JP5012915B2 - ターボチャージャ及びそのホイールハウジング - Google Patents

ターボチャージャ及びそのホイールハウジング Download PDF

Info

Publication number
JP5012915B2
JP5012915B2 JP2010006779A JP2010006779A JP5012915B2 JP 5012915 B2 JP5012915 B2 JP 5012915B2 JP 2010006779 A JP2010006779 A JP 2010006779A JP 2010006779 A JP2010006779 A JP 2010006779A JP 5012915 B2 JP5012915 B2 JP 5012915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
turbocharger
base body
wheel housing
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010006779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011144764A (ja
Inventor
貴裕 貞光
達雄 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010006779A priority Critical patent/JP5012915B2/ja
Priority to US13/522,125 priority patent/US9234459B2/en
Priority to CN201180006137.2A priority patent/CN102834600B/zh
Priority to EP11708078.8A priority patent/EP2524128B1/en
Priority to PCT/IB2011/000167 priority patent/WO2011086467A2/en
Publication of JP2011144764A publication Critical patent/JP2011144764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012915B2 publication Critical patent/JP5012915B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C6/00Plural gas-turbine plants; Combinations of gas-turbine plants with other apparatus; Adaptations of gas-turbine plants for special use
    • F02C6/04Gas-turbine plants providing heated or pressurised working fluid for other apparatus, e.g. without mechanical power output
    • F02C6/10Gas-turbine plants providing heated or pressurised working fluid for other apparatus, e.g. without mechanical power output supplying working fluid to a user, e.g. a chemical process, which returns working fluid to a turbine of the plant
    • F02C6/12Turbochargers, i.e. plants for augmenting mechanical power output of internal-combustion piston engines by increase of charge pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/026Scrolls for radial machines or engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/40Application in turbochargers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/20Manufacture essentially without removing material
    • F05D2230/23Manufacture essentially without removing material by permanently joining parts together
    • F05D2230/232Manufacture essentially without removing material by permanently joining parts together by welding
    • F05D2230/237Brazing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/50Building or constructing in particular ways
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/60Assembly methods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/70Shape
    • F05D2250/71Shape curved

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

本発明は、各別に形成された第1構造体及び第2構造体が互いに接合されるものであり、第1構造体と第2構造体との間にガス通路が形成されるターボチャージャのホイールハウジング、及びこれを含むターボチャージャに関する。
上記ホイールハウジングとして、第1構造体としての板金製のスクロール体と、第2構造体としての板金製のベース体を各別に形成し、これらスクロール体及びベース体を溶接により互いに接合したものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2008−106667号公報
ところで、特許文献1のタービンハウジングにおいては、スクロール体の面とベース体の面とにより角部が形成されているため、この角部の近辺では排気の流れに乱れが生じるようになる。
具体的には、図12に示されるように、排気通路160に面するスクロール体130の内周面133Aと、排気通路160に面するベース体150の外周面153Aとにより角部Eが形成されている。そして、排気通路160内の排気がこの角部Eに衝突するときに排気の流れに乱れが生じる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1構造体及び第2構造体を互いに接合する構造を採用したうえで、ガス通路においてガスの流れに乱れが生じることを抑制することのできるターボチャージャ及びそのホイールハウジングを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、各別に形成された第1構造体及び第2構造体が互いに接合されるものであり、第1構造体と第2構造体との間にガス通路が形成されるターボチャージャのホイールハウジングにおいて、前記第1構造体と前記第2構造体との接合部には、前記ガス通路に面する前記第1構造体の面Aと前記ガス通路に面する前記第2構造体の面Bとにより角部が形成され、この角部には前記第1構造体の面Aに沿うガスの流れの方向を前記第2構造体の面Bに沿う方向に変化させる形状の案内部が設けられ、前記第1構造体及び前記第2構造体は、ろう付けにより互いに接合されるものであり、前記案内部は、ろう付けにより形成されるフィレットであることを要旨としている。
