブサーバ4の記憶装置16にアップロードされ、利用者の携帯電話7により閲覧可能に保持される。検索処理の具体的な内容は後で詳細に説明する。なお、データベースを検索して検索結果を携帯電話7に表示する制御はこれ以外にも様々な方法により実現できる。いずれの方法を採用しても構わない。ウェブページ上で検索条件を取得する手段は、ウェブページに組み込んだスクリプト等でもよいし、ウェブサーバ上で指定画面を制御するCGI(Common Gateway Interface)であってもよい。
[検索結果の出力]
図3は、検索結果を示す画面の説明図である。
図に示すように、検索結果は、例えば画面41,43,45のような内容になる。画面41は、指定された取引のできる金融機関窓口や自動取引装置の位置を、地図イメージ上に適当なシンボルを用いて示したものである。図の正方形のシンボル42は、地図イメージ上で窓口や自動取引装置が設けられている場所を示す。シンボル42中の番号は画面43の表の番号に対応している。画面43には、各自動取引装置の取引機能一覧が示されている。表44のいずれかの自動取引装置名をクリックすると、画面45が表示される。画面45には、自動取引装置が設置されたビルの名前や、住所、電話番号のほかに、その利用時間などの情報も表示される。
以上の処理により、利用者は、自分の希望する場所で、自分の希望する取引ができる窓口や自動取引装置に関する案内を、簡便に入手できるという効果がある。自宅や職場のパーソナルコンピュータやモバイルコンピュータを使用した検索も可能である。銀行の窓口案内サービスは個々の銀行で行われているが、複数の金融機関について、共通の基準でネットワークを通じて利用できるサービスの検索がされる点がこのシステムの主要な特徴である。
上記のような金融サービス案内システムは、利用者のためだけのものにとどまらない。自動取引装置を提供している金融機関やその他のサービス会社にとっても有効に利用できる。他社の自動取引装置の設置状況も考慮に入れた上で、自社の顧客に対するサービス向上のために、どこにどのような機能の自動取引装置を新設したらよいかといった判断のための資料になる。また、自社の設置した自動取引装置の位置やサービス内容を、他社のキャッシュカード利用者に広く正確に知ってもらうことで、手数料収入の増加にもつながる。従って、各金融機関は、積極的にデータベースの充実に協力することが考えられる。金融機関から最新の情報を取得したときは、管理者が図1に示した管理端末21を操作することによって、データベースメンテナンスを実行するとよい。
[データベースの構造]
図4は、図1に示したデータベースサーバ5に記憶されたデータベース12の金融機関データの具体例を示す説明図である。
この金融機関データ25は、金融機関の支店ごとに作成される。図に示すように、このデータは、P1からP21までのデータを含んでいる。P1は、提携関係にある提携先の金融機関の番号、すなわち、識別用のコードで、P2は、提携先金融機関の名称を文字で示したものである。P3とP4は、平日にカードで出金できる場合の出金手数料が無料となる時間帯を表示している。また、P5とP6は、平日にカードで出金ができる開始時刻と終了時刻を示している。P7とP8は、平日にカードで入金ができる開始時刻と終了時刻を示している。P9は、予備の空き領域である。P10とP11は、平日に預金通帳への記帳処理ができる時間の開始時刻、終了時刻を示している。P12とP13は、平日に現金振込みの処理ができる開始時刻と終了時刻を示している。
P14とP15は、土曜日に窓口業務をしている場合の窓口の開始時刻と終了時刻とを示している。P16とP17は、土曜日のカード出金手数料が無料の場合の、開始時刻と終了時刻を示している。P18とP19は、土曜日のカード出金が可能な開始時刻と終了時刻を示している。P20とP21は、土曜日のカード入金が可能な開始時刻と終了時刻を示している。このデータを基礎として、データベース検索の便宜のために、次のようなデータテーブルを作成する。
図5(a)は、金融機関名称テーブルの例で、ここには金融機関コードと金融機関名とを対応させたデータが格納されている。金融機関名で検索条件が指定された場合に、金融機関コードを取り出すために使用される。また、金融機関コードを利用してデータベースの検索処理をし、その結果を表示する場合に、金融機関コードを金融機関名に変換するために使用する。このテーブルデータは金融機関の数だけ設けられている。(b)は、支店情報テーブルの例である。ここには、支店情報ID、すなわち、全ての金融機関の全ての支店をそれぞれ区別するための識別番号(支店情報ID)と、金融機関コード、支店コードなどが含められている。さらに、その支店の所在地を特定するために、住所を表示するデータが含められている。また、各支店の位置を地図上に表示するために、それぞれ緯度と経度の情報が含まれている。緯度と経度の情報は時分秒を単位で表示される。さらに、比較計算処理などのために、時分秒を単位とした緯度データや経度データを秒単位に換算して数値化したものが、「計算値」として格納してある。このテーブルデータは、金融機関の支店数だけ設けられている。
