JP5014480B2 - 帯電部材及び電子写真装置 - Google Patents
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Description
該加硫ゴムは、ブタジエン骨格を有する重合体を含有するバインダーポリマーと、導電性粒子としてのカーボンブラックとを含有する組成物の加硫物であって、
該ブタジエン骨格を有する重合体は、分子末端が下記一般式(1)又は一般式(2)で表される原子団により変性処理されている帯電部材が提供される:
(a)アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属触媒を用いてブタジエン骨格を有する重合体を合成した後、重合溶液中に変性処理剤を添加して反応させる方法。
(b)予め重合させたブタジエン骨格を有する重合体を溶剤に溶解した後、溶解した重合体にアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を付加させ、変性処理剤を添加して反応させる方法。
4−アミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノ−4’−メチルベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(エチルアミノ)ベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、3,3’,5,5’−テトラアミノベンゾフェノン、2,4,6−トリアミノベンゾフェノン、3,3’,5,5’−テトラ(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等及びこれらの対応のチオベンゾフェノン。
アミド類又はイミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、アセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、アミノアセトアミド、N,N−ジメチル−N’,N’−ジメチルアミノアセトアミド、N’,N’−ジメチルアミノアセトアミド、N’−エチルアミノアセトアミド、N,N−ジメチル−N’−エチルアミノアセトアミド、N,N−ジメチルアミノアセトアミド、N−フェニルジアセトアミド、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、プロピオンアミド、N,N−ジメチルプロピオンアミド、4−ピリジルアミド、N,N−ジメチル−4−ピリジルアミド、ベンズアミド、N−エチルベンズアミド、N−フェニルベンズアミド、N,N−ジメチルベンズアミド、p−アミノベンズアミド、N’,N’−(p−ジメチルアミノ)ベンズアミド、N’,N’−(p−ジエチルアミノ)ベンズアミド、N’−(p−メチルアミノ)ベンズアミド、N’−(p−エチルアミノ)ベンズアミド、N,N−ジメチル−N’−(p−エチルアミノ)ベンズアミド、N,N−ジメチル−N’,N’−(p−ジエチルアミノ)ベンズアミド、N,N−ジメチル−p−アミノベンズアミド、N−メチルジベンズアミド、N−アセチル−N−2−ナフチルベンズアミド、コハク酸アミド、マレイン酸アミド、フタル酸アミド、N,N,N’,N’−テトラメチルマレイン酸アミド、N,N,N’,N’−テトラメチルフタル酸アミド、コハクイミド、N−メチルコハクイミド、マレイミド、N−メチルマレイミド、フタルイミド、N−メチルフタルイミド、オキサミド、N,N,N’,N’−テトラメチルオキサミド、N,N−ジメチル−p−アミノ−ベンザルアセトアミド、ニコチンアミド、N,N−ジエチルニコチンアミド、1,2−シクロヘキサンジカルボキシミド、N−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボキシミド、カルバミン酸メチル、N−メチル−カルボミン酸メチル、N,N−ジエチル−カルバミン酸エチル、カルバニル酸エチル、p−N,N−ジエチルアミノ−カルバニル酸エチルなど。
尿素類(例えば、尿素、N,N’−ジメチル尿素、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素など)。
アニリド類(例えば、ホルムアニリド、N−メチルアセトアニリド、アミノアセトアニリド、ベンズアニリド、p,p’−ジ(N,N−ジエチル)アミノベンズアニリドなど)。
ラクタム類(例えば、ε−カプロラクタム、N−メチル−ε−カプロラクタム、N−アセチル−ε−カプロラクタム、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−アセチル−2−ピロリドン、2−ピペリドン、N−メチル−2−ピペリドン、2−キノロン、N−メチル−2−キノロン、2−インドリノン、N−メチル−2−インドリノンなど)。
イソシアヌル酸類(例えば、イソシアヌル酸、N,N’,N”−トリメチルイソシアヌル酸など)。
<方法1>
本発明に係るバインダーポリマーと、導電性粒子としてのカーボンブラックとを含む組成物を押出機によりチューブ状に押出成形し、これを加硫缶で加硫し、加硫ゴムからなるチューブを得る。当該チューブに芯金を圧入し、また、加硫ゴムからなるチューブの表面を研磨して所望の外径とする。