この発明では、第1構造体及び第2構造体との接合部にガス通路に面する第1構造体の面Aとガス通路に面する第2構造体の面Bとにより形成される角部に、第1構造体の面Aに沿うガスの流れの方向を第2構造体の面Bに沿う方向に変化させる形状の案内部を設けるようにしている。このため、第1構造体及び第2構造体を互いに接合する構造を採用したうえで、ガス通路においてガスの流れに乱れが生じることを抑制することができるようになる。
また、第1構造体及び第2構造体をろう付けにより互いに接合し、ろうにより形成されるフィレットを案内部としている。これにより、ろう付けの作業が第1構造体及び第2構造体の接合と案内部の形成とを兼ねたものとなるため、ターボチャージャの生産性を向上することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のターボチャージャのホイールハウジングにおいて、前記第1構造体の面Aには、前記フィレットを形成するろうの流れを規制する第1規制部が設けられ、前記第2構造体の面Bには、前記フィレットを形成するろうの流れを規制する第2規制部が設けられることを要旨としている。
この発明では、第1構造体の面Aには第1規制部が設けられ、また第2構造体の面Bには第2規制部が設けられる。従って、案内部としてのフィレットの大きさを適切に管理することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載されるターボチャージャのホイールハウジングにおいて、前記第1構造体は、プレス成形された板金製のものであり、且つスクロール形状の部位を含むスクロール体であり、前記第2構造体はフランジ部を含むベース体であり、前記ガス通路は、前記スクロール形状の部位と前記フランジ部との間に形成されるものであることを要旨としている。
請求項1または2を引用する本発明においては、部材自身を溶融して接合する溶接よりも低温で接合できるろう付けにより板金製の第1構造体及び第2構造体が接合されているため、溶接時の熱に起因して各構造体に過度に大きな変形が生じることを抑制することができる。
(4)請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のターボチャージャのホイールハウジングにおいて、前記第1構造体は、プレス成形にともない生じた残留応力の開放により他の部位と比べて相対的に大きな歪みの生じた部位Aを含むものであり、前記第2構造体は、プレス成形にともない生じた残留応力の開放により他の部位と比べて相対的に大きな歪みの生じた部位Bを含むものであり、残留応力の開放にともなう前記第2構造体の部位Bの変形方向は、残留応力の開放にともなう前記第1構造体の部位Aの変形方向と同じものであり、当該ホイールハウジングは、前記第1構造体の部位Aと前記第2構造体の部位Bとが対応する位相にある状態でこれら構造体が互いに接合されたものであることを要旨としている。
プレス成形された第1構造体及び第2構造体には、プレス成形時の残留応力が生じているため、第1構造体と第2構造体とをろう付けにより接合したときには熱により残留応力が開放さる。このとき、各構造体には残留応力の方向に歪みが生じる。また、歪みの方向及び大きさは各構造体のそれぞれの部位において開放される残留応力の方向及び大きさに応じて異なる。
ここで、相対的に大きな歪みの生じる第1構造体の部位Aと、相対的に小さな歪みが生じる第2構造体の部位または実質的に歪みが生じない第2構造体の部位とを対応させて接合した場合を想定すると、このときには、部位Aの歪みはこの部位Aを第2構造体の上記対応する部位から離間させるものとなる。このため、第1構造体と第2構造体との間には部分的に大きな隙間が形成される。
この発明では、相対的に大きな歪みの生じる第1構造体の部位Aと相対的に大きな歪みの生じる第2構造体の部位Bとが対応する位相にある状態で各構造体を接合しているため、部位Aの歪みと部位Bの歪みとが第1構造体と第2構造体との隙間を小さく方向に作用する。これにより、各構造体の接合部に大きな隙間が形成されることを抑制することができる。
(5)請求項5に記載の発明は、ターボチャージャのタービンハウジングにおいて、請求項1〜4のいずれか一項に記載のホイールハウジングとして構成されることを要旨としている。
この発明では、各別に形成された第1構造体及び第2構造体が互いに接合されるものであり、第1構造体と第2構造体との間に排気通路が形成されるタービンハウジングにおいて、第1構造体と第2構造体との接合部の角部に案内部を設けるようにしている。これにより、排気の流れに乱れが生じることを抑制することができる。
(6)請求項6に記載の発明は、ターボチャージャのコンプレッサハウジングにおいて、請求項1〜4のいずれか一項に記載のホイールハウジングとして構成されることを要旨としている。
この発明では、各別に形成された第1構造体及び第2構造体が互いに接合されるものであり、第1構造体と第2構造体との間に排気通路が形成されるコンプレッサハウジングにおいて、第1構造体と第2構造体との接合部の角部に案内部を設けるようにしている。これにより、吸気の流れに乱れが生じることを抑制することができる。
(7)請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のホイールハウジングを含むターボチャージャであることを要旨としている。
本発明のターボチャージャを具体化した第1実施形態について、その模式構造を示す模式図。 同実施形態のタービンハウジングについて、その斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のタービンハウジングについて、その分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のタービンハウジングについて、図2のDA−DA線に沿う断面構造を示す断面図。 同実施形態のタービンハウジングについて、図2のDB−DB線に沿う断面構造を示す断面図。 同実施形態のタービンハウジングについて、図5のA部の構造を拡大して示す断面図。 同実施形態のタービンハウジングについて、(a)はスクロール体の変形態様を模式的に示す模式図、(b)はベース体の変形態様を模式的に示す模式図。 同実施形態のタービンハウジングについて、スクロール体及びベース体の周方向位置と歪み量との関係を示すグラフ。 本発明のターボチャージャを具体化した第2実施形態について、その断面構造を示す断面図。 本発明のターボチャージャを具体化したその他の実施形態について、タービンハウジングの角部の断面構造を示す断面図。 本発明のターボチャージャを具体化したその他の実施形態について、タービンハウジングの角部の断面構造を示す断面図。 従来のタービンハウジングについて、その角部の断面構造を示す断面図。
(第1実施形態)
図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお、この実施形態では、本発明を内燃機関のターボチャージャのタービンハウジングとして具体化した一例を示している。
図1に示されるように、ターボチャージャ1には、排気のエネルギにより回転するタービンホイール81と、同ホイール81の回転にともない吸気を圧縮するコンプレッサホイール82と、これらホイールを接続するロータシャフト83と、タービンホイール81を収容するタービンハウジング11と、コンプレッサホイール82を収容するコンプレッサハウジング12と、ロータシャフト83を収容するセンタハウジング13とが設けられている。