[提携関係の取り扱い]
図6は、提携関係にある複数の金融機関の支店の情報と提携の内容を示すデータの説明図で、(a)は支店別営業情報テーブル、(b)は取引グループ関係情報テーブル、(c)は金融機関別営業情報テーブルの例である。
(a)は、支店情報ID、金融機関コード、支店コードなどによって各支店を特定する。曜日区分、取引区分によって、曜日ごと、取引ごとの区別をし、その開始時間と終了時間とを表示するといった内容になっている。このテーブルは、各支店の曜日区分ごとにあって、取引区分毎に設けられている。故に、ある金融機関のある支店で、平日に出金手数料が無料の時間はいつからいつまでかという検索をすると、該当するテーブルがすぐに選択できる。
(b)は、金融機関コードと提携コードと提携先金融機関コードと、提携開始日、提携終了日等を表示している。このテーブルによれば、ある金融機関はどの金融機関と提携しているか、その提携は、いつからいつまでかといった情報が直ちに検索できる。また、全ての提携関係を区別するための提携コードが含められている。例えば、A銀行とB銀行との間の提携が1つあった場合には、その提携関係を他の提携関係と区別するための、固有の提携コードが付けられる。A銀行、B銀行、C銀行、D銀行の間で所定の提携関係があれば、その提携関係に対して1つの提携コードが付けられる。(c)は、ある金融機関が提携コードによる提携関係があるとき、どのようなサービスを提供しているかを示すものである。ここでは、曜日ごとに、取引ごとに何時から何時まで、それぞれの取引ができるかという情報が表示されている。このテーブルデータは、各金融期間の各提携ごとに、例えば、平日の出金手数料が無料の時間(開始時間と終了時間)とを表示する。即ち、曜日区分ごとの取引区分ごとに設けられる。
従って、ある銀行のキャッシュカードを利用して、出金取引を希望するという場合、その銀行の窓口と自動取引装置の情報は図6(a)のテーブルデータから取得し、提携関係にある金融機関の窓口と自動取引装置の情報は図6(b)と(c)のテーブルデータから取得する。その検索方法は後で説明するが、ある提携関係を検索し、その提携関係にある金融機関を金融機関コードを用いて抽出し、その提携によって、どのような取引が可能かという情報を抽出できる。また、出金手数料無料の取引は、何時から何時までといった情報も含められるため、同一の金融機関でなく、提携関係にある別の金融機関の自動取引装置を用いても無料で出金ができるところがあります、といった回答を得ることも可能になる。
図7は、上記のテーブルデータの関係を示す説明図である。
図5と図6のテーブルデータは、いわゆる、リレーショナルデータベースにより相互に関連付けることができる。これにより、各テーブル間を連結し、効率よく目的とする検索を行うことができる。金融機関名称51は、図5(a)に示した内容のもので、金融機関情報52は、図4に示したような内容のものである。また、支店情報54は、図5(b)に示したような内容のもので、支店別営業情報55は、図6(a)に示したようなものである。また、取引グループ関係53は、図6(b)に示した内容のもので、金融機関別営業情報56は、図6(c)に示した内容のものである。
[検索出力データ構造]
図8は、上記のようなデータベースを利用して、一定の条件下でデータ検索をした結果得られたデータの構造を示す説明図である。
図8(a)は、例えば、横浜駅周辺というように、一定の領域を選択した場合に抽出される支店情報ID、金融機関コード、及び、支店コードのリストである。これは、図5(b)に示した支店情報テーブルを利用して検索した結果得られたものである。複数の金融機関の支店が含まれていてよい。この中から、オプション条件、すなわち、どのような取引を希望するかという条件に応じて絞り込みをする。(b)は、指定された時間帯で利用可能な支店全てについて、出金取引、入金取引、記帳の可否、現金振り込みの可否、出金手数料が無料かどうかという情報を抽出したものである。この情報は、図6(a)、(b)、(c)のテーブルデータを検索して、ヒットしたものから抽出する。