<方法2>
本発明に係るバインダーポリマーと、導電性粒子としてのカーボンブラックとを含む組成物をクロスヘッドを装着した押出機により、芯金を中心に円筒形に共押出し、所望の外径の金型内部に固定、加熱して、芯金の周囲に加硫ゴムからなる弾性体層を形成する。
<末端変性SBR−1>
内容積15リットルのステンレス製オートクレーブ重合反応器を乾燥窒素で置換した後、200gのスチレンと、800gの1,3−ブタジエンと、7000gのシクロヘキサンとを仕込んだ。次に、18ミリモル(マグネシウム基準)のジブチルマグネシウム/トリエチルアルミニウム錯体(モル比Mg/Al=5)と、4.0ミリモルの第3級ブトキシバリウムとを添加し、内容物を攪拌しながら60℃で5時間重合を行った。重合反応終了後、末端変性剤として10ミリモルの4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン(式(3))を添加し、1時間反応を行った。反応終了後、5mlのメタノールを添加して反応を停止させ、重合体溶液を2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)の1.5質量%メタノール溶液中に取り出し、生成重合体を凝固させた。その後、60℃で24時間減圧乾燥することで、末端変性されたスチレン−ブタジエン共重合体(末端変性SBR−1)を得た。
末端変性剤として、N−メチル−ε−カプロラクタム(式(4))を使用した以外は、末端変性SBR−1と同様の方法で、末端変性SBR−2を得た。
末端変性剤を未添加とした以外は、末端変性SBR−1と同様の方法で、未変性SBRを得た。
内容積15リットルのステンレス製オートクレーブ重合反応器を乾燥窒素で置換した後、1000gの1,3−ブタジエンと、7000gのシクロヘキサンとを仕込んだ。次に、23ミリモル(マグネシウム基準)のジブチルマグネシウム/トリエチルアルミニウム錯体(モル比Mg/Al=5)と、5.6ミリモルの第3級ブトキシバリウムとを添加し、内容物を攪拌しながら60℃で5時間重合を行った。重合反応終了後、末端変性剤として10ミリモルのN−メチル−ε−カプロラクタム(式(4))を添加し、1時間反応を行った。反応終了後、5mlのメタノールを添加して反応を停止させ、重合体溶液を2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)の1.5質量%メタノール溶液中に取り出し、生成重合体を凝固させた。その後、60℃で24時間減圧乾燥することで、末端変性されたブタジエン重合体(末端変性BR−1)を得た。
末端変性剤を未添加とした以外は、末端変性BR−1と同様の方法で、未変性BRを得た。
(未加硫ゴム組成物の調製)
下記の材料を3リットル加圧ニーダーにて、充填率65vol%、ブレード回転数30rpmで16分混合して未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物をベント式ゴム押出機(φ45mmベント押出機、L/D=20、中田エンジニアリング社製)によってチューブ状に押出した。その後、加硫缶を用いた加圧水蒸気により160℃30分の一次加硫を行うことで、外径10mm、内径5.5mm、長さ250mmのゴムチューブを得た。次に、直径6mm×長さ252mmの円柱形の導電性芯金(鋼製、表面はニッケルメッキ)の円柱面の軸方向中央部232mmに導電性ホットメルト接着剤を塗布し、80℃で30分間乾燥した。この接着剤を塗布した芯金に、前述のゴムチューブを圧入し、熱風炉にて160℃で30時間の二次加硫と接着処理を行った。得られた複合体のゴム両端部を突っ切り、ゴム部分の長さが232mmの未研磨ローラを作製した。未研磨ローラのゴム部分を研磨機(商品名:LEO−600−F4−BME、水口製作所製)で研磨し、端部直径8.35mm、中央部直径8.50mmのクラウン形状の弾性体層を有するゴムローラを得た。得られたゴムローラの表面に紫外線照射による表面改質処理を実施した。表面処理は、254nmの波長の紫外線を積算光量が8500mJ/cm2になるように照射することによって行い、紫外線の照射には、ハリソン東芝ライティング(株)製の低圧水銀ランプを用いた。このようにして、帯電ローラAを作製した。
図3に、帯電ローラの電気抵抗を測定する装置の概略構成を示した。帯電ローラ1は、芯金11の両端部を不図示の押圧手段で直径30mmの円柱状のアルミドラム41に圧接されており、アルミドラム41の回転駆動に伴って従動回転する。この状態で、帯電ローラ1の芯金部分11に、外部電源42を用いて直流電圧を印加し、アルミドラム41に直列に接続した基準抵抗43にかかる電圧を測定する。帯電ローラ1の電気抵抗は、測定された基準抵抗43の電圧から、回路に流れる電流値を求めることによって算出することができる。帯電ローラAの電気抵抗は、温度23℃/湿度50%R.H.(NNとも記載する)環境下で、図3の装置を使用して、芯金とアルミドラムの間に直流200Vの電圧を2秒印加することで測定した。このときのアルミドラムの回転数は30rpm、基準抵抗の抵抗値は100Ωであった。データのサンプリングは、電圧印加後1秒後から1秒間に周波数20Hzで行い、得られた電気抵抗の平均値を、帯電ローラAの抵抗値とした。また、測定された帯電ローラAの電気抵抗の最大値と最小値の比を、帯電ローラAの電気抵抗の周ムラとして算出した。さらに、上記の電気抵抗の測定を、温度15℃/湿度10%R.H.(LLとも記載する)環境下と、温度30℃/湿度80%R.H.(HHとも記載する)環境下でも行った。そして、LL環境下及びHH環境下での帯電ローラAの電気抵抗の比(LL/HH)を、帯電ローラAの電気抵抗の環境依存性として算出した。