ターボチャージャ1においては、タービンホイール81及びコンプレッサホイール82がそれぞれロータシャフト83に接続されていることにより、これら3つの要素が一体的に回転する。また、タービンハウジング11及びコンプレッサハウジング12とセンタハウジング13とが互いに接続されていることにより、これら3つの要素が一体の要素として構成されている。
タービンハウジング11内には、タービンホイール81を収容するホイール室52Aと、タービンハウジング11上流側の排気管からの排気をタービンハウジング11下流の側排気管に流すための排気通路60が形成されている。排気通路60は、タービンホイール81を収容するホイール室52Aと、上流側の排気管からの排気をホイール室52Aに供給するスクロール通路61と、タービンホイール81からの排気を下流側の排気管に送り出す出口通路62とにより形成されている。
図2〜図4を参照して、タービンハウジング11の構造について説明する。
図2に示されるように、タービンハウジング11は、互いに組み合わされて排気通路60を形成するスクロール体30及びベース体50と、タービンハウジング11上流側の排気管が接続される入口フランジ21と、タービンハウジング11下流側の排気管が接続される出口フランジ22とを含めて構成されている。スクロール体30及びベース体50としては、プレス成形された板金製のものが用いられている。入口フランジ21及び出口フランジ22としては、鋳造製のものが用いられている。
図3に示されるように、スクロール体30には、円盤形状の円筒部31とスクロール体30の入口を形成する開口部35とを含めて構成されている。円筒部31には、周方向に延びる周壁及び径方向に延びる頂壁により構成されてスクロール通路61を形成する通路部32と、ベース体50の円筒部51と接合される第1接合部34と、ベース体50のフランジ部53と接合される第2接合部33とが設けられている。
開口部35により形成されるスクロール通路61の入口部分には、上流側の排気管を接続するための入口フランジ21が接合される。
ベース体50には、センタハウジング13(図1参照)と接続するための円形状のフランジ部53と、スクロール体30の第1接合部34及び出口フランジ22が嵌め込まれる円筒部51と、タービンホイール81を収納する収納部52とが設けられている。収納部52は、円筒部51とフランジ部53とを接続する態様で設けられている。収納部52にはスクロール通路61とホイール室52Aとを連通する連通部52Bが設けられている。
図4を参照して、タービンハウジング11の縦断面構造について説明する。なお同図は、図2のDA−DA線に沿うタービンハウジング11の断面構造を示している。また図中の一点鎖線Pは、タービンハウジング11及びタービンホイール81の中心線を示している。
ベース体50の円筒部51の基端部51B外側には、スクロール体30の第1接合部34が嵌め込まれている。基端部51Bの外周面51Aと第1接合部34の内周面34Aとは、ろう付けにより互いに接合されている。スクロール体30の第1接合部34の内周面34Aは、収納部52の頂面52Cに突き当てられている。
ベース体50のフランジ部53外側には、スクロール体30の第2接合部33が嵌め込まれている。フランジ部53の外周面53Aと第2接合部33の内周面33Aとは、ろう付けにより互いに接合されている。
ベース体50の円筒部51の先端部51C外側には、出口フランジ22が嵌め込まれている。先端部51Cの外周面51Aと出口フランジ22の内周面22Aとは、ろう付けにより互いに接合されている。
タービンハウジング11内においては、円筒部31と収納部52及びフランジ部53との間にスクロール通路61が形成されている。また、円筒部51内に出口通路62が形成されている。スクロール通路61は、連通部52Bを介してホイール室52Aの入口と連通している。出口通路62は、ホイール室52Aの出口と連通している。
図5を参照して、タービンハウジング11の横断面構造について説明する。なお同図は、図2のDB−DB線に沿うタービンハウジング11の断面構造を示している。また図中の点Pは、タービンハウジング11及びタービンホイール81の中心線を示している。
開口部35の入口側接合部36外側には、入口フランジ21が嵌め込まれている。入口側接合部36の外周面36Aと入口フランジ21の内周面21Aとは、ろう付けにより互いに接合されている。
排気は次のようにタービンハウジング11内を流れる。
矢印GAにて示されるように、タービンハウジング11上流側の排気管の排気は、開口部35を介してスクロール通路61のスクロール部分に流れ込む。矢印GBにて示されるように、スクロール通路61の入口に流れ込んだ排気は、同通路61において収納部52のまわりを周方向に流れるとともに、その過程で連通部52Bを介してホイール室52Aに流れ込む。矢印GCにて示されるように、ホイール室52Aに流れ込んだ排気は、タービンホイール81のブレードに衝突した後に同ホイール81の回転にともない出口通路62に送り出される。そして、出口通路62に送り出された排気は、同通路62を通過してタービンハウジング11下流側の排気管に流れ込む。
図6を参照して、スクロール体30とベース体50との接合態様について説明する。なお同図は、図4のA部を拡大した部分断面構造を示している。また図中の矢印G1、矢印G2及び矢印GXは、排気の流れを示している。
スクロール体30の第2接合部33とベース体50のフランジ部53とが嵌め合わされた部分において、そのスクロール通路61側には、スクロール通路61に面する第2接合部33の内周面33Aとスクロール通路61に面するフランジ部53の外周面53Aとにより内側角部Cが形成されている。また、上記嵌め合わされた部分のタービンハウジング11外側には、第2接合部33の端面33Eとフランジ部53の端面53Eとにより外側角部Dが形成されている。
ここで、タービンハウジング11の中心線に沿う同ハウジング11の断面を基準断面とし、各別に構成されて互いに接合される2つの構造体(例えば、スクロール体30とベース体50)について、基準断面上において互いに隣り合う2つの面をそれぞれ第1隣接面及び第2隣接面(例えば、内周面33A及び外周面53A)とする。また、基準断面上において第1隣接面上を含む曲線を第1曲線とし、基準断面上において第2隣接面を含む曲線を第2曲線とする。このようにタービンハウジング11の各事項を定義したとき、第1曲線と第2曲線とが交差する部分及びその付近の部分を含めたところを内側角部Cまたは外側角部Dということができる。図6に示される例においては、下段面33Cを含む直線が第1曲線に相当し、下段面53Cを含む直線が第2曲線に相当し、第1曲線及び第2曲線の交点が内側角部Cの頂点CXに相当する。
スクロール体30の第2接合部33の内周面33Aには、第1規制部33Dとしての段差が設けられている。これにより内周面33Aには、相対的にスクロール通路61に近い上段面33Bと、相対的にスクロール通路61から離れた下段面33Cとが形成されている。第1規制部33Dは、第2接合部33の端面33Eからスクロール通路61側に向けて所定の距離LAを隔てた位置に形成されている。
ベース体50のフランジ部53の外周面53Aには、第2規制部53Dとしての段差が設けられている。これにより外周面53Aには、相対的にスクロール通路61に近い上段面53Bと、相対的にスクロール通路61から離れた下段面53Cとが形成されている。第2規制部53Dは、フランジ部53の端面53Eからフランジ部53の中心側に向けて所定の距離LBを隔てた位置に形成されている。
第2接合部33とフランジ部53とは接合ろう70により互いに接合されている。接合ろう70は、内側角部Cに形成された内側フィレット71と、外側角部Dに形成された外側フィレット72と、第2接合部33の下段面33Cとフランジ部53の下段面53Cとの間を埋める充填部73とを含めて形成されている。