図9は、検索結果を示すデータの内容説明図である。データベースサーバ5で、データベース12を、上記のようなテーブルデータを利用して検索すると、図のような形式のデータが得られる。図8(b)のリストR2のデータに図5(b)の支店情報テーブルの位置情報に相当するデータを付加したものである。これは、データベースサーバ5の図示しないメモリの返信用データエリアに格納される。この位置情報は、地図イメージ上に該当する窓口や自動取引装置のシンボルを配置するために利用される。
[システムの動作シーケンス]
図10〜図12は、本発明のシステムの動作シーケンスチャートである。
これらの図に示した実施例では、ウェブサーバ62とATM情報DBサーバ63(以下DBサーバ63と呼ぶ)と地図検索サーバ64に、自動取引装置検索サービスのための処理を分担させている。ブラウザ61は、自動取引装置の位置検索を要求する携帯電話や一般端末などにインストールされたプログラムである。ウェブサーバ62は、自動取引装置の位置検索サービスを行うサーバである。DBサーバ63は、自動取引装置に関する情報を管理するためのサーバである。
DBサーバ63には、図4〜図7で説明したようなデータが格納され、図1で説明したような手段による検索機能が設けられている。地図検索サーバ64は、広く一般に地図情報を提供するためのGISと呼ばれる既存システムのサーバである。地図検索サーバ64に、緯度や経度を用いて範囲を指定すると、その範囲の地図イメージが返される。また、場所からその緯度、経度値を提供する機能も持ち合わせている。以下、ATMの検索処理手順を説明する。
まず、始めに、携帯電話やモバイルコンピュータを持った利用者が、ブラウザでナビ条件入力フォームの表示要求をする。そのために該当するURLを指定する(ステップS1)。ウェブサーバ62はステップS20でナビ条件入力フォームの編集をする。その結果、ブラウザに図2を用いて説明したようなナビ条件入力フォーム画面が表示される(ステップS2)。ステップS3で、検索すべき基本条件を入力する。基本条件は、検索をしたい場所の駅名とか、住所、郵便番号などである。さらに必要ならば、オプション条件を入力する。オプション条件は、キャッシュカード等の金融機関名、利用する曜日、利用時間、出金か入金かの区別、記帳が必要かどうか、現金振込みを行うか、といった条件である。宝くじ購入の自動取引装置を希望するか、視聴覚障害者への対応ができているか、英語の利用が可能か、といった条件を指定してもよい。
ステップS4で検索実行を要求する。これは、図2に示す検索ボタン30をクリックする操作である。検索要求は、入力した条件とともにウェブサーバ62に送信される。ウェブサーバ62では、DBサーバ63へ検索条件を通知して該当する情報があるかどうかの判断を求める(ステップS21)。また、ステップS5で、検索をしたい場所を指定して、地図検索サーバ64に問合せを実行する(ステップS22)。地図検索サーバ64は、ウェブサーバ62から問合せがあると該当場所の検索をし(ステップS51)、その検索結果を返却する(ステップS52)。返却された情報は、該当場所の地図イメージと対応する緯度、経度値である。ウェブサーバ62はこの地図イメージをブラウザ61に返す。該当するデータがあって、その地域の地図イメージが取得できる場合には、ステップS6から図11のステップS7に進む。なお、地図イメージが表示された後で利用場所等の検索条件を変更するときは、ステップS3に戻る。
ステップS7では、表示された地図上で、希望する領域を具体的に指定する。例えば、検索する領域の広さを予め固定しておき、ブラウザで領域の中心点を指定させることで、場所選択を完了させるとよい。中心点の緯度、経度と、取引種類、曜日、時刻等の全ての検索条件がウェブサーバ62側で取得されると、ステップS23において中心ポイントを決定し、ステップS24で、その緯度、経度値を中心として一定の矩形の範囲を決定する。ステップS25では、DBサーバ63へ、検索実行のための問い合わせを行う。こうして、DBサーバ63で、与えられた条件に基づく、自動取引装置の検索処理が開始される。ステップS41で指定された領域の経度緯度の範囲で該当データの検索を行い、ステップS42でさらにその絞り込み検索をする。この部分の処理はあとで図13等により詳細に説明する。ステップS43で、その検索結果をウェブサーバ62に返却する。
ウェブサーバ62では、ステップS31で、この検索結果に基づいて表示対象自動取引装置を指定し、地図検索サーバ64へ該当領域の地図を要求する。このとき、自動取引装置ポインティング情報として、地図上に表示するシンボルと表示位置の緯度経度を地図検索サーバ64に転送する。地図検索サーバ64では、ステップS53において、自動取引装置ポインティング情報を加味した地図を生成して、ウェブサーバ62に返す。自動取引装置ポインティング情報を加味した地図とは、条件と一致した自動取引装置のシンボルが書き込まれた地図である。この地図がウェブサーバ62に返されると、その結果がブラウザ61に返される(ステップS32)。ブラウザ61では、この地図(自動取引装置一覧)を表示する(ステップS8)。表示された画像は図3に示したとおりである。ここで、検索の中心点を変更するときは、ステップS9からステップS3やステップS7へ戻る。
