JP5017970B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5017970B2
JP5017970B2 JP2006238813A JP2006238813A JP5017970B2 JP 5017970 B2 JP5017970 B2 JP 5017970B2 JP 2006238813 A JP2006238813 A JP 2006238813A JP 2006238813 A JP2006238813 A JP 2006238813A JP 5017970 B2 JP5017970 B2 JP 5017970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power conversion
capacitor
conversion circuit
terminal
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006238813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008061474A (ja
Inventor
豊 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006238813A priority Critical patent/JP5017970B2/ja
Publication of JP2008061474A publication Critical patent/JP2008061474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5017970B2 publication Critical patent/JP5017970B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、半導体素子、冷却器及びコンデンサを一体的に組み込んだ電力変換装置に関する。
従来、冷却効率を向上すると共に小型化した「半導体装置及びインバータ装置」(特許文献1参照)が知られている。
この「半導体装置及びインバータ装置」は、半導体装置の冷却器の主面上に、内部に半導体素子を実装した電力基板を有する樹脂製パッケージを乗せて形成されており、この樹脂製パッケージの内部において、半導体素子の電極は、樹脂製パッケージの内部の電極に電気的に接続される。
樹脂製パッケージの主面上に設けた電極端子と半導体素子の電極は、樹脂製パッケージの内部の電極により接続されている。そして、樹脂製パッケージの上にコンデンサを配置すると共に、コンデンサの電極を電極端子に接続する。この接続は、ネジ止めにより行なうことが一般的である。
特開2001−077260号公報
しかしながら、従来の電力変換装置の場合、コンデンサの電極と樹脂製パッケージの電極端子の接続等、各構成部品の取り付けや接続固定に広いスペースを必要としていたため、電力変換装置の大型化が避けられなかった。
この発明の目的は、各構成部品の取り付けスペースの拡大を防いで装置全体を小型化することができる電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る電力変換装置は、半導体素子を実装した電力変換回路と、前記電力変換回路を載置した冷却器と、前記電力変換回路を覆って前記冷却器に装着固定され、内面に装着保持したコンデンサを前記電力変換回路に対向配置するケースと、前記電力変換回路と前記コンデンサの間に配置され、主面を絶縁物を介して前記コンデンサに接合し裏面を前記電力変換回路に接合した、前記電力変換回路のバスバ電極又はベースプレートとを有している。
この発明によれば、半導体素子を実装した電力変換回路が冷却器に載置されると共に、ケースが電力変換回路を覆って冷却器に装着固定されることにより、ケースの内面に装着保持したコンデンサが電力変換回路に対向配置され、電力変換回路とコンデンサの間に、主面を絶縁物を介してコンデンサに接合し裏面を電力変換回路に接合した、電力変換回路のバスバ電極又はベースプレートが配置される。このため、各構成部品の取り付けスペースの拡大を防いで装置全体を小型化することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の回路構成を示す回路説明図である。図1に示すように、電力変換装置10は、電力変換回路11と、電力変換回路11の直流入力側に接続された平滑用のコンデンサ12を有している。コンデンサ12は、直流電源13に並列接続されている。電力変換回路11の交流出力側には、電動機14が接続されている。この電力変換回路11により、入力電力である、直流電源13の直流電力を、所望の周波数や電圧、電流の交流電力に変換し、この交流電力を駆動電力として電動機14に供給する。
電力変換回路11は、半導体素子15を2個一組として形成したスイッチ回路16を電気的に直列接続し、更に、それを電気的に3相(U相、V相、W相)分並列接続することにより、3相インバータ回路として形成されている。この例では、半導体素子15として、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)17と、高速整流ダイオード(Fast Recovery Diodes:FRD)18を用いている。なお、抵抗17aは、IGBT17のゲート抵抗である。
図2は、図1の電力変換装置の側面構造を示す説明図である。図3は、図2のA−A線の下方側に位置する構成部品の配置構成を示す説明図である。図4は、図2のA−A線の上方側に位置する構成部品の配置構成を示す説明図である。図5は、図3の上方から見た平面説明図である。図6は、図4の下方から見た平面説明図である。図7は、図3と図4に示す構成部品を組み合わせた状態における図5と図6のB−B線に沿う断面説明図である。図8は、図3と図4に示す構成部品を組み合わせた状態における図5と図6のC−C線に沿う断面説明図である。
