JP5019340B2 - 天井搬送車の軌道構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相隣接する各壁面の直角コーナ部において、天井搬送車の走行方向を直角に曲げて変更させるための軌道構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本明細書では、半導体製造のためのクリーンルームにおける天井軌道構造について説明する。最初に、クリーンルームについて説明する。図4に示されるように、クリーンルームにおける幅方向のほぼ中央部には、その長手方向に沿って中央通路(工程間搬送空間B0 )が設けられている。そして、その天井には、該工程間搬送空間B0 を周回走行する形態で工程間搬送軌道51が敷設されていて、多数台の天井搬送車V0 が連なって走行して、ウェハキャリア52の搬送が行われる。この作用は、「工程間搬送」と称されている。
【0003】
また、前記工程間搬送空間B0 の幅方向の両側には、前記工程間搬送空間B0 の長手方向にほぼ直交する形態で、「ベイ」と称される複数本の側方通路(図4に記載のクリーンルームの場合、10本の工程内搬送空間B1 〜B10)が、一定の間隔をおいて設置されている。これらの工程内搬送空間B1 〜B10の天井にも、上記した工程間搬送空間B0 の場合と同様に工程内搬送軌道53,54が敷設されていて、複数台の天井搬送車V1,V2 が連なって走行して、ウェハキャリア52の搬送が行われる。この作用は、「工程内搬送」と称されている。前記工程内搬送空間B1 〜B10のうちの2つの工程内搬送空間B1,B9 における幅方向の片側、或いは両側には、各ストッカS1,S2 と多数基の処理装置Tが設置されている。工程内搬送空間B1 の天井搬送車V1 によって処理装置T1 から搬送されたウェハキャリア52は、各ストッカS1,S2 を介し、工程内搬送空間B9 の天井搬送車V2 により、処理装置T2 に収容される。なお、クリーンルームにおいて、工程間搬送空間B0 の幅W0 は比較的広いが、各工程内搬送空間B1 〜B10の幅W1 は狭い。
【0004】
上記した天井搬送を、更に説明すると、処理装置T1 で処理済みのウェハキャリア52は、工程内搬送軌道53を走行する天井搬送車V1 に移載される。該天井搬送車V1 が走行し、該ウェハキャリア52を工程間搬送空間B0 に面して設置された第1ストッカS1 にいったん収容させる。そして、この第1ストッカS1 から、工程間搬送軌道51を走行する天井搬送車V0 にウェハキャリア52が移載される。該天井搬送車V0 が走行し、前記ウェハキャリア52を、工程間搬送空間B0 に面して設置された第2ストッカS2 にいったん収容させる。そして、該ウェハキャリア52は、工程内搬送軌道54を走行する天井搬送車V2 に移載される。該天井搬送車V2 が走行し、処理装置T2 に搬入させる。
【0005】
図5に示されるように、各軌道51,53,54を連続状態で接続させて、工程間搬送空間B0 から各工程内搬送空間B1,B9 に前記天井搬送車V0 を直接進入させるということが想定される。こうすることにより、ウェハキャリア52を各ストッカS1,S2 を介することなく、直接搬送することができる。この場合、天井搬送車V0 は、各ストッカS1,S2 のコーナ部を直角に曲がって走行する。該天井搬送車V0 が、第2ストッカS2 のコーナ部55を直角に曲がって走行するときの作用について、更に詳細に説明する。
【0006】
図6に示されるように、ウェハキャリア52が、天井搬送車V0 と第2ストッカS2 との間で移載されるときの両者の間隔Lは規定されていて、約200mmである。このため、第2ストッカS2 の第1壁面部56(工程間搬送空間B0 側の壁面部)から間隔Lだけ離した第1直線路J1 と、前記第1壁面部56と直交する第2壁面部57(工程内搬送空間B9 側の壁面部)から間隔Lだけ離した第2直線路J2 とを、天井搬送車V0 が走行可能な最小曲率半径Rで、その中心角が90°の円弧状の曲線路Kで接続すると、天井搬送車V0 と第2ストッカS2 のコーナ部55とが干渉するおそれがある。これを防止するためには、第2ストッカS2 のコーナ部55を切り欠いて、切欠部58を設けなければならない。
