JP5018202B2 - 新規な1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物、その製造方法、およびその用途 - Google Patents
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Description
1.光重合増感性能に優れた新規な化合物を提供すること。
2.上記化合物を光重合増感剤として含む光硬化性組成物を提供すること。
3.上記化合物を光重合増感剤として含み、光硬化させる際の加熱工程で揮発(昇華)し難い光硬化性組成物を提供すること。
1.第一発明に係るビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物は新規な化合物であり、光ラジカル重合、光カチオン重合における光重合増感剤として優れた効果を発揮する。
2.第二発明に係る製造方法によれば、第一発明に係る化合物を、工業的有利に製造することができる。
3.第三発明に係る光重合増感剤は、これを含む光硬化性組成物を硬化させる際の加熱工程で揮発(昇華)し難い。
4.第四発明に係る光硬化性組成物を光硬化させた後の製品は、残留成分が溶出・揮発し難く、優れている。
本発明の第一発明に係る化合物は、上記構造式(1)によって示される1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物である。
第一発明に係る化合物、および第三発明に係る光重合増感剤の有効成分である1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物は、まず、第一反応によって、1,4−ジヒドロキシナフタレン化合物に、塩基の存在下または非存在下、溶剤の存在下または非存在下、酸化アルキレン、グリシジルエーテル、またはハロゲン化アルコール(ハロヒドリン)を付加反応させて、1,4−ビス(2−ヒドロキシアルコキシ)ナフタレン化合物とする。ついで、第二反応によって、第一反応によって得られた1,4−ビス(2−ヒドロキシアルコキシ)ナフタレン化合物に、塩基の存在下または非存在下、溶剤の存在下または非存在下、塩化アクリロイルまたは塩化メタアクリロイルを反応させて、(メタ)アクリル化することによって得られる。
上記反応によって得られる第一発明に係る化合物、すなわち、1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物は、新規化合物である。この第一発明に係る化合物は、光重合性モノマーの光増感剤として使用できるほか、この化合物を配合して光硬化性組成物を調製することができる。
塗布方法は、光硬化性組成物を基材上に塗布できる方法であれば特に制限はなく、バーコート法、スプレーコート法などによることができる。基材は、鋼板、印刷製版、フィルム、紙、アルミニウム箔などの外観が平面を呈するもののほか、曲面を呈するもの、塊状を呈するものなど、いずれであってもよい。基材上に塗布した光硬化性組成物は、特に波長領域300〜400nmの光線を照射することにより、速やかに硬化させることができる。この場合の光源としては、波長領域300〜400nmに含まれる光線を発光できる光源であれば特に制限はなく、例えば、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、太陽光、メタルハライドランプ、キセノンランプ、紫外線(UV)LEDランプ、フュージョン社製のHランプ、Dランプなどが挙げられる。
なお、光硬化完了の確認は、タック(ベタツキ)・フリー・テスト(指触テスト)によって行うことができる。このタック・フリー・テストは、フィルムなどの基材表面の硬化膜を指先で触り、タックを確認し、硬化膜のタックがなくなるまでの時間を「タック・フリー・タイム」(光照射時間)とし、この時間の長短で硬化反応の遅速を判定することができる。「タック・フリー・タイム」が短いほど、硬化速度が速いことを意味する。
<1,4−ビス(2−アクリロイルオキシエトキシ)ナフタレンの合成>
(第一反応)
攪拌機、温度計を装備した容量が200mlの三口フラスコに、ナフタレン−1,4−ジオール 5.0g(31ミリモル)をジメチルホルムアミド50mlに溶解し、次いでブロモエタノール15.6g(144ミリモル)を仕込んだ。次に、炭酸カリウム12.9gを添加し、90℃でフラスコの内容物を攪拌・混合した。反応終了後、反応液に純水100mlを加えて結晶を析出させた。析出した結晶を濾別し、得られた結晶を純水20mlによって洗浄し、引き続き減圧乾燥し、白色の粉末状の1,4−ビス(2−ヒドロキエトキシ)ナフタレン3.3gを得た。生成物のナフタレン−1,4−ジオールに対する収率は、42モル%であり、生成物の融点(JIS K0064に準拠した、ゲレンキャンプ社製の融点測定装置、型式:MFB−595によって測定)は、108〜109℃であった。