次に図12のステップS10で、ブラウザ61において、利用したい自動取引装置を選択する。その結果は、ウェブサーバ62に通知される。ウェブサーバ62では、ATM情報DBサーバへの問合せを行う(ステップS35)。DBサーバ63では、この問合せに従ってステップS45で、ATMの詳細な情報を検索し、ステップS46でその検索結果をウェブサーバ62に返却する。ウェブサーバ62ではさらに、地図上に表示するシンボルと表示位置の緯度、経度値を地図検索サーバ64に渡し、その部分の詳細な地図を要求する(ステップS36)。地図検索サーバ64は、指定された場所を中心とした詳細な地図をウェブサーバ62に返す(ステップS54)。その結果、ブラウザ61では、ステップS11において自動取引装置の詳細な情報を表示する。図3の地図は、その最終結果を表示したものである。
[絞り込み動作フローチャート]
図13は、図11のステップS42における、DBサーバ63での検索処理の具体的なフローチャートを示す。
まず、ウェブサーバ62からステップS25において、検索のための問合せ文がDBサーバ63に送信されると、DBサーバ63では、ステップS61において、矩形範囲内の支店コードを検索する。この検索には、図5(b)のテーブルデータを利用する。支店コードが一致する全てのデータについて、該当するものをリストR1へ収納する(ステップS62)。ステップS63では、全て抽出済みかどうかを判断し、必要なだけステップS61、62を繰り返す。検索が終了すると、ステップS64において、オプション指定がされているかどうかを判断する。オプション指定というのは、場所以外の取引条件等の、指定のことである。オプション指定があると、ステップS65に進む。
ステップS65では、オプション条件を満たすレコードをリストR1から検索する。リストR1中のデータから、例えば、出金取引ができるもの、記帳処理ができるものを選別し、ステップS66においてリストR2へ収納する。ステップS67では、全ての処理が終了したかどうかを判断する。ステップS65から66の処理を必要なだけ繰り返して、全ての処理が終了すると、指定した条件を満たす窓口と自動取引装置のリストがリストR2へ収納される。ステップS68では、そのリストを出力用にセットする。なお、ステップS64においてオプション指定がないと判断されると、そのままステップS69に進み、リストR1を出力用にセットする。そして、ステップS70において、リストR2、あるいは、リストR1を検索結果としてウェブサーバ62に返却する。以上のような処理によって上記のようなデータベースへの問い合わせ処理が終了する。
図14は、図13ステップS61における矩形範囲内の支店検索処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS101と102で、矩形範囲の中心点の緯度と経度のデータを取得する。そして、ステップS103、104において、位置の比較演算を実行するために、度、分、秒というように表示されたデータを全て秒に換算する。ステップS105で、中心ポイントの緯度経度を(Y0、X0)と決める。次にステップS106において、表示する地図のサイズを決める定数をα、βをセットする。すなわち、中心点(Y0、X0)からY軸方向に上下にαだけ離れた場所をY1、Y2とし、中心点(Y0、X0)から左右にβだけ離れた場所をX1、X2とする。こうしてステップS107から110で位置計算処理を実行し、ステップS111において、短形エリアをY1、Y2、X1、X2の点で囲まれた部分に決定する。ステップS112では、各支店情報の緯度とY1、Y2を比較する。ステップS113では、支店情報の経度とX1、X2を比較する。図5(b)に示したテーブルデータの計算値という項目はこの比較演算処理に使用する。そして、ステップS114において条件1と2を満たす支店を抽出して、リストR1へ収納する。ステップS115では、このリストR1を返信用データエリアに収納する。
図15は図14に続く支店検索処理の動作フローチャートである。
図15(a)は、オプション指定がなかった場合のデータ処理の説明図である。リストR1を生成した後に、オプション指定がない場合には、ステップS121において、返信用データエリアの各金融機関コードと支店コードを元に表示用データを取得して、ステップS122で、その編集結果をウェブサーバに返信する。図15(b)は、オプション指定があった場合のデータ処理の説明図である。