内側フィレット71は、第1規制部33Dから第2規制部53Dまでにわたり形成されている。内側フィレット71の内周面は、第2接合部33の内周面33Aに沿う排気の流れの方向G1をフランジ部53の外周面53Aに沿う方向G2に変化させるように湾曲している。これにより、矢印G1により示される排気の流れは、内側フィレット71の形状に沿って矢印GX及び矢印G2の順に流れの方向が変化する。
内側フィレット71の大きさは、第1規制部33D及び第2規制部53Dが形成された位置に応じて定められている。なお、ここでの内側フィレット71の大きさは、内側角部Cの頂点CXから内側フィレット71の一方の端部(以下、「第1端部71A」)までの長さ、及び内側角部Cの頂点CXから内側フィレット71の他方の端部(以下、「第2端部71B」)までの長さを示す。
タービンハウジング11においては、頂点CXと第1規制部33Dとの距離LAXと、頂点CXと第2規制部53Dとの距離LBXとが実質的に同じ長さとなるように、第1規制部33D及び第2規制部53Dの形成位置が設定されている。これにより内側角部Cには、頂点CXから第1端部71Aまでの長さと頂点CXから第2端部71Bまでの長さとが実質的に同じ大きさの内側フィレット71が形成されている。
内側フィレット71の厚さは、第1規制部33D及び第2規制部53Dの高さに応じて定められている。なお、ここでの内側フィレット71の高さは、第1端部71A及び第2端部71Bにおけるフィレット形成面(下段面33C)からフィレット表面までの距離を示す。
ターボチャージャ1においては、第1規制部33Dの高さHAと第2規制部53Dの高さHBとが実質的に同じ大きさとなるように、第1規制部33D及び第2規制部53Dの高さが設定されている。これにより内側角部Cには、第1端部71Aの厚みと第2端部71Bの厚みとが実質的に同じ大きさの内側フィレット71が形成されている。
図7を参照して、スクロール体30とベース体50との組み付け手順について説明する。なお図7(a)は、スクロール体30をタービンホイール81側から見て模式化した平面構造を示す。また図7(b)は、ベース体50をタービンホイール81側から見て模式化した平面構造を示す。
図7(a)に示されるように、ベース体50と接合される前のスクロール体30には、プレス成形にともなう残留応力が生じている。この残留応力は、スクロール体30とベース体50とをろう付けにより接合するときの熱により開放される。残留応力が開放されたとき、スクロール体30には図7(a)において破線で示されるように変形が生じる。
図7(b)に示されるように、スクロール体30と接合される前のベース体50には、プレス成形時の圧延方向S(図中の矢印Sの方向)に残留応力が生じている。この残留応力は、スクロール体30とベース体50とをろう付けにより接合するときの熱により開放される。残留応力が開放されたとき、ベース体50には図7(b)において破線で示されるように変形が生じる。
以下では、スクロール体30及びベース体50の残留応力の開放にともなう歪みについて、中心点Pから離れる方向への歪みを「正方向の歪み」とし、中心点Pに近づく方向の歪みを「負方向の歪み」とする。
図7(a)に示されるように、スクロール体30において開口部35内の周方向の所定範囲(以下、「正方向歪み部位X1」)では、スクロール体30の他の部位よりも正方向の歪み量が大きくなる。また、周方向において中心点Pを介して正方向歪み部位X1と対向する関係にある周方向の所定範囲(以下、「負方向歪み部位X2」)では、スクロール体30の他の部位よりも負方向の歪み量が大きくなる。また、周方向において正方向歪み部位X1と負方向歪み部位X2との中間に位置する周方向の所定範囲(以下、「最小歪み部位X3」)は、残留応力の開放にともなう正方向歪み及び負方向歪みの量がスクロール体30の他の部位に比べて小さくなる。
正方向歪み部位X1及び負方向歪み部位X2のそれぞれと最小歪み部位X3との間においては、正方向歪み部位X1及び負方向歪み部位X2のそれぞれから最小歪み部位X3に向かうにつれて歪み量が次第に小さくなる。
図7(b)に示されるように、ベース体50においてプレス成形時の圧延方向Sに対応した周方向の所定範囲(以下、「正方向歪み部位Y1」)では、ベース体50の他の部位よりも正方向の歪み量が大きくなる。また、周方向において中心点Pを介して正方向歪み部位X1と対向する関係にある周方向の所定範囲(以下、「負方向歪み部位Y2」)では、ベース体50の他の部位よりも負方向の歪み量が大きくなる。また、周方向において正方向歪み部位Y1と負方向歪み部位X2との中間に位置する周方向の所定範囲(以下、「最小歪み部位Y3」)は、残留応力の開放にともなう正方向歪み及び負方向歪みの量がベース体50の他の部位に比べて小さくなる。
正方向歪み部位Y1及び負方向歪み部位Y2のそれぞれと最小歪み部位Y3との間においては、正方向歪み部位Y1及び負方向歪み部位Y2のそれぞれから最小歪み部位Y3に向かうにつれて歪み量が次第に小さくなる。
ここで、正方向歪み量が相対的に大きいスクロール体30の正方向歪み部位X1と、負方向歪み部位Y2とが周方向において対応する状態でスクロール体30とベース体50とを嵌め合わせたとする。
この場合、スクロール体30及びベース体50のろう付けにともない残留応力が開放されたとき、スクロール体30の正方向歪み部位X1での変形は、同部位X1をベース体50の負方向歪み部位Y2から離間させるものとなる。このため、スクロール体30とベース体50との間には部分的に大きな隙間が形成される。
そこで当該タービンハウジング11の製造時においては、スクロール体30及びベース体50を互いに嵌め合わせるとき、それぞれの構造体の残留応力の開放にともなう正方向歪み及び負方向歪みを考慮して各構造体の周方向の位相を設定している。すなわち、ろう付けしたときに生じる正方向歪み及び負方向歪みに起因して、スクロール体30とベース体50との間に過度に大きな隙間が形成されないように各構造体の周方向の位相を設定している。なお、ここでの隙間は、接合されたスクロール体30及びベース体50において、同一の周方向位置でスクロール体30とベース体50との間に形成される隙間のことを示す。
具体的には図8において実線及び破線でそれぞれに示されるように、スクロール体30の周方向の位置とベース体50の周方向の位置との関係が設定される。すなわち、スクロール体30の正方向歪み部位X1とベース体50の正方向歪み部位Y1とが周方向において対応するようにスクロール体30及びベース体50の周方向の位相が設定される。
スクロール体30及びベース体50を嵌め合わせた状態、且つこれらをろう付けにより接合する前の状態においては、残留応力が開放されていないため、スクロール体30及びベース体50の正方向歪み及び負方向歪みの量は「0」となる。すなわち、スクロール体30及びベース体50の各部位は図8の歪み量「0」の位置にあり、これによりスクロール体30とベース体50との隙間も「0」となる。
スクロール体30及びベース体50をろう付けにより接合したとき、各部位に正方向歪み及び負方向歪みが生じることにより、スクロール体30の各部位は図8にて実線で示される位置に、またベース体50の各部位は図8にて破線で示される位置に変位する。
このとき、スクロール体30の正方向歪み部位X1の歪み及びベース体50の正方向歪み部位Y1の歪みがそれぞれ同方向にスクロール体30及びベース体50を変位させるものとなるため、例えば正方向歪み部位X1が負方向歪み部位Y2と対応した位置にある場合よりもスクロール体30及びベース体50の周方向の隙間は小さくなる。
スクロール体30及びベース体50の組み付け工程について説明する。
(工程A)スクロール体30の正方向歪み部位X1とベース体50の正方向歪み部位Y1とを周方向の対応する位置に設定した状態でスクロール体30及びベース体50を嵌め合わせる。