【0007】
上記した不具合を避けるためには、図7に示されるように、前記第2直線路J2 を、第2ストッカS2 の第2壁面部57から、天井搬送車V0 が走行可能な最小曲率半径Rだけ離した位置に設置し、前記第1直線路J1 と第2直線路J2'とを、中心角90°の曲線路K’で接続しなければならない。すると、工程内搬送空間B9 において、曲げ走行後の天井搬送車V0 と第2ストッカS2 との間隔Lが離れすぎてしまう。この結果、次に示す不具合が発生する。(1)天井搬送車V0 と第2壁面部57との間隔Lが大きくなり過ぎて、ウェハキャリア52の移載をスムーズに行うことができない。(2)天井搬送車V0 と第2壁面部57との間に無駄空間Qが生じる。
【0008】
ここで、クリーンルームの建設費、或いは運転費は極めて高い。このため、各ストッカS1,S2 、或いは処理装置T等は、できるだけその床面積を有効活用させた状態で設置されることが望ましい。上記した結果、各ストッカS1,S2 、或いは処理装置Tのコーナ部を切り欠いたり、各工程内搬送空間B1 〜B10に無駄空間Qを生じさせたりすることは得策ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、前記直角コーナ部において、天井搬送車の走行方向を直角に曲げて、互いに直交する2本の各直線路を接続するに際して、前記コーナ部を切り欠かずに、しかも、直角曲げされた後の天井搬送車とコーナ部を形成する壁面との間に無駄空間が発生するのを防止することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、ストッカ等の直交して相隣接する各壁面に沿って平行となって天井にモノレール状に敷設され、天井搬送車の走行方向を直角に曲げる前記各壁面の直角コーナ部において、互いに直交する第1及び第2の各直線路を接続する天井搬送車の軌道構造であって、前記第1及び第2の各直線路は、当該各直線路が平行に沿っている前記各壁面から互いに等しい間隔をおいて配置され、本来の曲げ方向と反対方向にわん曲された中心角(α)〔α<90°〕の第1曲線路と、本来の曲げ方向にわん曲された中心角(90°+α)の第2曲線路とが、前記走行方向に沿って、この順序で変曲点を介して接続されて接続曲線路が形成され、前記第1及び第2の各直線路は、前記接続曲線路を介して接続されていると共に、前記第2曲線路の曲率中心、及び前記第2直線路への進入開始点は、いずれも前記第1直線路の仮想延長線上に位置することを特徴としている。
【0011】
請求項1の発明では、天井搬送車が直角コーナ部を曲がるとき、第1直線路を走行する該天井搬送車は、前記コーナ部よりも手前側で、本来の曲げ方向と反対方向にわん曲された第1曲線路に進入する。この第1曲線路の中心角(α)は、90°より小さい。続いて、該天井搬送車は、前記第1曲線路と連続し、本来の曲げ方向と同方向にわん曲された第2曲線路に進入する。この第2曲線路の中心角は、(90°+α)である。即ち、天井搬送車は、いったん本来の曲げ方向と反対方向に膨らむことによって、コーナ部との干渉が回避されると共に、本来の曲げ方向と同方向に走行することによって、その走行姿勢が修正され、前記コーナ部を形成する各壁面から一定の間隔だけ離れた位置に配置される。そして、前記第2曲線路の曲率中心、及び前記第2直線路への進入開始点は、いずれも前記第1直線路の仮想延長線上に位置しているため、第2直線路は、直角コーナ部に対して壁面と前記第1及び第2の各直線路との距離に等しい長さだけ手前側から開始される。この結果、天井搬送車は、第2直線路に対しては、直角コーナ部よりも手前側において当該第2直線路に沿った走行姿勢となる。このようにして、第1及び第2の各曲線路を走行した天井搬送車は、コーナ部と干渉することなく、その走行方向が直角に曲げられる。そして、第2直線路に進入した天井搬送車は、前記壁面に可能な限り近接される。この結果、天井搬送車の曲げ走行後において、該天井搬送車と壁面との間に無駄空間が発生せず、最小搬送空間内において天井搬送車の走行が可能となる。この軌道構造は、干渉制限の少ない搬送空間から、干渉制限の多い別の搬送空間に向けて、天井搬送車の走行方向を直角に曲げて走行させる場合に好適である。
【0012】