オプション指定による絞り込みには、図14でリストR1に収納されたデータを利用する。まず、ステップS131において、オプションで指定された金融機関名や利用される曜日、利用時間、出金処理、入金処理、記帳処理、現金振込み処理の必要性などを条件として取得する。そして、ステップS132において、提携先金融機関も含めて、指定された取引の可能な支店をリストR1から抽出し、リストR2へ収納する。ステップS133では、抽出されたリストR2の各支店情報に、全ての取引について取引可否情報を付与する。例えば、この支店の自動取引装置は、出金と入金ができるが、記帳はできないというように情報を付与する。ステップS134で、リストR2を返信用データエリアへ収納し、ステップS135で返信用データエリアの各金融機関コードと支店コードを元に表示用データを取得して返信用データエリアへ収納する。ステップS136では、返信用データエリアのデータを検索結果としてウェブサーバ側に返信する。ウェブサーバ側では、ステップS137で、返信結果から最大20件分の情報をピックアップして表示する。このピックアップの仕方は、例えば、指定された領域の中心点からできるだけ近いATMを選択して表示するようにする。
図16は、オプション処理の条件判定論理の説明図である。
オプション条件には様々な指定方法があるが、まず、利用者が所持しているキャッシュカードにより金融機関(金融機関コード)を特定する。この金融機関コードが一致することが検索条件になる。図6(b)のテーブルデータを利用すれば、その金融機関と所定の取引関係にある金融機関やグループとの提携コードと相手先の金融機関コードとを取得できる。この提携コードと相手先の金融機関コードが一致することが検索条件になる。また、利用日(今日)が、該当する提携関係の提携開始日と提携終了日の範囲に含まれることが検索条件になる。これに加えて、利用する曜日や指定された取引が一致することが検索条件になる。また、利用時間が営業開始時間と終了時間の範囲に含まれることが検索条件になる。この場合に、金融機関別の営業日と営業時間および、各支店別の営業日と営業時間を検索条件に含める。例えば、こうした条件式を用いて上記データベースを検索することで、指定された金融機関だけでなく異なる金融機関の窓口と前記自動取引装置の、拡張された利用可能な取引形態を含めた情報を取得できる。
上記のようにして利用者は、窓口や自動取引装置を利用したい場所を指定し、その場所を中心とした所定の範囲に存在し希望条件に適合する窓口や自動取引装置を検索して、地図とともにブラウザに表示させることができる。さらに、表示された地図の中から特定の窓口や自動取引装置を指定すると、その窓口や自動取引装置に関する詳細な情報や近隣の地図を取得できる。こうした方法によって、希望する場所で希望する銀行の希望する取引ができる店舗を、容易に探索することが可能になる。また、任意の金融機関について、任意の取引が可能な手段を見つけることができる。なお、以上の説明で自動取引装置の検索を中心にして説明した部分は、自動取引装置に限らず、銀行や金融機関の支店やその他同等の入出金取引等ができる窓口や機関を検索することができる。
上記の金融サービス案内システムは、携帯電話のみならず、モバイルコンピュータや自宅のパーソナルコンピュータを用いて利用できる。携帯電話の位置検出機能は広く利用されており、モバイルコンピュータの場合にも、携帯電話網を経由してネットワークに接続するときは、同様の手法が採用できる。また、自動取引装置のサービス内容だけでなく、金融機関の窓口が開いているときは、各金融機関のサービス内容も合わせて表示することで、総合的な金融機関利用のための情報提供が可能になる。
また、以上のような金融サービス案内システムによれば、例えば旅先で急に現金が必要になったとき、自分の取引銀行の口座から現金を引き出すことができる自動取引装置はどこに設置されているか、最も近い窓口や店舗はどこか、それは何時まで利用できるか、利用料金はどこがいちばん安いかといった情報を随時取得できるという効果がある。更に、単純かされた構造で検索が容易なデータベースを使用したので、複雑な提携関係や金融機関の統廃合があっても、金融機関から的確な情報を取得することで、常に最新の正確な金融サービス情報の提供ができるという効果がある。
上記の金融サービス案内システムは、携帯電話のみならず、モバイルコンピュータや自宅のパーソナルコンピュータを用いて利用できる。携帯電話の位置検出機能は広く利用されており、モバイルコンピュータの場合にも、携帯電話網を経由してネットワークに接続するときは、同様の手法が採用できる。また、自動取引装置のサービス内容だけでなく、金融機関の窓口が開いているときは、各金融機関のサービス内容も合わせて表示することで、総合的な金融機関利用のための情報提供が可能になる。
