JP5014790B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばかご内の負荷等に応じてかごの速度を制御するエレベータの制御装置に関するものである。
従来のエレベータの速度制御装置では、かごの現在位置に対して先行する着床可能な位置を求め、着床可能な位置に応じてかごの速度を制御するものが提案されている。このような従来の速度制御装置では、かご呼びによって行き先階が登録され、登録された行き先階にかごが着床可能か否かが判定される。かごが着床可能であると判断されたときには、かご内の負荷にかかわらず、かごの現在位置及び行き先階に応じた速度パターンが生成される。かごの速度は、生成された速度パターンに従って制御される(特許文献1参照)。
特開平4−20469号公報
しかし、かごの移動を効率良くするために、速度パターンの生成をかご内の負荷によっても変わるようにした場合には、乗客の乗降によりかご内の負荷が変化したときに、かごの最高速度、加速度及び加加速度のうち少なくともいずれかが変更されることとなる。従って、従来の速度制御装置によっては、すべての速度パターンについて、かごの着床可能な位置を求めることができなくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かごをより効率良く移動させることができるとともに、かご呼び登録があった行き先階への通常停止が可能か否かをより正確に判定することができるエレベータの制御装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの制御装置は、かご呼び登録に基づいて、かごの次回停止階を設定する次回停止階設定手段、かご内の負荷を検出するための秤装置及び次回停止階設定手段のそれぞれからの情報に基づいて、最高速度、加速度及び加加速度を算出し、算出した最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、かごが次回停止階に通常停止するまでの速度パターンを生成し、速度パターンに従ってかごの速度を制御する速度制御器、速度制御器からの情報に基づいて、かごの現在位置からかごを通常停止させるときの減速停止距離を算出する減速停止距離算出手段、及びかごの現在位置に減速停止距離を加算することによりアドバンス位置を算出するアドバンス位置算出手段を備え、次回停止階設定手段は、かご呼び登録があった行き先階の位置とアドバンス位置とを比較することにより、次回停止階を設定するようになっている。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す模式的な構成図である。 図1の速度制御器によって生成されるかごの速度パターンの一例を示すグラフである。 図2の時刻T1までにかご呼び登録が行われた場合にかごの減速停止距離を算出するためのかごの速度及び加速度の時間的変化を示すグラフである。 図1の制御装置の演算動作を示すフローチャートである。 図4のモード1の演算動作を示すフローチャートである。 図4のモード2の演算動作を示すフローチャートである。 図4のモード3の演算動作を示すフローチャートである。 図4のモード4の演算動作を示すフローチャートである。 図4の演算動作によって算出されるかごの現在位置及びアドバンス位置の時間的変化を示すグラフである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す模式的な構成図である。図において、昇降路1内には、かご2及び釣合おもり3が昇降可能に設けられている。昇降路1の上部には、かご2及び釣合おもり3を昇降させるための巻上機(駆動装置)4が設けられている。巻上機4は、モータを含む巻上機本体5と、巻上機本体5により回転される駆動シーブ6とを有している。駆動シーブ6には、複数本の主索7が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、各主索7により昇降路1内に吊り下げられている。かご2及び釣合おもり3は、駆動シーブ6の回転により昇降路1内を昇降される。
巻上機本体5には、駆動シーブ6の回転に応じた信号を発生するエンコーダ(検出器)8が設けられている。また、かご2には、かご2内の重量を負荷として検出するための秤装置9が設けられている。エンコーダ8及び秤装置9のそれぞれからの情報は、エレベータの制御装置10へ伝送される。
