JP2002312599A - 推定残高通知方法及び推定残高照会システム - Google Patents

推定残高通知方法及び推定残高照会システム

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JP2002312599A
JP2002312599A JP2001116794A JP2001116794A JP2002312599A JP 2002312599 A JP2002312599 A JP 2002312599A JP 2001116794 A JP2001116794 A JP 2001116794A JP 2001116794 A JP2001116794 A JP 2001116794A JP 2002312599 A JP2002312599 A JP 2002312599A
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JP2001116794A
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Masahiko Noguchi
昌彦 野口
Hisayoshi Inamori
久由 稲守
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はカード決済金額の引き落とし時に預
金残高不足が生じるのを防止するとともに利用可能な金
額の把握を容易にすることが可能な推定残高通知方法及
び推定残高照会システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 銀行などの金融機関における各顧客の口
座の預金残高を顧客などに通知するための推定残高通知
方法であって、金融機関における各顧客の少なくとも預
金残高の情報を含む預金データと、クレジット会社の発
行したカードを用いて決済された各顧客の商取引に関す
る購入データとをそれぞれ蓄積しておき、顧客からの残
高照会要求が入力された場合に、預金データの預金残高
と引き落としが未処理の購入データとに基づいて、少な
くとも預金残高から購入データの引き落とし予定金額を
差し引いた推定預金残高を算出して出力することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が銀行口座
などの金融機関における預金残高を照会する際に利用可
能な推定残高通知方法及び推定残高照会システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば現金自動預払機(AT
M)などを利用して所定の入力操作を行うことにより、
利用者は自分の銀行口座における預金残高を照会するこ
とができる。この照会で得られる情報は、照会時点での
預金残高のみである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近では、買い物など
の商取引において、現金を利用せずにクレジットカード
を使って決済する人が増えている。クレジットカードを
使って決済した場合には、購入金額の全額もしくは一部
分(分割払いの場合)が特定の期日に銀行口座から自動
的に引き落とされる。従って、クレジットカードの利用
者が買い物をした時点と、その購入代金が銀行口座から
実際に引き落とされる時点との間には例えば1ヶ月程度
のずれが生じる。
【0004】一方、銀行口座の預金残高には、当然のこ
とながら引き落とし前の購入代金は反映されていないの
で、預金残高の照会で得られる情報にもクレジットカー
ドを使って決済された代金は引き落とし期日までは反映
されない。買い物などの商取引は不定期で行われる場合
が多いし、購入金額もその都度大きく変わる。従って、
クレジットカードによる決済を頻繁に利用する人の場合
には、特定の期日に引き落とされるカードの利用金額が
各時点の預金残高を上回り、預金残高に不足が生じる可
能性もある。
【0005】預金残高不足の発生を防止するためには、
現金の引き出しを行う場合や新たにクレジットカードで
決済する場合に、十分な預金残高があるか否かを確認す
る必要がある。しかし、従来の預金残高照会ではその時
点の残高だけしか分からないので、照会によって表示さ
れた金額が十分であっても引き落とし予定の金額が多け
れば預金残高不足が発生してしまう。
【0006】このため、クレジットカードの利用者は、
クレジットカードで決済された購入代金を自分自身で管
理するか、あるいは契約しているクレジットカード会社
に対して購入金額の確認を行わない限り、預金残高不足
を生じることなく利用可能な金額を把握できなかった。
特に、複数のクレジットカード会社と契約している利用
者の場合には、それぞれのクレジットカード会社の発行
したカードについて利用金額や引き落とし期日を管理も