攪拌機、温度計を装備した容量が50mlの三口フラスコに、1,4−ビス(2−ヒドロキエトキシ)ナフタレン1.5g(6ミリモル)をアセトン10g中に分散させ、そこに塩化アクリロイル1.1g(12ミリモル)加えた。ついで、三口フラスコを氷水に浸漬して冷却しながら、トリエチルアミン1.2g(12ミリモル)を添加した。トリエチルアミンを添加したあと、反応液は弱く発熱して均一な溶液となったが、すぐにトリエチルアミンの塩酸塩が析出した。三口フラスコの内温を室温に戻し、30分攪拌した後、水10g加えて析出した塩酸塩を全て溶解させた。溶液をこのまま30分間放置したところ、粘稠なオイルが沈殿したので、この沈殿物を分離した。ついで、沈殿物にn−ヘキサンを15ml加えてスラリー状とし、このスラリーを冷蔵庫に6時間静置した。オイルが固化したので、三口フラスコ内温を室温に戻して、再度スラリー状とし、吸引濾過・乾燥して無色結晶0.9g得た。生成物の1,4−ビス(2−ヒドロキエトキシ)ナフタレンに対する収率は、40モル%であった。
(1)融点:58−59℃。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr,cm−1):742、770、806、973、1068、1100、1155、1198、1237、1268、1406、1452、1590、1728などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,ppm):δ=4.31(t,4H,メチレン)、4.62(t,4H,メチレン)、5.84(dd,2H,ビニル基)、6.17(dd,2H,ビニル基)、6.46(dd,2H,ビニル基)、6.68(s,2H,ナフタレン環)、7.42−7.55(m,2H,ナフタレン環)、8.14−8.26(m,2H,ナフタレン環)。
(4)マススペクトル:(EI−MS)m/z=356(M+)。
<1,4−ビス(2−メタクリロイルオキシエトキシ)ナフタレンの合成>
(第二反応)
攪拌機、温度計を装備した容量が50mlの三口フラスコに、1,4−ビス(2−ヒドロキエトキシ)ナフタレン1.5g(6ミリモル)をアセトン10g中に分散させ、そこに塩化メタクリロイル1.3g(12ミリモル)仕込んだ。ついで、三口フラスコを氷水に浸漬して冷却しながら、トリエチルアミン1.2g(12ミリモル)を添加した。トリエチルアミンを添加したあと、反応液は弱く発熱し均一な溶液となったが、すぐにトリエチルアミンの塩酸塩が析出した。三口フラスコの内温を室温に戻し、30分間攪拌した後、水10g加えて析出した塩酸塩を全て溶解させた。溶液をこのまま30分間室温で放置したところ、粘稠なオイルが沈殿したので、この沈殿物を分離した。ついで、n−ヘキサンを15ml加えてスラリー状にし、冷蔵庫に6時間静置した。オイルが固化したので、三口フラスコ内温を室温に戻して、再度スラリー状とし、吸引濾過・乾燥して白色の結晶1.0g得た。生成物の1,4−ビス(2−ヒドロキエトキシ)ナフタレンに対する収率は、45モル%であった。
(1)融点:75〜76℃。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr,cm−1):762、935、1100、1170、1240、1275、1320、1383、1450、1590、1625、1715、2950などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,ppm):δ=1.96(s,6H,メチル基)、4.34(t,4H,メチレン)、4.62(t,4H,メチレン)、5.59(t,2H,ビニル基)、6.16(s,2H,ビニル基)、6.72(s,2H,ナフタレン環)、7.48−7.53(m,2H,ナフタレン環)、8.15−8.25(m,2H,ナフタレン環)。
(4)マススペクトル:(EI−MS)m/z=384(M+)。
<1,4−ビス(2−アクリロイルオキシプロポキシ)ナフタレンの合成>
(第一反応)
攪拌機、温度計を装備した容量が50mlの三口フラスコに、ナフタレン−1,4−ジオール3.2g(20ミリモル)をメタノール10mlに溶解して仕込んだ。ついで、酸化プロピレン7g(120ミリモル)と、水酸化ナトリウム0.4gを水7mlに溶解した水溶液を仕込んだ。水酸化ナトリウム水溶液を仕込んだ直後、反応液の温度が若干(約5℃)上昇した。反応終了後、反応液を2日間放置したところ、三口フラスコの底に結晶が沈殿していた。この反応液に10%濃度の硫酸水溶液10gを加え、吸引濾過・乾燥し、灰白色で粉末状の1,4−ビス(2−ヒドロキプロポキシ)ナフタレン4.0gを得た。生成物のナフタレン−1,4−ジオールに対する収率は、72モル%であった。生成物の融点(測定法は上に同じ)は、108〜110℃であった。
