JP2002179205A - 軌道搬送システム - Google Patents

軌道搬送システム

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JP2002179205A
JP2002179205A JP2000381298A JP2000381298A JP2002179205A JP 2002179205 A JP2002179205 A JP 2002179205A JP 2000381298 A JP2000381298 A JP 2000381298A JP 2000381298 A JP2000381298 A JP 2000381298A JP 2002179205 A JP2002179205 A JP 2002179205A
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transport
carrier
guide track
transport vehicle
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JP2000381298A
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Shigeharu Ino
繁晴 井野
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送効率の低下を防止することができる搬送
システムを提供する。 【解決手段】 搬送システム1は、案内軌道30と、案
内軌道30を分断する位置に、互いに距離を隔てて設け
られた第1と第2の軌道111および112と、第1と
第2の軌道111および112を支持し、移動可能であ
る支持台110と、第1の軌道111が案内軌道30に
接続されるように支持台110を第1の位置まで移動さ
せ、または第2の軌道112が案内軌道30に接続され
るように支持台110を第2の位置まで移動させる駆動
手段60aとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軌道搬送システ
ムに関し、特に、液晶表示装置、半導体集積回路、電子
部品の製造方法において軌道上を複数の台車が走行して
カセットなどの搬送を行なう、軌道搬送システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置、半導体集積回路な
どの製造工程では、軌道搬送システムが用いられる。図
13は、従来の搬送システムを示す図である。具体的に
は、図13は、従来のTFT(薄膜トランジスタ)アレ
イ工程の工場レイアウトを示す。図13を参照して、従
来の工場レイアウトでは、複数のベイ10が島状にまと
まって配置されている。このベイ10間を所定のカセッ
トが搬送される。搬送は、搬送量の多いベイ間搬送路3
bと、搬送量の少ないベイ内搬送路3aとで行われる。
また、各ベイ10には、バッファとしてのストッカ11
が配置されている。ベイ間搬送路3bはループ状に設け
られる。これに対して、ベイ内搬送路3aは、ループ状
または線状に設けられる。さらに、それぞれの搬送路で
は矢印で示した方向にシャトルが移動する。
【0003】図14は、一の局面に従ったシャトル(搬
送車)の斜視図である。図14を参照して、1つの形態
に従ったシャトルはOHS(Over Head Shuttle)2a
である。このOHS2aがベイ内搬送路3aまたはベイ
間搬送路3bに沿って走行する。
【0004】図15は、別の局面に従ったシャトルの斜
視図である。図15を参照して、従来の別の形態に従っ
たシャトルはRGV(Rail Guided Vehicle)2bであ
る。このRGV2bがベイ内搬送路3aまたはベイ間搬
送路3bに沿って走行する。
【0005】OHS2aは、天井から軌道を吊り下げ
た、いわゆる天井走行タイプである。RGV2bは、軌
道を床面上に敷設したタイプである。
【0006】OHS2aまたはRGV2bを用いた搬送
方式としては、用途、コスト、および設置スペースなど
の条件より、ループ方式とシャトル方式が主な形態とな
る。主として、ベイ間搬送路3bでは、ループ方式が使
用される。ループ方式では、搬送量が多く、単位時間当
りの処理数が多い場合に採用される。
【0007】図16は、従来のループ方式の搬送システ
ムを示す図である。図16を参照して、搬送車20a、
20bおよび20cがループ状の案内軌道30を双方向
に進みながら、ベイを構成する処理装置10a〜10f
との間で、カセットの搬出および搬入を行なう。なお、
案内軌道30は、図13のベイ間搬送路3bまたはベイ
内搬送路3aを構成する。
【0008】図17は、従来のシャトル方式の搬送シス