しくは確認する必要があるため、実際に利用可能な金額
の把握が困難であった。
【0007】本発明は、カード決済金額の引き落とし時
に預金残高不足が生じるのを防止するとともに、利用可
能な金額の把握を容易にすることが可能な推定残高通知
方法及び推定残高照会システムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の推定残高通知
方法は、銀行などの金融機関における各顧客の口座の預
金残高を顧客などに通知するための推定残高通知方法で
あって、金融機関における各顧客の少なくとも預金残高
の情報を含む預金データと、クレジット会社の発行した
カードを用いて決済された各顧客の商取引に関する購入
データとをそれぞれ蓄積しておき、顧客からの残高照会
要求が入力された場合に、預金データの預金残高と引き
落としが未処理の購入データとに基づいて、少なくとも
預金残高から購入データの引き落とし予定金額を差し引
いた推定預金残高を算出して出力することを特徴とす
る。
【0009】請求項1においては、預金データの預金残
高と引き落としが未処理の購入データとに基づいて預金
残高から購入データの引き落とし予定金額を差し引いた
金額を推定預金残高として算出する。このため、利用者
からの残高照会要求に対して、クレジットカードで決済
された購入代金を考慮した利用可能な金額を利用者に通
知することができる。
【0010】従って、既にクレジットカードの利用金額
が多い場合には、利用者は引き落としの際に預金残高不
足が発生しないように、それ以上の購入を抑制すること
になる。また、利用者自身がクレジットカードの利用金
額を管理する必要がないし、金額を把握するために利用
者がクレジットカード会社に問い合わせをする必要もな
い。
【0011】請求項2は、請求項1の推定残高通知方法
において、顧客からの残高照会要求が入力された場合
に、引き落としが未処理の各購入データについて引き落
とし予定日及び引き落とし予定金額を更に出力すること
を特徴とする。
【0012】請求項2においては、利用者はクレジット
カードで決済された商取引毎にその引き落とし予定日及
び引き落とし予定金額を知ることができる。従って、例
えば給料の銀行振り込みなどによって特定の日に預金残
高が増えることが想定される場合には、利用者は預金残
高の増える日と引き落とし予定日とを考慮して実際に利
用可能な金額を予想することもできる。
【0013】請求項3の推定残高照会システムは、クレ
ジット会社が管理する第1の管理装置と、銀行などの金
融機関が管理する第2の管理装置とで構成され、前記金
融機関における各顧客の口座の預金残高を顧客などに通
知するための推定残高照会システムであって、前記第2
の管理装置には、各顧客の少なくとも預金残高の情報を
含む預金データを蓄積する預金データベースと、クレジ
ット会社の発行したカードを用いて決済された各顧客の
商取引に関する購入データを前記第1の管理装置から取
得して蓄積する購入情報データベースと、顧客からの残
高照会要求が入力された場合に、前記預金データベース
における預金データの預金残高と、前記購入情報データ
ベースにおける引き落としが未処理の購入データとに基
づいて、少なくとも預金残高から購入データの引き落と
し予定金額を差し引いた推定預金残高を算出して出力す
る推定預金残高推定手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】請求項3においては、預金データベースは
預金残高を含む預金データを蓄積している。また、購入
情報データベースはクレジットカードで決済された商取
引の購入データをクレジットカード会社が管理する第1
の管理装置から取得して蓄積する。推定預金残高推定手
段は、残高照会要求に対して、預金データベースにおけ
る預金データの預金残高と、購入情報データベースにお
ける引き落としが未処理の購入データとに基づいて、預
金残高から購入データの引き落とし予定金額を差し引い
た推定預金残高を算出して出力する。
【0015】また、預金データベース,購入情報データ
ベース及び推定預金残高推定手段は、銀行の管理する第
2の管理装置に設けられる。請求項3では、請求項1と
同様に、利用者からの残高照会要求に対して、クレジッ
トカードで決済された購入代金を考慮した利用可能な金
額を利用者に通知することができる。
【0016】従って、既にクレジットカードの利用金額
が多い場合には、利用者は引き落としの際に預金残高不
足が発生しないように、それ以上の購入を抑制すること
になる。また、利用者自身がクレジットカードの利用金
額を管理する必要がないし、金額を把握するために利用
者がクレジットカード会社に問い合わせをする必要もな
い。
【0017】請求項4は、請求項3の推定残高照会シス
テムにおいて、前記預金データベースの預金データに対