攪拌機、温度計を装備した容量が100mlの三口フラスコに、上記第一反応で得られた1,4−ビス(2−ヒドロキプロポキシ)ナフタレン2.8g(10ミリモル)を、アセトン20g中に分散させた分散液を仕込み、さらに塩化アクリロイル1.8g(20ミリモル)仕込んだ。ついで、三口フラスコを氷水に浸漬して冷却しながら、トリエチルアミン2g(20ミリモル)を仕込んだ。トリエチルアミンを仕込んだ直後、反応液の温度が若干(約3℃)上昇した。反応液は均一溶液となるが、すぐにトリエチルアミンの塩酸塩が析出した。反応液の温度を室温に戻し、30分間攪拌した後、水20g加えた。析出した塩酸塩は、反応液に溶解した。反応液を室温で1時間静置したところ、粘稠なオイル状物が沈殿したので、この沈殿物を反応液から分離した。ついで、分離したオイル状物にn−ヘキサンを30ml加えてスラリー状にし、0℃に温度調節した冷蔵庫に48時間静置したところ、オイル状物が固化した。固化したオイル状物を含む三口フラスコの内温を室温に戻して、再度スラリー状とし、吸引濾過・乾燥して無色結晶1.3gを得た。生成物の1,4−ビス(2−ヒドロキプロポキシ)ナフタレンに対する収率は、33モル%であった。
(1)融点:72〜74℃。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr、cm−1):2980、2930、1722、1632、1588、1454、1380、1290、1276、1240、1200、1160、1100、1080、966、961、800、776、750などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:1.50(d,J=8Hz,6H)、4.12(d,J=5Hz,2H)、4.18(d,J=5Hz,2H)、5.50(m,2H)、5.85(d,J=11HZ,2H)、6.16(dd,J1=11Hz,J2=17Hz,2H)、6.45(d,J=17Hz,2H)、6.70(s,2H)、7.50(m,2H)、8.20(m,2H)
(4)マススペクトル:(EI−MS)m/z=384(M+)
<1,4−ビス(2−アクリロイルオキシブトキシ)ナフタレンの合成>
(第一反応)
冷却管、温度計、攪拌機を装備した容量が300mlの三口フラスコに、1,4−ジヒドロキシナフタレン8g(50ミリモル)のジメチルアセトアミド40ml溶液を仕込み、ついで、窒素雰囲気下に、水酸化ナトリウム4.8g(120ミリモル)を水30mに溶解した溶液を仕込んだ。反応液を10分間攪拌した後、酸化ブチレン18g(250ミリモル)をジメチルアセトアミド25mlに溶解した溶液を加えた。三口フラスコを60℃の油浴に浸漬し、窒素雰囲気下で5時間加熱攪拌した。5時間攪拌後に三口フラスコ内温を室温に冷却し、10%硫酸水溶液を加え反応液のpHを酸性にしたところ、黒いオイル状物が沈殿した。上澄みの水を捨て、フラスコの底に沈殿したオイル状物を30mlの水で2回洗い、赤茶色のオイル状物7.4gが得られた。生成物の1,4−ジヒドロキシナフタレンに対する収率は、48モル%であった。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr、cm−1):3350、3060、2960、2920、2870、1620、1590、1455、1380、1270、1230、1090、1018、920、876、800、760、600などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,270MH):δ1.08(6H,t,J=8Hz)、1.66−1.80(4H、m)、2.39(2H,bs)、3.95−4.06(2H,m)、4.06−4.16(4H,m)、6.70(2H,s)、7.48−7.60(2H,m)、8.17−8.28(2H,m)。
温度計、攪拌機を装備して容量が300mlの三口フラスコに、窒素雰囲気下で、1,4−ビス(2−ヒドロキシブトキシ)ナフタレン5.8g(19ミリモル)の塩化メチレン50ml溶液を仕込み、ついで塩化アクリロイル5.4g(60ミリモル)を仕込んだ。三口フラスコを氷水に浸漬して冷却しつつ、トリエチルアミン6.1g(60ミリモル)を塩化メチレン25mに溶解した溶液を仕込んだ。0℃で2時間攪拌した後、三口フラスコの氷水による冷却を中止し、室温で一晩放置した。トリエチルアミンの塩酸塩結晶が、反応液の表面に浮いていたので、反応液に水を30ml加え、結晶を溶解させて2層とした。下層の塩化メチレン層を分離し、この塩化メチレン層に無水硫酸ナトリウムを10g加え、一晩静置し、乾燥した。ついで、塩化メチレン溶液をアルミナカラムで処理し、流出液を濃縮し薄カーキ色のオイル状物4.1gを得た。生成物の1,4−ビス(2−ヒドロキシブトキシ)ナフタレンに対する収率は、53モル%であった。
(1)屈折率:1.551。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr、cm−1):2960、2930、2870、1720、1622、1592、1456、1400、1380、1270、1235、1172、1152、1095、1042、980、800、760などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,270MH):δ1.05(6H,t,J=8Hz)、1.80−2.00(4H,m)、4.21(4H,d,J=7Hz)、5.34−5.46(2H,m)、5.86(2H,d,J=11Hz)、6.17(2H,dd,J1=11Hz,J2=17Hz),6.46(2H,d,J=17Hz)、6.70(2H,S)、7.44−7.57(2H,m)、8.14−8.24(2H,m)。