テムを示す図である。図17を参照して、シャトル方式
は、線状の案内軌道30で構成され、主としてベイ内搬
送路3aで使用される。シャトル方式は、搬送量が少な
い場合、建設費および運用費を低く抑えたい場合、また
はスペースが十分に取れない場合に採用される形態であ
る。図17で示すように、1台または複数台の搬送車2
0aおよび20bが、両端を有する案内軌道30を双方
向に進みながらカセットの搬入および搬出などの処理を
行なう。
【0009】上述のような搬送システムは、従来、特開
平9−40104号公報、特開平9−237118号公
報、特開平11−143533号公報で示され、搬送車
の運行制御をコンピュータで行ない、搬送効率を上げる
ようにされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で生じる問題
について、以下に説明する。
【0011】図18は、従来のシャトル方式の搬送シス
テムで生じる問題を説明するための図である。図18を
参照して、従来の搬送方式では、複数の搬送車20aお
よび20bが同じ案内軌道30を使い移動するために、
シャトル方式の場合は、処理装置10gと搬送車20a
との間でカセットの搬入および搬出を行なう場合には、
搬送車20aを処理装置10g前で停止させる必要があ
る。このとき、処理装置10cから搬出されたカセット
を搬送しようとする搬送車20bの走行を搬送車20a
が妨げることとなる。
【0012】図19は、従来のループ方式の搬送システ
ムで生じる問題を説明するための図である。図19を参
照して、ループ方式の場合には、搬送車20cが処理装
置10fとの間でカセットの搬送または搬出作業が終了
するまでは、搬送車20aが矢印101aで示す方向に
移動して処理装置10eの前へ行くことができないの
で、搬送車20aは、処理装置10e内のカセットを搬
出できない。この場合、矢印101bで示す逆方向に搬
送車20aが移動することも考えられるが、この場合で
も、搬送車20bが処理装置10cとの間でカセットの
搬入および搬出を行なっている場合には、搬送車20a
は処理装置10eの前へ行くことができない。そのた
め、軌道搬送システムの搬送能力が低下していた。この
ような搬送システムでは、1台の搬送車を動かす場合に
も、前にいる搬送車の追い越しなどを考慮して搬送シス
テム全体の搬送車を制御する必要がある。
【0013】軌道搬送システムの場合、先に搬送を開始
した搬送車の作業が終了して、その搬送車が移動できる
状態にならないと後続の搬送車は作業を行なえない。
【0014】また、搬送車と処理装置との間の処理対象
物の受け渡し時にトラブルなどが発生すると、そのトラ
ブルが解消されるまで搬送が行なえないという問題があ
る。以上のように、搬送車の運行制御のみでは、従来の
搬送システムでは、搬送能力の低下を回避することは困
難であった。
【0015】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものであり、搬送能力の低下を
防止できる軌道搬送システムを提供することを目的とす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に従った軌道搬
送システムは、案内軌道と、第1と第2の軌道と、支持
手段と、駆動手段とを備える。第1と第2の軌道は、案
内軌道を分断する位置に、互いに距離を隔てて設けられ
る。支持手段は、第1と第2の軌道を支持し、移動可能
である。駆動手段は、第1の軌道が案内軌道に接続され
るように支持手段を第1の位置にまで移動させ、または
第2の軌道が案内軌道に接続されるように支持手段を第
2の位置にまで移動させる。
【0017】このように構成された軌道搬送システムで
は、案内軌道を分断する位置に互いに距離を隔てて第1
の軌道と第2の軌道が設けられる。この第1と第2の軌
道は支持手段により移動可能に支持されるため、たとえ
ば第1の軌道上に搬送車を載置した状態で第2の軌道と
案内軌道とを接続することにより第2の軌道上を他の搬
送車が通過することができる。そのため1つの搬送車が
第1の軌道上で止まって処理対象物の搬送または搬入を
する場合であっても第2の軌道が存在するため他の搬送
車の通行を妨げることがない。その結果、搬送システム
の搬送能力の低下を防止することができる。
【0018】また好ましくは、駆動手段は支持手段を直
線移動させる。また好ましくは、軌道搬送システムは、
案内軌道上を移動する搬送車をさらに備える。
【0019】また好ましくは、第1の軌道上に搬送車が
配置された状態で案内軌道に接続された第2の軌道上を
別の搬送車が移動することが可能である。
【0020】さらに好ましくは、第1の軌道上に搬送車
が配置された状態で駆動手段は支持手段を移動させるこ
とが可能である。
【0021】また好ましくは、搬送車は処理されるべき
対象物を搬送し、支持手段が第2の位置に移動したとき
第1の軌道上に配置された搬送車が、対象物が処理され
るべき位置に移動する。
【0022】また好ましくは、処理されるべき対象物
は、半導体装置の中間生成物または電子部品の中間生成
物である。
【0023】さらに好ましくは、軌道搬送システムは、
搬送車および駆動手段の動作を制御する制御手段をさら
に備える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に従った搬送システムを示す図である。図1を
参照して、この発明に従った軌道搬送システム1は、案
内軌道30と、案内軌道30の一部分を分断する位置
に、互いに距離を隔てて設けられた第1の軌道111、
121、131、141、151、161および171
と、第2の軌道112、122、132、142、15
2、162および172と、支持手段としての支持台1
10、120、130、140、150、160および
170と、第1の軌道111〜171が案内軌道30に
接続されるように支持台110〜170に接続されるよ
うに支持台110〜170を第1の位置にまで移動され
ることができ、または第2の軌道112〜172が案内
軌道30に接続されるように支持台110〜170を第
2の位置にまで移動させる駆動手段60a〜60gを備
える。支持台110〜170は、第1の軌道111〜1
71と第2の軌道112〜172を支持し、移動可能で
ある。
【0026】また、搬送システムには、切換ポイント4
0が設けられる。案内軌道30はループ方式であり、そ
れぞれの処理装置10a〜10f間を結ぶ。案内軌道3
0を分断するように支持台110〜170が設けられて
いる。それぞれの支持台には、互いに距離を隔てて第1
の軌道111〜171と、第2の軌道112〜172が
設けられている。支持台110〜160は、それぞれ処
理装置10a〜10fと向い合う位置に配置されてい
る。それぞれの支持台110〜160は、第1の軌道1
11〜161が案内軌道30に接続される位置と、第2
の軌道112〜162が案内軌道30に接続される位置
に移動可能である。案内軌道30上には複数の搬送車2
0a〜20cが設けられて搬送車20a〜20cは案内
軌道30上を移動することが可能である。搬送車20a
〜20cは、RGVであるが、OHSであってもよい。
【0027】図2は、搬送システムを詳細に示す図であ
る。図2を参照して、案内軌道30を分断する位置に支
持台150が設けられている。支持台150には、第1
の軌道151と、第2の軌道152とが設けられてい
る。図2で示す状態では、案内軌道30に第2の軌道1
52が接続されている。支持台150下には駆動手段6
0eが設けられており、この駆動手段60eが支持台1
50を矢印150aで示す方向、すなわち、処理装置1
0eに近づく方向と、処理装置10eから遠ざかる方向
に支持台150を直線移動させる。
【0028】搬送車20cと、駆動手段60eと、処理
装置10eとには、制御手段としてのコンピュータ50
が接続されている。コンピュータ50が搬送車20cお
よび駆動手段60eの動作を制御する。第1の軌道15
1上に搬送車20cが配置された状態で案内軌道30に
接続された第2の軌道152上を別の搬送車が移動する
ことが可能である。また、第1の軌道151上に搬送車
20cが配置された状態で駆動手段60eは支持台15
0を移動させることが可能である。また、搬送車20c
は、処理されるべき対象物であるカセットを搬送し、支
持台150が第1の位置、すなわち案内軌道30と第1
の軌道151が接続された位置に移動したとき第2の軌
道152上に配置された搬送車が、対象物が処理される
べき位置に移動する。処理対象物は、半導体装置または
電子部品の中間製造物である。
【0029】これに対して、図1では、支持台110が
第2の位置、すなわち案内軌道30に第2の軌道112
が接続された位置に位置したとき、第1の軌道111上
に配置された搬送車が、対象物が処理されるべき位置に
移動する。
【0030】図3は、図2中の矢印IIIで示す方向か
ら見た図である。図3を参照して、搬送システムは、駆
動手段60eを備える。駆動手段60eは、油圧モータ
61と、油圧モータ61に油68を供給するタンク62
と、油圧モータ61に接続されたシリンダ63と、シリ
ンダ63内に位置決めされ、その一方端が支持台150
に接続されるリンク棒64と、リンク棒64の他方端に
接続されたピストン65と、支持台150を支持するガ
イドレール67とを備える。
【0031】油圧モータ61はコンピュータ50に接続
されており、コンピュータ50の指示を受けてタンク6
2内の油68をシリンダ63内へ送り、また、シリンダ
63内の油68をタンク62内へ送る。タンク62内に
は油68が溜められており、シリンダ63内へ供給する
だけの十分な油を有する。シリンダ63は、内部に空間
を有し、この空間に油68が溜められる。シリンダ63
は円筒形状であり、その筒にピストン65が嵌め合せら
れている。ピストン65はシリンダ63の壁面と摺動し
て移動し、油圧モータ61によりシリンダ63内へ油6
8が供給されると、ピストン65は油圧モータ61から
遠ざかる方向へ移動する。油圧モータ61により、シリ
ンダ63内の油68がタンク62へ供給されると、シリ
ンダ63は油圧モータ61に近づく方向へ移動する。
【0032】ピストン65とリンク棒64と支持台15
0とは接続されているため、ピストン65が移動した方
向へ支持台150も移動する。なお、支持台150上に
第1の軌道151と第2の軌道152が設けられてい
る。他の支持台110〜170の下にも、同様の駆動手
段60a〜60gが設けられている。
【0033】図4は、図2で示す搬送システムの動作を
説明するための図である。図5は、図4中の矢印Vで示
す方向から見た図である。図4および5を参照して、図
2で示す状態から搬送車20cを第2の軌道152上に
載置する。コンピュータ50から指示を受けた油圧モー
タ61がシリンダ63内に油68を送り込む。ピストン
65、リンク棒64および支持台150が処理装置10
eに近づく方向に移動する。その後、後からきた搬送車
20aが第1の軌道151上を通過することができる。
これにより、搬送車20aは目的とする処理装置へ移動
することができる。
【0034】次に、図6および図7は、搬送システム全
体の動作を説明するための図である。図6を参照して、
処理装置10aにおいて処理が完了したカセットを処理
装置10bに搬送する場合には、まず、第1の軌道11
1上に搬送車20aが配置されている。この状態でコン
ピュータが支持台110を動かすように駆動手段60a
に信号を送る。これにより、駆動手段60aは支持台1
10上の第1の軌道111と案内軌道30とが接続する
ように支持台110を動かす。その後、コンピュータは
搬送車20aを支持台120前まで移動させる。支持台
120前に到着すると、搬送車20aはコンピュータに
所定の位置に到着したことを送信する。コンピュータが
駆動手段60bに対して支持台120を移動するように
信号を送る。これにより、駆動手段60bは搬送車20
aが処理装置10bに近づくように支持台120を動か
す。その後搬送車20aと処理装置10bとの間でカセ
ットの搬入および搬出が行なわれる。なお、このときに
は第2の軌道122が案内軌道30に接続される。
【0035】図7を参照して、搬送車20aから処理装
置10bへのカセットの搬送中に、処理装置10cで処
理が完了したカセットを、搬送車20bを用いて処理装
置10aへ搬送する指示がコンピュータから伝えられた
とする。搬送車20bは、第1の軌道131上に配置さ
れる。案内軌道30と第1の軌道131とが接続される
ように駆動手段60cが支持台130を移動させる。搬
送車20bが二点鎖線で示すように処理装置10aへ近
づく方向に移動する。処理装置10a前の所定の位置に
到着した搬送車20bは、上述のように、コンピュータ
に所定の位置に到着したことを送信する。コンピュータ
が駆動手段60aに対し、支持台110を移動させるよ
うに信号を送り、第1の軌道111と案内軌道30とが
接続される。この状態で案内軌道30から第1の軌道1
11上に搬送車20bが載置される。搬送車20bが処
理装置10aへ近づく方向に支持台110が移動する。
その後、処理装置10aへのカセットの搬入を行なう。
【0036】図8および図9は、切換ポイントの動作を
説明するための図である。図8を参照して、切換ポイン
ト40を用いて搬送車の入換えを行なう動作について説
明する。処理装置10aにて処理が終了したカセットを
搬送車20aにより処理装置10fに搬送する指示と、
処理装置10fで処理が終了したカセットを搬送車20
bにより処理装置10aへ搬送する指示がコンピュータ
から同時に出されたとする。支持台110が移動して第
1の軌道111と案内軌道30とが接続される。搬送車
20aは矢印190で示す方向へ移動する。その後切換
ポイント40において案内軌道30に接続された第1の
軌道171上に二点鎖線で示すように搬送車20aが載
置される。この状態で支持台170が移動することによ
り第2の軌道172と案内軌道30とが接続される。同
時に支持台160が移動することにより第2の軌道16
2と案内軌道30とが接続される。この状態で搬送車2
0bが矢印200で示す方向に移動して二点鎖線で示す
位置まで移動する。
【0037】図9を参照して、実線で示す搬送車20b
が矢印200で示す方向に移動して切換ポイント40を
通過する。搬送車20bが切換ポイント40を通過した
後、搬送車20bが切換ポイント40を通過したことが
コンピュータに送信される。コンピュータからは、支持
台170を移動させて第1の軌道171を案内軌道30
へ接続するように信号が送られる。これにより、第1の
軌道171と案内軌道30とが接続される。この後、搬
送車20aが矢印190で示す方向に移動することによ
り処理装置10f前まで移動することができる。その
後、搬送車20aが搬送したカセットを処理装置10f
へ搬送して処理装置10f内で処理することができる。
【0038】このような本発明の搬送システムでは、搬
送車が処理装置前に到達したとき、または切換ポイント
において2つの軌道を用いることにより後続する搬送車
または最短経路で搬送する搬送車の通行を妨げることが
ない。その結果、搬送効率を低下させることがない。
【0039】(実施の形態2)図10は、この発明の実
施の形態2に従った搬送システムを示す図である。この
実施の形態の搬送システム2では、支持台110上に3
本の軌道が設けられている点で実施の形態1と異なる。
すなわち、支持台110上には、第1の軌道111およ
び第2の軌道112の他に、第3の軌道113も設けら
れている。また、支持台110の両側に処理装置10a
および10gが設けられている。
【0040】図11は、実施の形態2に従った搬送シス
テムの動作を説明するための図である。図11を参照し
て、まず駆動手段60aを用いて、第1の軌道111と
案内軌道30を接続する。この状態で搬送車20aを第
1の軌道111上に載置する。コンピュータ50が、第
1の軌道111が処理装置10aに近づくように支持台
110を移動するように駆動手段60aに対して信号を
送る。これにより第1の軌道111上に搬送車20aが
載置された状態で搬送車20aが処理装置10aに近づ
く方向へ移動する。
【0041】図12は、図11で示す搬送システムにお
ける搬送車のすれ違いを説明するための図である。図1
2を参照して、シャトル方式の搬送システムですれ違い
を行なう場合について説明する。まずそれぞれの支持台
110〜140上には、第1の軌道111〜114と、
第2の軌道112〜142と、第3の軌道113〜14
3が設けられている。すれ違いを行なう場合には、支持
台120で搬送車20aを第3の軌道123上に載置す
る。この状態で駆動手段60bを用いて支持台120を
移動させ第1の軌道121と案内軌道30とを接続す
る。その後、搬送車20bを矢印210で示す方向に移
動させることによりすれ違いを行なうことができる。
【0042】このような実施の形態2に従った搬送シス
テムでも、実施の形態1と同様の効果がある。
【0043】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、ここで説明した実施の形態はさまざまに変形す
ることが可能である。まず、支持台上には、2本または
3本の軌道を用いたが、これに限られるものではなく、
さらに多くの軌道を支持台上に設けてもよい。また、図
3および図5においては油圧駆動を用いて支持台150
を移動させる方法を示したが、これに限らず、エア方式
を採用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、軌道搬送システムにおいて、搬送車が処理装置また
はストッカへカセットの搬入および搬出作業を行なう際
または搬入および搬出作業に伴うトラブルが発生した場
合であっても、後続の搬送車の妨げにならず搬送が行な
える。さらに、搬送経路が単線であっても搬送車の入換
を行なうことができ、搬送車の搬送能力の低下を軽減で
きる。その結果、設備稼動率の低下を軽減できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従った搬送システ
ムを示す図である。
【図2】 搬送システムを詳細に示す図である。
【図3】 図2中の矢印IIIで示す方向から見た図で
ある。
【図4】 図2で示す搬送システムの動作を説明するた
めの図である。
【図5】 図4中の矢印Vで示す方向から見た図であ
る。
【図6】 搬送システム全体の動作を説明するための図
である。
【図7】 搬送システム全体の動作を説明するための図
である。
【図8】 切換ポイントの動作を説明するための図であ
る。
【図9】 切換ポイントの動作を説明するための図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態2に従った搬送シス
テムを示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2に従った搬送シス
テムの動作を説明するための図である。
【図12】 図11で示す搬送システムにおける搬送車
のすれ違いを説明するための図である。
【図13】 従来の搬送システムを示す図である。
【図14】 1つの局面に従ったシャトルの斜視図であ
る。
【図15】 別の局面に従ったシャトルの斜視図であ
る。
【図16】 従来のループ方式の搬送システムを示す図
である。
【図17】 従来のシャトル方式の搬送システムを示す
図である。
【図18】 従来のシャトル方式の搬送システムで生じ
る問題を説明するための図である。
【図19】 従来のループ方式の搬送システムで生じる
問題を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2 軌道搬送システム、30 案内軌道、60a,
60b,60c,60d,60e,60f,60g 駆
動手段、111,121,131,141,151,1
61,171 第1の軌道、112,122,132,
142,152,162,172 第2の軌道、 11
0,120,130,140,150,160,170
支持台。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 49/07 B65G 49/07 Z H01L 21/68 H01L 21/68 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内軌道と、 前記案内軌道を分断する位置に、互いに距離を隔てて設
    けられた第1と第2の軌道と、 前記第1と第2の軌道を支持し、移動可能である支持手
    段と、 前記第1の軌道が前記案内軌道に接続されるように前記
    支持手段を第1の位置にまで移動させ、または前記第2
    の軌道が前記案内軌道に接続されるように前記支持手段
    を第2の位置にまで移動させる駆動手段とを備えた、軌
    道搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記支持手段を直線移
    動させる、請求項1に記載の軌道搬送システム。
  3. 【請求項3】 前記案内軌道上を移動する搬送車をさら
    に備えた、請求項1または2に記載の軌道搬送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記第1の軌道上に前記搬送車が配置さ
    れた状態で前記案内軌道に接続された前記第2の軌道上
    を別の前記搬送車が移動することが可能である、請求項
    3に記載の軌道搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の軌道上に前記搬送車が配置さ
    れた状態で前記駆動手段は前記支持手段を移動させるこ
    とが可能である、請求項3または4に記載の軌道搬送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記搬送車は処理されるべき対象物を搬
    送し、前記支持手段が前記第2の位置に移動したとき前
    記第1の軌道上に配置された前記搬送車が、前記対象物
    が処理されるべき位置に移動する、請求項4または5に
    記載の軌道搬送システム。
  7. 【請求項7】 前記処理されるべき対象物は、半導体装
    置の中間製造物または電子部品の中間製造物である、請
    求項6に記載の軌道搬送システム。
  8. 【請求項8】 前記搬送車および前記駆動手段の動作を
    制御する制御手段をさらに備えた、請求項3から7のい
    ずれか1項に記載の軌道搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102514939A (zh) * 2011-11-14 2012-06-27 深圳市华星光电技术有限公司 空间立体式在线搬送系统
JP2019201145A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 株式会社ディスコ 搬送システム

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JP2019201145A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 株式会社ディスコ 搬送システム
JP7184453B2 (ja) 2018-05-17 2022-12-06 株式会社ディスコ 搬送システム

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