制御装置10は、巻上機4の駆動を制御することによりかご2の速度を制御する速度制御器11と、速度制御器11からの情報に基づいて、かご2の現在位置SYNCから、巻上機本体5のモータの減速動作によってかご2を停止させるとき(即ち、かご2を通常停止させるとき)の減速停止距離を算出する減速停止距離算出手段12と、減速停止距離算出手段12によって算出された減速停止距離をかご2の現在位置SYNCに加算することによりかご2の減速停止位置(アドバンス位置ADVN)を算出するアドバンス位置算出手段13と、アドバンス位置算出手段13からの情報及びかご呼び登録の情報に基づいて、かご2の次回停止階を設定する次回停止階設定手段14とを有している。
制御装置10は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM及びRAM等)及び信号入出力部を持ったコンピュータにより構成されている。速度制御器11、減速停止距離算出手段12、アドバンス位置算出手段13及び次回停止階設定手段14の機能は、制御装置10のコンピュータにより実現される。
即ち、コンピュータの記憶部には、速度制御器11、減速停止距離算出手段12、アドバンス位置算出手段13及び次回停止階設定手段14の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、演算式のデータ、エンコーダ8や秤装置9等の情報も、記憶部に格納される。演算処理部は、記憶部に格納されたプログラムに基づいて、制御装置10の機能に関する演算処理を実行する。
速度制御器11は、秤装置9及び次回停止階設定手段14のそれぞれからの情報に基づいて、かご2が次回停止階に通常停止するまでのかご2の速度の時間的変化を速度パターンとして生成する。即ち、速度制御器11は、かご2内の負荷と次回停止階の位置とに基づいて、最高速度、加速度及び加加速度を演算により求め、求めた最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、かご2の速度パターンを生成する。また、速度制御器11は、エンコーダ8からの情報に基づいて、かご2の速度を検出し、検出したかご2の速度が速度パターンに従うように、インバータ15を介して巻上機本体5を制御する。
減速停止距離算出手段12及びアドバンス位置算出手段13は、減速停止距離及びアドバンス位置をそれぞれ一定の演算周期で常時求めるようになっている。
次回停止階設定手段14は、アドバンス位置算出手段13によって算出されたかご2のアドバンス位置ADVNと、かご呼び登録があった行き先階の位置とを比較することにより、かご2の次回停止階を設定するようになっている。即ち、次回停止階設定手段14は、かご2のアドバンス位置ADVNが行き先階よりもかご2の現在位置から先に進んでいるときに、行き先階を次回停止階の対象から除外し、かご2のアドバンス位置ADVNが行き先階と同位置か、あるいはアドバンス位置ADVNがかご2に対して行き先階よりも手前にあるときに、行き先階を次回停止階の対象の候補とする。次回停止階の対象の候補のうち、かご2に最も近い行き先階が次回停止階とされる。
図2は、図1の速度制御器11によって生成されるかご2の速度パターンの一例を示すグラフである。図に示すように、速度制御器11によって生成される速度パターンでは、かご2の移動が開始されてから、かご2が通常停止されるまでに、かご2の速度が時刻T3で最高速度V0に達するように設定されている。即ち、かご2は、移動の開始から時刻T3になるまでは加速され、時刻T3を経過した後、かご2が通常停止されるまでは減速されるように速度パターンが設定されている。
また、速度パターンでは、かご2の速度が時刻T3で最高速度V0になるように、かご2の加速度が時間の経過とともに大きくなる起動ジャーク時間、かご2の加速度が一定になる一定加速時間、及びかご2の加速度が時間の経過とともに小さくなる加速丸め時間が設定されている。また、起動ジャーク時間から一定加速時間に移行するときの時刻がT1とされ、一定加速時間から加速丸め時間に移行するときの時刻がT2(T2>T1)とされている。