(4)マススペクトル:(EI−MS)m/z=412(M+)。
<1,4−ビス(2−アクリロイルオキシ−3−ブトキシプロポキシ)ナフタレンの合成>
(第一反応)
冷却管、温度計、攪拌機を装備した容量が300mlの三口フラスコに、1,4−ジヒドロキシナフタレン8g(50ミリモル)のジメチルアセトアミド40ml溶液を仕込み、さらに、窒素雰囲気下に、苛性ソーダ4.8g(120ミリモル)の水30m溶液を仕込んだ。10分攪拌後、次に、ブチルグリシジルエーテル15.5g(120ミリモル)をジメチルアセトアミド25mlに溶解した溶液を仕込み、三口フラスコを60℃の油浴に浸漬して、窒素雰囲気下で10時間加熱攪拌した。10時間の攪拌後、三口フラスコ内温を室温に冷却し、10%硫酸水溶液を加えて反応液のpHを酸性にしたところ、黒茶色のオイル状物が沈殿した。上澄みの水を捨て、三口フラスコ底のオイル状物を30mlの水で2回洗い、茶色のオイル状物8.6gが得られた。生成物の1,4−ジヒドロキシナフタレンに対する収率は、40モル%であった。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr、cm−1):3350、2950、2920、2860、1620、1590、1455、1380、1270、1234、1084、1020、800、760などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,270MH): δ0.92(6H,t,J=8Hz)、1.30−1.46(4H,m)、1.52−1.68(4H,m)、3.54(4H,t,J=7Hz)、3.62−3.77(4H,m)、4.1−4.2(4H,m)、4.24−4.35(2H,m)、6.73(2H,s)、7.43−7.57(2H,m)、8.16−8.25(2H,m)。
温度計、攪拌機を装備した容量が300mlの三口フラスコに、窒素雰囲気下、1,4−ビス(2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロポキシ)ナフタレン8.4g(20ミリモル)の塩化メチレン50ml溶液を仕込み、ついで塩化アクリロイル5.4g(60ミリモル)を仕込んだ。さらに、三口フラスコを氷水に浸漬して冷却しつつ、トリエチルアミン6.1g(60ミリモル)を塩化メチレン25mに溶解した溶液を加えた。温度0℃で2時間攪拌した後、三口フラスコの氷水による冷却を中止し、室温で一晩静置した。翌日、トリエチルアミンの塩酸塩の結晶が反応液の表面に浮いていたので、反応液に水を30ml加えこの結晶を溶解し2層とした。下層の塩化メチレン層を分離し、この塩化メチレン層に無水硫酸ナトリウムを10g加え一晩静置し、乾燥した。ついで、塩化メチレン溶液をアルミナカラムで処理し、得られた流出液を濃縮し、薄カーキ色のオイル状物6.9gを得た。生成物の1,4−ビス(2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロポキシ)ナフタレンに対する収率は、65モル%であった。
(1)屈折率:1.533。
(2)赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr、cm−1):2950、2930、2860、1720、1626、1592、1462、1400、1380、1262、1236、1192、1146、1090、980、802、760などの波長に吸収が認められた。
(3)1H−NMR(CDCl3,270MH):δ0.90(6H,t,J=8Hz)、1.25−1.45(4H,m)、1.48−1.64(4H,m)、3.40−3.60(4H,m)、3.80(4H,d,J=7Hz)、4.27−4.38(4H,m),5.50−5.62(2H,m),5.86(2H,d,J=11Hz)、6.20(2H,dd,J1=11Hz,J2=17Hz)、6.49(2H,d,J=17hz)、6.72(2H,s)、7.44−7.57(2H,m)、8.14−8,23(1H,m)。
(4)マススペクトル:(EI−MS)m/z=528(M+)。
モノマーとしてのトリメチロールプロパントリアクリレート100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例1に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシエトキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚が12μmになるように塗布した。ついで、窒素雰囲気下、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)(測定法の詳細は、段落0058の記載参照)は、1.8分であった。