図2から図8に示すように、電力変換装置10は、半導体素子15(IGBT17、FRD18)を実装した(図5参照)電力変換回路11の主面(表面)を、略直方体形状を有するコンデンサ12に対向配置して、電力変換回路11の主面上方にコンデンサ12を位置させている。コンデンサ12は、複数個配置され、ケース19の蓋部19aの裏面側に接合されている。このケース19を、電力変換装置10を冷却する主冷却器20に接合することにより、電力変換回路11を、ケース19を介して主冷却器20に熱結合させている。
つまり、蓋部19aは、コンデンサ12を支持する支持板として機能しており、コンデンサ12は、直接、蓋部19aに接合する他、別部材としての支持板(図示しない)を介して蓋部19aに接合してもよく、或いは支持板を、直接、主冷却器20に接合しても良い。
ケース19は、平板状の蓋部19aの周縁に、裏面側に突出する側壁19bを有する箱状に形成されており、側壁19bの下端には、内側に向けて突出する係止爪19cが形成されている。なお、蓋部19aには、副冷却器(図示しない)を備えていても良い。
複数のコンデンサ12は、押さえ金具21により、蓋部19a、即ち、ケース19に保持されている。押さえ金具21は、絶縁材22を介して各コンデンサ12の電力変換回路11に対向する面に接触すると共に、端部を蓋部19aに接合しており(図7参照)、これにより、後述する支柱27若しくはフレーム30(図3参照)を接合させている。
即ち、電力変換装置10は、半導体素子15を実装した電力変換回路11と、電力変換回路11を載置した主冷却器20と、電力変換回路11を覆って主冷却器20に装着固定され、内面に装着したコンデンサ12を電力変換回路11に対向配置するケース19とを有している。
このような構成を有することにより、コンデンサ12を電力変換回路11に接続するスペース、及び電力変換回路11をケース19若しくは主冷却器20に接続するスペースを大幅に低減することができる。特に、大電流を扱う電力変換装置10においては、コンデンサ12も必然的に大きくなるが、そのコンデンサ12を、電力変換装置10の主面に配置固定するのは困難ではない。
また、コンデンサ12と電力変換回路11を一体化することができる。一体化後、大きなコンデンサ12自体又はコンデンサ12を支持する支持板を、電力変換装置10のケース19又は主冷却器20に接合すれば、電力変換回路11を、主冷却器20に確実、且つ、容易に熱結合することができる。
よって、コンデンサ12を電力変換回路11に接続するための構造体や空間、及び電力変換回路11をケース19若しくは主冷却器20に接続する構造体や空間を、削減することできるので、装置サイズを大幅に小型化することができる。
また、押さえ金具21を有することにより、大電流を変換する電力変換装置においてコンデンサ12を単一でなく複数個並列接続する場合に、複数のコンデンサ12を保持した上に、蓋部19aに接合できるので、大型化することなく電流容量に合わせたコンデンサ12を設置することができる。この押さえ金具21に対し、電力変換回路11の支柱27若しくはフレーム30は容易に接合することができる。
また、電力変換回路11は、回路主面側に突出して形成された高電位側直流端子23と低電位側直流端子24(図2,3,5参照)を有し、コンデンサ12は、第1端子25と第2端子26(図2,4,6参照)を有している。そして、高電位側直流端子23の上に第1端子25を、低電位側直流端子24の上に第2端子26を、それぞれ配置すると共に電気的に接続する。つまり、電力変換回路11の主面上にコンデンサ12が配置される。
これにより、以下の効果を得ることができる。
第1に、コンデンサ12の下側においてコンデンサ12と電力変換回路11の電気的な接続ができることにより、電気的に接続するためのサイズを小型化することができる。即ち、従来の、樹脂パッケージ内部の電極を介し、更に、コンデンサ12の外側で電極接続をする場合のように、大きなコンデンサ12の更に外側に接続領域や接続のための配線領域を設ける必要が無いので、サイズの小型化を図ることができる。
この効果は、次に述べる構成によって可能になる。
コンデンサ12の第1端子25と第2端子26の上に、電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24を載せた状態で電気的な接続を行なえば、コンデンサ12の外側に接続のための配線領域を設ける必要が無い。即ち、コンデンサ12に対し電力変換回路11を引っくり返した状態で、コンデンサ12の端子上に電力変換回路11を載せる。このコンデンサ12の第1端子25と第2端子26、及び電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24を、電力変換回路11の外側に位置させれば、両端子を容易に接続することができる。
特に、大電力変換装置では、半導体素子15を実装した電力変換回路11よりもコンデンサ12の方が大きい場合が多いので、本構成により、大きなコンデンサ12に干渉することなく、コンデンサ12と電力変換回路11の電気的接続を行うことができ、電力変換装置10の小型化を図ることができる。
第2に、電力変換回路11の内部の半導体素子15とコンデンサ12との電気的接続距離を著しく短縮することができる。
即ち、電力変換回路11において半導体素子15の近傍に高電位側直流端子23と低電位側直流端子24を設けることは容易である。高電位側直流端子23と低電位側直流端子24の上に、コンデンサ12の第1端子25と第2端子26を配置するので、接続距離を短くすることができる。これにより、接続に係る寄生インダクタンスを著しく低減することができ、サージ電圧低下による電気的動作の安定化とコンデンサ12の小型化を図ることができる。