(工程B)スクロール体30及びベース体50の各接合部に硬ろうを配置する。
(工程C)スクロール体30及びベース体50を窯に入れて加熱する。このとき、硬ろうが溶融してスクロール体30及びベース体50の接合部の隙間に流れ込むことにより、スクロール体30及びベース体50が互いに接合される。
(工程G)互いに接合されたスクロール体30及びベース体50の対応する部位に入口フランジ21及び出口フランジ22を嵌め合わせる。
(工程H)スクロール体30及び入口フランジ21の接合部、並びにベース体50及び出口フランジ22の接合部のそれぞれに硬ろうを配置する。
(工程J)スクロール体30、ベース体50、入口フランジ21及び出口フランジ22を窯に入れて加熱する。
本実施形態によれば以下に示す効果が得られる。
(1)本実施形態のスクロール体30とベース体50との接合部には、排気通路60に面するスクロール体30の内周面33Aと排気通路60に面するベース体50の外周面53Aとにより内側角部Cが形成される。この内側角部Cには、スクロール体30の内周面33Aに沿う排気の流れの方向をベース体50の外周面53Aに沿う方向に変化させる形状の内側フィレット71が設けられる。従って、スクロール体30及びベース体50を互いに接合する構造を採用したうえで、排気通路60において気体の流れに乱れが生じることを抑制することができる。
(2)本実施形態のスクロール体30及びベース体50は、ろう付けにより互いに接合される。また、スクロール体30及びベース体50の接合にともない案内部としての内側フィレット71が形成される。このように、ろう付けの作業がスクロール体30及びベース体50の接合と案内部としての内側フィレット71の形成とを兼ねたものとなるため、ターボチャージャ1の生産性を向上することができる。
(3)本実施形態のスクロール体30の内周面33Aには、内側フィレット71を形成する接合ろう70の流れを規制する第1規制部33Dが設けられ、ベース体50の外周面53Aには第2規制部53Dが設けられる。従って、内側フィレット71の大きさを適切に管理することができる。ひいては、内側フィレット71が過度に小さいことに起因して、スクロール体30の内周面33Aに沿う排気の流れの方向をベース体50の外周面53Aに沿う方向に変化させる効果が十分に得られない状況が生じることを抑制することができる。
(4)本実施形態のタービンハウジング11は、それぞれプレス成形された板金製のスクロール体30及びベース体50を含み、これらスクロール体30及びベース体50をろう付けにより接合した構造を有する。このように、部材自身を溶融して接合する溶接よりも低温で接合できるろう付けによりスクロール体30及びベース体50が接合されているため、溶接時の熱に起因してスクロール体30及びベース体50に過度に大きな変形が生じることを抑制することができる。すなわち、板金製とすることによりターボチャージャ1を軽量化するとともに、板金製としたことにともなう溶接時の変形量の増加を抑制することができる。
(5)本実施形態のタービンハウジング11は、相対的に大きな歪みの生じるスクロール体30の正方向歪み部位X1と相対的に大きな歪みの生じるベース体50の正方向歪み部位Y1とが対応する位相にある状態でこれら構造体が接合されている。これにより、正方向歪み部位X1の歪みと正方向歪み部位X1の歪みとがスクロール体30とベース体50との隙間を小さくする方向に作用するため、スクロール体30とベース体50との接合部に大きな隙間が形成されることを抑制することができる。
(6)本実施形態のタービンハウジング11では、その主要な部分となるスクロール体30及びベース体50として板金製のものが用いられている。これにより、鋳造製のタービンハウジングに比べて薄肉化されたタービンハウジング11を含めてターボチャージャ1が構成されるため、ターボチャージャ1の軽量化と熱容量の低減とを両立することができる。
(7)スクロール体30及びベース体50の接合方法として、これら構造体自身を溶融して接合する方法を採用したときには、溶接時の熱によりスクロール体30及びベース体50に過度に大きな変形が生じるおそれがある。
これに対して本実施形態では、スクロール体30及びベース体50をろう付けにより接合しているため、溶接時の温度を上記の溶融させる接合方法よりも低いものにすることができる。このため、溶接時の熱に起因したスクロール体30及びベース体50の変形を小さくすることができる。また、このように変形が抑制されることにより排気通路60の変形も抑えられるため、排気通路60の変形に起因して排気流の圧力損失が増大することを抑制することができる。なお、スクロール体30、ベース体50、入口フランジ21及び出口フランジ22の各接合部についても上記と同様の効果が得られる。
(8)スクロール体30及びベース体50の接合方法として、これら構造体自身を溶融して接合する方法を採用したときには、図12に示されるように、スクロール体130の内周面133Aとベース体150の外周面153Aとの間に隙間が形成される。この場合には、排気がスクロール体130の内周面133Aに衝突したとき、スクロール体130とベース体150との接合部170に対して過度に大きな応力集中が生じる。
これに対して本実施形態のタービンハウジング11では、スクロール体30及びベース体50をろう付けにより接合しているため、図6に示されるように、第2接合部33及びフランジ部53の間が接合ろう70により十分に埋められる。このため、第2接合部33及びフランジ部53に過度に大きな応力集中が生じることを抑制することができる。なお、スクロール体30、ベース体50、入口フランジ21及び出口フランジ22の各接合部について上記と同様の効果が得られる。
(9)例えば、スクロール体30及びベース体50とは各別に形成した案内部を内側角部Cに設ける構成を採用したときには、スクロール体30及びベース体50を互いに嵌め合わせた状態で案内部を内側角部Cに配置し、且つ案内部を接合する必要がある。しかし、スクロール体30及びベース体50を互いに嵌め合わせた状態では、十分な作業スペースが確保されないため、作業性が著しく低い環境での作業が余儀なくされる。
これに対して本実施形態のタービンハウジング11では、スクロール体30及びベース体50の外側からろう付け作業を行うことにより、内側フィレット71を形成することができるため、スクロール体30及びベース体50の接合作業を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図9を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態のターボチャージャは、第1実施形態のタービンハウジングの構成の一部を変更したものとして構成されている。以下にこの変更された部分についての詳細を示す。なお、その他の点については第1実施形態と同様の構成が採用されているため、共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、スクロール体30の第2接合部33の内周面33A、及び第2接合部33の端面33Eには、スクロール体30の他の面よりも表面粗さが大きくなるように粗面加工が施された粗面部33Sが設けられている。ベース体50のフランジ部53の外周面53A、及びフランジ部53の端面53Eには、他の面よりも表面粗さが大きくなるように粗面加工が施された粗面部53Sが設けられている。なお、粗面加工としては例えばショットピーニングを採用することができる。
内周面33Aの粗面部33Sは、端面33Eからスクロール通路61側に向けて所定の距離LCを隔てた位置までにわたり設けられている。端面33Eの粗面部33Sは、端面33Eの全体にわたり設けられている。外周面53Aの粗面部53Sは、端面53Eからフランジ部53の中心側に向けて所定の距離LDを隔てた位置までにわたり設けられている。端面53Eの粗面部53Sは、その全体にわたり設けられている。