モノマーとしてのトリメチロールプロパントリアクリレート100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例2に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−メタクリロイルオキシエトキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、窒素雰囲気下、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、2.5分であった。
モノマーとしてのトリメチロールプロパントリアクリレート100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例3に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシプロポキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、窒素雰囲気下、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、3.3分であった。
モノマーとしてのトリメチロールプロパントリアクリレート100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例4に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシブトキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、窒素雰囲気下、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、2.0分であった。
モノマーとしてのトリメチロールプロパントリアクリレート100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例5に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシ−3−ブトキシプロポキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、窒素雰囲気下、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、2.5分であった。
モノマーとして脂環式エポキシ化合物であるダウ・ケミカル社製のUVR6110 100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例1に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシエトキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、2.3分であった。
モノマーとしての脂環式エポキシ化合物であるダウ・ケミカル社製のUVR6110 100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例2に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−メタクリロイルオキシエトキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、2.2分であった。
モノマーとして脂環式エポキシ化合物であるダウ・ケミカル社製のUVR6110 100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例3に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシプロポキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、2.5分であった。
モノマーとしての脂環式エポキシ化合物であるダウ・ケミカル社製のUVR6110 100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例4に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシブトキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一に混合して光硬化性組成物を得た。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、3分であった。