して引き落としが完了した処理済みの購入データを、前
記購入情報データベースから自動的に削除する購入デー
タ削除手段を前記第2の管理装置に設けたことを特徴と
する。請求項4においては、購入データ削除手段の働き
により、引き落としが完了した処理済みの購入データは
購入情報データベースから自動的に削除される。引き落
としが完了した処理済みの購入データは、推定預金残高
の算出には不要である。購入データ削除手段の働きによ
り、購入情報データベースの記憶領域を効率的に利用で
きる。また、推定預金残高を算出する際の処理対象のデ
ータ量が減るので処理を効率化できる。
【0018】請求項5は、請求項3の推定残高照会シス
テムにおいて、販売店などで顧客の各商取引が成立した
ときに、前記商取引に関する購入データを入力し、前記
購入データを第2の管理装置宛てに自動的に送信する購
入データ送信手段を前記第1の管理装置に設けたことを
特徴とする。請求項5においては、商取引が成立したと
きにクレジットカード会社側の第1の管理装置から銀行
側の第2の管理装置に対して購入データが自動的に送信
される。このため、銀行側の第2の管理装置がクレジッ
トカード会社側の第1の管理装置に頻繁にアクセスしな
くても、第2の管理装置は最新の商取引の結果を推定預
金残高に反映することができる。
【0019】請求項6は、請求項3の推定残高照会シス
テムにおいて、前記購入情報データベースは引き落とし
予定期日及び引き落とし予定金額を含む購入データを保
持し、前記推定預金残高推定手段は、推定預金残高とと
もに引き落としが未処理の各購入データに関する引き落
とし予定日及び引き落とし予定金額をそれぞれ出力する
ことを特徴とする。
【0020】請求項6においては、利用者はクレジット
カードで決済された商取引毎にその引き落とし予定日及
び引き落とし予定金額を知ることができる。従って、例
えば給料の銀行振り込みなどによって特定の日に預金残
高が増えることが想定される場合には、利用者は預金残
高の増える日と引き落とし予定日とを考慮して実際に利
用可能な金額を予想することもできる。
【0021】請求項7は、請求項3の推定残高照会シス
テムにおいて、前記第1の管理装置が前記購入データに
関する引き落とし処理を完了した場合に、第1の管理装
置が、第2の管理装置に対して引き落としが完了した購
入データを特定するための識別子を含む引き落とし済み
通知を送信することを特徴とする。請求項7において
は、銀行側の管理する第2の管理装置は、第1の管理装
置から送信される引き落とし済み通知に基づいて引き落
としが完了した購入データを特定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の推定残高通知方法及び推
定残高照会システムの1つの実施の形態について、図1
〜図8を参照して説明する。この形態は全ての請求項に
対応する。図1は預金管理装置の構成を示すブロック図
である。図2はシステムの構成例を示すブロック図であ
る。図3はクレジット管理装置の構成を示すブロック図
である。図4はクレジット顧客データの構成例を示す模
式図である。
【0023】図5は商取引発生時の動作シーケンスを示
すシーケンス図である。図6は残高照会時の預金管理装
置の動作を示すフローチャートである。図7は引き落と
し時の動作シーケンスを示すシーケンス図である。図8
は残高照会時に出力される表示例を示す正面図である。
この形態では、請求項3の第1の管理装置,第2の管理
装置,預金データベース,購入情報データベース及び推
定預金残高推定手段は、それぞれクレジット管理装置2
1,預金管理装置11,預金DB(データベースの略、
以下同様)42,顧客クレジットDB41及び推定残高
算出部46に対応する。また、請求項4の購入データ削
除手段は引き落とし済みデータ削除部43に対応する。
請求項5の購入データ送信手段は購入データ処理部31
に対応する。
【0024】この形態では、図2に示すようなシステム
に本発明を適用する場合を想定している。複数の銀行1
0(1),10(2),・・・のそれぞれには、顧客の各口座
の預金を管理するために預金管理装置11が備わってい
る。また、クレジットカードを発行して管理するクレジ
ット会社20(1),20(2),・・・のそれぞれには、各
顧客のカード利用状況を管理するためにクレジット管理
装置21が備わっている。
【0025】各銀行10(1),10(2),・・・の預金管
理装置11及び各クレジット会社20(1),20(2),・
・・のクレジット管理装置21は、互いに通信できるよ
うにネットワーク12を介して接続されている。また、
各クレジット会社20のクレジット管理装置21は、契
約している各販売店22の端末との間で通信できるよう
に通信回線23を介して接続されている。
【0026】各クレジット会社20のクレジット管理装