請求項2に記載の発明は、ストッカ等の直交して相隣接する各壁面に沿って平行となって天井にモノレール状に敷設され、天井搬送車の走行方向を直角に曲げる前記各壁面の直角コーナ部において、互いに直交する第1及び第2の各直線路を接続する天井搬送車の軌道構造であって、前記第1及び第2の各直線路は、当該各直線路が平行に沿っている前記各壁面から互いに等しい間隔をおいて配置され、本来の曲げ方向にわん曲された中心角(90°+α)〔α<90°〕の第1曲線路と、本来の曲げ方向と反対方向にわん曲された中心角(α)の第2曲線路とが、前記走行方向に沿って、この順序で変曲点を介して接続されて接続曲線路が形成され、前記第1及び第2の各直線路は、前記接続曲線路を介して接続されていると共に、前記第1曲線路の曲率中心、及び当該第1曲線路への進入開始点は、いずれも前記第2直線路の仮想延長線上に位置することを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明では、天井搬送車が、直角コーナ部を曲がるとき、第1直線路を走行する天井搬送車は、前記コーナ部を超えて走行した後、本来の曲げ方向と同方向にわん曲された第1曲線路に進入する。この第1曲線路の中心角は、(90°+α)〔α<90°〕である。続いて、該天井搬送車は、前記第1曲線路と連続し、本来の曲げ方向と反対方向にわん曲された第2曲線路に進入する。この第2曲線路の中心角は、αである。即ち、天井搬送車は、いったん本来の曲げ方向と同方向に膨らむことによって、コーナ部との干渉が回避されると共に、本来の曲げ方向と反対方向に走行することによって、その走行姿勢が修正され、壁面から一定の間隔だけ離れた位置に迅速に配置される。ここで、前記第1曲線路の曲率中心、及び当該第1曲線路への進入開始点は、いずれも前記第2直線路の仮想延長線上に位置しているため、第1直線路を走行する天井搬送車は、直角コーナ部を通過した後においても、所定距離だけは、第1直線路に沿った走行姿勢を維持している。このようにして、第1及び第2の各曲線路を走行した天井搬送車は、壁面と干渉することなく、その走行方向が直角に曲げられる。そして、第2直線路に進入した天井搬送車は、コーナ部を形成する各壁面に可能な限り近接される。この結果、天井搬送車の曲げ走行後において、該天井搬送車と壁面との間に発生する無駄空間の大きさを最小にして天井搬送車の走行が可能となる。この軌道構造は、干渉制限の多い搬送空間から、干渉制限の少ない別の搬送空間に向けて、天井搬送車の走行方向を直角に曲げて走行させる場合に好適である。
【0014】
【0015】
【0016】
更に、請求項に記載の発明は、軌道敷設空間は、クリーンルーム内に設けられた物品搬送空間であることを特徴としている。
【0017】
請求項1又は2に記載の天井搬送車の軌道が敷設される空間が、クリーンルーム内に設けられた物品搬送空間である場合、該クリーンルームにおける搬送空間の大きさを最小にすることができる。このため、クリーンルームの建設費、或いは運転費を安価にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は請求項1及び2に記載の発明に係る曲線軌道A1,A2 が工程間搬送空間B0 と工程内搬送空間B9 との接続部分Eに設置された状態の平面図、図2は曲線軌道A1 の拡大平面図、図3は曲線軌道A2 の拡大平面図である。図1に示されるように、クリーンルームにおける工程間搬送空間B0 と工程内搬送空間B9 との接続部分Eには、第1及び第2の各曲線軌道A1,A2 が連続状態で接続されている。即ち、天井搬送車V0 が工程間搬送空間B0 から工程内搬送空間B9 に進入する部分には、第1曲線軌道A1 が設けられていると共に、前記天井搬送車V0 が工程内搬送空間B9 から工程間搬送空間B0 に進入する部分には、第2曲線軌道A2 が設けられている。そして、第2ストッカS2 の第1壁面部1(工程間搬送空間B0 に面する側の壁面部)に対して一定の間隔Lを有して直線走行する天井搬送車V0 は、第1曲線軌道A1 を介して、第2ストッカS2 のコーナ部2との干渉を避けながら直角に曲がり、工程内搬送空間B9 に進入する。そして、前記第1壁面部1と直交する第2壁面部3(工程内搬送空間B9 に面する側の壁面部)に対して一定の間隔Lを有して直線走行され、工程内搬送空間B9 の終端部において180°反転され、前記第2直線路J2 と平行に設置された第3直線路J3 に進入する。