さらに、速度パターンでは、時刻T3からかご2が通常停止されるまでの間に、かご2の移動方向と逆方向への加速度(減速度)が時間の経過とともに大きくなる減速丸め時間、かご2の減速度が一定になる一定減速時間、及びかご2の減速度が時間の経過とともに小さくなる着床ジャーク時間が設定されている。また、減速丸め時間から一定減速時間に移行するときの時刻がT4とされ、一定減速時間から着床ジャーク時間に移行するときの時刻がT5(T5>T4)とされている。
かご2の移動が開始されてから、かご2が通常停止されるまでの距離は、図2のQ2-K2-L2-Q2で囲まれた範囲の面積で表される。
次に、制御装置10の動作について説明する。かご2がいずれかの階床に停止しているときに、かご呼び登録が行われると、次回停止階設定手段14によって、かご呼び登録があった行き先階のうち、かご2に最も近い行き先階が次回停止階として設定される。この後、かご2の現在位置から次回停止階に通常停止するまでのかご2の速度パターンが速度制御器11によって生成される。このときの速度パターンは、かご2の移動が開始されるときのかご2内の負荷に応じた速度パターンとされている。
この後、かご2は、生成された速度パターンに従って速度を変化させながら、次回停止階まで速度制御器11の制御により移動される。このとき、速度制御器11は、エンコーダ8からの情報によってかご2の速度を常時検出し、かご2の速度が速度パターンに従うように、駆動シーブ6の回転速度を制御する。
かご2が移動されているときに、かご呼び登録が行われた場合には、速度パターンにおける時間帯に応じて設定された互いに異なる4つの演算モードMOD(モード1〜4)のうち、かご呼び登録が行われた時刻に対応する演算モードMODによって、減速停止距離及びアドバンス位置がそれぞれ算出される。
即ち、減速停止距離及びアドバンス位置は、かご呼び登録が行われたときの時刻が時刻T1までの時間(起動ジャーク時間)内にある場合には、モード1の演算動作によって算出され、時刻T1から時刻T2までの時間(一定加速時間)内にある場合には、モード2の演算動作によって算出され、時刻T2から時刻T3までの時間(加速丸め時間)内にある場合には、モード3の演算動作によって算出され、時刻T3からかご2が通常停止するまでの時間内にある場合には、モード4の演算動作によって算出される。
図3は、図2の時刻T1までにかご呼び登録が行われた場合にかご2の減速停止距離を算出するためのかご2の速度及び加速度の時間的変化を示すグラフである。図に示すように、例えば、起動ジャーク時間内にかご呼び登録が行われたときには、起動ジャーク時間Tjが終了した後、加速丸め時間Taに直接移行し、減速丸め時間Tdが終了した後、着床ジャーク時間Tlに直接移行する。かご2の減速停止距離は、図3のJ1-K1-Q1-J1で囲まれる範囲の面積で表される。即ち、モード1の演算動作は、図3のJ1-K1-Q1-J1で囲まれる範囲の面積を求めて、減速停止距離を算出し、かご2の現在位置に減速停止距離を加算することにより、アドバンス位置を算出する演算動作を意味している。なお、この例では、加速丸め時間Taが開始するときのかご2の加速度をαaとし、減速丸め時間Tdが終了するときのかご2の加速度をαdとしている。

次に、制御装置10のアドバンス位置を算出するときの演算動作について説明する。図4は、図1の制御装置10の演算動作を示すフローチャートである。なお、制御装置10の演算動作は、一定の周期で常時行なわれる。図に示すように、制御装置10では、まず、かご2が停止しているか否かが速度制御器11によって判定される(S11)。かご2が停止している場合には、かご2の移動が開始されるスタート位置STAT及びアドバンス位置ADVNのそれぞれに、かご2の現在位置SYNCを初期値として設定する(S12)。また、カウンタTCに0を初期値として設定し(S13)、アドバンス位置ADVNを算出するための演算モードMODにモード1を初期値として設定する(S14)。この後、モード1の演算を行って、演算動作が終了する。
かご2が停止していない場合には、かご2の移動が開始された後であるので、アドバンス位置ADVN、スタート位置STAT、カウンタTC及び演算モードMODには、前回までの演算動作による値が設定されている。この場合には、アドバンス位置ADVNが、かご呼び登録があった行き先階の位置STOP以上になっているか否かが次回停止階設定手段14によって判定される(S15)。アドバンス位置ADVNが行き先階の位置STOPよりも大きい場合には、かご2が行き先階の位置STOPに停止することができないので、演算動作が終了する。