本発明の金融サービス案内システムの全体構成を示すブロック図である。 携帯電話に表示される金融サービス案内のウェブページ17の例を示す説明図である。 検索結果を示す画面の説明図である。 図1に示したデータベースサーバ5に記憶されたデータベース12の金融機関データの具体例を示す説明図である。 (a)は、金融機関名称テーブルの例で、(b)は、支店情報テーブルの例である。 提携関係にある複数の金融機関の支店の情報と提携の内容を示すデータの説明図で、(a)は支店別営業情報テーブル、(b)は取引グループ関係情報テーブル、(c)は金融機関別営業情報テーブルの例である。 テーブルデータの関係を示す説明図である。 データベースを利用して、一定の条件下でデータ検索をした結果得られたデータの構造を示す説明図である。 検索結果を示すデータの内容説明図である。 本発明のシステムの動作シーケンスチャートである。 本発明のシステムの動作シーケンスチャートである。 本発明のシステムの動作シーケンスチャートである。 図11のステップS42における、データベースサーバ63での検索処理の具体的なフローチャートを示す。 図13ステップS61における矩形範囲内の支店検索処理の詳細を示すフローチャートである。 (a)は、オプション指定がなかった場合のデータ処理の説明図、(b)は、オプション指定があった場合のデータ処理の説明図である。 オプション処理の条件判定論理の説明図である。
符号の説明
1 ネットワーク
2 端末
3 端末
4 ウェブサーバ
5 データベースサーバ
6 基地局
7 携帯電話
10 データ送信手段
11 記憶装置
12 データベース
13 データベース検索手段
14 検索結果送信手段
15 データベース更新手段
16 記憶装置
17 金融サービス案内
18 データ管理
19 検索結果

Claims (2)

  1. 金融機関を区別するための金融機関コードと金融機関名とを対応させた金融機関名称テーブルと、
    全ての金融機関の全ての支店をそれぞれ区別するための情報であって、前記金融機関コードと支店を特定する支店コードと、各支店の位置を地図上に表示するための情報と対応付けた支店情報テーブルと、
    前記金融機関コードと支店コードと、その支店の曜日ごと取引ごとの取引開始時間と終了時間とを対応付けた支店別営業情報テーブルと、
    前記金融機関コードと、提携コードと、提携先金融機関コードと、提携開始日と、提携終了日を対応付けた、提携ごとに設けられた取引グループ関係情報テーブルと、
    前記提携コードと、その提携関係にある各金融機関の、曜日ごとの可能な取引の種類と取引ごとの取引開始時間と終了時間とを対応付けた金融機関別営業情報テーブル、
    を含む情報を記録したデータベースを記憶した記憶手段と、前記データベースの検索手段と、前記データベース検索の結果を表示する表示手段とを備え、
    前記検索手段は、
    ネットワークを通じて、受付手段の受け付けた、希望する金融機関の利用場所を含む検索条件を受け入れて、前記金融機関名称テーブルを参照して金融機関コードを取得し、この金融機関コードを使用して前記支店情報テーブルを参照し、前記利用場所を中心とした一定の範囲の前記各支店の位置を地図上に表示するため情報を取得し、
    希望する金融機関の取引の種類と利用時刻を示す情報を含む絞り込み検索条件を受け入れたときは、前記金融機関コードを使用して前記支店別営業情報テーブルを参照し、前記希望する金融機関の取引の種類と利用時刻が合致する支店であって、前記利用場所を中心とした一定の範囲の前記各支店の位置を地図上に表示するため情報を取得し、
    さらに、前記取引グループ関係情報テーブルと前記金融機関別営業情報テーブルと前記支店別営業情報テーブルを参照して、前記希望する金融機関とは異なる金融機関の金融機関コードと提携コードを使用して、提携関係が有効で前記希望する前記取引の種類と利用時刻が合致する支店であって、前記利用場所を中心とした一定の範囲の前記各支店の位置を地図上に表示するため情報を取得し、
    前記表示手段は、
    前記指定された地域の地図イメージ上に、前記検索がされた一定の範囲の前記支店の位置を、所定のシンボルを用いて表示することを特徴とする金融サービス案内システム。
  2. コンピュータを、請求項1に記載の各手段として機能させるための金融サービス案内プログラム。
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