帯電ローラAの硬度の測定は、マイクロ硬度計MD−1型(商品名、高分子計器株式会社製)を用い、23℃/55%R.H.環境においてピークホールドモードで測定した。より詳しくは、帯電ローラAを金属製の板の上に置き、金属製のブロックを置いて帯電ローラAが転がらないように簡単に固定し、金属板に対して垂直方向から帯電ローラAの中心に正確に測定端子を押し当て5秒後の値を読み取った。これを帯電ローラAのゴム端部から30〜40mmの位置の両端部及び中央部のそれぞれ周方向に3箇所ずつ、計9箇所を測定し、得られた測定値の平均値を弾性体層の硬度とした。その結果、帯電ローラAの硬度は70°であった。
作製した帯電ローラA(抵抗測定、硬度測定を行った物とは別個体)を電子写真プロセスカートリッジに組み込み、この電子写真プロセスカートリッジをA4紙縦出力用の電子写真装置(商品名:LBP5050、キヤノン製)に組み込んで、画像評価を行った。
A:画像不良が全く出ていないもの。
B:上記の画像不良が極わずかに発生したもの。
C:上記の画像不良がわずかに発生したもの。
D:上記の画像不良がはっきりと発生したもの。
バインダーポリマーを末端変性SBR−2とした以外は実施例1と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラBを作製した。得られた帯電ローラBについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラBの初期ローラ抵抗値は8.0×104Ω、周ムラは1.8倍、環境依存性は1.1倍、通電劣化による抵抗保持率は77%であり、硬度は72°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像及び耐久後画像ともにランクAであり、耐久後の縦スジ評価もランクAであった。
バインダーポリマーを末端変性BR−1とした以外は実施例1と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラCを作製した。得られた帯電ローラCについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラCの初期ローラ抵抗値は5.0×104Ω、周ムラは1.7倍、環境依存性は1.2倍、通電劣化による抵抗保持率は73%であり、硬度は68°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像及び耐久後画像ともにランクAであり、耐久後の縦スジ評価もランクAであった。
導電剤をカーボンブラック(商品名:トーカブラック#5500、東海カーボン社製、pH6.0、揮発分1.4wt%)とし、配合量をバインダーポリマー100部に対して28部とした以外は、実施例2と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラDを作製した。得られた帯電ローラDについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラDの初期ローラ抵抗値は1.3×105Ω、周ムラは1.9倍、環境依存性は1.2倍、通電劣化による抵抗保持率は55%であり、硬度は64°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像でランクA、耐久後画像でランクBであり、耐久後の縦スジ評価はランクAであった。
カーボンブラックの配合量をバインダーポリマー100部に対して30部とした以外は実施例4と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラEを作製した。得られた帯電ローラEについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラEの初期ローラ抵抗値は6.7×104Ω、周ムラは1.8倍、環境依存性は1.2倍、通電劣化による抵抗保持率は60%であり、硬度は66°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像及び耐久後画像ともにランクAであり、耐久後の縦スジ評価もランクAであった。
導電剤をカーボンブラック(商品名:トーカブラック#7270SB、東海カーボン社製、pH7.5、揮発分1.0wt%)とし、配合量をバインダーポリマー100部に対して70部とした以外は、実施例2と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラFを作製した。得られた帯電ローラFについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラFの初期ローラ抵抗値は2.5×104Ω、周ムラは1.4倍、環境依存性は1.1倍、通電劣化による抵抗保持率は78%であり、硬度は82°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像及び耐久後画像ともにランクAであり、耐久後の縦スジ評価もランクAであった。