【0019】
第3直線路J3 に進入した天井搬送車V0 は、工程内搬送空間B9 を介して隣接する処理装置Tの第2壁面部4(工程内搬送空間B9 に面する側の壁面部)に対して一定の間隔Lを有して直線走行し、第2曲線軌道A2 を介して、処理装置Tのコーナ部5との干渉を避けながら直角に曲がり、工程間搬送空間B0 に進入する。そして、処理装置Tにおいて工程間搬送空間B0 に面する第1壁面部6(工程間搬送空間B0 に面する側の壁面部)に対し一定の間隔Lを有して直線走行される。
【0020】
最初に、第1曲線軌道A1 について詳細に説明する。図2に示されるように、第2ストッカS2 の第1壁面部1と第2壁面部3によって形成されるコーナ部2の周縁にほぼ沿って、第1直線路J1 、第1曲線路K1 、第2曲線路K2 、及び第2直線路J2 が、天井搬送車V0 の走行方向に沿って、この順序で連続して接続されている。ここで、第1壁面部1に沿った方向を「X軸方向」と記載し、第2壁面部3に沿った方向を「Y軸方向」と記載する。第1直線路J1 は、第2ストッカS2 の第1壁面部1に沿って、しかも、該第1壁面部1から一定の間隔Lを有して設置された軌道である。この第1直線路J1 は、第2ストッカS2 のコーナ部2の近傍に設けられた終端部(第1曲線路進入点P1 )において、第1曲線路K1 と接続されている。この第1曲線路K1 の曲率半径Rは、天井搬送車V0 が曲線走行可能な最小寸法であり、その曲率中心C1 は、工程間搬送空間B0 内で、しかも、前記第1直線路J1 に対して第1壁面部1と反対側に位置する。そして、その中心角αは90°よりも小さい。即ち、第1曲線路K1 は、天井搬送車V0 が、本来曲がるべき方向と反対方向にわん曲された形態で設置されている。
【0021】
第1曲線路K1 は、その終端部(第2曲線路進入点P2 )において、第2曲線路K2 と接続されている。第2曲線路K2 の曲率半径Rは、第1曲線路K1 の曲率半径Rと同一であり、また、その曲率中心C2 は、X軸方向において第2ストッカS2 のコーナ部2よりも手前側であり、Y軸方向において第1壁面部1から間隔Lとほぼ同一の間隔を有する位置に配置されている。そして、その中心角は(α+90°)である。即ち、第2曲線路K2 は、工程間搬送空間B0 の側に膨らんでいて、天井搬送車V0 が本来曲がるべき方向と同方向にわん曲された形態で設置されている。
【0022】
ここで、第2曲線路K2 の中心角は(α+90°)であるため、第2曲線路K2 の終端部(第2直線路進入点P3 )は、第1直線路J1 の延長線上に位置される。そして、第2曲線路K2 は、前記第2直線路進入点P3 において、第2直線路J2 と接続されている。この第2直線路J2 は、第2ストッカS2 の第2壁面部3に沿って設置されるものであり、前記第2壁面部3から一定の間隔Lを有する軌道である。
【0023】
天井搬送車V0 が、第1曲線軌道A1 を走行する際の作用について説明する。第1直線路J1 を走行する天井搬送車V0 が、第1曲線路進入点P1 に達すると、該天井搬送車V0 は第1曲線路K1 に進入する。該天井搬送車V0 は、第1曲線路K1 に案内されて、いったん第2ストッカS2 の第1壁面部1から遠ざかる方向(本来の曲がり方向と反対の方向、即ち、反時計回り)に、その中心角αだけ走行する。そして、前記天井搬送車V0 が第2曲線路進入点P2 に達すると、該天井搬送車V0 は第2曲線路K2 に案内されて走行する。このとき、天井搬送車V0 は工程間搬送空間B0 の側に膨らんだ状態で走行される。なお、クリーンルームにおける前記工程間搬送空間B0 の幅W0 (図5参照)は比較的広いため、他の天井搬送車V0 の走行に支障が生じることはない。
【0024】