従来の電力変換装置では、配線の寄生インダクタンスを低減させるため、電力変換回路11とコンデンサ12の間の直流側接続配線において、高電位側配線と低電位側配線を積層する構成が多く採用されている。しかし、電力変換回路11の内部の半導体素子15において、高電位側配線に接続される部位と低電位側配線に接続される部位は離れている。このため、両配線を積層するために電力変換回路11の内部で一方の配線を引き回している部分があるのが通例であり、更に、両配線を積層したとしても寄生インダクタンスが完全に消失するものでも無い。
本構成では、半導体素子15からコンデンサ12迄の配線を積層するために引き回すことも無く、前述した最短経路で接続でき、また、最短経路で接続できるため、配線を積層する必要も無い。よって、従来構成では成し得ない配線の低インダクタンス化が可能になる。
特に、コンデンサ12としてフィルムコンデンサ又はセラミックコンデンサを用いる場合は、下記理由により、この寄生インダクタンス低減効果が更に際立つ。
フィルムコンデンサやセラミックコンデンサは、特に、薄い誘電体膜を用いる構造上の都合によって、コンデンサの2つの端子がコンデンサ本体の両端側に配置する構造が合理的になる。しかし、従来の電力変換装置においては、前述の積層されて引き回される高電位側配線と低電位側配線にコンデンサを接続するため、コンデンサ内部又は近傍において、一方の電位のコンデンサ配線をコンデンサ他端側の端子に引き回す構造となりがちであった。よって、この部分での寄生インダクタンスの増加は避けられなかった。
本構成では、コンデンサ12の第1端子25及び第2端子26と、電力変換回路11内部での高電位側直流端子23及び低電位側直流端子24の、位置を合わせることは容易である。そのため、コンデンサ部分での配線引き回し領域も必要とせず、更に、寄生インダクタンスを低減することができる。
なお、高電位側直流端子23と第1端子25の接続、及び低電位側直流端子24と第2端子26の接続は、断続的に複数箇所で、或いは電力変換装置10の横方向に沿った線状や面状に、はんだ付け又は溶接により行なう。
この構成を有することにより、電力変換回路11とコンデンサ12との間の電気的接続部分の寄生インダクタンスを、更に低減することができ、また、接続部分の発熱も低減することができる。その上、コンデンサ12の温度上昇も一層下げることができる。
これらの効果は下記の理由による。
本構成では、電力変換回路11の内部で配線を引き回す必要が無いので、幅広い配線を電力変換回路11のサイズを大きくすることなく、主面側に突出させて直流端子として形成することは容易である。
ここで、接続領域を広くするために複数箇所の接続、或いは面状の接続にすべく多数箇所の接続をネジ止めで行なうと、製造工程が増え、コストアップに繋がる。
本構成では、更に、コンデンサ12の端子に、電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24を載せているので、従来のネジ止めによらず、はんだ付けや溶接技術によって接合することは容易である。即ち、例えば、蓋部19a側を下にしてコンデンサ12上に電力変換回路11が配置されている状態で、上記接続工程を行なうならば、抵抗加熱溶接やはんだ付け技術或いはレーザ溶接技術等を用いて、これらの接続箇所を複数個又は面状に広く形成することができる。
よって、接続を幅広く、また、短い経路で行なえるので、寄生インダクタンスを低減することができ、更に、配線が広い、特に接続箇所の面積が広いので、電流集中を防止することができ、ジュール発熱を低減することができる。特に、端子同士の接続の接触抵抗によるジュール発熱が大きい場合がよくあるが、本構成では、その接触抵抗も低減することができ、ジュール発熱を著しく小さくすることができる。また、コンデンサ12に対しても、電流密度を下げた状態で電気的に接続することができるので、配線部分からの伝熱量も小さくなる。
以上より、電力変換装置10の大電力動作に対する余裕が大きくなる。また、コンデンサ12を温度上昇抑制のために過大にする必要が無いので、電力変換装置10を、更に小型化することができる。
また、電力変換回路11は、回路主面側に突出して形成された支柱27を有する。この支柱27を、コンデンサ12に接合することにより、電力変換回路11とコンデンサ12を固定する。
この構成を有することにより、コンデンサ12を裏返した状態で、コンデンサ12の第1端子25及び第2端子26の上に電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24を載せる際、必ずしもこれらの端子の位置が電力変換回路11の重心に対して適切な位置にあるとは限らない。この場合でも、本構成により、電力変換回路11の支柱27(図3参照)をコンデンサ12に接合することにより、電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24をコンデンサ12の第1端子25及び第2端子26に容易に接合することができる。
この構成によっても、電力変換回路11とコンデンサ12の間隔を広くすることは無いので、前述した電気的特性改善の効果は等しく生じる。また、コンデンサ12の保持はコンデンサ12側での蓋部19aで行ない、電力変換回路11の固定は主冷却器20に接合することで行なうことができる。よって、この支柱27による接合に大きな機械的強度は必要なく、電力変換装置10の全体サイズに影響を与えるような大きさにはならない。
特に、コンデンサ12としてアルミ電解コンデンサを用いる場合のように、コンデンサの2つの端子25,26を、コンデンサの側面の同じ側に出す構造においては、単に、コンデンサの端子に電力変換回路11の直流端子を載せるだけでは、電力変換回路11を安定させ難い。しかし、本構成によって、両端子の接合に係る工程を、確実、且つ、容易に行なうことができる。