アドバンス位置ADVNが行き先階の位置STOPよりも小さい場合には、カウンタTCに1が次回停止階設定手段14によって加算される(S16)。この後、演算モードMODがモード1であるか否かが速度制御器11によって判定される(S17)。モード1である場合には、モード1の演算を行って(S30)、演算動作が終了する。
モード1でない場合には、演算モードMODがモード2であるか否かが速度制御器11によって判定される(S18)。モード2である場合には、モード2の演算を行って(S40)、演算動作が終了する。
モード2でない場合には、演算モードMODがモード3であるか否かが速度制御器11によって判定される(S19)。モード3である場合には、モード3の演算を行って(S50)、演算動作が終了する。
モード3でない場合には、演算モードMODがモード4であるか否かが速度制御器11によって判定される(S20)。モード4である場合には、モード4の演算を行って(S60)、演算動作が終了する。モード4でない場合には、そのまま演算動作が終了する。
次に、モード1の演算動作について説明する。図5は、図4のモード1の演算動作(S30)を示すフローチャートである。図に示すように、まず、カウンタTCの時刻が時刻T1以上であるか否かが判定される(S31)。カウンタTCの時刻が時刻T1よりも小さい場合には、かご2の移動が開始されてから、かご2が通常停止されるまでの距離BIASは、図3のJ1-K1-Q1-J1で囲まれる範囲の面積で表されるので、式(1)により求められる。
BIAS=(1/6)(αa・Tj2-αa・Ta2-αd・Td2+αd・Tl2)
+(1/2)αa(Tj+Ta)(Ta+Td) …(1)
この後、式(1)で求められた距離BIAS及びかご2のスタート位置STATを用いて、アドバンス位置ADVNが式(2)により求められ(S32)、演算動作が終了する。
ADVN=STAT+BIAS …(2)
カウンタTCの時刻が時刻T1以上である場合には、起動ジャーク時間内での演算ではないので、演算モードMODがモード2とされ(S33)、演算動作が終了する。
次に、モード2の演算動作について説明する。図6は、図4のモード2の演算動作(S40)を示すフローチャートである。図に示すように、まず、カウンタTCの時刻が時刻T2以上であるか否かが判定される(S41)。カウンタTCの時刻が時刻T2よりも小さい場合には、図2の一定加速時間(時刻T1から時刻T2までの時間)内にカウンタTCの時刻が属しているので、アドバンス位置ADVNは、カウンタTCの時刻におけるかご2の速度をVとすると、式(3)により求められる(S42)。
ADVN=(V+(1/2)αa・Ta)(Ta+Td)+(1/6)(-αa・Ta2-αd・Td2+αd・Tl2)
+(1/2)αd(V+(1/2)αa・Ta-(1/2)αd・Td-(1/2)αd・Tl)
+(1/2)Tl(V+(1/2)αa・Ta-(1/2)αd・Td-(1/2)αd・Tl) …(3)
一方、カウンタTCの値が時刻T2以上である場合には、一定加速時間内での演算ではないので、演算モードMODがモード3とされ(S43)、演算動作が終了する。
次に、モード3の演算動作について説明する。図7は、図4のモード3の演算動作(S50)を示すフローチャートである。図に示すように、まず、カウンタTCの時刻が時刻T3以上であるか否かが判定される(S51)。カウンタTCの時刻が時刻T3よりも小さい場合には、図2の加速丸め時間(時刻T2から時刻T3までの時間)内にカウンタTCの時刻が属しているので、かご2の速度は常に図2の速度パターンに従う。従って、かご2のスタート位置STATから、かご2が通常停止するまでの距離は、常に、図2のQ2-K2-L2-Q2で囲まれた範囲の面積となる。従って、この場合には、アドバンス位置ADVNは、一定加速時間が終了したとき(時刻T2)の位置で一定となり、時間が経過しても変化しない。これにより、カウンタTCの時刻が時刻T3よりも小さい場合には、そのまま演算動作が終了する。
カウンタTCの時刻が時刻T3以上である場合には、加速丸め時間内での演算ではないので、演算モードMODがモード4とされ(S52)、演算動作が終了する。