そして、前記天井搬送車V0 が、第2曲線路K2 を、その中心角(α+90°)のうち角度αの分だけ、時計回りに走行すると、該天井搬送車V0 の走行姿勢は、第1壁面部1とほぼ平行になる。図2において、そのときの天井搬送車V0 を二点鎖線で示す。このとき、天井搬送車V0 のX軸方向の中心位置は、第2壁面部3よりも(R−L)だけ手前側であり、同じくY軸方向の中心位置は、第1壁面部1よりも(R+L)だけ離れた側に存している。続いて、天井搬送車V0 が、第2曲線路K2 の中心角(α+90°)のうち、残りの角度(90°)分だけ走行すると、該天井搬送車V0 の走行姿勢は徐々に第2壁面部3に沿うように修正される。このようにして、天井搬送車V0 は、第2ストッカS2 のコーナ部2と干渉することなく直角に曲がることができる。天井搬送車V0 が第2直線路進入点P3 に達すると、該天井搬送車V0 は第2直線路J2 に進入し、第2壁面部3から一定の間隔Lだけ離れて走行する。
【0025】
上記したように、天井搬送車V0 が第2ストッカS2 のコーナ部2を直角に曲がった後、該天井搬送車V0 は、第2ストッカS2 の第2壁面部3に近接した状態、即ち、一定の間隔Lだけ離れた状態で配置される。この結果、第2ストッカS2 と第2直線路J2 との間に無駄空間Qが発生せず、天井搬送車V0 を走行させるための工程内搬送空間B9 の幅を最小とすることができる。また、天井搬送車V0 と第2ストッカS2 とのウェハキャリア52の移載作業が確実に行われる。
【0026】
ここで、図2において、従来の曲線軌道を破線で示す。従来の曲線軌道では、互いに直交する2本の直線路J1,J2'が、中心角90°の曲線路K’で接続されていたため、天井搬送車V0 が、第2ストッカS2 のコーナ部2との干渉を避けて曲がるためには、前記直線路J2'を第2壁面部3から曲率半径Rだけ離さなければならない。このため、工程内搬送空間B9 において、天井搬送車V0 と第2壁面部3との間隔Lが大きくなってしまうという不具合がある。しかし、本発明では、天井搬送車V0 は、第2ストッカS2 のコーナ部2との干渉を避けて曲がることができると共に、第2壁面部3から一定の間隔Lを有した状態で走行される。また、第2ストッカS2 のコーナ部2を切り欠く必要もない。
【0027】
次に、第2曲線軌道A2 について詳細に説明する。図3に示されるように、処理装置Tの第2壁面部4と第1壁面部6とで形成されるコーナ部5の周縁にほぼ沿って、第3直線路J3 、第3曲線路K3 、第4曲線路K4 、及び第4直線路J4 が、天井搬送車V0 の走行方向に沿ってこの順序で連続して接続されている。第3直線路J3 は、処理装置Tの第2壁面部4に沿って、しかも、該第2壁面部4から一定の間隔Lを有して設置された軌道である。この第3直線路J3 は、天井搬送車V0 が本来曲がるべき位置(延長走行路進入点P4 )から、前記処理装置Tの第1壁面部6を超えて工程間搬送空間B0 の側にまで距離eだけ入り込んでいる。そして、第4直線路J4 の延長線上に設けられた第3曲線路進入点P5 において、第3曲線路K3 と連続して接続されている。この第3曲線路K3 の曲率中心C3 は、X軸方向において処理装置Tのコーナ部5よりも、距離(R−L)だけ奥側であり、Y軸方向において第1壁面部6から間隔Lとほぼ同一の間隔を有する位置に配置されている。そして、その中心角は、第1曲線軌道A1 における第2曲線路K2 の中心角と同一で、(α+90°)である。即ち、第3曲線路K3 は、天井搬送車V0 が本来曲がるべき方向と同方向にわん曲された形態で設置されている。
【0028】
そして、第3曲線路K3 は、その終端部(第4曲線路進入点P6 )において、第4曲線路K4 と接続されている。第4曲線路K4 の曲率半径Rは、前記第3曲線路K3 の曲率半径Rと同一であり、その曲率中心C4 は、工程間搬送空間B0 の部分で、しかも、第4直線路J4 に対して第1壁面部6と反対側に位置する。そして、その中心角αは90°よりも小さい。即ち、第4曲線路K4 は、天井搬送車V0 が、本来曲がるべき方向と反対方向にわん曲された形態で設置されている。
【0029】
ここで、第4曲線路K4 の中心角はαであるため、第4曲線路K4 の終端部(第4直線路進入点P7 )は、第3曲線路K3 の曲率中心C3 を含んで第1壁面部6と平行な直線上に位置される。そして、第4曲線路K4 は、前記第4直線路進入点P7 において、第4直線路J4 と接続されている。この第4直線路J4 は、処理装置Tの第1壁面部6に沿って設置されるものであり、前記第1壁面部6から一定の間隔Lを有する軌道である。
【0030】