また、ケース19の側壁19bに対応して、主冷却器20の主面には、主面周縁に沿って周縁の内側に、蓋部19aの裏面に対向して突出する壁部20aが形成されている。この壁部20aには、ケース19の側壁19bに形成された係止爪19cに対応して、係止爪19cが係止する被係止溝20bが形成されている。従って、主冷却器20に、主面側を覆うようにケース19を装着することにより、ケース19の係止爪19cを主冷却器20の被係止溝20bに係止させ、例えば、接着剤28により接合する。これにより、ケース19は主冷却器20に接合状態に固定される。
この構成を有することにより、電力変換装置10を、更に小型化することができる。即ち、電力変換装置10のケース19又は主冷却器20に対して蓋部19aを固定する際に、ネジ止めする必要がない。このため、従来のネジ止めに要していたスペースを削減することができる。
特に、本構成では、主冷却器20から蓋部19aまでの間に電力変換回路11とコンデンサ12が配置されているので、この側壁19bと壁部20aの重なり部分、所謂、糊代に相当する部分の長さを、十分に確保することは容易である。
よって、コンデンサ12を接合している蓋部19aを、十分な強度をもって主冷却器20に固定することができるので、ネジ止めスペース削減による効果に加え、更に、電力変換装置の小型化を図ることができる。
なお、本構成では、電力変換回路11とコンデンサ12を電気的に接続する工程は、コンデンサ12に蓋部19aを接合した後に、コンデンサ12を裏返した状態、即ち、蓋部19aの開口部が上を向く状態で行なう。よって、接続工程において、側壁19bが障害となることは無い。
また、ケース19の蓋部19aの内部に副冷却器又は上面冷却器を設けておけば、コンデンサ12の冷却を、更に効果的、且つ、容易に行うことができるので、コンデンサ12を更に、小型化することができる。
更に、主冷却器20の壁部20aと蓋部19aの側壁19bを、確実に固定した状態で接合することができる。特に、この接合、及び電力変換回路11と主冷却器20の接合を同時に行なう際は、電力変換回路11と主冷却器20の間に加圧力を維持した状態で接合工程を実施することが望ましいが、本構成では、係止爪19cによって特別な治具等を用いなくても接合工程を実施することができる。
電力変換回路11は、複数個の電力基板29又はベースプレート(図示しない)を有している。各電力基板29(又はベースプレート)は、枠状のフレーム30で固定されており、フレーム30は、主面若しくは一部分を、コンデンサ12に接合している。
大電力の電力変換装置では、半導体素子15を実装した電力変換回路11が複数の電力基板29又はベースプレートから構成される場合があるが、本構成では、複数の電力基板29又はベースプレートを枠状のフレーム30で固定している。そして、このフレーム30をコンデンサ12に接合させることにより、コンデンサ12と電力変換回路11を容易に固定することができる。これにより、大電力の電力変換装置でも、前述した効果を容易、且つ、確実に得ることができる。
また、電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24は、撓み変形を可能にする屈曲部を有するように折り曲げて形成されており、コンデンサ12の第1端子25と第2端子26は、それぞれの端部がL字型形状に折り曲げて形成されると共に、端子端部の折り曲げ部分を、直接又は絶縁材31を介して蓋部19aに接合している。
この構成を有することにより、コンデンサ12と電力変換回路11を接合固定する部分と、コンデンサ12の第1端子25及び第2端子26と電力変換回路11の高電位側直流端子23及び低電位側直流端子24を接続する部分の寸法精度にばらつきを生じた場合に、高電位側直流端子23及び低電位側直流端子24が、第1端子25及び第2端子26との接続時に容易に撓み変形するので、寸法ばらつきにより電力変換装置の製造に支障を来たす事態を防止することができる。
また、大電流を変換する電力変換装置の場合、コンデンサ12の第1端子25及び第2端子26と、電力変換回路11の高電位側直流端子23と低電位側直流端子24との接続部の抵抗によって、ジュール熱が発生することがあり、この発熱によりコンデンサ12自体が過熱され、コンデンサ12の寿命に悪影響を与える可能性は否定できない。
この場合も、本構成にあっては、L字型の折り曲げた端子25,26から蓋部19aを経て、ジュール熱を放熱することは容易であることから、コンデンサ12の温度上昇を効果的に抑止することができる。
図9は、この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の製造工程(その1)を示す説明図である。図10は、この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の製造工程(その2)を示す説明図である。図11は、この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の製造工程(その3)を示す説明図である。
図9から図11に示すように、電力変換装置10を製造する場合、先ず、蓋部19aにコンデンサ12を、絶縁接着シート31等により接合する。コンデンサ12には、第1端子(電極)25及び第2端子(電極)26を設けておく(図9参照)。次に、半導体素子15を実装した電力基板29をフレーム30で保持固定したものを、コンデンサ12に載置する。その際、第1端子25の上に高電位側直流端子23を、第2端子26の上に低電位側直流端子24を載せて接合する。これにより、コンデンサ12の上の電力変換回路11を仮固定する(図10参照)。
そして、電力基板29の裏面に、例えば、接着剤32を介して主冷却器20を接合すると共に、主冷却器20と蓋部19aを、壁部20aと側壁19bにより結合する。これにより、大きなコンデンサ12に対し、電力変換回路11を構成する電力基板29を近接して配置しても、各電極同士の接続を容易に行うことができる。即ち、コンデンサ12の裏側から接続することができるので、接続に係る作業を容易に実施することができ、電気的な接続距離を短くすることができる。