次に、モード4の演算動作について説明する。図8は、図4のモード4の演算動作(S60)を示すフローチャートである。図に示すように、演算モードMODがモード4にされているときには、カウンタTCの時刻は、かご2が最高速度(定格速度)V0で移動しているときの時刻、あるいはかご2が減速しているときの時刻のいずれかになっている。このときの減速停止距離DSLRは、図2のJ2-K2-L2-J2で囲まれた範囲の面積で一定となるので、式(4)により求められる。
DSLR=V0・Td-(1/6)αd・Td2+(1/2)αd・t2+(1/2)αd・Tl・t+(1/6)αd・Tl2…(4)
なお、tは、時刻T4から時刻T5までの一定減速時間である。
また、アドバンス位置ADVNは、かご2の現在位置SYNC及び減速停止距離DSLRを用いて、式(5)により求められる。
ADVN=SYNC+DSLR …(5)
従って、演算モードMODがモード4にされているときには、式(5)によりアドバンス位置ADVNが算出されて(S61)、演算動作が終了する。
図9は、図4の演算動作によって算出されるかご2の現在位置SYNC及びアドバンス位置ADVNの時間的変化を示すグラフである。図に示すように、起動ジャーク時間内(かご2の移動開始から時刻T1までの時間内)あるいは加速丸め時間内(時刻T2から時刻T3までの時間内)にカウンタTCの時刻が属しているときには、アドバンス位置が一定となり、一定加速時間内(時刻T1から時刻T2までの時間内)にカウンタTCの時刻が属しているときには、アドバンス位置ADVNとかご2の現在位置SYNCとの間の減速停止距離が時間の経過とともに大きくなり、加速丸め時間が終了してから、かご2が通常停止するまでの時間内にカウンタTCの時刻が属しているときには、アドバンス位置ADVNとかご2の現在位置SYNCとの間の減速停止距離DSLRが一定になる。
図9において、例えば、カウンタTCの時刻TnにおいてN階の行き先階のかご呼びが発生したときには、アドバンス位置ADVNが既にN階の位置よりも先に進んでいるので、かご2は、かご呼びに応えずN階を通過する。これに対し、カウンタTCの時刻TnにおいてN+1階の行き先階のかご呼びが発生したときには、アドバンス位置ADVNがN+1階の位置よりも手前にあるので、かご2は、かご呼びに応えてN+1階に通常停止する。
このようなエレベータの制御装置では、速度制御器11がかご2内の負荷及び次回停止階の位置のそれぞれに基づいて、最高速度、加速度及び加加速度を算出し、算出した最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、かご2の速度パターンを生成するようになっており、アドバンス位置算出手段13は、かご2の減速停止距離をかご2の現在位置に加算することによりアドバンス位置ADVNを算出し、次回停止階設定手段14は、かご呼び登録があった行き先階の位置と、かご2のアドバンス位置ADVNとを比較することにより、次回停止階を設定するようになっているので、かご2内の負荷が乗客の乗降により変化して、かご2の速度パターンが変更された場合であっても、速度パターンに応じてアドバンス位置ADVNをより正確に求めることができる。これにより、かご2をより効率良く移動させることができるとともに、かご呼び登録があった行き先階への通常停止が可能か否かをより正確に判定することができる。
なお、減速停止距離算出手段12は、かご2内の負荷及び次回停止階の位置の少なくともいずれか一方に応じた減速停止距離を初期値として設定するようになっていてもよい。このようにすれば、かご2を効率良く移動させることができるとともに、かご2の速度パターンが変更された場合であっても、変更された速度パターンに応じた減速停止距離を算出することができる。
また、減速停止距離算出手段12は、速度制御器11において設定された最低の減速度によって減速停止距離を算出し、算出した減速停止距離を初期値(最低値)として設定するようになっていてもよい。この場合、減速停止距離の初期値は、かご2の移動が開始されるときに設定される。このようにすれば、かご2の移動開始時に減速停止距離の初期値を最大にすることができるので、かご2の移動が開始された後に、速度制御器11によって最高速度、加速度及び加加速度が小さくなるように速度パターンが変更された場合であっても、かご2が減速できずに次回停止階の位置を行き過ぎることを防止することができる。