天井搬送車V0 が、第2曲線軌道A2 を走行する際の作用について説明する。第3直線路J3 を走行する天井搬送車V0 が、第2壁面部4の端部(延長走行路進入点P4 )に達すると、該天井搬送車V0 は、そのまま工程間搬送空間B0 の側に距離eだけ延長走行する。そして、第3曲線路進入点P5 に達すると、天井搬送車V0 は第3曲線路K3 に進入する。該天井搬送車V0 は、第3曲線路K3 に案内されて、該天井搬送車V0 が本来曲がるべき方向に、中心角(α+90°)だけ時計回りに曲線走行する。そして、前記天井搬送車V0 が、第4曲線路進入点P6 に達すると、該天井搬送車V0 は、第4曲線路K4 に案内されて、該天井搬送車V0 が本来曲がるべき方向と反対方向に、中心角αだけ反時計回りに曲線走行する。
【0031】
このとき、前記天井搬送車V0 の走行姿勢は、徐々に第1壁面部6に沿うように修正される。そして、天井搬送車V0 が第4直線路進入点P7 に達すると、天井搬送車V0 の走行姿勢は、第1壁面部6と平行になり、該天井搬送車V0 は、そのまま第4直線路J4 を走行する。上記したように、天井搬送車V0 が処理装置Tの第1壁面部6から距離e(間隔Lとほぼ同一の長さ)を超えた位置に設置された第3曲線路K3 、及び第4曲線路K4 に案内されて曲線走行することは、「オーバーシュート」と称されている。このようにして、天井搬送車V0 は、処理装置Tのコーナ部5と干渉することなく直角に曲がることができる。そして、前記天井搬送車V0 は、第4直線路J4 に案内され、第1壁面部6から一定の間隔Lだけ離れて走行する。
【0032】
上記したように、天井搬送車V0 が処理装置Tのコーナ部5を直角に曲がった後、該天井搬送車V0 は迅速にして、処理装置Tの第1壁面部6に近接される。換言すれば、間隔Lだけ離れた状態に配置される。この結果、処理装置Tと第4直線路J4 との間に発生する無駄空間Qの大きさを最小にすることができる。
【0033】
ここで、図3において、従来の曲線軌道を破線で示す。天井搬送車V0 が処理装置Tのコーナ部5との干渉を避けて曲がるとき、該天井搬送車V0 と第1壁面部6との間隔が、規定の間隔Lよりも広くなってしまう。しかし、本発明の場合、前記処理装置Tのコーナ部5との干渉を避けることができると共に、天井搬送車V0 を、処理装置Tの第1壁面部6に迅速に近接させることができる。
【0034】
図1に示されるように、本実施例の曲線軌道A1,A2 が、クリーンルームにおける工程間搬送空間B0 と工程内搬送空間B9 との接続部分Eに設置されている。即ち、本実施例の軌道敷設空間は、クリーンルーム内に設けられた物品搬送空間である。そして、第2直線路J2 と第3直線路J3 には、同時に複数台の天井搬送車V0 が進入する場合があるが、前記工程内搬送空間B9 における両直線路J2,J3 は平行に配置されているため、互いに逆方向に走行する天井搬送車V0 どうしが接触することはない。このため、同一の天井搬送車V0 を、工程間搬送空間B0 と工程内搬送空間B9 とを連続して走行させることができ、ウェハキャリア52(図5参照)の搬送を効率的に行うことができる。しかも、第1及び第2の各ストッカS1,S2 のコーナ部2,5と天井搬送車V0 とが干渉することが回避されると共に、曲がった後の天井搬送車V0 、或いは曲がる前の天井搬送車V0 と各ストッカS1,S2 との間隔Lが保持される。この結果、工程内搬送空間B9 の幅を広げることが不要であるため、クリーンルームの設置空間の大きさを最小にすることができ、該クリーンルームの建設費、或いは運転費を安価にすることができる。
【0035】
本明細書では、コーナ部が直角である場合について説明した。しかし、前記コーナ部が直角以外の角度、例えば、図2において二点鎖線で示されるように、β(β<90°)であっても構わない。この場合、第2曲線路K2 の中心角は、(α−β+180°)となる。また、各曲線軌道A1,A2 は、すべて曲線路K1 〜K4 で形成されていなくてもよく、例えば、曲線路K1 と曲線路K2 との間に直線路が設けられていても構わない。
【0036】