また、電力基板29を主冷却器20に接合固定すると共に、コンデンサ12も、壁部20aと側壁19bにより主冷却器20に接合固定できるので、電力基板29やコンデンサ12の固定に係るスペースを削減することができる。また、これらの作業は、容易、且つ、簡略に行うことができる。
また、バスバ電極若しくは電流センサ(図示しない)を、ケース19の蓋部19aのコンデンサ12の近傍に、例えば、樹脂材料33を用いたインサートモールド構造による一体構造として固定してもよい。これにより、バスバ電極や電流センサも、特別な固定用部品を用いることなく、容易、且つ、省スペースで固定することができるので、電力変換装置10を、更に小型化することができる。なお、バスバ電極や電流センサに限らず、樹脂材料33により、コンデンサ12を蓋部19aに接合すれば、更に、確実にコンデンサ12を保持固定することができる。
(第2実施の形態)
図12は、この発明の第2実施の形態に係る電力変換装置の側面構造を示す説明図である。図12に示すように、電力変換装置40は、電力変換回路11とコンデンサ12の間に金属板41を設けており、金属板41の主面を、例えば、絶縁接着剤等の絶縁物42を介してコンデンサ12に、裏面を、電力変換回路11に、それぞれ接合する。ここで、金属板41の裏面と、電力変換回路11を構成する電力基板29及び半導体素子15との接合に、絶縁接着剤を用いれば良い。この金属板41は、電力変換回路11の直流バスバ電極又はベースプレートであるとする。その他の構成及び作用は、電力変換装置10と同様である。
この電力変換装置40により、第1実施の形態で得られる効果に加えて、以下の効果も得ることができる。
第1に、半導体素子15の温度上昇を抑制することができる。従来は、半導体素子15を実装した電力基板29を、ベースプレートという支持基板上に実装保持している場合が多かったが、この場合、ベースプレートと電力基板の間の絶縁領域やベースプレート自体の熱抵抗が大きく、半導体素子15の温度上昇に与える影響も大きい。
これに対し、本構成では、電力基板29を、その上面側から保持するので、半導体素子15から電力基板29を介して主放熱器104迄の経路における熱抵抗を、著しく低減することができる。
本構成では、電力変換回路11をコンデンサ12に接合した後に主冷却器20に接合することにより、電力変換回路11を接合した金属板41をコンデンサ12に接合すること、或いは事前にコンデンサ12に設けられた金属板41に電力変換回路11を接合することは、容易である。よって、上記効果を容易に生じさせることができる。
第2に、金属板41を直流バスバ電極とするならば、直流バスバ電極等の配線領域の寄生インダクタンスを顕著に低減することができる。一般に、バスバ電極の寄生インダクタンスは、バスバ電極を幅広く短く直線形状で形成すれば小さくできるが、従来の電力変換装置では、半導体素子への干渉を防ぐため、直流バスバ電極を細長く曲げ形状で形成せざるを得ない場合が多かった。
これに対し、本構成では、電力基板29の上面側に、平板状の電力基板29と同等の広さを有する直流バスバ電極を設けることは容易であり、しかも干渉物が無いので、この直流バスバ電極は、直線状で短く形成することができる。よって、直流バスバ電極の寄生インダクタンスを顕著に低減することができ、電力変換装置40の大電力動作に対する安定性を著しく向上させることができる。なお、ベースプレートと直流バスバ電極の双方の機能をこの金属板41が兼ねても良い。
更に、本構成は、3相インバータ回路等の電力変換装置のように、電位が異なる複数の電力基板29で構成される場合、上述した第1と第2の効果に加えて、次の効果も得ることができる。
第3の効果として、半導体素子15の放熱性能を良くした状態で、電力変換装置40を、更に容易に製造することができる。従来、これら複数の電力基板29は、ベースプレートという共通の支持基板上に実装保持されているが、この構成では、上述したように、ベースプレートと電力基板29の間の絶縁領域やベースプレート自体の熱抵抗が大きく、半導体素子15の温度上昇に与える影響も大きい。
これに対し、本構成では、電位の異なる電力基板29のそれぞれ上面側を、電気的な絶縁を取った上で、直流バスバ電極又はベースプレートという電力変換装置全体に渡る金属板41に固定することは容易である。よって、3相インバータ回路のように電位が異なる複数の電力基板29を用いる電力変換回路11においても、半導体素子15から主冷却器20迄の熱抵抗路を、顕著、且つ、容易に小さくすることができる。
第4の効果として、直流バスバ電極の寄生インダクタンスを顕著に低減することができる。電位が異なる電力基板29を複数有する電力変換回路11、例えば、3相インバータ回路においては、直流バスバ電極が他電位の基板等配線部分に接触しないように、細長く曲げ形状で形成せざるを得ない場合が多い。
これに対し、本構成では、この場合も幅広い形状の直流バスバ電極、例えば、平板状で電力基板29全体と同等の広さを有する直流バスバ電極を設けることは、容易である。よって、直流バスバ電極の寄生インダクタンスを顕著に低減することができ、電力変換装置40の大電力動作に対する安定性を著しく向上させることができる。
(第3実施の形態)
図13は、この発明の第2実施の形態に係る電力変換装置の側面構造を示す説明図である。図13に示すように、電力変換装置45は、電力変換回路11が、半導体素子15の上に上面冷却器46を配置し、この上面冷却器46と半導体素子15を低熱抵抗材料からなる接着剤47で接合する。なお、半導体素子15の上面電極側の電気接続は、例えば、半導体素子15上面に、電極48を、例えばはんだ付け実装しても良く、その際、電極48と上面冷却器46との接合を、接着剤47で行なえば良い。また、上面冷却器46とコンデンサ12又は押さえ金具21との接合に、接着剤47を用いても良い。その他の構成及び作用は、電力変換装置40と同様である。