距離LCは、内側フィレット71の内側角部Cの頂点CXから第1端部71Cまでの長さに対応して形成されている。距離LDは、内側角部Cの頂点CXから内側フィレット71の第2端部71Dまでの長さに対応して形成されている。
本実施形態によれば第1実施形態の(1)の効果、すなわちスクロール体30及びベース体50を互いに接合する構造を採用したうえで、排気通路60において気体の流れに乱れが生じることを抑制する旨の効果、並びに同実施形態の(2)及び(4)〜(9)の効果に加えて以下に示す効果が得られる。
(10)本実施形態のタービンハウジング11では、スクロール体30に粗面部33Sを、またベース体50に粗面部53Sを形成している。これにより、ろうのぬれ性が増大するため、スクロール体30及びベース体50をより確実に接合することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記各実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示す態様をもって実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記第1実施形態では、第1規制部33D及び第2規制部53Dとして段差を形成したが、接合ろう70の流れを規制するものであれば、規制部の構成はこれに限られない。例えば、第1規制部33D及び第2規制部53Dの少なくとも一方の段差に代えて、溝または壁を形成することもできる。
・上記第1実施形態では、フィレット71の距離LAXと距離LBXとが実質的に同じ大きさとなるように第1規制部33D及び第2規制部53Dの位置を設定したが、各規制部の形成位置を次のように変更することもできる。すなわち、距離LAXが距離LBXよりも小さくなるように第1規制部33D及び第2規制部53Dを形成することもできる。または、距離LAXが距離LBXよりも大きくなるように第1規制部33D及び第2規制部53Dを形成することもできる。
・上記第1実施形態では、フィレット71の高さHAと高さHBとが実質的に同じ大きさとなるように第1規制部33D及び第2規制部53Dの段差を形成したが、各規制部の高さを次のように変更することもできる。すなわち、高さHAが高さHBよりも小さくなるように第1規制部33D及び第2規制部53Dを形成することもできる。または、高さHAが高さHBよりも大きくなるように第1規制部33D及び第2規制部53Dを形成することもできる。
・上記第1実施形態では、スクロール体30のベース体第2接合部33に規制部33Dを、ベース体50のフランジ部53に規制部53Dを形成したが、一方または両方の規制部を省略することもできる。
・上記各実施形態では、スクロール体30及びベース体50を嵌め合わせるときに、正方向歪み部位X1と正方向歪み部位Y1とを周方向において対応させることにより、スクロール体30及びベース体50に大きな隙間が形成されることを抑制するようにしたが、このように隙間の形成を抑制するための組み付け態様は各実施形態の内容に限られるものではない。例えば、図8に示されるスクロール体30の歪み量の曲線とベース体50の歪み量の曲線との間にある面積の合計が最小となるスクロール体30及びベース体50の周方向の位相を予め把握し、各構造体を嵌め合わせるときの位相を同予め把握した位相に設定することによりスクロール体30及びベース体50の隙間を小さくすることもできる。
・上記各実施形態では、タービンハウジング11の組み立て手順として、スクロール体30及びベース体50をろう付けにより接合した後にスクロール体30及びベース体50に入口フランジ21及び出口フランジ22をろう付けにより接合する手順を採用したが、組み立て手順はこれに限られるものではない。例えば、スクロール体30、ベース体50、入口フランジ21及び出口フランジ22の接合を一度に行うこともできる。
・上記各実施形態では、図6に示される形状の内側角部Cに内側フィレット71を形成したが、これとは異なる形状の角部に対して内側フィレットを形成することもできる。例えば、図10に示されるように、スクロール体30の曲面とベース体50の曲面とが互いに隣り合う態様でスクロール体30及びベース体50が接合され、各曲面により内側角部Cが形成される場合には、内側角部Cに内側フィレット71を形成することもできる。
・上記各実施形態では、スクロール体30、ベース体50、入口フランジ21及び出口フランジ22の接合をろう付けにより行うようにしたが、少なくともスクロール体30の第2接合部33とベース体50のフランジ部53との接合部がろう付けであれば、他の接合部がろう付け以外のものでも上記第1実施形態の(1)〜(3)及び(5)及び(6)及び(8)及び(9)の効果を奏することができる。
・上記各実施形態では、案内部として内側フィレット71を形成したが、案内部の構成はこれに限られるものではない。例えば、図11に示されるように、スクロール体30の内周面33Aに沿う排気の流れの方向をフランジ部53の外周面53Aに沿う方向に変化させる形状を有し、且つスクロール体30及びベース体50とは各別に形成された案内部74を内側角部Cに接合することもできる。案内部74とスクロール体30及びフランジ部53との接合方法としては、例えばろう付けにより接合するもの、または案内部74自身を溶融して接合するものが挙げられる。
・上記各実施形態では、タービンハウジング11の構成として、各別に形成されたスクロール体30、ベース体50、入口フランジ21及び出口フランジ22を接合するものを採用したが、タービンハウジング11の構成はこれに限られるものではない。例えば、上記の各別に形成された各構造体の少なくとも1つをさらに複数の構造体に分割して形成することもできる。また、上記各構造体の少なくとも2つを単一の構造体として形成することもできる。
・上記各実施形態では、スクロール体30及びベース体50として板金製のものを採用したが、これら構造体の少なくとも1つを鋳造製または樹脂製のものに変更することもできる。
・上記各実施形態では、タービンハウジング11及びコンプレッサハウジング12のうち前者にのみ本発明を適用したが、各ハウジングに対して本発明を適用することもできる。また、コンプレッサハウジング12に対してのみ本発明を適用することもできる。
1…ターボチャージャ、11…タービンハウジング(ホイールハウジング)、12…コンプレッサハウジング、13…センタハウジング、21…入口フランジ、21A…内周面、22…出口フランジ、22A…内周面、30…スクロール体(第1構造体)、31…円筒部、32…通路部、33…第2接合部、33A…内周面、33B…上段面、33C…下段面、33D…第1規制部、33E…端面、33S…粗面部、34…第1接合部、34A…内周面、35…開口部、36…入口側接合部、36A…外周面、50…ベース体(第2構造体)、51…円筒部、51A…外周面、51B…基端部、51C…先端部、52…収納部、52A…ホイール室、52B…連通部、52C…頂面、53…フランジ部、53A…外周面、53B…上段面、53C…下段面、53D…第2規制部、53E…端面、53S…粗面部、60…排気通路、61…スクロール通路、62…出口通路、70…接合ろう、71…内側フィレット、71A…第1端部、71B…第2端部、72…外側フィレット、73…充填部、74…案内部、81…タービンホイール、82…コンプレッサホイール、83…ロータシャフト、C…内側角部、D…外側角部。

Claims (7)

  1. 各別に形成された第1構造体及び第2構造体が互いに接合されるものであり、第1構造体と第2構造体との間にガス通路が形成されるターボチャージャのホイールハウジングにおいて、
    前記第1構造体と前記第2構造体との接合部には、前記ガス通路に面する前記第1構造体の面Aと前記ガス通路に面する前記第2構造体の面Bとにより角部が形成され、