置21は、図3に示すように購入データ処理部31,引
き落とし処理部32及び顧客DB33を備えている。ク
レジット管理装置21はコンピュータを用いて構成する
ことができる。顧客DB33は、自社(クレジット会社
20)と契約している各顧客のクレジットカードの利用
状況を表すクレジット顧客データを保持し管理してい
る。顧客DB33上のクレジット顧客データは、図4に
示すように、顧客毎に客番号で区別され管理されてい
る。
【0027】また、クレジット顧客データに含まれる各
クレジット購入データは、図4に示すように引き落とし
期日D1,利用額D2,引き落とし銀行名/口座名D
3,クレジット会社名D4,オプション情報(クレジッ
ト購入日,クレジットカード名など)D5及びクレジッ
ト支払い識別子D6で構成されている。クレジット支払
い識別子D6は、クレジットカードで決済された1件毎
の商取引を一意に特定するために用いる情報である。例
えば、「引き落とし先銀行名+自クレジット会社名+口
座番号+購入年月日+購入日毎の通番」をクレジット支
払い識別子D6として利用することができる。
【0028】各顧客がクレジット会社20と契約してい
る販売店22で、クレジット会社20の発行したクレジ
ットカードを利用して商取引(製品の購入など)を行っ
た場合には、販売店22からクレジット会社20のクレ
ジット管理装置21に対して、商取引に関する情報が送
信される。クレジット管理装置21の購入データ処理部
31は、販売店22から入力される情報に基づいて、顧
客がクレジットカード決済により商取引を行ったことを
認識するとともに、必要な情報をクレジット購入データ
として顧客DB33に登録する。同時に、購入データ処
理部31は引き落とし先の銀行に対してクレジット購入
データを含む情報を通知する。
【0029】引き落とし処理部32は、顧客DB33に
登録されたデータに基づき、各データの引き落とし期日
に、該当する顧客の該当する銀行口座に対して購入代金
の引き落としを実施する。また、引き落とし処理が終了
した後で引き落とし済み通知を引き落とし先の銀行に対
して送信するとともに、その結果を顧客DB33の内容
に反映する。
【0030】各銀行10の預金管理装置11は、図1に
示すように顧客クレジットDB41,預金DB42,引
き落とし済みデータ削除部43,クレジット購入データ
処理部44,引き落とし処理部45,推定残高算出部4
6及び残高照会端末47を備えている。預金管理装置1
1は、コンピュータを用いて構成することができる。顧
客クレジットDB41は、クレジット会社20の顧客D
B33と同様に、図4に示すようなクレジット顧客デー
タを保持し管理している。但し、顧客クレジットDB4
1におけるクレジット顧客データは、図4に示す客番号
の代わりに顧客毎の口座番号で区別されている。
【0031】顧客クレジットDB41のクレジット顧客
データに含まれる各クレジット購入データ(クレジット
購入履歴)も、図4に示すように引き落とし期日D1,
利用額D2,引き落とし銀行名/口座名D3,クレジッ
ト会社名D4,オプション情報(クレジット購入日,ク
レジットカード名など)D5及びクレジット支払い識別
子D6で構成されている。
【0032】預金DB42は、口座番号毎に現在の預金
残高を含む顧客の情報を保持している。従って、従来よ
り銀行のデータベースで管理されている情報を預金DB
42としてそのまま利用することができる。引き落とし
処理部45は、顧客や各クレジット会社20から引き落
としの要求が入力されたときに、その要求を受け付けて
預金DB42の登録内容を更新し引き落としを実行す
る。
【0033】クレジット購入データ処理部44は、顧客
がクレジットカードを使って商取引を行った際にクレジ
ット会社20のクレジット管理装置21から送られてく
るクレジット購入データを受け付けて、顧客クレジット
DB41に登録する。顧客DB33の各クレジット購入
データの引き落とし期日になると、クレジット管理装置
21が預金管理装置11に対して引き落としの手続きを
実施する。それが終了した場合には、クレジット管理装
置21から預金管理装置11に対して引き落とし済み通
知が入力される。
【0034】預金管理装置11の引き落とし済みデータ
削除部43は、引き落とし済み通知が入力された場合
に、該当するクレジット購入データを顧客クレジットD
B41から削除する。残高照会端末47は預金残高を照
会するために用いる入出力装置であり、例えば現金自動
預払機(ATM)を利用することができる。顧客が預金
残高を確認するときには、残高照会端末47に残高照会
要求が入力される。
【0035】推定残高算出部46は、残高照会端末47
に顧客から残高照会要求が入力された場合に、顧客クレ
ジットDB41及び預金DB42に登録された情報に基