カーボンブラックの配合量をバインダーポリマー100部に対して75部とした以外は実施例6と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラGを作製した。得られた帯電ローラGについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラGの初期ローラ抵抗値は1.7×104Ω、周ムラは1.5倍、環境依存性は1.1倍、通電劣化による抵抗保持率は79%であり、硬度は85°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像及び耐久後画像ともにランクAであり、耐久後の縦スジ評価はランクBであった。
導電剤をカーボンブラック(商品名:トーカブラック#3845、東海カーボン社製、pH10、揮発分0.4wt%)とし、配合量をバインダーポリマー100部に対して45部とした以外は、実施例2と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラHを作製した。得られた帯電ローラHについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラHの初期ローラ抵抗値は1.3×105Ω、周ムラは1.7倍、環境依存性は1.2倍、通電劣化による抵抗保持率は50%であり、硬度は65°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像でランクA、耐久後画像でランクBであり、耐久後の縦スジ評価はランクAであった。
導電剤をカーボンブラック(商品名:Raven1255、コロンビヤンカーボン社製、pH2.5、揮発分2.7wt%)とし、配合量をバインダーポリマー100部に対して70部とした以外は、実施例2と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラIを作製した。得られた帯電ローラIについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラIの初期ローラ抵抗値は2.0×105Ω、周ムラは1.9倍、環境依存性は1.1倍、通電劣化による抵抗保持率は72%であり、硬度は83°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像及び耐久後画像ともにランクBであり、耐久後の縦スジ評価はランクAであった。
バインダーポリマーを未変性SBRとし、導電剤をカーボンブラック(商品名:トーカブラック#7270SB、東海カーボン社製)とし、配合量をバインダーポリマー100部に対して45部とした以外は、実施例1と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラJを作製した。得られた帯電ローラJについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラJの初期ローラ抵抗値は1.3×105Ω、周ムラは2.3倍、環境依存性は1.2倍、通電劣化による抵抗保持率は35%であり、硬度は64°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像でランクA、耐久後画像でランクDであり、耐久後の縦スジ評価はランクAであった。
バインダーポリマーを未変性BRとした以外は比較例1と同様にして、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、得られた未加硫ゴム組成物を用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラKを作製した。得られた帯電ローラKについて、実施例1と同様にして、電気抵抗、抵抗の周ムラ、環境依存性、通電劣化の測定及び硬度の測定を実施した。その結果、帯電ローラKの初期ローラ抵抗値は8.0×104Ω、周ムラは2.5倍、環境依存性は1.2倍、通電劣化による抵抗保持率は28%であり、硬度は62°であった。また、実施例1と同様にして画像評価を実施したところ、帯電横スジは初期画像でランクA、耐久後画像でランクCであり、耐久後の縦スジ評価はランクAであった。
11 芯金
12 弾性体層
13 表面層
21 電子写真感光体
21a 感光層
21b 支持体
21c 軸
23 電源
23a 摺擦電源
24 露光手段
25 現像手段
26 転写手段
27 転写材
28 前露光手段
29 クリーニング手段
41 アルミドラム
42 外部電源
43 基準抵抗
Claims (4)
- 該ブタジエン骨格を有する重合体が、ポリブタジエン又はスチレン−ブタジエン共重合体である請求項1に記載の帯電部材。
- 請求項1乃至3の何れか一項に記載の帯電部材と、該帯電部材に接触して配置されている電子写真感光体とを有していることを特徴とする電子写真装置。
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