    この角部には、前記第1構造体の面Aに沿うガスの流れの方向を前記第2構造体の面Bに沿う方向に変化させる形状の案内部が設けられ
    前記第1構造体及び前記第2構造体は、ろう付けにより互いに接合されるものであり、
    前記案内部は、ろう付けにより形成されるフィレットである
    ことを特徴とするターボチャージャのホイールハウジング。
  2. 請求項1に記載のターボチャージャのホイールハウジングにおいて、
    前記第1構造体の面Aには、前記フィレットを形成するろうの流れを規制する第1規制部が設けられ、
    前記第2構造体の面Bには、前記フィレットを形成するろうの流れを規制する第2規制部が設けられる
    ことを特徴とするターボチャージャのホイールハウジング。
  3. 請求項1または2に記載されるターボチャージャのホイールハウジングにおいて、
    前記第1構造体は、プレス成形された板金製のものであり、且つスクロール形状の部位を含むスクロール体であり、
    前記第2構造体は、フランジ部を含むベース体であり、
    前記ガス通路は、前記スクロール形状の部位と前記フランジ部との間に形成されるものである
    ことを特徴とするターボチャージャのホイールハウジング。
  4. 請求項3に記載のターボチャージャのホイールハウジングにおいて、
    前記第1構造体は、プレス成形にともない生じた残留応力の開放により他の部位と比べて相対的に大きな歪みの生じた部位Aを含むものであり、
    前記第2構造体は、プレス成形にともない生じた残留応力の開放により他の部位と比べて相対的に大きな歪みの生じた部位Bを含むものであり、
    残留応力の開放にともなう前記第2構造体の部位Bの変形方向は、残留応力の開放にともなう前記第1構造体の部位Aの変形方向と同じものであり、
    当該ホイールハウジングは、前記第1構造体の部位Aと前記第2構造体の部位Bとが対応する位相にある状態でこれら構造体が互いに接合されたものである
    ことを特徴とするターボチャージャのホイールハウジング。
  5. ターボチャージャのタービンハウジングにおいて、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のホイールハウジングとして構成される
    ことを特徴とするターボチャージャのタービンハウジング。
  6. ターボチャージャのコンプレッサハウジングにおいて、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のホイールハウジングとして構成される
    ことを特徴とするターボチャージャのコンプレッサハウジング。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のホイールハウジングを含むターボチャージャ。
JP2010006779A 2010-01-15 2010-01-15 ターボチャージャ及びそのホイールハウジング Expired - Fee Related JP5012915B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006779A JP5012915B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 ターボチャージャ及びそのホイールハウジング
US13/522,125 US9234459B2 (en) 2010-01-15 2011-01-04 Turbocharger and wheel housing
CN201180006137.2A CN102834600B (zh) 2010-01-15 2011-01-04 用于涡轮增压器的叶轮壳体
EP11708078.8A EP2524128B1 (en) 2010-01-15 2011-01-04 Wheel housing for a turbocharger
PCT/IB2011/000167 WO2011086467A2 (en) 2010-01-15 2011-01-04 Turbocharger and wheel housing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006779A JP5012915B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 ターボチャージャ及びそのホイールハウジング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011144764A JP2011144764A (ja) 2011-07-28
JP5012915B2 true JP5012915B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=44304733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010006779A Expired - Fee Related JP5012915B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 ターボチャージャ及びそのホイールハウジング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9234459B2 (ja)
EP (1) EP2524128B1 (ja)
JP (1) JP5012915B2 (ja)
CN (1) CN102834600B (ja)
WO (1) WO2011086467A2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10472988B2 (en) * 2017-01-30 2019-11-12 Garrett Transportation I Inc. Sheet metal turbine housing and related turbocharger systems
US10544703B2 (en) 2017-01-30 2020-01-28 Garrett Transportation I Inc. Sheet metal turbine housing with cast core
US10494955B2 (en) 2017-01-30 2019-12-03 Garrett Transportation I Inc. Sheet metal turbine housing with containment dampers
US10436069B2 (en) * 2017-01-30 2019-10-08 Garrett Transportation I Inc. Sheet metal turbine housing with biaxial volute configuration
US10690144B2 (en) * 2017-06-27 2020-06-23 Garrett Transportation I Inc. Compressor housings and fabrication methods
JP6667488B2 (ja) * 2017-11-08 2020-03-18 アイシン高丘株式会社 タービンハウジング
US11732729B2 (en) 2021-01-26 2023-08-22 Garrett Transportation I Inc Sheet metal turbine housing

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2981516A (en) 1958-07-03 1961-04-25 Garrett Corp Turbine housing
US2981576A (en) 1958-09-02 1961-04-25 John E Robinson Combination table and footrest