モノマーとしての脂環式エポキシ化合物であるダウ・ケミカル社製のUVR6110 100重量部に、トリル−i−ブチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(チバ・スペシャリティー社製、商品名:イルガキュア250)を2重量部、実施例5に記載の方法で合成した1,4−ビス(2−アクリロイルオキシ−3−ブトキシプロポキシ)ナフタレン1.0重量部を加え、均一な光硬化性組成物とした。この光硬化性組成物を、バーコーターによってポリエステルフィルム(東レ社製、商品名:ルミラー、膜厚100μm)表面に、膜厚12μmになるように塗布した。ついで、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射した。べたつき(タック)がなくなるまでのタック・フリー・タイム(硬化時間)は、5分であった。
光重合増感剤としての評価試験−1に記載の例において、1,4−ビス(2−アクリロイルオキシエトキシ)ナフタレンを添加しなかったほかは、同例におけると全く同様の手順で光硬化組成物を調製し、窒素雰囲気下、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2)を照射して硬化するまでの時間を測定したが、30分経過しても硬化しなかった。
光重合増感剤としての評価試験−6に記載の例において、1,4−ビス(2−アクリロイルオキシエトポキシ)ナフタレンを添加しなかったほかは、同例におけると全く同様の手順で光硬化組成物を調製し、高圧水銀ランプ(366nmでの照射強度は0.03mw/cm2であった。)を照射して硬化するまでの時間を測定したが、30分経過しても硬化しなかった。
光重合増感剤としての評価試験−3に記載の例において調製した、光硬化性組成物を塗布したポリエステルフィルムを、180℃に温度調節したオーブン中で加熱した。ポリエステルフィルムを一定時間ごとにオーブンから出して、1,4−ビス(2−アクリロイルオキシプロポキシ)ナフタレンに起因するUVスペクトルのうち、波長が335nm付近のUV吸光度ピークを、紫外・可視分光光度計(島津製作所社製、型式:UV2200)によって測定した。図1と図2に、この例で測定したUVスペクトルを示した。波長が335nm付近の吸光度ピーク高さを、加熱前(図1)と加熱後(図2)とを比較し、加熱後の吸光度ピークの低下割合を調べて、1,4−ビス(2−アクリロイルオキシプロポキシ)ナフタレンの昇華の程度を判定した。その結果、10分間の過熱後に吸収度のピーク高さが加熱前より5%低下していたので、5%程度昇華していると判定した。
光重合増感剤としての評価試験−1に記載の例において、1,4−ビス(2−アクリロイルオキシエトキシ)ナフタレンの代わりに1,4−ジエトキシナフタレンを使用したほかは、同例におけると同様の手順で調製した、光硬化性組成物を塗布したポリエステルフィルムを、180℃に温度調節したオーブン中で加熱した。ポリエステルフィルムを一定時間ごとにオーブンから出して、UVスペクトルを測定し(測定装置は、上に同じ)、1,4−ジエトキシナフタレンの335nm付近の吸光度ピーク高さを、上記例におけると同様に調べて、光硬化性組成物の昇華の程度を判定した。図3と図4に、この例で測定したUVスペクトルを示した。波長が335nm付近の吸光度ピーク高さを、加熱前(図3)と加熱後(図4)とを比較し、加熱後の吸光度ピークの低下割合を調べて、1,4−ジエトキシナフタレンの昇華の程度を判定した。その結果、10分後に67%昇華していることが判明した。
Claims (6)
- 構造式(1)で示される1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物。
{構造式(1)において、R1、R2 が、同一であって、メチル基、エチル基またはアルコキシメチル基であり、R3、R4は同一であって、水素原子またはメチル基を示し、X,Yは同一でも異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボキシル基、スルホン酸基のいずれかを示す。} - 1,4−ジヒドロキシナフタレン化合物に、酸化アルキレン、グリシジルエーテル、またはハロゲン化アルコール(ハロヒドリン)を反応させて1,4−ビス(2−ヒドロキシアルコキシ)ナフタレン化合物とし、ついで、この化合物に塩化アクリロイルまたは塩化メタアクリロイルを反応させることを特徴とする、請求項1に記載の1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物の製造方法。
- 酸化アルキレンが、酸化プロピレンまたは酸化ブチレンから選ばれたものである、請求項2に記載の1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物の製造方法。
- 構造式(1’)で示される1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシアルコキシ)ナフタレン化合物を有効成分として含有することを特徴とする、光重合増感剤。
- 請求項4に記載の構造式(1’)で示される化合物を有効成分として含有する光重合増感剤、光重合開始剤および光重合性モノマーからなることを特徴とする、光硬化性組成物。
- 光重合開始剤が、オニウム塩であることを特徴とする、請求項5に記載の光硬化性組成物。
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