この電力変換装置45により、第2実施の形態で得られる効果に加えて、以下の効果も得ることができる。
第1に、半導体素子15を裏面側からだけでなく上面側から冷却する際に、半導体素子15と上面冷却器46との接合が容易になる。例えば、コンデンサ12の側面に予め接合された上面冷却器46に対し、半導体素子15を実装している電力変換回路11或いは電力基板29を被せるように接合すればよい。
第2に、半導体素子15と上面冷却器46の固定に必要とするサイズを低減することができる。即ち、上面冷却器46は、コンデンサ12側に固定されており、電力変換回路11も、一旦、上面冷却器46側に固定された後、コンデンサ12をケース19又は主冷却器20に接続することにより、主冷却器20に密着固定される。よって、半導体素子15と上面冷却器46を固定するための特別な固定用部品を必要とせず、更に、この部品を設けるためのスペースも必要としない。
第3に、半導体素子15の冷却性能を、更に向上させることができる。一般に、電力変換装置は、電位の異なる複数の半導体素子15或いは電力基板29を、絶縁領域を介してベースプレートという共通の基板に実装している。この構造では、ベースプレート自体及びベースプレートと半導体素子15或いは電力基板29の間の絶縁領域の熱抵抗が介在してしまう。
これに対し、本構造では、複数の半導体素子15或いは電力基板29を、上面冷却器46で保持することができるので、ベースプレートや絶縁領域を廃止することができ、熱抵抗が、更に下がることになる。
なお、この接合に、例えば、接着剤47を用いれば、製造工程は容易である。また、半導体素子15の主面電極の電気接続を、ワイヤボンディング或いは金属板をはんだ付け実装した場合にも、同様の効果を得ることができる。
(第4実施の形態)
図14は、この発明の第4実施の形態に係る電力変換装置の側面構造を示す説明図である。図14に示すように、電力変換装置50は、電力変換回路11として、第1の電力変換回路51と第2の電力変換回路52の2つの電力変換回路を有する。そして、コンデンサ12の一面側に、第1の電力変換回路51を配置すると共に、コンデンサ12の他面側に、第2の電力変換回路52を配置する。また、第1の電力変換回路51を冷却する第1の主冷却器53と、第2の電力変換回路52を冷却する第2の主冷却器54が、それぞれ電力変換装置50のケースを兼ねて設けられている。その他の構成及び作用は、電力変換装置45と同様である。
この電力変換装置50により、第3実施の形態で得られる効果に加えて、以下の効果も得ることができる。
電力変換装置50を、例えば、電動ハイブリッド自動車に用いる場合、発電機側の電力変換回路と、駆動輪側、即ち、力行側の電力変換回路の2つを組み合わせ、これら2つの電力変換回路の直流端子を共通の平滑コンデンサに接続して、電力変換装置を構成することがある。
この場合も、中央にコンデンサ12を配置し、そのコンデンサ12の両側に、電力変換回路51と電力変換回路52を設ければ良い。これにより、電力変換回路を2つ有する場合でも、前述した効果を全て得ることができる上に、装置全体をより小型化することができる。
また、第1の主冷却器53と第2の主冷却器54は、コンデンサ12を挟んで両側に向き合う配置構成となるため、これら主冷却器53,54とケースを兼用する形状にすれば、第1に、主冷却器53,54とケースの接合に係る部品や空間が不要となるので、小型化を図ることができ、第2に、主冷却器53,54の水路の接合面、即ち、合わせ面をケースの外側に出すことが容易である。つまり、例えば、主冷却器53と冷却水路のカバー53aの接合面、及び主冷却器54と冷却水路のカバー54aの接合面を、本発明に係る電力変換装置50の外側に位置させることが容易である。このため、冷却水漏れに対するフェールセーフ構造を容易に採用することができる。
ここで、複数のコンデンサ12は、2個の押さえ金具21を対向配置して一体化した形状を有するように形成された、押さえ部55により保持固定されている。押さえ部55は、両端部が、ケース19の側壁19b側部分を背中合わせにした形状を有するように形成された、支持部56により、ケースを兼ねる主冷却器53,54に保持固定されている。この支持部56は、側壁19bの係止爪19c及び壁部20aの被係止溝20bに対応して形成された、支持部56の両端に位置する側壁57の両端部の係止爪57a,57a及び主冷却器53,54の壁部53a,54aの被係止溝53b,54bを、それぞれ相互に係止させて、例えば、接着剤28により接合されている。
なお、上述した各実施の形態は、3相インバータ回路に限らず、多相インバータ回路、Hブリッジ回路、電源回路、或いはその他の3相インバータ回路とは異なる回路構成からなる電力変換を行なう電力変換装置においても、等しく適用することができ、同様の効果を得ることができる。
この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の回路構成を示す回路説明図である。 図1の電力変換装置の側面構造を示す説明図である。 図2のA−A線の下方側に位置する構成部品の配置構成を示す説明図である。 図2のA−A線の上方側に位置する構成部品の配置構成を示す説明図である。 図3の上方から見た平面説明図である。 図4の下方から見た平面説明図である。 図3と図4に示す構成部品を組み合わせた状態における図5と図6のB−B線に沿う断面説明図である。 図3と図4に示す構成部品を組み合わせた状態における図5と図6のC−C線に沿う断面説明図である。 この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の製造工程(その1)を示す説明図である。 この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の製造工程(その2)を示す説明図である。 この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の製造工程(その3)を示す説明図である。 この発明の第2実施の形態に係る電力変換装置の側面構造を示す説明図である。 この発明の第2実施の形態に係る電力変換装置の側面構造を示す説明図である。 この発明の第4実施の形態に係る電力変換装置の側面構造を示す説明図である。
符号の説明
10,40,45,50 電力変換装置
11 電力変換回路
12 コンデンサ
13 直流電源
14 電動機
15 半導体素子
16 スイッチ回路
17 IGBT
17a 抵抗
18 FRD
19 ケース
19a 蓋部
19b,57 側壁
19c,57a 係止爪
20 主冷却器
20a,53a,54a 壁部
20b,53b,54b 被係止溝
21 押さえ金具
22 絶縁材
23 高電位側直流端子
24 低電位側直流端子
25 第1端子
26 第2端子
27 支柱
28 接着剤
29 電力基板
30 フレーム
31 絶縁接着シート
32,47 接着剤
41 金属板
42 絶縁物
46 上面冷却器
48 電極
51 第1の電力変換回路
52 第2の電力変換回路
53 第1の主冷却器
53a,54a カバー
54 第2の主冷却器
55 押さえ部
56 支持部

Claims (15)

  1. 半導体素子を実装した電力変換回路と、
    前記電力変換回路を載置した冷却器と、
    前記電力変換回路を覆って前記冷却器に装着固定され、内面に装着保持したコンデンサを前記電力変換回路に対向配置するケースと
    前記電力変換回路と前記コンデンサの間に配置され、主面を絶縁物を介して前記コンデンサに接合し裏面を前記電力変換回路に接合した、前記電力変換回路のバスバ電極又はベースプレートと
    を有する電力変換装置。
  2. 前記コンデンサは、前記ケースに直接或いは前記ケースに接合した支持板を介して、装着保持されている請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電力変換回路は、前記電力変換回路の主面側に突出する高電位側直流端子及び低電位側直流端子を有し、
    前記コンデンサは、前記高電位側直流端子の上に配置されて電気的に接続された第1端子、及び前記低電位側直流端子の上に配置されて電気的に接続された第2端子を有する請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記高電位側直流端子と前記第1端子を、前記低電位側直流端子と前記第2端子を、それぞれはんだ付け又は溶接により接続した請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記高電位側直流端子及び前記低電位側直流端子は、撓み変形を可能にする屈曲部を有するように折り曲げて形成されている請求項3または4に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1端子及び前記第2端子は、それぞれの端部がL字型形状に折り曲げて形成されると共に、端子端部の折り曲げ部分を前記ケースに接合している請求項3からのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記半導体素子の上に、前記半導体素子と低熱抵抗材料で接合した上面冷却器を配置した請求項1からのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記電力変換回路は、前記電力変換回路の主面側に突出して形成され、前記コンデンサに接合して前記コンデンサを固定する支柱を有する請求項1からのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. 前記電力変換回路は、前記コンデンサに接合されたフレームにより固定される複数個の電力基板又は前記ベースプレートを有する請求項1から8のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  10. 前記コンデンサは、前記コンデンサの前記電力変換回路に対向する面及び前記ケースに接触させると共に、前記支柱に接合した押さえ金具により装着保持された複数個を有する請求項に記載の電力変換装置。
  11. 前記コンデンサは、前記コンデンサの前記電力変換回路に対向する面及び前記ケースに接触させると共に、前記フレームに接合した押さえ金具により装着保持された複数個を有する請求項9に記載の電力変換装置。
  12. 前記ケースは、蓋部の裏面側に突出する側壁の下端に形成された係止爪を、前記蓋部の裏面に対向する前記冷却器の主面に突出する壁部に形成された被係止溝に係止させて、前記冷却器に固定される請求項1から11のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  13. 前記電力変換回路のバスバ電極或いは電流センサを、前記ケースに固定した請求項から12のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  14. 前記電力変換回路は、前記コンデンサの一面側に配置した第1の電力変換回路と他面側に配置した第2の電力変換回路の2個からなる請求項1から13のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  15. 前記第1の電力変換回路を冷却する第1の冷却器と、該第2の電力変換回路を冷却する第2の冷却器を有し、前記第1の冷却器及び前記第2の冷却器は前記ケースを兼ねている請求項14に記載の電力変換装置。
JP2006238813A 2006-09-04 2006-09-04 電力変換装置 Active JP5017970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006238813A JP5017970B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006238813A JP5017970B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008061474A JP2008061474A (ja) 2008-03-13
JP5017970B2 true JP5017970B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=39243586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006238813A Active JP5017970B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5017970B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5024169B2 (ja) * 2008-04-09 2012-09-12 株式会社デンソー 電力変換装置
JP5439216B2 (ja) * 2010-02-10 2014-03-12 株式会社東芝 電源装置
JP6147256B2 (ja) * 2012-07-19 2017-06-14 三菱電機株式会社 電力用半導体モジュール
JP2014050118A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Hitachi Ltd 電気回路装置および電気回路装置の製造方法
CN204168108U (zh) * 2012-11-19 2015-02-18 三菱电机株式会社 电力转换器的盒体
JP2019193466A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 電力変換装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000152656A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Denso Corp 電力変換装置
JP4292686B2 (ja) * 2000-06-08 2009-07-08 株式会社デンソー 冷媒冷却型両面冷却半導体装置
JP3526291B2 (ja) * 2001-04-25 2004-05-10 三菱電機株式会社 コンデンサモジュールおよびそれを用いた半導体装置
JP2004350400A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Hitachi Ltd 電力変換装置
CN1906840A (zh) * 2004-01-26 2007-01-31 株式会社日立制作所 半导体装置
JP2005323455A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Toyota Motor Corp 車両の駆動システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008061474A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6915633B2 (ja) 電力変換装置
JP4409600B2 (ja) 電力半導体回路及びその製造方法
JP5506741B2 (ja) 電力変換装置
JP4478618B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP4973059B2 (ja) 半導体装置及び電力変換装置
JP6836201B2 (ja) 電力変換装置
JP6469720B2 (ja) 電力変換装置
US7151661B2 (en) Capacitor module and semiconductor device using the same
JP6263311B2 (ja) 電力変換装置
JP5017970B2 (ja) 電力変換装置
EP3358736B1 (en) Power conversion device
WO2005020276A2 (ja) 電力変換装置及び半導体装置の実装構造
JP6725004B2 (ja) 半導体装置、インバータユニット及び自動車
JP6610568B2 (ja) 半導体装置
JP2018041769A (ja) 半導体装置
JP2004186504A (ja) 半導体装置
JP6945671B2 (ja) 電力変換装置
CN113557603B (zh) 半导体装置
JP2001286156A (ja) 基板実装インバータ装置
JP2011115020A (ja) パワーユニット
JP2014229782A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP6070581B2 (ja) 端子台、及びこの端子台を備えた電力変換装置
US8018730B2 (en) Power converter apparatus
US20200211954A1 (en) Semiconductor module
JP5202366B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20111014

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5017970

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130213