づいて、現在の預金残高だけでなく、クレジット購入代
金の引き落とし予定を考慮した推定預金残高の情報をも
算出して残高照会端末47に出力する。残高照会端末4
7は、顧客からの残高照会要求に対して例えば図8に示
すような情報を表示もしくは印刷して出力する。
【0036】以下、システムの動作について説明する。
ここでは、図2の銀行10(1)に預金口座を持つ顧客
が、クレジット会社20(1)の発行したクレジットカー
ドを用いて販売店22(11)で購入代金の決済を行う場合
を想定している。顧客が販売店22(11)で商品の購入な
どを行い、クレジットカードを用いて購入代金の決済を
行うと、販売店22(11)からクレジット会社20(1)の
クレジット管理装置21に対してクレジットカードの利
用に関する情報が送信される。そして、クレジット会社
20(1)のクレジット管理装置21と銀行10(1)の預金
管理装置11との間で、図5に示す動作シーケンスが実
行される。
【0037】顧客のクレジットカードの利用に伴って販
売店22からクレジット管理装置21に入力される情報
は、クレジット管理装置21内の購入データ処理部31
で処理される。すなわち、購入データ処理部31は販売
店22からの情報を受信すると図5に示すステップS1
1からS12に進み、クレジット購入情報の受付を行
う。また、受付が終了すると次のステップS13に進
み、受信した情報から所定のクレジット購入データを抽
出して顧客DB33に登録する。
【0038】1回のクレジット購入に伴って、1組のク
レジット購入データが生成される。1組のクレジット購
入データは、図4に示すように引き落とし期日D1,利
用額D2,引き落とし銀行名/口座名D3,クレジット
会社名D4,オプション情報(クレジット購入日,クレ
ジットカード名など)D5及びクレジット支払い識別子
D6で構成されている。なお、オプション情報は残高照
会の際に付加情報として出力される。
【0039】また、ステップS14では引き落とし先の
銀行10(1)に対してステップS13と同じ1組のクレ
ジット購入データを送信する。従って、顧客がクレジッ
トカードを利用した場合には、その直後にクレジット購
入データが引き落とし先の銀行10(1)に対しても通知
される。銀行10(1)の預金管理装置11に含まれるク
レジット購入データ処理部44では、ネットワーク12
を介してクレジット会社20(1)からのクレジット購入
データを受信するとステップS21からS22の処理に
進む。
【0040】ステップS22では、受信したクレジット
購入データに含まれている口座番号の情報を用いて、顧
客クレジットDB41から該当する口座番号のクレジッ
ト顧客データを検索する。次のステップS23では、該
当する口座番号のクレジット顧客データに、ステップS
21で受信したクレジット購入データを1件分のデータ
として追加する。また、追加の際には引き落とし期日の
順番でデータの並べ替えを実施する。
【0041】なお、該当する口座番号のクレジット顧客
データが顧客クレジットDB41に存在しない場合に
は、該当する口座番号のクレジット顧客データを顧客ク
レジットDB41上に新規に作成してから受信したクレ
ジット購入データを記録する。従って、顧客が販売店2
2でクレジットカードを利用して商品などを購入すると
図5に示す動作が実施されるので、クレジット会社20
の顧客DB33及び銀行10の顧客クレジットDB41
のそれぞれには、例えば図4に示すようなクレジット顧
客データが購入履歴として蓄積される。
【0042】一方、顧客が例えば銀行10(1)内で残高
照会端末47を操作して残高照会の要求を入力した場合
には、銀行10(1)内の預金管理装置11は図6に示す
動作を実行する。すなわち、残高照会の要求が入力され
ると預金管理装置11はステップS31からS32の処
理に進み、顧客の口座番号を取得する。この口座番号
は、例えば顧客の預金通帳あるいはカードから自動的に
読み取ってもよいし、顧客の手入力により入力してもよ
い。
【0043】ステップS33では、ステップS32で入
力された口座番号の預金情報を預金DB42上で検索す
る。そして、該当する口座番号における現時点での預金
残高の情報を預金DB42から取得する。ステップS3
4では、ステップS32で入力された口座番号のクレジ
ット顧客データを預金顧客クレジットDB41上で検索
する。そして、該当する口座番号の顧客のクレジット顧
客データ(図4参照)を顧客クレジットDB41から取
得する。
【0044】次の処理PRでは、預金管理装置11は残
高照会の結果を残高照会端末47に対して出力する。処
理PRの最初のステップS35では、残高照会日及び預
金残高の情報を出力する。この預金残高は、ステップS
33で預金DB42から得られた預金残高そのものであ
る。
【0045】次のステップS36は、該当する口座番号
のクレジット顧客データに含まれる全て(あるいは顧客
もしくは銀行側が定めた規定件数分)のクレジット購入
データのそれぞれについて繰り返し実行される。ステッ
プS36では、最初に1組のクレジット購入データの引
き落とし期日D1を引き落とし予定日として出力する。
また、引き落とし金額(利用額)D2を支出予定として
出力する。更に、預金残高から引き落とし予定の金額を
差し引いた引き落とし後の金額を推定残高Dxとして算
出し出力する。また、オプション情報D5(クレジット
購入日,クレジットカード名など)の内容を出力する。
【0046】処理PRを実行すると、残高照会端末47
には例えば図8に示すような情報が表示される。従っ
て、顧客は現在の預金残高だけでなく、引き落とし予定
の金額,引き落とし期日及び引き落とし後の推定残高を
把握することができる。クレジット購入データに関する
引き落としの動作は、図7に示す通りである。クレジッ
ト会社20のクレジット管理装置21に含まれる引き落
とし処理部32は、定期的に顧客DB33の内容を検索
し、引き落とし期日の到来したクレジット購入データの
有無を監視する(S41)。
【0047】引き落とし処理部32は、引き落とし期日
の到来したクレジット購入データを見つけるとステップ
S41からS42の処理に進む。ステップS42では、
クレジット購入データに含まれる引き落とし銀行名/口
座番号D3及び利用額D2の情報に基づき、該当する銀
行10に対して引き落としの要求を送信する。銀行10
の預金管理装置11に含まれる引き落とし処理部45
は、クレジット会社20からの引き落としの要求を受信
すると、ステップS51からS52の処理に進む。そし
て、受信した引き落としの要求に従って、該当する口座
番号の口座の預金残高から利用額D2と同じ金額だけ差
し引く。この引き落としの結果を預金DB42の内容に
反映する。
【0048】一方、クレジット会社20のクレジット管
理装置21に含まれる引き落とし処理部32は、ステッ
プS42で引き落としが正常に終了した後で、ステップ
S43の処理に進む。ステップS43では、該当するク
レジット購入データからそれに含まれるクレジット支払
い識別子D6を抽出し、このクレジット支払い識別子D
6を含む引き落とし済み通知を引き落とし先の銀行10
に対して送信する。
【0049】次のステップS44では、引き落とし処理
部32は引き落とし処理が終了したクレジット購入デー
タを顧客DB33から削除する。銀行10の預金管理装
置11に含まれる引き落とし済みデータ削除部43は、
クレジット会社20からの引き落とし済み通知を受信す
るとステップS53からS54の処理に進む。
【0050】ステップS54では、引き落とし済み通知
に含まれているクレジット支払い識別子D6を用いて、
該当するクレジット購入データを顧客クレジットDB4
1から検索し、そのクレジット購入データを顧客クレジ
ットDB41から削除する。すなわち、引き落とし済み
通知を受信した時点で、該当するクレジット購入データ
に関する銀行10での引き落とし処理は完了しているは
ずなので、それ以上顧客クレジットDB41に保持して
おく必要はない。
【0051】なお、例えばインターネット上の商取引の
ように特定の販売店22を利用しない商取引であって
も、クレジットカードを利用して決済を行う場合には本
発明を適用できる。また、図1の例では残高照会端末4
7として現金自動預払機(ATM)のように固定された
端末を用いる場合を示してあるが、例えばインターネッ
トを介して携帯電話やパソコンのような任意の端末を銀
行のコンピュータと接続すれば任意の場所で残高照会を
行うことも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば顧客が銀
行などの金融機関で残高照会を行う際に、現在の預金残
高だけでなく、その時点でその銀行から引き落とされる
予定が決まっている、自分の契約しているクレジット会
社の引き落とし金額を差し引いた預金残高を表示するこ
とができる。このため、顧客は自分でクレジット購入額
を管理したり、自分が契約している全クレジット会社に
間い合わせたりしなくとも、残高不足を生じることなく
利用可能な推定預金残高を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】預金管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】クレジット管理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】クレジット顧客データの構成例を示す模式図で
ある。
【図5】商取引発生時の動作シーケンスを示すシーケン
ス図である。
【図6】残高照会時の預金管理装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】引き落とし時の動作シーケンスを示すシーケン
ス図である。
【図8】残高照会時に出力される表示例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 銀行 11 預金管理装置 12 ネットワーク 20 クレジット会社 21 クレジット管理装置 22 販売店 23 通信回線 31 購入データ処理部 32 引き落とし処理部 33 顧客DB 41 顧客クレジットDB 42 預金DB 43 引き落とし済みデータ削除部 44 クレジット購入データ処理部 45 引き落とし処理部 46 推定残高算出部 47 残高照会端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀行などの金融機関における各顧客の口
    座の預金残高を顧客などに通知するための推定残高通知
    方法であって、 金融機関における各顧客の少なくとも預金残高の情報を
    含む預金データと、クレジット会社の発行したカードを
    用いて決済された各顧客の商取引に関する購入データと
    をそれぞれ蓄積しておき、 顧客からの残高照会要求が入力された場合に、預金デー
    タの預金残高と引き落としが未処理の購入データとに基
    づいて、少なくとも預金残高から購入データの引き落と
    し予定金額を差し引いた推定預金残高を算出して出力す
    ることを特徴とする推定残高通知方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の推定残高通知方法において、
    顧客からの残高照会要求が入力された場合に、引き落と
    しが未処理の各購入データについて引き落とし予定日及
    び引き落とし予定金額を更に出力することを特徴とする
    推定残高通知方法。
  3. 【請求項3】 クレジット会社が管理する第1の管理装
    置と、銀行などの金融機関が管理する第2の管理装置と
    で構成され、前記金融機関における各顧客の口座の預金
    残高を顧客などに通知するための推定残高照会システム
    であって、 前記第2の管理装置には、 各顧客の少なくとも預金残高の情報を含む預金データを
    蓄積する預金データベースと、 クレジット会社の発行したカードを用いて決済された各
    顧客の商取引に関する購入データを前記第1の管理装置
    から取得して蓄積する購入情報データベースと、 顧客からの残高照会要求が入力された場合に、前記預金
    データベースにおける預金データの預金残高と、前記購
    入情報データベースにおける引き落としが未処理の購入
    データとに基づいて、少なくとも預金残高から購入デー
    タの引き落とし予定金額を差し引いた推定預金残高を算
    出して出力する推定預金残高推定手段とを設けたことを
    特徴とする推定残高照会システム。
  4. 【請求項4】 請求項3の推定残高照会システムにおい
    て、前記預金データベースの預金データに対して引き落
    としが完了した処理済みの購入データを、前記購入情報
    データベースから自動的に削除する購入データ削除手段
    を前記第2の管理装置に設けたことを特徴とする推定残
    高照会システム。
  5. 【請求項5】 請求項3の推定残高照会システムにおい
    て、販売店などで顧客の各商取引が成立したときに、前
    記商取引に関する購入データを入力し、前記購入データ
    を第2の管理装置宛てに自動的に送信する購入データ送
    信手段を前記第1の管理装置に設けたことを特徴とする
    推定残高照会システム。
  6. 【請求項6】 請求項3の推定残高照会システムにおい
    て、前記購入情報データベースは引き落とし予定期日及
    び引き落とし予定金額を含む購入データを保持し、前記
    推定預金残高推定手段は、推定預金残高とともに引き落
    としが未処理の各購入データに関する引き落とし予定日
    及び引き落とし予定金額をそれぞれ出力することを特徴
    とする推定残高照会システム。
  7. 【請求項7】 請求項3の推定残高照会システムにおい
    て、前記第1の管理装置が前記購入データに関する引き
    落とし処理を完了した場合に、第1の管理装置が、第2
    の管理装置に対して引き落としが完了した購入データを
    特定するための識別子を含む引き落とし済み通知を送信
    することを特徴とする推定残高照会システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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