本明細書では、曲線軌道A1,A2 がクリーンルームに設置された場合について説明した。しかし、本発明に係る曲線軌道A1,A2 が設置される場所は、クリーンルームに限られるものではない。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、直角コーナ部における相隣接する壁面に沿って平行に敷設されて、互いにほぼ直交する第1及び第2の各直線路を接続する天井搬送車の軌道構造であって、互いに反対の方向にわん曲された第1及び第2の各曲線路から成る。このため、第1の直線路を走行する天井搬送車は、第1及び第2の各曲線路を介して、前記コーナ部と干渉することなく曲がって、第2の直線路に進入することができる。しかも、天井搬送車が直角に曲がった後、該天井搬送車は、前記コーナ部を形成する壁面から一定の間隔だけ離れた位置に近接されるため、無駄空間の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】. 請求項1及び2に記載の発明に係る曲線軌道A1,A2 が、工程間搬送空間B0 と工程内搬送空間B9 との接続部分Eに設置された状態の平面図である。
【図2】 曲線軌道A1 の拡大平面図である。
【図3】 曲線軌道A2 の拡大平面図である。
【図4】 工程間搬送軌道51と工程内搬送軌道53,54とが分離された状態で設置されたクリーンルームの平面図である。
【図5】 工程間搬送軌道51と工程内搬送軌道53,54とが連続状態で設置されたクリーンルームの平面図である。
【図6】 天井搬送車V0 と第1ストッカS1 のコーナ部55とが、干渉する状態を示す図である。
【図7】 天井搬送車V0 が、第1ストッカS1 のコーナ部55との干渉を避けて曲がるときに、天井搬送車V0 と第2壁面部57との間に無駄空間Qが形成される状態を示す図である。
【符号の説明】
1,A2 :曲線軌道(接続曲線路)
0 :工程間搬送空間(搬送空間)
1 〜B10:工程内搬送空間(搬送空間)
1 〜J4 :直線路
1 〜K4 :曲線路
0,V1,V2 :天井搬送車
α:中心角
1,6:第1壁面部(壁面)
2,5:コーナ部
3,4:第2壁面部(壁面)

Claims (3)

  1. ストッカ等の直交して相隣接する各壁面に沿って平行となって天井にモノレール状に敷設され、天井搬送車の走行方向を直角に曲げる前記各壁面の直角コーナ部において、互いに直交する第1及び第2の各直線路を接続する天井搬送車の軌道構造であって、
    前記第1及び第2の各直線路は、当該各直線路が平行に沿っている前記各壁面から互いに等しい間隔をおいて配置され、
    本来の曲げ方向と反対方向にわん曲された中心角(α)〔α<90°〕の第1曲線路と、本来の曲げ方向にわん曲された中心角(90°+α)の第2曲線路とが、前記走行方向に沿って、この順序で変曲点を介して接続されて接続曲線路が形成され、
    前記第1及び第2の各直線路は、前記接続曲線路を介して接続されていると共に、前記第2曲線路の曲率中心、及び前記第2直線路への進入開始点は、いずれも前記第1直線路の仮想延長線上に位置することを特徴とする天井搬送車の軌道構造。
  2. ストッカ等の直交して相隣接する各壁面に沿って平行となって天井にモノレール状に敷設され、天井搬送車の走行方向を直角に曲げる前記各壁面の直角コーナ部において、互いに直交する第1及び第2の各直線路を接続する天井搬送車の軌道構造であって、
    前記第1及び第2の各直線路は、当該各直線路が平行に沿っている前記各壁面から互いに等しい間隔をおいて配置され、
    本来の曲げ方向にわん曲された中心角(90°+α)〔α<90°〕の第1曲線路と、本来の曲げ方向と反対方向にわん曲された中心角(α)の第2曲線路とが、前記走行方向に沿って、この順序で変曲点を介して接続されて接続曲線路が形成され、
    前記第1及び第2の各直線路は、前記接続曲線路を介して接続されていると共に、前記第1曲線路の曲率中心、及び当該第1曲線路への進入開始点は、いずれも前記第2直線路の仮想延長線上に位置することを特徴とする天井搬送車の軌道構造。
  3. 軌道敷設空間は、クリーンルーム内に設けられた物品搬送空間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井搬送車の軌道構造。
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