また、減速停止距離算出手段12は、巻上機本体5のモータに供給される電流(モータ電流)を測定する電流検出器からの情報に基づいて、かご2の減速停止距離を算出するようになっていてもよい。また、減速停止距離算出手段12は、モータへのトルク指令を発生するトルク指令装置からの情報に基づいて、かご2の減速停止距離を算出するようになっていてもよい。これらのようにすれば、かご2の減速停止距離をより正確に算出することができ、かご呼び登録があった行き先階への通常停止が可能か否かをより正確に判定することができる。従って、例えばかご2の昇降ロスが大きく、速度パターンに従ってかご2を移動させることができなくなって速度パターンが変更された場合等であっても、変更された速度パターンに応じた減速停止距離をより正確に算出することができる。
また、昇降路1の上下終端部の近傍において昇降路1の底部に向かって連続的に小さくなるように過速度検出レベルが設定され、かご2の速度が過速度検出レベルを超えたときにかご2の移動を強制的に制動する強制減速装置がエレベータに設置されている場合には、減速停止距離算出手段12は、かご2の速度が過速度検出レベルよりも小さくなるように設定された減速度によって、かご2の減速停止距離を算出するようにするようになっている。この場合、かご2の移動は、巻上機4に搭載されたブレーキ装置を動作させて駆動シーブ6の回転を制動することにより、強制的に制動される。このようにすれば、かご2が終端階に停止されるときに、かご2の速度が過速度レベルを超えることがなくなり、強制減速装置の誤作動を防止することができる。






Claims (5)

  1. かご呼び登録に基づいて、かごの次回停止階を設定する次回停止階設定手段、
    上記かご内の負荷を検出するための秤装置及び上記次回停止階設定手段のそれぞれからの情報に基づいて、最高速度、加速度及び加加速度を算出し、算出した上記最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、上記かごが上記次回停止階に通常停止するまでの速度パターンを生成し、上記速度パターンに従って上記かごの速度を制御する速度制御器、
    上記速度制御器からの情報に基づいて、上記かごの現在位置から上記かごを通常停止させるときの減速停止距離を算出する減速停止距離算出手段、及び
    上記かごの現在位置に上記減速停止距離を加算することによりアドバンス位置を算出するアドバンス位置算出手段
    を備え、
    上記次回停止階設定手段は、上記かご呼び登録があった行き先階の位置と上記アドバンス位置とを比較することにより、上記次回停止階を設定するようになっていることを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記減速停止距離算出手段は、上記かごの移動を開始するときに、上記かご内の負荷及び上記次回停止階の位置の少なくともいずれか一方に応じた上記減速停止距離を初期値として設定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 上記減速停止距離算出手段は、上記かごの移動を開始するときに、上記速度制御器において設定された最低の減速度による上記減速停止距離を初期値として設定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  4. 上記減速停止距離算出手段は、上記かごを昇降させる巻上機のモータ電流を測定する電流検出器、及び上記モータへのトルク指令を発生するトルク指令装置のそれぞれの情報のうちのいずれかに基づいて、上記減速停止距離を算出するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  5. 昇降路の上下終端部に向かって連続的に小さくなる過速度検出レベルが設定され、上記かごの速度が上記過速度検出レベルを超えたときに、上記かごの移動を強制的に制動する終端階強制減速装置を有するエレベータに設けられたエレベータの制御装置であって、
    上記減速停止距離算出手段は、上記かごの速度が上記過速度検出レベルよりも小さくなるように設定された減速度によって、上記減速停止距離を算出するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
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