JPS56148620A (en) * 1980-04-17 1981-11-18 Toyota Motor Corp Turbo charger
DE3322436A1 (de) * 1983-06-22 1985-01-03 Volkswagenwerk Ag, 3180 Wolfsburg Abgasturbolader mit einen scheibenfoermigen luftspalt aufweisender trennwand zwischen ladeluftkompressor und abgasturbine
JPS646667A (en) 1987-06-29 1989-01-11 Akihiro Kimura Electric cold insulating instrument
JP2700006B2 (ja) 1987-10-19 1998-01-19 カシオ計算機株式会社 液晶表示素子
JP2676896B2 (ja) 1989-03-25 1997-11-17 アイシン精機株式会社 ロータの製造方法
DE29909018U1 (de) 1999-05-26 2000-09-28 Heinrich Gillet GmbH & Co. KG, 67480 Edenkoben Turbinengehäuse für Abgasturbolader
JP3597758B2 (ja) * 2000-04-19 2004-12-08 アイシン高丘株式会社 過給機のタービンハウジング
EP1245789B1 (de) 2001-03-30 2005-12-07 ABB Turbo Systems AG Abgasturbolader
EP1422399B1 (en) 2001-08-03 2012-08-01 Akita Fine Blanking Co., Ltd. Variable blade manufacturing method in vgs type turbo charger
JP3534728B2 (ja) 2001-10-19 2004-06-07 三菱重工業株式会社 ラジアルタービンのスクロール構造
JP2006207526A (ja) 2005-01-31 2006-08-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 可変容量型排気ターボ過給機及び可変ノズル機構構成部材の製造方法
JP4692820B2 (ja) * 2005-08-11 2011-06-01 株式会社Ihi 電動機付過給機
JP4634319B2 (ja) 2006-02-23 2011-02-16 アイシン高丘株式会社 タービンハウジング
US20070199977A1 (en) 2006-02-28 2007-08-30 Michael Pollard Turbocharger turbine and shaft assembly
JP4735455B2 (ja) * 2006-07-13 2011-07-27 株式会社Ihi 過給機
JP4847842B2 (ja) 2006-10-25 2011-12-28 アイシン高丘株式会社 タービンハウジング
JP2008208732A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Ihi Corp ターボチャージャの軸受ハウジング構造
JP2009008013A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Ihi Corp 過給機
DE102008008856A1 (de) * 2008-02-13 2009-08-20 Daimler Ag Turbinengehäuse und Verfahren zum Herstellen eines Turbinengehäuses
JP5088493B2 (ja) * 2008-03-31 2012-12-05 株式会社Ihi シール部構造及び過給機
JP4983693B2 (ja) * 2008-03-31 2012-07-25 株式会社Ihi 過給機
JP4858489B2 (ja) 2008-05-20 2012-01-18 トヨタ自動車株式会社 過給装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102834600A (zh) 2012-12-19
EP2524128B1 (en) 2015-12-30
JP2011144764A (ja) 2011-07-28
US20120294712A1 (en) 2012-11-22
US9234459B2 (en) 2016-01-12
WO2011086467A3 (en) 2011-11-17
WO2011086467A2 (en) 2011-07-21
CN102834600B (zh) 2015-02-25
EP2524128A2 (en) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5012915B2 (ja) ターボチャージャ及びそのホイールハウジング
CA2715596C (en) Fabricated static vane ring
JP4905565B2 (ja) ターボチャージャおよびそのホイールハウジング
EP2508731B1 (en) Sheet metal turbine housing
US8469661B2 (en) Fabricated gas turbine vane ring
US9194258B2 (en) Gas turbine engine case bosses
JPWO2013065154A1 (ja) タービンハウジング及び排気タービン過給機
EP3276144B1 (en) Turbine housing
JP6097070B2 (ja) 排気ガス排気システム
US20150037146A1 (en) Turbocharger
US20190153897A1 (en) Gas turbine case and reinforcement strut for same
JP2016075230A (ja) 静翼構造及びこれを用いたターボファンエンジン
JP6259520B2 (ja) タービンケーシング、タービン、タービンケーシングを鋳造するための中子、及びタービンケーシングの製造方法
JP2017089450A (ja) タービンハウジング
JP2017089450A5 (ja)
JP6244351B2 (ja) 調節ロッド
US20030205047A1 (en) Turbine casing for an exhaust turbocharger made by casting
CN104937216A (zh) 包括具有嵌装加强结构的内平台的用于引导流经涡轮机的流动的固定扩散器叶片组件及相关涡轮机和制造方法
JP2011179370A (ja) ターボチャージャおよびそのホイールハウジング
JP6449673B2 (ja) タービンハウジング
JP5088196B2 (ja) タービンノズルセグメント
US20180038244A1 (en) Liner element for a turbine intermediate case
WO2001094755A1 (en) Turbine casing for an exhaust turbocharger made by casting
JP5518232B2 (ja) 板金タービンハウジング
JP2016156279A (ja) タービンハウジング

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5012915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees